JP2720556B2 - 位相差測定方法 - Google Patents
位相差測定方法Info
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- JP2720556B2 JP2720556B2 JP34063989A JP34063989A JP2720556B2 JP 2720556 B2 JP2720556 B2 JP 2720556B2 JP 34063989 A JP34063989 A JP 34063989A JP 34063989 A JP34063989 A JP 34063989A JP 2720556 B2 JP2720556 B2 JP 2720556B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は二つの異なる交流電圧の位相差を簡易に、か
つ精度よく測定する方法に関するものである。
つ精度よく測定する方法に関するものである。
従来の技術 交流電圧の位相差測定方法としては、種々の方法がと
られているが、電子機器に対する組込み方式の測定装置
としては簡便な方式がとられ、精度が十分でないのが現
状である。
られているが、電子機器に対する組込み方式の測定装置
としては簡便な方式がとられ、精度が十分でないのが現
状である。
発明が解決しようとする課題 そのため、高精度の測定装置の実現が強く望まれてい
る。本発明は、電子機器への組込みが可能であって、位
相差±50度の範囲内、位相差精度±１度以内で容易に測
定可能な装置を実現することのできる測定方法を提案す
ることを目的とする。
る。本発明は、電子機器への組込みが可能であって、位
相差±50度の範囲内、位相差精度±１度以内で容易に測
定可能な装置を実現することのできる測定方法を提案す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の位相差測定方法は、二つの交流電圧の一方は
方形波に波形整形し、他方は極性を反転した後方形波に
波形整形し、両方形波電圧の論理積をとり、前記一方の
方形波電圧の一定時間遅れ信号と前記両方形波電圧の論
理積出力との論理積出力を前記一方の交流電圧に対する
前記他方の交流電圧の進み位相出力とし、さらに前記一
定時間遅れ信号の反転信号と前記両方形波電圧の論理積
出力との論理積出力を前記一方の交流電圧に対する前記
他方の交流電圧の遅れ位相出力とする。
方形波に波形整形し、他方は極性を反転した後方形波に
波形整形し、両方形波電圧の論理積をとり、前記一方の
方形波電圧の一定時間遅れ信号と前記両方形波電圧の論
理積出力との論理積出力を前記一方の交流電圧に対する
前記他方の交流電圧の進み位相出力とし、さらに前記一
定時間遅れ信号の反転信号と前記両方形波電圧の論理積
出力との論理積出力を前記一方の交流電圧に対する前記
他方の交流電圧の遅れ位相出力とする。
作用 この方法においては、交流電圧を一定電圧の方形波に
変えた後、論理演算で位相差を遅れ，進みの別々に取り
出すことで、高精度の測定が可能となる。
変えた後、論理演算で位相差を遅れ，進みの別々に取り
出すことで、高精度の測定が可能となる。
実施例 第１図に本発明にかかる位相差測定方法の一実施例を
具体化した装置の構成を示す。
具体化した装置の構成を示す。
図に示すように、交流電源1,2から供給される交流電
圧は、それぞれ波形整形器3,4で増幅され方形波に変換
される。波形整形器３は非反転であって、入力電圧の極
性を反転することなくそのまま出力する。波形整形器４
は反転であって、入力電圧の極性を反転して出力する。
これら波形整形器3,4の出力は論理積回路５に入力され
る。他方、非反転増幅器３の出力は、反転回路６を介し
て、抵抗７とコンデンサ８からなる時間遅れ回路に供給
され、さらに反転回路９に印加される。反転回路９の出
力と前記論理積回路５の出力とはそれぞれ論理積回路10
の入力端子に印加される。論理積回路10の出力は、抵抗
11およびコンデンサ12からなる積分回路と抵抗13とを介
して演算増幅器14の非反転入力端子に印加される。演算
増幅器14の反転入力端子は、抵抗15を介して接地され、
また帰還抵抗としての抵抗16を介してその出力端子に接
続されている。演算増幅器14の出力は進み位相出力端子
25に供給される。
圧は、それぞれ波形整形器3,4で増幅され方形波に変換
される。波形整形器３は非反転であって、入力電圧の極
性を反転することなくそのまま出力する。波形整形器４
は反転であって、入力電圧の極性を反転して出力する。
これら波形整形器3,4の出力は論理積回路５に入力され
る。他方、非反転増幅器３の出力は、反転回路６を介し
て、抵抗７とコンデンサ８からなる時間遅れ回路に供給
され、さらに反転回路９に印加される。反転回路９の出
力と前記論理積回路５の出力とはそれぞれ論理積回路10
の入力端子に印加される。論理積回路10の出力は、抵抗
11およびコンデンサ12からなる積分回路と抵抗13とを介
して演算増幅器14の非反転入力端子に印加される。演算
増幅器14の反転入力端子は、抵抗15を介して接地され、
また帰還抵抗としての抵抗16を介してその出力端子に接
続されている。演算増幅器14の出力は進み位相出力端子
25に供給される。
また、反転回路９の出力は反転回路17で極性が反転さ
れて論理積回路18の一方の入力端子に印加され、この論
理積回路18においてその他方の入力端子に印加される論
理積回路５の出力との論理積がとられる。論理積回路18
の出力は、抵抗19およびコンデンサ20からなる積分回路
と抵抗21とを介して、演算増幅器22の非反転入力端子側
に供給される。演算増幅器22の反転入力端子は抵抗23を
介して接地され、また帰還抵抗としての抵抗24を介して
その出力端子と接続されている。演算増幅器22の出力は
遅れ位相出力端子26に供給される。
れて論理積回路18の一方の入力端子に印加され、この論
理積回路18においてその他方の入力端子に印加される論
理積回路５の出力との論理積がとられる。論理積回路18
の出力は、抵抗19およびコンデンサ20からなる積分回路
と抵抗21とを介して、演算増幅器22の非反転入力端子側
に供給される。演算増幅器22の反転入力端子は抵抗23を
介して接地され、また帰還抵抗としての抵抗24を介して
その出力端子と接続されている。演算増幅器22の出力は
遅れ位相出力端子26に供給される。
この装置における各部の電圧波形を第２図に示す。図
のＡ〜Ｌは第１図に示した各点Ａ〜Ｌのそれぞれ対応す
る。
のＡ〜Ｌは第１図に示した各点Ａ〜Ｌのそれぞれ対応す
る。
第２図において、（ａ）は一方の交流電源１による入
力信号に対して他方の交流電源２のそれが進み位相であ
るときを、また（ｂ）は同じく遅れ位相のときをそれぞ
れ示している。
力信号に対して他方の交流電源２のそれが進み位相であ
るときを、また（ｂ）は同じく遅れ位相のときをそれぞ
れ示している。
交流入力信号A,Bはそれぞれ波形整形器3,4で方形波信
号C,Dにそれぞれに変換される。論理積回路５の出力信
号Ｅは図のように方形波信号C,Dの波形の位相差に比例
した方形波となる。
号C,Dにそれぞれに変換される。論理積回路５の出力信
号Ｅは図のように方形波信号C,Dの波形の位相差に比例
した方形波となる。
反転回路6,9は進み位相または遅れ位相の区別をする
ためのゲート信号を作る回路で、抵抗７とコンデンサ８
とによって時間遅れ信号Ｆが作られ、反転回路９の出力
信号Ｇが得られる。反転回路17の出力信号Ｈはこの出力
信号Ｇの極性を反転したものとなる。
ためのゲート信号を作る回路で、抵抗７とコンデンサ８
とによって時間遅れ信号Ｆが作られ、反転回路９の出力
信号Ｇが得られる。反転回路17の出力信号Ｈはこの出力
信号Ｇの極性を反転したものとなる。
論理積回路５の出力信号Ｅと反転回路９の出力信号Ｇ
との論理積を論理積回路10でとることにより信号Ｊが得
られ、これを抵抗11およびコンデンサ12からなる積分回
路によって直流に変換され、さらに演算増幅器14によっ
てに増幅されて出力端子25に直流の出力信号Ｌとして得
られる。
との論理積を論理積回路10でとることにより信号Ｊが得
られ、これを抵抗11およびコンデンサ12からなる積分回
路によって直流に変換され、さらに演算増幅器14によっ
てに増幅されて出力端子25に直流の出力信号Ｌとして得
られる。
この出力信号Ｌによって進み位相が求められる。
遅れ位相側の計測については、第２図（ｂ）に示すよ
うに、論理積回路18によって信号E,Hの論理積をとるこ
とでその出力信号Ｉとして得られる。これが抵抗19とコ
ンデンサ20とからなる積分回路によって直流に変換さ
れ、さらに演算増幅器22によって増幅されて、出力端子
26に直流の出力信号Ｋとして得られる。この出力信号Ｋ
から遅れ位相が求められる。
うに、論理積回路18によって信号E,Hの論理積をとるこ
とでその出力信号Ｉとして得られる。これが抵抗19とコ
ンデンサ20とからなる積分回路によって直流に変換さ
れ、さらに演算増幅器22によって増幅されて、出力端子
26に直流の出力信号Ｋとして得られる。この出力信号Ｋ
から遅れ位相が求められる。
本実施例では時間遅れ回路として抵抗７およびコンデ
ンサ８で構成された回路を使用しているが、それに代え
て他の公知の回路たとえばシフトレジスタを使っても同
様の機能を容易に得ることができる。また、論理積回路
