JP2727080B2 - 記録紙処理装置 - Google Patents

記録紙処理装置

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JP2727080B2
JP2727080B2 JP63092481A JP9248188A JP2727080B2 JP 2727080 B2 JP2727080 B2 JP 2727080B2 JP 63092481 A JP63092481 A JP 63092481A JP 9248188 A JP9248188 A JP 9248188A JP 2727080 B2 JP2727080 B2 JP 2727080B2
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威 村松
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は複写装置等の記録装置と組合わせて使用する
のに適した記録紙処理装置に関する。
【発明の背景】
複写装置等の記録装置による記録物で会議用資料や頒
布用資料等を作る場合は、記録後に記録物を揃えたり、
折り畳んだり、穴あけしたりあるいは綴じたりする必要
があり、これらの処理を自動化してトータルコピー作業
の能率向上を図ることが考えられている。このような目
的を達成するため複写物の仕分けをするソーターや自動
パンチ装置あるいは自動紙折り機、更には自動丁合機、
又はこれらの組合わせ機能を有する処理装置が提案され
ている(たとえば特開昭61-94180号公報、特開昭61-846
62号公報、電化写真学会誌第24巻、第3号(1985)第18
8頁〜第194頁)。 ところで一連の記録物は通常ステープルで綴じたり、
ファイルに綴じたりして利用、保管されることが多い
が、従来記録物の処理をするのにパンチによる穴あけと
ステープルによる綴じ止めが同時にできるような処理装
置は提案されていなかった。 そこで本発明者らは特願昭62-12201の記録紙処理装置
において、外部から1枚ずつ供給される一組の記録紙を
供給順に重ねて保持する中間保持部と、該中間保持部に
保持された一組の記録紙をその保持位置で選択的にパン
チ処理または綴じ止め処理する処理ユニットと、処理済
みの記録紙を収納する収納部と、処理前の記録紙を前記
中間保持部へ搬送する第1の搬送手段及び処理後の記録
紙を前記収納部へ搬送する第2の搬送手段とからなる記
録紙処理装置を提案した。この処理装置を電子写真複写
装置などの記録装置と組み合わせて用いれば、一組の記
録物が自動的にパンチされたり綴じ止めされるので会議
用資料や頒布用資料などを作る上で便利である。 この種の処理装置においてパンチ処理にはモータ駆動
のパンチ機を用いるが、パンチ処理時にパンチ機のパン
チピンに加わる負荷は相当大きく、記録物の枚数が多く
なって厚くなると負荷は益々大きくなり、それに対応さ
せてモータの容量を大きくしておかなければならない。 上記の理由から本発明者らは特願昭62-131608号発明
願「記録紙処理装置」において、記録紙のパンチ作業お
よび綴じ止め作業を自動化する記録紙処理装置のパンチ
機駆動用モータの容量を小さくすることを目的とし、こ
の目的を達成するために、パンチ処理を行うパンチ機の
複数のパンチピンの上下動の位相をずらすように構成し
た記録紙処理装置を提案した。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上記したような処理装置内でパンチ処理お
よび/または綴じ止め処理などの処理を終えた記録紙を
排紙トレイに排紙する際、記録紙排紙方向の延長上の位
置に排紙トレイを設けると記録紙が排紙トレイ上に重ね
られていくときに、前の記録紙が次の記録紙の進行を妨
げる如く作用して記録紙が途中の位置でとまってしまう
場合や所定位置からずれてしまう場合があった。また、
記録紙を綴じ止めしたステープルの凸状態に僅かに突出
した部分が次の記録紙の前端に引っ掛かり該記録紙を所
定位置からずらしたりするというような欠点を有するも
のであった。
【問題点を解決するための手段】
本発明は上記した欠点を解消するためになされたもの
であって、記録紙の穴をあけるパンチ作業および綴じ止
め作業を自動化する記録紙処理装置において、パンチ処
理および/または綴じ止め処理などの処理を終えた記録
紙の排紙トレイへの排紙に際して記録紙が排紙の順に整
然と積重ねられて載置されるようにすることを目的とす
るものである。 上記目的は、複写終了後の記録紙を排出するに際し
て、供給順に中間皿に重ねて排出保持し、所定枚数排出
された後、積重した状態でパンチ処理および/または綴
じ止め処理したのち、排紙トレイに排出する記録紙処理
装置において、前記中間皿において記録紙の先端揃えを
行い、この先端縁の近傍に前記パンチ処理および/また
は綴じ止め処理をした後、前記記録紙の先端側を、搬送
部材によって搬送される進行方向に設けた案内部材に衝
突させ、先端側縁に案内部材に沿って持ち上げ、この記
録紙の後端側縁を下にして排紙トレイに落下するように
するとともにこの排紙トレイに落下する記録紙の衝撃を
緩和する制動部材を排紙トレイにに配置したことを特徴
とする記録紙処理装置によって達成される。
【実施例】
