JP2706396B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジなどに適用さ
れ、自己加熱され抵抗値変化に基づいて相対湿度を検出
する感温素子を設けた加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジの食品の仕上り具合を
検知するために、種々の装置が提案されている。食品加
熱時に食品から発生する蒸気などの温度変化を検知して
食品の仕上り具合を検知する装置では、特開昭63−9
4591号公報に開示されたものがある。この従来例で
は排気用温度センサと加熱室温度検知手段とを設け、沸
騰などによる急激な温度変化を検知したり、加熱室から
流出する空気の温度変化を検知し、加熱室の構造物の温
度を上記加熱室温度検知手段で検知し、空気の温度変化
を補正することにより、加熱室が高温の際の誤検知を防
止している。
【0003】また、食品からの蒸気による絶対湿度の変
化を検知し、食品の仕上りを検知する装置では、特開昭
60−32288号公報に開示されたものがある。この
従来例では略同一温度に自己加熱した2個の感温素子を
用い、一方を雰囲気中に露出し、他方を密閉状態にする
ことにより、2個の感温素子の抵抗値の比で検知してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
装置では排気用温度センサだけでなく加熱室温度検知手
段などが必要となって回路が複雑になり、たとえ空気の
温度変化を補正したとしても、食品からの蒸気温度と加
熱室内の温度上昇(マイクロ波とヒータの交互運転時の
熱、マイクロ波加熱による加熱室壁、および加熱室内構
造物からの熱)は感温素子に対し同じように作用するた
め、食品からの正確な仕上り情報を得ることが困難であ
る問題点があった。仮に、食品からの正確な蒸気温度と
加熱室の温度による排気風温度上昇寄与分とが同等であ
れば、食品からの仕上り情報は得られないことになる。
また、後者の装置では2個の感温素子の温度−抵抗特性
を一致させる必要があるため、素子の選別や追加抵抗に
よる調整などが必要になり、コスト的に不利になる問題
点があった。そこで、本発明は上記事情を考慮してなさ
れたもので、その目的とするところは、簡単な回路構成
で、排気風の温度に影響されず食品の仕上り具合を検知
することのできる加熱調理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る加熱調理装置にあっては、雰囲気の
湿度変化による熱伝達係数の変化を抵抗値の変化として
検出するとともに、自己加熱された1個の感温素子を加
熱室の雰囲気中に設置したものである。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、自己加
熱された1個の感温素子を加熱室の雰囲気中に設置す
る。電子レンジなどの加熱調理装置が動作し食品や加熱
室壁、加熱室内構造物が加熱され、発生する熱で排気風
の温度が上昇すると、感温素子の放熱が減少するため、
感温素子の温度が上昇する。そして、負の温度特性を有
する素子の場合、素子の抵抗値は減少していく。食品の
温度がさらに上昇し多量の蒸気が発生し、排気風の湿度
が急激に上昇すると、排気風の熱伝導係数が変化して素
子からの熱放散が増大するため、素子の温度は急激に低
下し、素子の抵抗値は増大する。この点を検知すること
で、食品の仕上り具合を検知することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る加熱調理装置の一実施例を適
用した電子レンジを示し、図2はその正面図を示す。図
2に示すように、レンジ本体1の正面には食品を出入れ
するためのドア2が取り付けられ、ドア2は操作パネル
3上に設けた開放ボタン3aを押すことで開放可能にな
る。また、操作パネル3上には加熱時間、加熱温度、加
熱源の出力を表示するための表示部3bが設けられると
ともに、食品の種類に応じて加熱するための複数個の加
熱ボタン3c,3dが設けられている。この加熱ボタン
3c,3dを使用者が押すことにより、レンジ本体1は
加熱を開始する。
【0008】また、図1において、マグネトロン5から