10,18の出力をゲート信号として基準周波数のクロック
信号をカウンタで読取ることでも同様の機能が得られ
る。
ンサ８で構成された回路を使用しているが、それに代え
て他の公知の回路たとえばシフトレジスタを使っても同
様の機能を容易に得ることができる。また、論理積回路
10,18の出力をゲート信号として基準周波数のクロック
信号をカウンタで読取ることでも同様の機能が得られ
る。
発明の効果 本発明の方法に、交流電圧を方形波に変換しディジタ
ル的に処理することで、進み位相と遅れ位相とを個別に
取り出すので、簡単な構成の回路でも±１度以内の高精
度で位相差の測定が可能となる。
ル的に処理することで、進み位相と遅れ位相とを個別に
取り出すので、簡単な構成の回路でも±１度以内の高精
度で位相差の測定が可能となる。
第１図は本発明の位相差測定方法の一実施例による装置
のブロック図、第２図（ａ），（ｂ）はそれぞれの位相
差測定動作態様を説明するための信号波形図である。 1,2……交流電源、３……非反転波形整形器、４……反
転波形整形器、５……論理積回路、6,9……反転回路、1
0……論理積回路、14……演算増幅器、17……反転回
路、18……論理積回路、22……演算増幅器、25,26……
出力端子。
のブロック図、第２図（ａ），（ｂ）はそれぞれの位相
差測定動作態様を説明するための信号波形図である。 1,2……交流電源、３……非反転波形整形器、４……反
転波形整形器、５……論理積回路、6,9……反転回路、1
0……論理積回路、14……演算増幅器、17……反転回
路、18……論理積回路、22……演算増幅器、25,26……
出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭43−19821（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−49015（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−36566（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】二つの交流電圧の一方は方形波に波形整形
し、他方は極性を反転した後方形波に波形整形し、両方
形波電圧の論理積をとり、前記一方の方形波電圧の一定
時間遅れ信号と前記両方形波電圧の論理積出力との論理
積出力を前記一方の交流電圧に対する前記他方の交流電
圧の進み位相出力とし、さらに前記一定時間遅れ信号の
反転信号と前記両方形波電圧の論理積出力との論理積出
力を前記一方の交流電圧に対する前記他方の交流電圧の
遅れ位相出力として位相を測定することを特徴とする位
相差測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34063989A JP2720556B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 位相差測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34063989A JP2720556B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 位相差測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03202785A JPH03202785A (ja) | 1991-09-04 |
| JP2720556B2 true JP2720556B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=18338900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34063989A Expired - Fee Related JP2720556B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 位相差測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2720556B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP34063989A patent/JP2720556B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03202785A (ja) | 1991-09-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |