JP2727561B2 - 温度制御装置の保護装置 - Google Patents

温度制御装置の保護装置

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JP2727561B2 JP63103227A JP10322788A JP2727561B2 JP 2727561 B2 JP2727561 B2 JP 2727561B2 JP 63103227 A JP63103227 A JP 63103227A JP 10322788 A JP10322788 A JP 10322788A JP 2727561 B2 JP2727561 B2 JP 2727561B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえば、電子複写機の定着装置等の加熱
装置の温度制御装置に関し、特に、加熱装置の過熱を防
止する保護装置に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、電子複写機の定着装置においては、加熱ヒ
ータを内蔵した加熱ロールと加圧ロールが設けられてお
り、この加熱ロールと加圧ロールの間に用紙を通し、加
熱,加圧することにより転写画像を定着している。この
ような熱定着装置の定着工程においては、加熱ロールの
表面温度は、温度制御装置により、190〜200℃程度に制
御される。
第2図に示すように、この温度制御装置9は、加熱ロ
ール1の表面に設けた温度センサ6,温度制御回路が設け
られた電気回路基板7,ソリッドステートリレー8等から
構成されている。ソリッドステートリレー8は、加熱ロ
ール1の加熱ヒータ2及び交流電源3の電流通路に対し
て直列に接続されており、温度センサ6により検出され
た加熱ロール1の表面温度に応じて電気回路基板7によ
りソリッドステートリレー8のオンオフ制御して加熱ロ
ール1の温度制御を行っている。更に、安全装置4が設
けられ、温度制御装置9が故障したときに、加熱ロール
1が異常高温にならないようにしている。
この安全装置4は、第2図に示すように加熱ロール1
の近傍に設けられ、加熱ロール1からの輻射熱及び対流
熱によって作動するサーモスタットや温度ヒューズ等を
加熱ロール1の加熱ヒータ2の電流通路に直列に接続し
た構成となっている。そして、温度制御装置9が何等か
の原因で正常に動作しなくなり、加熱ロール1の温度が
異常に高くなろうとするときに、その輻射熱及び対流熱
の増加を検出して、加熱ヒータ2の電流通路を遮断し、
過熱を防止するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の安全装置4においては、サーモススタット
や温度ヒューズに、加熱ヒータ2に流れる大電流がその
まま流れる。この大電流のため、安全装置4等で発熱す
る。したがって、安全装置4等における発熱による温度
上昇分を考慮して安全装置4の作動温度を設定する必要
があり、実際の制御温度以上の温度に安全装置4の作動
温度を設定する必要があった。
しかも、安全装置4や他の配線との接続部で発熱する
発熱量及びこれによる温度上昇は、電気抵抗値,電流
値,通電時間及び熱容量等の変化によって大きく影響さ
れ不安定である。このため、安全装置4の誤動作を引き
起こすおそれがあり、温度制御装置9に対する安全装置
としての機能を確実に果たすことができないという問題
があった。
たとえば、本来加熱ロール1の温度がT℃になったと
きに安全装置4を作動させたい場合、設定温度をT℃に
したのでは安全装置4等での発熱による温度上昇分ΔT
のために、加熱ロール1の温度がT℃になる前にすなわ
ち、(T−ΔT)℃で安全装置4が作動してしまう。こ
のため、安全装置4等の温度上昇分ΔTを考慮して安全
装置4の作動温度を高めの(T+ΔT)℃に設定し、加
熱ロール1の温度がT℃になったときに安全装置4を作
動させるようにしている。ところが、この安全装置4等
による温度上昇分ΔTは上述のように不安定であり、場
合によっては安全装置4等における温度上昇があまりな
いことがある。このような場合、加熱ロール1の温度が
(T+ΔT)℃になるまで安全装置4が作動しないこと
になり、加熱ロール1の温度が上限を越え、加熱ヒータ
2自体が損傷するばかりでなく、他の部材に対しても損
傷を与えるという問題があった。
本発明は、上述の問題点を解決するために案出された
ものであって、安全装置等における発熱を防止して、安
全装置の誤動作を防止することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の温度制御装置の保護装置は、前記目的を達成
するため、温度制御される発熱体の電流通路に、前記発
熱体の温度が設定温度以上となったときに、発熱体から
の熱を受けて開回路となる安全装置を直列に接続すると
共に、この安全回路に並列に分流回路を接続し、この分
流回路に、前記発熱体に流れる電流から前記安全装置に
流れる電流を差し引いた大きさの電流では開回路とはな
らないが、前記発熱体に流れる電流では開回路となる特
性を持たせたことを特徴とする。
また、前記分流回路としては、ヒューズを使用するこ
とができる。
〔作用〕
通常状態にあっては、発熱体に流れる電流は、安全装
置と分流回路に分かれて流れる。したがって、安全装置
に流れる電流は発熱体に流れる電流より小さなものとな
り、安全装置等における発熱量が減少する。これによ
り、安全装置における温度上昇は小さなものとなり、安
全装置が作動する温度を正確に設定することができる。
また、たとえば、温度制御装置が故障して発熱体の温
度が設定温度以上になろうとしたときには、安全装置が
作動して発熱体の電流通路は開回路になる。また、安全
装置の作動と連動して分流回路の電流通路も開回路とな
るので、発熱体に流れる電流は完全に零となり、発熱体
の温度がそれ以上上昇するのが防止される。
たとえば、分流回路としてヒューズを使用した場合、
安全装置の作動によりヒューズに過大な電流が流れ込ん
でヒューズが溶断し、発熱体に流れる電流が完全に阻止
される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本発明の
特徴を具体的に説明する。
第1図は、本実施例における温度制御装置の使用状態
を示す説明図である。なお、第2図に示さされる従来の
温度制御装置に対応する部材等には同一符号を付し、説
明は省略する。
本実施例は、安全装置4に並列にヒューズ5を接続し
ている点が第2図に示す従来例と異なっている。
基本的には従来例と同様に、温度センサ6により検出
された加熱ロール1の表面温度に応じて電気回路基板7
によりソリッドステートリレー8のオンオフを制御して
発熱体としての加熱ヒータ2に流れる電流を制御して加
熱ロール1の温度制御を行い、加熱ロール1の表面温度
が190〜200℃程度となるように温度制御している。
また、温度制御装置9の故障等により、加熱ロール1
が異常高温となったときは、安全装置4により加熱ヒー
タ2への電流を遮断し、過熱を防止している。
ここで本実施例においては、安全装置4に並列にヒュ
ーズ5を有する分流回路10を接続している。
いま、分流回路10のヒューズ5における溶断電流IMAX
は、加熱ヒータ2に流れる電流をIT、安全装置4に流れ
る電流をIAとすると、 IT−IA<IMAX<IT で設定される。
なお、ヒューズ5に流れる電流をIBとすると、 IA+IB=IT である。
すなわち、安全装置4に流れる電流IAは、加熱ヒータ
2に流れる電流ITよりも小さくなり、したがって、安全
装置4における発熱を抑制することができる。すなわ
ち、安全装置4における発熱量は電流の自乗で影響を受
けるので、電流を少し減少させることによって、発熱量
を大幅に低減することができる。
したがって、安全装置4の作動温度を設定するとき
に、安全装置4自体及び接続部における発熱の影響を受
けることがなく、正確に安全装置4の作動温度が設定で
きる。また、環境の変化或いは安全装置4自体の経時変
化等の影響を受けにくくなる。
また、温度制御装置9が故障して加熱ロール1が異常
高温となったときには、安全装置4が作動し安全装置4
に流れる電流IAは0となる。したがって、加熱ヒータ2
に流れる電流ITは全てヒューズ5に流れ込む。ヒューズ
5を流れる電流はITとなり溶断電流IMAXより大きくなる
ため、ヒューズ5も溶断し、加熱ヒータ2の電流通路は
完全に遮断され、加熱ロール1の異常過熱が防止され
る。なお、加熱ヒータ2がタングステンランプ等である
場合は、通電開始時に定格電流の約10倍の突入電流が流
れるので、これを考慮してヒューズ5安全装置4の定格
を決める必要がある。
なお、分流回路10を複数個設け、安全装置4の作動と
連動して全ての分流回路10を遮断するようにしてもよ
い。このように分流回路10を複数個設けた場合、安全装
置4へ流れる電流がより減少するので安全装置4におけ
る発熱を一層抑えることができる。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明によれば、発熱体に流れ
る電流は分流されて安全装置に流れる。したがって、安
全装置における発熱が大幅に減少し、安全装置の作動温
度の設定を正確に行うことができる。したがって、発熱
体が異常高温になろうとしたとき、早めにすなわち温度
が余り高くならないうちに発熱体への電流供給を停止す
ることができ、他の部品に損傷を与えることもなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の温度制御装置の使用態様を示す
説明図、第2図は従来の温度制御装置の使用態様を示す
説明図である。 1:加熱ロール、2:加熱ヒータ 3:交流電源、4:安全装置 5:ヒューズ、6:温度センサ 7:電気回路基板 8:ソリッドステートリレー 9:温度制御装置、10:分流回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度制御される発熱体の電流通路に、前記
    発熱体の温度が設定温度以上となったときに、発熱体か
    らの熱を受けて開回路となる安全装置を直列に接続する
    と共に、この安全回路に並列に分流回路を接続し、この
    分流回路に、前記発熱体に流れる電流から前記安全装置
    に流れる電流を差し引いた大きさの電流では開回路とは
    ならないが、前記発熱体に流れる電流では開回路となる
    特性を持たせたことを特徴とする温度制御装置の保護装
    置。
  2. 【請求項2】前記分流回路は、ヒューズであることを特
    徴とする請求項1記載の温度制御装置の保護装置。
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JPS5028647A (ja) * 1973-07-20 1975-03-24

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