JP2717136B2 - カメラの自動焦点・露出作動装置 - Google Patents

カメラの自動焦点・露出作動装置

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JP2717136B2
JP2717136B2 JP63204227A JP20422788A JP2717136B2 JP 2717136 B2 JP2717136 B2 JP 2717136B2 JP 63204227 A JP63204227 A JP 63204227A JP 20422788 A JP20422788 A JP 20422788A JP 2717136 B2 JP2717136 B2 JP 2717136B2
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  • Focusing (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラの自動焦点・露出作動装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来のカメラの自動焦点・露出作動装置としては、た
とえば本出願人による先願に係る、実願昭63-20793号の
明細書、図面に掲載されたものがある。
この従来のカメラの自動焦点・露出作動装置は、カメ
ラの合焦動作が完了したら速やかに露出作動に移行でき
るようにすることにより、レンズ駆動と羽根開閉動作と
の間の無駄な時間を著しく短縮して、速撮り等に適した
カメラの自動焦点・露出作動装置を提供することができ
るものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来例にあっては、距離部材に設け
られるラチェットの歯数は部品製造上等の理由により限
定されてしまうため、ラチェットの歯数と合焦動作のた
めのモータ駆動のパルス数とが1対1で対応できないも
のがある。つまり、距離部材の合焦動作終了時の停止位
置と、ラチェット歯と係止爪とにより係止される位置と
が一致しないものがある。例えば第8図に示されるよう
に、ラチェット歯1つに対して4つの位置に係止爪がく
るものがそうである。このような場合、係止爪が係止位
置に位置していればずれは生じないが、A、BまたはC
の位置に係止爪が来たときは、係止爪がラチェット歯に
係合するまでにずれが生じる。この例では、Aの位置で
は1パルス分、Bの位置では2パルス分、Cの位置では
3パルス分のずれが生じている。つまり、駆動部材が露
出作動のため逆移動すると距離部材もこのずれ分だけ逆
移動してしまうため、ずれ分だけの露光量が誤差として
生じてしまうという問題点がある。
また、これを防ぐために距離部材を合焦動作終了時
に、その位置に全くずれが生じること無く直ちに停止さ
せるように機構的に解決しようとすると、装置が複雑に
なるとともにコスト高を招くという問題点がある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は上記問題点かを解決するため、制御回
路により正逆転制御されるモータと、モータにより正逆
転駆動される駆動部材と、駆動部材の正転により駆動部
材と連繋してレンズ部を合焦位置に移動させる距離部材
と、合焦動作後に距離部材に設けてある複数の歯の1つ
に係止して距離部材を合焦位置に捕捉する係止爪と、合
焦動作後に距離部材が逆転されることにより作動する羽
根開放機構とを備え、合焦動作後に露出動作を行うカメ
ラの自動焦点・露出作動装置において、モータの正転停
止時における係止爪に対する距離部材の歯のずれを検出
し、この検出結果に基づいて羽根開閉機構の作動量を補
正するようにしたことを特徴としたものである。
〔作用〕
上記構成によれば、距離部材の合焦動作終了時と、距
離部材と係止爪との係止時の位相差を検出し、この位相
差に基づいて駆動部材による羽根開閉機構の作動量、す
なわち露出量を補正して露出作動させることにより、距
離部材の合焦動作量により露出量の誤差が生じることを
防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明す
る。
第1図において、2は歯車であり、この歯車2は、図
外の制御回路により正逆可変に回転を制御されるステッ
プモータのロータ軸1とともに回転する。歯車2には中
間歯車4の大径歯部4aが噛み合い、その中間歯車4の小
径歯部4bには駆動リング6(駆動部材)の外周の歯部6a
が噛合っている。また駆動リング6は、ステップモータ
により光軸5の回りに正逆両方向に回転駆動される。駆
動リング6の周部2箇所には軸部6b,6cが設けられ、こ
れらの軸部6b,6cより半径内方には当接部6dを有する孔
が2箇所形成されていて、さらに駆動リング6の周部で
図中右側には、カム部6eが形成されている。
駆動リング6と同一光軸5上で軸方向隣部には距離リ
ング7(距離部材)が設けられ、この距離リング7は光
軸5の回りに回転することにより、図示しないレンズ部
とともに光軸5の軸方向に移動可能となつている。この
距離リング7の図中裏側には駆動リング6側に突出する
ピン7a,7bが形成されており、これらのピン7a,7bは駆動
リング6の当接部6dを有する2箇所の孔に嵌合してい
る。
また、距離リング7の周部には、ラチェット歯7eと、
このラチェット歯7e部の端部のカム部7cと、スイッチ作
動部7dとを有している。距離リング7のカム部7cの一部
には駆動リング6との間にバネ8が介装されており、こ
のバネ8は駆動リング6に対して距離リング7を時計回
り方向に回転させて、そのピン7a,7bを駆動リング6の
2箇所の孔の当接部6dに当接させて位置決めするよう付
勢している。
駆動リング6の図中裏側で、その周部2箇所の軸部6
b,6cにはセクタ(羽根)9,10の端部が軸支され、これら
のセクタ9,10の、軸部6b,6cにより光軸5側にはそれぞ
れ作動孔9a,10aが形成されている。これらのセクタ9,10
の作動孔9a,10aには、距離リング7のピン7a,7bが嵌合
しているため、距離リング7と駆動リング6とが相対回
転することによりセクタ9,10が回転作動してシャッタ開
口20を開閉するようになっている。
したがって、距離リング7のピン7a,7b、セクタ9,10
の作動孔9a,10a、駆動リング6の軸部6b,6cは全体とし
てセクタ9,10の羽根開閉機構を構成している。
駆動リング6の図中左下方の近傍には復帰検出スイッ
チ11が設けられ、この復帰検出スイッチ11は、距離リン
グ7が反時計回り方向に回転した後反転して時計回り方
向に回転して復帰したときに、そのスイッチ作動部7dが
接触してOFF作動される。
距離リング7の図中右上方の近傍にはラチェット爪13
が軸12に軸支されて設けられ、このラチェット爪13が反
時計回り方向に回転したときにその先端部の爪部13aが
距離リング7のラチェット歯7eに係止する。ラチェット
爪13の後端部の図中裏側には四角の係止作用部13bが突
出して形成されており、同じくラチェット爪13の後端部
にはバネ14が静止部との間に設けられてラチェット爪13
を反時計回り方向に付勢している。
ラチェット爪13の後端部近傍には爪位置検出スイッチ
15が設けられ、この爪位置検出スイッチ15は、ラチェッ
ト爪13が時計回り方向に回転したときにその係止作用部
13bの下面が接触してOFF作動される。
同じくラチェット爪13の後端部近傍には軸16に軸支さ
れた係止爪17が設けられ、この係止爪17が時計回り方向
に回転したときにその先端部の爪部17aがラチェット爪1
3の係止作用部13bの上面に係止する。係止爪17の後端部
にはピン部17bを有しており、このピン部17bが駆動リン
グ6のカム部6eにより反時計回り方向に回転するよう押
圧されたとき、爪部17aがラチェット爪13の係止作用部1
3bの上面から離脱する。また、係止爪17はその途中に設
けられたバネ18により時計回り方向に付勢されている。
駆動リング6の上方近傍には図示しない地板上に固定
されたピン19が設けられ、駆動リング6のカム部6eの段
差部がこのピン19に当接することにより駆動リング6の
過剰移動を防止する。
次に作用について説明する。ステップモータの回転は
歯車2から中間歯車4により減速されて駆動リング6の
歯部6aに伝達され、駆動リング6がまず第1図において
反時計回り方向に回転する。すると、駆動リング6の2
箇所の孔の当接部6dがピン7a,7bを押すことによつて距
離リング7も駆動リング6と同方向に連れ回りし、この
とき距離リング7のラチェット歯7e部も同方向(順方
