JP2704926B2 - 動物の***物処理材並びにその製造方法及び装置 - Google Patents

動物の***物処理材並びにその製造方法及び装置

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JP2704926B2
JP2704926B2 JP5121693A JP5121693A JP2704926B2 JP 2704926 B2 JP2704926 B2 JP 2704926B2 JP 5121693 A JP5121693 A JP 5121693A JP 5121693 A JP5121693 A JP 5121693A JP 2704926 B2 JP2704926 B2 JP 2704926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動物、特に猫科及び犬
科動物並びにその他愛玩動物等の動物の粒状の***物処
理材の製造方法及びその装置に関し、特に、焙煎コーヒ
ー豆からコーヒー抽出液を抽出する際に生じる焙煎コー
ヒー豆のコーヒー抽出液抽出残渣の有効利用を図る、動
物、特に猫科及び犬科動物並びにその他愛玩動物等の動
物の粒状の***物処理材の製造方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家畜、愛玩動物等の動物の***物処理
材、特に屋内での***物処理材としては、砂、ベントナ
イト、ゼオライト、製紙用パルプ、パルプスラッジなど
を小塊状に成形して使用されている。この種の愛玩動物
の***物処理材は、例えば室内で使用されるところか
ら、清潔で、衛生的であることが望まれ、使用後、清潔
さ及び衛生上の点から、廃棄処理され易いのが望まれ
る。しかし、砂、ゼオライト、ベントナイトなどの無機
物の場合は、使用時、砕けて埃となり易く、また、使用
後放置する間に汚臭を発生しても、非可燃物であるため
焼却処理を行うことができず、また下水等に流すことも
できない。そこで、消臭効果が低く、価格が高いが、吸
水能に優れ、可燃物であるところから、製紙用パルプ及
び紙粉の小塊状成形物が使用されている。また、本発明
者は、焙煎コーヒー豆のコーヒー抽出液抽出残渣、所謂
コーヒー粕が、大きい吸臭能を有する点に着目して、コ
ーヒー抽出液抽出残渣を動物の***物処理材として有効
利用することを提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このコーヒー抽出液抽
出残渣の有効利用は、コーヒー抽出液の抽出残渣が、缶
コーヒー、インスタントコーヒー等のコーヒー飲料の需
要の増加に伴い、膨大な量に上り、しかもコーヒー抽出
液抽出残渣には、多量の脂肪が含有されていて、その処
理に多大の費用を要しているところから、コーヒー飲料
産業の最大の課題を解決するものである。しかし、コー
ヒー抽出液抽出残渣の褐色の色は、動物の飼い主の好む
ところでないために、問題とされている。ところで、動
物の***物処理材は、一般に、室内で使用されるため
に、衛生的な感じを与える色調であることが要求されて
いる。本発明は、コーヒー抽出液抽出残渣のもつ褐色の
色彩による動物***物処理材としての商品価値の低下に
係る問題点を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、動物が***し
た尿の吸収及び保水性が良く、***物に接して塊状化で
き、また焼却でき、しかも、廃物のコーヒー抽出液抽出
残渣、即ちコーヒー粕を、その色彩にとらわれることな
く、有効に利用できる動物の***物処理材並びにその製
造方法及び装置を提供することを目的としている。即
ち、本発明は、着色造粒物は、表面着色部と、焙煎コー
ヒー豆のコーヒー抽出液抽出残渣及び該コーヒー抽出液
抽出残渣より少ない量で含有される配合物質とが、均一
に混合されている造粒部とを備えて、3ミリメートル以
上の粒径に形成されると共に、10重量%以下の水分を
含有し、前記表面着色部は、該造粒部を囲む複数の着色
物の層で形成されていることを特徴とするコーヒー抽出
液抽出残渣を主として含有する動物の***物処理材にあ
り、また、本発明は、焙煎コーヒー豆のコーヒー抽出液
抽出残渣に、該コーヒー抽出液抽出残渣より少ない量の
配合物質を配合して、造粒して、前記コーヒー抽出液抽
出残渣を主として含有する造粒物を形成し、この形成さ
れた造粒物の表面に着色物質を付着させ、次いで、表面
に余分に付着する着色物質を分離した後、該着色造粒物
の水分が10重量%以下になるまで乾燥させることを特
徴とするコーヒー抽出液抽出残渣を主として含有する動
物の***物処理材の製造方法にあり、さらに、本発明
は、焙煎コーヒー豆のコーヒー抽出液抽出残渣供給槽
と、配合物質供給槽と、前記焙煎コーヒー豆のコーヒー
抽出液抽出残渣供給槽及び配合物質供給槽に入口が接続
して設けられている混合槽と、該混合槽の混合物出口に
接続して設けられている押出し造粒装置と、前記造粒装
置の造粒物排出口の近接して、受け部を位置させて設け
られているコンベヤ装置と、該コンベヤ装置に向けて開
口し、被覆用着色物質供給口に接続する噴霧ノズルを備
える噴霧装置と、前記コンベヤ装置の出口に導入口を接
続する、表面に余分に付着する被覆用着色物質の分離装
置と、該分離装置の出口に導入口を接続して設けられて
いる乾燥装置とを備えることを特徴とするコーヒー抽出
液抽出残渣を主として含有する動物の***物処理材の製
造装置にある。
【0005】本発明において、製造される焙煎コーヒー
豆のコーヒー抽出液抽出残渣の造粒物の表面は、該コー
ヒー抽出液抽出残渣の本来有する色、即ち、該コーヒー
抽出液抽出残渣の固有の色と異なる色を有する着色物質
により着色されている。この場合、コーヒー抽出液抽出
残渣の粒子を該着色物質により着色し、次いでこの着色
されたコーヒー抽出液抽出残渣の粒子を造粒して、コー
ヒーの色を隠した造粒物とするもでき、またこの造粒物
に二次的に更に着色することもできる。またこの他に、
コーヒー抽出液抽出残渣を造粒し、この造粒物を該着色
