JP2718493B2 - 排紙トレイセンサ - Google Patents

排紙トレイセンサ

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JP2718493B2
JP2718493B2 JP4128972A JP12897292A JP2718493B2 JP 2718493 B2 JP2718493 B2 JP 2718493B2 JP 4128972 A JP4128972 A JP 4128972A JP 12897292 A JP12897292 A JP 12897292A JP 2718493 B2 JP2718493 B2 JP 2718493B2
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、複写機等の電
子写真装置に設けられ、これらの装置から排出される複
写用紙が積載される排紙トレイの高さを検知する排紙ト
レイセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の、例えば複写機では、複写後の複
写用紙(以下、シートと称する)に対するステープル作
業等の後処理作業が自動的に行われるシート後処理装置
が、自動原稿送り装置と組み合わせて使用されるように
なっている。自動原稿送り装置は、複写機の原稿載置台
上に設けられ、例えば、複数枚の原稿を順次、複写機の
原稿載置台上に搬送するものである。また、シート後処
理装置は、原稿画像が複写されたシートを、必要に応じ
て単葉シートのまま排紙トレイに排出する一方、所定枚
数のシート束によって構成される1部の複写物毎にステ
ープルあるいはパンチング等の処理を行うものである。
【0003】上記従来の後処理装置では、例えば、特開
平2−144370号公報によると、ステープル処理が
行われて排出されたシート束は、昇降自在な排紙トレイ
上に積載される。このとき、排紙トレイセンサによって
シート束の最上面が検知され、積載されたシート束の最
上面が一定高さとなるように排出トレイを昇降させてい
る。即ち、シート束の最上面の高さを一定に保つことに
より、次に排出されるシート束が排出トレイに的確に積
載されるようになる。
【0004】上記排紙トレイセンサは、図6に示すよう
に、シート排出ローラ131・131の下方に、アクチ
ュエータ132と、例えばフォトインタラプタ133か
らなるものであり、このアクチュエータ132の排紙ト
レイ側には、積載された排出シートの最上面と接触する
ように接片132aが設けられており、アクチュエータ
132の装置側には、フォトインタラプタ133の光ビ
ームを遮断するためのシャッタ132bが設けられてい
る。上記接片132aは、どのサイズのシートにおいて
もほぼ中央付近で的確に検知できるような位置に設けら
れている。
【0005】上記排紙トレイセンサは、接片132a
が、排出シート130…の最上面によって押し上げられ
ると、シャッタ132bがフォトインタラプタ133の
光ビームを遮断することによって、検知信号を出力し、
排紙トレイの高さが上限であることを検知するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の排紙トレイセンサでは、ステープル処理にともない
単葉シートモードの場合のように、排出トレイ134に
排出されるシート130の上面が全体的に平らである場
合、アクチュエータ132の接片132aによって、排
紙トレイ134の上限が的確に検知される。
【0007】しかし、複数シートがステープル処理され
たステープルモードの場合には、排紙トレイ134上の
積載量が少ないとき、積載シート130…上面はほぼ平
らであるが、積載量が多くなると、積載シート130…
の上面はステープルの針部分が他の部分より***して平
らでなくなる。ステープルの針の位置は、一般にシート
の隅部分になるため、各サイズのシートに対し、ほぼ中
央付近に位置するように配設された、アクチュエータ1
32の接片132aのみでは、積載シート130…の積
載量(厚さ)によって排紙トレイの高さを適切に検知す
ることができない。従って、排紙トレイ134が次に排
出されるシート束に対して適切な高さでなくなり、排出
されるシート束の排出口付近での詰まり、あるいは排紙
トレイ134上での積載不良といった問題が生じ、複写
の作業性が低下するといった問題が生じる。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、単葉シートモードのみで
なくステープルモードにおいても、排紙トレイの上限検
知を的確に行い、排出シートが、排出口付近で詰まるこ
となく最適の位置で積載できるような排紙トレイセンサ
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の排紙トレイセン
サは、本体装置から搬送される用紙を受けて、ステープ
ル処理の可能な後処理装置と、この後処理装置から排出
される用紙を受ける昇降可能な排紙トレイとを有する
写機等の電子写真装置に設けられ、上記排紙トレイの高
さをアクチュエータによって検知する排紙トレイセンサ
において、上記アクチュエータには、用紙の排出方向に
直交する方向に配設される軸に付設されるとともに上記
後処理装置から排出される単葉紙の排出方向に対して終
端側の中央部に接触し、上記単葉紙からなる排紙の厚さ
によって上記排紙トレイの上限を検知する単葉紙モード
接片が設けられる一方上記軸に付設されるとともに
上記後処理装置から排出されるステープル処理された複
数葉紙から成る排紙束の排出方向に対して終端側のステ
ープル箇所に接触し、上記排紙束のステープル部分の厚
さによって上記排紙トレイの上限を検知するためのステ
ープルモード用接片が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、排紙トレイに積載されたシ
ートの最上面を検知するために、単葉シートモードで
は、単葉シートモード用の接片で積載されたシートの最
上面を検知し、また、ステープルモードでは、排出シー
トの積載量が少ないときは、単葉シートモード用の接片
で、積載されたシートの最上面を検知するが、排出シー
トの積載量が多いときは、ステープルモード用の接片に
よって、ステープルのために***した部分のシート最上
面が検知でき、その結果、排紙トレイの上限高さを知る
ことができる。従って、単葉シートモードはもとよりス
テープルモードにおいても、積載シートの最高部の検知
を行うことができるので、排紙トレイ高さの上限検知が
的確になされ、排紙トレイを適切な位置まで下降させ、
排出シートに対して常に最適な位置に配置することが可
能となる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本実施例
は、複写された複写用紙(以下、シートと称する)にス
テープル処理を施すことのできるシート後処理装置を備
えた複写機に本発明である排紙トレイセンサを適用した
場合について示している。
【0012】図5に示すように、後処理装置としての
ート後処理装置41は、複写機本体1に設けられてい
る。この複写機本体1の上には、原稿台ガラス3上に原
稿Mを搬送するための自動原稿送り装置の一種であるR
DH(Recirculating DocumentHandler:循環式原稿取
り扱い装置)31が設けられている。
【0013】原稿台ガラス3の下方には、光源ランプ
4、ミラー5〜7およびレンズ8からなる光学系9と、
感光体ドラム10とが配設されている。光学系9は、R
DH31により原稿台ガラス3上に搬送される原稿Mに
対して、光源ランプ4から照射される光により光走査を
行い、その反射光をミラー5〜7およびレンズ8を介し
て感光体ドラム10表面の露光部Aに照射することで、
メインチャージャ11により一様に帯電された感光体ド
ラム10の表面に原稿Mの画像に対応した静電潜像を形
成するようになっている。
【0014】上記の感光体ドラム10の周囲には、上記
メインチャージャ11、現像装置12、転写チャージャ
13および剥離チャージャ14が配設され、感光体ドラ
ム10表面に形成された静電潜像が現像装置12により
トナー像として現像され、このトナー像が転写チャージ
ャ13によりシートSに転写され、このシートSが剥離
チャージャ14により感光体ドラム10から剥離される
ようになっている。
【0015】感光体ドラム10の下方には、感光体ドラ
ム10にシートSを搬送するためのシート搬送路15が
設けられ、このシート搬送路15の上流側には、シート
Sを供給する給紙台19、給紙カセット20および給紙
デッキ21が配設されている。一方、シート搬送路15
の下流側には、トナー像を転写されたシートSを搬送す
る搬送ベルト22およびトナー像をシートS上に定着さ
せる定着装置23とが配設されている。
【0016】定着装置23の下流側には、シートSの搬
送方向をシート後処理装置41方向と再搬送路25方向
とに切り換えるデフレクタ24が設けられている。再搬