向)に送られる(第2図)。
このように距離リング7が回転を開始した直後に、そ
のスイッチ作動部7dが復帰検出スイッチ11から離れてそ
れをON作動させ、回転開始信号を制御回路(図示せず)
に入力させる(第6図のタイムチャートA)。
そして、距離リング7は光軸5の回りに回転すること
により図示しないレンズ部を光軸5の軸方向に移動する
が、制御回路が入力した合焦信号に基づいてステップモ
ータを所定パルス間駆動することにより、レンズ焦点が
合った位置までレンズ部が所定両移動するよう駆動リン
グ6を回転させる(第5図のT0〜T1,P0〜P2)。
この合焦動作が終了した時点で制御回路はステップモ
ータを直ちに反転させて、駆動リング6を逆方向(時計
回り方向)に回転させる。
この反転開始後に、距離リング7のラチェット歯7eの
内の1つがラチェット爪13の爪部13aに係止し、距離リ
ング7の逆方向(時計回り方向)の回転は阻止されてレ
ンズ部がそのときの合焦点位置に保持される。このた
め、駆動リング6だけがバネ8に抗して時計回り方向に
回転し、その軸部6b,6cもともに同方向に回転する。
このように距離リング7に対して駆動リング6が相対
回転すると、距離リング7のピン7a,7bが停止して駆動
リング6の軸部6b,6cが回転することにより、セクタ9,1
0の作動孔9a,10aが停止されて駆動リング6の軸部6b,6c
に軸支されたセクタ9,10の端部が回転することにより、
セクタ9,10が回転作動してシャッタ開口20を開閉するこ
とになる。
すなわち、制御回路に入力された露出検出信号に基づ
いて、第3図に示すように、所定量だけシャッタ開口20
が開くと(第5図のT1〜T2,P2〜P1)、制御回路に制
御されるステップモータにより直ちに駆動リング6が逆
方向(反時計回り方向)に回転してセクタ9,10がシャッ
タ開口20を閉じる(第5図のT2〜T3,P1〜P2)。
セクタ9,10がシャッタ開口20を閉じた後も引続き駆動
リング6は反時計回り方向へ回転を続け、やがてその当
接部6dがピン7a,7bを押すことによって距離リング7を
再び駆動リング6と同方向に連れ回りし、距離リング7
のラチェット歯7e部も同方向に送られる。
そしてラチェット歯7e部がラチェット爪13を細かく上
下動させながら同方向に送られた後、最後にカム部7cが
爪部13aをそれまでより高く持ち上げて、バネ14に抗し
てラチェット爪13を時計回り方向に大きく回転させる。
このため、係止爪17がバネ18により時計回り方向に回転
可能となり、第4図に示すように、ラチェット爪13の係
止作用部13bの上面に係止爪17の爪部17aが係止して、ラ
チェット爪13の爪部13aがラチェット歯7eに係止しない
よう離隔させてその姿勢を保持する(第5図のT3
4,P2〜P3)。
このような係止の直前に、ラチェット爪13の係止作用
部13bの下面が爪位置検出スイッチ15に接触してOFFさせ
る(第6図のタイムチャートB)。
このため、距離リング7は駆動リング6とともに時計
回り方向に回転可能となり、爪位置検出スイッチ15から
のOFF信号を入力した制御回路に制御されて逆転するス
テップモータにより、距離リング7は駆動リング6とと
もに時計回り方向に回転して初期位置まで復帰する(第
5図のT4〜T5,P3〜P0)。
ところで、距離リング7が初期位置まで復帰する直前
で、距離リング7のスイッチ作動部7dが復帰検出スイッ
チ11に接触して復帰検出スイッチ11をOFF作動させ(第
6図のタイムチャートA)、制御回路に復帰信号(OFF
信号)を入力させてシーケンスサイクルが初期状態に戻
る。
また、同じく距離リング7が初期位置まで復帰する直
前で、駆動リング6のカム部6eがピン部17bを押圧して
係止爪17を反時計回り方向に回転するため、係止爪17の
爪部17aがラチェット爪13の係止作用部13bの上面から離
脱してラチェット爪13がバネ14により反時計回り方向に
回転し、その爪部13aが初期位置の距離リング7のラチ
ェット歯7eの1つに係止する(第1図)。このためラチ
ェット爪13の係止作用部13bの下面が爪位置検出スイッ
チ15から離隔してON作動させ(第6図のタイムチャート
B)、やはり制御回路に爪位置検出信号を入力させる。
第6図に示すように、復帰検出スイッチ11(A)、爪
位置検出スイッチ15(B)による検出状態は、図示する
矢印の位置で制御回路において確認され、その確認後に
次の制御手順が進められる。特に駆動リング6と距離リ
ング7の初期位置への復帰動作中は図示するように、所
定の間隔で頻繁に確認が行なわれる。
万一係止爪17によるラチェット爪13の係止が上記復帰
動作中に外れると、ラチェット爪13により距離リング7
の復帰動作が妨げられて、駆動リング6と距離リング7
との間に相対回転が生じてセクタ9,10が開いてしまうの
で、これを防止するためである。
このような各検出スイッチによる確認結果が所期の結
果と異なる場合は、上記のような誤作動であると判断し
てリセットのためのシーケンス動作を行わせる。たとえ
ば、動作初期において復帰検出スイッチ11がON作動する
はずなのにその信号が得られないときは、第7図に示す
ように、駆動リング6を全ストローク相当の量を反時計
回り方向に連続して回転させて、第4図に示す状態まで
送った後に、距離リング7と駆動リング6を初期位置ま
で復帰動作させる。この復帰動作の最中においても、検
出スイッチの検出状態の確認が所定の間隔で頻繁に行な
われる。
ただし、同図において、PAは第6図におけるP-1
3、すなわち駆動リング6の全ストロークを示し、PB
は同図におけるP3〜P0、すなわち距離リング7の初期
位置への復帰ストロークを示す。
第6図におけるP-1は、距離リング7が作動量の少な
い初期の爪で係止され場合の駆動リング6の全開位置
(逆転停止位置)で、この時は第1図の初期位置より駆
動リング6はP-1まで逆方向へ回転することになる。よ
って、駆動リング6の全ストロークと距離リング7の初
期位置への復帰ストロークとはP-1〜P0分の差が生じ
ている。
次に、前記羽根開閉機構の作動量、すなわち露出量の
補正手段について説明する。
第8図に示すように、距離リング7のラチェット歯7e
の1ピッチの回転中に制御回路から4パルスが出力され
るものとする。同図において、合焦位置が係止位置の場
合は問題ないが、係止位置以外のA,B,Cのそれぞれが合
焦位置となる場合においては、従来は、実際の係止位置
との間にずれが不可避的に生じ、そのずれ分だけ羽根開
閉機構がシャッタ開口の羽根を開く量、すなわち露出量
に誤差が生じてしまう。
すなわち、従来は第11図に示す作動のシーケンス特性
図において、それぞれの合焦位置A,B,Cにおいて駆動リ
ング6が反転すると、反転後の露出回転量は一定である
ため、係止位置とそれぞれの合焦位置A,B,Cとの間のず
れ分だけ誤差が生じて実際の露出量はそれぞれa,b,cの
ようになる。
すなわち、合焦位置Aから反転して所定量の露出が行
なわれるとすると、丁度係止位置から露出が行なわれる
場合の露出量dと比べて、実際の露出量aは1パルス相
当分だけ不足する。また、合焦位置Bから反転して露出
が行なわれるとすると、実際の露出量bは2パルス相当
分だけ不足し、合焦位置Cから反転して露出が行なわれ
るとすると、実際の露出量cは3パルス相当分だけ不足
して最も露出量の誤差が大きくなってしまう。
以上の点を解決するために、第9図に示すように、ス
テップモータ21を制御してレンズ部を駆動する制御回路
23に、レンズ部の駆動パルスをカウントするカウンタ25
を設け、距離リング7が合焦位置にまで回転移動する間
のパルスによって上記係止位置との誤差を求める。その
算出法としてはたとえば、距離リング7が合焦位置にま
で回転移動する間のパルスを係止位置のパルスデータと
比較して、係止位置よりも少ないパルスのうち最も少な
い差を求めてもよいし、あるいは予めROMにパルス毎の
差のデータを記憶させておいてもよい。
これらの誤差は露出補正回路27によって演算され、こ
の演算値に基づいて露出制御回路28により露出パルスに
対する補正が行なわれる。この補正により、たとえば、
合焦位置Aから反転して所定量の露出が行なわれる場合
は、丁度係止位置から露出が行なわれる場合と同量にな
るよう、実際の露出量dは従来より1パルス相当分だけ
加算するよう補正する。
また、合焦位置Bから反転して露出が行なわれる場合
は、実際の露出量dは従来より2パルス相当分だけ加算
し、合焦位置Cから反転して露出が行なわれる場合は、
実際の露出量dは従来より3パルス相当分だけ加算する
よう補正する。すなわち、第10図に示すように、合焦位
置がA,B,Cのいずれの位置である場合でも、補正の結果
実際の露出量は一律にdとなり、距離リング7の合焦動
作量により露出量の誤差が生じることを防止することが
できる。
ところで第9図において、30はオートフォーカス等の
合焦検出センサ、31,32は測光、ISO等の露出検出センサ
である。
なお、上記実施例においてはシャッタ開口の回りに回
転するように各部材を構成したが、駆動リングおよび距
離リングを直線的に往復移動する部材として構成しても
よい。
また、上記実施例においては、距離部材の外周部にラ
チェット歯を形成した図について説明したが、一般的に
は配置の自由度を考えると特開昭62-200337号公報にあ
るように、距離部材の外周部に歯車を設け、この歯車に
噛み合うピニオンをラチェット歯と共に設けることが好
ましく、本発明もそのように構成してもよいことはいう
までもない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、合焦動作が完了
したら速やかに露出作動に移行できるようなカメラの自
動焦点・露出作動装置において、距離部材の合焦動作量
により露出量の誤差が生じることを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本発明によるカメラの自動焦点・露出
作動装置の第1実施例を示す図であり、第1図はその初
期状態を示す正面図、第2図〜第4図はそれぞれ作動状
態を説明する正面図、第5図は駆動リングの回転量,露
出量等と時間との関係を示す自動焦点・露出作動のシー
ケンス特性図、第6図はシーケンス特性図と各検出スイ
ッチのタイムチャートとの関係図、第7図は誤作動時の
復帰シーケンス特性図、第8図は距離リングのラチェッ
ト歯の1ピッチの回転中に制御回路から4パルスが出力
される場合のそれぞれのラチェット爪の爪部との位置関
係を示す拡大図、第9図は制御回路を中心とする制御部
のブロック図、第10図は自動焦点・露出作動のシーケン
ス特性図における露出量の補正結果を示す詳細図、第11
図は従来のカメラの自動焦点・露出作動装置の作動のシ
ーケンス特性図における露出量の誤差発生状態を示す詳
細図である。 1……ロータ軸 2……歯車 4……中間歯車 4a……大径歯部 4b……小径歯部 5……光軸 6……駆動リング(駆動部材) 6a……歯部 6b,6c……軸部 6d……当接部 6e……カム部 7……距離リング(距離部材) 7a,7b,19……ピン 7c……カム部 7d……スイッチ作動部 7e……ラチェット歯 8,14,18……バネ 9,10……セクタ(羽根) 9a,10a……作動孔 11……復帰検出スイッチ 12,16……軸 13……ラチェット爪 13a……爪部 13b……係止作用部 15……爪位置検出スイッチ 17……係止爪 17a……爪部 17b……ピン部 21……ステップモータ 20……シャッタ開口 23……制御回路 25……カウンタ 27……露出補正回路 28……露出制御回路 30……合焦検出センサ 31,32……露出検出センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御回路により正逆転制御されるモータ
    と、上記モータにより正逆転駆動される駆動部材と、上
    記駆動部材の正転により上記駆動部材と連繋してレンズ
    部を合焦位置に移動させる距離部材と、合焦動作後に上
    記距離部材に設けてある複数の歯の1つに係止して上記
    距離部材を合焦位置に捕捉する係止爪と、合焦動作後に
    上記距離部材が逆転されることにより作動する羽根開放
    機構とを備え、合焦動作後に露出動作を行うカメラの自
    動焦点・露出作動装置において、上記モータの正転停止
    時における上記係止爪に対する上記距離部材の上記歯の
    ずれを検出し、この検出結果に基づいて上記羽根開閉機
    構の作動量を補正するようにしたことを特徴とするカメ
    ラの自動焦点・露出作動装置。
JP63204227A 1988-08-17 1988-08-17 カメラの自動焦点・露出作動装置 Expired - Fee Related JP2717136B2 (ja)

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