以上本発明を図面に基づいて説明する。 次に例示する処理装置は複写装置と組み合わせて使用
する複写紙処理装置であり、第1図に示すように、複写
紙処理装置1は複写装置2と破線Eの位置で結合されて
使用される。 本発明の対象である複写紙処理装置1の説明に先立ち
複写装置2について簡単に説明する。 本発明が適用可能な複写紙処理装置は複数枚から成る
複写原稿(たとえば書籍の第1頁から第5頁までの5
枚)を複写して少なくとも1部の複写物を得、それにパ
ンチをしたり、綴じ止めたりするためのものであるか
ら、複写装置としては複数枚の複写原稿を順次に繰返し
複写する機能を備えていることが必要であり、そのため
の装置として循環式自動原稿給送装置(以下RDH装置と
いう)が用いられる。 第1図からわかるように、複写装置2は上部にRDH装
置3を装備し、このRDH装置3により1枚ずつ給送され
る複写原稿を通常の電子写真プロセスにより複写するよ
うに構成されている。複写装置2およびRDH装置3の一
般的な構造および機能はすでに知られているので簡単に
説明する。 RDH装置3は複写装置2の上面に設けられたプラテン
ガラス10の上に装備される。原稿載置板11上に複写しよ
うとする複数枚の原稿Dを上向きにして上から1頁目、
2頁目、…の順に重ねて載置する。原稿Dが原稿載置板
11上に載置されたことが原稿載置センサRS1により検知
される。ここで複写装置2の操作パネルに設けられた複
写ボタンが押されると、RDH装置3の後端規制板12が前
進して原稿D全体が前方(図の右方向)に押し出される
と共に前方通路上にあるゲート13が上昇する。原稿Dが
ゲート13を通過してやや進んだところで原稿先端検知セ
ンサRS2により原稿の先端が検知されると後端規制板12
が停止し、ゲート13が下降し、後端規制板12は後退す
る。 ここで複写装置2から所定のタイミングで原稿給送信
号が出力されると、半月形の送出しローラ14が1回転す
ると共に重送防止ローラ15が回転して最下位の原稿が1
枚だけ送り出される。送り出された原稿はガイド板16に
沿って前進し、送りローラ17によって送られ、タイミン
グセンサRS3で先端検知され、搬送ベルト18により引継
がれて所定速度で複写装置2のプラテンガラス10上を移
動する。プラテンガラス10の下には原稿照明用のランプ
と反射ミラーなどから成る光学系19が設けられており、
原稿はこの光学系19により移動しながら露光される。タ
イミングセンサRS3による原稿先端検知信号が複写装置
2に送られると複写装置2の内では転写紙の給送がスタ
ートする。露光を終えた原稿は排紙センサRS4で検知さ
れ、もう一つの搬送ベルト20により搬送され、原稿載置
板11上に載置されている残りの原稿の上に載る。原稿の
最終的な排出は循環排紙センサRS5により検知される。
原稿給送中のジャムは、タイミングセンサRS3および排
紙センサRS4の検知タイミングによって知ることができ
る。 2枚目の原稿の送り出しは1枚目の原稿の後端がタイ
ミングセンサRS3により検知されたとき開始する。 以下同様にして3枚目、4枚目、…と全部の原稿につ
いて複写装置の光学系による露光が終了すると、原稿先
端検知センサRS2により原稿枚数0枚が確認され、こう
して複写物1部分の原稿給送が終了する。 いま同じ複写物を複数部(たとえば5部)作る場合に
は、再び原稿の最終頁目から順次自動給送し順次1頁ま
での露光を行う。この原稿給送動作を必要部数分だけ繰
り返す。 RDH装置3の上記動作と同期して複写装置2内では次
のような電子写真プロセスが行われる。 複写装置2のプラテンガラス10上を定速度で通過する
原稿が光学系19により露光されると、原稿からの反射光
はミラー20、レンズ21、ミラー22を介して感光体23上に
投射される。感光体23の表面は帯電装置24によって一様
に帯電されているので、原稿からの反射光が投射される
と静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置25により
現像されて可視像とされ、原稿の自動給送動作に同期し
て給紙カセット26,27,28のうち一つから給紙された転写
紙P上に転写装置29により転写される。 可視像が転写された転写紙は分離装置によって感光体
23から分離され、搬送ベルト30により搬送され、定着装
置31で定着され、排紙ローラ32により装置から排出され
る。33は転写紙分離後の感光体23の表面上に残存するト
ナーを除去するクリーニング装置である。 複写装置としては片面原稿から片面複写を行う最も簡
単な型式のものを例示したが、本発明の記録紙処理装置
は、この型式の複写装置に限らず、片面原稿から両面複
写、両面原稿から片面複写または両面複写を行う型式の
複写装置と組み合わせて使用することももちろん可能で
ある。これらの型式の複写を行うためには、原稿を反転
したり、転写紙を反転する必要があり、複写装置2やRD
H装置3にそのための機構が必要であるが、これらの機
構はすでに知られているし、本発明の要旨ではないので
ここでは説明を省略する。 本発明に係る複写紙処理装置1は、第1図に示すよう
に、複写装置2により複写され同装置から排出される複
写物Fをパンチしたり綴じ止めしたりせずにそのまま排
紙皿40に排出する搬送ローラ41と、パンチしたり綴じ止
めしたりするために経路切換ゲート42を切換えて複写物
Fをスタッカーと呼ばれる中間皿43に搬送する搬送ロー
ラ44と、スタッカー43に収納された1部相当の複写物F
にパンチで穴あけしたり一つに綴じ止めする処理ユニッ
ト45と、パンチや綴じ止めなどの処理をした複写物Fを
排紙搬送手段49に搬送する搬送ローラ47,48と、排紙搬
送手段49により搬送される記録紙の進行方向を切換える
案内部材35と、最終的に排出されてきた記録紙を順次積
重ねて載置する排紙トレイ46とから構成されている。な
お、図中、一点鎖線は、処理済記録紙の排紙搬送経路を
示す。 処理ユニット45は一つのパンチ機とその両側に配置さ
れた二つの綴じ止め機(いわゆるステープラーと呼ばれ
てているもの)とから成り、この処理ユニット45は独立
して装置の手前(第1図において紙面に垂直手前)に引
き出せるようになっている。これはパンチ機によるパン
チ処理の結果出るパンチかすの処分、綴じ止め機の綴じ
金(いわゆるステープル)の装填または補充、あるいは
詰まった綴じ金の除去を容易にするためである。 排紙トレイ46に載置される処理を終えた複写物Fは所
定部数の複写を終えた後、取り除かれるようになってい
る。 次に本発明に係る処理ユニットを採用した複写紙処理
装置の構造について詳細に説明する。 第2図は複写紙処理装置の要部の斜視図を示してお
り、ローラ41a,41b,41c,41dは他の図示しないローラと
共に搬送ローラ41を構成しており、経路切換ゲート42は
ソレノイドSD1により駆動され、ソレノイドSD1が励磁さ
れないとき複写物を排紙皿40に搬送する第1の位置をと
り、ソレノイドSD1が励磁されたとき複写物をスタッカ
ー43に搬送する第2の位置をとる。ローラ44a,44bは搬
送ローラ44を構成している。 スタッカー43は、傾斜板43aと、その上面に相互の間
隔が調整できるように摺動可能に設けられた一対の側板
43b1および43b2と、傾斜板43aの直下に前後進可能に設
けられたストッパー43cとから成る。 傾斜板43aは第3図(但し第3図は傾斜板を裏側から
見た状態で示している)に示すように、前端近くに複数
の開口431a,431b,431cが形成され、中央部近くに二つの
スロット432aおよび432bが横方向に伸びるように形成さ
れ、後部近くに送風用の穴433が形成されている。 傾斜板43aの裏側には支持板434によりモータM4が取り
付けられ、このモータ(側板間隔調整モータ)M4の回転
軸ギヤ435が固定されている。一方、このギヤ435には片
側にギヤの付いた二つの摺動部材436a,436bが噛合して
平行に配置されており、各摺動部材は金具437,438によ
り傾斜板43aの表側の側板43b1,43b2にそれぞれ固定され
ると共に、各摺動部材の表側には長手方向に突条が形成
されていて、この突条がそれぞれスロット432a,432bと
緩く係合している。一方のスロット432aの端部近くには
側板43b1,43b2の基準位置(ホームポジション)を検出
するための光学センサ(側板ホームポジションセンサ)
PS4が設けられており、金具437の立上り片437aによる遮
光を検出してホームポジションを検出するようになって
いる。このような構成にすれば側板間隔調整モータM4
諸定量だけ正転または逆転するとそれに応じて摺動部材
436a,436bが所定長だけ実線矢印または破線矢印方向に
移動し、その結果側板43b1および43b2が互いに離れた側
板間隔を広げるかまたは接近して側板間隔を狭める。 また第2図に示したように、傾斜板43aの裏側で送風
用の穴433の近くには送風用ファンを駆動するためのモ
ータM8とダクト439とが取り付けられている。 次にストッパー43cについて説明する。 ストッパー43cは、第4図に示すように、指状に前方
に伸びる複数の突片440と先端が上向きに折れ曲がって
直立片441aをなす二つの突片441と中央部に幅広の突片4
42とを有する板材443から成り、この板材443の左右両側
はピン444が伸びている。このピン444は板材443の左右
両側に装置のフレームなどに固定して設けられた樹脂製
のガイド445(左側のガイドのみ示されている)の側面
に設けられた溝445aと係合している。また板材443の中
央部には後方に伸びる駆動棒446が取り付けられていて
い、駆動棒446の長手方向片側に形成された歯446aがピ
ニオン447と噛合している。ピニオン447はモータ(スト
ッパー駆動モータ)M7により正転または逆転され、それ
に応じて駆動棒446がコロ448とガイド棒449とに案内さ
れて矢印方向に直進運動すると、板材443はその両側の
ピン444がガイド445の溝445aで案内されて白矢印の方向
に前後進する。 ストッパー43cはその板材443の突片440,441,442が傾
斜板43aの開口431a,431b,431cのそれぞれに対応する位
置にあって、板材443が前進したとき各開口431a,431b,4
31cを通って傾斜板43aの上に突き出るような位置関係に
配置されている。板材443の前進位置において複数個の
突片のうち二つの突片441は開口431bからからそれぞれ
傾斜板43aの上に突き出て、その直立片441aが傾斜板43a
上をすべり落ちる複写物を一定位置に停止するストッパ