発生したマイクロ波は導波管6を通り加熱室7内に置か
れた食品Aに吸収され食品Aを加熱する。加熱室7内に
はヒータ8が配設されており、このヒータ8による加熱
も行われる。そして、マイクロ波は食品だけでなく、加
熱室7の壁面や食品を収容している容器にもわずかであ
るが加熱するため、ヒータ8の熱と相俟って排気風温度
を上昇させる要因になっている。レンジ本体1の加熱室
7には、加熱された食品Aからの蒸気や蒸気の熱を含ん
だ排気風を排出するための排気口9が形成され、この排
気口9の通路に感温素子10が配設されている。
【0009】図3は電子レンジのマイクロ波発振回路と
湿度検出回路との関係を示す。同図において、マイクロ
波発振回路はマグネトロン5、高圧トランス11、コン
デンサ12とタイオード13とからなる半波倍電圧回路
を備えている。また、湿度検出回路は感温素子10、L
SIなどの制御回路14およびリレー15から構成され
ている。
【0010】図4は感温素子を含む湿度検出回路を示
し、感温素子10は負荷抵抗16と直列にDC電源17
に接続され、流れる電流により自己加熱されている。加
熱が開始されると、排気風温度は上記の理由により上昇
する。図5は負の温度特性を有する感温素子に発生する
電圧VD と経過時間との関係を示している。図5におい
て、電圧VD は時間とともに減少するが、食品から多量
の蒸気が発生すると、排気風の熱伝達係数が変化し、感
温素子10の温度が低下して抵抗値が増大し、電圧VD
も増加する。そして、時間経過とともに変曲点が発生す
る。電圧VD の変化(変曲点TD )を制御回路14にて
検知し、リレー15をオフさせ電子レンジの動作を停止
させる。この場合、変曲点にて即動作を停止させてもよ
いが、所定の割合で、ある時間を経過した後に停止させ
てもよい。
【0011】すなわち、本実施例では自己加熱された1
個の感温素子10を加熱室7の排気口9の通路に設置す
る。レンジ本体1が動作し食品Aや加熱室7の壁、加熱
室7内の構造物が加熱され、発生する熱で排気風の温度
が上昇すると、感温素子10の放熱が減少するため、感
温素子10の温度が上昇する。負の温度特性を有する素
子の場合、素子の抵抗値は減少していく。食品Aの温度
がさらに上昇し多量の蒸気が発生して排気風の湿度が急
激に上昇すると、排気風の熱伝導係数が変化し、素子か
らの熱放散が増大するため、素子の温度は急激に低下
し、素子の抵抗値は増大する。この点を制御回路14に
て検知することで、リレー15をオフさせレンジ本体1
の動作を停止させるようにしている。したがって、感温
素子10を自己加熱させることにより、排気風の温度上
昇と食品Aから発生する蒸気の与える影響が逆の方向に
表れるため、排気風の温度に影響されず、食品Aの仕上
りを検知することができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る加熱
調理装置によれば、簡単な回路構成であって少ない部品
点数で排気温度に影響されずに食品の仕上りを検知する
ことができる。また、感温素子の自己発熱温度をより高
く設定することにより、排気風の温度がより高くなる場
合(ヒータ加熱などの場合)でも食品の仕上りを検知す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加熱調理装置の一実施例を適用し
た電子レンジを示す概略図である。
【図2】図1の電子レンジの正面図である。
【図3】図1の電子レンジのマイクロ波発振回路と湿度
検出回路との関係を示す回路図である。
【図4】感温素子を含む湿度検出回路である。
【図5】負の温度特性を有する感温素子を用いた場合を
示す特性図である。
【符号の説明】
1 レンジ本体 3 操作パネル 5 マグネトロン 6 導波管 7 加熱室 9 排気口 10 感温素子 11 高圧トランス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雰囲気の湿度変化による熱伝達係数の変
    化を抵抗値の変化として検出するとともに、自己加熱さ
    れた1個の感温素子を加熱室の雰囲気中に設置したこと
    を特徴とする加熱調理装置。
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