JP2720758B2 - ドットインパクト式印字ヘッド - Google Patents

ドットインパクト式印字ヘッド

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JP2720758B2
JP2720758B2 JP5175272A JP17527293A JP2720758B2 JP 2720758 B2 JP2720758 B2 JP 2720758B2 JP 5175272 A JP5175272 A JP 5175272A JP 17527293 A JP17527293 A JP 17527293A JP 2720758 B2 JP2720758 B2 JP 2720758B2
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JP
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信二 瀬戸
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドットインパクト式印字
ヘッドに関し、特に永久磁石と板バネを含むドットイン
パクト式印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来広く使用されているドットインパク
ト式印字ヘッドの一例を図4に示す。この図4に示すよ
うに、従来のドットインパクト式印字ヘッドは永久磁石
10と、ヨークコア9と、このヨークコア9に流れる磁
束を消磁するためのコイル8と、印字ワイヤ1と、この
印字ワイヤ1の動作を補助するためのガイド部2と、印
字ワイヤ1を駆動するためのアーム3と、アーマチュア
17を備えた板バネ18とを有している。
【0003】次に図4に示すドットインパクト式印字ヘ
ッドの動作について説明する。コイル8に通電されてい
ない時、アーマチュア17は永久磁石10の磁力によ
り、ヨークコア9に吸着されている。この時板バネ18
は撓められて、歪エネルギが蓄えられる。コイル8に通
電されるとヨークコア9に流れている磁束が消磁され、
アーマチュア17をヨークコア9に吸引していた力が減
少するため、板バネ18に蓄えられていた歪エネルギが
解放され、印字ワイヤ1はアーマチュア17と、アーム
3を介して図4中に示したCの方向に駆動される。この
時印字ワイヤ1はインクリボンを介して、プラテン上の
紙面に対する打撃運動となり印字を行う。印字後再びコ
イル8への通電を断ち切ると、アーマチュア17はヨー
クコア9に再び吸引され、始めの状態に戻る。実際の印
字においては、この一連の動作が高速で繰り返される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のドットイン
パクト式印字ヘッドは、印字ワイヤとプラテンが衝突し
た時、アーマチュア17の慣性力により板バネが撓めら
れる(以降、この現象を腹ボテと記す)ため、印字動作
に悪影響を及ぼし、滑らかな回転運動とならない。また
この従来の機構では、印字時には板バネの歪エネルギは
ほとんどなくなり、印字を印字ワイヤ1と、アーム3
と、アーマチュア17とを含むアーマチュア系の慣性力
のみで印字を行っているため、多コピー用紙の印字には
不向きであるという問題点があった。
【0005】そこで、現在では腹ボテを軽減するため
に、図5に示すように、アーマチュア17に板バネ18
とは直角に十字ピン15を付加することがある。しかし
ながら、この構成では、慣性力による板バネの撓みは減
少するが、印字ワイヤとプラテンの衝突時間が短くな
り、印字濃度が薄くなるため、多コピー用紙の印字に不
向きであるという問題点をさらに悪くする方向にあり、
大きな問題となっていた。
【0006】さらに、図6に示すように、上記腹ボテを
軽減させる印字ヘッドとして、例えば特開平3−278
964号に記載のアーマチュア内部に回動支点を設けた
印字ヘッドがある。この印字ヘッドは、基本的な構成は
図4で示した印字ヘッドと同じであるが、図6のアーマ
チュア21に回転支点を設けることにより、上述一連の
印字動作をより滑らかな回転運動としている。
【0007】しかし、図6に示すような機構において
は、回転運動をより滑らかにすることが可能であるが、
上述の十字ピン使用の場合(図5)と同様に多コピー用
紙への印字に不向きであると言う問題をさらに悪くする
方向にあり、問題となっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電源回路は上記
目的を達成するために、プラテン上の紙面に対し衝撃力
を与え印字を行う印字ワイヤと、永久磁石と、断面形状
コの字型のヨークと、このヨークに流れる磁束を消磁す
る向きに巻装されたコイルとから成る磁気回路を制御し
て、弾性部材に蓄えられた歪エネルギを解放し印字を行
うドットインパクト式印字ヘッドにおいて、印字ワイヤ
の端部にアームを介して接合された第1のアーマチュア
と、この第1のアーマチュアに連接された第2のアーマ
チュアと、第1のアーマチュアと第2のアーマチュアの
間に印字方向とは反対側に設けられた切欠きとを有する
アーマチュアと、このアーマチュアを回動運動させ、か
つアーマチュアの切欠きに対向する位置に設けられた回
動支点を有するヨークコアと、一端が固定されかつ第1
のアーマチュアと第2のアーマチュアに接合された板バ
ネとを具備し、板バネは、アーマチュアに回転支点を境
に互いに同じ側にならないように2箇所で接合し、かつ
この2箇所の接合部分でアーマチュアを印字方向に回転
する荷重を受けるように撓められている。
【0009】また、ヨークコアは第2のアーマチュアに
向かって延設されたサブヨークコアを具備している。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のドットインパクト式印字ヘッドの一
実施例を示す斜視図である。図2は本発明のドットイン
パクト式印字ヘッドにおいて第1アーマチュア部がヨー
クコアに吸着されている時の断面図である。図3は本発
明のドットインパクト式印字ヘッドにおいてヨークコア
が消磁されている時の断面図である。図1乃至図3にお
いて、1はインクリボンを介して、プラテン上の紙面に
対し衝撃力を与え印字を行う印字ワイヤである。この印
字ワイヤ1の端部はアーム3の一端に取り付けられ、上
記アームの他端にはアーマチュア4が取り付けられてい
る。このアーマチュア4は、後述するヨークコア9の対
向面に形成された切欠き13と、この切欠き13を挟ん
でヨークコア9と対向する位置に設けられた第1アーマ
チュア部4aと、この第1アーマチュア部4aと連接
し、かつサブヨークコア7に対向する位置に設けられた
第2アーマチュア部4bとから構成されている。
【0011】上記アーマチュア4の切欠き13を有する
面側に配置された断面形状コの字型のヨーク12の一端
部には、断面形状がほぼL字型のベースプレート11が
アーマチュア4を囲むように連接されている。このベー
スプレート11とヨーク12との間に永久磁石10が挟
侍されて、ヨーク12,ベースプレート11,永久磁石
10などで磁気回路が形成されている。
【0012】上記ヨーク12の他端部にはヨークコア9
が第1アーマチュア部4aに向かって延設されており、
このヨークコア9には、アーマチュア4の切欠き13に
対向する位置に、アーマチュア4を回動運動させる回動
支点5を有している。この回動運動を円滑に行うように
断面形状がほぼU字型と一の字型を組み合わせた形状を
した一枚の板バネ6が、回転支点5を境にして、第1ア
ーマチュア部4aおよび第2アーマチュア部4bの2箇
所E,Dで接合するように配置されている。つまり、板
バネのU字型の一部分は第2アーマチュア部4bと、一
の字型の部分は第1アーマチュア部4aを印字方向に付
勢するように接合されている。そのため、第1アーマチ
ュア部4a側の接合部分Eでは永久磁石10の吸引力と
は逆方向に常時付勢し、かつ第2アーマチュア部4b側
の接合部分Dでは永久磁石10の吸引力方向に付勢す
る。
【0013】また、ヨークコア9の周囲にはコイル8が
巻装されている。このコイル8は、永久磁石10により
生じる磁束と逆向きの磁束を発生させる機能を有してい
る。そして、ヨークコア9と永久磁石10のほぼ中央に
サブヨークコア7が設けられている。このサブヨークコ
ア7の端部は、第2アーマチュア部4bに向かって延設
されており、永久磁石10により磁化されている。ここ
で、この構成における本発明のドットインパクト式印字
ヘッドの動作について説明する。図2および図3は本発
明の一実施例のドットインパクト式印字ヘッドの断面図
であり、印字時に行われる動作を表したものである。ま
ず、コイル8に通電していない状態では、永久磁石10
の磁力により、第1アーマチュア部4aはヨークコア9
の端面に吸着される。この際第1アーマチュア部4aに
接合されている板バネ6は、撓められて歪エネルギが蓄
えられる。
【0014】この時、アーマチュア4は板バネ6によっ
て図2及び図3中の接合部分E,Dで回転支点5を中心
にa方向に回転するように力を受け、また第2アーマチ
ュア部4bではサブヨークコアからの磁気吸引力により
b方向に力を受けている。
【0015】ここで、この2つの力の和をFとすると、
第1アーマチュア部4aがヨークコア9から受ける吸着
力はこのFより大きい値となるように設計されている。
また、印字ワイヤ1はアーム3を介してアーマチュア4
と連動しているため、印字ヘッド内部に収納されてい
る。
【0016】次にコイル8に通電されると、ヨークコア
9に流れる磁束は消磁され、アーマチュア4は、第1ア
ーマチュア部4aに働いていた磁気吸引力が減少し、板
バネ6に蓄えられていた歪エネルギが解放される方向、
すなわち回転支点5を中心に図3中のa方向に回転する
とともに、第2アーマチュア部4b側の接合部分Eは図
3中のb方向に第2アーマチュア部4bを押すように動
作する。このため、印字ワイヤ1は図3中のc方向に動
作し、インクリボンを介して紙面上に打撃してドットの
印字を行う。再度コイル8への通電を断ち切ると、再び
ヨークコア9に磁束が流れるために第1アーマチュア部
4aはヨークコア9に吸引されてもとの位置に引き戻さ
れる。
【0017】実際の印字においては、この一連の動作が
高速で繰り返し行われる。
【0018】このように、ヨークコア9に回転支点5を
設け、かつ板バネ6は回転支点5を境に第1アーマチュ
ア部4a側と第2アーマチュア部4b側の2箇所で、ア
ーマチュア4を図3中のaおよびb方向に付勢するよう
に取り付けると、印字ワイヤ1,アーム3を含むアーマ
チュア系は、常に回転支点5を中心として滑らかに回転
運動する。それと同時に、第2アーマチュア部4bは、
これに向かって延設されたサブヨークコア7に常に磁気
吸引されている。そのため、印字時にアーマチュア4の
慣性力だけでなく、磁気吸引力がプラスされ、多コピー
用紙での印字が容易となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、アーマ
チュアに回転支点を設け、板バネを回転支点を境に同じ
側にならないように2箇所で接合するように配置し、か
つアーマチュアが印字方向に回転するような荷重をこの
2箇所で受けるように取り付け、さらにアーマチュアを
常に印字方向に磁気吸引するサブヨークコアを設けたの
で、印字ワイヤ,アームを含むアーマチュア系が滑らか
な回転運動をし、しかも多コピー用紙への印字を容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドットインパクト式印字ヘッドの一実
施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例であるドットインパクト式印
字ヘッドにおいて第1アーマチュア部がヨークコアに吸
着されている時の断面図である。
【図3】本発明の一実施例であるドットインパクト式印
字ヘッドにおいてヨークコアが消磁されている時の断面
図である。
【図4】従来のこの種の印字ヘッドの断面図である。
【図5】従来のこの種の印字ヘッドの断面図である。
【図6】従来のこの種の印字ヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1 印字ワイヤ 2 ガイド 3 アーム 4 アーマチュア 4a 第1アーマチュア部 4b 第2アーマチュア部 5 回転支点 6 板バネ 7 サブヨークコア 8 コイル 9 ヨークコア 10 永久磁石 11 ベースプレート 12 ヨーク 13 切欠き

