JP2722952B2 - 硬質ポリウレタンフォーム - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム

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JP2722952B2
JP2722952B2 JP4191573A JP19157392A JP2722952B2 JP 2722952 B2 JP2722952 B2 JP 2722952B2 JP 4191573 A JP4191573 A JP 4191573A JP 19157392 A JP19157392 A JP 19157392A JP 2722952 B2 JP2722952 B2 JP 2722952B2
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篤 浅見
秀彦 青沼
清之 武藤
正喜 田中
卓 名郷
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Mitsui Chemicals Inc
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡剤としてフロンR
−11を用いず、水を用いた処方、代替フロンを用いた
処方としても、フォーム物性を特に損なわない、寸法安
定性に優れた硬質ポリウレタンフォームに関する。この
硬質ポリウレタンフォームは、上記特性を活かして冷蔵
庫、冷凍庫、断熱パネル、メタルサイジング、船舶又は
車両等の断熱材ないしは断熱構造材等として広範囲の用
途に利用される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、ポリオール、ポリイソシアナート、触媒、発泡剤等
を含むポリウレタンフォーム組成物を発泡、硬化させて
軟質又は硬質ポリウレタンフォームを製造することはよ
く知られているが、この場合発泡剤としては軟質ポリウ
レタンフォーム、硬質ポリウレタンフォームのいずれに
おいてもトリクロロフルオロメタンを使用することが一
般的である。
【0003】このうち、硬質ポリウレタンフォームは断
熱特性、低温寸法安定性及び施工性が優れているため、
冷蔵庫、冷凍倉庫等の断熱材として、従来から広範囲に
使用されている。これは、硬質ポリウレタンフォームを
製造する際、発泡剤として充填性及び断熱特性の優れた
トリクロロフルオロメタン(以下、R−11と記す)を
使用し、また、ポリオール100部(重量部、以下同
じ)当りR−11が35部以上使用されていることが大
きな理由である。
【0004】しかし近年、地球のオゾン層保護のため、
クロロフルオロカーボン類の規制が実施されている。こ
の規制対象には、今まで硬質ポリウレタンフォームの発
泡剤として用いられていたR−11も含まれている。
【0005】そのため発泡剤として水を使用した処方
(以下、水処方と記す)及びR−11に代わる硬質ポリ
ウレタンフォーム用発泡剤の開発が急務となり、モノク
ロロジフルオロメタン(以下、R−22と記す)、1,
1,1,2−テトラフルオロエタン(以下、R−134
aと記す)、1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ
ブタン(以下、R−356と記す)などが代替発泡剤の
候補と考えられている。
【0006】しかしながら、水処方の場合、従来の硬質
ポリウレタンフォームと比較して、寸法安定性、特に常
温寸法安定性が悪化し、R−22,R−134a又はR
−356を用いた処方の場合、発泡効率の低下、寸法安
定性、特に低温寸法安定性が悪化し、実用的に満足すべ
き硬質ポリウレタンフォームが得られ難い。
【0007】したがって、硬質ポリウレタンフォームを
製造する場合、水処方の場合でも、R−22,R−13
4a,R−356などの代替発泡剤を用いる処方の場合
でも、これらの処方から得られる硬質ポリウレタンフォ
ームは寸法安定性、特に水処方の場合は常温寸法安定
性、代替発泡剤処方の場合は低温寸法安定性が著しく悪
化し、実用的に満足する硬質ポリウレタンフォームが得
られなかった。
【0008】このような寸法安定性の問題点を改良する
提案として、特開昭55−135128号公報は微粉状
充填剤の使用による半硬質ポリウレタンフォームの製
法、特開昭56−14535号公報は微粉状チタン酸カ
リウムの使用による硬質ポリウレタンフォーム製法、特
開昭58−13620号公報は微粒粉状シリカの使用に
よるポリウレタンフォームのフォーム及び非フォームの
製法を提案している。
【0009】しかしながら、本発明の主たる目的のR−
11の如き公害の大きい発泡剤の削減、R−22又はR
−141b(1,1−ジクロロ−1−フルオロメタン)
の如き代替発泡剤に対処する方法は開示されていない。
本発明者らの追試によると、これらのいずれの提案も従
来処方のR−11を用いる場合は寸法安定性に効果があ
ることが確認されたが、水処方やR−22,R−134
a,R−356などの代替発泡剤を用いる処方では、十
分な寸法安定性の改良が見られない欠点があり、満足で
きるものではない。
【0010】従って、水処方や代替発泡剤を用いても良
好な硬質ポリウレタンフォームを得るための技術の開発
が求められている。
【0011】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
R−11を用いず、水処方、代替発泡剤処方としても良
好なフォーム物性を有し、寸法安定性に優れた硬質ポリ
ウレタンフォームを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、有機ポ
リイソシアナート、ポリオール、発泡剤、触媒及び整泡
剤を含む配合物より製造される硬質ポリウレタンフォー
ムにおいて、硬質ポリウレタンフォームのウレタン膜内
及び/又はウレタン骨格内に一般式RSiO
1/2(但し、式中Rは互いに同一又は異種の炭素数1
〜6の非置換又は置換1価炭化水素基である)単位とS
iO4/2単位を主構成単位とするトルエンに可溶な有
機珪素化合物を分散させることにより、水処方、代替発
泡剤処方としても他のフォーム物性を特に損なうことな
く寸法安定性の優れた硬質ポリウレタンフォームが得ら
れることを見い出した。
【0013】従って、本発明は、有機ポリイソシアナー
ト、ポリオール、発泡剤、触媒を含む配合物より製造さ
れる硬質ポリウレタンフォームにおいて、一般式R
iO1/2(但し、式中Rは互いに同一又は異種の炭素
数1〜6の非置換又は置換1価炭化水素基である)単位
とSiO4/2単位を主構成単位とするポリオキシアル
キレン基を有さないトルエンに可溶な有機珪素化合物が
分散されてなる硬質ポリウレタンフォームを提供する。
【0014】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明に係る硬質ポリウレタンフォームは、該硬質
ポリウレタンフォーム内に一般式RSiO1/2(但
し、式中Rは互いに同一又は異種の炭素数1〜6の非置
換又は置換1価炭化水素基である)単位とSiO4/2
単位を主構成単位とするポリオキシアルキレン基を有さ
ないトルエンに可溶な有機珪素化合物が分散しているも
のである。
【0015】この硬質ポリウレタンフォームは、特に有
機ポリイソシアナート、ポリオール、発泡剤、触媒、整
泡剤を含み、かつ発泡剤として水及び/又はモノクロロ
ジフルオロメタン、1,1,1,2−テトラフルオロエ
タン及び1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロブタ
ンから選ばれる1種以上のフロンを使用した硬質ポリウ
レタンフォーム処方から得られたものが好適であり、上
記有機珪素化合物を分散させることにより、このように
水処方でも、代替発泡剤R−22,R−134a又はR
−356を用いた処方でも、寸法安定性の優れた硬質ポ
リウレタンフォームが得られる。
【0016】本発明で用いる有機珪素化合物は一般式R
SiO1/2(但し、式中Rは互いに同一又は異種の
炭素数1〜6の非置換又は置換1価炭化水素基である)
単位(M単位)とSiO4/2単位(Q単位)を主構成
単位とするものであり、ポリオキシアルキレン基を有さ
ない。
【0017】ここで、Rとしては、例えばメチル基,エ
チル基,プロピル基等のアルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、フェニル基等の炭化水素基が挙げら
れるが、これらの中でメチル基が好ましい。
【0018】この有機珪素化合物は上述したようにM単
位とQ単位を主構成単位とするものであり、これらの単
位の比率は特に制限されるものではないが、モル比でM
単位/Q単位を0.1〜3、特に0.5〜2の範囲とす
ることが好ましい。
【0019】上記の有機珪素化合物を得るには、例えば
(CH33SiOCH3とSi(OCH34とを共加水
分解する方法などを採用することができる。この場合、
得られた共加水分解物には水酸基やアルコキシ基が存在
するが、これらの含有量は水酸基密度を0.01〜0.
1モル/100g、アルコキシ基密度を0.01〜0.
1モル/100gの範囲とすることが好ましい。
【0020】上記有機珪素化合物の使用量はポリオール
100重量部に対して0.05〜5重量部が好ましい。
更に好ましくは0.1〜3重量部である。0.05重量
部より少ないと添加効果が十分でなく、5重量部を越え
ると硬質ポリウレタンフォーム原液調合後、有機珪素化
合物が分離し易く、実用性に劣る場合が生じる。
【0021】本発明において、発泡剤としての水の使用
量はポリオール100重量部に対し0.5〜9重量部が
好ましい。0.5重量部より少ないとスキン層が厚くな
り、熱伝導率が悪くなる場合が生じる。また、9重量部
を越えると硬質ポリウレタンフォームが脆くなり、接着
強度が悪くなる場合が生じる。
【0022】本発明では、水の代りに、又は水と共に、
上記R−22,R−134a,R−356,更にR−1
41bの1種又は2種以上を併用して発泡剤として用い
ることができる。この場合、これらの発泡剤の使用量
は、ポリオール100重量部に対し、5〜50重量部と
することが好ましい。
【0023】本発明の硬質ポリウレタンフォームの製造
に用いられるポリオールとしては、ポリエーテルポリオ
ール、ポリエステルポリオールが挙げられる。
【0024】ポリエーテルポリオールとしては、多価ア
ルコール、糖類、フェノール類、フェノール誘導体、芳
香族アミン類、マンニッヒ付加物等の開始剤にアルキレ
ンオキサイドを付加して得られるものであり、例えばグ
リセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、シュー
クロース、ソルビトール、ノボラック、ノニルフェノー
ル、ビスフェノールA、ビスフェノールF、トリレンジ
アミン、ジフェニルメタンジアミン、マンニッヒ付加物
等の単独又は2種以上からなる開始剤にアルキレンオキ
サイドを付加して得られるものが挙げられる。
【0025】ポリエステルポリオールとしては、アジピ
ン酸、フタル酸、コハク酸等の多官能カルボン酸とグリ
セリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多官能
ヒドロキシル化合物との縮重合により製造される末端に
水酸基を有するポリオールが挙げられる。
【0026】この場合、本発明による有機珪素化合物を
使用し、かつポリオールとしてOH価300〜600m
gKOH/gのポリエーテルポリオールを使用すること
により寸法安定性の良好な硬質ウレタンフォームを得る
ことができる。しかし、発泡剤として一部又は全部に水
を使用するとウレタンフォームが脆くなり、接着強度が
悪くなる場合が生じる。これに対し、ポリオールとして
OH価300〜600mgKOH/gのポリオキシポリ
アルキレンポリオールとOH価100〜30mgKOH
/gのポリオキシアルキレンポリオールを重量比90/
10〜40/60の割合で使用することにより、この欠
点が改善できる。後者の量が少なすぎるとこの改善効果
が低下し、逆に多すぎると硬質ポリウレタンフォームの
強度が低くなり、熱伝導率が悪くなり易い。
【0027】また、発泡剤として水の使用量が多くなる
にしたがいウレタンフォーム原液の粘度が高くなり、混
合不良を起こし易くなる。この点については、PPGと
して、アルカノールアミン類−アルキレンオキサイド付
加物からなるポリオールが30重量%以上含有する2種
以上のポリオールであって、その平均OH価が300〜
600mgKOH/gのポリオールを使用し、硬質ポリ
ウレタンフォームのウレタン膜内及び/又はウレタン骨
格内に有機珪素化合物を分散させることにより、低粘度
のレジンプレミックスとなり、且つ接着性強度が良好
で、低温寸法安定性に優れた硬質ポリウレタンフォーム
が得られる。
【0028】ここで、アルカノールアミン類−アルキレ
ンオキサイド付加物とはアルカノールアミンにアルキレ
ンオキサイドを付加したポリオールであり、アルカノー
ルアミンとして、モノエタノールアミン、メチルエタノ
ールアミン、エチルエタノールアミン、メチルイソプロ
パノールアミン、メチル−2−ヒドロキシブチルアミ
ン、フェニルエタノールアミン、ジエタノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、ビス(2−ヒドロキシプロ
ピル)アミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパ
ノールアミン等が挙げられる。これらのアルカノールア
ミン類は単独又は2種類以上併用することが可能であ
る。
【0029】また、アルキレンオキサイドとしては、エ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド等が挙げられ、これらを単独又は2種類以上併
用してもよい。
【0030】上記アルカノールアミン類にアルキレンオ
キサイドを付加する際には、必要に応じてアミン系化合
物及び水酸化アルカリを触媒として用いることが好まし
い。
【0031】アミン系化合物としてはジブチルアミン、
ジメチルパルミチルアミン、テトラメチレンジアミン、
トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、ジ−n
−プロピルアミン、n−プロピルアミン、n−アミルア
ミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、イソブチル
アミン、イソアミルアミン、メチルジエチルアミン等が
挙げられる。
【0032】また、水酸化アルカリとしては、水酸化リ
チウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム等が挙
げられる。
【0033】一方、本発明の硬質ポリウレタンフォーム
を得るために用いる有機ポリイソシアナートとしては、
公知のものがすべて使用できるが、最も一般的なものは
トリレンジイソシアナート(TDI)及びジフェニルメ
タンジイソシアナート(MDI)である。TDIは、異
性体の混合物、すなわち2,4−体100%品、2,4
−体/2,6−体=80/20,65/35(それぞれ
重量比)等のものはもちろん、三井東圧化学のTDI−
TRC等として知られる多官能性のタールを含有するい
わゆる粗TDIも使用できる。また、MDIとしては、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナートを主成分
とする純品のほかに、3核体以上の多核体を含有する三
井東圧化学のMDI−CR等のいわゆるポリメリックM
DIが使用できる。
【0034】これらのうち、MDI、特に3核体以上の
多核体を含有する三井東圧化学のMDI−CR等のいわ
ゆるポリメリックMDIが好適に使用できる。更に、こ
れら有機ポリイソシアナートと上述のポリオールより得
られるイソシアナート基を分子末端に持つプレポリマー
も有機ポリイソシアナートの一部又は全部として使用で
きる。
【0035】なお、有機ポリイソシアナートと後述のレ
ジン液中の活性水素のNCO/H(活性水素)は、0.
7〜5(当量比)が特に好適である。
【0036】触媒としては、例えばトリエチルアミン、
トリプロピルアミン、N−メチルモルフォリン、N−エ
チルモルフォリン、トリエチレンジアミン、テトラメチ
ルヘキサメチレンジアミン等のアミン系ウレタン化触媒
が使用できる。
【0037】これらの触媒は、単独で又は混合して用い
ることができ、その使用量は活性水素を持つ化合物10
0部に対して0.0001〜10部が適当である。
【0038】整泡剤としては、従来公知の有機珪素界面
活性剤が用いられる。例えば、日本ユニカー社製のL−
5420、L−5421、東レダウコーニングシリコー
ン社製のSH−193等、信越化学工業社製のF−37
2、F−345、F−305等が適当である。
【0039】これらの整泡剤の使用量は、活性水素を持
つ化合物と有機ポリイソシアナートの総和100部に対
して0.1〜10部とすることが好ましい。
【0040】本発明の硬質ポリウレタンフォームを得る
ための配合物には、上記成分に加え、その他難燃剤、可
塑剤、安定剤、着色剤等を必要に応じ添加することがで
きる。
【0041】本発明の硬質ポリウレタンフォームを製造
するには、上記ポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤及び
一般式R3SiO1/2単位とSiO4/2単位とを主構成単
位とする有機珪素化合物の所定量を混合してレジン液と
し、このレジン液と有機ポリイソシアナートとを一定の
比率で高速混合し、得られた硬質ポリウレタンフォーム
原液を空隙又は型に注入する方法が採用できる。この
際、有機ポリイソシアナートとレジン液の活性水素との
当量比(NCO/H)が0.7:1から5:1となるよ
うに有機ポリイソシアナートとレジン液との液比を調節
することが好適である。
【0042】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0043】なお、下記の実施例及び比較例において、
使用した原料は次の通りである。 MDI−CR:三井東圧化学(株)製ポリメリックMD
I(NCO% 31.3%) ポリオールA:蔗糖/グリセリン/トリレンジアミン混
合液にプロピレンオキサイドを付加した水酸基価450
mgKOH/g、粘度5000cps/25℃のポリエ
ーテルポリオール ポリオールB:蔗糖/グリセリン混合液にプロピレンオ
キサイドを付加した水酸基価50mgKOH/g、粘度
1000cps/25℃のポリエーテルポリオール ポリオールC:トリエタノールアミンにプロピレンオキ
シドを付加した水酸基価450mgKOH/g、粘度3
50cps/25℃のポリエーテルポリオール 整泡剤:信越化学工業(株)製 F−345 触 媒:活剤ケミカル(株)製 Minico TMH
D 発泡剤: 水 :H2O R−22 :モノクロロジフルオロメタン R−134a:1,1,1,2−テトラフルオロエタン R−356 :1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオ
ロブタン
【0044】
【表1】
【0045】まず表2に示した配合のレジン液を所定量
作り、これに所定量の有機ポリイソシアナートを加え、
8秒間高速混合し、直ちにフリーボックスに注入し発泡
させた。注入後15分程度で脱型し、硬質ポリウレタン
フォームを得た。次に、得られた硬質ポリウレタンフォ
ームの独立気泡率(東芝ベックマン空気比較比重計)及
び寸法変化率(JIS A 9514)を測定した。結
果を表3〜5に示す。
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】 注) *1)ポリオール100重量部に対する有機珪素化合物
の重量% *2)フリーボックスに注入して得られたコアー部のフ
ォーム密度 *3)縦型オープンパネルに注入して得られたフォーム
のコアー部の熱伝導率
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】
【発明の効果】本発明の硬質ポリウレタンフォームは、
水処方、代替発泡剤処方としても、良好なフォーム物性
を有し、寸法安定性に優れたものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75:04 (72)発明者 青沼 秀彦 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社 磯部工場内 (72)発明者 武藤 清之 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社 磯部工場内 (72)発明者 田中 正喜 東京都千代田区大手町二丁目6番1号 信越化学工業株式会社内 (72)発明者 名郷 卓 神奈川県横浜市栄区中野町1071番地の2 (56)参考文献 特開 昭49−72399(JP,A) 特開 昭51−70732(JP,A) 特開 昭55−87795(JP,A) 特開 昭63−23728(JP,A) 特開 昭61−19658(JP,A) 特開 昭55−94957(JP,A) 特開 平4−370108(JP,A) 特開 平5−17614(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ポリイソシアナート、ポリオール、
    発泡剤、触媒及び整泡剤を含む配合物より製造される硬
    質ポリウレタンフォームにおいて、一般式RSiO
    1/2(但し、式中Rは互いに同一又は異種の炭素数1
    〜6の非置換又は置換1価炭化水素基である)単位とS
    iO4/2単位を主構成単位とするポリオキシアルキレ
    ン基を有さないトルエンに可溶な有機珪素化合物が分散
    されてなることを特徴とする硬質ポリウレタンフォー
    ム。
  2. 【請求項2】 発泡剤として水、モノクロロジフルオロ
    メタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン及び
    1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロブタンから選
    ばれる発泡剤を使用することを特徴とする請求項1記載
    の硬質ポリウレタンフォーム。
  3. 【請求項3】 ポリオールとしてOH価300〜600
    mgKOH/gのポリオキシポリアルキレンポリオール
    を使用することを特徴とする請求項1又は2記載の硬質
    ポリウレタンフォーム。
  4. 【請求項4】 ポリオールとしてOH価300〜600
    mgKOH/gのポリオキシポリアルキレンポリオール
    とOH価100〜30mgKOH/gのポリオキシアル
    キレンポリオールを重量比90/10〜40/60の割
    合で使用することを特徴とする請求項1又は2記載の硬
    質ポリウレタンフォーム。
  5. 【請求項5】 ポリオールとしてアルカノールアミン類
    −アルキレンオキサイド付加物からなるポリオールを3
    0重量%以上含有する2種以上のポリオールであり、そ
    の平均OH価が300〜600mgKOH/gのポリオ
    キシアルキレンポリオールを使用することを特徴とする
    請求項1又は2記載の硬質ポリウレタンフォーム。
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