JP2711816B2 - スライド切換えスイッチ - Google Patents

スライド切換えスイッチ

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JP2711816B2 JP14673795A JP14673795A JP2711816B2 JP 2711816 B2 JP2711816 B2 JP 2711816B2 JP 14673795 A JP14673795 A JP 14673795A JP 14673795 A JP14673795 A JP 14673795A JP 2711816 B2 JP2711816 B2 JP 2711816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スライド切換えスイ
ッチにおける摺動子が寸動しても、スイッチ初期操作状
態を確保できる切換えスイッチに係り、スイッチツマミ
にものや手が不意に触れたときの照明灯瞬断事故とか、
消灯操作時の速断による不快感を除去できるスライド切
換えスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】一般のスライドスイッチとしては、従
来、例えば特開平5−325722号公報に記載のもの
がある。この従来の技術は、摺動体に可動接片を備えた
スライドスイッチにおいて、断面ほぼコ字形に成形した
絶縁基体の上板の孔から外部にツマミを露出させて、前
記絶縁基体の凹所内に絶縁性の摺動体を移動可能に備え
るとともに、この摺動体の凹部内にほぼコ字形の導電弾
片を配置し、かつその中間突面に跨がって摺接する複数
の固定導体を前記絶縁基体の下部に互いに空所を存して
並列固定してなるスライドスイッチである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、摺動体をそのツマミを介し手指等でスライドさせよ
うとした瞬間や、ツマミに不意に物が触れた瞬間に、導
電弾片の中間突面が即座に一つの固定接片から離れてし
まう結果、例えば照明灯の照明時に摺動体ツマミに手指
が触れた瞬間とか、ツマミにものが不意に触れたとき
に、照明灯が瞬断滅灯してしまい、思わぬ事故が発生し
たり、使用者に不快感を与えてしまうので、商品として
の品位を損ねてしまうという問題点が有った。
【0004】この発明は、前記した各問題点を除去する
ために、スライドスッチにおける複数の固定導体間に跨
がり、また乗り上げる突面を各別に形成した複数の導電
弾片の各突面で少くとも三つの固定導体間を時間差を持
たせて次々に短絡導通状態からオフさせることで、ツマ
ミの寸動では妄りにオフしない切換えスイッチとなし、
コイルスプリングを用いないでも節度感有るスライド切
換えスイッチを自動組立可能とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の前記した目的
は、中空直方体形状に成形した絶縁基体の面に透設した
孔から外部にツマミを向けて前記絶縁基体の凹所内に摺
動体を移動可能に備えるとともに、この摺動体にその移
動方向に対しほぼ直交して弾力的にタワミ動く導電弾片
を配設し、この導電弾片の中間に外向きに突設した突面
部が前記導電弾片自体の弾力で跨がり摺接する少くとも
三つの固定接片を前記絶縁基体に互いに空所を存して並
列固定してなるスライドスイッチを構成するに当り、前
記導電弾片は、その弾片基部を前記摺動体の差込み溝内
に差込み固定し、かつ導電弾片の幅方向の脇に弾片基部
から延びる補助弾片を分岐並設するとともに、前記導電
弾片の幅方向の脇に弾片基部から延びる補助弾片を分岐
並設するとともに、前記導電弾片の突面部を避けてその
移動方向両側近傍における前記補助弾片にそれぞれ前記
固定接片と部分的に接する補助突面を形成したことで達
成できた。導電弾片をその一側の弾片基部で摺動体に対
して片持ち支持してもよい。
【0006】
【作用】組立直後のスイッチ状態としては、例えば左側
と中央の各固定接片間に導電弾片の突面部が上記導電弾
片自体のタワミ弾力で部分的に落ち込んでいて、上記二
つの固定接片に跨がって弾接しているので、上記左寄り
二つの固定接片間を導電弾片突面部で短絡していてツマ
ミ左寄せスイッチオンの状態にある。なお、このとき二
つの補助弾片の各突面は、それぞれ中央と左側の各固定
接片の上部に自己弾力で弾接している。
【0007】次いで、上記スイッチオンの状態から、オ
フさせるために、ツマミをオフ方向に例えば右動させる
と、先ず、導電弾片の突面部が左側の固定接片の右斜面
から離れた後、上記弾片のタワミ弾力に抗して右側の固
定接片上に乗り上がると共に、このときには、各補助弾
片の補助突面が未だ左側と中央の各固定接片の右斜面に
それぞれ弾接していて、ツマミ左寄せスイッチオン状態
を維持している。この状態では、上記二つの固定接片間
は、導電弾片の突面部から弾片基部を経て二つの補助弾
片突面部に至る導通経路により未だ導通している。すな
わち、固定接片の幅の約半分長だけツマミを動かしても
スイッチはオフにならない。
【0008】引き続き、ツマミを右動させることで、今
度は、導電弾片の突面部が右の固定接片の上部に合致し
た後、下り始め、下りきって安定するが、その前には、
先ず、左右両側の固定接片の各斜面からそれぞれ補助突
面が離れてスイッチオフとなり、このオフ状態を経た
後、上記の導電弾片突面部の中央固定接片の下り始めに
伴ない、今度は、中央と右側の各固定接片の左斜面に各
補助突面が接してツマミ右寄せスイッチオンになり始め
る。
【0009】この状態では、上記二つの固定接片間は、
導電弾片の突面部から弾片基部を経て二つの補助弾片突
面部に至る導通経路により導通している。引き続きツマ
ミを左動させることで、今度は、導電弾片の突面部が右
側と中央の各固定接片の間に導電弾片のタワミ弾力で部
分的にパチンと落ち込んで、右側と中央の各固定接片間
を短絡し、ツマミ右寄せスイッチオン状態を確保でき
る。
【0010】次いで、上記ツマミ右寄せスイッチを再び
オフにするには、上記オン時操作とは逆方向にツマミを
左動させれば、先ず導電弾片の突面部が中央の固定接片
に導電弾片のタワミ弾力に抗して乗り上ると共に、補助
接片突面がそれぞれ左右の固定接片から共に離れてスイ
ッチオフとなる。
【0011】その後、ツマミの左動で左側と中央の各固
定接片の右斜面にそれぞれ補助突面が弾接して、前記の
ようにツマミ左寄せスイッチオンになり始め、引き続き
ツマミを左動させることで、今度は、導電弾片の突面部
が左側と中央の各固定接片の間に導電弾片のタワミ弾力
で部分的にパチンと落ち込んで、左側と中央の各固定接
片間を短絡し、ツマミ左寄せスイッチオン状態を確保で
きる。
【0012】そして、上記ツマミで動く導電弾片の突面
部が固定接片の谷間に弾力的にパチンと落ち込むこと
で、スライドスイッチとしてのツマミ操作にクリックア
クションつまりスナップ作用を付与できるから、パチン
・パチンと歯切れのよいツマミ操作が可能であると共
に、スイッチとしての制御性が向上した。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ず、この発明の第1の実施例の基本構成は、図1に示す
ように、プラスチックを中空直方体状に成形した絶縁基
体1の例えば上板に透設した孔2から外部にツマミ3を
図2、図3のように露出して前記絶縁基体1の凹所1a
内にプラスチック等で作った扁平逆U字形の板状の摺動
体4を移動可能に備える。なお符号4Aで示す部分は、
スベリポストである。
【0014】そして、この摺動体4の長手方向の両側片
に削設した差込み溝4a内に前記摺動体4の移動方向に
対しほぼ直交して弾力的にタワミ動く燐青銅等の弾性導
電板製の導電弾片5をその両側における弾片基部5a,
5aを差し込んで、仮固定して配設し、この導電弾片5
の中間には外向きに突面部6を突設しておく。
【0015】また、この突面部6が図3のように前記導
電弾片5自体のタワミ弾力で跨がり摺接する三つの固定
接片7,7を、前記絶縁基体1の下部開口縁に互いに空
所を存して形成した接片埋込み溝1bなどを介し並列固
定した後、必要に応じてその外側から絶縁蓋10を被せ
定着する。
【0016】そして、特にこの発明では、前記導電弾片
5の幅方向の両脇には、弾片基部5aから図1、図3の
ように延びる補助弾片8を分岐並設するとともに、前記
導電弾片5の突面部6を避けてその両側近傍における上
記補助弾片8に前記固定接片7と部分的に接する補助突
面9を突設形成してなるものである。
【0017】なお、三つの固定接片7,7の絶縁基体1
に対する並列固定手段は、前記の接片埋込み溝1bによ
る手段以外に、例えば、ねじ止めで固定接片7,7を絶
縁基体1に固定したり、絶縁蓋10に予じめ固定接片
7,7を並列定位しておき、絶縁基体1の開口縁に絶縁
蓋10を被せ固定することで、固定接片7,7を絶縁基
体1の開口縁に互いに空所を保ち並列固定するようにし
てもよい。
【0018】次に、このスライドスイッチの組立手順に
つき説明する。先ず、図1に示すような各部品のうち、
同図に示すようにプラスチック成形した中空直方体状の
摺動体4の左右両側片の差込み溝4a内に扁平U字形の
導電弾片5をその長さ方向両側の弾片基部5aを図3の
ように挿入し、この挿入状態を導電弾片5の長手両縁に
生じるツッパリ弾力または差込み摩擦で仮止めし、絶縁
基体1の凹所1aの上板に設けた孔2にツマミ3を係入
して導電弾片5のタワミ弾力に抗して図3のように絶縁
基体1の下部に固定接片7,7を当てがう。
【0019】なお、この当てがい後に、導電弾片5のタ
ワミ弾力に抗して突面部6が図3の(a)のように僅か
に押し込まれるように、埋込み溝1bやネジなどで固定
接片7,7を絶縁基体1の開口縁に固定したり、図2に
示すように絶縁蓋10を基体開口縁に螺着したり、係止
鉤片で固定することで、各固定接片7,7を絶縁基体1
の開口縁に並列固定する。
【0020】次に、このスイッチの動作を説明する。組
立直後のスイッチ状態としては、三つの固定接片7,7
のうち、例えば左側と中央の二つの固定接片7,7間に
導電弾片5の突面部6が上記導電弾片5自体のタワミ弾
力で図3の(a)のように部分的に落ち込んでいて、上
記二つの固定接片7,7に跨がって弾接しているので、
上記左寄り二つの固定接片7,7間を導電弾片突面部6
で短絡していてツマミ左寄せスイッチオンの状態にあ
る。なお、このとき二つの補助弾片8の各突面9,9
は、それぞれ中央と左側の各固定接片7の上部に自己弾
力で弾接している。
【0021】次いで、上記ツマミ左寄せスイッチオンの
状態からオフさせるために、ツマミ3をオフ方向に例え
ば右動させると、先ず、導電弾片5の突面部6が左側の
固定接片7の右斜面から離れた後、上記弾片5のタワミ
弾力に抗して右側の固定接片7上に図3の(b)のよう
に乗り上がると共に、このときには、各補助弾片8の補
助突面9が未だ左側と中央の各固定接片7の右斜面に同
図(b)のようにそれぞれ弾接していて、ツマミ左寄せ
スイッチオン状態を維持している。この状態では、上記
二つの固定接片7,7間は、導電弾片5の突面部6から
弾片基部5aを経て二つの補助弾片突面部9に至る導通
経路により未だ導通している。すなわち、固定接片7の
幅の約半分長だけツマミ3を動かしてもスイッチはオフ
にならない。
【0022】引き続き、ツマミ3を右動させることで、
今度は、導電弾片5の突面部6が右の固定接片7の上部
に図3の(c)のように合致した後、同図(d)のよう
に下り始め、同図の(e)のように下りきって安定する
が、その前には、先ず、同図(c)のように左右両側の
固定接片7の各斜面からそれぞれ補助突面9が離れてス
イッチオフとなり、このオフ状態を経た後、上記の導電
弾片突面部6の中央固定接片7の下り始めに伴ない、今
度は、中央と右側の各固定接片7,7の左斜面に各補助
突面9が接してツマミ右寄せスイッチオンになり始め
る。この状態では、上記二つの固定接片7,7間は、導
電弾片5の突面部6から弾片基部5aを経て二つの補助
弾片突面9に至る導通経路により導通している。
【0023】引き続きツマミ3を左動させることで、今
度は、導電弾片5の突面部6が右側と中央の各固定接片
7,7の間に図3の(e)のように導電弾片5のタワミ
弾力で部分的にパチンと落ち込んで、右側と中央の各固
定接片7,7間を短絡し、ツマミ右寄せスイッチオン状
態を確保できる。
【0024】次いで、上記ツマミ右寄せスイッチを再び
オフにするには、上記オン時操作とは逆方向にツマミ3
を左動させれば、先ず導電弾片5の突面部6が中央の固
定接片7に図3の(d)→(c)のように導電弾片5の
タワミ弾力に抗して乗り上ると共に、同図(c)のよう
に二つの補助弾片突面9がそれぞれ左右の固定接片7,
7から共に離れてスイッチオフとなる。
【0025】その後、ツマミ3の左動で左側と中央の各
固定接片7の右斜面にそれぞれ補助突面9,9が弾接し
て、前記のようにツマミ左寄せスイッチオンになり始
め、引き続きツマミ3を左動させることで、今度は、導
電弾片5の突面部6が左側と中央の各固定接片7,7の
間に図3の(a)のように導電弾片5のタワミ弾力で部
分的にパチンと落ち込んで、左側と中央の各固定接片
7,7間を短絡し、ツマミ左寄せスイッチオン状態を確
保できる。
【0026】そして、上記ツマミ3で動く導電弾片5の
突面部6が固定接片7,7の谷間に図3の(a)および
(e)のように導電弾片5の弾力でパチンと落ち込むこ
とで、スライドスイッチとしてのツマミ操作にクリック
アクションつまりスナップ作用を付与できるから、パチ
ン・パチンと歯切れのよいツマミ操作が可能であると共
に、スイッチとしての制御性が向上した。
【0027】本発明第1実施例によるスライド開閉スイ
ッチの構成と動作は以上のようなものであるが、この発
明における固定接片7,7の横断面形状は、前述第1実
施例による平帯板の所定部分にバーリング工法で接点部
となる三角波状の凸部を形成したもの以外に、図4から
図7の各図に示すようなこの発明による第2〜第5実施
例による固定接片7,7の接点部における横断面構造の
ものも採用できた。
【0028】すなわち、図4に示すこの発明の第2実施
例では、固定接片7,7を丸パイプ状に形成して、その
上面に導電弾片突面部6と補助弾片突面9とがそれぞれ
弾接摺動するように構成してある。
【0029】また、図5に示すこの発明の第3実施例で
は、固定接片7,7を縦帯板状に形成並列して、その上
部に導電弾片突面部6と補助弾片突面9とがそれぞれ弾
接摺動するように構成してある。
【0030】さらに、図6に示すこの発明の第4実施例
では、固定接片7,7を平帯板状に形成して、その上面
に導電弾片突面部6と補助弾片突面9とがそれぞれ弾接
摺動するように構成してあり、平帯板状の固定接片間に
突面部6が部分的に落ち込むことで、オン状態は安定す
る。図6中、符号1cで示す部分は、突面部6の落し込
み用として絶縁蓋10に削設した凹部であるが、絶縁蓋
10を用いないときには、凹部1cも当然なくなること
になる。
【0031】次に、図7に示すこの発明の第5実施例
は、固定接片7,7を平帯板で作り、これを部分山形状
に形成して、その小部分山形上面に導電弾片突面部6だ
けが摺接するようにし、上記山形部以外の平板部に補助
弾片突面9が弾接摺動するように構成したものである。
【0032】さらに、可動接片の一部である補助弾片8
は、図8の(a),(b)のように前記導電弾片5の両
側における二つの弾片基部5a,5aからそれぞれ延在
形成し、その中間または端部に補助突面9を形成しても
よく、図8の(c)のように一枚の補助弾片8の中間に
二つの補助突面9,9を形成したものでもよい。
【0033】また、この発明における絶縁基体1とその
凹所1aおよび孔2の各長さを前記各実施例のものより
も、図9の(a)から(e)までの各図に示すように、
右方向に若干延長形成することで、摺動体4の右動範囲
を図3〜図7の各図における最下図の状態よりもさらに
大きくすることができ、図9の(a)から(e)までの
各図に示すように、三つの固定接片7,7の二つの谷間
からすべての可動接片突面6,9を脱出させ、完全なる
スイッチオフ状態が得られる。
【0034】このオフ状態は、右側固定接片7に対する
導電弾片突面部6の自己弾力による押し付け係合で安定
に保持できる。そして、このオフ状態からツマミ3を左
動させることで、前述した「ツマミ右寄せオン状態」→
「オフ状態」→「ツマミ左寄せオン状態」という順序で
切換操作をすることができる。
【0035】なお、この発明に用いる導電弾片5は、図
8の(d),(e)に示すように、一つだけの弾片基部
5aから補助弾片8と共に突設したものを、図10のよ
うに摺動体4の片側片の差込み溝4aに上記一つの弾片
基部5aをきつく圧入して用いることもでき、また図8
の(d),(e)のように弾片基部5aに外向き下傾斜
に形成した係止弾片5bを摺動体4の係止段部4bに対
して、係止弾片5bの弾力に抗し差込み溝4aの下から
挿入することで、図11に示すように係止弾片5bを弾
力復帰させ、上記係止段部4bに係止させて用いること
もできる。
【0036】また、摺動体4自体も、図12のように板
状体の下四隅に高さが低いスベリポスト4Aを突設し、
このスベリポスト4Aの基部に設けた差込み溝4aに前
記導電弾片5の基部5aを挿入して用いることで、スイ
ッチ全体としての扁平化が促進できる。さらに、上記図
4から図12までの各図において、図1、図3と同一符
号を付した部分は、前記実施例と同一部分または均等部
分を示す。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、以下に記載の効果を奏する。ツマミ3の左・右片寄
せ二つのスイッチオンの各状態からツマミ3をオフ方向
に小寸だけスライドさせても、二つの固定接片7,7間
は、導電弾片5の突面部6から弾片基部5aを経て補助
弾片突面部9に至る導通経路により導通していて、固定
接片7の幅の約半分長だけツマミ3を動かしてもスイッ
チはオフにならず、これ以上ツマミ3をオフ方向に動か
すと始めて任意二つの固定接片7,7間の導通を遮断し
てスイッチオフとすることができるから、ツマミを手指
等でスライドさせようとした瞬間や、ツマミに不意に物
が触れた瞬間に、二つの導電弾片の突面が共に固定接片
から離れることがなくなり、例えば二色の照明灯の瞬断
滅灯事故を防止できたという便益が有る。
【0038】請求項2によれば、摺動体4に対して導電
弾片5を単一の弾片基部5aで固定できるので、組立作
業性をさらに一層向上させることができるという効果を
付加できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スライドスイッチの分解斜視図
【図2】同上の組立後の中央部横断の拡大断面図
【図3】図1に示すものの組立後の作動状態を示す縦断
面図
【図4】この発明の第2実施例の作動状態を示す縦断面
【図5】この発明の第3実施例の作動状態を示す縦断面
【図6】この発明の第4実施例の作動状態を示す縦断面
【図7】この発明の第5実施例の作動状態を示す縦断面
【図8】本発明に用いる可動接片の他の例を示す斜視図
【図9】この発明のスライドスイッチにおけるスライド
操作の他の例を示す縦断側面図
【図10】本発明の他の例を示す要部斜視図
【図11】導電弾片の実装例の他の例を示す要部拡大断
面図
【図12】摺動体の他の例を示す斜視図
【符号の説明】
1 絶縁基体 1a 凹所 1b 固定接片埋込み溝 2 孔 3 ツマミ 4 摺動体 4A 摺動体のスベリポスト 4a 差込み溝 4b 係止段部 5 導電弾片(可動接片) 5a 弾片基部 5b 係止弾片 6 突面部 7 固定接片 8 補助弾片(可動接片) 9 補助突面 10 絶縁蓋

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空直方体形状に成形した絶縁基体1の
    面に透設した孔2から外部にツマミ3を向けて前記絶縁
    基体1の凹所1a内に摺動体4を移動可能に備えるとと
    もに、この摺動体4にその移動方向に対しほぼ直交して
    弾力的にタワミ動く導電弾片5を配設し、この導電弾片
    5の中間に外向きに突設した突面部6が前記導電弾片5
    自体の弾力で跨がり摺接する少くとも三つの固定接片
    7,7を前記絶縁基体1に互いに空所を存して並列固定
    してなるスライドスイッチにおいて、前記導電弾片5
    は、その弾片基部5aを前記摺動体4の差込み溝4a内
    に差込み固定し、かつ導電弾片5の幅方向の脇に弾片基
    部5aから延びる補助弾片8を分岐並設するとともに、
    前記導電弾片5の突面部6を避けてその移動方向両側近
    傍における前記補助弾片8にそれぞれ前記固定接片7と
    部分的に接する補助突面9を形成してなるスライド切換
    えスイッチ。
  2. 【請求項2】 導電弾片5をその一側の弾片基部5aで
    摺動体4に対して片持ち支持してなるスライド切換えス
    イッチ。
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