JP2711228B2 - 電子手帳を利用した学習方法及び装置 - Google Patents

電子手帳を利用した学習方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは学習方法及び装
置に関し、更に詳しくは、電子的手段を用いて学習にお
ける暗記の効果及び効率を向上させる方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】現在の中
学生や高校生の間では、従来の単語カードを用いる代わ
りに多機能型の電子手帳やパーソナル・コンピュータ上
のCAI教材などを用いて、英語や社会科の暗記学習が
行われている。この種の既存の学習環境では、学習者
は、暗記を実効化させるために、暗記できた項目を順に
除去して、まだ覚えていない項目のみを表示させ、それ
に集中するという方式が採用されている。
【0003】以下では便宜的に英単語の暗記に即して考
えることにする。暗記学習の成果を判定するには、
(1)学習効果、すなわち、単位時間当たりに覚えられ
た単語数(多いほどよい)、(2)学習時間、すなわ
ち、学習に費やした総時間数(長いほどよい)、(3)
教材効率、すなわち、学習が終わったためもはや不必要
な単語が教材全体に占める比率(低いほどよい)、の3
つの要素を考慮する必要がある。
【0004】(1)の学習効果とは、暗記の効率あるい
は速度である。短い時間内により多くの単語を暗記でき
るのが好ましいことは明らかである。このためには、同
一の項目に関する暗記をなるべく長い間隔をおいて何度
も反復するのが効果的であることが、記憶に関して知ら
れている(分散学習)。
【0005】記憶のメカニズムに関して実験的に知られ
ているところによれば、集中して連続的に学習するより
も、ある程度の時間をおいて分散的に学習するほうが効
果が大きい。たとえば、ある単語を連続して30秒学習
するよりも、時間間隔をおいて5秒ずつ6回学習するほ
うが効果がある。ところが、集中力を要求される暗記学
習の間にこうした学習過程のコントロール自体を学習者
自身が行うことは、かえって学習効果を低下させる虞れ
があり、従来は実用的な方法が存在していなかった。
【0006】暗記学習においては、学習を分散させるこ
とに加え、学習内容を周期的に再現する訓練が有効であ
ることも知られている。これに関しては、2つの点を考
察する必要がある。第一に、記憶を再生する能力を獲得
する学習は、再生する訓練によって達成されるという点
である。訓練なしに、記憶内容が自然に再生することな
どあり得ない。従来の教材では、単に学習事項が学習者
に提示されるだけであったために、再生練習の実現が保
証されていなかった。第二に、分散学習では再生練習を
行う時間的な間隔を長くとる必要があるために、時間経
過による忘却のため学習事項の練習自体が不可能になり
やすい点である。分散学習の効果を奏するためには、再
生練習の時間的間隔と(長ければ長いほどよい)、練習
を不可能にしてしまわないための時間的間隔と(短けれ
ば短いほどよい)のトレードオフ関係のバランスを図ら
なければならない。
【0007】(2)の学習時間は、その暗記学習教材の
内容及び形式に対して学習者が魅力を感じ、更に暗記学
習を継続したいという気にさせることができるかどうか
に左右される。このためには、その学習方法及び教材
が、学習者に更なる学習への適切なインセンティブを与
え、暗記学習の苦しさを意識させず、強制を伴わずに学
習時間が自然に長くなれば理想的である。この種の教材
の利用者は通常、中学生や高校生であることを考えれ
ば、「楽しさ」や「ゲーム性」を有することの重要性も
推測できる。
【0008】(3)の教材効率とは、当該教材の中での
学習を要する単語の割合である。この割合が一定のレベ
ルを超えると暗記学習の効果は低下する。
【0009】従来の学習方法では、暗記できた単語をリ
ストから除去していくことによって(3)の教材効率が
改善されることが意図されているが、(1)及び(2)
に関する改善は期待できない。
【0010】本発明による学習方法及び学習装置におい
ては、電子手帳を用いてそのインタラクティブ性を最大
限利用し次の目的を達成することを目指す。(1)の学
習効果については、最適化された間隔で同一の設問を反
復することで分散学習効果を効果的に実現して記憶を確
実に定着させ、(2)の学習時間については、暗記中に
テストを挿入して学習に適切な目標を与えることと、テ
スト結果をリアルタイムに学習にフィードバックし時間
差による失敗を減少させることによって、ゲーム性を付
加して暗記学習を楽しいものにし、学習者に適切なイン
センティブを与えて興味を起こさせ学習時間を自然に増
加させ、もって、暗記学習の実を挙げることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】ここで、「習熟度」とい
う概念を導入する。これは、単語の暗記レベルがどの程
度であるかを示す指標である。一例として以下で説明す
る本発明の実施例のように、単語が提示されただけでそ
の暗記を確認するテストがまだ行われていない習熟度0
のレベルから、最低3回はテストに正解したので暗記は
完了したと見ることができ以後はテストが行われなくな
るレベルである習熟度3までの4段階に分けることがで
きる。テストに最低1回正解した状態が習熟度1であ
り、テストに最低2回正解した状態が習熟度2である。
【0012】本発明による学習装置あるいは学習方法で
は、この習熟度の段階に応じて調節した最適の時間間隔
で、既習の単語に関するテストを反復的に挿入して学習
の過程を制御し、よって暗記の定着を図る。具体的に
は、確認テストは、暗記学習の行われた後で、習熟度を
4段階に分類する場合であれば3回正解するまで挿入さ
れるのであるが、その間隔は徐々に長くなるように設定
する。こうすることにより、分散学習の効果を奏しつ
つ、暗記された知識が効率的に定着することが可能にな
る。
【0013】
【実施例】本発明の学習装置では、単語が初めて提示さ
れた後に、暗記を確認するため、習熟度に応じた所定の
間隔でテストが挿入されることが特徴である。たとえ
ば、上述のように習熟度を4つのレベルに分けるとする
と、最低1回正解した状態である習熟度1では次のテス
トまでの間隔は3回、最低2回正解した状態である習熟
度2では次のテストまでの間隔は10回とし、最低3回
正解した状態である習熟度3をもってこの単語のテスト
は終了とする。ここで3回又は10回というのは、間に
別のカードの表示又は確認テストがその回数だけ行われ
るという意味である。なお、習熟度は、テストで正解す
れば上述のように1段階だけ進むが、不正解ならば1段
階もどる。テストの1回目で不正解の場合には、すなわ
ち習熟度0のレベルで初めてのテストに不正解の場合に
は、習熟度0のままである。
【0014】この基準に基づいて挿入されるべきテスト
が複数個ある場合には、次の優先順でテストが提示され
る。すなわち、1)テスト不正解の後の暗記単語挿入
(テストに不正解の場合に、その直後に不正解だった単
語が再び提示されるもの)、2)1回目のテスト(回が
同じ場合には提示順の古いものを優先)、3)2回目の
テスト(回が同じ場合には提示順の古いものを優先)、
4)3回目のテスト(回が同じ場合には提示順の古いも
のを優先)、5)初めて提示する暗記単語、である。
【0015】テスト挿入の効果について、更に詳細に説
明する。まず、テストの挿入は、暗記学習に適度の緊張
感を生じさせる。従来の学習装置や教材においては、暗
記学習と確認テストとが分離していた。このために、暗
記学習は、自己目的的なものとなり、本来の目標を失っ
た退屈なものとなる傾向があった。本発明では、テスト
の挿入によって、暗記学習は、テストに正解して前に進
むための直接的な目標として認識されている。しかも、
学習からテストまでの時間的間隔は非常に短く設定され
ることにより学習の効果が即座に示されるため、暗記学
習に適度の緊張感が生じている。
【0016】次に、テストを挿入することにより、達成
意欲が生じる点が挙げられる。これまで知られていると
ころによれば、人間の短期記憶は、長期記憶へ転送され
ない限り十数秒しか継続しない。更に、本発明のように
暗記学習にテストを挿入することは、逆にいえば、テス
トに暗記学習が挿入されている状態であり、挿入された
暗記学習によって干渉を受けて、短期記憶の継続が阻害
される可能性もある。これらのことから、ほんの少し前
に覚えた学習事項の忘却をテストでリアルタイムに認識
し、学習者は、自身の能力への期待を裏切られることに
なる。能力への期待と現実とのズレによって心理的不充
足感が学習者に生まれるが、これによって期待達成への
意欲が生み出される。
【0017】しかし、暗記学習を長続きさせるには、こ
れだけでは十分ではなく、生み出された意欲を継続させ
なければならない。学習意欲を長続きさせるには、期待
を達成することが可能であり、かつ容易すぎることはな
いと、感じさせ続けなければならない。
【0018】従来のCAIでは、テストによって学習内
容を分岐させる方法によって学習内容を調節していた。
しかし、そこでは、学習とテストは分離しており、テス
ト結果の学習へのフィードバックは、テスト箇所を一通
り終了した後であるため、時間差によって学習のコント
ロールにズレが生じ、意欲を減退させる可能性があっ
た。特に、個々の学習事項の忘却が急速に生じる学習事
項においては、時間差の影響が非常に大きくなり実用的
ではなかった。
【0019】本発明では、従来のCAIとは異なり、テ
ストを暗記学習中に挿入することによって暗記学習とテ
ストとが同時進行しているため、挿入されたテスト結果
をリアルタイムにフィードバックして学習を即座にコン
トロールしており、だれもが常に適度な失敗と成功とを
もち続けられる最適な暗記学習を実現させているのであ
る。このことで、従来よりも長時間にわたり、学習意欲
が継続することに成功している。
【0020】学習時間に関しては、暗記できていれば減
らし、暗記できていなければ増やすことが有効である。
本発明では、確認テストと新たな学習とが同時に進行す
るように構成されている。この方式によって、テストで
得られる学習効果の状況をリアルタイムに学習時間の長
さに反映させ、学習時間を自然に延ばすことが可能にな
る。テストの間隔が、3回、10回と、徐々に長くなる
ことで、学習者は、一度は覚えていたのに忘れてしまっ
たことに気付かされ、悔しい思いを経験する。これによ
り、緊張感と勝利感とを得て、やる気が持続し、学習時
間が長くなるという仕組みである。
【0021】以下では、添付した図面を参照して、本発
明による学習方法を説明する。図1は、本発明の学習方
法を現実化する電子手帳型の暗記学習装置のブロック図
である。表示ユニット1は、液晶パネルと表示用ドライ
バとから成り、制御ユニット2内のCPUがデータユニ
ット5に格納されている学習事項内容と学習記録とを基
にして、順序付けをし、加工した学習カード又は確認テ
ストカードを表示する。CPUはまた、ROMカセット
に格納されているデータをプログラムにしたがって、加
工、記録していく。入力ユニット3には複数のボタンが
配置されており、表示に対する学習者の応答を受けて制
御ユニット2との間で信号をやりとりする。電源ユニッ
ト4は、この装置を動作させるための電源を供給する。
データ・ユニット5は、着脱可能なROMカートリッジ
から成り、学習カード及び確認カードに表示させる学習
事項内容と学習履歴及び、データ加工ロジック、表示方
法、入出力方法などを記録しておく。この部分は、学習
教科とその内容、レベル等に応じて、各種用意すること
ができよう。
【0022】図2及び図3は、本発明による学習の過程
を示す流れ図である。この2つの図に示した流れ図は、
図2の最下部の破線と図3の最上部の破線の箇所で連続
している。上述のように、本発明では、暗記学習のため
に単語が提示された後に、確認テストが、所定の間隔で
挿入され表示される。その際に、どの確認テストが挿入
されるべきかの順位に関しては、最も正解回数が少な
く、かつ、最も当初の学習時期が古いカードを最優先に
扱うという原則を設ける。
【0023】図2及び図3の流れ図の説明に先立ち、用
語をいくつか定義しておく。「学習カード」とは、電子
手帳のディスプレイ上で裏表をめくって暗記学習を行う
ためのカードである。「確認テストカード」とは、学習
カードによって学習した暗記内容の確認テストのための
カードである。通常は、各学習カードごとに存在し、対
をなしている。この、学習カード・確認テストカード対
には、「表示済フラグ」、「出題まで回数」及び「習熟
度」というカードの属性が付属している。「表示済フラ
グ」とは、表示済みかどうかを示す学習カードの属性で
ある。「出題まで回数」とは、あと何セッションすれば
出題可能かを示す回数であり、各時点において各確認テ
ストカードに固有の属性である。「習熟度」とは、上述
のように、ある学習事項に関する学習履歴から計算され
る、暗記レベルを示す確認テストカードの属性である。
「セッション」とは、学習カード又は確認テストカード
のディスプレイ上の表示から、次に学習カード又は確認
テストカードを表示するまでの間であって、学習の最小
単位となる。「背番号」とは、学習カード・確認テスト
カードの対の有する番号である。
【0024】本発明による学習過程では、ある時点にお
いてどのカードを表示して出題するかの優先順位を決定
する制御メカニズムが重要である。ランダム化したカー
ドの中から、今回のセッションの開始時点において、
「習熟度」≦2で、「出題まで回数」=0のものを出題
候補として選び出す。その中から、最も正解回数が少な
く従って復習の必要性の高く、かつ、最も学習時期の古
い従ってやはり復習が必要であると考えられる確認テス
トカードを選択し表示する。出題候補となる確認テスト
カードがない場合には、任意の方法で学習カードを選択
し表示する。
【0025】確認テストカードが表示され学習者が正解
した場合には、習熟度が1つ進み、不正解の場合には1
つ戻る。学習カードが表示された場合には、新たに学習
が行われているので、習熟度は変わらない。どちらの場
合も、正解の回数、学習カードから確認テストカードに
よる確認テストまでの予め定めたセッション数に応じ
て、そのカードの有する出題まで回数が決定する。いず
れの場合も、そのセッションが終了すれば、すべてのカ
ードの出題まで回数を1だけ減算する。ただし、初期値
の場合には減算しない。
【0026】実際の学習プロセスの流れを説明する。本
発明による学習では、電子手帳のスイッチをオンするこ
とにより学習を開始し(100)、初期化処理が行われ
る(101)。次に指定した学習単元及びレベルの学習
カード・確認テストカード対に、各カードを他と識別す
るためのランダムな背番号を付する(102)。次に、
確認テストカードのすべてについて、「習熟度」≦2か
つ「出題まで回数」=0という条件を満たすカードを検
索し(103)、この条件を満たすカードが存在するか
どうかによって、流れ図を分岐させる(104)。
【0027】条件を満たす確認テストカードが存在し、
それが1枚だけならば(105)、この確認テストカー
ドを用いて確認ステップを実行する(108)。2枚以
上ある場合には、更に、その中に「習熟度」が最小であ
るカードが1枚だけ存在するかどうかを調べ(10
6)、存在すれば、この確認テストカードを用いて確認
ステップを実行する(108)。「習熟度」最小のカー
ドが1枚だけではない場合には、背番号が最小のものを
選択し(107)、確認ステップを実行する(10
8)。確認ステップでのテスト実行に応答して、その正
解・不正解を調べ(109)、正解の場合には、その確
認テストカードに付与されている習熟度を1だけ加算す
る(110)。不正解ならば、その学習カードを用いて
復習ステップを実行し(121)、その確認テストカー
ドに付与されている習熟度を1だけ減算する(12
2)。
【0028】ステップ104で、条件を満たすカードが
存在しない場合には、すべての確認テストカードの習熟
度が3であるかどうかを調べる(111)。すべてが3
であれば、この単元の学習は終了したことになるので、
得点を計算して表示し(117)、終了する(11
8)。習熟度が3ではないものもある場合には、学習カ
ードのすべてについて、「表示済フラグ」=0の条件を
満たすカードを検索する。条件を満たす学習カードが存
在し、それが1枚だけならば(114)、この学習カー
ドを用いて学習ステップを実行する(115)。2枚以
上ある場合には、背番号が最小のものを選択し(12
0)、この学習カードを用いて学習ステップを実行する
(115)。学習ステップ実行(115)の後では、そ
の「学習カード」の「表示済フラグ」を1にセットす
る。
【0029】ステップ110、122、116の後で
は、すべてのカードの「出題まで回数」は1だけ減算さ
れ(123)、表示されたカードの習熟度が条件判断さ
れ(124)、習熟度=0ならば「出題まで回数」=
1、習熟度=1ならば「出題まで回数」=3、習熟度=
2ならば「出題まで回数」=10と設定する。ここで、
1、3、10という回数は、順に大きくなっていればよ
く、この数字である必要はない。図3では、ステップ1
24の次のステップで、「習熟度」が0、1、2の場合
の、そのカードの「出題まで回数」をそれぞれi、j、
kとしているが、ここで、i、j、kは、i<j<kの
関係を有する任意の有限な自然数であればよい。また、
図2及び図3の流れ図における減算に関しては、その対
象となる変数が0である場合には、減算は行わずに0の
ままとする。
【0030】
【発明の効果】以上のプロセスに従い、学習カード表示
後のその学習カード上の学習事項の習熟度に応じて、前
回よりも長い間隔で確認テストカードが表示され、確認
テストが行われる。効果的な記憶を実現するのに適切な
間隔で確認テストが挿入される点で、従来型の暗記学習
が暗記カードを用いて原則的にはカードの綴じられた一
次元的な物理的順序で行われるのとは異なり、また、個
々の学習内容の暗記とその復習による確認作業がリアル
タイムで行われる点で従来のCAIでは得られなかった
学習の最適化が図られ、効果的な暗記学習が達成され得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好適実施例の1つである電子手帳
型の学習装置のブロック図である。
【図2】本発明による学習過程を説明する流れ図であ
る。
【図3】本発明による学習過程を図3に引き続いて説明
する流れ図である。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 学習すべき事項とその解答とをテスト形
    式で裏表に含む電子的な複数の学習カードと、特定の学
    習カード上での学習事項を確認するための確認テストを
    前記学習カードと同一形式又は別の形式でのテスト形式
    で裏表に含む電子的な複数の確認テストカードと、を表
    示ユニット上に表示し、学習者が入力手段を介して前記
    学習カード及び確認テストカードでのテスト形式での学
    習に応答し得る電子手帳の表示間隔制御方法において、 (a)新たにn番目(nは任意の有限な自然数)の前記
    学習カードを表示するステップと、 (b)前記(a)のステップの後に所定の間隔をおい
    て、前記n番目の学習カードでの学習事項に関連する前
    記確認テストカードを少なくとも1回は表示するステッ
    プと、 (c)前記n番目の学習カードを再び提示するステップ
    と、を含み、 前記(b)のステップを2回以上挿入する場合には、こ
    の(b)のステップで前記学習者が正解を与えることを
    条件にして、前記n番目の学習カードの表示と該n番目
    の学習カードに対する1回目の前記(b)のステップと
    の間の間隔よりも該1回目の前記(b)のステップと2
    回目の前記(b)のステップとの間の間隔が長く、更に
    3回目以降も前記(b)のステップを挿入する場合には
    挿入間隔は前回よりも更に長くなっており、もって新た
    な学習とその確認が所定の間隔で反復されることを特徴
    とする電子手帳の表示間隔制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記
    (b)のステップにおいて前記学習者が正解を与えるこ
    とができなかった場合には、前記(c)のステップが直
    後に挿入され、次の(b)のステップへの間隔は、最初
    の(b)のステップで不正解の場合にはそのままの段階
    に留まり、2回目以降の場合には長くならずにその前の
    段階に戻り、ただし、2回目以降の場合でも前の段階に
    戻ることが不可能な場合にはそのままの段階に留まり、 前記n番目の学習カードに関する(b)のステップと、
    m番目(mはnとは異なる任意の有限な自然数)の
    (a)のステップ又は(b)のステップとの優先順位が
    競合する場合には、正解回数が少ない、又は、学習時期
    が古い、等の学習に効果的な基準でどちらのカードを表
    示するかの優先順位が決定されることを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の方法におい
    て、前記学習カード及び確認テストカード上に表示され
    る学習事項の内容は、前記電子手帳に着脱可能な記憶手
    段によって供給されることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 学習すべき事項とその解答とをテスト形
    式で裏表に含む電子的な複数の学習カードと、特定の学
    習カード上での学習事項を確認するための確認テストを
    前記学習カードと同一形式又は別の形式でのテスト形式
    で裏表に含む電子的な複数の確認テストカードと、を表
    示ユニット上に表示し、学習者が入力手段を介して前記
    学習カード及び確認テストカードでのテスト形式での学
    習に応答し得る電子手帳型の学習装置において、 新たにn番目(nは任意の有限な自然数)の前記学習カ
    ードを表示し、また、前記学習カード表示の後に所定の
    間隔をおいて、前記n番目の学習カードでの学習事項に
    関連する前記確認テストカードを表示して該学習事項の
    確認を少なくとも1回は行い、更に、前記n番目の学習
    カードを復習の目的で再び提示する手段と、 前記確認テストカードを2回以上挿入する場合には、確
    認テストカードで前記学習者が正解を与えることを条件
    にして、前記n番目の学習カードの表示と該n番目の学
    習カードに対する1回目の前記確認テストカードの表示
    との間の間隔よりも該1回目の前記確認テストカードと
    2回目の前記確認テストカードとの間の間隔が長く、更
    に3回目以降も前記確認テストカードを挿入する場合に
    は挿入間隔は前回よりも更に長くなるように制御する制
    御手段と、 を備えており、もって新たな学習とその確認が所定の間
    隔で反復されることにより効果的な学習をなし得ること
    を特徴とする学習装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の学習装置において、前記
    制御手段は、前記確認テストカードにおいて前記学習者
    が正解を与えることができなかった場合には、前記復習
    目的の学習カードが直後に挿入され、次の確認テストカ
    ード表示への間隔は、最初の確認テストカード表示で不
    正解の場合にはそのままの段階に留まり、2回目以降の
    場合には長くならずにその前の段階に戻り、ただし、2
    回目以降の場合でも前の段階に戻ることが不可能な場合
    にはそのままの段階に留まり、前記n番目の学習カード
    に関する確認ステップと、m番目(mはnとは異なる任
    意の有限な自然数)の学習ステップ又は確認ステップと
    の優先順位が競合する場合には、正解回数が少ない、又
    は、学習時期が古い、等の学習に効果的な基準でどちら
    のカードを表示するかが決定される、という基準に基づ
    き各カード表示の優先順位を決定することを特徴とする
    学習装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の学習装置に
    おいて、前記学習カード及び確認テストカード上に表示
    される学習事項の内容は、前記電子手帳に着脱可能な記
    憶手段によって供給されることを特徴とする学習装置。
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