JP2710043B2 - シーズヒーターコア及びシーズヒーター - Google Patents

シーズヒーターコア及びシーズヒーター

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JP2710043B2
JP2710043B2 JP29650595A JP29650595A JP2710043B2 JP 2710043 B2 JP2710043 B2 JP 2710043B2 JP 29650595 A JP29650595 A JP 29650595A JP 29650595 A JP29650595 A JP 29650595A JP 2710043 B2 JP2710043 B2 JP 2710043B2
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heating resistor
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pitch
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福治 永盛
俊彦 小笠原
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Sukegawa Electric Co Ltd
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Sukegawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状の絶縁体から
なるシーズヒーターコアの外周に発熱抵抗体を螺旋状に
巻装したシーズヒーターとそのシーズヒーターコアに関
し、特に発熱抵抗体の巻線ピッチ方向の巻線間ピッチが
変化する場合でも、発熱抵抗体を所定の螺旋状に保持す
ることができるシーズヒーターコア及びシーズヒーター
に関する。
【0002】
【従来の技術】シーズヒータコアを使用したシーズヒー
ターは、アルミナや窒化硼素等の耐熱性絶縁体からなる
棒状のシースヒータコアに長尺な発熱抵抗体を螺旋状に
巻装したものである。従来におけるシーズヒーターコア
は円柱形のものであるが、発熱抵抗体の保持のため、螺
旋状にリブを設けたり溝を設け、そのリブの間や溝の中
に帯状の発熱抵抗体を嵌め込んで巻装したものもある。
そして、このシーズヒーターコアに巻装した発熱抵抗体
をステンレス等の金属管からなるシースに挿入し、シー
スとシーズヒーターコアに巻装した発熱抵抗体との間に
アルミナ粉末やマグネシア粉末等の無機絶縁材を充填し
ている。この種のシーズヒーターでは、その使用目的に
より、長手方向に発熱量の違いを形成ることがある。こ
の場合は発熱抵抗体の巻装ピッチをシーズヒーターコア
の長手方向の位置で部分的に変えて、発熱量の分布を形
成する。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】リブや溝を有しな
い単なる円柱形のシーズヒーターコアを使用したシーズ
ヒーターの場合、発熱抵抗体のピッチ保持が困難であ
り、特に発熱抵抗体を2条巻きにした場合に発熱抵抗体
の偏りが生じやすい。他方、リブや溝を形成したシーズ
ヒーターコアを使用したシーズヒーターの場合、発熱抵
抗体の保持には優れているが、発熱熱抵抗体の巻装ピッ
チがリブや溝のピッチに規制されてしまう。このため、
発熱抵抗体の巻装ピッチを変える場合は、リブや溝のピ
ッチの異なるシーズヒーターコアを複数種類用意し、こ
れを継ぎ合わせて使用しなければならない。
【0004】本発明は、このような従来のシーズヒータ
ーコアとそれを使用したシーズヒーターの課題に鑑み、
1種類のシーズヒーターコアで巻装ピッチが部分的に異
なる発熱抵抗体を巻装することができ、しかも発熱抵抗
体の保持及びその巻装ピッチの変化等にも容易に対応で
きるシーズヒーターコアとシーズヒーターを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明では、コア11の外周から突起12を突設
し、一定の間隙を有する螺旋状の発熱抵抗体16にコア
11を嵌合すると共に、コア11の突起12を発熱抵抗
体16の間隙に挿入し、発熱抵抗体16のコア11の長
手方向の位置を規制することとした。すなわち、本発明
によるシーズヒーターコアは、外周に長尺な発熱抵抗体
16を巻装する棒状のコア11と、このコア11の外周
から突設され、発熱抵抗体16のコア11の長手方向の
位置を規制する突起12とを有することを特徴とする。
このシーズヒーターコアの突起12は、コア11の互い
に反対側の面からその中心軸と直交する方向に突設され
ている。この突起12は、例えばコア11に設けた通孔
18に嵌め込んで固定されたピン12’の端部により形
成される。
【0006】さらに、このシーズヒーターコアを使用し
たシーズヒーターは、一定の間隙を有する螺旋状の発熱
抵抗体16に前記のコア11を嵌合すると共に、コア1
1の突起12を発熱抵抗体16の間隙に挿入し、発熱抵
抗体16を保持し、この外周側を無機絶縁材17及びシ
ース15で覆ったものである。発熱抵抗体16は一定の
間隙を有するため、そのリードを変化させて、巻線のピ
ッチ方向において巻線間のピッチが変化するものであっ
ても、前記の突起12を発熱抵抗体16の間隙に挿入す
ることができる。発熱抵抗体16の間隙に挿入された突
起12は、発熱抵抗体16を保持し、その巻装ピッチを
一定にする作用を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について具体的且つ詳細に説明する。図
1と図4の本発明によるシーズヒーターコアの例を示
す。このシーズヒーターコアは、アルミナや窒化硼素等
の耐熱性絶縁体からなる円柱形のコア11の中央部から
径方向に突起12を突設したものである。図示の例で
は、突起12がコア11の反対方向に2個突設されてい
る。
【0008】このコア11の一方の端部は、端面中央か
ら突設された突起状の雄継手14を有しており、コア1
1の他方の端部は、前記雄継手14が嵌合可能な凹状の
雌継手13を有している。図1は、これら継手13、1
4を順次嵌合し、コア11を長手方向に継ぎ合わせた状
態を示している。図5は継手13を継手14に浅く嵌合
した状態であり、これによりコア11の長手方向の継ぎ
合わせ位置を若干修正することができる。継手13、1
4は、このような凹凸に限らず、また単に端面を突合せ
て継ぎ合わせる継手の無いものであってもよい。
【0009】図4は、コア11に前記のような突起12
を形成する手段の例である。例えば、コア11の中央部
の径方向に通孔18を設け、この通孔18にコア11と
同様の材料からなり、コア11の径よりやや長いピン1
2’を嵌合し、これをセラミック接着剤等で固定する。
そして、コア11の周面から突出したピン12’の端部
を突起12とする。もちろん、突起12をコア11と一
体に成形してもよい。一方、発熱抵抗体16は、例えば
ニクロムやタングステン等のような高抵抗、高融点の金
属円筒体を螺旋状に切削することにより作られる。この
金属円筒体はは、その内径がコア11の外径よりやや大
きなものを使用する。
【0010】このようにして作られた発熱抵抗体16の
間隙の幅は切削工具の切削幅により一義的に定まり、一
定である。2つの工具により金属円筒体を平行に切削す
ることで、2条の発熱抵抗体16が得られる。さらに、
切削時の金属円筒体の回転速度と中心軸方向の送り速度
との比を変えることにより、螺旋のピッチを変えること
もできる。
【0011】このようなコア11と発熱抵抗体16とを
用意した後、図3に示すように、コア11を発熱抵抗体
16に嵌め込む。このとき、突起12が発熱抵抗体16
の間隙に入るようコア11を回転させながら発熱抵抗体
16を嵌合する。図2に示すように、このようにして発
熱抵抗体16に嵌合されたコア11は、その両端の雄継
手14を雌継手13に嵌合することで順次長手方向に継
ぎ合わせる。これにより、長尺な一連のコア11に発熱
抵抗体16が巻き付けられたものが組み立てられる。図
3(a)は、発熱抵抗体16のピッチp1 が狭い部分
を、同図(b)は、発熱抵抗体16のピッチp2 が広い
部分を各々示す。このように、発熱抵抗体16のピッチ
1 が狭い部分も発熱抵抗体16のピッチp2 が広い部
分も同様にして突起12を挿入することができる。
【0012】このようにしてコア11と発熱抵抗体16
とを組み立てた後、これを図2に示すようにステンレ
ス、インコネル等の金属管からなるシース15の中に挿
入し、シース5と発熱抵抗体16の外周との間にアルミ
ナ粉末やマグネシア粉末等の無機絶縁材17を充填す
る。これによりシーズヒーターが完成する。このシーズ
ヒーターでは、コア11から突設された突起12が発熱
抵抗体16の間隙の所々にあって、発熱抵抗体16の位
置を規制するため、発熱抵抗体16の巻装ピッチがずれ
ない。なお、前述の例では、発熱抵抗体16が2条巻き
のものを中心として示したが、1条巻き、或は多条巻き
の発熱抵抗体16を備えるものであっても同様にして本
発明を適用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、1
種類のシーズヒーターコアで巻装ピッチが部分的に異な
る発熱抵抗体を巻装することができ、しかも発熱抵抗体
の保持及びその巻装ピッチの変化等にも容易に対応する
ことができる。これにより、巻装ピッチが部分的に異な
る発熱抵抗体を有するシーズヒーターで、特に複数条巻
きのものを容易に製造することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシーズヒーターコアの例を示す同
コアを継ぎ合わせた状態の縦断側面図である。
【図2】本発明によるシーズヒーターの例を示す縦断側
面図である。
【図3】螺旋状の発熱抵抗体にシーズヒーターコアを嵌
合した状態の側面図である。
【図4】本発明によるシーズヒーターコアの例を示す分
解斜視図と組立状態斜視図である。
【図5】本発明によるシーズヒーターコアの例を示す同
コアを継ぎ合わせた状態の縦断側面図である。
【符号の説明】
11 コア 12 突起 12’ ピン 15 シース 16 発熱抵抗体 17 無機絶縁材 18 通孔

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に長尺な発熱抵抗体(16)を螺旋
    状に巻装する絶縁材からなるシーズヒーターコアにおい
    て、外周に長尺な発熱抵抗体(16)を巻装する棒状の
    コア(11)と、このコア(11)の外周から突設さ
    れ、発熱抵抗体(16)のコア(11)の長手方向の位
    置を規制する突起(12)とを有することを特徴とする
    シーズヒーターコア。
  2. 【請求項2】 突起(12)がコア(11)の互いに反
    対側の面からその中心軸と直交する方向に突設されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のシーズヒーターコ
    ア。
  3. 【請求項3】 突起(12)がコア(11)に設けた通
    孔(18)に嵌め込んで固定されたピン(12’)の端
    部により形成されていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のシーズヒーターコア。
  4. 【請求項4】 外周に長尺な発熱抵抗体(16)を巻装
    する絶縁材からなるシーズヒーターコアの外周に長尺な
    発熱抵抗体(16)を巻装し、その外周側を無機絶縁材
    (17)及びシース(15)で覆ったシーズヒーターに
    おいて、棒状のコア(11)の外周から突起(12)を
    突設したシーズヒーターコアと、一定の間隙を有する螺
    旋状の発熱抵抗体(16)とを使用し、発熱抵抗体(1
    6)にコア(11)を嵌合すると共に、コア(11)の
    突起(12)を発熱抵抗体(16)の間隙に挿入したこ
    とを特徴とするシーズヒーター。
  5. 【請求項5】 発熱抵抗体(16)はその巻線のピッチ
    方向において巻線間のピッチが変化することを特徴とす
    る請求項4に記載のシーズヒーター。
JP29650595A 1995-11-15 1995-11-15 シーズヒーターコア及びシーズヒーター Expired - Lifetime JP2710043B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190128213A (ko) * 2017-04-12 2019-11-15 닛폰 하츠죠 가부시키가이샤 시스 히터
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