JP2714133B2 - 汚染物侵入防止装置 - Google Patents

汚染物侵入防止装置

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JP2714133B2
JP2714133B2 JP1131322A JP13132289A JP2714133B2 JP 2714133 B2 JP2714133 B2 JP 2714133B2 JP 1131322 A JP1131322 A JP 1131322A JP 13132289 A JP13132289 A JP 13132289A JP 2714133 B2 JP2714133 B2 JP 2714133B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品工場等、小虫等の汚染物の侵入を嫌う工
場の出入口に設置する汚染物侵入防止装置およびその使
用方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は特開昭60−11038号公報に記載のように
クリーンルームの出入口にエアーシャワー装置を設置
し、シャワー室の上方部空気吹出口から吹出し、シャワ
ー内を流れる循環気流とシャワー室の側面部空気吹出口
からのジェット気流を発生する機能を備えるとともに、
上方部空気吹出口へ清浄空気を供給する送風機およびフ
ィルタを含む循環気流形成手段と側面部空気吹出口へ清
浄空気を供給する送風機およびフィルタを含むジェット
気流形成手段をそれぞれ独立させて設けシャワー室下部
に上記循環気流形成手段と上記ジェット気流形成手段の
空気取入口を設けたことが特徴となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
エアーシャワー装置は近年食品工場の出入口にも設置
されるケースが増えてきている。これら食品工場は必ず
しも半導体や医薬品工業のようにクリーンルーム化され
ているわけではないが、人に付着した毛髪やフケ、雑菌
を取り除くことと作業者の衛生意識の向上等が主目的と
考えられる。
これら食品工場において最も苦慮していることは工場
出入口の汚染物侵入防止対策、特に防虫対策である。し
かしながら従来技術のエアーシャワー装置においては元
々クリーンルーム用に考えられたものであるから防虫の
点については配慮がなされておらずエアーシャワーを経
由して小虫が食品工場へ侵入し食品に混入する恐れがあ
り、問題があった。
本発明の目的は、虫等の速度成分を持って飛来する汚
染物の侵入を有効に防止できる汚染物侵入防止装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、入室者に高速気
流を吹き付ける空気吹出口を備えたエアーシャワー室
と、前記空気吹出口に清浄空気を供給する空気浄化手段
と、前記エアーシャワー室の入口および出口にそれぞれ
設けられた第1の扉および第2の扉と、前記エアーシャ
ワー室に連通するよう配設されて、前記第1の扉を開く
動作と連動して前記入口から前記エアーシャワー室外に
向かう気流を形成する気流形成手段とを備えた汚染物侵
入防止装置において、気流形成手段に設けられた加圧手
段によるエアーシャワー室内の加圧による虫のエアーシ
ャワー室内への侵入防止等、特に防虫のための手段を設
けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
入室時入口扉開スイッチがONされると風路切換ダンパ
ーによりシャワー内循環気流がシャワー室外から取り入
れられる。これによりシャワー室内全体が加圧されてく
る。この状態で入口扉が入口扉開スイッチONよりやや遅
れて開き始めると開口部から外側に向かって風が吹き出
し小虫の侵入をさまたげるように作用する。人がシャワ
ー室内に入り入口扉が全閉すると風路切換ダンパーが元
通に切換わり、エアーシャワー本来の室内循環気流とな
り毛髪やフケ、雑菌を吹き落とすに最適な作用となる。
万一にも強行してシャワー室内に侵入した小虫はシャワ
ー室内の強制循環気流及び装置下部に設けた誘虫灯によ
ってついには捕虫ボックスへ吸込まれ、捕虫される。こ
れによってシャワー終了後、工場側の扉が開になっても
工場内に小虫の侵入する恐れをなくすことができる。且
つ、エアーシャワー本来の人に付着したじん埃除去効果
はそのまま維持できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第18図により説明す
る。第1図〜第18図は汚染物侵入防止装置としてエアー
シャワー装置を用いた例である。本発明の第1実施例を
第1図〜第7図により説明する。第1図は本実施例のエ
アーシャワー装置を食品工場の作業室の出入口に設置し
た例の平面図を、第2図はその正面図、第3図はその側
面図をそれぞれ示す。入室者が第1の扉としての入口扉
1の開スイッチ2をONすると、これと連動して風路切換
手段としての風路切換ダンパー3が第2図の2点鎖線で
示す位置から実線で示す位置に反転し同時に送風機4,5
が運転を開始する。これにより室外空気取入口6から取
り込まれた空気は、通気ダクト7、送風機4、フィルタ
8、天井面吹出口9を経由してエアーシャワー室として
のシャワー室13へ吹き出してエアーカーテン気流を形成
するとともに、空気浄化手段としてのフィルタ10および
送風機5、通気ダクト11、空気吹出口としてのエアージ
ェットノズル12を介してシャワー室13内に吹き出してエ
アージェット気流を形成する。そのため、シャワー室13
内には室外から取り込まれた空気が充満しシャワー室13
