JP2720922B2 - 食品加熱自動販売機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵、または冷凍貯蔵
されたたとえばハンバ−ガ−等の食品や、常温で保存可
能なパック食品等を自動的に加熱して販売可能な食品加
熱自販機に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、保存期間の長い冷凍食品を電子レ
ンジにて自動的に加熱して販売する自販機が提案されて
いる。

【０００３】図９は特開平３−７７１９１号公報に示さ
れた係る自販機であり、自販機８０内に冷凍室８１を構
成し、ベンドラック８２を設け、商品８３を収納してあ
る。この商品は販売指令によりロボットハンド８４の櫛
歯状のハンド部８５にて受け取り、冷凍室８１下方ので
電子レンジ８６に搬入し加熱調理し、さらに加熱後、ロ
ボットハンド８４により商品を取り出し搬出口８７に搬
送するものが開示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係るロ
ボットハンド８４による搬送は、ロボットの移動範囲が
広く３次元の動きが必要となるためコスト高となる。さ
らに冷凍室８１内にハンド部８５を挿入する必要からハ
ンド部８５と干渉しない大きな冷凍室扉８８がいるため
暖気の流入、冷気の流出が多量となり冷凍装置の大型化
が必要となる。また長尺の冷凍室扉８８の開閉メカも大
型、複雑化する問題点があった。本発明は、上記の従来
の問題を解決するもので、貯蔵庫内に収納した商品を複
数の搬送装置により、複雑な動きを必要とせず、シンプ
ル、コンパクトに搬送することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の食品加熱自動販売機は、食品を常温、冷
蔵、冷凍などの温度帯にて収納し、内部に複数のベンド
ラックを有し、所定の箇所に商品出口とこの商品出口を
開閉する扉を備えた底壁と、ロ−ディング扉とを有する
貯蔵庫と、前記底壁の各所に落下した食品を前記商品出
口に押し集める庫内搬送装置と、前記貯蔵庫の下方に位
置し、トレ−ラックをドア内面に設けた食品加熱用のレ
ンジと、前記食品を載置するトレ−と、このトレ−を乗
せるトレ−載置部を有し、前記商品出口の位置と前記ト
レ−ラックの位置と搬出位置との間において前記トレ−
を移動す庫外搬送装置とを備えたことを特徴とする。

【０００６】また、前記庫内搬送装置は前後に移動する
前後押し部材と左右に移動する左右押し部材とより構成
されていることを特徴とする。

【０００７】また、前記庫外搬送装置は前記トレ−を直
線運動と曲線運動により上下に移動することを特徴とす
る。

【０００８】また、前記レンジの前記ドア−は左または
右開きであることを特徴とする。また、前記レンジのド
ア−開放時には、庫外搬送装置の前記トレ−載置部の移
動軌跡内に前記レンジの前記トレ−ラックが存在するこ
とを特徴とする。

【０００９】さらにまた、食品を常温、冷蔵、冷凍など
の温度帯にて収納し、内部に複数のベンドラックを有
し、所定の箇所に商品出口とこの商品出口を開閉する扉
を備えた底壁と、ロ−ディング扉とを有する貯蔵庫と、
前記底壁の各所に落下する食品を前記商品出口に集める
庫内搬送装置と、前記貯蔵庫の下方に位置し、トレ−ラ
ックをドア内面に設けた食品加熱用のレンジと、前記食
品を載置するトレ−と前記商品出口の位置前記トレ−ラ
ックの位置と搬出位置との間において前記トレ−を移動
する庫外搬送装置と、前記搬出位置間において前記トレ
−上の商品を搬出口に押し出す搬出装置を備えたことを
特徴とする。

【００１０】さらにまた、食品を常温、冷蔵、冷凍など
の温度帯にて収納し、内部に複数のベンドラックを有
し、所定の箇所に商品出口とこの商品出口を開閉する扉
を備えた底壁と、ロ−ディング扉とを有する貯蔵庫と、
前記底壁の各所に落下する食品を前記商品出口に集める
庫内搬送装置と、前記貯蔵庫の下方に位置し、トレ−ラ
ックを左開きのドア内面に設けた食品加熱用のレンジ
と、前記食品を載置するトレ−と前記商品出口の位置と
前記トレ−ラックの位置と搬出位置との間において前記
トレ−を移動する庫外搬送装置とを備え、前記トレ−は
加熱時には前記トレ−ラックに載置されることを特徴と
する。

【００１１】

【作用】上記の構成により、ベンドラックから底壁に落
下した商品は、庫内搬送装置により商品出口に搬送さ
れ、この商品出口で待ち構える庫外搬送装置にて移動し
たトレ−上に乗せかえ、庫外搬送装置の駆動により、ド
アの開放状態にあるレンジのトレ−ラックにトレ−およ
び食品を載置し、その後ドアの閉鎖により、レンジを作
動させ、加熱後、ドアを開放して、庫外搬送装置の駆動
によりトレ−および商品をトレ−ラックより搬出位置に
搬送するものである。

【００１２】また、ベンドラックから底壁に落下した商
品は、前記庫内搬送装置の前後に移動する前後押し部材
と左右に移動する左右押し部材とより、商品出口に搬送
される。また、前記庫外搬送装置は前記トレ−を直線運
動と曲線運動により上下に移動して、前記トレ−ラック
とトレ−の受け渡しを行う。

【００１３】また、電子レンジの前記ドア−は左または
右開きで開閉して、トレ−をドアの開放位置およびレン
ジ内に位置さす。

【００１４】また、前記レンジのドア−開放時には、庫
外搬送装置の前記トレ−載置部の移動軌跡内に前記レン
ジの前記トレ−ラックが存在し、トレ−の受け渡しを行
う。

【００１５】さらにまた、前記搬出位置間において前記
トレ−上の商品は、搬出装置により搬出口に押し出され
る。

【００１６】さらにまた、食品を載置したトレ−は、左
開きのドア内面に設けた食品加熱用の電子レンジのトレ
−ラックに載置され、その状態でドアの閉鎖によりレン
ジ内に搬入され、加熱される。

【００１７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。

【００１８】図１は本発明の一実施例の要部の断面図で
あり、１は食品加熱自動販売機で、商品２の搬出口３、
搬出ドア４、コイン投入口、セレクトボタン（いずれも
図示せず）などを備えた外扉５と、内部には、商品２を
収納し、例えば冷凍温度帯で保存する貯蔵庫５を有す
る。６は貯蔵庫５の前面に設けたロ−ディング扉、７は
断熱箱体、８は庫内の底壁で、その下方には冷却風路
９、冷却器１０、ファン１１を配置している。１２は、
モ−タ（図示せず）にて回転するスパイラル体１３と箱
状のコラム１４よりなるベンドラックで、スパイラル体
１３の間に商品２を収納し、スパイラル体１３の回転に
より商品２を落下さすものである。１５は底壁８の略前
方中央に開口した商品出口で、スライドドア１６が設け
てある。

【００１９】１７は各ベンドラック１２から落下する商
品出口１５に底壁８上を滑らして搬送する庫内搬送装置
で、左右に移動する左右そし押し部材１８と前後に移動
する前後押し部材１９を備えている。

【００２０】２０は食品加熱用の電子レンジで、左開き
のドア２１が自動販売機１の左側面に対向するように貯
蔵庫５の下方の機械室２２内に設置してある。このドア
−２１の内壁には商品２を載置するトレ−２３を着脱自
在に載置するトレ−ラック２４が設けてある。

【００２１】２５は商品出口１５の位置と、搬出口３の
位置と、トレ−ラック２４との間において、トレ−２３
を移動する庫外搬送装置で、トレ−２３を着脱自在に載
置し、直線運動と曲線運動により上下に移動するトレ−
載置部２６を備えている。

【００２２】２７は搬出位置間においてトレ−２３上の
商品を搬出口３に押し出す搬出装置で、前後に往復動す
る押片２８を有する。

【００２３】次に、図３、図４、図５、図６を参照しな
がら各装置の詳細構成を説明する。図３において、庫内
搬送装置１２は、左右押し部材１８を固定したキャリッ
ジ２９が、ガイドレ−ル３０内を移動可能に設けてあ
り、キャリッジ２９を駆動するワイヤ−３１、左右駆動
モ−タ−３２、非接触型リミットスイッチ３３、ワイヤ
−プ−リ−３４を有している。

【００２４】また−方の左右押し部材１８は前後押し部
材１９を固定したキャリッジ３５がガイドレ−ル部３６
内を移動可能に設けてあり、キャリッジ３５を駆動する
ワイヤ−３７、前後駆動モ−タ−３８、非接触型リミッ
トスイッチ３９、ワイヤ−プ−リ−４０を有している。
また、図４は庫内搬送装置の他の実施例であり、左右押
し部材４１の奥行き方向の長さが前方のベンドラック１
２の長さに相当している。４２は貯蔵庫５のほぼ全幅の
前後押し部材で、左右に設けたガイドレ−ル部材４３内
を移動するキャリッジ４４により移動する。また４５は
駆動軸で前後駆動モ−タ−４６にて駆動する。なお同一
機能の部分については、同一符号を付し説明を省略す
る。

【００２５】図５において、電子レンジ２０のドア２１
は周知ように図示しないドアラッチが設けてあり、この
開閉をカム４７にて行うラッチ開閉機構４８と、ドア２
１の開閉を４節リンク４９で行うドア開閉機構５０を有
している。

【００２６】図６において庫外搬送装置２５は、略コ字
状のフレ−ム５１にモ−タ（図示せず）にて回転する駆
動スプロケット５２に係合した上下に張設するチェン５
３を有する。このチェン５３にはスライドガイド５４の
キャリヤ−５５が取りつけられ、上下移動体５６を固定
してある。上下移動体５６には平行リンク５７にてトレ
−載置部２６を連結している。また、トレ−載置部２６
に直線運動と曲線運動をさすために、平行リンク５７の
−方のバ−５８にはフレ−ム５１の内壁に設けたカムト
ラック５９に係合するカムレバ−６０が固定してある。
このカムトラック５９はトレ−載置部２６に直線運動を
与える直線部６１と曲線運動を与える曲線部６２を連設
しており、商品出口１５の位置と、搬出口３の位置との
間を直線運動、搬出口３の位置と電子レンジ２０のトレ
−ラック２４間を曲線運動を行う。また６３はトレ−載
置部２６に設けたガイド孔で、図７に示すトレ−２３の
下面にもうけた２対のガイドピン６４、６５のうちガイ
ドピン６４が係合し位置決を行う。またガイドピン６５
はトレ−ラック２４のガイド孔６６（図２）に係合し位
置決めを行う。次ぎに図８を参照しながら上記構成の動
作を説明する。

【００２７】コインの投入後、商品選択が行われると
（ＳＴＥＰ１）、選択されたべ ンドラック１２のスパ
イラル体１３の駆動と（ＳＴＥＰ２）、扉１６の開動作
が行われて（ＳＴＥＰ３）、庫外搬送装置２５の上昇直
線駆動により、トレ−２３を商品出口１５を通って底壁
８の僅か下方まで上昇さす（ＳＴＥＰ４）。このとき庫
内搬送装置１７の左右押し部材１８と前後押し部材１９
を順次駆動し（図４の他の実施例の場合は逆に前後押し
部材４２、左右押し部材４１の順）、べンドラック１２
より落下した商品２を商品出口１５に導きトレ−２３上
に載置する（ＳＴＥＰ５）。次に庫外搬送装置２５を旋
回下降し（ＳＴＥＰ６）、トレ−載置部２６上のトレ−
２３、商品２を開状態のドア２１のトレ−ラック２４上
に受け渡す。この間に扉１６の閉動作（ＳＴＥＰ７）、
庫内搬送装置１７のリセットが行われる（ＳＴＥＰ
８）。その後、ドア２１が閉鎖され所定時間加熱調理さ
れる（ＳＴＥＰ９）。調理が完了すると、ドア２１が開
き（ＳＴＥＰ１０）、庫外搬送装置装２５を旋回上昇
し、トレ−２３、商品２をトレ−載置部２６上に再び載
置し、搬出口３の対向位置にて停止する（ＳＴＥＰ１
１）。すると搬出装置２７が作動して商品を搬出口３へ
押し出し（ＳＴＥＰ１２）、商品を取り出し得る位置に
移送するものである。（ＳＴＥＰ１３）次ぎに前述した
実施例の効果を説明する。

【００２８】図３における庫内搬送装置１２は、左右押
し部材１８を固定したキャリッジ２９が、ガイドレ−ル
３０内を移動可能に設けてあり、キャリッジ２９を駆動
するワイヤ−３１、左右駆動モ−タ−３２、非接触型リ
ミットスイッチ３３、ワイヤ−プ−リ−３４を有する構
成のため、庫内に侵入した湿気の氷結に対して、ワイヤ
−３１は可撓性を有するため駆動中の変形により、氷結
剥離が容易で動作安定性が高い。

【００２９】また、図４の庫内搬送装置の他の実施例で
は、左右押し部材４１の奥行き方向の長さが前方のベン
ドラック１２の長さに相当させ、貯蔵庫５のほぼ全幅の
前後押し部材４２を設けているため、前後駆動モ−タ−
４６等を移動体でなく、固定的に設置できるので、配線
コ−ドの移動による被覆強化等必要がなくコスト的に有
利である。

【００３０】図５における電子レンジ２０のドア２１は
周知ように図示しないドアラッチが設けてあり、この開
閉をカム４７にて行うラッチ開閉機構４８と、ドア２１
の開閉を４節リンク４９で行うドア開閉機構５０をそれ
ぞれ有しているので動作タイミング、動作速度の調節が
容易である。

【００３１】図６における庫外搬送装置２５は、トレ−
載置部２６に直線運動と曲線運動をさすために、平行リ
ンク５７の−方のバ−５８にはフレ−ム５１の内壁に設
けたカムトラック５９に係合するカムレバ−６０を固定
し、このカムトラック５９はトレ−載置部２６に直線運
動を与える直線部６１と曲線運動を与える曲線部６２を
連設しており、商品出口１５の位置と、搬出口３の位置
との間を直線運動、搬出口３の位置と電子レンジ２０の
トレ−ラック２４間を曲線運動を行うようにしたので、
商品２の水平状態に保ちながら搬送でき、またその構成
が簡素であるため、ロボットのように制御により動作軌
跡の設定を行う必要がなく、また、運動作動の安定が極
めてよく、かつ安価に実現できる。

【００３２】またトレ−載置部２６に設けたガイド孔６
３で、図７に示すトレ−２３の下面にもうけた２対のガ
イドピン６４、６５のうちガイドピン６４が係合し位置
決を行い、またガイドピン６５はトレ−ラック２４のガ
イド孔６６（図２）に係合し位置決めを行うので、トレ
−２３を移動、停止時を問わず確実に支持できる。

【００３３】

【発明の効果】本発明は係る構成により、ベンドラック
から底壁に落下した商品は、庫内搬送装置により商品出
口に搬送され、この商品出口で待ち構える庫外搬送装置
にて移動したトレ−上に乗せかえ、庫外搬送装置の駆動
により、ドアの開放状態にあるレンジのトレ−ラックに
トレ−および食品を載置し、その後ドアの閉鎖により、
レンジを作動させ、加熱後、ドアを開放して、庫外搬送
装置の駆動によりトレ−および商品をトレ−ラックより
搬出位置に搬送するものである。

【００３４】従って、貯蔵庫内に収納した商品を複数の
搬送装置により、複雑な動きを必要とせず、シンプル、
コンパクトに搬送することが出来る。またロボットハン
ド等による搬送に比べ、−基によるロボットにて移動範
囲を３次元の動きとする必要がないためコスト高となら
ず、さらに貯蔵庫内にハンド部を挿入する必要がなくハ
ンド部と干渉しない大きな開口が不要で、冷蔵、冷凍温
度の保存において暖気の流入、冷気の流出が多量となり
冷凍装置の大型化を回避可能である。

【００３５】また、ベンドラックから底壁に落下した商
品は、前記庫内搬送装置の前後に移動する前後押し部材
と左右に移動する左右押し部材とより、商品出口に搬送
されるので商品が確実に天地を守って搬送されるため、
従来のようにスロ−プにより商品を所定位置に移動する
ものにくらべ、上下寸方が減少出来、収納庫の容積の無
効部分が減少し、収納量が拡大できる。また天地が反転
した場合都合の悪い、例えば、汁ものの食品を扱え、メ
ニュ−の制限がない。

【００３６】また、電子レンジの前記ドア−は左または
右開きで開閉して、トレ−をドアの開放位置およびレン
ジ内に位置さすようにしたので、庫外搬送装置の待機位
置をドア干渉のないドアの上下空間を利用でき、スペ−
スファクタ−が良い。

【００３７】また、前記レンジのドア−開放時には、庫
外搬送装置の前記トレ−載置部の移動軌跡内に前記レン
ジの前記トレ−ラックが存在し、トレ−の受け渡しを行
うのでレンジのドア−が−つの搬送システムを兼用して
いるのでレンジ庫内への別途搬送装置が不要で、かつ商
品の反転等の心配がない。

【００３８】さらにまた、前記搬出位置間において前記
トレ−上の商品は、搬出装置により搬出口に押し出され
るので、パッケ−ジの摩擦係数の加熱による変化に拘ら
ず確実に商品を搬出口に搬送できる。

【００３９】また、前記庫外搬送装置は前記トレ−を直
線運動と曲線運動により上下に移動して、前記トレ−ラ
ックとトレ−の受け渡しを行うので、レンジの位置と商
品出口位置とのレイアウトが制約されず機械室の拡大が
防止される。

【００４０】さらにまた、食品を載置したトレ−は、左
開きのドア内面に設けた食品加熱用の電子レンジのトレ
−ラックに載置され、その状態でドアの閉鎖によりレン
ジ内に搬入され、加熱されるので、動作の目視チェック
が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の食品加熱自動販売機の−実施例を示す
断面図

【図２】本発明の食品加熱自動販売機の内部構成の−実
施例を示す斜視図

【図３】庫内搬送装置の−実施例を示す斜視図

【図４】庫内搬送装置の他の実施例を示す斜視図

【図５】電子レンジの−実施例を示す斜視図

【図６】庫外搬送装置の−実施例を示す斜視図

【図７】トレ−の−実施例を示す斜視図

【図８】本発明の食品加熱自動販売機の動作を示すフロ
−チャ−ト

【図９】従来の食品加熱自動販売機を示す断面図

【符号の説明】

２ 商品 ５ 貯蔵庫 ６ ロ−ディング扉 ８ 底壁 １２ ベンドラック １５ 商品出口 １６ 扉 １７ 庫内搬送装置 １８ 左右押し部材 １９ 前後押し部材 ２０ レンジ ２１ ドア− ２３ トレ− ２４ トレ−ラック ２５ 庫外搬送装置 ２６ トレ−載置部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 義人 大阪府東大阪市高井田本通３丁目22番地 松下冷機株式会社内 (56)参考文献 特開 平３−273388（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−77191（ＪＰ，Ａ)

Claims (7)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 食品を常温、冷蔵、冷凍などの温度帯に
   て収納し、内部に複数のベンドラックを有し、所定の箇
   所に商品出口とこの商品出口を開閉する扉を備えた底壁
   と、ロ−ディング扉とを有する貯蔵庫と、前記底壁の各
   所に落下した食品を前記商品出口に押し集める庫内搬送
   装置と、前記貯蔵庫の下方に位置し、トレ−ラックをド
   ア内面に設けた食品加熱用のレンジと、前記食品を載置
   するトレ−と、このトレ−を乗せるトレ−載置部を有
   し、前記商品出口の位置と前記トレ−ラックの位置と搬
   出位置との間において前記トレ−を移動する庫外搬送装
   置とを備えた食品加熱自動販売機。
2. 【請求項２】 前記庫内搬送装置は前後に移動する前後
   押し部材と左右に移動する左右押し部材とより構成され
   ている請求項１記載の食品加熱自動販売機。
3. 【請求項３】 前記庫外搬送装置は前記トレ−を直線運
   動と曲線運動により上下に移動する請求項１記載の食品
   加熱自動販売機。
4. 【請求項４】 前記レンジの前記ドア−は左または右開
   きである請求項１記載の食品加熱自動販売機。
5. 【請求項５】 前記レンジのドア−開放時には、庫外搬
   送装置の前記トレ−載置部の移動軌跡内に前記レンジの
   前記トレ−ラックが存在する請求項１記載の食品加熱自
   動販売機。
6. 【請求項６】 食品を常温、冷蔵、冷凍などの温度帯に
   て収納し、内部に複数のベンドラックを有し、所定の箇
   所に商品出口とこの商品出口を開閉する扉を備えた底壁
   と、ロ−ディング扉とを有する貯蔵庫と、前記底壁の各
   所に落下する食品を前記商品出口に集める庫内搬送装置
   と、前記貯蔵庫の下方に位置し、トレ−ラックをドア内
   面に設けた食品加熱用のレンジと、前記食品を載置する
   トレ−と前記商品出口の位置と前記トレ−ラックの位置
   と搬出位置との間において前記トレ−を移動する庫外搬
   送装置と、前記搬出位置間において前記トレ−上の商品
   を搬出口に押し出す搬出装置を備えた食品加熱自動販売
   機。
7. 【請求項７】 食品を常温、冷蔵、冷凍などの温度帯に
   て収納し、内部に複数のベンドラックを有し、所定の箇
   所に商品出口とこの商品出口を開閉する扉を備えた底壁
   と、ロ−ディング扉とを有する貯蔵庫と、前記底壁の各
   所に落下する食品を前記商品出口に集める庫内搬送装置
   と、前記貯蔵庫の下方に位置し、トレ−ラックを左開き
   のドア内面に設けた食品加熱用のレンジと、前記食品を
   載置するトレ−と前記商品出口の位置と前記トレ−ラッ
   クの位置と搬出位置との間において前記トレ−を移動す
   る庫外搬送装置とを備え、前記トレ−は加熱時には前記
   トレ−ラックに載置される食品加熱自動販売機。