JP2704141B2 - 無線装置およびこの無線装置の計測調整方式 - Google Patents

無線装置およびこの無線装置の計測調整方式

Info

Publication number
JP2704141B2
JP2704141B2 JP7177240A JP17724095A JP2704141B2 JP 2704141 B2 JP2704141 B2 JP 2704141B2 JP 7177240 A JP7177240 A JP 7177240A JP 17724095 A JP17724095 A JP 17724095A JP 2704141 B2 JP2704141 B2 JP 2704141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
signal
transmission
input
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7177240A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0927771A (ja
Inventor
正裕 弓場
Original Assignee
埼玉日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 埼玉日本電気株式会社 filed Critical 埼玉日本電気株式会社
Priority to JP7177240A priority Critical patent/JP2704141B2/ja
Publication of JPH0927771A publication Critical patent/JPH0927771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2704141B2 publication Critical patent/JP2704141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transceivers (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送信出力レベル制御
を行う送信機および受信入力レベルの監視を行う受信機
および上記送信機と上記受信機とを含む無線装置および
この無線装置の計測調整方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の無線装置として、特開平
2−89428号公報(発明の名称:自動調整機能を有
する無線装置)の技術が開示されている。この無線装置
の送信機部では、外部自動測定器から固定の基準送信出
力レベルを指示され、制御部がこの基準送信出力レベル
に対応する信号とこの送信機部が出力する送信出力の検
波信号とに応答する送信出力制御信号の制御により送信
出力レベルの自動調整を行っている。そして制御部はこ
の自動調整時の各制御データをデータ保持型メモリに記
憶しておき、この無線装置の電源を切ったあとの次の調
整または運用時に、これら記憶された制御データを用い
て送信出力レベルの自動調整が行えるようにしている。
また、受信機部では、制御部がこの受信機部の調整時に
受けた受信入力レベルを上記データ保持型メモリに記憶
させておき、この記憶された受信入力レベルを基準にし
て運用時の各種制御に用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】移動通信用等の無線装
置の製造時には、多数の無線装置について送信出力レベ
ル,受信入力レベル等の諸特性を適切にしかも迅速に設
定する必要がある。しかし、これら無線装置の無調整時
の送信出力制御信号対送信出力レベル特性,送信出力対
検波信号出力特性および受信電界対受信入力レベル特性
等は装置ごとにばらついている。従って、このような無
線装置の品質管理を適切に行うには、上記無線装置の諸
特性を適切・迅速に設定するだけでなく、上記諸特性を
記録して品質データを取得する必要がある。
【0004】しかしながら、上記自動調整機能を有する
無線装置は、使用上の利便性が確保されるうえに調整も
簡単であるという長所はあるものの、装置の諸特性を調
整装置(測定装置)で記録することができないという欠
点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による送信機は、
基準送信出力レベルと基準検波信号レベルとを記憶する
電気的書込み消去の可能な読出し専用メモリと、送信出
力制御信号に対応するレベルの送信信号を出力する送信
部と、前記送信信号のレベルを検出して検波信号を生じ
る検波器と、制御データ入出力端子に供給される前記基
準送信出力レベルおよび前記基準検波信号レベルを前記
読出し専用メモリに記憶させるとともに記憶された前記
基準送信出力レベルを読出して前記送信出力制御信号を
生じ,また記憶された前記基準送信出力レベルおよび前
記検波信号のレベルと記憶された前記基準検波信号レベ
ルとの比較結果を前記制御データ入出力端子に出力する
制御部とを備える。
【0006】また、本発明による受信機は、基準受信入
力レベルを記憶する電気的書込み消去の可能な読出し専
用メモリと、供給される受信信号のレベルを検出して受
信入力信号を生じる受信部と、制御データ入出力端子に
供給される前記基準受信入力レベルを前記読出し専用メ
モリに記憶させ,また前記受信入力信号のレベルと記憶
された前記基準受信入力レベルとの比較結果を前記制御
データ入出力端子に出力する制御部とを備える。
【0007】さらに、本発明による無線装置は、上記送
信機の機能と上記受信機の機能を合せた機能を備える。
【0008】本発明による受信機の計測調整方式は、受
信機と、この無線装置の計測調整を行う計測調整装置と
を備え、前記受信機が、基準受信入力レベルを記憶する
電気的書込み消去の可能な読出し専用メモリと、供給さ
れる受信信号のレベルを検出して受信入力信号を生じる
受信部と、制御データ入出力端子に供給される前記基準
受信入力レベルを前記読出し専用メモリに記憶させると
とも前記受信入力信号のレベルと記憶された前記基準受
信入力レベルとの比較結果を前記制御データ入出力端子
に出力する制御部とを備え、前記計測調整装置が、前記
受信信号を生じる標準信号発生器と、前記基準受信入力
レベルの初期値を前記制御データ入出力端子に供給し,
前記制御データ入出力端子からの前記受信入力信号のレ
ベルと記憶された前記基準受信入力レベルとの比較結果
に基づいて前記基準受信入力レベルを更新し,この更新
された基準受信入力レベルを前記制御データ入出力端子
に供給する制御器とを備える。
【0009】また本発明による無線装置の計測調整方式
は、無線装置と、この無線装置の計測調整を行う計測調
整装置とを備え、前記無線装置が、基準送信出力レベル
と基準検波信号レベルと基準受信入力レベルとを記憶す
る電気的書込み消去の可能な読出し専用メモリと、送信
出力制御信号に対応するレベルの送信信号を出力する送
信部と、前記送信信号のレベルを検出して検波信号を生
じる検波器と、供給される受信信号のレベルを検出して
受信入力信号を生じる受信部と、制御データ入出力端子
に供給される前記基準送信出力レベル,前記基準検波信
号レベルおよび前記基準受信入力レベルを前記読出し専
用メモリに記憶させるとともに記憶された前記基準送信
出力レベルを読出して前記送信出力制御信号を生じ,ま
た記憶された前記基準送信出力レベル,前記検波信号の
レベルと記憶された前記基準検波信号レベルとの比較結
果および前記受信入力信号のレベルと記憶された前記基
準受信入力レベルとの比較結果を前記制御データ入出力
端子に出力する制御部とを備え、前記計測調整装置が、
前記送信信号の電力を測定するパワーメータと、前記受
信信号を生じる標準信号発生器と、前記基準送信出力レ
ベル,前記基準検波信号レベルおよび前記受信入力レベ
ルの各各の初期値を前記制御データ入出力端子に供給
し,測定された前記送信信号の電力と前記制御データ入
出力端子からの前記基準送信出力レベルとがほぼ一致す
るまで前記基準送信出力レベルを更新し,前記制御デー
タ入出力端子からの前記検波信号のレベルと記憶された
前記基準検波信号レベルとの比較結果に基づいて前記基
準検波信号レベルを更新し,前記制御データ入出力端子
からの前記受信入力信号のレベルと記憶された前記基準
受信入力レベルとの比較結果に基づいて前記基準受信入
力レベルを更新し,これら更新された基準送信出力レベ
ル,基準検波レベルおよび基準受信入力レベルを前記制
御データ入出力端子にそれぞれ供給する制御器とを備え
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施の形態による無線
装置の計測調整方式を示す構成図である。
【0011】図1の無線装置の計測調整方式は、送信信
号S1の基準レベル(基準送信出力レベル)の自動設定
および基準レベルの受信信号S2に対応する受信入力信
号S8のレベル(基準受信入力レベル)の自動設定をす
る無線装置1と、送信信号S1の送信電力を測定するパ
ワーメータ2と、基準受信入力レベルの自動設定時に基
準レベルの受信信号S2を送出する標準信号発生器(S
G)3と、無線装置1,パワーメータ2およびSG3と
バス接続され,パーソナルコンピュータ等を用いる制御
器4とで構成されている。制御器4はパワーメータ2お
よびSG3の起動・停止制御,パワーメータ2の計測す
る送信信号S1の電力値の読み込み,SG3に対する受
信信号S2のレベル設定,無線装置1との間での制御デ
ータS5aおよびS5bの送受信等を行う。パワーメー
タ2,SG3および制御器4が無線装置1の計測調整装
置を構成する。なお、パワーメータ2およびSG3は、
公的機関の有する標準器にトレーサビリティを有するよ
うに定期的に校正することが法規で定められており、送
信信号S1の電力および受信信号S8のレベルをそれぞ
れ正確に測定および設定できる。
【0012】無線装置1内の送信機12は通話信号およ
び通信制御信号等を変調して高周波数信号である送信信
号S1を生じる。この送信信号S1はデジタルアナログ
変換器(DAC)14の出力するアナログ信号である送
信出力制御信号S7の電圧に対応する送信出力レベルに
制御される。このレベル制御は送信機12内蔵のPIN
ダイオード等を主要素子とするとともに印加電圧によっ
て信号減衰量が変化する可変減衰器によって行われる。
送信信号S1はダイドード等を検波素子とする検波器1
3によって検波され、送信信号S1のレベルに対応する
検波信号S6のレベルはアナログデジタル変換器(AD
C)15によってデジタル信号に変換される。
【0013】無線装置1内の受信機16は供給された高
周波数信号である受信信号S2を受信処理して通話信号
および通信制御信号等を再生する。また、受信機12は
受信信号S2の受信入力レベルを検出して受信入力信号
S8を生じる。この受信入力信号S8の電圧(レベル)
はアナログデジタル変換器(ADC)によってデジタル
信号に変換される。
【0014】無線装置1はDAC14,ADC15およ
び17,電気的に書込みおよび消去可能な読出し専用メ
モリ(EEPROM)20,シリアルパラレル変換器
(SPC)18およびプロセッサ等を用いる制御部(C
PU)11をバス19で相互に接続している。SPC1
8はバス19との間で送受信するパラレルデータと制御
器4との間で送受信するシリアルデータ(制御データS
5aおよびS5b)とを相互にシリアルパラレル変換す
る。CPU11は接続された構成要素の動作指示を行
う。
【0015】EEPROM20は、無線装置1の動作を
制御するプログラムを格納するメモリに加えて、送信レ
ベルテーブル101,送信レベル監視テーブル102お
よび受信レベルテーブル103を備えている。送信レベ
ルテーブル101には送信機12が出力すべき基準送信
出力レベル(送信信号S1の基準レベル)を設定する。
送信レベル監視テーブル102には基準送信出力レベル
に対応する基準検波信号レベル(検波信号S6の基準レ
ベル)を設定する。受信レベルテーブル103には基準
受信入力レベル(受信入力信号S8の基準レベル)を設
定する。これらテーブル101,102および103に
設定する各基準レベルの初期値は、無線装置1の活性化
前の初期調整時に、制御器4から制御データS5aを送
出してそれぞれ設定しておく。これら各基準レベルは制
御器4からの制御データS5aによって自動的に更新で
きる。
【0016】次に、無線装置1に対する計測調整手順に
ついて説明する。
【0017】まず、送信レベルテーブル101への基準
送信レベルの設定および更新について、図2に示したフ
ローチャートを参照して説明する。
【0018】無線装置1の電源をオンすると(ステップ
11)、CPU11は初期設定された基準送信出力レベ
ルをテーブル101から読み出してDAC14に送る。
DAC14は受けた基準送信出力レベルをアナログ値に
変換して送信出力制御信号S7を生じ、送信機12はこ
の送信出力制御信号S7の電圧に対応する送信信号S1
のレベル,つまり所望の送信出力レベルを設定する(ス
テップ12)。パワーメータ2は、送信機12が出力す
る送信信号S1の電力を測定し、この電力値をデータ信
号S3によって制御器4に送る(ステップ13)。する
と、制御器4は制御データS5aを送出して送信レベル
テーブル101に設定した基準送信出力レベルの供給を
CPU11に依頼する。すると、CPU11はこの基準
送信出力レベルを制御データS5bに乗せて制御器4に
送る。制御器4はデータ信号S3によって供給された送
信信号電力とこの送られてきた基準送信出力レベルとを
比較する(ステップ14)。
【0019】この比較結果の誤差が予め定めた期待値よ
り大きい場合には(ステップ15のN)、制御器4は比
較結果の誤差が少くなる方向に基準送信出力レベルを所
定値だけ変化させ,この変化させた基準送信出力レベル
を制御データS5aに乗せてSPC18に送る。SPC
18はこの制御データS5aをパラレル信号に変換し、
CPU11はこのパラレル信号によりEEPROMO2
0のテーブル101に設定する基準送信出力レベルを更
新する(ステップ17)。このテーブル101の更新
は、上記比較結果の誤差が期待値以下になるまで,つま
り基準送信出力レベルの設定値がパワーメータ2の測定
する送信信号S1の電力値にほぼ一致するまで繰り返し
行う(ステップ12へ戻る)。両者がほぼ一致すると,
あるいは上記比較結果の誤差が予め定めた期待値より小
さい場合には、CPU11は、送信機12の出力する送
信出力S1のレベルが適正であると認め、この一致を示
す制御データS5aを制御器4に送出する(ステップ1
5のY)。制御器4は無線装置1のテーブル101に設
定される基準送信出力レベルを記録する(ステップ1
6)。
【0020】従って、本実施の形態は、無線装置1のテ
ーブル101に設定される基準送信出力レベルを制御器
4は装置ごとに記録するので、多数製造される無線装置
1の製造品質管理を容易に行うことができる。
【0021】次に、送信レベル監視テーブル102への
基準検波信号レベルの設定および更新について、図4の
フローチャートを参照して説明する。
【0022】検波器13は、送信信号S1の一部を取り
出して検波し、検波信号S6を出力している。検波信号
S6のレベルはADC15によってデジタル信号に変換
されている。無線装置1の送信出力レベルと送信レベル
テーブル101に設定する基準送信出力レベルとがほぼ
一致すると(ステップ21)、CPU11はADC15
が出力するデジタル信号と送信レベル監視テーブル10
2に記憶している基準検波信号レベルとを比較する(ス
テップ22)。
【0023】上記比較結果の誤差が予め定めた期待値よ
り大きい場合には(ステップ23のN)、CPU11は
ADC15が出力するデジタル信号と送信レベル監視テ
ーブル102に設定している基準検波信号レベルとを制
御データS5bに乗せて制御器4に送る。すると、制御
器4は上記比較結果の誤差が期待値以下になるように基
準検波信号レベルを変化させ,この変化させた基準検波
信号レベルを制御データS5aに乗せてSPC18に送
る。SPC18はこの制御データS5aをパラレル信号
に変換し、CPU11はこのパラレル信号によりテーブ
ル102に設定する基準検波信号レベルを更新する(ス
テップ25)。
【0024】ステップ23におけるテーブル102の基
準検波信号レベルと検波信号S6のレベルとの比較結果
の誤差が予め定めた期待値より小さい場合(ステップ2
3のY)および基準検波信号レベルの更新(ステップ2
5)が終ると、CPU11は基準検波信号レベルと検波
信号S6のレベルの一致を示す制御データS5aを制御
器4に送出する。制御器4は無線装置1のテーブル10
2に設定あるいは更新された基準検波信号レベルを記録
する(ステップ24)。
【0025】従って、制御器4は送信レベル監視テーブ
ル102に設定した基準検波信号レベルを装置ごとに記
録できるので、多数製造される無線装置1の製造品質管
理を容易に行うことができる。また、この無線装置1で
は検波器13の感度調整を原則的にする必要がないの
で、検波器13の構成を簡単にできるとともに調整時間
が必要ないという効果がある。
【0026】なお、送信出力レベル対検波信号レベルの
校正表もテーブル102に予め記憶させておくことがで
きる。この場合、CPU11はテーブル102の記憶し
ている送信出力レベル対検波信号レベルの校正表を予め
定めた計算式あるいは実験値を用いて変更する。無線装
置1の運用時には、CPU11はテーブル102に設定
した基準検波信号レベル,さらには上記校正表と検波信
号S7のレベルとを比較してこの無線装置1の保守点検
を行う。
【0027】最後に、受信レベルテーブル103への基
準受信入力レベルの設定および更新について、図4に示
したフローチャートを参照して説明する。
【0028】制御器4は制御信号S4をSG3に送って
基準レベルの受信信号S2を発生させる(ステップ3
1)。受信機16は受信信号S2のレベルを内蔵のレベ
ル検出回路で検出して受信入力信号S8を生じる(ステ
ップ32)。受信入力信号S8はADC17によってデ
ジタル信号に変換される。CPU11はADC17が出
力するデジタル信号と受信レベルテーブル103に記憶
している基準受信入力レベルとを比較する(ステップ3
3)。
【0029】この比較結果の誤差が予め定めた期待値よ
り大きい場合には(ステップ34のN)、CPU11は
ADC17が出力するデジタル信号と受信レベルテーブ
ル103に設定している基準受信入力レベルとを制御デ
ータS5bに乗せて制御器4に送る。すると、制御器4
は上記比較結果の誤差が期待値以下になるように基準受
信入力レベルを変化させ,この変化させた受信入力レベ
ルを制御データS5aに乗せてSPC18に送る。SP
C18はこの制御データS5aをパラレル信号に変換
し、CPU11はこのパラレル信号によりテーブル10
3に設定する基準受信入力レベルを更新する(ステップ
36)。
【0030】ステップ34におけるテーブル103の基
準受信入力レベルと受信入力信号S8のレベルとの比較
結果の誤差が予め定めた期待値より小さい場合(ステッ
プ34のY)および基準受信入力レベルの更新(ステッ
プ36)が終ると、CPU11は基準受信入力レベルと
受信入力信号S8のレベルの一致を示す制御データS5
aを制御器4に送出する。制御器4は無線装置1のテー
ブル103に設定あるいは更新された基準受信入力レベ
ルを記録する(ステップ35)。
【0031】従って、制御器4は無線装置1のテーブル
103に設定される基準検波信号レベルを装置ごとに記
録できるので、多数製造される無線装置1の製造品質管
理を容易に行うことができる。また、この無線装置1は
受信入力信号S8を受信信号S2のレベル判別および監
視等に用いることができる。
【0032】上述のとおり、本実施の形態による無線装
置1の計測調整方式は、基準送信出力レベル,基準検波
信号レベルおよび基準受信入力レベルを、多数の無線装
置の各特性にあわせてデータ更新可能なEEPROM2
0に設定することにより、無線装置1の構成を簡単にし
たまま、送信出力レベルの調整,この送信出力レベルを
監視するための基準検波信号レベルおよび基準受信入力
レベルの設定を誰でも自動的かつ迅速にしかも正確に行
うことができるとともに、無線装置1に設定した各基準
レベルを制御器4にて各装置ごと記録できるという効果
を有する。またこの無線装置1は、受信機16の利得調
整を原則的にする必要がないので、受信機16の構成を
簡単にできるとともに利得調整時間を必要としないとい
う効果がある。
【0033】なお、図1の実施の形態では、設定すべき
基準送信出力レベルおよび基準検波信号レベルの数およ
び基準受信入力レベルの判別数については述べていない
が、この各レベルの数は単数でも複数でもよいことはい
うまでもない。
【0034】また、基準送信出力レベル,基準検波信号
レベルおよび基準受信入力レベルの初期値は、制御器4
に記憶させてよい。こうすると、初期値と実測値との比
較時に、CPU11から各レベルの初期値を制御器4に
転送する必要がなくなる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、送信機,
受信機あるいは両者を含む無線装置の送信出力レベル制
御,この送信出力レベルの監視基準である基準検波信号
レベルおよび受信信号の監視基準である基準受信入力レ
ベルが、上記送信出力の測定および上記受信信号のレベ
ル設定を行う計測調整装置によって更新できるので、上
記各装置の構成を簡単にでき、また送信出力レベルの調
整,この送信出力レベルを監視するための基準検波信号
レベルおよび基準受信入力レベルの設定を誰でも自動的
かつ迅速にしかも正確に行うことができるとともに、上
記各装置に設定した上記各基準レベルを計測調整装置に
て各装置ごと記録できるという効果を有する。
【0036】この結果、本発明は上記計測調整装置を用
いることにより、多数の上記各装置の品質データを簡単
に取得することができるので、上記各装置の品質向上に
貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による無線装置の計測調
整方式を示す構成図である。
【図2】本実施の形態における送信レベルテーブル10
1への基準送信レベルの設定および更新の流れを説明す
るフローチャートである。
【図3】本実施の形態における送信レベル監視テーブル
102への基準検波信号レベルの設定および更新の流れ
を説明するフローチャートである。
【図4】本実施の形態における受信レベルテーブル10
2への基準受信入力レベルの設定および更新の流れを説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 無線装置 2 パワーメータ 3 標準信号発生器(SG) 4 制御器 11 制御部(CPU) 12 送信機 13 検波器 14 デジタルアナログ変換器(DAC) 15,17 アナログデジタル変換器(ADC) 16 受信機 18 シリアルパラレル変換器(SPC) 19 バス 20 読出し専用メモリ(EEPROM) 101 送信レベルテーブル 102 送信レベル監視テーブル 103 受信レベルテーブル

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準送信出力レベルと基準検波信号レベ
    ルとを記憶する電気的書込み消去の可能な読出し専用メ
    モリと、送信出力制御信号に対応するレベルの送信信号
    を出力する送信部と、前記送信信号のレベルを検出して
    検波信号を生じる検波器と、制御データ入出力端子に供
    給される前記基準送信出力レベルおよび前記基準検波信
    号レベルを前記読出し専用メモリに記憶させるとともに
    記憶された前記基準送信出力レベルを読出して前記送信
    出力制御信号を生じ,また記憶された前記基準送信出力
    レベルおよび前記検波信号のレベルと記憶された前記基
    準検波信号レベルとの比較結果を前記制御データ入出力
    端子に出力する制御部とを備えることを特徴とする送信
    機。
  2. 【請求項2】 基準受信入力レベルを記憶する電気的書
    込み消去の可能な読出し専用メモリと、供給される受信
    信号のレベルを検出して受信入力信号を生じる受信部
    と、制御データ入出力端子に供給される前記基準受信入
    力レベルを前記読出し専用メモリに記憶させ,また前記
    受信入力信号のレベルと記憶された前記基準受信入力レ
    ベルとの比較結果を前記制御データ入出力端子に出力す
    る制御部とを備えることを特徴とする受信機。
  3. 【請求項3】 基準送信出力レベルと基準検波信号レベ
    ルと基準受信入力レベルとを記憶する電気的書込み消去
    の可能な読出し専用メモリと、送信出力制御信号に対応