物質により着色して、コーヒーの色を隠した造粒物とす
ることができる。
【0006】本発明において、着色物質として、顔料及
び染料を使用することができる。このような顔料及び染
料には、白色のものとして、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン及び合成パールがあり、黒色のものとしては、カーボ
ン、エリオクロムブラックT、アミノブラック10B及
びクロラゾルブラックBHがある。青色の顔料及び染料
としては、シアニンブルー、アゾブルー及びパテントブ
ルーがあり、緑色の顔料及び染料としては、シアニング
リーン及びエメラルドグリーンがあり、黄色の顔料及び
染料としては、アゾイエロー、アシッドイエロー及びハ
ンサイエローがある。
【0007】着色されたコーヒー抽出液抽出残渣造粒物
は、依然コーヒー臭を有し、且つ脂肪を含有するが、コ
ーヒー抽出液抽出残渣の造粒物の表面を着色物質で被覆
することにより、コーヒー臭い及び表面の脂肪による感
触は緩和される。しかし、このコーヒー抽出液抽出残渣
のコーヒー臭や脂肪の感触は、水分が10%以下となる
ように乾燥することにより大いに減少でき、猫等の動物
が、これらに対して敏感であっても、***物処理材とし
て使用する上で影響を与えない。
【0008】本発明において、着色されたコーヒー抽出
液抽出残渣の造粒物は、***物処理材としての使用時
に、動物に乾燥したさらさらした感触を与え、また***
物処理材の長期保存にあたって黴等を生じないように
し、さらに***物処理材のコーヒー臭を和らげるため
に、好ましくは含有水分が10重量%以下、さらに好ま
しくは5重量%以下になるまで乾燥して、動物の***物
処理材として使用される。本発明において、コーヒー抽
出液抽出残渣の着色造粒物乾燥物は、その侭、***物処
理材として使用することができるが、この場合、埃とな
るのを避けるために、例えば0.1mmより小さい粒径
の細かい粉状部分を分離しておくのが好ましい。
【0009】本発明において、コーヒー抽出液抽出残渣
の着色造粒乾燥物に配合される配合物質としては、尿に
触れて粉体粒子相互を接着させて、容易に塊を形成し
て、尿に触れた部分を容易に取り出し易くさせるよう
に、接着機能を有するつ配合物質を配合するのが好まし
い。このような配合物質には、水溶性又は水分散性の配
合物質として、茶殻、紙粉、製紙用パルプ、製紙スラッ
ジ、活性炭入りパルプ廃物、パルプスラッジ、ポリビニ
ルアルコール(PVA)、小麦粉、澱粉、コーンスター
チ、カルボキシメチルセルロース(CMC)、アルギン
酸ナトリウム、プルラン、カゼイン又はゼラチンなどが
あり、これらは、単独で使用されるか、又はこれら2種
以上を混合して配合物質として使用される。また、アル
コール溶解性の配合物質としては、ヒドロキシエチルセ
ルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース
(HPC)又はポリビニルピロリドン或は(PVP)な
どがあり、この場合も同様に、単独で使用されるか、又
はこれら2種以上を混合して配合物質として使用され
る。
【0010】本発明の***物処理材においては、その吸
水能及び保水機能を高めるための配合物質とし、粉状の
高吸水性樹脂を配合することができる。本発明において
配合される高吸水性樹脂は、自重の数十倍から二千倍程
度の水を吸収しても、形を保持できる樹脂であり、例え
ば、ビニルエステルとエチレン系不飽和カルボン酸又は
その誘導体との共重合体鹸化物、澱粉とアクリル酸のグ
ラフト重合体、ポリアクリル酸の架橋物、ビニルアルコ
ールとアクリル酸の共重合体、ポリアクリロニトリルの
部分加水分解物、カルボキシメチルセルロースの架橋
物、ポリエチレングリコールの架橋物、キトサンの塩又
はプルランのゲルなどがあり、これらは、焙煎コーヒー
豆のコーヒー抽出液抽出残渣の着色乾燥物に、単独で又
は2種以上の混合物として配合することができる。
【0011】本発明の動物の***物処理材は、焙煎コー
ヒー豆のコーヒー抽出液抽出残渣の着色乾燥物に、粉状
の配合物質を40重量%以下の量で、好ましくは10重
量%以下の量で混合することができる。この場合、配合
物質の色彩は、コーヒー抽出液抽出残渣の着色乾燥物の
色彩と混合して、例えば、単一色又は混合色とすること
ができる。しかし、本発明において、コーヒー抽出液抽
出残渣の着色乾燥物の色彩と配合物の色彩とを一致させ
ると、斑模様を避けることができる。本発明において、
配合物質は、コーヒー抽出液抽出残渣の着色又は未着色
の造粒物に別途加えても良く、またコーヒー抽出液抽出
残渣の造粒時に、コーヒー抽出液抽出残渣に混合して、
造粒物粒子中に合体させるようにしてもよい。
【0012】本発明において、着色物質及び配合物質の
色彩を例えば白一色に揃えると、指示薬の発色の確認が
容易となり、適宜の指示薬を配合して、動物の***物に
よる検診を簡単に行うことができる。本発において使用
される動物用の尿検査用指示薬は、従来の動物用の尿検
査用指示薬と同様に、人の尿検査用指示薬、即ち尿pH
指示薬、尿蛋白指示薬、尿糖指示薬、尿ヘモグロビン指
示薬及びその他の人の尿検査用指示薬が使用することが
できる。
【0013】本発明において、このような指示薬を配合
する場合には、指示薬の発色を容易に検出できるように
するために、コーヒー抽出液抽出残渣の乾燥粒子の表面
を白色に着色し、これに白色乃至略白色の配合物質に指
示薬を添加混合したものを配合するのが好ましい。この
場合、上記の白色の顔料及び染料に替えて、白色乃至略
白色の増量材等の配合物質を着色物質として使用するこ
とができる。したがって、例えば上に列記の白色の着色
物質以外に、例えば、ベントナイト、ゼオライト、炭酸
カルシウム及び石膏等の鉱物質の白色配合物質、並びに
小麦粉、紙粉、製紙用パルプ粉、製紙スラッジ及びCM
C等の白色配合物質を、コーヒー抽出液抽出残渣粒子の
表面の着色物質として、使用することができる。尿pH
指示薬の場合は、使用される着色物質及び配合物質はp
Hに影響を与えないものとされる。例えば紙粉、チタン
白等が使用される。
【0014】また、本発明において、コーヒー抽出液抽
出残渣の着色乾燥造粒物は、それ自体脱臭能を有してい
るが、動物が***した尿等が分解して汚臭となるのを極
力避けるために、本発明の動物の***物処理材には、コ
ーヒー抽出液抽出残渣着色乾燥造粒物に、補助脱臭剤と
して、10重量%以下の量で、吸着能を有する白色粉状
のベントナイト、ゼオライト等、又は例えば黒色のたば
こ用のチャコールフイルターの屑といった活性炭入りパ
ルプ廃物などを配合することができる。これらは造粒物
中に配合されるのが好ましい。
【0015】本発明において、動物の***物処理材は、
保存時の黴の発生を避けるために、コーヒー抽出液抽出
残渣の着色乾燥造粒物に、殺菌作用を有する物質を添加
することができる。本発明において、このような殺菌作
用を有する物質は、脱色作用を有しないものが好まし
い。したがって、食塩、ソルビン酸又はその塩、プロピ
オン酸カルシウム及び安息香酸又はその塩などの殺菌
剤、防腐剤及び防黴剤が使用される。酸化により容易に
脱色されない顔料を着色物質とする場合には、次亜塩素
酸カルシウムを配合することができる。
【0016】本発明において、使用時の***物処理材の
粉化を避けるために、コーヒー抽出液抽出残渣に、接着
機能を有する配合物質を配合するのが好ましい。このよ
うな配合物質には、水溶性又は水分散性の配合物質とし
て、紙粉、製紙用パルプ、製紙スラッジ、パルプスラッ
ジ、ポリビニルアルコール(PVA)、小麦粉、澱粉、
コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース(CM
C)、プルラン又はゼラチンなどがあり、これらは、単
独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して配合
物質として使用される。また、アルコール溶解性の配合
物質としては、ヒドロキシエチルセルロース(HE
C)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)又はポ
リビニルピロリドン或(PVP)などがあり、この場合
も同様に、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を
混合して配合物質として使用される。
【0017】本発明の***物処理材においては、その吸
水能を高めるために、焙煎コーヒー豆のコーヒー抽出液
抽出残渣に高吸水性樹脂を配合することができる。本発
明において配合される高吸水性樹脂は、自重の数十倍か
ら二千倍程度の水を吸収しても、形を保持できる樹脂で
あり、例えば、ビニルエステルとエチレン系不飽和カル
ボン酸又はその誘導体との共重合体鹸化物、澱粉とアク
リル酸のグラフト重合体、ポリアクリル酸の架橋物、ビ
ニルアルコールとアクリル酸の共重合体、ポリアクリロ
ニトリルの部分加水分解物、カルボキシメチルセルロー
スの架橋物、ポリエチレングリコールの架橋物、キトサ
ンの塩又はプルランのゲルなどがあり、これらは、焙煎
コーヒー豆のコーヒー抽出液抽出残渣に、単独で又は2
種以上の混合物として配合することができる。
【0018】本発明において、***物処理材は、コーヒ
ー抽出液抽出残渣等の微細な粉塵の存在を極力避けるた
めに、例えば1mm以上の粒径の造粒物に造粒されるの
が好ましいが、3mm以上の粒径の粒子に造粒すると、
例えばトイレ用の箱から室内に散り難くなり、仮令散っ
たとしても、粒子を拾い集めるのが容易であり、室内の
衛生を保つ上で好ましい。しかし、これらの場合、1m
m以下の粒子の存在や、3mm以下の粒子の存在を完全
に排斥するものではない。造粒物は、球状、柱状、粒
状、顆粒状等各種形状に形成することができる。
【0019】本発明において、コーヒー抽出液抽出残渣
は、造粒装置により造粒される。造粒装置としては、従
来周知の、押出し造粒装置を使用することができる。し
かし、この他に、パン型、ドラム型及び流動層型の各種
造粒装置を使用することができる。これらの造粒装置に
おいて、成形された造粒物の表面への白色粉末の付着
は、造粒物が形成されたところで、造粒物表面に、例え
ば白色粉末を直接付着させたり、又は白色粉末を溶液又
は懸濁液に変えて、噴霧等により付着させることができ
る。
【0020】前記コーヒー抽出液抽出残渣の着色造粒物
には、造粒後、更に接着能を有する配合物質、高吸水性
樹脂、殺菌作用を有する配合物質又はその他配合物質を
まぶすなどして、造粒物の表面に配合物質を付着させ、
その後乾燥することにより容易に剥落しないようにする
のが好ましい。
【0021】
【作用】本発明において、動物の***物処理材は、脱臭
に優れるコーヒー抽出液抽出残渣を含む造粒物が、例え
ば噴霧により塗布された着色物質で着色されているの
で、コーヒー特有の褐色の色が隠されて、***物処理材
の使用時における、例えば室内の調度との調和、衛生
感、使用者の好み及び色彩雰囲気等に応じることが可能
を可能とし、商品の多色化に応じて、適宜の色調に製造
することができる。本発明において、動物の***物処理
材はコーヒー抽出液抽出残渣を含む造粒物表面が着色物
質で着色されているので、表面に付着した***物は、処
理材により容易に包むことができ、***物の汚臭等は、
コーヒー抽出液抽出残渣に吸着されて周囲に汚臭が放散
されることはない。
【0022】しかも、本発明においては、コーヒー抽出
液抽出残渣はそれ自体吸着能を有するので、吸着物質を
特に加えることなく、動物の***物処理材として使用す
ることができる。したがって、本発明の動物の***物処
理材は、動物の***した尿を吸収し、消臭性が良好であ
る。さらに、本発明の***物処理材は、特に着色物質で
着色してあるので、尿検査用指示薬を配合しても、その
発色を際立たせることが容易であり、動物の***した尿
の色を検査して、動物の健康状態を監視することが容易
となる。
【0023】本発明において、ポリビニルアルコール
(ポバール商品名)及び/又は小麦粉が混合されている
場合には、動物の***物に付着して、***物を塊状に包
み込むこととなり、後始末が簡単かつ容易である。ま
た、動物の***処理材中に補助脱臭剤及び/又は高吸水
性樹脂が混合されている場合には、***物処理材として
更に優れた脱臭性並びに吸水性及び保水性を発揮する。
本発明は、従来、廃物とされて、その処理が問題とされ
ていたコーヒー抽出液抽出残渣、茶殻、活性炭入りパル
プ廃物、紙粉等の可燃性の廃物を、動物の***物処理材
として有効に利用するものであり、しかも、主たる量を
可燃物で構成するので、廃棄処理が容易である。
【0024】本発明は、動物の***物処理材は、脱臭性
に優れるコーヒー抽出液抽出残渣を主として含有し、1
mm以上、好ましくは3mm以上の粒径の造粒物に、吸
水性及び/又は脱臭性の配合物質と共に成形されるの
で、動物の***した尿の吸収が良く、また保水性が良
く、消臭性が顕著に良好である。しかも、本発明の***
物処理材には、特に高吸水性樹脂、又は小麦粉、ポリビ
ニルアルコール、澱粉若しくはその他接着能を有する配
合物質、又は殺菌作用を有する物質或はこれら配合物質
の二以上のものを混合して配合できるので、動物の***
物に付着して、***物を塊状に包み込むこととなり、後
始末が簡単かつ容易である。また、脱臭剤及び/又は吸
水剤が混合されている場合には、***物処理材として更
に優れた脱臭性及び吸水性を発揮する。さらにまた、殺
菌作用を有する物質が混合されている場合には、***物
処理材は、黴などの発生がなく長期間に亙って保存する
ことができる
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施の態様の例を説明する
が、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限さ
れるものではない。図1は、本例に使用されるコーヒー
抽出液抽出残渣を造粒着色する装置の一例を示す概念図
である。
【0026】図1において、コーヒー抽出液抽出残渣供
給用の管路1が設けられているコーヒー抽出液抽出残渣
供給用の原料タンク2、底部に着色材供給用の管路3が
設けられている着色材供給用の原料タンク4及び同様に
配合物質供給用の管路5が設けられている配合物質供給
用の原料タンク6が設けられている。夫々の原料タンク
2、4及び6の管路1、3及び5は、夫々、流路切換装
置7に接続しており、流路切換装置7の流路を切換える
ことにより、コーヒー抽出液抽出残渣、着色物質又は配
合物質を、流路切換装置7の流出側に設けられている管
路8を介して、選択的に撹拌装置9に導入することがで
きる。
【0027】本例において、撹拌装置9への、コーヒー
抽出液抽出残渣、着色物質又は配合物質の導入は、撹拌
装置9に接続する真空装置10を動作させて、その吸引
力により行われる。流路切換装置7からの管路8及び真
空装置10への管路11は、何れも撹拌装置9の上方空
間部に接続している。
【0028】撹拌装置9の下部開閉口12は、コンベヤ
13の供給側ホッパー14の上方に位置して設けられ
る。ベルトコンベヤ13は、造粒装置15の供給側ホッ
パー16上にまで延びて設けられている。本例におい
て、造粒装置15は、押出し造粒装置であり、直径6.
4mm、長さ12.5mmの細い円柱体に成形されるよ
うにダイス(図示されていない)が設けられている。造
粒物は造粒装置15のダイス部出口17から押し出され
る。造粒装置15のダイス部出口17の下方には、造粒
物搬送用のネットコンベヤ18が設けられている。この
ネットコンベヤ18は、噴霧装置19を貫通して、円盤
乾燥器20の上部導入口21まで延びて設けられてい
る。
【0029】噴霧装置19には、ネットコンベヤ18の
上方及び下方に、ネットコンベヤ18に向けて噴霧用ノ
ズル22が設けられており、ネットコンベヤ18上を搬
送される粒子に、噴霧用ノズル22から被覆物質を噴霧
することができる。噴霧装置19の底部23には、被覆
物質供給口24、被覆物質搬送用管路25及び円盤乾燥
器20の底部26に接続する被覆物質戻送用管路27が
設けられている。被覆物質搬送用管路25は搬送ポンプ
28に接続し、搬送ポンプ28は被覆物質搬送用上部管
路29に接続しており、被覆物質搬送用上部管路29は
噴霧用ノズル22に接続している。
【0030】被覆物質は、噴霧装置19の底部に、被覆
物質供給口24から新規に供給される被覆物質、造粒物
に付着しないで底部23に集まる被覆物質及び被覆物質
戻送用管路27から戻送される被覆物質を、搬送ポンプ
28を介して吸引して、被覆物質搬送用上部管路29か
ら噴霧用ノズル22に送り、噴霧用ノズル22から造粒
物に噴霧される。噴霧装置19で被覆物質を噴霧された
被覆物質が被着された造粒物は、噴霧装置19からネッ
トコンベヤ18により加熱乾燥器20に送られる。
【0031】熱風乾燥器20の上部に設けられた排気管
路30は、加熱装置31の気体入口32に接続し、加熱
装置31の気体出口33は、熱風導入管路34を介して
熱風乾燥器20の底部26に接続している。したがっ
て、熱風乾燥器20の排気は加熱装置31に送られ加熱
され、熱風導入管路34わ介して熱風乾燥器20の底部
26に送られて、熱風乾燥器の加熱に循環使用される。
熱風乾燥器20の底部26には、篩(図示されていな
い。)が設けられており、篩上出口には、着色乾燥造粒
物を包装装置35に送る乾燥造粒物搬送用コンベヤ36
が設けられている。熱風乾燥器20の底部26には噴霧
装置底部23に接続して被覆物質戻送用管路27が形成
されており、加熱乾燥器20の乾燥工程で砕けた篩下部
分は被覆用粉体として、噴霧装置19に送られ、噴霧ノ
ズル22から噴霧され、再度造粒物の被覆に使用され
る。
【0032】本例の装置は以上のように構成されている
ので、先ず流路切換装置7を動作させて、コーヒー抽出
液抽出残渣を原料タンク2から撹拌装置9内に導入し、
次いで流路切換装置7の流路を切り替えて、着色物質を
原料タンク4から撹拌装置9内に導入して、さらに流路
切換装置7を切り替えて、配合物質を原料タンク6から
撹拌装置9内に導入して、撹拌装置9により撹拌を行
う。着色物質及び配合物質が撹拌配合されたコーヒー抽
出液抽出残渣配合物は、着色物質の色に応じて、白色、
黄色、緑色又は肯色等の色を呈する。
【0033】着色配合工程が終了したところで、撹拌装
置7の下部開閉口12を開いて、着色配合されたコーヒ
ー抽出液抽出残渣配合物を、ホッパー14へ入れる。ホ
ッパー14に入れられた着色配合されたコーヒー抽出液
抽出残渣配合物は、ベルトコンベヤ13により造粒装置
15のホッパー16に入れられ、造粒される。造粒され
たコーヒー抽出液抽出残渣の着色造粒物はネツトコンベ
ヤ18によって、被覆物質を噴霧により被着させるため
に、噴霧装置19に送られ、噴霧ノズル22から被覆物
質が噴霧される。
【0034】被覆物質が被着されたコーヒー抽出液抽出
残渣の着色造粒物は、ネットコンベヤ18によって、円
盤乾燥器20に送られ、乾燥される。乾燥されたコーヒ
ー抽出液抽出残渣の着色乾燥造粒物の1mm以上の粒径
のものが、コンベヤ36によつて、包装装置35に送ら
れ、動物の***物処理材となる。本例の動物の***物処
理材製造装置において、造粒装置15は、脱水を行うこ
とができる脱水造粒装置であり、脱水される水は、排水
管37に流れ、浄水装置38により浄化される。
【0035】例1.焙煎したコーヒー豆粉砕物に水を加
えてコーヒーを抽出した抽出残渣、即ち含水率60%の
コーヒー抽出液抽出残渣2,250gを、コーヒー抽出
液抽出残渣供給用の原料タンク2に入れ、次いで着色物
質として、炭酸カルシウム225gを着色材供給用原料
タンク4に入れ、着色物質に次いで、配合物質として、
小麦粉225g、ポリビニルアルコール9g及び塩化ナ
トリウム45gを配合物質供給用原料タンク6に入れ
る。
【0036】原料を夫々の原料タンクに入れたところ
で、流路切換装置7の流路を切り替えて、流路切換装置
7の流路を、先ず乾燥コーヒー抽出液抽出残渣供給用原
料タンク2に連通させ、真空装置10を作動させて、そ
の真空圧により、該乾燥コーヒー抽出液抽出残渣供給用
原料タンク2から乾燥コーヒー抽出液抽出残渣を、撹拌
装置9内に吸引導入する。該乾燥コーヒー抽出液抽出残
渣供給用原料タンク2から、乾燥コーヒー抽出液抽出残
渣を撹拌装置9内に吸引導入したところで、流路切換装
置7の流路を切り替えて、流路切換装置7の流路を、着
色物質供給用原料タンク4に連通させ、真空装置を作動
させて、その真空圧により、着色物質供給用原料タンク
4より、着色物質の炭酸カルシウムを、撹拌装置9内に
吸引導入する。着色剤供給用原料タンク4より、着色物
質の炭酸カルシウムを、撹拌装置9に導入されたところ
で、流路切換装置7の流路を配合物質供給用原料タンク
4に連通させるように切換え、真空装置を作動させて、
その真空圧により、配合物質供給用原料タンク4より、
配合物質の小麦粉及びポリビニルアルコール並びに殺菌
性の物質の塩化ナトリウムを、撹拌装置9内に吸引導入
する。
【0037】配合物質供給用原料タンク4より、配合物
質の紙粉及びコーンスターチを、撹拌装置9に導入され
たところで、撹拌装置9を作動させて、着色剤の炭酸カ
ルシウム並びに配合物質の小麦粉、ポリビニルアルコー
ル及び塩化ナトリウムを撹拌混合する。炭酸カルシウ
ム、小麦粉、ポリビニルアルコール及び塩化ナトリウム
が配合されたコーヒー抽出液抽出残渣は、全体が白色を
呈しており、撹拌装置9の下部開閉口12を開いて、白
色に着色されたコーヒー抽出液抽出残渣配合物を、ホッ
パー14へ入れる。ホッパー14に入れられた白色に着
色されたコーヒー抽出液抽出残渣配合物は、ベルトコン
ベヤ13により造粒装置15のホッパー16に入れら
れ、直径6.4mm、長さ12.5mmの細い円柱状の
白色造粒物が形成された。
【0038】造粒されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色
造粒物は、ネツトコンベヤ18によつて、噴霧装置19
に送られ、噴霧ノズル22から、炭酸カルシウム20
g、ハイモ株式会社製の高吸水性樹脂ハイモサブ500
(登録商標)14g及びポリビニルアルコール1.5g
の被覆物質が噴霧された。被覆物質が被着されたコーヒ
ー抽出液抽出残渣の着色造粒物は、ネットコンベヤ18
によって、円盤乾燥器20に送られ、乾燥された。乾燥
されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色乾燥造粒物の1m
m以上の粒径のものが除かれ、コンベヤ36によつて取
出し、直径5mm、長さ10mmの猫のトイレ用の砂が
得られた。
【0039】室内において、この猫のトイレ用の砂10
0gに、35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水
50mlを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好で
あり、室内にアンモニア臭を感じなかった。この猫のト
イレ用の砂は、全体が白色を呈して清潔的であり、猫の
トイレに厚さ3cmの厚さに敷いて使用されたが、猫は
普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何
等支障がなかった。猫が***に使用後、この猫のトイレ
用の砂は、猫が***した部分については、容易に取り出
すことができた。しかも脱臭性に優れ、屋内に不快な臭
い発生するのを避けることができた。
【0040】例2.含水率60%のコーヒー抽出液抽出
残渣2,000gを、コーヒー抽出液抽出残渣供給用の
原料タンク2に入れ、次いで着色物質として、炭酸カル
シウム200gを着色材供給用原料タンク4に入れ、こ
れに次いで、配合物質として、茶殻200g、ハイモ株
式会社製の高吸水性樹脂ハイモサブ500(登録商標)
50g、澱粉糊500gを配合物質供給用原料タンク6
に入れ、以下、例1の場合と同様に、撹拌装置9に、コ
ーヒー抽出液抽出残渣、着色物質の炭酸カルシウム並び
に配合物質の茶殻、高吸水性樹脂ハイモサブ500(登
録商標)及び澱粉糊を入れて、白色に着色されたコーヒ
ー抽出液抽出残渣配合物を製造し、これを造粒装置に送
り造粒し、直径6.4mm、長さ12.5mmの細い円
柱状の白色造粒物が形成された。
【0041】造粒されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色
造粒物は、ネツトコンベヤ18によつて、噴霧装置19
に送られ、噴霧ノズル22から、炭酸カルシウム37
g、前記高吸水性樹脂ハイモサブ500(登録商標)1
3g及びポリビニルアルコール2.6gの被覆物質が噴
霧された。被覆物質が被着されたコーヒー抽出液抽出残
渣の着色造粒物は、ネットコンベヤ18によって、円盤
乾燥器20に送られ、乾燥された。乾燥されたコーヒー
抽出液抽出残渣の着色乾燥造粒物の1mm以上の粒径の
ものが除かれ、コンベヤ36によつて取出し、直径5m
m、長さ10mmの猫のトイレ用の砂が得られた。
【0042】室内において、この猫のトイレ用の砂10
0gに、35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水
50mlを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好で
あり、室内にアンモニア臭を感じなかった。この猫のト
イレ用の砂は、全体が白色を呈して清潔的であり、猫の
トイレに厚さ3cmの厚さに敷いて使用されたが、猫は
普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何
等支障がなかった。猫が***に使用後、この猫のトイレ
用の砂は、猫が***した部分については、容易に取り出
すことができた。しかも脱臭性に優れ、屋内に不快な臭
い発生するのを避けることができた。
【0043】例3.含水率60%のコーヒー抽出液抽出
残渣2,250gを、コーヒー抽出液抽出残渣供給用の
原料タンク2に入れ、次いで着色物質として、炭酸カル
シウム250gを着色材供給用原料タンク4に入れ、こ
れに次いで、配合物質として、茶殻100g、澱粉糊5
00gを配合物質供給用原料タンク6に入れ、以下、例
1の場合と同様に、撹拌装置9に、コーヒー抽出液抽出
残渣、着色物質の炭酸カルシウム並びに配合物質の茶
殻、及び澱粉糊を入れて、白色に着色されたコーヒー抽
出液抽出残渣配合物を製造し、これを造粒装置に送り造
粒し、直径6.4mm、長さ12.5mmの細い円柱状
の白色造粒物が形成された。
【0044】造粒されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色
造粒物は、ネツトコンベヤ18によって、噴霧装置19
に送られ、噴霧ノズル22から、炭酸カルシウム23
g、前記高吸水性樹脂ハイモサブ500(登録商標)1
6g及びポリビニルアルコール2gの被覆物質が噴霧さ
れた。被覆物質が被着されたコーヒー抽出液抽出残渣の
着色造粒物は、ネットコンベヤ18によって、円盤乾燥
器20に送られ、乾燥された。乾燥されたコーヒー抽出
液抽出残渣の着色乾燥造粒物の1mm以上の粒径のもの
が除かれ、コンベヤ36によつて取出し、直径5mm、
長さ10mmの猫のトイレ用の砂が得られた。
【0045】室内において、この猫のトイレ用の砂10
0gに、35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水
50mlを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好で
あり、室内にアンモニア臭を感じなかった。この猫のト
イレ用の砂は、全体が白色を呈して清潔的であり、猫の
トイレに厚さ3cmの厚さに敷いて使用されたが、猫は
普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何
等支障がなかった。猫が***に使用後、この猫のトイレ
用の砂は、猫が***した部分については、容易に取り出
すことができた。しかも脱臭性に優れ、屋内に不快な臭
い発生するのを避けることができた。
【0046】例4.含水率60%のコーヒー抽出液抽出
残渣2,675gを、コーヒー抽出液抽出残渣供給用の
原料タンク2に入れ、次いで着色物質として、炭酸カル
シウム375gを着色材供給用原料タンク4に入れ、こ
れに次いで、配合物質として、茶殻750g、ポリビニ
ルアルコール75g、ハイモ株式会社製の高吸水性樹脂
ハイモサブ500(登録商標)80g、小麦粉400g
及び安息香酸20gを配合物質供給用原料タンク6に入
れ、以下、例1の場合と同様に、撹拌装置9に、コーヒ
ー抽出液抽出残渣、着色物質の炭酸カルシウム並びに配
合物質の茶殻、ポリビニルアルコール、高吸水性樹脂ハ
イモサブ500(登録商標)、小麦粉及び安息香酸を入
れて、白色に着色されたコーヒー抽出液抽出残渣配合物
を製造し、これを造粒装置に送り造粒し、直径6.4m
m、長さ12.5mmの細い円柱状の白色造粒物が形成
された。
【0047】造粒されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色
造粒物は、ネツトコンベヤ18によつて、第1噴霧装置
19に送られ、第1噴霧ノズル22から、炭酸カルシウ
ム30g、前記高吸水性樹脂ハイモサブ500(登録商
標)22g及びポリビニルアルコール2.7gの被覆用
混合物質が噴霧された。さらに、続いて第2噴霧装置
(図示されていない)に送られ、第2噴霧ノズル(図示
されていない)から、炭酸カルシウム40g、前記高吸
水性樹脂ハイモサブ500(登録商標)14g及びポリ
ビニルアルコール2.9gの被覆用混合物質が噴霧され
た。被覆用混合物質が被着されたコーヒー抽出液抽出残
渣の着色造粒物は、ネットコンベヤ18によって、円盤
乾燥器20に送られ、乾燥された。乾燥されたコーヒー
抽出液抽出残渣の着色乾燥造粒物の1mm以上の粒径の
ものが除かれ、コンベヤ36によつて取出し、直径5m
m、長さ10mmの猫のトイレ用の砂が得られた。
【0048】室内において、この猫のトイレ用の砂10
0gに、35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水
50mlを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好で
あり、室内にアンモニア臭を感じなかった。この猫のト
イレ用の砂は、全体が白色を呈して清潔的であり、猫の
トイレに厚さ3cmの厚さに敷いて使用されたが、猫は
普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何
等支障がなかった。猫が***に使用後、この猫のトイレ
用の砂は、猫が***した部分については、容易に取り出
すことができた。しかも脱臭性に優れ、屋内に不快な臭
い発生するのを避けることができた。
【0049】例1乃至例3に示される本発明の実施例に
おいては、何れも一回の噴霧により被覆物質の被着を行
っているが、これらの事例においても、二回の噴霧によ
り被覆物質の被着を行うことができる。この場合、一回
目の噴霧と同様の被覆物質の配合で再度繰り返し行うこ
としてもよいが、着色物質の比率を一回目の噴霧の場合
より高めて行うことにより、着色効果を高めることがで
きる。しかし、着色物質の被着効果を高める場合には、
一回目の噴霧の場合に比して、二回目の噴霧における接
着性物質の比率を高めて行うことができる。
【0050】例5.含水率60%のコーヒー抽出液抽出
残渣2,675gを、コーヒー抽出液抽出残渣供給用の
原料タンク2に入れ、次いで着色物質として、炭酸カル
シウム120gを着色材供給用原料タンク4に入れ、こ
れに次いで、配合物質として、茶殻150g、ポリビニ
ルアルコール15g、コーンスターチ180g、ハイモ
株式会社製の高吸水性樹脂ハイモサブ500(登録商
標)60g、紙粉360g及び安息香酸5gを配合物質
供給用原料タンク6に入れ、以下、例1の場合と同様
に、撹拌装置9に、コーヒー抽出液抽出残渣、着色物質
の炭酸カルシウム並びに配合物質の茶殻、ポリビニルア
ルコール、コーンスターチ、高吸水性樹脂ハイモサブ5
00(登録商標)、紙粉及び安息香酸を入れて、白色に
着色されたコーヒー抽出液抽出残渣配合物を製造し、こ
れを造粒装置に送り造粒し、直径6.4mm、長さ1
2.5mmの細い円柱状の白色造粒物が形成された。
【0051】造粒されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色
造粒物は、ネツトコンベヤ18によつて、第1噴霧装置
19に送られ、第1噴霧ノズル22から、炭酸カルシウ
ム20g、前記高吸水性樹脂ハイモサブ500(登録商
標)15g及びポリビニルアルコール6gの被覆用混合
物質が噴霧された。さらに、続いて第2噴霧装置(図示
されていない)に送られ、第2噴霧ノズル(図示されて
いない)から、被覆物質の紙粉66gが噴霧された。被
覆物質が被着されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色造粒
物は、ネットコンベヤ18によって、円盤乾燥器20に
送られ、乾燥された。乾燥されたコーヒー抽出液抽出残
渣の着色乾燥造粒物の1mm以上の粒径のものが除か
れ、コンベヤ36によつて取出し、直径5mm、長さ1
0mmの猫のトイレ用の砂が得られた。
【0052】室内において、この猫のトイレ用の砂10
0gに、35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水
50mlを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好で
あり、室内にアンモニア臭を感じなかった。この猫のト
イレ用の砂は、全体が白色を呈して清潔的であり、猫の
トイレに厚さ3cmの厚さに敷いて使用されたが、猫は
普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何
等支障がなかった。猫が***に使用後、この猫のトイレ
用の砂は、猫が***した部分については、容易に取り出
すことができた。しかも脱臭性に優れ、屋内に不快な臭
い発生するのを避けることができた。
【0053】例6.含水率60%のコーヒー抽出液抽出
残渣2,675gを、コーヒー抽出液抽出残渣供給用の
原料タンク2に入れ、次いで着色物質として、紙粉36
0gを着色材供給用原料タンク4に入れ、これに次い
で、配合物質として、茶殻150g、ポバール20g、
コーンスターチ180g、ハイモ株式会社製の高吸水性
樹脂ハイモサブ500(登録商標)90g、及び安息香
酸10gを配合物質供給用原料タンク6に入れ、以下、
例1の場合と同様に、撹拌装置9に、コーヒー抽出液抽
出残渣、着色物質の紙粉並びに配合物質の茶殻、ポバー
ル、コーンスターチ、高吸水性樹脂ハイモサブ500
(登録商標)及び安息香酸を入れて、白色に着色された
コーヒー抽出液抽出残渣配合物を製造し、これを造粒装
置に送り造粒し、直径6.4mm、長さ12.5mmの
細い円柱状の白色造粒物が形成された。
【0054】造粒されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色
造粒物は、ネツトコンベヤ18によつて、第1噴霧装置
19に送られ、第1噴霧ノズル22から、ポバール及び
紙粉の被覆用混合物質が噴霧された。さらに、続いて第
2噴霧装置(図示されていない)に送られ、第2噴霧ノ
ズル(図示されていない)から、被覆物質の紙粉が噴霧
された。乾燥後、本例においては、尿pH指示薬のBT
B1%溶液が塗布され乾燥された。被覆物質が被着され
たコーヒー抽出液抽出残渣の着色造粒物は、ネットコン
ベヤ18によって、円盤乾燥器20に送られ、乾燥され
た。乾燥されたコーヒー抽出液抽出残渣の着色乾燥造粒
物の1mm以上の粒径のものが除かれ、コンベヤ36に
よつて取出し、直径5mm、長さ10mmの猫のトイレ
用の砂が得られた。
【0055】室内において、この猫のトイレ用の砂10
0gに、35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水
50mlを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好で
あり、室内にアンモニア臭を感じなかった。この猫のト
イレ用の砂は、全体が白色を呈して清潔的であり、猫の
トイレに厚さ3cmの厚さに敷いて使用されたが、猫は
普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何
等支障がなかった。猫が***に使用後、この猫のトイレ
用の砂は、猫が***した部分については、容易に取り出
すことができた。しかも脱臭性に優れ、屋内に不快な臭
い発生するのを避けることができた。以上の例は、白色
の着色物質を中心になされているが、元より白色物質に
代えて白色以外の色彩の着色物質を単独又は適宜混合し
て使用することができる。
【0056】
【発明の効果】本発明において、動物の***物処理材
は、表面が着色物質で着色されている、焙煎コーヒー豆
のコーヒー抽出液抽出残渣の乾燥粒子を含有しているの
で、従来の動物の***物処理材に比して、使用場所の色
調に合わせて、種々の色調、即ち適宜の色彩の***物処
理材を選ぶことが可能となり、衛生的な雰囲気はもとよ
り、室内の色彩の調和を保つことができる。しかもコー
ヒー抽出液抽出残渣は、それ自体吸着能を有するので、
従来の動物の***物処理材に比して、検尿用指示薬の使
用が容易となり、動物の健康状態を把握することが容易
となる。
【0057】本発明は、従来、廃物とされて、その処理
が問題とされていたコーヒー抽出液抽出残渣やお茶の出
し殻を、動物の***物処理材として有効に利用するもの
であり、しかも、主として可燃物で構成するので、廃棄
処理が容易である。本発明は、焙煎コーヒー豆のコーヒ
ー抽出液抽出残渣の造粒物粒子の表面に、着色物を付着
させて、動物の***物処理材とするので、その儘廃棄物
として処理されていたコーヒー抽出液抽出残渣に比し
て、着色剤の使用は少量であり、使用後の***物処理材
は、可燃性廃棄物として容易に焼却処理できることとな
り、従来の***物処理材に比して、廃棄物処理が容易で
ある。
【0058】以上のように、本発明は、従来の動物の廃
棄物処理材に比して、コーヒー抽出液抽出残渣及びお茶
の出し殻の廃棄に係る問題点と、従来の使用済みの動物
の***物処理材の非可燃性に係る廃棄処理の問題点を一
挙に解決するものであり、資源の有効利用、コーヒー飲
料及びお茶の製造上のコストの軽減及び環境廃棄物の処
理の軽減等の点で有意義なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例に使用されるコーヒー抽出液抽出残渣の着
色装置の一例を示す概念図である。
【符号の説明】 1 コーヒー抽出液抽出残渣供給用の管路 2 コーヒー抽出液抽出残渣供給用の原料タンク 3 着色物質供給用の管路 4 着色物質供給用の原料タンク 5 配合物質供給用の管路 6 配合物質供給用の原料タンク 7 流路切換装置 8 流路切換装置7の流出側の管路 9 撹拌装置 10 真空装置 11 管路 12 撹拌装置9の下部開閉口 13 コンベヤ 14 コンベヤ13の供給側ホッパー 15 造粒装置 16 造粒装置15の供給側ホッパー 17 ダイス部出口 18 ネットコンベヤ 19 噴霧装置 20 円盤乾燥器 21 上部導入口 22 噴霧用ノズル 23 噴霧装置19の底部 24 被覆物質供給口 25 被覆物質搬送用管路 26 円盤乾燥器の底部 27 被覆物質戻送用管路 28 搬送ポンプ 29 被覆物質搬送用上部管路 30 排気管路 31 加熱装置 32 気体入口 33 気体出口 34 熱風導入管路 35 包装装置 36 脱水造粒装置15の排水管 37 脱水造粒装置15の排水浄化装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色造粒物は、表面着色部と、焙煎コー
    ヒー豆のコーヒー抽出液抽出残渣及び該コーヒー抽出液
    抽出残渣より少ない量で含有される配合物質とが、均一
    に混合されている造粒部とを備えて、3ミリメートル以
    上の粒径に形成されると共に、10重量%以下の水分を
    含有し、前記表面着色部は、該造粒部を囲む複数の着色
    物の層で形成されていることを特徴とするコーヒー抽出
    液抽出残渣を主として含有する動物の***物処理材。
  2. 【請求項2】焙煎コーヒー豆のコーヒー抽出液抽出残渣
    に、該コーヒー抽出液抽出残渣より少ない量の配合物質
    を配合して、造粒して、前記コーヒー抽出液抽出残渣を
    主として含有する造粒物を形成し、この形成された造粒
    物の表面に着色物質を付着させ、次いで、表面に余分に
    付着する着色物質を分離した後、該着色造粒物の水分が
    10重量%以下になるまで乾燥させることを特徴とする
    コーヒー抽出液抽出残渣を主として含有する動物の***
    物処理材の製造方法。
  3. 【請求項3】 焙煎コーヒー豆のコーヒー抽出液抽出残
    渣供給槽と、配合物質供給槽と、前記焙煎コーヒー豆の
    コーヒー抽出液抽出残渣供給槽及び配合物質供給槽に入
    口が接続して設けられている混合槽と、該混合槽の混合
    物出口に接続して設けられている押出し造粒装置と、前
    記造粒装置の造粒物排出口の近接して、受け部を位置さ
    せて設けられているコンベヤ装置と、該コンベヤ装置に
    向けて開口し、被覆用着色物質供給口に接続する噴霧ノ
    ズルを備える噴霧装置と、前記コンベヤ装置の出口に導
    入口を接続する、表面に余分に付着する被覆用着色物質
    の分離装置と、該分離装置の出口に導入口を接続して設
    けられている乾燥装置とを備えることを特徴とするコー
    ヒー抽出液抽出残渣を主として含有する動物の***物処
    理材の製造装置。
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