ー機能を有する。 処理ユニット45は、第2図に示すように、ガイドレー
ル45aにより(図に白矢印で示す方向)引き出し可能な
フレーム45bにパンチ機とその両側に二つの綴じ止め機
(ステープラー)を配置して成り、その要部を第5図に
示す。 第5図からわかるように、フレーム45bの中央部には
パンチ機50が固定され、その両側には二つの綴じ止め機
が移動可能に設けられているが、図にはその一つだけを
60としてフレーム45bから取り外した状態で示してい
る。 パンチ機50は、モータ(パンチ駆動モータ)M6により
往復回転可能なウォームギヤ51と、ホルダー52により支
持されウォームギヤ51と噛合して回転するギヤ53と、こ
のギヤ53の両側でその回転軸に56°の角度だけずれた位
置関係で固定された三つの偏心ブロック54a,54b,54cと
この偏心ブロック54a,54b,54cにそれぞれ回転可能に結
合された揺動片55a,55b,55cとを有し、揺動片55a,55b,5
5cの下端から伸びるパンチピン56a,56b,56cをホルダー5
2と一体のピンガイド52a,52b,52cで受け、モータM6の回
転によりウォームギヤ51、ギヤ53、偏心ブロック54a,54
b,54c、揺動片55a,55b,55cを介してパンチピン56a,56b,
56cを上下動させ水平台55cと一体化されたダイ55e,55f,
55gに嵌入することによりホルダー52の一部である水平
台55cに載った紙片(複数枚の複写物)をパンチする。
パンチピン56a,56b,56cは最も上位の位置よりも多少下
位の位置で3本のピン先端がピンガイド52a,52b,52c内
にもぐり込むようにしてあるので、パンチした紙片が確
実にピンから抜ける。パンチかすは水平台55cの下側に
着脱自在に装着されたケースに収納される。 一方、処理ユニット45のフレーム45b上には、互いに
対向する長手方向側縁に歯が形成された2本の摺動部材
57,58が平行に設けられており、両摺動部材57,58の歯と
噛合するギヤ(図示せず)が設けられ、このギヤがモー
タ(綴じ止め機移動モータ)M3により正転または逆転さ
れる。摺動部材57,58の端部近くには綴じ止め機取付用
の固定板59a,59bが固定されていて、モータM3の回転に
より摺動部材57,58が矢印方向に移動すると、固定板59
a,59bはやはりフレーム45b上に設けられたガイドレール
453により案内されて左右に移動し、それに固定された
綴じ止め機60が横方向に移動する。 綴じ止め機60は、第5図に示すように、モータ(綴じ
止め機駆動モータ)M9の回転をギヤ61,62を介して偏心
クランク(図示せず)に伝え、レバー63のゆっくりとし
た直線往復運動に変える。レバー63が往復動するとV字
形レバー64が支点Aを中心に回動してレバー65を回動さ
せる。レバー65が下降すると、U字形押下げ片67を介し
てばね66が圧縮され、それにより薄板68がガイド69に沿
って押し下げられる。その結果、カートリッジ70に入れ
て充填された綴じ金からその一つが薄板68により切り離
され、さらに押圧された綴じ止め台71上に載った紙片
(複数枚の複写物)を綴じ止めする。 このような綴じ止め機60はその底面に取り付けられた
取付板72を固定板59a,59bに固定することによりフレー
ム45b上に据付けられる。 このように、処理ユニット45は中央にパンチ機50とそ
の両側に綴じ止め機60が同一のフレーム45b上に配置さ
れ、ユニット全体がハンドル454(第2図参照)により
白矢印で示す手前方向に引き出せるようになっている。
ケース55dにパンチかすがたまったり、綴じ止め機60の
綴じ金が詰まったりしたときはハンドル454を引いて処
理ユニット45を手前に引きだせば迅速に処理できる。 第6図は本発明の要部であるスタッカー43でパンチま
たは綴じ止めされた複写物を次の搬送手段へ送り出すた
めの送り機構を示す。 スタッカー43の板材443の中心部下にはU形支持板450
が取付けられており、ガイド棒449を支持すると共に、
この支持板450の側面からはピン451が水平に伸びてい
る。このピン451は屈曲レバー452の一端に形成されたス
ロット452aに係合している。屈曲レバー452の他端には
ローラユニット460の回転V形レバー461の一端にゆるく
結合されている。ローラユニット460はこの屈曲レバー4
52の中央に送り出しローラ462が回転自在に設けられ、
この送り出しローラ462は二つのローラ463および464と
それらの間に張り渡されたベルト465を介してモータM1
(複写紙搬送モータ)により回転される軸466により回
転される。つまりスタック時はストッパー43cが開口431
a,431b,431cと嵌合して突片441の直立片441aの部分で複
写物をストップさせ、処理後搬送するときストッパー43
cを後退させると共に送り出しローラ462を傾斜板43a上
に突き出して処理後の複写物を送り出すのである。 第7図はスタッカー43上に載った複数枚の複写物をパ
ンチまたは綴じ止めに先立ってパンチ部分または綴じ止
め部分の近くを押さえるための紙押さえバーとその駆動
機構を示す。 紙押さえバー80は金属製の長い棒でその下面にスポン
ジ80aが張ってあり、中央長穴部でバー81によりゆるく
摺動可能に吊り下げられている。バー81はBを支点とし
