JP2721740B2 - 化学洗浄廃液の処理方法 - Google Patents

化学洗浄廃液の処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化学洗浄廃液の処理方法に関し、化学洗浄液
及び化学洗浄後の水洗水廃液を放流するに際し、同廃液
中の重金属、COD、SS(固形浮遊物質)及び色調物など
の有害物質を除去する方法に関する。
〔従来の技術〕
火力プラントのボイラ過熱器管、主蒸気管、高温再熱
蒸気管等の高温蒸気管内面に生成した水蒸気酸化スケー
ル(主成分:Fe3O4、少量成分:Cr2O3,MoO2等)をエチレ
ンジアミン四酢酸(以下、EDTAと略記する)にアンモニ
ア、ヒドラジン及び腐食抑制剤(以下インヒビターと略
記する)を添加した溶液で除去する化学洗浄において、
例えば火力プラントの主蒸気管に適用した場合の化学洗
浄廃液の種類は、第1表に示すように酸洗浄廃液以外に
酸洗浄後の管内に残存した酸液を完全に排出除去するた
めの水洗水廃液もある。その水洗水廃液の量は酸洗浄廃
液1容に対し8〜10容となるが、初期の2容は一般的に
酸洗浄廃液の処理用貯槽へ、残りの6〜8容は酸洗浄廃
液成分混入量も微量となるため、別の処理用貯槽へ受け
入れている。
第1表から判るように処理前の混合廃液には、排水基
準項目であるpH、COD、Feイオン、Crイオン、SS等が多
量含有されており、このような化学洗浄廃液は公害防止
上そのまま排出することはできない。排出する場合の排
水基準値は第2表に例示されるように地域自治体との公
害防止協定などで決められた基準値まで浄化処理するこ
とが必要である。
従来は、このような化学洗浄廃液処理法として、焼却
処理又は湿式による化学的処理がある。焼却処理は産業
廃棄物業者に委託し、構外では焼却処理を行っている
が、処理コストが高く、また構外への廃液移送時のトラ
ブル防止の観点からも湿式による化学的処理が好まし
い。
一方湿式による化学的処理法としては、EDTAと結合し
た重金属イオン(Fe,Cu,Ni)を含む化学洗浄液の処理方
法において、該廃液にアルカリ剤(苛性ソーダ、消石灰
等)を添加してpH10以上で重金属イオンを沈殿分離させ
る第1工程処理、前記第1工程で得た分離液に酸(塩酸
又は硫酸)を添加してEDTAを結晶化させ、該結晶を分
離、回収する第2工程処理及び前記結晶を分離した分離
液に過酸化水素を添加してCODを低減化させる第3工程
処理からなる方法が知られている(特開昭59−76593号
公報) 〔発明が解決しようとする課題〕 上述したような方法では第1工程において、第1表に
示す化学洗浄液中のCOD負荷成分であるヒドラジン及び
インヒビターの除去効果が殆んどないので、第3工程の
COD酸化処理においてCODの酸化分解が十分でなく、また
COD酸化のための過酸化水素添加要領の不具合などもあ
ってEDTAの酸化分解が不十分であり、酸化未分解のEDTA
とキレート化しているクロムイオン(Cr3+)の除去を不
可能にする等の問題点がある。
本発明は上記技術水準に鑑み、前記従来方法における
ような不具合のない化学洗浄廃液の処理方法を提供しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、EDTAと反応結合した金属イオン(主成分:
鉄イオン、少量成分:クロムイオン)、アンモニア、ヒ
ドラジン、インヒビターを含む酸洗浄廃液及び酸洗浄後
の水洗水廃液の化学洗浄廃液処理方法において、酸洗浄
廃液の全量と酸洗浄廃液の2倍相当量の水洗水廃液を廃
液貯槽に受け入れた後、エアバブリングしながらアルカ
リ剤及び活性炭を併用添加してpH11以上でヒドラジン、
インヒビターを除去するとともに鉄イオンを水酸化物と
して沈殿生成させた後、沈殿物を沈降分離する第1工程
処理、前記第1工程処理で得られた上澄液を別の廃液貯
槽へ移した後、エアバブリングしながら硫酸又は塩酸を
添加してpH1〜2.5の範囲内に調整してEDTAを結晶化して
沈降分離する第2工程処理及び第2工程処理で得られた
上澄液を、予め酸洗浄廃液量の6〜8倍相当量の水洗水
廃液を受け入れてある更に別の廃液貯槽へ移した後、エ
アバブリングしながらアルカリ剤を添加してpH2〜3.5の
範囲内に調整した後、第一鉄イオン(Fe2+)濃度として
100〜200ppmになるよう硫酸第一鉄又は塩化第一鉄を添
加し、次に該廃液中のCODに対し過酸化水素2.5当量以上
を4回に分けて添加するが、2回目以降の添加は3日間
毎とし、その間のエアバブリングは停止してCODを酸化
分解し、次いでエアバブリングしながら該廃液にアルカ
リ剤を添加してpH6〜8.6の範囲内に調整して金属イオン
(鉄イオン、クロムイオン等)を水酸化物として沈殿分
離する第3工程処理の3工程からなることを特徴とする
化学洗浄廃液の処理方法である。
以下に本発明の方法を更に具体的に説明する。
先ず、第1工程では第1工程処理用貯槽へ酸洗浄廃液
の全量(1容)と酸洗浄後の水洗水廃液2容を受け入れ
た混合廃液にエアバブリングしながら水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ剤
を1種以上と活性炭(粉末状のものが好ましい)を併用
添加してpH11以上好ましくは11.5〜12の範囲に調整し、
4時間程度エアバブリングによる撹拌を行って該廃液中
のヒドラジン及びインヒビターを除去するとともに、鉄
イオンを完全に沈殿生成させた後、エアバブリングを停
止して沈降物を沈殿分離する。
次に、第1工程処理で得られた上澄液を別の第2工程
処理用貯槽へ水中ポンプ等を介して移送した後、エアバ
ブリングしながら硫酸又は塩酸を添加してpH1〜2.5好ま
しくは1.7前後に調整し、1時間程度エアバブリングに
よる撹拌を行ってEDTAの結晶化を促進した後、エアバブ
リングを停止して結晶析出物を沈降分離する。
次いで第2工程処理で得られた上澄液を予め酸洗浄の
水洗水廃液(酸洗浄廃液量の6〜8倍容)を受け入れて
ある更に別の第3工程処理用貯槽へ水中ポンプ等を介し
て移送混合した後、エアバブリングしながら、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアル
カリ剤を1種以上添加してph2〜3.5好ましくは2.5〜3
の範囲に調整した後、第1鉄イオン(Fe2+)濃度として
100〜200ppmになるよう硫酸第一鉄又は塩化第一鉄を添
加し、次に該廃液中のCODに対し過酸化水素2.5当量以
上、好ましくは3当量をほぼ等分に4回に分けて添加す
るが、2回目以降の添加は3日間毎とし、その間のエア
バブリングは過酸化水素添加時の撹拌を除いて停止し、
静置状態でCODを酸化分解する。次いでエアバブリング
しながら該廃液に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化カルシウム等のアルカリ剤を1種以上添加してph
6〜8.6の範囲内に調整し、2時間程度エアバブリングに
よる撹拌を行って、金属イオン(鉄イオン、クロムイオ
ン)を水酸化物として沈殿生成させた後、エアバブリン
グを停止して沈殿物を沈降分離する。
第3工程処理で得られた上澄液は、そのまま放流する
ことが可能であり、第1〜第3工程処理時に生成沈降し
た沈殿物及びEDTA結晶析出物は適当な脱水処理装置によ
り脱水処理する。
〔作用〕 本発明の第1工程処理においてCOD負荷成分であるヒ
ドラジン(N2H4)及びインヒビターが有効に除去される
機構あるいは作用は下記によるためと考えられる。
即ち、N2H4についてはアルカリ剤添加によって沈殿生
成する水酸化第二鉄〔Fe(OH)〕とエアバブリングに
よる酸素によって第1式に示す化学反応によりN2及びH2
Oに酸化分解され、その酸化分解反応はアルカリ剤と併
用添加した活性炭が反応触媒として促進作用していると
考えられる。
Fe(OH)がヒドラジンによって還元されて生成する
Fe(OH)はエアバブリングによる酸素によって再びFe
(OH)に酸化される。
一方インヒビターの除去効果は活性炭による吸着作用
であるが、アルカリ剤の添加によって沈殿生成する水酸
化第二鉄の相乗効果もあると考えられる。活性炭の添加
量は廃液1m3に対し1〜1.5kgの範囲で十分である。
また廃液にアルカリ剤を添加してEDTA−Feキレートし
ている鉄を完全に水酸化物として沈殿生成させるために
はpH11以上、好ましくはpH11.5〜12程度に調整する必要
がある。pH11以上ではEDTA−Fe3+キレート生成定数が鉄
水酸化物〔Fe(OH)〕の溶解度より大きいので、鉄イ
オン(Fe3+)を完全に沈殿生成分離することができな
い。
本発明の第2工程処理においてCOD負荷成分中95%以
上の負荷率を占めるEDTAを効果的に除去することは極め
て重要であり、その除去方法として公知ではあるがEDTA
の溶解度がpHに大きく依存することから、その最適pHを
検討した結果、pH1〜2.5好ましくは1.7前後にEDTAの最
小溶解度があり、不溶解分は結晶化され全て析出する。
pH調整剤としては硫酸あるいは塩酸でよいが、これらpH
調整剤の添加要領でEDTAの結晶析出物の沈降容積が大き
く変わる。
即ち、pH調整剤を短時間のうち添加する方法が、長時
間をかけて添加する方法よりも結晶析出物の沈降容積は
約1/2となり、沈降物の脱水処理上好ましい。
以上本発明の第1工程及び第2工程処理によって得ら
れた廃液中には2000ppm前後のCODが残留している。この
残留COD成分の殆んどはEDTA−Cr3+キレート化合物のEDT
A分と遊離のEDTAである。
従って本発明の第3工程処理において残留COD成分で
あるEDTA(C10H16N2O8)を効果的に除去するためには過
酸化水素(H2O2)で酸化分解することが必要であり、そ
の酸化分解作用は下記に示す第2式の化学反応によるた
めと考えられる。
酸性域で過酸化水素と第一鉄イオン(Fe2+)との混合
溶液はフェントン試薬として酸化効果の高いことが知ら
れているが第2式のように過酸化水素によるEDTAの酸化
分解を効果的に促進させるための大きな要素は過酸化水
素の添加要領にあることを見いだした。
即ち、過酸化水素をCODに対し2.5当量以上添加するの
に、その全量を一度に添加したのではCODの除去効果は
小さく排水基準値を大きく外れるが、過酸化水素の最適
添加要領として、例えば過酸化水素をCODに対し2.5当量
以上添加するに際し、ほぼ等分に4回に分けて添加し、
2回目以降の添加は3日間毎とし、その間静置状態でCO
Dを酸化分解する方法によればCOD成分であるEDTAを効果
的に除去することができる。このように過酸化水素の添
加量を数回に分け間をおいてから添加する方法がCODの
除去効果を高めるのは次のことが考えられる。
即ち、COD成分を過酸化水素で酸化分解するには、酸
化分解機構に関与する活性種(HO・ラジカル、HO2・ラ
ジカル)が必要とされている。この活性種生成には第3
式乃至第4式の反応で示すように第一鉄イオン(Fe2+
の存在が必要不可欠であることから、本発明のCOD成分
を酸化分解して、さらにCODの除去率を高めるためには
酸化された第二鉄イオン(Fe3+)を第一鉄イオン(F
e2+)に還元する必要がある。
Fe2++H2O2→Fe2++OH-+HO・ …第3式 HO・+H2O2→H2O+HO・ …第4式 還元反応(Fe3+→Fe2+)はCOD成分が残存している間
は廃液を静置しておくことによって起こることを見いだ
し、2〜3日間の静置で85〜100%還元されることを確
認した。
このように第一鉄イオン(Fe2+)に還元後、さらに過
酸化水素を添加することにより、前の添加で未分解であ
ったCOD成分が第2式の反応で効果的に酸化分解除去さ
れていく。
またCOD成分の酸化分解処理時の適正pH範囲は2〜3.5
が好ましく、その範囲を外れるとCOD除去率は悪くな
る。第一鉄イオン(Fe2+)濃度は100〜200ppm程度で十
分であり、それ以上添加してもCOD除去効果に変化はな
い。
〔実施例〕
EDTAと反応結合した金属イオン(Fe3+,Cr3+)、アン
モニア、ヒドラジン、インヒビターを含む酸洗浄廃液及
び酸洗浄後の水洗水廃液の化学洗浄廃液処理方法におい
て下記のような試験を行った。この試験は第1表に示し
た組成及び性状の化学洗浄廃液を対象として行ったもの
で、(C)混合廃液1をビーカに受け入れエアバブリ
ングしながら、粉末状の活性炭1gと水酸化ナトリウムを
添加してpHを11.5〜12に調整したのち、4時間撹拌して
エアバブリングを止め鉄の水酸化物(沈殿物)を沈降分
離した。沈殿物分離後の上澄液(アルカリ性)はEDTA−
Cr3+キレート化によって緑色を呈していた。
この上澄液を第2工程用の廃液として別のビーカにと
り、エアバブリングしながら、97%硫酸を添加してpHを
1.9に調整したのち、1時間撹拌してエアバブリングを
止めEDTAの結晶析出物を沈降分離した。結晶析出物(白
色)沈降分離後の上澄液(酸性)はEDTA−Cr3+キレート
化によって紫色を呈していた。
この処理液の性状は第3表(D)の第2工程処理後の
上澄液に示すように本発明法ではCOD2200mg/、Fe0.2m
g/以下、Cr3+93mg/であった。また比較のため第1
工程処理での活性炭無添加である従来法ではCOD2650mg/
、Fe1mg/以下、Cr3+94mg/であった。
上記(D)廃液150mlに(E)廃液300ml(酸洗後の水
洗水で第1表(A)廃液の6倍相当量)を混合した
(F)混合廃液450mlを第3工程用の廃液として更にビ
ーカにとり、エアバブリングしながら48%水酸化ナトリ
ウム溶液を添加してpHを2〜3.5に調整したのち、第一
鉄イオン(Fe2+)濃度として100〜200ppmになるよう硫
酸第一鉄を添加し、次に該廃液中のCODに対し35%過酸
化水素2.5〜3当量を等分に4回に分けて添加した。た
だし2回目以降の添加は3日間毎とし、その間のエアバ
ブリングは過酸化水素添加時の撹拌を除いて停止し、静
置状態でCODを酸化分解した。次いでエアバブリングし
ながら該廃液に48%水酸化ナトリウム溶液を添加してpH
6〜8.5に調整して金属イオン(鉄イオン、クロムイオ
ン)を水酸化物として沈殿生成させ、約2時間エアバブ
リングによる撹拌を行った後、エアバブリングを止めて
沈殿物を沈降分離した。沈降分離後の上澄液のCOD、溶
解鉄、全クロム及びSSを測定し、第4表実施例の試験番
号(2)〜(10)の如き結果を得た。また比較のため第
3工程でのCOD酸化処理時の過酸化水素を1度に添加し
て静置酸化処理する従来法についても行い、試験番号
(12)〜(15)の如き結果を得た。
試験番号(1)及び(11)は第3表に示す混合廃液
(F)であり、本発明法及び従来法での第3工程処理前
の性状を参考例として示した。
〔発明の効果〕 (1) 第1工程処理において廃液中にアルカリ剤と活
性炭を併用添加すると同時にエアバブリングすることに
よって該廃液中の鉄イオンを水酸化第二鉄として沈殿除
去するばかりでなく、ヒドラジン、インヒビターをも効
果的に除去可能となったことから、第3工程処理でのCO
D酸化分解除去が容易となった。
(2) 第3工程のCOD酸化分解処理において、過酸化
水素によるCOD成分(EDTA)の酸化分解するに当って、
過酸化水素をCODに対して2.5当量以上添加するに際し、
ほぼ等分に4回に分けて添加し、2回目以降の添加は3
日間毎とし、その間静置状態でCODを酸化分解する方法
によればEDTAがクロムイオン(Cr3+)とキレート化(ED
TA−Cr3+)しているEDTAをも効果的に酸化分解除去され
るので、キレート化していたクロムも遊離のクロムイオ
ン(Cr3+)となり、COD酸化処理後のアルカリ剤による
中和処理によってクロムイオンは水酸化クロム〔Cr(O
H)〕として沈殿除去することが可能となる。
(3) 最終処理工程である第3工程処理後の処理水は
第2表の全項目とも排水基準値を十分満足するので、放
流に際しては何ら調整することなく、そのまま放流でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/72 ZAB C02F 1/72 ZABZ 9/00 502 9/00 502P 502R 503 503C

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンジアミン四酢酸と反応結合した金
    属イオン、アンモニア、ヒドラジン、腐食抑制剤を含む
    酸洗浄廃液及び酸洗浄後の水洗水廃液の化学洗浄廃液処
    理方法において、酸洗浄廃液の全量と酸洗浄廃液の2倍
    相当量の水洗水廃液を廃液貯槽に受け入れた後、エアバ
    ブリングしながらアルカリ剤及び活性炭を併用添加して
    pH11以上でヒドラジン、腐食抑制剤を除去するとともに
    鉄イオンを水酸化物として沈殿生成させた後、沈殿物を
    沈降分離する第1工程処理、前記第1工程処理で得られ
    た上澄液を別の廃液貯槽へ移した後、エアバブリングし
    ながら硫酸又は塩酸を添加してpH1〜2.5の範囲内に調整
    してエチレンジアミン四酢酸を結晶化して沈降分離する
    第2工程処理および前記第2工程処理で得られた上澄液
    を、予め酸洗浄廃液量の6〜8倍相当量の水洗水廃液を
    受け入れてある更に別の廃液貯槽へ移した後、エアバブ
    リングしながらアルカリ剤を添加してpH2〜3.5の範囲内
    に調整した後、第一鉄イオン濃度として100〜200ppmに
    なるよう硫酸第一鉄又は塩化第一鉄を添加し、次に該廃
    液中のCODに対し過酸化水素2.5当量以上を4回に分けて
    添加するが、2回目以降の添加は3日間毎としその間の
    エアバブリングは停止してCODを酸化分解し、次いでエ
    アバブリングしながら該廃液にアルカリ剤を添加してpH
    6〜8.6の範囲内に調整して金属イオンを水酸化物として
    沈殿分離する第3工程処理からなることを特徴とする化
    学洗浄廃液の処理方法。
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