送路25は、トナー像が転写されたシートSを再度感光
体ドラム10に搬送して裏面複写するための循環経路で
あり、途中に中間トレイ26が配設されている。
【0017】RDH31は、上部に原稿トレイ32を有
し、この原稿トレイ32の一端部に第一給送べルト33
を有する一方、原稿台ガラス3上には、第二給送ベルト
34を有し、これらが原稿搬送路35によって接続され
ている。そして、RDH31は、原稿トレイ32上に積
載された原稿Mを第一給送ベルト33により原稿搬送路
35へ送り出し、この原稿Mを、第二給送ベルト34に
より原稿台ガラス3上の所定の位置に位置決めするとと
もに、光学系9による原稿走査の終了後、第二給走ベル
ト34によって原稿トレイ32に戻すようになってい
る。
【0018】感光体ドラム10に生成された静電潜像
が、現像装置12でトナー像として現像され、搬送路1
5から搬送されたシートSに上記トナー像が転写され、
定着装置23で定着され、複写完了したシートSは、シ
ート後処理装置41に送られる。シート後処理装置41
には、図1に示すように、定着装置23から搬送されて
くるシートSをシート後処理装置41内に搬入する後処
理搬送路42が形成され、この後処理搬送路42による
シートSの搬送方向には、シート受け台としてのステー
プル用プレート43が設けられ、ステープル用プレート
43からのシートSの搬送方向には、排紙トレイ44が
設けられている。
【0019】上記の後処理搬送路42は、その一端側に
シートSを搬入する搬入口42aが形成され、途中で下
側のメインパス42bと上側のバイパス42cとに二股
状に分岐されている。これらメインパス42bおよびバ
イパス42cの終端部には、上下一対の搬送ローラ45
・45、搬送ローラ46・46が配設され、上記バイパ
ス42cとメインパス42bとの分岐点には、B1 ある
いはB2 方向に回動してシートSの搬送方向をメインパ
ス42b方向あるいはバイパス42c方向とに切り替え
るデフレクタ47が設けられている。また、シートSを
検出するために、図4に示すように、メインパス42b
にはシート検出スイッチSW1 が設けられ、バイパス4
2cにはシート検出スイッチSW2 が設けられている。
【0020】ステープル用プレート43は、後処理搬送
路42を通過したシートSのうち、製本(ステープル)
されるシートSを積載するものであり、シート排出方向
前端部が上方位置となるように傾斜して配され、上記の
前端部はシートSの排出口114付近に達している。メ
インパス42bの下方には、ステープル用プレート43
の上面と当接しながらC方向に回転するパドラ48が設
けられている。このパドラ48は、回転してその羽根部
にてシートSをその後端部がストッパ49と当接する位
置まで後退させ、ステープルされるシートSを順次積載
するようになっている。
【0021】ステープル用プレート43の幅方向端部に
は、シートSに対する幅寄せ装置50が設けられてい
る。また、ステープル用プレート43の前端部には、ス
テープル用プレート43の幅方向に延びる回転軸74が
設けられ、この回転軸74には、ステープルされたシー
を排出するための排出ローラ75が設けられてい
る。回転軸74は図示しない排出ローラ駆動用モータに
駆動され、排出ローラ75がG1 あるいはG2 方向に回
転するようになっている。即ち、排出ローラ75は、G
2 方向へ回転することにより、ステープル用プレート4
3上のシートSをストッパ49方向へ移動させる一方、
1 方向に回転することにより、ステープルされたシー
トSを排紙トレイ44上に排出するようになっている。
【0022】上記の排出ローラ75の上方には、図4に
示すように、従動ローラ78が設けられている。この従
動ローラ78は、単葉紙(以下、シングルシートと称す
る)複写の場合のガイド装置であるシングルシートガイ
ド装置80のガイド77の一端部に回転自在に支持され
ている。シングルシートガイド装置80は、他端部が支
持軸79によって回動自在に支持され、シングルシート
モード時においてメインパス42bから搬出されたシー
トSの上面側をガイドし、排出トレイ44方向へ導く上
記のガイド77と、図示しないシングルシートガイド駆
動装置とからなる。
【0023】排紙トレイ44は、図1に示すように、排
出ローラ75に対応する部位が、排出トレイ44の最下
面である凹部44aとなっており、シート受け面の上部
がステープル用プレート43の傾斜角度とほぼ同角度の
傾斜面となっている。
【0024】上記の排紙トレイ44は、先に排出された
シート束と次に排出されるシート束を区別するために排
紙トレイ44を幅方向にシフトさせるためのトレイシフ
トユニット81の上に設けられている。このトレイシフ
トユニット81は、ステープル用プレート43の幅方向
に延びるシフトフレーム82が、ステープル用プレート
43の幅方向へ移動自在に支持されている。そして、ト
レイシフトモータ85の動力が、図示しない複数のギヤ
等を介してシフトフレーム82に伝達されることによ
り、シフトフレーム82、即ち排紙トレイ44とトレイ
背板94とが一体的にステープル用プレート43の幅方
向へシフトされるようになっている。
【0025】また、上記の排紙トレイ44は、トレイ昇
降ユニット95により上下方向へ移動されるようになっ
ている。このトレイ昇降ユニット95は、図示しないト
レイ昇降モータと、トレイ背板94の内面において上下
方向に設けられたベルト97を支持するベルト支持ロー
ラ98・98と、トレイシフトユニット81に設けら
れ、トレイ背板94の外面に圧接された昇降補助ローラ
99と、トレイ昇降モータの駆動軸に設けられたプーリ
100と、このプーリ100と下側のベルト支持ローラ
98との間に掛けられたベルト101とからなる。上記
のベルト97には、トレイシフトユニット81が連結さ
れており、トレイ昇降モータに駆動されてベルト97が
移動することによって、排紙トレイ44が昇降し、後述
のように、排紙トレイ44が最適高さに位置決めされ
る。
【0026】一方、上記排紙トレイ44とシート排出口
114との間には、排紙トレイ44の上限高さを検知す
る排紙トレイセンサ120が設けられている。この排紙
トレイセンサ120は、排紙トレイ44に排出されたシ
ートSの最上面高さによって、排紙トレイ44の上限高
さを検知するものである。上記排紙トレイセンサ120
は、図2に示すように、排出シートSの最上面を検知す
るアクチュエータ121およびフォトインタラプタ12
5が設けられている。上記アクチュエータ121は、
としてのシャフト124で図示しない軸受けにより回動
自在となるように軸支されるとともに、シャフト124
には、排出シートSの最上面に接触する単葉紙モード用
接片としての接片122及びステープルモード用接片と
しての接片123が設けられている。
【0027】上記シャフト124は、ステープル用プレ
ート43の幅方向と平行になるようにトレイ背板94の
上部に配設されている。また、接片122は、シャフト
124のほぼ中央部に設けられ、一方、接片123は、
ステープルモード時のシートのステープル部分に接する
ようにシャフト124の端部近くに設けられるととも
に、この接片123にはフォトインタラプタ125の光
ビームを遮断するための板状のシャッタ123bが設け
られている。また、接片123のシート接触部分123
aは、ステープルにより他のシート面より***した部分
に接触するため、接片122のシート接触部分122a
よりも上方になるように設けられている。
【0028】ステープル用プレート43の後部には、図
1に示すように、シート押し出し手段としての押し出し
装置60が設けられている。この押し出し装置60は、
ステープル用プレート43上のシートSを排紙トレイ4
4方向へ押し出すためのシート押し出し部材である押し
出し部材61と、この押し出し部材61を、ステープル
用プレート43上のシートSを排紙トレイ44上に押し
出すためのD1 方向の進出位置、あるいはD2 方向の退
避位置に移動させる押し出し部材駆動装置109とから
なる。この押し出し部材駆動装置109は、押し出し部
材61が連結された押し出しベルト62と、ベルト支持
ローラ63・63と、図示しない押し出し部材駆動モー
タとを備えている。
【0029】また、ステープル用プレート43には、図
4に示すように、シート検出スイッチSW3 と押し出し
検知スイッチSW4 とが設けられている。シート検出ス
イッチSW3 は、ステープル用プレート43におけるD
1 方向の先端部に設けられ、排出トレイ44へのシート
Sの搬出を検出するようになっている。一方、押し出し
検出スイッチSW4 は、押し出し装置60における押し
出し部材61の移動によってON/OFFするものであ
り、押し出し部材61によってステープル用プレート4
3上のステープル処理を施されたシートSが排出トレイ
44へ押し出されるときに、この押し出し動作の完了直
前の状態を検出するようになっている。尚、この状態を
検出する手段としては、上記の押し出し検知スイッチS
4 以外に、例えば押し出し部材61の移動開始時から
の経過時間を計るタイマによって構成することも可能で
ある。
【0030】ここで、シングルシートモードとは、複写
機本体1から搬送されてくるシートSに後処理、即ちス
テープル処理を施すことなく、順次シートSを一枚ずつ
排出トレイ44上に排出する処理モードであり、ステー
プルシングルモードとは、複写機本体1から搬送されて
くる複数のシートSにステープル処理を施して1部のシ
ート束Sとして製本した後、この製本されたシート束S
(以下、製本シートSと称する)を排紙トレイ44に1
回排出して終了する処理モードであり、ステープルマル
チモードとは、複写機本体1から搬送されてくるシート
Sにステープル処理を施して製本シートSとした後、こ
の製本シートSを排出トレイ44に排出する一連の動作
を複数回連続して行う処理モードである。
【0031】上記の構成において、シート後処理装置4
1の排紙トレイ44の上限高さの検知について、各複写
モードについて以下に説明する。
【0032】先ず、シングルシートモード時には、複写
動作開始時において、排紙トレイ44を排出シートSが
良好に積載できる位置にトレイ昇降ユニット95により
位置決めをする。
【0033】そして、シートSが後処理搬送路42の搬
入口42aに搬入されると、このシートSは、メインパ
ス42bを通った後、排出ローラ75と従動ローラ78
との間を通って排紙トレイ44上に排出され、排紙トレ
イ44上に順次積載される。
【0034】このとき、排紙トレイセンサ120のアク
チュエータ121に設けられた接片122のシート接触
部分122aが、排紙トレイ44上に積載されたシート
Sの最上面本体側端部のほぼ中央付近と接触することに
より、徐々に押し上げられ、一方の接片123に設けら
れたシャッタ123bがフォトインタラプタ125の光
ビームを遮断するようになり、このときに出力される検
知信号により排紙トレイ44が上限高さになったことが
検知され、次回に排出されるシートSが最適な位置に排
出できるように、トレイ昇降ユニット95によって排紙
トレイ44が降下される。
【0035】次に、ステープルマルチモード時には、上
記シングルシートモードと同様に複写開始時には、排紙
トレイ44が、製本シートSが排出されるための最適位
置になるように配置されている。
【0036】そして、シートSが後処理搬送路42の搬
入口42aに搬入されると、シートSは、メインパス4
2bを通った後、搬送ローラ45・45によって排出ロ
ーラ75方向へ送り出されるが、G2 方向へ回転する排
出ローラ75、およびC方向に回転するパドラ48によ
って、その後端部がストッパ49と当接した状態でステ
ープル用プレート43上に載置される。
【0037】上記ステープル用プレート43上に積載さ
れたシートSは、所定のステープル処理枚数に達すれば
ステープル処理が施され、製本シートSとなる。そし
て、排出ローラ75がG1 方向に回転するとともに、押
し出し部材61が上方に移動することにより、上記の製
本シートSが、排紙トレイ44に排出され、排紙トレイ
44上に順次積載される。
【0038】このとき、排紙トレイ44上の製本シート
Sの積載量が少ない時、即ち製本シートSの厚さが薄い
時、製本シートSの最上面は、ほぼ平らで、シングルシ
ートモードと同じく、アクチュエータ121の接片12
2のシート接触部分122aが、製本シートSの最上面
に接触している。
【0039】しかし、排紙トレイ44上の製本シートS
の積載量が増えれば、製本シートSのステープル針部分
が他の部分よりも高くなり、製本シートS最上面が傾斜
したものとなる。このため、アクチュエータ121のシ
ングルシート用接片122のシート接触部分122a
積載された製本シートSで接触する以前に、排紙トレイ
センサ120のシャフト124の端部近く、即ちステー
プル針部分に対応する部分に設けられたステープル用接
片123のシート接触部分123aが、製本シートSの
最上面と接触して押し上げられ、接片123に設けら
板状シャッタ123bによって、フォトインタラプタ
125の光ビームを遮断するようになり、このとき出力
される検知信号により排紙トレイ44が上限高さになっ
たことが検知され、次に排出される製本シートSが最適
な位置に排出されるように、排紙トレイ44が下降され
る。
【0040】尚、ステープルシングルモードについて
は、ステープル処理される製本シートSが一部製作され
るだけであるので、排紙トレイ44に積載されることは
ない。従って、排紙トレイセンサの動作についての説明
を省略した。
【0041】上記のように、シート後処理装置41にお
ける排紙トレイ44の上限高さ検知において、ステープ
ルマルチモードでは、排紙トレイ44に積載される製本
シートSの積載量に関わらず、排紙トレイ44上の製本
シートSの最大高さ、即ちステープル部分の高さによっ
て排紙トレイセンサ120が作動するので、排紙トレイ
44の上限が的確に検知でき、排紙トレイ44を、次に
排出される製本シートSが適切に積載済みの製本シート
S上に積載できる位置まで、降下させることができる。
従って、シングルシートモードあるいはステープルモー
ドといったシート後処理の有無に関わらず、排紙トレイ
の上限高さ検知が的確に行うことができ、排出シートの
排出口付近での詰まりや、排出シートの積載不良がなく
なり、複写における作業性を向上させることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明のシート排出装置は、以上のよう
に、本体装置から搬送される用紙を受けて、ステープル
処理の可能な後処理装置と、この後処理装置から排出さ
れる用紙を受ける昇降可能な排紙トレイとを有する複写
機等の電子写真装置に設けられ、上記排紙トレイの高さ
アクチュエータによって検知する排紙トレイセンサに
おいて、上記アクチュエータには、用紙の排出方向に直
交する方向に配設される軸に付設されるとともに上記後
処理装置から排出される単葉紙の排出方向に対して終端
側の中央部に接触し、上記単葉紙からなる排紙の厚さに
よって上記排紙トレイの上限を検知する単葉紙モード用
接片が設けられる一方上記軸に付設されるとともに上
記後処理装置から排出されるステープル処理された複数
葉紙から成る排紙束の排出方向に対して終端側のステー
プル箇所に接触し、上記排紙束のステープル部分の厚さ
によって上記排紙トレイの上限を検知するためのステー
プルモード用接片が設けられていることを特徴とする構
成である。
【0043】それゆえ、ステープル処理された複数葉紙
から成る排紙束が、排紙トレイ上に積載され、ステープ
ルの針部分が他の部分より高くなった場合でも排紙トレ
イの上限高さが適切に検知されるとともに、排出トレイ
を適切な位置に降下させることができ、排紙束の積載不
良や詰まりがなくなるので、複写の作業性を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシート排出装置であるシー
ト後処理装置の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例である排紙トレイセンサを示
す斜視図である。
【図3】図2に示したアクチュエータの動作を示す側面
図である。
【図4】図1に示したシート後処理装置における各検出
スイッチの配設位置を示す説明図である。
【図5】図1に示したシート後処理装置を備えている複
写機の全体構成図である。
【図6】従来の排紙トレイセンサを示す要部構成図であ
る。
【符号の説明】41 シート後処理装置(後処理装置) 44 排紙トレイ 120 排紙トレイセンサ 121 アクチュエータ 122 接片(単葉紙モード用接片) 123 接片(ステープルモード用接片) 124 シャフト(軸)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体装置から搬送される用紙を受けて、ス
    テープル処理の可能な後処理装置と、この後処理装置か
    ら排出される用紙を受ける昇降可能な排紙トレイとを有
    する複写機等の電子写真装置に設けられ、上記排紙トレ
    イの高さをアクチュエータによって検知する排紙トレイ
    センサにおいて、上記 アクチュエータには、用紙の排出方向に直交する方
    向に配設される軸に付設されるとともに上記後処理装置
    から排出される単葉紙の排出方向に対して終端側の中央
    部に接触し、上記単葉紙からなる排紙の厚さによって
    排紙トレイの上限を検知する単葉紙モード用接片が設
    けられる一方上記軸に付設されるとともに上記後処理
    装置から排出されるステープル処理された複数葉紙から
    成る排紙束の排出方向に対して終端側のステープル箇所
    に接触し、上記排紙束のステープル部分の厚さによって
    上記排紙トレイの上限を検知するためのステープルモー
    ド用接片が設けられていることを特徴とする排紙トレイ
    センサ。
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