てシーソーのように揺動できるようにフレーム82に緩く
固定されており、一端でモータ(紙押さえバー駆動モー
タ)M5により回転される偏心カム83の周面と接してい
る。 モータM5が回転すると偏心カム83によりバー81の他端
が上下動されるので、パンチまたは綴じ止め作業と同期
してモータM5を回転させることにより紙押さえレバー80
の自重により綴じる前の積載された複写物を押さえるこ
とができる。 第8図は、本発明の複写紙処理装置における処理済記
録紙の排紙部を更に詳しく図示した断面図である。 上記排紙部は、排紙搬送手段49と、案内部材35と、排
紙トレイ46とから成っている。排紙搬送手段49は、排紙
搬送ローラ49aと49bとに張設した排紙搬送ベルト49cを
矢印方向に駆動させるようになっている。処理済の記録
紙Fは綴じ金(ステープル)によって綴じ止めされた側
を前端として排紙搬送ベルト49c上に載置され該ベルト
上を搬送される。排紙搬送ベルト49cの排紙端側の排紙
搬送ローラ49aは、表面が弾性体から成る排紙付勢ロー
ラ491に当接していて、記録紙Fをこの両ローラによっ
て挟持し、押し出す如く付勢する。 案内部材35は、合成樹脂などから成り記録紙搬送方向
に向かって滑らかな急上昇カーブを描くように形成され
ている。記録紙Fは、前記排紙搬送ローラ49aと排紙付
勢ローラ491とによって押出され案内部材35の先端部35a
に到達し内壁面に沿って上昇する。記録紙Fはその後端
が上記両ローラから離間すると該案内部材35の内壁面に
沿って滑落し排紙トレイ46上に載置される。 排紙トレイ46は、一対の制動部材36と、緩衝部材46a
と、ガイド部材46bとから成る。 制動部材36は、排紙トレイ46の上方に揺動可能に吊着
され、また、該制動部材36の下端にはローラ36bが装着
されている。 記録紙Fは、前記案内部材35から滑落するとこの一対
の制動部材36に追突する。記録紙Fはこの一対の制動部
材36に追突することにより、落下の速度が和らげられる
と共に、進行方向に対する曲がりも矯正される。記録紙
Fはその後、中央部が高いカイド部材46bに沿って進行
し、記録紙Fのめくれ上りを防止するための凹凸を表面
に有する緩衝部材46aに当接して停止する。 記録紙Fは案内部材35の内壁面を上昇するときにはそ
の先端部側に綴じ金(ステープル)が施されており、従
って記録紙Fが該案内部材35の内壁面を滑落するときは
綴じ金を施した側が後端となる。記録紙Fが排紙される
順に積重ねられる際、下方に位置する記録紙Fの端部な
いし綴じ金は排紙トレイ46の出口側付近にくるようにな
り、次に排紙されて落下してくる記録紙Fの先端が前記
制動部材36に追突する如く進行してくるので相互に干渉
しないようになっている。 第9図は複写紙処理装置内に設けられたモータ、セン
サ、ソレノイドの位置を示しており、以下に簡単に説明
する。 複写紙搬送モータM1…処理した複写紙をスタッカー43
から送り出すと共にトレイ46へ搬送する。 複写紙搬送モータM2…複写装置2から排出される複写
物を排紙皿40またはスタッカー43へ搬送する。 綴じ止め機モータM3…綴じ止め機60の位置を調整す
る。 側板間隔調整モータM4…スタッカー43の側板間隔を複
写紙サイズに合わせて調整する。 紙押さえバー駆動モータM5…処理作業に同期して紙押
さえバー80を上下動させる。 パンチ駆動モータM6…パンチ機60のパンチピン56a,56
b,56cを上下動させる。 ストッパー駆動モータM7…ストッパー43cの板材443を
前後進させる。 スタッカーファン駆動モータM8…スタッカー43の傾斜
板43a上に送風するファンを駆動する。 綴じ止め機駆動モータM9,M16…各綴じ止め機の綴じ金
を押圧する。 排紙搬送ローラ駆動モータM11…排紙搬送ローラ49a及
び排紙付勢ローラを駆動する。 排紙センサPS1…複写紙が排紙皿40へ排紙されたこと
を検知する。 スタッカー排紙センサPS2…複写紙がスタッカー43に
排紙されたことを検知する。 スタッカー0枚センサPS3…スタッカー43内の複写紙
の有無を検知する。 側板ホームポジションセンサPS4…側板43b1,43b2のホ
ームポジションを検知する。 ストッパーONセンサPS5…ストッパー43cが所定のスト
ップ位置に達したことを検知する。 トレイ排紙センサPS6…パンチおよび綴じ止めされた
複写紙がトレイ46に排紙されたことを検知する。 一時停止センサPS7,PS8…パンチおよび綴じ止めされ
た複写紙が傾斜板43a上を所定位置まで滑り落ちたこと
を検知する。 パンチセンサPS9…パンチ駆動モータM6が一回転した
ことを検知する。 綴じ止め機ホームポジションセンサPS10…綴じ止め機
60のホームポジションを検知する。 紙押さえバーセンサPS11…紙押さえバー駆動モータM5
のホームポジションを検知する。 綴じ止め機センサPS12,PS13…綴じ止め機駆動モータM
9,M10が一回転したことを検知する。 ストッパーOFFセンサPS14…ストッパー43cが所定の収
納位置まで引き込んだことを検知する。 ソレノイドSD1…経路切換ゲート42を切換える。 第10図は本発明による複写紙処理装置を複写装置と組
合わせて用いたときの制御回路のブロック線図である。 複写紙処理装置1の制御回路は、上述したセンサ類PS
1〜PS14と、これらのセンサ類からの信号をCPU100で処
理しうる形に変換するセンサ入力回路101と、モータ類M
1〜M10、SD1を駆動する駆動回路102から成り、複写装置
2の制御回路は、RDH装置3に設けられたセンサ類RS1
RS5と、これらのセンサ類からの信号をCPU200で処理し
うる形に変換するセンサ入力回路201と、複写装置2の
本体パネル上に操作ボタンの形で設けられた複写ボタン
202と、複写紙のサイズを選択するサイズ選択ボタン203
と、複写紙処理装置1の処理モードを選択するモード選
択ボタン204と、綴じ止め位置を指定する綴じ止め位置
指定ボタン205と、パンチの要否を指定するパンチ指定
ボタン206と、RDH装置3により原稿のサイズを検知する
ことにより複写紙のサイズを自動的に決定する自動原稿
サイズ検知ボタン207と、複写枚数または複写部数を設
定するテンキー208とから成る。サイズ選択ボタン203は
一回押すごとに選択サイズがA3→B4→F4→A4→B5と順次
変わり、その後はさらに押すとこの順序で選択サイズが
繰り返される。モード選択ボタン204は一回押すとスタ
ックモード、二回押すと綴じ止めモード、三回押すとパ
ンチ・綴じ止めモードが選択されるようになっていて、
さらに押すとこの順序で選択モードが繰り返される。綴
じ止め位置指定ボタン205は一回押すと綴じ止め位置が
第11図に示すように複写物Fの隅a、二回押すと隅b、
三回押すとaとbの両方になるよう複写装置2のCPU200
でコード化され、3ビットの信号として処理装置1のCP
U100に伝送される。一方、パンチ指定ボタン206は押さ
なければ「パンチ不要」、押せば「パンチ要」としてCP
U200でコード化され、CPU100に伝送される。また、複写
装置2の回路としては、このほかに電源装置300が設け
られており、やはり操作パネルに設けられた電源スイッ
チ301をONすると、この電源装置300から複写装置2の各
構成回路部品はもちろんのこと処理装置1の各構成回路
部品に電源が供給される。 なお、複写装置2の操作パネルには、このほかに、濃
度調整手段や縮小や拡大などの倍率選択手段が設けられ
ている。 次に複写紙処理装置の動作を説明する。本実施例にお
ける複写紙処理装置は次の三つの処理モードで動作す
る。 (イ)スタックモード 通常の複写装置と同様に原稿を単に複写するだけで、
パンチも綴じ止めもせずに排紙皿40に排出するモード (ロ)綴じ止めモード 複数枚から成る複写物を綴じ金で綴じ止めする。この
モードでは綴じ止め位置指定ボタン205により綴じ止め
位置を第10図に示すように複写物の隅aだけとするか、
他方の隅bだけとするか、両隅a,bとするかを選択する
ことができるようになっている。 (ハ)パンチ・綴じ止めモード 複数枚から成る複写物をパンチすると共に綴じ金で綴
じ止めする。この場合、パンチ指定ボタン206を押し、
パンチ位置を指定すると共に、綴じ止め位置は上記綴じ
止めモードにおけると同様にaのみ、bのみ、aとbの
両方のいずれかを選択することができる。以下に一例と
してA4判3枚から成る原稿を複写して複写物を二部作成
する場合を説明する。 複写紙処理装置をいずれの処理モードで動作させるに
しても、まず複写装置2の電源スイッチ301をONし、RDH
装置3の原稿載置板11上に三枚の原稿を上から1頁目、
2頁目、…の順に重ねて載置する。 電源スイッチ301をONすると次の各負荷の初期設定が
行われる。すなわち、綴じ止め機移動モータM3を設定パ
ルス数(たとえば20パルス)だけ正転させた後逆転さ
せ、綴じ止め機ホームポジションセンサPS10がONとなっ
たところで停止させる。側板間隔調整モータM4は設定パ
ルス数(たとえば20パルス)だけ正転させた後逆転さ
せ、側板ホームポジションセンサPS4がONとなったとこ
ろで停止させる。紙押さえバー駆動モータM5は紙押さえ
バーセンサPS11がONするまで正転させ、パンチ駆動モー
タM6はパンチセンサがONするまで正転させる。ストッパ
ー駆動モータM7は紙押さえバー駆動モータM5およびパン
チ駆動モータM6の初期化が完了した後所定時間逆転さ
せ、ストッパーONセンサPS5がONするまで正転させる。
綴じ止め機駆動モータM9,M10は綴じ止め機センサPS12,P
S13がONしている場合に限りそれらのセンサがOFFするま
で回転させる。排紙搬送ローラ駆動モータM11は電源ス
イッチ301のONによって駆動する。以上が初期化動作で
ある。 次にパンチ・綴じ止めモードを選択した場合について
説明する。 第12図はパンチ・綴じ止めモードのタイミングチャー
トを示す。 操作パネルのモード選択ボタン204を操作してパンチ
・綴じ止めモードを選択すると共に、サイズ選択ボタン
203を操作して複写紙サイズA4を選択する。また、パン
チ指定ボタン206を押して「パンチ要」の支持をする。 さて時刻t1において複写ボタン202をONすると、RDH装
置3により原稿が一枚ずつ送り出され、複写装置2で電
子写真プロセスにより複写されて装置2本体から排出さ
れる。一部目の複写紙F11,F12,F13の排出は排紙マイク
ロスイッチMSにより検知され、CPU200はこのマイクロス
イッチMSの出力に基づいて排紙された複写紙の枚数をカ
ウントする。複写装置2から排出された複写紙の数(こ
の実施例では3)がRDH装置3の循環排紙センサRS5の出
力に基づくカウント値(この実施例では3)は一致する
とそのわずかな時間の後にラスト紙信号が出力する。こ
のラスト紙信号と同時にCPU100に内蔵された綴じ止めス
タートタイマがカウントを開始する。 一方、複写ボタン202をONした後CPU100内蔵のスター
トタイマTM1により定められる時間T1が経過すると、搬
送モータM2と、綴じ止め機移動モータM3と、側板間隔調
整モータM4と、スタッカーファン駆動モータM8が回転す
ると共に経路切換ソレノイドSD1が付勢される。その結
果、搬送ローラ41が回転を始め、二台の綴じ止め機60が
摺動部材57,58を介してホームポジションからパンチ機5
0の方向に移動し、側板43b1,43b2がホームポジションか
らほぼ紙サイズに等しい位置まで移動し、スタッカーフ
ァンが回転を始め、経路切換ゲート42は複写物処理方向
に向けられる。このとき複写紙一枚ごとに側板43b1と43
b2を挟むように左右に揺動させて紙揃えを行う。 綴じ止め機駆動モータM3および側板間隔調整モータM4
は電源投入時およびそれ以前の綴じ止め処理後には選択
した複写紙サイズにより決まる回転数だけ正転して(た
とえば20パルス分)その後逆転し、さらに前者について
はホームポジションセンサPS10がONしたところで、ま
た、後者についてはホームポジションセンサPS4がONし
たところでそれぞれ停止するようにしてあるので必ずホ
ームポジションに位置している。なお、両モータM3およ
びM4とも最初の所定回転数正転したときホームポジショ
ンセンサPS10およびPS4がONであるときはそのセンサがO
FFになるまで正転する。 そこで時刻t1から時間T1経過後に綴じ止め機移動モー
タM3は紙サイズA4よりやや外側の位置まで綴じ止め機60
を移動させる量だけ回転し、側板間隔調整モータM4は側
板43b1および43b2をほぼ紙サイズであるA4の位置まで移
動させる量だけ回転する。綴じ止め機60を紙サイズより
やや外側の位置に留めたのは、複数枚の複写紙をパンチ
したり綴じ止めたりする処理位置への開口部がそれほど
広くないのですべての複写紙がその処理位置に確実に入
るようにするためである。 処理装置1に順次送り込まれた複写紙F11,F12,F13
経路切換ゲート42により処理方向に向けて搬送ロール44
により搬送されてスタッカー43への排紙は排紙センサPS
2により検知される。 ラスト紙信号の出力後綴じ止めスタートタイマTM3
よる設定時間T3が経過すると、CPU100に内蔵された紙押
さえバー作動タイマTM4がカウントを開始すると共に、
紙押さえバー駆動モータM5が回転する。一方、スタッカ
ーフアンはこの時点をもって停止する。紙押さえバー作
動タイマTM4による設定時間T4が経過したとき紙押さえ
バー駆動モータM5を停止すると共に綴じ止め機移動モー
タM3が再び回転を始め二台の綴じ止め機がパンチ機50の
方向に移動し始める。モータM3は綴じ止め機60の綴じ止
め位置がサイズ選択ボタンにより選択されたサイズA4の
やや内側にくるように回転して停止する。 綴じ止め機移動モータM3が停止すると今度は綴じ止め
機駆動モータM9およびM10が回転を始める。駆動モータM
9,M10の回転がギヤ61および62を介してレバー63の直線
往復運動として伝達され、V字形レバーを支点Aを中心
に回動させる。その結果、レバー65が回転し押し下げ片
67がばね66を圧縮しながら下降する。それにより薄板68
がガイド69に沿って下降し、カートリッジ70に入ってい
る綴じ金を一つだけ切り離して複写物に食い込ませ綴じ
止めする。 綴じ止め機駆動モータM9,M10が停止したとき綴じ止め
機移動モータM3が逆転して綴じ止め機が選択サイズA4よ
りやや外側の位置まで移動する分だけ回転した後停止す
ると共に、紙押さえバー駆動モータM5が回転し、紙押さ
えバーセンサPS11により駆動モータM5のホームポジショ
ンが検知されたとき停止する。 CPU100に内蔵された紙押さえバー作動タイマの設定時
間T3が経過したとき、パンチ駆動モータM6が回転を始め
る。第5図に示すように、パンチ機50はパンチ駆動モー
タM6が回転すると、ウォームギヤ51が回転し、これと噛
合したギヤ53が回転する。その結果ギヤ53の回転軸に固
定された三つの偏心ブロック54a,54b,54cが回転する
が、三つの偏心ブロック54a,54b,54cはそれぞれ56°の
回転角度だけずれた位置関係で固定されている。本実施
例では偏心ブロック54cが最も進んだ位相を有するよう
になっており、この偏心ブロック54cを基準にすると偏
心ブロック54aが56°位相遅れの位置にあり、偏心ブロ
ック54bがさらに56°位相遅れの位置にある。従って、
揺動片55a,55b,55cを介してのパンチピン56a,56b,56cに
よるパンチ作業も時間的にずれる。このようにすること
により、パンチ駆動モータM6にかかる負荷を軽減するこ
とができる。 パンチセンサPS9がパンチ駆動モータM6が1回転した
ことを検知してその出力が“H"から“L"になると、パン
チ駆動モータM6が停止する。 一方このときストッパー駆動モータM7が逆転を始め、
これにより、第4図からわかるように、ピニオン447が
回転し、これと噛合した駆動棒446が後退する。その結
果、板材443が両側のガイド445により案内されながら後
退する。板材443がある程度後退するとガイド445の溝44
5aが傾斜していることからその前方に伸びる突片440,44
1が下降し、傾斜板43aの開口431a,431b,431cから引込
む。特に突片441の直立片441aが開口431bから引込むこ
とにより綴じ止めされた複写物(F11,F12,F13)が傾斜
板43a上を滑動し得る状態になる。ストッパー43cが所定
位置まで後退するとストッパーOFFセンサPS14がONする
のでストッパー駆動モータM7は停止する。 ストッパーOFFセンサ−PS14のONと同時に複写紙搬送
モータM1が回転すると、第6図に示す軸466が回転さ
れ、ローラ463,464およびベルト465を介して送り出しロ
ーラ462が回転する。その結果、綴じ止めされて傾斜板4
3a上に載っている一部分の複写紙(F11,F12,F13)がこ
の送り出しローラ462により送り出されて傾斜板43a上を
滑り降りる。複写紙の幅方向に配置された2個の一時停
止センサPS7およびPS8が滑り降りる複写紙の先端を検知
すると、搬送クラッチMC(第9図参照)が働いて搬送ロ
ーラ47および48が回転を始める。搬送ローラ47により複
写紙が搬送され、その先端がトレイ排紙センサ−PS6
より検知されるとストッパー駆動モータM7が回転し始め
第4図に示す機構により板材443が前進する。 トレイ排紙センサPS6が複写紙の後端を検知してその
出力がOFFとなったところでCPU100に内蔵されたM1オフ
タイマTM5がカウントを始める。このM1オフタイマTM5
より設定された所定時間T5が経過すると、複写紙搬送モ
ータM1が停止し、スタッカーファン駆動モータM8が再び
始動し送風が始まる。 この間にストッパー43cが前進し、所定のストップ位
置に達するとストッパーONセンサPS5の出力がOFFとな
る。このタイミングでストッパー駆動モータM7が停止す
る。 搬送された一部分の複写紙(F11,F12,F13)は排紙搬
送手段49によって搬送され前述した排紙手順に従い排紙
トレイ46に載る。 次に二部目の複写紙についてのパンチ・綴じ止め処理
も一部目と同様に行われる。 こうして二部の複写紙F21,F22,F23についてパンチに
よる穴あけと綴じ止め機による綴じ止めが済むと一部目
と同様にして排紙トレイ46に排出される。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明おいては、外部から1枚
ずつ供給される一組の記録紙を供給順に重ねて保持し、
その一組の記録紙を保持位置でパンチ処理または綴じ止
めしたのち排紙するように構成した記録紙処理装置にお
いて、処理済記録紙の排紙搬送方向であって排紙トレイ
の上方近傍に記録紙の進行方向を切換える案内部材を設
け、記録紙をスイッチバックさせて排紙トレイ上に滑落
させるように構成したので記録紙を排紙トレイ上に排紙
の順序に従って整然と載置させることが可能な記録紙処
理装置を提供できることとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による記録紙処理装置を備えた複写装置
の断面図、第2図は記録紙処理装置の要部斜視図、第3
図は記録紙処理装置の傾斜板の裏面図、第4図はストッ
パーの駆動機構を示す斜視図、第5図は処理ユニットを
綴じ止め機を取り外した状態で示す斜視図、第6図は複
写紙の送り出し機構の斜視図、第7図は紙押さえバーの
駆動機構を示す斜視図、第8図は記録紙処理装置の要部
詳細断面図、第9図は記録紙処理装置におけるモータ、
センサ、ソレノイドの構成図、第10図は記録紙処理装置
と複写装置との制御ブロック図、第11図は本発明による
複写紙処理位置を示す平面図、第12図は本発明における
パンチ・綴じ止めモードのタイミングチャートである。 1……複写紙(記録紙)処理装置 2……複写装置、3……RDH装置 35……案内部材 40……排紙皿、41……搬送ローラ 42……経路切換ゲート、43……スタッカー 45……処理ユニット、46……排紙トレイ 49……排紙搬送手段、50……パンチ機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写終了後の記録紙を排出するに際して、
    供給順に中間皿に重ねて排出保持し、所定枚数排出され
    た後、積重した状態でパンチ処理および/または綴じ止
    め処理をしたのち、排紙トレイに排出する記録紙処理装
    置において、 前記中間皿において記録紙の先端揃えを行い、この先端
    縁の近傍に前記パンチ処理および/または綴じ止め処理
    をした後、前記記録紙の先端側を、搬送部材によって搬
    送される進行方向に設けた案内部材に衝突させ、先端側
    縁を案内部材に沿って持ち上げ、この記録紙の後端側縁
    を下にして排紙トレイに落下するようにするとともにこ
    の排紙トレイに落下する記録紙の衝撃を緩和する制動部
    材を排紙トレイに配置したことを特徴とする記録紙処理
    装置。
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