JP2714356B2 - マグネトロンおよびその製造方法 - Google Patents
マグネトロンおよびその製造方法Info
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- JP2714356B2 JP2714356B2 JP6146146A JP14614694A JP2714356B2 JP 2714356 B2 JP2714356 B2 JP 2714356B2 JP 6146146 A JP6146146 A JP 6146146A JP 14614694 A JP14614694 A JP 14614694A JP 2714356 B2 JP2714356 B2 JP 2714356B2
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- JP
- Japan
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- magnetron
- brazing material
- joining
- metal
- joined
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Microwave Tubes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の部品同士の接合
部分の構造を改良したマグネトロンおよびその製造方法
に関する。
部分の構造を改良したマグネトロンおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネトロンについて、図2の断
面図を参照して説明する。なお図2は、マグネトロンの
出力部を抜き出して示してあり、また、出力部の回転中
心を一点鎖線Lで示している。31は円筒状をした陽極
構体で、陽極構体31には金属封着体32が気密に接合
されている。また、金属封着体32の上部は平坦な面3
2aになっている。この平坦な面32aに金属リング3
3の平坦面33aが気密に接合されている。また、金属
リング33には金属リング34が、そして、金属リング
34には絶縁円筒35がそれぞれ気密に接合されてい
る。また、絶縁円筒35には金属リング36が気密に接
合され、そして金属リング36には排気用金属管37が
気密に接合されている。
面図を参照して説明する。なお図2は、マグネトロンの
出力部を抜き出して示してあり、また、出力部の回転中
心を一点鎖線Lで示している。31は円筒状をした陽極
構体で、陽極構体31には金属封着体32が気密に接合
されている。また、金属封着体32の上部は平坦な面3
2aになっている。この平坦な面32aに金属リング3
3の平坦面33aが気密に接合されている。また、金属
リング33には金属リング34が、そして、金属リング
34には絶縁円筒35がそれぞれ気密に接合されてい
る。また、絶縁円筒35には金属リング36が気密に接
合され、そして金属リング36には排気用金属管37が
気密に接合されている。
【0003】なお、上記した金属リング33、34、3
6や金属封着体32、絶縁円筒35それぞれの接合に
は、接合用環状ロー材38〜42が用いられている。
6や金属封着体32、絶縁円筒35それぞれの接合に
は、接合用環状ロー材38〜42が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、マグ
ネトロンを構成する場合、接合用環状ロー材を用いて部
品同士を接合している。したがって、接合する際に接合
される部品、例えば金属リングなどが浮いたり、偏芯し
たり、あるいはロー材の逃げなどがあると、接合が不十
分になり、気密が確保できなくなることがある。そのた
め歩留まりが悪化し、また生産性の低下を招く。
ネトロンを構成する場合、接合用環状ロー材を用いて部
品同士を接合している。したがって、接合する際に接合
される部品、例えば金属リングなどが浮いたり、偏芯し
たり、あるいはロー材の逃げなどがあると、接合が不十
分になり、気密が確保できなくなることがある。そのた
め歩留まりが悪化し、また生産性の低下を招く。
【0005】本発明は、上記した欠点を解決するもの
で、気密な接合が良好に行え、また歩留まりや生産性が
向上するマグネトロンおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
で、気密な接合が良好に行え、また歩留まりや生産性が
向上するマグネトロンおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、 複数の部品同
士を接合用環状ロー材で接合して構成されるマグネトロ
ンにおいて、前記接合用環状ロー材の縁に折り曲げ部を
形成している。また、本発明のマグネトロンの製造方法
は、縁に折り曲げ部を形成した接合用環状ロー材を部品
同士の接合部分に配置する工程と、前記部品同士の接合
部分を加熱する工程とからなっている。
士を接合用環状ロー材で接合して構成されるマグネトロ
ンにおいて、前記接合用環状ロー材の縁に折り曲げ部を
形成している。また、本発明のマグネトロンの製造方法
は、縁に折り曲げ部を形成した接合用環状ロー材を部品
同士の接合部分に配置する工程と、前記部品同士の接合
部分を加熱する工程とからなっている。
【0008】
【0009】
【作用】上記の構成によれば、接合用環状ロー材の縁に
折り曲げ部を形成しているため、接合される部品の位置
がロー材の折り曲げ部で規定できる。したがって、接合
時にロー材と部品の偏芯を防止できる。またロー材自体
の反りや曲げを抑えることもできる。このようにして、
歩留まりや生産性を向上できる。
折り曲げ部を形成しているため、接合される部品の位置
がロー材の折り曲げ部で規定できる。したがって、接合
時にロー材と部品の偏芯を防止できる。またロー材自体
の反りや曲げを抑えることもできる。このようにして、
歩留まりや生産性を向上できる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例について、出力部を抜き出
して示した図1を参照して説明する。なお出力部の回転
中心を一点鎖線Lで示している。
して示した図1を参照して説明する。なお出力部の回転
中心を一点鎖線Lで示している。
【0011】11は円筒状の陽極構体で、陽極構体11
には金属封着体12が気密に接合されている。また、金
属封着体12の上部には平坦な面12aが形成されてい
る。そして、この平坦な面12aに金属リング13が気
密に接合されている。また、金属リング13には金属リ
ング14が、そして、金属リング14には絶縁円筒15
がそれぞれ気密に接合されている。また、絶縁円筒15
には金属リング16が気密に接合され、そして金属リン
グ16には排気用金属管17が気密に接合されている。
には金属封着体12が気密に接合されている。また、金
属封着体12の上部には平坦な面12aが形成されてい
る。そして、この平坦な面12aに金属リング13が気
密に接合されている。また、金属リング13には金属リ
ング14が、そして、金属リング14には絶縁円筒15
がそれぞれ気密に接合されている。また、絶縁円筒15
には金属リング16が気密に接合され、そして金属リン
グ16には排気用金属管17が気密に接合されている。
【0012】なお、上記した金属リング13、14、1
6や金属封着体12、絶縁円筒15などの部品同士の接
合は、接合用環状ロー材18〜22を部品の接合部分に
配置し、そして接合部分を加熱することによって行われ
る。
6や金属封着体12、絶縁円筒15などの部品同士の接
合は、接合用環状ロー材18〜22を部品の接合部分に
配置し、そして接合部分を加熱することによって行われ
る。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】このとき、環状ロー材18〜21の例えば
内側の縁を折り曲げて突起18a〜21aを形成してい
る。この場合、金属リング13、14など接合される部
品が環状ロー材18〜21の突起18a〜21aに接触
し位置が規定される。したがって、部品と環状ロー材の
偏芯を防ぐことができる。
内側の縁を折り曲げて突起18a〜21aを形成してい
る。この場合、金属リング13、14など接合される部
品が環状ロー材18〜21の突起18a〜21aに接触
し位置が規定される。したがって、部品と環状ロー材の
偏芯を防ぐことができる。
【0018】また、突起により、ロー材自体の反りや曲
げが抑えられ、各部品の浮きも防ぐことができる。な
お、環状ロー材に形成する突起は、図2のように部品の
内側だけでなく、接合される部品の内側および外側の両
方に設ければ、効果はより大きくなる。また、環状ロー
材に形成する突起は、全周でなくその一部に形成する構
造でもよい。
げが抑えられ、各部品の浮きも防ぐことができる。な
お、環状ロー材に形成する突起は、図2のように部品の
内側だけでなく、接合される部品の内側および外側の両
方に設ければ、効果はより大きくなる。また、環状ロー
材に形成する突起は、全周でなくその一部に形成する構
造でもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、マグネトロンの歩留ま
りや生産性を向上できる。
りや生産性を向上できる。
【図1】本発明の一実施例を説明する図である。
【図2】従来例を説明する図である。
11…陽極構体 12…金属封着体 13、14、16…金属リング 1 5…絶縁円筒 17…排気用金属管 18、19、20、21、22…ロー材
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の部品同士を接合用環状ロー材で接
合して構成されるマグネトロンにおいて、前記接合用環
状ロー材の縁に折り曲げ部を形成したことを特徴とする
マグネトロン。 - 【請求項2】 縁に折り曲げ部を形成した接合用環状ロ
ー材を部品同士の接合部分に配置する工程と、前記部品
同士の接合部分を加熱する工程とからなるマグネトロン
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146146A JP2714356B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | マグネトロンおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146146A JP2714356B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | マグネトロンおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0817355A JPH0817355A (ja) | 1996-01-19 |
JP2714356B2 true JP2714356B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=15401185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6146146A Expired - Lifetime JP2714356B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | マグネトロンおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2714356B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0180748U (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-30 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP6146146A patent/JP2714356B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0817355A (ja) | 1996-01-19 |
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