JP2708334B2 - 立体駐車場における車の出入部構造 - Google Patents

立体駐車場における車の出入部構造

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JP2708334B2
JP2708334B2 JP24107892A JP24107892A JP2708334B2 JP 2708334 B2 JP2708334 B2 JP 2708334B2 JP 24107892 A JP24107892 A JP 24107892A JP 24107892 A JP24107892 A JP 24107892A JP 2708334 B2 JP2708334 B2 JP 2708334B2
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茂敏 岡崎
睦男 大渕
良司 池本
俊 安部
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Nikken Sekkei Ltd
Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車場における車
の入出部構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、機械式立体駐車場における車の出
入部構造としては、図４に示すように、エレベータ装置
５１が設けられた出入部である一個のエレベータ室５２
の一側部に車の搬出入用ステージ５３が配置されたもの
や、また図５に示すように、エレベータ装置６１が設け
られた一個のエレベータ室６２の両側部に車の搬出入用
ステージ６３が配置されたものや、また図６に示すよう
に、それぞれエレベータ装置７１が設けられた搬入用エ
レベータ室７２および搬出用エレベータ室７３とが別個
に設けられるとともに、これら各エレベータ室７２，７
３の一側部に車の搬入用ステージ７４および搬出用ステ
ージ７５が設けられたものであった。なお、図４〜図６
中において、矢印ａは車の流れを示している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の車
の出入部の構造によると、一個の出入室、すなわち一台
のエレベータ装置に対して、搬出入用ステージが一つま
たは二つ設けられており、したがって車の入庫または出
庫に長時間を要した場合には、立体駐車場全体の使用効
率が低下してしまうという問題があった。
【０００４】そこで、本発明は上記問題を解消し得る立
体駐車場における車の出入部構造を提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の立体駐車場における車の出入部構造は、車
の搬出入用コンベヤ装置を有するエレベータ装置が配置
された車の出入室を二個並行に配置するとともに、これ
ら出入室の両外側位置および両出入室の中間位置に、そ
れぞれ車の搬出入用コンベヤ装置を設けたものである。
【０００６】
【作用】上記の構成によると、車の出入室を二個並行に
配置するとともに、その両外側位置および中間位置に車
の搬出入用コンベヤ装置を設けたので、一個の出入室、
例えば一台のエレベータ装置を使用して車の搬出または
搬入を行う場合に比べて、立体駐車場全体として、車の
入出庫に掛かる時間が少なくなる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１および図２に
基づき説明する。図１および図２において、１は例えば
地下に多数の収納室が設けられた立体駐車場で、地上の
所定箇所には、車の搬入用ステーション２と車の搬出用
ステーション３が設けられている。
【０００８】そして、上記各ステーション２，３には、
それぞれ車搬出入用のエレベータ装置４，５が配置され
た二個の出入用のエレベータ室（出入室）６，７が、そ
れぞれ互いに並行に配置されるとともに、各ステーショ
ン２，３における両エレベータ室６，７の両外側位置お
よび両エレベータ室６，７間の中央位置には、それぞれ
車をエレベータ室６，７側に移動させ得るコンベヤ装置
８〜１０が設けられている。勿論、中央位置に配置され
たコンベヤ装置１０は、車を左右どちらのエレベータ室
６，７にでも移動し得るものである。
【０００９】なお、図２に示すように、エレベータ装置
４，５が配置されているエレベータ室６，７は、エレベ
ータ装置が使用されていない場合には、安全扉１１で覆
われており、またエレベータ装置４，５にも、車の搬出
入用コンベヤ装置１２がそれぞれ具備されている。
【００１０】したがって、上記構成において、立体駐車
場１内の収納室に車Ａを駐車させる場合には、搬入用ス
テーション２における三台のコンベヤ装置８〜１０の
内、いずれかのコンベヤ装置上に車を移動させ、そして
それに対応する空いているエレベータ装置４を使用し
て、車を立体駐車場１内に搬入すればよい。また、立体
駐車場１内から車を搬出する場合においても、上記と同
様に、搬出用ステーション３におけるいずれかのエレベ
ータ装置５を使用して、車を地上まで揚げた後、空いて
いるコンベヤ装置８〜１０のいずれかを使用して、車を
地上に搬出すればよい。
【００１１】勿論、上記車の搬出入時において、使用さ
れるエレベータ装置は、空いているコンベヤ装置に対応
するものが使用される。なお、図１中における矢印Ｂは
車の搬出入方向を示し、図２中における矢印Ｃは車の移
動方向を示している。
【００１２】このように、車の搬出入用のエレベータ室
を二個並行に配置するとともに、その両外側位置および
中間位置に車の搬出入用コンベヤ装置を設けたので、一
台のエレベータ装置を使用して車の搬出または搬入を行
う場合に比べて、立体駐車場全体として、車の搬出入に
要する時間、すなわち待ちを少なくすることができ、し
たがって使用効率を高めることができる。
【００１３】また、一方の出入室において、車の乗降に
長時間を要する場合でも、他方の出入室を使用すること
により、立体駐車場を効率よく作動させることができ
る。ところで、上記実施例においては、搬入用ステーシ
ョンと搬出用ステーションとを別個に設けたが、例えば
図３に示すように、車の搬入と搬出とを兼ねた搬出入用
ステーション３１の場合にも、上記構造を適用すること
ができる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、車
の出入室を二個並行に配置するとともに、その両外側位
置および中間位置に車の搬出入用コンベヤ装置を設けた
ので、一個の出入室、例えば一台のエレベータ装置を使
用して車の搬出または搬入を行う場合に比べて、立体駐
車場全体としての車の入出庫に要する時間すなわち待ち
時間を少なくすることができ、したがって使用効率を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の立体駐車場における車の出
入部構造を示す概略斜視図である。
【図２】同実施例における車の搬出入用ステーションの
断面図である。
【図３】他の実施例における立体駐車場における車の出
入部構造を示す概略斜視図である。
【図４】従来例の立体駐車場における車の出入部構造を
示す概略斜視図である。
【図５】従来例の立体駐車場における車の出入部構造を
示す概略斜視図である。
【図６】従来例の立体駐車場における車の出入部構造を
示す概略斜視図である。
【符号の説明】
１ 立体駐車場 ２ 搬入用ステーション ３ 搬出用ステーション ４，５ エレベータ装置 ６，７ エレベータ室 ８〜１０ コンベヤ装置１２ コンベヤ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大渕 睦男 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 池本 良司 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 安部 俊 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28 号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】車の搬出入用コンベヤ装置を有するエレベ
    ータ装置が配置された車の出入室を二個並行に配置する
    とともに、これら出入室の両外側位置および両出入室の
    中間位置に、それぞれ車の搬出入用コンベヤ装置を設け
    たことを特徴とする立体駐車場における車の出入部構
    造。
JP24107892A 1992-09-10 1992-09-10 立体駐車場における車の出入部構造 Expired - Lifetime JP2708334B2 (ja)

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JPH0688455A JPH0688455A (ja) 1994-03-29
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