JP2725978B2 - シンチレーション検出器 - Google Patents

シンチレーション検出器

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JP2725978B2
JP2725978B2 JP17813493A JP17813493A JP2725978B2 JP 2725978 B2 JP2725978 B2 JP 2725978B2 JP 17813493 A JP17813493 A JP 17813493A JP 17813493 A JP17813493 A JP 17813493A JP 2725978 B2 JP2725978 B2 JP 2725978B2
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健治 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンチレータを含む検
出ユニットが複数結合されたシンチレーション検出器に
関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所などにおいては、使用され
た衣服や工具などの放射能による表面汚染を検査するた
めに、大面積型のシンチレーション検出器が用いられて
いる。図4には、従来の大面積型のシンチレーション検
出器の例が示されている。このシンチレーション検出器
は、大別して、検出ユニット10及び検出ユニット12
で構成され、それら2つの検出ユニットは結合されてい
る。
【0003】なお、2つの検出ユニット10,12は、
それぞれ同一構造を有し、以下、一方を代表として説明
する。
【0004】図4において、シールドケース14の内底
面には、シンチレータ板20が配置されている。シール
ドケース14の有感面をなす底壁は放射線を透過させる
例えばアルミ箔18などで構成される。シールドケース
14の上部には2つの光電子増倍管16が設けられ、2
つの光電子増倍管16で発光が同時に検出された場合
に、図示されていない計測部においてカウントが行われ
る。
【0005】このようなシンチレーション検出器を用い
て衣類などに付着した放射能の検出を行う場合には、シ
ンチレーション検出器の下方にベルトコンベア装置(図
示せず)が設けられ、ベルトコンベア装置に衣類などが
載せられ、運搬された状態で測定が行われる。図4に示
す例では、例えば図4の紙面表側から裏側へ被測定物が
搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示した従来のシンチレーション検出器においては、2つ
の検出ユニット10,12を結合させたため、結合部に
おいて不感帯100が生じるという問題があった。すな
わち、2つの検出ユニットが結合されている領域下に放
射性物質があってもそれを検出できないという問題があ
った。
【0007】そこで、そのような問題を解決するため
に、例えばシールドケース14を2倍の大きさにすると
共にシンチレータ板を2倍の大きさにして測定を行うこ
とも可能であるが、その場合には検出ユニットが独立し
て機能しないために、放射能物質のおよその位置を特定
することができなくなり、またバックグラウンドが増加
するという問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、各検出ユニットの独自の測定
領域をある程度維持しつつ不感帯を排除したシンチレー
ション検出器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内部が空洞のシールドケースと、前記シ
ールドケース内を複数の検出ユニットに分離する仕切板
と、前記検出ユニット毎に前記シールドケースの内底面
おいて互いに近接しつつ連なって設けられたシンチレ
ータ板と、前記検出ユニット毎に前記シールドケースの
上部に設けられた光電子増倍管と、を含み、前記仕切板
の下部が切り取られて、前記検出ユニット相互を連通さ
せる調整光路が形成されたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成によれば、検出ユニットは仕切板によ
って仕切られているが、その仕切板の下部が切り取られ
て調整光路が形成されているため、一方の検出ユニット
では他方側の検出ユニットの一部の発光を検出すること
ができ、この結果、検出ユニットが結合された領域を相
互にカバーし合いながら不感帯を排除できる。
【0011】この場合、放射性物質が中央から一方に偏
移した位置に存在している場合には、その一方の検出ユ
ニットの測定値が大きくなり、他方、両方の検出ユニッ
トの測定値がほぼ同じ場合には、放射性物質が中央位置
にあるか或いは双方へ均一に広がっていると判断でき
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0013】図1には本発明に係るシンチレーション検
出器の構成が示されている。このシンチレーション検出
器は、従来同様、検出ユニット10及び検出ユニット1
2で構成されている。なお、図4に示した従来構成と同
様の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【0014】本実施例のシンチレーション検出器におい
ては、各検出ユニットのシールドケースが連結され、図
1に示すように大型のシールドケース30が構成されて
いる。シールドケース30の内底面には、従来同様それ
ぞれの検出ユニット毎にシンチレータ板20が互いに近
接しつつ連なって設けられている。なお、相互のシンチ
レータ板20はその接辺で光学的に分離されている。す
なわち、シンチレータを介した光の回り込みが防止され
ている。
【0015】シールドケース30の底壁は従来同様アル
ミ箔34で構成されている。
【0016】本実施例のシンチレーション検出器では、
図1に示されるように、シールドケース30内を2つの
検出ユニットに分離するための仕切板32が設けられて
いる。
【0017】図2には、仕切板32の拡大図が示されて
いる。図示されるように仕切板32はその上部がシール
ドケース30の天井壁に固定されており、仕切板32の
下部は切り取られて各検出ユニット内の空間が連通され
ている。すなわち、調整光路40が形成されている。こ
の切り取られる量Hは、例えばシンチレータ板20の上
面からシールドケース30の天井までの高さに比べ、例
えば10分の1程度に設定される。
【0018】このように、調整光路40を設けることに
よって、例えば検出ユニット12において検出ユニット
10側近傍で生じた発光の一部が検出ユニット10で検
出されることになり、それぞれの検出ユニットの測定領
域がその中間で相互にオーバーラップすることになる。
【0019】図3には、各検出ユニットの感度が示され
ており、図における200は検出ユニット10の感度で
あり、202は検出ユニット12の感度である。図示さ
れるように、従来の不感帯100に相当する部分におい
て両方の感度が補完しあっており、この結果、右端から
左端までほぼ均一な感度を形成できる。なお、2つの検
出ユニットにおけるシンチレータ板を相互に分離せず1
枚で構成した場合の感度が300及び302で示されて
おり、光の回り込みの生じることが理解される。
【0020】以上説明したように、本実施例のシンチレ
ーション検出器によれば、従来の不感帯を排除してすべ
ての範囲において一定以上の感度を維持することが可能
である。また、相互の検出ユニットが完全に連通されて
いるのではなく、一定の仕切板が設けられているため、
それぞれの検出ユニットで感度分布を生じさせることが
でき、この結果、放射性物質の位置をある程度特定でき
るという効果がある。
【0021】なお、以上説明した実施例では、仕切板3
2が平板状であったが、例えばその断面が逆三角形であ
っても好適である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各検出ユニットの測定領域をある程度維持しつつ不感帯
の排除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシンチレーション検出器の構成を
示す断面図である。
【図2】仕切板32の拡大図である。
【図3】各検出ユニットの感度分布を示す説明図であ
る。
【図4】従来のシンチレーション検出器を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10,12 検出ユニット 16 光電子増倍管 20 シンチレータ板 30 シールドケース 32 仕切板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が空洞のシールドケースと、 前記シールドケース内を複数の検出ユニットに分離する
    仕切板と、 前記検出ユニット毎に、前記シールドケースの内底面に
    おいて互いに近接しつつ連なって設けられたシンチレー
    タ板と、 前記検出ユニット毎に、前記シールドケースの上部に設
    けられた光電子増倍管と、を含み、 前記仕切板の下部が切り取られて、前記検出ユニット相
    互を連通させる調整光路が形成されたことを特徴とする
    シンチレーション検出器。
JP17813493A 1993-07-19 1993-07-19 シンチレーション検出器 Expired - Fee Related JP2725978B2 (ja)

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JP2007171023A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Fuji Electric Systems Co Ltd 物品搬出モニタおよびこれを用いた放射性物質による汚染の検査方法
CN101855575B (zh) 2007-08-14 2014-06-25 日立阿洛卡医疗株式会社 辐射测量设备
CN104865592B (zh) * 2014-02-26 2017-10-27 中国人民解放军63973部队 一种α、β射线探测器

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