内を加圧する。入口扉1は入口扉開スイッチ2をONした
時点よりやや遅れて開くよう制御され、入口扉1が開き
始めるとシャワー室13内に充満した空気は入口扉1の開
口部から外側へ風となって第1図、第2図の矢印Aのよ
うに勢いよく吹き出し小虫や風に乗った塵埃等の速度成
分を持った汚染物の侵入を防止する。即ち、ダンパー
3、送風機4、フィルタ8は防虫手段としても機能す
る。一方、入室者はこの風を受けながらシャワー室13内
へ入室できる。人がシャワー室内へ入室すると入口扉1
が閉まり始め、第4図に示すように完全に閉まり切った
時点でこれと連動して風路切換ダンパー3が第5図の実
線で示すように元通に反転し吹き出し気流の形成を停止
するとともに、シャワー室13内の下部に設けた空気取入
口14よりシャワー室13内の空気を吸込み、エアーシャワ
ー室内のエアーカーテンとしての機能を果たす。本実施
例では入口扉1を閉める操作は制御手段(図示せず)に
より自動的に行なわれる。これによりエアーシャワー室
内の圧力はエアーシャワー室外の圧力とほぼ等しくな
り、エアージェットが運転されてもこれにより発生した
塵埃がエアーシャワー室外へ流出するのを防止できる。
次に、送風機5が所定時間運転され、エアージェット気
流により人に付着した毛髪、フケ、じん埃雑菌等が十分
に除去されると送風機5が自動停止し、やや遅延して第
2の扉としての出口扉15が開き、入室者は作業室へ入室
することができる。
第3図は本実施例の側面図を示したものである。入口
扉1の周囲及びシャワー室内には小虫が感じない、また
は小虫が好まない波長の光を放つ光源、例えば黄色光の
防虫灯15を設け、さらに出入口扉1,15共窓板には黄色透
明窓もしくはそれに替わる防虫処理を窓表面に施してい
る。また、入口扉1の床面には水もしくは殺虫液が循環
する溝16を設け、ゴキブリ等のはってくる虫の侵入防止
を図っている。溝16に落ちた虫は循環路に設けたフィル
タ(図示せず)で捕虫され、虫の処理を衛生的に行なう
ことができる。
上記の如く、本実施例では通気ダクト7、送風機4、
フィルタ8、天井面吹出口9、および風路切換ダンパー
3が気流形成手段および加圧手段として機能し、シャワ
ー室13内を加圧するとともに入口扉1が開かれて形成さ
れた開口部より風を吹き出すよう入口扉1に向かう気流
を形成する。また、本実施例では入口扉1、出口扉15は
引き戸であり、ドアエンジン(図示せず)が設けられて
自動扉化されている。入口扉1、出口扉15の開閉は入口
扉1の開スイッチ2のON操作により、気流形成手段また
は加圧手段の動作と関連付けて制御される。これらの制
御はリレーシーケンスまたはプログラマブルコントロー
ラ等の制御手段により行なうことができる。本実施例で
はこれらの制御にマイコンを用いたプログラマブルコン
トローラ(以下PCS)が用いられており、一例として第
6図(A),(B)により示されるフローチャートによ
り送風機4,5、風路切換ダンパー3、入口扉1、出口扉1
5が制御され、エアーシャワー装置は第7図に示す動作
を順次行なう。本実施例では、シャワー室13内に入室者
のセンサ(図示せず)が設けられ、入口扉1が開かれて
所定時間内に入室者がシャワー室13内に入室しないとき
はブザー又は音声ガイダンス等のアラームを発して入口
扉1を閉めるとともにダンパー3を室内側に切換えて送
風機4の風量を落とし、虫が侵入する機会を減少させる
とともに省エネルギーを図るようPCSが制御を行なう。
また、その後所定時間内は待機状態として送風機4を運
転するが、この間に扉開スイッチ2のON操作がなければ
送風機4を停止し、さらに省エネルギーを図るようプロ
グラムされている。また、エアージェット終了後、出口
扉15が開いてから所定時間内に入室者がエアーシャワー
室13から退室しないときにはアラームを発するようPCS
はエアーシャワー装置を制御する。
なお、第6図(A),(B)のプログラムのいかなる
ステップにおいても、割り込みにより送風機4をONに
し、ダンパー3を外気側に反転するとともに、入口扉1
および出口扉15をともに開放するプログラムを組んでお
けば、非常時の避難を円滑に行なえ、安全性が向上す
る。
本発明の第2実施例を第8図、第9図に示す。本実施
例は入室時シャワー室内から入口扉側へ向かって風を送
るよう、入口扉開と連動して吹出口12が動くよう構成し
たものである。第9図はその具体的構成を示し、ソレノ
イド17が作動し連結ピン19が吸引され、これによりエア
ージェットノズル12が入口扉1方向へ向けられ風を送
る。
本発明の第3実施例を第10図に示す。本実施例はソレ
ノイド18が作動し連結ピン20が吸引されることにより天
井面から吹き出るエアーカーテン気流が風向変更ギャラ
リ21により同じく入口側1側へ向けて吹き出すよう構成
したものである。第2実施例、第3実施例においては人
がシャワー室内へ侵入し入口扉1が全閉するとソレノイ
ド17,18への通電がOFFとなり、スプリング22,23によ
り、風向が元の状態に戻る。
本発明の第4実施例を第11図及び第12図に示す。本実
施例はエアーシャワー送風機以外に外部に第2の送風機
としての送風機24を設けた例である。送風機24の吹出口
はダクト41を介してフィルタ8の1次側に接続される。
送風機24と入口扉1とを連動させることによりシャワー
室13内を加圧することができ、既に設置済のエアーシャ
ワー装置にも現地改造等で防虫効果を持たせる事が可能
である。本実施例は上述の第1実施例〜第3実施例と併
用することにより、さらに効果が高めることができる。
本発明の第5実施例を第13図、第14図により説明す
る。本実施例は入口扉1及び出口扉15を空気が通過可能
なダクト構造とし、それぞれの扉をフレキシブルホース
等の空気配管51で第2の加圧手段としてのコンプレッサ
25,26と連結したものである。また、出口扉15、入口扉
1は目的に応じてそれぞれ第14図(A),(B)のよう
な断面構造となっている。入口扉1は同図(B)に示す
ように風が外向きに吹き出す構造であり、出口扉15は同
図(A)に示すように風が水平方向に吹き出す構造とな
っている。
入口扉1開と連動してコンプレッサ25が運転され第14
図(B)に示すように扉の戸当り部27から外向きに風が
吹き出し虫の侵入を防止する。人がシャワー室内へ入り
入口扉1が全閉し、エアージェットが完了して出口扉15
開と連動してコンプレッサ26が運転され、第14図(A)
に示すように出口扉15の戸当り部28から水平方向に風が
吹き出し、万一にもシャワー室に入った虫を水平気流に
より作業室と遮断して侵入を防止する。
本発明の第6実施例〜第8実施例を第15図、16図、17
図より説明する。これらの実施例は万一にもシャワー室
内に侵入した虫を捕虫する手段を備えたエアーシャワー
装置を示したものである。
第15図は本発明の第6実施例を示し、シャワー室内下
部に設けた空気吸込口を出し入れ可能な捕虫ボックス29
としさらに本捕虫ボックス29の空気吸込口33を狭い開口
として吸込風速を速くし且つ捕虫ボックス29内には虫が
好む青色の光を放つ殺菌灯30を設け、さらに捕虫ボック
ス29内表面に虫取り用粘着紙32を設けたものである。
万一にもシャワー室内に侵入した虫はシャワー室内を
強制的に循環する気流によりシャワー室内下部に押し流
され、合わせて空気吸込口33付近の吸込風速が速いこと
とそこから放たれる虫が好む青色光(殺菌灯30)に誘引
されてついには捕虫ボックス29内へ吸込まれ、内部表面
に設けた粘着紙32にて捕虫される第16図は本発明の第7
実施例を示し、上記に述べた捕虫ボックスの機能を有す
るとともにメンテナンスを良くするためにワンタッチで
着脱できるよう構成し、使い捨て可能な捕虫パック34に
したものである。本実施例では捕虫パック34の開口部34
aの下方の床面にピット70が設けられ、ピット70内には
青色光の殺菌灯30が設けられて虫を開口部34aに誘引す
る。さらに第17図は本発明の第8実施例を示し、第15
図、第16図に示すプレフィルタ3のメンテナンスもなく
すために捕虫パック34の上面にフィルタ81を一体に設け
てプレフィルタとしての機能を合わせて持たせたもので
使い勝手をさらに向上できる。
本発明の第9実施例を第18図に示す。本実施例は入口
扉1へ向けて吹き出す風を冷風にすることにより、虫の
運動能力を低下させて防虫効果をより高めるようにした
ものである。
本実施例では、ダクトの下方に冷却手段としての冷温
水コイル91が設けられ、この冷温水コイル91にはエアー
シャワー装置とは別置されたチラーユニット92から配管
93を介して冷水が供給され、エアージェット吹出口12お
よび天井吹出口9から吹出される空気を冷却する。その
ため、入口扉1が開くことによりできる開口部には低温
の風(例えば20℃〜15℃)が供給されるので、虫の運動
能力(飛行能力)が低下し、シャワー室13の外へ容易に
吹き飛ばされるようになる。なお、虫の飛来が問題とな
るのは夏季であり、特に温度の高い日であるので、この
ような冷風を吹き出すことは入室者に対しては爽快感を
与えることができる。また、冬季は虫が飛来しないが、
冷温水コイル91に温水を流すことによって、通常のエア
ーシャワー装置としての動作時にシャワー室13内に供給
される風の温度を上げることができ、入室者の不快感を
防止することができる。
以上の実施例のエアーシャワー装置は主として食品工
場の作業室の入口に設置されるが、これに限ることな
く、漆器等の工芸品の作業室、また、虫の侵入(混入)
により品質低下が発生する製品を扱う作業室、および虫
の侵入により入室者が不快感を覚える部屋の入口に設置
してもよい。
以上の実施例によればエアーシャワー装置と防虫設備
がエアーシャワー装置のみで行なえるため経済的であ
る。
さらに以上の実施例によれば食品工場などに要求され
る衛生効果と防虫効果とを兼ね備えた理想的なエアーシ
ャワー装置を得ることができる。
以上の実施例においては、汚染物侵入防止装置として
エアーシャワー装置を用いたがこれに限ることはなく、
作業室の入口に前室を設け、これに第1の扉、第2の
扉、送風機等より成る気流形成手段、およびこれらを制
御するPCS等の制御手段を設け、第1の扉を開く操作と
連動して気流を形成し、第1の開を閉める操作と連動し
て気流形成を停止するよう構成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、作業者の入室時に効果的に汚染物の
侵入を防止することができ、虫等の汚染物の侵入を嫌う
作業室の出入口に設置することにより衛生的な環境の作
業室を実現可能な汚染物侵入防止装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ本発明の第1実施例のエアー
シャワー装置の入口扉開時の平面図および正断面図、第
3図は本実施例のエアーシャワー装置の側断面図、第4
図、第5図はそれぞれ実施例のエアーシャワー装置のエ
アージェット運転時の平面図および正断面図、第6図
(A),(B)はいずれも本実施例のエアーシャワー装
置の制御フローチャート、第7図は第6図のフローチャ
ートによる動作フロー図、第8図、第9図はそれぞれ本
発明の第2実施例のエアーシャワー装置の入口扉開時の
平面図および気流形成手段の主要部の平断面図、第10図
は本発明の第3実施例のエアーシャワー装置の気流形成
手段の主要部の平断面図、第11図、第12図はそれぞれ本
発明の第4実施例におけるエアーシャワー装置の斜視図
および正断面図、第13図、第14図(A),(B)はそれ
ぞれ本発明の第5実施例におけるエアーシャワー装置の
入口扉開時の平面図、出口扉の主要部平断面図、入口扉
の主要部平断面図、第15図は本発明の第6実施例におけ
るエアーシャワー装置の主要部を示す正断面図、第16図
は本発明の第7実施例におけるエアーシャワー装置の主
要部を示す正断面図、第17図は本発明の第8実施例にお
けるエアーシャワー装置の捕虫パックの斜視図、第18図
は本発明の第9実施例におけるエアーシャワー装置の正
断面図である。 1……入口扉、2……入口扉開スイッチ、3……風路切
換ダンパー、4,5……送風機、6……シャワー外気取入
口、7,11……通気ダクト、8,10……フィルタ、9……天
井面吹出口、12……エアージェットノズル、13……シャ
ワー室内、14……シャワー室内空気取入口、15……防虫
灯、16……殺虫液循環溝、17,18……ソレノイド、19,20
……連結ピン、21……風向変更ルーバ、22,23……スプ
リング、24……外部送風機、25,26……コンプレッサ、2
7,28……戸当り部空気吹出口、29……捕虫ボックス、30
……殺菌灯、31……プレフィルタ、32……粘着紙、33…
…空気吸込口、34……捕虫パック

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入室者に高速気流を吹き付ける空気吹出口
    を備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空
    気を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の
    入口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第
    2の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設さ
    れて、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から
    前記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形
    成手段とを備え、前記気流形成手段は風路切換手段を備
    え、該風路切換手段は前記エアーシャワー室内の空気を
    吸引する第1の風路と、前記エアーシャワー室外の空気
    を吸引する第2の風路とこれらを択一的に切り換えるダ
    ンパーとにより構成されるとともに、前記第1の扉が開
    かれるのと連動して前記ダンパーが前記第1の風路から
    前記第2の風路に切り換えるよう構成されたことを特徴
    とする汚染物侵入防止装置。
  2. 【請求項2】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口を
    備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空気
    を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の入
    口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第2
    の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設され
    て、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から前
    記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形成
    手段とを備え、前記気流形成手段は加圧手段を備え、該
    加圧手段は前記第1の扉を開く操作と連動して前記エア
    ーシャワー室内を加圧し、前記第1の扉が開かれること
    により前記入口に形成される開口部に前記エアーシャワ
    ー室外へ向かう気流を形成するよう構成された汚染物侵
    入防止装置において、前記加圧手段は前記エアーシャワ
    ー室内の空気を吸引する第1の風路と前記エアーシャワ
    ー室外の空気を吸引する第2の風路と、前記第1の風路
    と前記第2の風路とを択一的に切り換えるダンパーとを
    備え、前記第1の扉が開かれるのと連動して前記ダンパ
    ーが前記第1の風路から前記第2の風路に風路を切り換
    えることにより前記エアーシャワー室内を加圧するよう
    構成されたことを特徴とする汚染物侵入防止装置。
  3. 【請求項3】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口を
    備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空気
    を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の入
    口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第2
    の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設され
    て、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から前
    記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形成
    手段とを備え、前記気流形成手段は加圧手段を備え、該
    加圧手段は前記第1の扉を開く操作と連動して前記エア
    ーシャワー室内を加圧し、前記第1の扉が開かれること
    により前記入口に形成される開口部に前記エアーシャワ
    ー室外へ向かう気流を形成するよう構成されたことを特
    徴とする汚染物侵入防止装置において、前記空気浄化手
    段は第1の送風機とフィルタとを備え、前記加圧手段は
    前記第1の送風機とは異なる第2の送風機を備え、前記
    第1の扉が開かれるのと連動して前記第2の送風機を運
    転するよう構成されたことを特徴とする汚染物侵入防止
    装置。
  4. 【請求項4】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口を
    備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空気
    を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の入
    口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第2
    の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設され
    て、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から前
    記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形成
    手段とを備え、前記第1の扉の制御手段を備え、該制御
    手段は前記気流形成手段が前記第1の扉へ向かう気流を
    形成し得る状態となってから前記第1の扉を開くように
    制御するよう構成されたことを特徴とする汚染物侵入防
    止装置。
  5. 【請求項5】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口を
    備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空気
    を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の入
    口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第2
    の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設され
    て、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から前
    記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形成
    手段とを備え、前記気流形成手段は加圧手段を備え、該
    加圧手段は前記第1の扉を開く操作と連動して前記エア
    ーシャワー室内を加圧し、前記第1の扉が開かれること
    により前記入口に形成される開口部に前記エアーシャワ
    ー室外へ向かう気流を形成するよう構成されたことを特
    徴とする汚染物侵入防止装置において、前記第1の扉の
    制御手段を備え、該制御手段は前記加圧手段が前記エア
    ーシャワー室内を加圧してから前記第1の扉を開くよう
    に制御するよう構成されたことを特徴とする汚染物侵入
    防止装置。
  6. 【請求項6】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口を
    備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空気
    を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の入
    口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第2
    の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設され
    て、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から前
    記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形成
    手段とを備え、前記気流形成手段により前記エアーシャ
    ワー室に供給される空気を冷却する冷却手段を備え、前
    記気流形成手段が低温の気流を形成することにより前記
    エアーシャワー室内への虫の侵入を防止するよう構成さ
    れたことを特徴とする汚染物侵入防止装置。
  7. 【請求項7】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口を
    備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空気
    を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の入
    口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第2
    の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設され
    て、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から前
    記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形成
    手段とを備え、前記エアーシャワー室は内部に虫が感じ
    ない波長または虫が好まない波長の光源を備えたことを
    特徴とする汚染物侵入防止装置。
  8. 【請求項8】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口を
    備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空気
    を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の入
    口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第2
    の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設され
    て、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から前
    記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形成
    手段とを備え、前記気流形成手段は加圧手段を備え、該
    加圧手段は前記第1の扉を開く操作と連動して前記エア
    ーシャワー室内を加圧し、前記第1の扉が開かれること
    により前記入口に形成される開口部に前記エアーシャワ
    ー室外へ向かう気流を形成するよう構成されたことを特
    徴とする汚染物侵入防止装置において、前記エアーシャ
    ワー室は内部に虫が感じない波長または虫が好まない波
    長の光源を備えたことを特徴とする汚染物侵入防止装
    置。
  9. 【請求項9】入室者に高速気流を吹き付ける空気吹き出
    し口を備えたエアーシャワー室と、前記空気吹き出し口
    に清浄空気を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャ
    ワー室の入口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉
    および第2の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよ
    う配設されて、前記第1の扉を開く動作と連動して前記
    入口から前記エアーシャワー室外に向かう気流を形成す
    る気流形成手段とを備え、前記第1の扉の内側に形成さ
    れたダクトと、該ダクトに接続された第2の加圧手段を
    備え、前記ダクトは先端部に前記エアーシャワー室外に
    向かって吹き出すよう設けられた吹き出し口を備えてな
    ることを特徴とする汚染物侵入防止装置。
  10. 【請求項10】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口
    を備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空
    気を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の
    入口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第
    2の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設さ
    れて、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から
    前記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形
    成手段とを備え、前記気流形成手段は加圧手段を備え、
    該加圧手段は前記第1の扉を開く操作と連動して前記エ
    アーシャワー室内を加圧し、前記第1の扉が開かれるこ
    とにより前記入口に形成される開口部に前記エアーシャ
    ワー室外へ向かう気流を形成するよう構成されたことを
    特徴とする汚染物侵入防止装置において、前記第1の扉
    の内側に形成されたダクトと、該ダクトに接続された第
    2の加圧手段を備え、前記ダクトは先端部に前記エアー
    シャワー室外に向かって吹き出すよう設けられた吹き出
    し口を備えてなることを特徴とする汚染物侵入防止装
    置。
  11. 【請求項11】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口
    を備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空
    気を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の
    入口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第
    2の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設さ
    れて、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から
    前記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形
    成手段とを備え、前記第1の扉の下部に対向する床面に
    溝を備え、該溝には薬液が充填されてなることを特徴と
    する汚染物侵入防止装置。
  12. 【請求項12】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口
    を備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空
    気を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の
    入口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第
    2の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設さ
    れて、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から
    前記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形
    成手段とを備え、前記気流形成手段は加圧手段を備え、
    該加圧手段は前記第1の扉を開く操作と連動して前記エ
    アーシャワー室内を加圧し、前記第1の扉が開かれるこ
    とにより前記入口に形成される開口部に前記エアーシャ
    ワー室外へ向かう気流を形成するよう構成されたことを
    特徴とする汚染物侵入防止装置において、前記第1の扉
    の下部に対向する床面に溝を備え、該溝には薬液が充填
    されてなることを特徴とする汚染物侵入防止装置。
  13. 【請求項13】前記第1の扉の下部に対向する床面に溝
    を備え、該溝には薬液が充填されてなることを特徴とす
    る請求項6記載の汚染物侵入防止装置。
  14. 【請求項14】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口
    を備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空
    気を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の
    入口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第
    2の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設さ
    れて、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から
    前記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形
    成手段とを備え、前記エアーシャワー室は下方に吸込口
    を備え、該吸込口には前記エアーシャワー室内に向かっ
    て開口部を有する袋状の捕虫手段が設けられてなること
    を特徴とする汚染物侵入防止装置。
  15. 【請求項15】入室者に高速気流を吹付ける空気吹出口
    を備えたエアーシャワー室と、前記空気吹出口に清浄空
    気を供給する空気浄化手段と、前記エアーシャワー室の
    入口および出口にそれぞれ設けられた第1の扉および第
    2の扉と、前記エアーシャワー室に連通するよう配設さ
    れて、前記第1の扉を開く動作と連動して前記入口から
    前記エアーシャワー室外に向かう気流を形成する気流形
    成手段とを備え、前記気流形成手段は加圧手段を備え、
    該加圧手段は前記第1の扉を開く操作と連動して前記エ
    アーシャワー室内を加圧し、前記第1の扉が開かれるこ
    とにより前記入口に形成される開口部に前記エアーシャ
    ワー室外へ向かう気流を形成するよう構成されたことを
    特徴とする汚染物侵入防止装置において、前記エアーシ
    ャワー室は下方に吸込口を備え、該吸込口には前記エア
    ーシャワー室内に向かって開口部を有する袋状の捕虫手
    段が設けられてなることを特徴とする汚染物侵入防止装
    置。
  16. 【請求項16】前記エアーシャワー室は下方に吸込口を
    備え、該吸込口には前記エアーシャワー室内に向かって
    開口部を有する袋状の捕虫手段が設けられてなることを
    特徴とする請求項6記載の汚染物侵入防止装置。
  17. 【請求項17】前記捕虫手段は前記吸込口に着脱自在に
    設けられるとともに、前記袋の一方の面にフィルタを備
    え、該フィルタを介して前記エアーシャワー室内の空気
    を吸引可能に構成されたことを特徴とする請求項14記載
    の汚染物侵入防止装置。
  18. 【請求項18】前記捕虫手段は前記袋の一方の面にフィ
    ルタを備えるとともに他方の面に粘着手段を備えてなる
    ことを特徴とする請求項17記載の汚染物侵入防止装置。
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