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテン上の紙面に対し衝撃力を与え印
    字を行う印字ワイヤと、永久磁石と、断面形状コの字型
    のヨークと、このヨークに流れる磁束を消磁する向きに
    巻装されたコイルとから成る磁気回路を制御して、弾性
    部材に蓄えられた歪エネルギを解放し印字を行うドット
    インパクト式印字ヘッドにおいて、 前記印字ワイヤの端部にアームを介して接合された第1
    のアーマチュアと、この第1のアーマチュアに連接され
    た第2のアーマチュアと、前記第1のアーマチュアと第
    2のアーマチュアの間に印字方向とは反対側に設けられ
    た三角溝状の切欠きとを有するアーマチュアと、 このアーマチュアを回動運動させ、かつ前記アーマチュ
    アの切欠きに対向する位置に設けられたくさび状の回動
    支点を有するヨークコアと、 一端が固定されかつ前記第1のアーマチュアと第2のア
    ーマチュアに接合された板バネとを具備し、 前記板バネは、一方の端部において第1のアーマチュア
    と面で接合し、この接合部を一の字として横にUの字を
    ならべて結合した形状であって、U字型の端部は前記ヨ
    ークの一端部に連接されたベースプレートに固定し、U
    字型の底部は前記第2のアーマチュアに接合し、前記2
    箇所の接合部分で前記アーマチュアに前記回動支点を中
    心に印字方向に回転させる荷重を加えることを特徴とす
    るドットインパクト式印字ヘッド。
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JPH0725040A JPH0725040A (ja) 1995-01-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59123675A (ja) * 1982-12-28 1984-07-17 Matsushita Electric Works Ltd ドツトプリンタ用電磁石装置

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JPH0725040A (ja) 1995-01-27

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