    するレベルの送信信号を出力する送信部と、前記送信信
    号のレベルを検出して検波信号を生じる検波器と、供給
    される受信信号のレベルを検出して受信入力信号を生じ
    る受信部と、制御データ入出力端子に供給される前記基
    準送信出力レベル,前記基準検波信号レベルおよび前記
    基準受信入力レベルを前記読出し専用メモリに記憶させ
    るとともに記憶された前記基準送信出力レベルを読出し
    て前記送信出力制御信号を生じ,また記憶された前記基
    準送信出力レベル,前記検波信号のレベルと記憶された
    前記基準検波信号レベルとを比較した比較結果および前
    記受信入力信号のレベルと記憶された前記基準受信入力
    レベルとの比較結果を前記制御データ入出力端子にそれ
    ぞれ出力する制御部とを備えることを特徴とする無線装
    置。
  4. 【請求項4】 受信機と、この無線装置の計測調整を行
    う計測調整装置とを備え、 前記受信機が、基準受信入力レベルを記憶する電気的書
    込み消去の可能な読出し専用メモリと、供給される受信
    信号のレベルを検出して受信入力信号を生じる受信部
    と、制御データ入出力端子に供給される前記基準受信入
    力レベルを前記読出し専用メモリに記憶させるととも前
    記受信入力信号のレベルと記憶された前記基準受信入力
    レベルとの比較結果を前記制御データ入出力端子に出力
    する制御部とを備え、 前記計測調整装置が、前記受信信号を生じる標準信号発
    生器と、前記基準受信入力レベルの初期値を前記制御デ
    ータ入出力端子に供給し,前記制御データ入出力端子か
    らの前記受信入力信号のレベルと記憶された前記基準受
    信入力レベルとの比較結果に基づいて前記基準受信入力
    レベルを更新し,この更新された基準受信入力レベルを
    前記制御データ入出力端子に供給する制御器とを備える
    ことを特徴とする受信機の計測調整方式。
  5. 【請求項5】 無線装置と、この無線装置の計測調整を
    行う計測調整装置とを備え、 前記無線装置が、基準送信出力レベルと基準検波信号レ
    ベルと基準受信入力レベルとを記憶する電気的書込み消
    去の可能な読出し専用メモリと、送信出力制御信号に対
    応するレベルの送信信号を出力する送信部と、前記送信
    信号のレベルを検出して検波信号を生じる検波器と、供
    給される受信信号のレベルを検出して受信入力信号を生
    じる受信部と、制御データ入出力端子に供給される前記
    基準送信出力レベル,前記基準検波信号レベルおよび前
    記基準受信入力レベルを前記読出し専用メモリに記憶さ
    せるとともに記憶された前記基準送信出力レベルを読出
    して前記送信出力制御信号を生じ,また記憶された前記
    基準送信出力レベル,前記検波信号のレベルと記憶され
    た前記基準検波信号レベルとの比較結果および前記受信
    入力信号のレベルと記憶された前記基準受信入力レベル
    との比較結果を前記制御データ入出力端子に出力する制
    御部とを備え、 前記計測調整装置が、前記送信信号の電力を測定するパ
    ワーメータと、前記受信信号を生じる標準信号発生器
    と、前記基準送信出力レベル,前記基準検波信号レベル
    および前記受信入力レベルの各各の初期値を前記制御デ
    ータ入出力端子に供給し,測定された前記送信信号の電
    力と前記制御データ入出力端子からの前記基準送信出力
    レベルとがほぼ一致するまで前記基準送信出力レベルを
    更新し,前記制御データ入出力端子からの前記検波信号
    のレベルと記憶された前記基準検波信号レベルとの比較
    結果に基づいて前記基準検波信号レベルを更新し,前記
    制御データ入出力端子からの前記受信入力信号のレベル
    と記憶された前記基準受信入力レベルとの比較結果に基
    づいて前記基準受信入力レベルを更新し,これら更新さ
    れた基準送信出力レベル,基準検波レベルおよび基準受
    信入力レベルを前記制御データ入出力端子にそれぞれ供
    給する制御器とを備えることを特徴とする無線装置の計
    測調整方式。
JP7177240A 1995-07-13 1995-07-13 無線装置およびこの無線装置の計測調整方式 Expired - Fee Related JP2704141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7177240A JP2704141B2 (ja) 1995-07-13 1995-07-13 無線装置およびこの無線装置の計測調整方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7177240A JP2704141B2 (ja) 1995-07-13 1995-07-13 無線装置およびこの無線装置の計測調整方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0927771A JPH0927771A (ja) 1997-01-28
JP2704141B2 true JP2704141B2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=16027606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7177240A Expired - Fee Related JP2704141B2 (ja) 1995-07-13 1995-07-13 無線装置およびこの無線装置の計測調整方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2704141B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005004631A1 (de) * 2004-09-29 2006-04-13 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Verfahren und System zur Sende- und/oder Empfangskalibrierung von Mobilfunkgeräten
JP5020864B2 (ja) * 2008-03-12 2012-09-05 アンリツ株式会社 端末試験装置
US8620606B2 (en) * 2008-04-11 2013-12-31 Bird Technologies Group Inc. Transmitter power monitor
JP5630493B2 (ja) * 2012-11-07 2014-11-26 株式会社村田製作所 フロントエンドデバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0927771A (ja) 1997-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5423070A (en) Logic controlled tuning signal level and deviation compensation in a radio telephone
JP2005531992A (ja) 無線送信機の自己較正方法
US4748598A (en) Method to calibrate acoustic instruments, and calibration system
JP2704141B2 (ja) 無線装置およびこの無線装置の計測調整方式
JP3708458B2 (ja) 移動端末機送信パワー測定装置および測定方法
WO2002067419A2 (en) Power controller for a mobile terminal
JPH10285059A (ja) レベル制御回路および通信機
JP2001174489A (ja) デジタル電圧計
JP3125804B2 (ja) 受信信号強度測定装置
WO2001069969A2 (en) Remote programming and control means for a hearing aid
JPH114132A (ja) 送信出力制御方法と送信装置
KR100533019B1 (ko) 휴대용 고주파신호 발생기 및 그를 이용한 단말기 수신단테스트 방법
JP3034319B2 (ja) 移動無線通信装置
JP3077642B2 (ja) 歪み特性測定装置
KR100256956B1 (ko) 개인 휴대 통신 송수신기 측정 방법
JPH0685577A (ja) 音声コーデックのレベル調整方法
US5959497A (en) Process for controlling the power of the transmission amplifier of radio equipment
JPH11177445A (ja) 送信電力調整装置
JP2001074796A (ja) 簡易型スペクトラム測定装置
JP2008134175A (ja) 信号測定器及び校正システム
KR20060091546A (ko) 교정용 단말기 및 이를 이용한 이동 통신 단말기의 교정 방법
JPH02234559A (ja) ファクシミリ装置
KR20000039213A (ko) 증폭기 출력 레벨의 온도 보상 장치 및 방법
KR20050079259A (ko) 최대 출력 보상 테이블 생성 방법
KR20030028604A (ko) Cdma 기지국 송수신 안테나 전압 정재파비 측정 장치및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970902

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees