JP2708939B2 - 多材質成形機による射出・焼成成形方法 - Google Patents

多材質成形機による射出・焼成成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多材質成形機による射出・焼成成形方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来、中子構造を有する射出・焼成成形機によって成
形する場合、別途加工され又は成形された成形品をイン
サートロボット又は手動で金型内にインサートし、その
後射出成形を行って成形品を成形している。
例えば、第8図に示すような角ブロックのマニホルド
状の成形品を成形する場合、金型の中に中子をインサー
トして内部に「コ」字状の管路を形成した後、該管路の
端部をドリルで機械加工し、その後タップを立ててネジ
を切るようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の射出成形機においては、中
子をインサートするためにインサートロボットが必要と
なり、手動でインサートする場合には、その作業が煩わ
しく熟練を要し、いずれもコストが高くなってしまう。
また、各種形状の中子を利用する場合や複雑な加工を
要する成形品を作る場合には、中子をインサートして成
形するだけでは成形品としては完成しておらず、各種機
械加工を必要とする。
本発明は、上記従来の射出成形機による射出成形方法
の問題点を解決して、中子のインサート工程や機械加工
を必要とせず複雑な形状の成形品を容易に成形すること
ができる射出・焼成成形方法を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) そのために、本発明の多材質成形機による射出・焼成
成形方法においては、可動金型と一次成形用固定金型を
当接させ、両者間に形成される一次成形用キャビティ内
に熱可塑性の一次射出用樹脂を射出して中子を成形し、
該中子を可動金型に保持したまま、該可動金型と二次成
形用固定金型を当接させ、両者間に形成される二次成形
用キャビティ内に熱可塑性樹脂と金属粉末を混合した二
次成形用樹脂を射出して二次成形品を成形し、上記二次
成形品を焼成し、中子を構成する一次射出用樹脂をガス
化するようにしてある。
(作用) 本発明によれば、可動金型と一次成形用固定金型を当
接させ、両者間に形成される一次成形用キャビティ内に
熱可塑性の一次射出用樹脂を射出して中子を成形する。
次に、該中子を可動金型に保持したまま、該可動金型
を二次側に反転させるかスライドさせ、該可動金型と二
次成形用固定金型を当接させ、両者間に形成される二次
成形用キャビティ内に熱可塑性樹脂と金属粉末を混合し
た二次成形用樹脂を射出して二次成形品を成形する。
この時、上記中子は二次成形品の内部に存在したまま
になっている。
続いて、上記二次成形品を焼成し、中子を構成する一
次射出用樹脂をガス化させると、中子部分が空洞にな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本発明の多材質成形機による射出・焼成成形
方法を実施するための射出成形機の金型部分断面図であ
る。
図において、1は図示しない型締装置によって図の左
右方向に移動する可動プラテン、2は該可動プラテンに
取り付けられた可動金型、3は可動プラテン1と対向し
て配設される固定プラテン、4は該固定プラテン3に配
設される一次射出用固定金型である。該一次射出用固定
金型4は、ホットスプル5を内部に有するスプル部分6
と、該スプル部分6に対してスライド自在に配設された
スライド部分7を有している。
上記スライド部分7は、二つのスライド7a,7bからな
り、それぞれが矢印方向に接離自在かつ摺動自在にスプ
ル部分6に配設されている。8は上記二つのスライド7
a,7bを互いに離れる方向に付勢するためのスプリングで
ある。
この場合、上記第8図に示すようなマニホルドを形成
するため、上記二つのスライド7a,7bは、それぞれ当接
状態においてキャビティを形成するような凹部形状を有
している。すなわち、両スライド7a,7bが当接した状態
においては、第8図の破線で示すような管路と同様のキ
ャビティが形成されるようになっている。
また、12は成形品を突き出すためのエジェクタプレー
ト、13,14は該エジェクタプレート12に取り付けられ、
エジェクタプレート12が前に移動した時に成形品を突き
出すエジェクタピン、15は上記エジェクタプレート12を
押すための突出しロッドである。16は上記一次射出用固
定金型4に対向して接離自在に配設される射出ノズルで
ある。
本発明の多材質成形機による射出・焼成成形方法にお
いては、最初一次射出成形が行われ、中子が1色目の熱
可塑性の一次射出用樹脂で成形される。
その後、2色目として金属、セラミックスを含有する
二次射出用樹脂で成形が行われる。この場合、二次射出
用樹脂による成形後も、その中に中子が存在している。
そして、その後焼成工程において上記成形品が焼成さ
れ、一次射出用樹脂のみが焼成によりガス化される。
続いて、第2図から第6図により、本発明の多材質成
形機による射出・焼成成形方法の工程について説明す
る。
第2図は一次射出成形工程図、第3図は一次射出用樹
脂による成形を行った後の状態図、第4図は二次射出成
形を行う前の状態図、第5図二次射出成形工程図、第6
図は二次射出用樹脂による成形を行った後の状態図であ
る。
第2図においては、可動金型2と一次射出用固定金型
4が当接させられ、射出ノズル16が一次射出用固定金型
4に当接して射出を行う。この時、射出ノズル16から射
出される一次射出用樹脂は、焼成されることによってガ
ス化する熱可塑性樹脂とされる。また、上記二つのスラ
イド7a,7bは当接させられ、両者間に中子と同様の形状
を有するキャビティが形成され、そこに上記一次射出用
樹脂が充填される。
第3図においては、可動金型2と一次射出用固定金型
4が離れると共に、二つのスライド7a,7bも離れ、断面
「コ」字状の円筒形の一次成形品21すなわち中子が成形
される。
この時、上記エジェクタプレート12は後退しているの
で、エジェクタピン14と可動金型2間に形成された凹部
22内に上記一次成形品21の一部が進入した状態に置かれ
る。したがって、上記一次成形品21は可動金型2に保持
された状態に維持される。
第4図においては、反転又はスライド方式によって可
動プラテン1、可動金型2、該可動金型2に保持された
一次成形品21が二次側に移動させられ、二次射出用固定
金型23に対向させられる。
次に、第5図においては、二次側で熱可塑性樹脂(バ
インダ)と金属粉末を混合した二次射出用樹脂によって
いわゆるグリーン体の成形が行われる。そのため、上記
可動金型2は、二次射出用固定金型23に当接させられ、
該二次射出用固定金型23内に形成されたキャビティ24内
に上記二次射出用樹脂が充填される。
続いて、第6図において可動金型2と二次射出用固定
金型23は離され、二次成形品26が得られる。この時、上
記一次成形品21は二次成形品26内に存在したままであ
る。
上述したように成形された成形品は、その後脱脂さ
れ、焼成される。この焼成によって一次成形品21を構成
する一次成形用樹脂が酸化、ガス化され、その部分が空
洞となる。
第7図は一次側で成形される中子の形状を示す図、第
7図(A)は断面「コ」字状の中子斜視図、第7図
(B)は端部にネジ部を有する中子斜視図、第7図
(C)は絞り部を有する中子斜視図、第7図(D)は拡
張部を有する中子斜視図である。
複雑な形状のものでも、上述したように一次成形品と
して成形することができるため、二次成形を行った後に
機械加工を施す必要がない。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、そ
れらを本発明の範囲から排除するものではない。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、可動金
型と一次成形用固定金型を当接させ、両者間に形成され
る一次成形用キャビティ内に熱可塑性の一次射出用樹脂
を射出して中子を成形し、次に、該中子を可動金型に保
持したまま、該可動金型を二次側に反転させるかスライ
ドさせ、該可動金型と二次成形用固定金型を当接させ、
両者間に形成される二次成形用キャビティ内に熱可塑性
樹脂と金属粉末を混合した二次成形用樹脂を射出して二
次成形品を成形し、続いて、上記二次成形品を焼成し、
中子を構成する一次射出用樹脂をガス化させるようにし
ているので、従来、機械加工によって形成したり、機械
加工では実現不可能であった複雑な形状の成形品を容易
に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多材質成形機による射出・焼成成形方
法を実施するための射出成形機の金型部分断面図、第2
図は一次射出成形工程図、第3図は一次射出用樹脂によ
る成形を行った後の状態図、第4図は二次射出成形を行
う前の状態図、第5図は二次射出成形工程図、第6図は
二次射出用樹脂による成形を行った後の状態図、第7図
は一次側で成形される中子の形状を示す図、第7図
(A)は断面「コ」字状の中子斜視図、第7図(B)は
端部にネジ部を有する中子斜視図、第7図(C)は絞り
部を有する中子斜視図、第7図(D)は拡張部を有する
中子斜視図、第8図は角ブロックのマニホルド状の成形
品の斜視図である。 1……可動プラテン、2……可動金型、3……固定プラ
テン、4……一次射出用固定金型、7a,7b……スライ
ド、9……凹部、12……エジェクタプレート、13,14…
…エジェクタピン、16……射出ノズル、21……一次成形
品、23……二次射出用固定金型、26……二次成形品。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)可動金型と一次成形用固定金型を当
    接させ、両者間に形成される一次成形用キャビティ内に
    熱可塑性の一次射出用樹脂を射出して中子を成形し、 (b)該中子を可動金型に保持したまま、該可動金型と
    二次成形用固定金型を当接させ、両者間に形成される二
    次成形用キャビティ内に熱可塑性樹脂と金属粉末を混合
    した二次成形用樹脂を射出して二次成形品を成形し、 (c)上記二次成形品を焼成し、中子を構成する一次射
    出用樹脂をガス化することを特徴とする多材質成形機に
    よる射出・焼成成形方法。
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