JP2715706B2 - 内燃機関におけるステップモータ制御装置 - Google Patents

内燃機関におけるステップモータ制御装置

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謙二 松本
和彦 溝尻
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットル弁を駆動す
るステップモータの制御に使用する内燃機関におけるス
テップモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の機関シリンダ内に供
給される燃料や空気の量をステップモータを用いて制御
するようにした内燃機関は、ステップモータおよびその
駆動回路が正常に動作することを確認した後に、燃料や
空気の量の制御を開始している。
【0003】従来、この種のステップモータおよびその
駆動回路を確認する方法は、図4に示すように、ステッ
プ41において要求ステップ位置を特定のステップモー
タ動作確認用の値とし、ステップ42においてステップ
モータの現在ステップ位置が要求ステップ位置となるよ
うにステップモータを駆動制御し、ステップ43におい
てステップモータの現在ステップ位置が要求ステップ位
置と一致したか否かの確認を行ない、不一致の場合には
現在ステップ位置と要求ステップ位置とが一致するまで
時間待ちを行ない(ステップ44)、一致した場合は燃
料や空気の量の制御(ステップ45)の処理を開始す
る。
【0004】他の方法としては、図5に示すように、ス
テップ51において要求ステップ位置を特定のステップ
モータ動作確認用の値とし、ステップ52においてステ
ップモータの現在ステップ位置が要求ステップ位置とな
るようにステップモータを駆動制御し、ステップ53で
ステップモータおよびその駆動回路が正常であれば確実
にステップモータの現在ステップ位置が要求ステップ位
置となるだけの時間待ちを行ない、ステップ54におい
てステップモータの現在ステップ位置が要求ステップ位
置と一致したか否かの確認を行ない、不一致の場合には
ステップ55で警報動作を行ない、一致した場合は燃料
や空気の量の制御の処理を開始(ステップ56)する方
法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
4、図5に示すように燃料や空気の量の制御の処理を開
始する前にステップモータおよびその駆動回路の動作確
認を行なう方法は、動作確認に要する時間だけ燃料や空
気の量の制御が遅れ、正常な制御を行なうことができな
いという問題点があった。
【0006】ここで、上記燃料や空気の量の制御を行な
うマイクロプロセッサ(以下MPUと記す)のスタート
時点を説明すると、電源電圧は、電源である車載バッテ
リの供給能力が低く、始動時にスタータモータに大電流
が流れるために、周期的に0ボルト近傍まで減少し、そ
のためMPUがリセットされ再スタートする。更に、図
6に示すように、電源電圧はエンジンを回転する際の負
荷により変動し、この変動は燃料噴射タイミングを示す
上死点検出信号(以下TDC信号と記す)に同期する。
そして、クランキングなどによる電圧低下によりMPU
がリセットされて再スタートした後、TDC信号までの
時間間隔Tint(図6の61)の間に燃料噴射可能に
ならない場合には燃料噴射を行なうことができず、時間
間隔Tintを長く設定すると始動性が低下する。
【0007】したがって、上記図4、図5に示すように
燃料や空気の量の制御の処理を開始する前にステップモ
ータおよびその駆動回路の動作確認を行なう方法は、電
源電圧が低下すると始動性が低下するという問題点があ
る。
【0008】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るものであり、電源がオンになった時にステップモータ
及びその駆動回路の動作確認をすることができ、かつ瞬
断時の始動性を向上させることのできる優れたステップ
モータ制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内燃機関の燃料や空気の量を調節するスロ
ットル弁を駆動するステップモータの現在ステップ位置
を検出する手段と電源電圧が所定値以下か否かを所定
時間遅らして検出する電源電圧監視手段と、前記電源電
圧が低下してリセットした後に再度動作を開始する時
に、前記電源電圧監視手段の検出電圧が所定値未満の時
には前記ステップモータの現在ステップ位置が動作確認
用の要求ステップ位置に移動するか否かの確認を行った
後に、前記電源電圧監視手段の検出電圧が所定値以上の
時には前記の確認を行わずに、前記内燃機関の運転状態
に対応した前記ステップモータの要求ステップ位置を制
御するマイクロプロセッサとを備えたものである。
【0010】
【作用】したがって、本発明によれば、車のイグニッシ
ョンキーがオンになってMPUがスタートした場合は、
電源電圧の検出電圧が所定値未満であり、この場合には
ステップモータおよびその駆動回路の動作確認を行な
い、動作に支障が生じた場合に直ちに感知することがで
きる。
【0011】また一方、走行中の電源瞬断時やクランキ
ングなどによりMPUがリセットされて再スタートした
場合は、電源電圧の検出電圧が所定値以上であり、この
場合にはステップモータおよびその駆動回路の動作確認
を行なわず、直ちに燃料や空気の量の制御の処理を開始
するので、始動性を向上させることができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す概略ブロック
図であり、11は車載バッテリー等の電源電圧Eを時間
的に遅れて監視し、その検出電圧Edが所定値Eth以
上か所定値Eth未満かを検出する電源電圧監視手段で
あり、12は電源電圧Eにより動作し、検出電圧Edが
所定値Eth未満の場合、または検出電圧Edが所定値
Eth以上であっても前回のチェックが異常の場合に、
ステップモータおよびその駆動回路15の動作確認を行
ない、検出電圧Edが所定値Eth以上かつ前回のチェ
ックが正常の場合にステップモータおよびその駆動回路
15の動作確認を行なわず、直ちに燃料や空気の量の制
御の処理を行なう制御装置である。
【0013】また、制御装置12は、電源電圧監視手段
11の出力に基づきステップモータの要求ステップ位置
の制御を行なうMPU13と、各種演算結果をステップ
モータのステップ位置の補正値として格納する不揮発性
メモリー14とから構成されており、燃料噴射タイミン
グを示すTDC信号18に同期して、エンジンの状態を
示す各種入力19より最適燃料噴射タイミングを算出し
て、スロットル弁を駆動するステップモータのモータ駆
動回路15及び燃料噴射を行うインジェクタのソレノイ
ド駆動回路16を駆動させる。
【0014】図2は、車載バッテリー等の電源電圧Eを
時間的に遅れて監視し、その検出電圧Edが所定値Et
h以上か所定値Eth未満かを検出する電源電圧監視手
段11の一実施例であり、抵抗r1,r2,r3及びコ
ンデンサcよりなる時定数回路であり、抵抗r3の出力
端子がMPU13のアナログ入力端子AN1に接続され
ている。MPU13のアナログ入力端子AN1の電圧は
その時定数により、電源がオンになると図2(B)に示
すように、時間間隔t1後に電圧判定値ADVRF以上
になり、他方、電源がオフになると図2(C)に示すよ
うに、時間間隔t2後に電圧判定値ADVRF以下にな
る。
【0015】従って、車のイグニッションキーがオンに
なってMPU13がスタートしたときには、電源電圧監
視手段11の出力電圧は電圧判定値ADVRF以下であ
り、他方、走行中のクランキングなどによりMPU13
がリセットされて再スタートしたときには、電源電圧監
視手段11の出力電圧は電圧判定値ADVRF以上にな
る。
【0016】次に、図3を参照してMPU13の動作を
説明する。尚、MPU13は上記の如く、電源がオンに
なったり、電源電圧が低下したときにリセットされ、再
スタートする。MPU13はスタート後、ステップ31
において、電源電圧監視手段11の出力電圧が電圧判定
値ADVRF以上か否かを判別し、YESの場合にはス
テップ32に分岐し、NOの場合にはステップ33に進
む。
【0017】ステップ32においては、不揮発性メモリ
ー14に格納しておいたステップモータおよびその駆動
回路の動作確認済みを示すフラグ(以下モータ確認済み
フラグと記す)が「1」か否かを判別し、YESの場合
にはステップ38に進み、NOの場合にはステップ33
に分岐する。
【0018】ステップ33では、ステップモータおよび
その駆動回路15の動作確認を行ない、正常でない場合
にはステップ35に分岐してモータ確認済みフラグを
「0」にリセットし、続くステップ36において警報装
置17を駆動し運転者にモータ異常を知らせる。さら
に、ステップ37では、モータ確認済みフラグを「1」
にセットし、燃料や空気の量の制御の処理を開始する。
(ステップ38)すなわち、イグニッションキーにより
電源がオンになってMPU13がスタートした時は、図
2(B)に示すように、電源電圧監視手段11の出力電
圧は電圧判定値ADVRF以下であるため、ステップ3
3に示すようにステップモータおよびその駆動回路15
の動作確認を行なう。
【0019】他方、動作中に電源が瞬間的にオフになっ
たり、電源電圧が低下した場合にリセットされて再スタ
ートした時は、図2(C)に示すように、時間間隔t2
以内に電源電圧が復帰した時は、復帰時の電源電圧監視
手段11の出力電圧は電圧判定値ADVRF以上である
ために、ステップ31からステップ32に分岐し、前回
に動作確認の結果が正常な場合(モータ確認済みフラグ
=1)には、ステップ33の動作確認を行なうことなく
燃料や空気の量の制御の処理を開始し、前回に動作確認
の結果が正常でない場合(モータ確認済みフラグ=0)
には、ステップ33の動作確認を行なった後燃料や空気
の量の制御の処理を開始する。
【0020】このように、上記実施例によれば、電源電
圧監視手段11により電源電圧の変動を時間的に遅れて
検出するとともに、その検出電圧が所定値以上か否かを
検出し、その検出電圧が所定値未満の場合、つまり車の
イグニッションキーがオンになってMPU13がスター
トしたときには、電源電圧の検出電圧は所定値未満であ
り、この場合にはステップモータおよびその駆動回路の
動作確認を行なうために、誤動作を防止することができ
る。
【0021】また、走行中の電源瞬断時やクランキング
などによりMPU13がリセットされて再スタートした
場合には、電源電圧の検出電圧は所定値以上であり、こ
の場合にはステップモータおよびその駆動回路の動作確
認を行なわず、直ちに燃料や空気の量の制御の処理を開
始するので、始動性を向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記実施例より明らかなよう
に、電源がオンになった時には必ずステップモータおよ
びその駆動回路の動作確認を行なうために、誤動作の危
険がないという効果を有する。また、走行中に電源が瞬
間的にオフになったり、あるいは電源電圧が低下し所定
時間内に電源電圧が復帰した時には、ステップモータお
よびその駆動回路の動作確認を行なわず、直ちに燃料や
空気の量の制御の処理を開始するので、始動性を向上さ
せることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における内燃機関におけるス
テップモータ制御装置のブロック図
【図2】(A)同装置の電源電圧監視手段の回路図 (B)同装置の電源電圧監視手段の動作説明図 (C)同装置の電源電圧監視手段の動作説明図
【図3】同装置の動作を示すフローチャート
【図4】従来のステップモータ制御装置の動作を示すフ
ローチャート
【図5】従来のステップモータ制御装置の動作を示すフ
ローチャート
【図6】電源電圧変動時のMPUの動作を説明するため
のタイミングチャート
【符号の説明】
11 電源電圧監視手段 12 制御装置 13 マイクロプロセッサ(MPU) 14 不揮発性メモリ 15 ステップモータおよびその駆動回路 16 燃料噴射インジェクタおよびその駆動回路 17 警報装置 18 上死点検出信号 19 エンジン状態検出信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃料や空気の量を調節するス
    ロットル弁を駆動するステップモータの現在ステップ位
    置を検出する手段と電源電圧が所定値以下か否かを所
    定時間遅らして検出する電源電圧監視手段と、前記電源
    電圧が低下してリセットした後に再度動作を開始する時
    に、前記電源電圧監視手段の検出電圧が所定値未満の時
    には前記ステップモータの現在ステップ位置が動作確認
    用の要求ステップ位置に移動するか否かの確認を行った
    後に、前記電源電圧監視手段の検出電圧が所定値以上の
    時には前記の確認を行わずに、前記内燃機関の運転状態
    に対応した前記ステップモータの要求ステップ位置を制
    御するマイクロプロセッサとを備えた内燃機関における
    ステップモータ制御装置。
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