JP2726738B2 - 超伝導ヘリカルウィグラ - Google Patents

超伝導ヘリカルウィグラ

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JP2726738B2
JP2726738B2 JP18688290A JP18688290A JP2726738B2 JP 2726738 B2 JP2726738 B2 JP 2726738B2 JP 18688290 A JP18688290 A JP 18688290A JP 18688290 A JP18688290 A JP 18688290A JP 2726738 B2 JP2726738 B2 JP 2726738B2
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光一 大久保
雅則 松岡
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば自由電子レーザ用ウィングラ、放射
光(SOR)装置用ウィングラ等の超伝導ヘリカルウィグ
ラに関する。
[従来の技術] 従来、自由電子レーザ発振に用いられる周期磁場発生
装置の一つとして、ヘリカルウィグラがある。そのヘリ
カルウィグラの概念図を第3図に示す。ビーム(図では
電子)の通路外部に、二重の螺旋状コイル11、12がピッ
チλwで巻かれた構造であり、この二重のコイル11、12
には逆方向の電流が通電される。
第4図に従来のヘリカルウィグラの構造例を示す。第
4図において、ヘリカルコイル部21は、液体ヘリウム槽
22内で液体ヘリウム23に浸されている。このヘルカルコ
イル部21に電流を供給するための電気導体24は常伝導材
であり、この電気導体24に電流を流すと、そこでジュー
ル熱が発生する。このジュール熱が液体ヘリウム23に伝
わると、たちまち液体ヘリウム23が沸騰してしまう。こ
のため、電気導体24で発生した熱を逃がしてやる必要が
ある。
そこで、一般に、冷却ガス通路25を設け、ヘリウムガ
スによって電気導体24を冷却する方法が取られている。
また、液体ヘリウム槽22と外気との熱伝導をなくす目的
で、真空槽26の内部を真空にしている。さらに、放射熱
による伝熱を減少させるために、液体窒素のトレース管
などを施したサーマルシールド27を設けている。
なお、第4図において、29は超伝導線、30は接合部で
ある。
[発明が解決しようとする課題] 従来、冷却ガス通路25は、液体ヘリウム槽22の胴部22
aに接合され、熱収縮差を吸収するためのベローズ28を
介して真空槽26の胴部26aに繋がっていた。
このような構造の場合、液体ヘリウム槽22の軸方向に
挿入されるヘリカルコイル部21と液体ヘリウム槽22の胴
部22aに接合される冷却ガス通路25との接合作業が組立
て後に必要となり、その作業空間確保のために、クライ
オスタット部を大きくせざるを得ない。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、組
立、分解作業の簡便化、並びにクライオスタット部の小
型化を図ることのできる超伝導ヘリカルウィグラを提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る超伝導ヘリカルウィグラは、ヘリカルコ
イル部の軸方向に上記ヘリカルコイル部への給電用電流
リード部を設け、この給電用電流リード部に冷却ガス通
路を水平面に対して斜めに傾けた設けたものである。
[作用] 上記のような構成によれば、ヘリカルコイル部と冷却
ガス通路との接合作業を最終組立て前に行って、そのま
ま一体にしてクライオスタット部に挿入することができ
る。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る超伝導
ヘリカルウィグラを説明する。
第1図に示すように、ヘリカルコイル部31、液体ヘリ
ウム槽32および電流リード部33が一体化されており、電
気導体34がヘリカルコイル部31の軸方向から取り出され
るようになっている。
第2図は第1図の一体構造体を真空槽41に装着した超
伝導ヘリカルウィグラの全体図である。第2図におい
て、冷却ガス通路42は、電流リード部33に水平面に対し
て斜めに傾けて設けられている。この冷却ガス通路42
は、液体ヘリウム槽端板43と接合されており、ベローズ
44を介してフランジ45によって真空槽端板46に取り付け
られている。なお、図中47は液体ヘリウム、48は超伝導
線、49は接合部、50はサーマルシールドであり、これら
については従来と同様であるため、その説明は省略する
ものとする。
このような構成によれば、冷却ガス通路42がヘリカル
コイル部31の軸方向に設けられる。したがって、真空槽
端板46を取り外せば、容易にヘリカルコイル部31、液体
ヘリウム槽32、冷却ガス通路42からなる一体構造体を組
立て、分解することができる。なお、冷却ガス通路42を
水平面に対して斜めに傾けて取り付けているので、電気
導体34と超伝導線48との接合部49を液体ヘリウム47に浸
すことができる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、ヘリカルコイル部の軸
方向に上記ヘリカルコイル部への給電用電流リード部を
設け、この給電用電流リード部に冷却ガス通路を水平面
に対して斜めに傾けて設けたため、ヘリカルコイル部と
冷却ガス通路との接合を最終組立て前に行い、そのまま
一体にしてクライオスタット部へ挿入することができ
る。
したがって、組立て、分解作業が簡便化され、また、
作業空間を必要としないことから、クライオスタット部
の小型化を図ることができる。さらに、ヘリカル部の交
換が容易になるため、FELの発振条件の変更が簡便化さ
れ、FELシステムとしての利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るヘリカルウィグラの一
体構造体部分の構成を示す断面図、第2図は同実施例の
ヘリカルウィグラの全体構成を示す断面図、第3図はヘ
リカルウィグラの概念図、第4図は従来のヘリカルウィ
グラの構成を示す断面図である。 31……ヘリカルコイル部、32……液体ヘリウム槽、33…
…電流リード部、34……電気導体、41……真空槽、42…
…冷却ガス通路、43……液体ヘリウム槽端板、44……ベ
ローズ、45……フランジ、46……真空槽端板、47……液
体ヘリウム、48……超伝導線、49……接合部、50……サ
ーマルシールド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘリカルコイル部の軸方向に上記ヘリカル
    コイル部への給電用電流リード部を設け、この給電用電
    流リード部に冷却ガス通路を水平面に対して斜めに傾け
    て設けたことを特徴とする超伝導ヘリカルウィグラ。
JP18688290A 1990-07-13 1990-07-13 超伝導ヘリカルウィグラ Expired - Lifetime JP2726738B2 (ja)

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