JP2703500B2 - 改質装置 - Google Patents

改質装置

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JP2703500B2
JP2703500B2 JP16150394A JP16150394A JP2703500B2 JP 2703500 B2 JP2703500 B2 JP 2703500B2 JP 16150394 A JP16150394 A JP 16150394A JP 16150394 A JP16150394 A JP 16150394A JP 2703500 B2 JP2703500 B2 JP 2703500B2
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路奥 藤本
潔 都留
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改質装置に関し、特に改
質反応管やマニフォールドに生じる応力を低減し、長寿
命かつ運転条件の範囲を拡大できるようにした改質装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば特開平4−89301号公
報に示された従来の改質装置を示す断面図である。図9
において1は改質炉、2は放熱防止用の断熱材、3は環
状の改質反応管で、内管3a、中間管3b、外管3cの
3重管と内管3aと外管3cの端部に配設された環状の
エンドキャップ3dよりなる。4は内管3aと中間管3
bとの間に形成され原料ガスが導入される第1の環状
部、5は、第1の環状部に触媒が充填されて形成された
触媒層、6は中間管3bと外管3cとの間に形成され、
原料ガスが触媒層5を流通することにより改質反応が行
われて生成された改質ガスが流通する第2の環状部、7
は燃焼装置であり、燃料管7a、空気噴出孔7bより構
成されている。7cは燃焼装置の火炎、8は燃焼空間を
示す。9は充填材、10は充填材9を保持するための金
網、11は燃焼装置7で燃焼し、内管3aの中を通過し
て排出される燃焼ガスマニフォールドである。12は断
熱材であり、この断熱材12は燃焼ガスが外管を加熱す
ることを防止する。13は燃料導入口、14は空気導入
口である。15は原料ガス導入口、16は改質ガス排出
口、17は燃焼ガス排出口である。18は改質装置の原
料を改質反応管3に分配するための原料ガスマニフォー
ルド、19は改質反応管で製造した改質ガスを排出する
改質ガスマニフォールドである。20は、燃焼装置7で
発生した燃焼ガスを流通させるための燃焼管である。
【0003】次に動作について説明する。改質装置の原
料ガスである燃料とスチームの混合ガスが原料ガス導入
口15より改質炉1に導入され、原料ガスマニフォール
ド18により分配されて改質反応管3に送られる。原料
ガスは内管3aと中間管3bの第1の環状部4に触媒が
充填されてなる触媒層5中を通過する際に、改質反応を
生じ、水素リッチな改質ガスとなる。改質ガスはエンド
キャップ3d内で流れ方向を反転し、中間管3bと外管
3cの間の第2の環状部6を通り改質ガスマニフォール
ド19で集合し改質炉1外に取り出される。先の改質反
応は激しい吸熱反応であるため、反応を継続させるため
には改質反応管3に熱を供給することが必要であり、そ
のため改質炉1内に燃焼装置7を設け、その燃焼ガスか
ら熱を供給する。燃料導入口14から供給された燃料
は、燃料管7aを通り燃焼空間に出る。そこで空気導入
口14から空気噴出孔7bより噴出される燃焼空気と混
合されて燃焼空間8で燃焼する。火炎が改質反応管に触
れないようにするためには、燃焼装置7を改質反応管に
対し下方にずらして改質炉1に取り付け、燃焼空間8を
大きくする必要がある。燃焼装置7で燃焼した高温の燃
焼ガスは環状の改質反応管3の中央部を通り上部の燃焼
ガスマニフォールド11で集合し改質炉1外に取り出さ
れる。このとき、高温の燃焼ガスが内管3aおよび充填
材9を加熱する。充填材9は燃焼ガスから内管への伝熱
を促進する役割を果たす。断熱材12は、燃焼ガスが外
管を加熱することを防止する。以上のように改質反応管
3は、内周側すなわち内管3a側から加熱されるため内
管3aは、外管3cより高温となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の改質装置は以上
のように構成されていたので、内管3aと外管3cで温
度差を生じ、その熱伸びの差が改質反応管3、原料ガス
マニフォールド18、改質ガスマニフォールド19に応
力を発生させ、改質装置の寿命を縮めたり、また温度差
が小さくなるように運転条件の範囲が狭く制限されてい
た。
【0005】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものであり、改質反応管の温度差によるの
熱伸び差を吸収または改質反応管の温度差を低減する事
により、改質反応管やマニフォールドに生じる応力を低
減し、長寿命かつ運転条件の範囲を拡大できる改質装置
を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる改質装置は、内管と原料ガスマニフォールドをベロ
ーズで接続したものである。
【0007】また、この発明の請求項2に係わる改質装
置は、外管と改質ガスマニフォールドをベローズで接続
したものである。
【0008】また、この発明の請求項3に係わる改質装
置は、エンドキャップを薄板の単層もしくは多層体構造
としてエンドキャップに可撓性をもたせたものである。
【0009】また、この発明の請求項4に係る改質装置
は、内管を支持する原料ガスマニフォールドの内管支持
板を薄板とし可撓性をもたせた弾性支持板としたもので
ある。
【0010】また、この発明の請求項5に係る改質装置
は、内管を支持する原料ガスマニフォールドの内管支持
板および外管を支持する改質ガスマニフォールドの外管
支持板を薄板とし可撓性をもたせた弾性支持板としたも
のである。
【0011】また、この発明の請求項6に係る改質装置
は、内管と中間管、中間管と外管を高熱伝導材料のサー
マルアンカで接続したものである。
【0012】また、この発明の請求項7に係る改質装置
は、原料ガスマニフォールドの胴板にベローズを設けた
ものである。
【0013】また、この発明の請求項8に係る改質装置
は、原料ガスマニフォールドの胴板および改質ガスマニ
フォールドの胴板にベローズを設けたものである。
【0014】
【作用】この発明の請求項1に係る改質装置では、内管
と外管の熱伸び差を内管に接続されたベローズが吸収す
ることにより、改質反応管や原料ガスマニフォールド、
改質ガスマニフォールドに発生する応力を抑えることが
できる。
【0015】この発明の請求項2に係る改質装置では、
内管と外管の熱伸び差を外管に接続されたベローズが吸
収することにより、改質反応管や原料ガスマニフォール
ド、改質ガスマニフォールドに発生する応力を抑えるこ
とができる。
【0016】この発明の請求項3に係る改質装置では、
内管と外管の熱伸び差を可撓性をもたせたエンドキャッ
プが吸収することにより、改質反応管や原料ガスマニフ
ォールド、改質ガスマニフォールドに発生する応力を抑
えることができる。
【0017】この発明の請求項4に係る改質装置では、
内管と外管の熱伸び差を可撓性をもたせた原料ガスマニ
フォールドの弾性支持板が吸収することにより、改質反
応管や原料ガスマニフォールド、改質ガスマニフォール
ドに発生する応力を抑えることができる。
【0018】この発明の請求項5に係る改質装置では、
内管と外管の熱伸び差を可撓性をもたせた原料ガスマニ
フォールドの弾性支持板と改質ガスマニフォールドの弾
性支持板が吸収することにより、改質反応管や原料ガス
マニフォールド、改質ガスマニフォールドに発生する応
力を抑えることができる。
【0019】この発明の請求項6に係る改質装置では、
内管と中間管と外管の間に設けたサーマルアンカ内の熱
伝導により、内管と外管の温度差が抑えられ、改質反応
管や原料ガスマニフォールド、改質ガスマニフォールド
に発生する応力を抑えることができる。
【0020】この発明の請求項7に係る改質装置では、
内管と外管の熱伸び差を原料ガスマニフォールドの胴板
に設けたベローズが吸収することにより、改質反応管や
原料ガスマニフォールド、改質ガスマニフォールドに発
生する応力を抑えることができる。
【0021】この発明の請求項8に係る改質装置では、
内管と外管の熱伸び差を原料ガスマニフォールドの胴板
および改質ガスマニフォールドの胴板に設けたベローズ
が吸収することにより、改質反応管や原料ガスマニフォ
ールド、改質ガスマニフォールドに発生する応力を抑え
ることができる。
【0022】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。実施例1は、請求項1の改質装置に対応している。
図1は実施例1を示す改質装置の断面図であり、図にお
いて1〜20は、図9に示した従来の改質装置と同一ま
たは相当部分について同一符号を付して示したもので、
ここではその説明を省略する。21は内管3aを支持す
る内管支持板、22は原料ガスマニフォールド胴板であ
り、21と22で原料ガスマニフォールド18が構成さ
れる。23は外管3cを支持する外管支持板、24は改
質ガスマニフォールド胴板、25は中間管3bを支持す
る中間管支持板であり、23〜25で改質ガスマニフォ
ールド19が構成される。内管3aと内管支持板21は
内管用ベローズ26を介して溶接接続される。
【0023】次に上記実施例1の動作について説明す
る。改質装置の原料ガスである燃料とスチームの混合ガ
スが原料ガス導入口16より改質炉1に導入され、原料
ガスマニフォールド18により分配され改質反応管3に
送られる。原料ガスは内管3aと中間管3bの第1の環
状部4に触媒が充填された触媒層5中を通過する際に改
質反応を生じ、水素リッチな改質ガスとなる。改質ガス
はエンドキャップ3d内で流れ方向を反転し、中間管3
bと外管3cの間の第2の環状部6を通り、改質ガスマ
ニフォールド19で集合して改質炉1外に取り出され
る。先の改質反応は激しい吸熱反応であるため、反応を
継続させるためには、改質反応管3に熱を供給すること
が必要であり、そのため改質炉1内に燃焼装置7を設
け、その燃焼ガスから熱を供給する。燃料導入口13か
ら供給された燃料は、燃料管7aを通り燃焼空間に出
る。そこで空気導入口14から供給され空気噴出孔7b
より噴出される燃焼空気と混合されて、燃焼空間8で燃
焼する。燃焼装置7で燃焼した高温の燃焼ガスは、燃焼
管20の内側を通り下部の炉空間で流れ方向を180度
変えて各改質反応管の内管の内側を流れる。燃焼ガス
は、その後燃焼ガスマニフォールド11で集合し、燃焼
ガス排出口17より改質炉1外に取り出される。このと
き、高温の燃焼ガスが内管3aおよび充填材9を加熱す
る。断熱材12は、燃焼ガスが外管を加熱することを防
止する。このとき、内管3aの軸方向平均温度は、外管
3cの軸方向平均温度より50〜200℃程度高くな
り、内管3aと外管3cの間で最大5mm程度の軸方向
の熱伸び差を生じる。この熱伸び差を内管用ベローズ2
6が吸収するため、改質反応管3や原料ガスマニフォー
ルド18、改質ガスマニフォールド19の応力の発生は
抑えられる。内管用ベローズ26の肉厚を0.3mm程
度とすれば、熱伸び差5mmにより内管用ベローズ26
に発生する応力は60kgf/mm2程度に抑えることができ
る。一方、内管用ベローズ26の取り付けられている部
分では燃焼ガスの温度は600℃以下である。SUS3
04、SUS316などの一般用のステンレス材の60
0℃での低サイクル疲労強度は150kgf/mm2程度であ
り、ベローズ材の耐熱強度については問題はない。
【0024】実施例2.次にこの発明の請求項2に対応
する改質装置の一実施例を図2に基づいて説明する。図
2において1〜25は、図1と同一である。27は外管
3cと外管支持板23を溶接で接続する外管用ベローズ
である。
【0025】次に実施例2の動作について説明する。実
施例2の改質装置も、実施例1と同様に内管3aと外管
3cの間で熱伸び差を生じる。この熱伸び差は外管用ベ
ローズ27により吸収されるため、改質反応管3や原料
ガスマニフォールド18、改質ガスマニフォールド19
の応力の発生は抑えられる。外管用ベローズ27の肉
厚、発生応力は実施例1の改質装置の内管用ベローズと
同様である。一方、外管用ベローズ27の取り付けられ
ている改質ガスマニフォールド19では、改質ガスの温
度は550℃以下であり、実施例1の改質装置の内管用
ベローズより低温であり、材料の疲労強度は向上し、ベ
ローズの耐熱強度の信頼性は向上する。その他は実施例
1の改質装置と同じである。
【0026】実施例3.次に請求項3に対応する一実施
例を図3に基づいて説明する。図3において1〜25
は、図1と同一である。ただし、図1のエンドキャップ
3eのかわりに、薄板の多層構造からなる弾性エンドキ
ャップ28が設けられている。ただし、弾性エンドキャ
ップ28は単層構造でもよい。
【0027】次に実施例3の動作について説明する。実
施例3の改質装置も実施例1と同様、に内管3aと外管
3cの間で熱伸び差を生じる。この熱伸び差を弾性エン
ドキャップ28が吸収するため、改質反応管3や原料ガ
スマニフォールド18、改質ガスマニフォールド19の
応力の発生は抑えられる。弾性エンドキャップ28の肉
厚を0.3mm程度とすれば熱伸び差5mmにより、弾
性エンドキャップ28に発生する応力は40kgf/mm2
度に抑えることができる。一方、改質反応を維持しなが
ら弾性エンドキャップ28の温度を800℃程度以下に
制限して運転することは可能である。SUS310Sな
どの高温用ステンレス系材の800℃での低サイクル疲
労強度は100kgf/mm2程度あり、また薄板材の多層構
造とすることで耐圧強度、耐高温酸化に対する信頼性も
向上する。その他は実施例1の改質装置と同じである。
【0028】実施例4.次に請求項4に対応する一実施
例を図4に基づいて説明する。図4において1〜25
は、図1と同一である。ただし、図1の内管支持板21
のかわりに、薄板構造の内管弾性支持板21aが設けて
ある。
【0029】次に動作について説明する。実施例4でも
実施例1と同様に内管3aと外管3cの間で熱伸び差を
生じる。この熱伸び差を内管弾性支持板21aが吸収す
るため、改質反応管3や原料ガスマニフォールド18、
改質ガスマニフォールド19の応力の発生は抑えられ
る。内管弾性支持板21aの肉厚を4mm程度とし、内
管3aから原料ガスマニフォールド胴板22までの長さ
を150mm程度とすれば、熱伸び差5mmにより内管
弾性支持板21aに発生する応力は70kgf/mm2程度に
抑えることができる。一方、原料ガスマニフォールド1
8では原料ガスの温度は550℃以下である。SUS3
04、SUS316などの一般用のステンレス材の60
0℃での低サイクル疲労強度は150kgf/mm2程度であ
り、内管弾性支持板材の耐熱強度については問題はな
い。その他は実施例1の改質装置と同じである。
【0030】実施例5.次に請求項5に対応する改質装
置の一実施例を図5に基づいて説明する。図5において
1〜25は、図4と同一である。ただし、図4の外管支
持板23のかわりに、薄板構造の外管弾性支持板23a
が設けられている。
【0031】次に動作について説明する。実施例5でも
実施例1と同様に内管3aと外管3cの間で熱伸び差を
生じる。この熱伸び差は内管弾性支持板21aと外管弾
性支持板23aで分担して吸収されるため改質反応管3
や原料ガスマニフォールド18、改質ガスマニフォール
ド19の応力の発生は抑えられる。内管弾性支持板21
a、外管弾性支持板23aの肉厚を4mm程度とし、内
管3aから原料ガスマニフォールド胴板22までの長
さ、外管3cから改質ガスマニフォールド胴板24まで
の長さを150mm程度とすれば、熱伸び差5mmによ
り内管弾性支持板21a、外管弾性支持板23aに発生
する応力は実施例4で示した改質装置の半分の35kgf/
mm2程度に抑えることができる。一方、原料ガスマニフ
ォールド18では原料ガスの温度は550℃以下、改質
ガスマニフォールド19では改質ガスの温度は550℃
以下である。SUS304、SUS316などの一般用
のステンレス材の600℃での低サイクル疲労強度は1
50kgf/mm2程度であり、内管弾性支持板材、外管弾性
支持板材の耐熱強度については問題はない。その他は実
施例1の改質装置と同じである。
【0032】実施例6.次に請求項6に対応する一実施
例を図6に基づいて説明する。図6において1〜25
は、図1と同一である。29は高熱伝導材のサーマルア
ンカである。29aは内管3aと中間管3bを接続する
もので、例えば内管3aの外径側にブロック状のサーマ
ルアンカを複数個、放射状に配置し溶接しておき、中間
管3bを焼ばめする。29bは中間管3bと外管3cを
接続するもので、例えば中間管3bの外径側にブロック
状のサーマルアンカを複数個、放射状に配置し溶接して
おき、外管3cを焼ばめする。
【0033】次に実施例6の動作について説明する。実
施例6の構成によれば、燃焼ガスによる熱は燃焼ガスに
より加熱される内管3aからサーマルアンカ29aの熱
伝導により中間管3bへ伝熱し、中間管3bからサーマ
ルアンカ29bの熱伝導により外管3cへ伝熱する。内
管3aと外管3cの隙間は30mm程度であり、サーマ
ルアンカ29自身の熱抵抗による温度差は、最大でも2
0℃程度である。この熱伝導により内管3aと外管3c
の温度差は40℃程度にまで低減され、改質反応管3や
原料ガスマニフォールド18、改質ガスマニフォールド
19の応力の発生は抑えられる。その他は実施例1の改
質装置と同じである。
【0034】実施例7.次に請求項7に対応する改質装
置の一実施例を図7に基づいて説明する。図7において
1〜25は、図1と同一である。30は原料ガスマニフ
ォールド胴板22に設けた原料ガスマニフォールド胴板
ベローズである。原料ガスマニフォールド胴板ベローズ
30は原料ガスマニフォールド胴板22に溶接接続して
もよいし、原料ガスマニフォールド胴板22を曲げ加工
して設けてもよい。
【0035】次に動作について説明する。実施例7で
は、実施例1の改質装置と同様に内管3aと外管3cの
間で熱伸び差を生じる。この熱伸び差を原料ガスマニフ
ォールド胴板ベローズ30が吸収するため改質反応管3
や原料ガスマニフォールド18、改質ガスマニフォール
ド19の応力の発生は抑えられる。原料ガスマニフォー
ルド胴板ベローズ30の肉厚を2mm程度とすれば、熱
伸び差5mmにより原料ガスマニフォールド胴板ベロー
ズ30に発生する応力は70kgf/mm2程度に抑えること
ができる。一方、原料ガスマニフォールド18では原料
ガスの温度は550℃以下である。SUS304、SU
S316などの一般用のステンレス材の600℃での低
サイクル疲労強度は150kgf/mm2程度であり、原料ガ
スマニフォールド胴板ベローズ材の耐熱強度については
問題はない。その他は実施例1の改質装置と同じであ
る。
【0036】実施例8.次に実施例8の改質装置の一実
施例を図8に基づいて説明する。図8において1〜25
および30は、図7と同一である。31は改質ガスマニ
フォールド胴板24に設けた改質ガスマニフォールド胴
板ベローズである。改質ガスマニフォールド胴板ベロー
ズ31は改質ガスマニフォールド胴板24に溶接接続し
てもよいし、改質ガスマニフォールド胴板24を曲げ加
工して設けてもよい。
【0037】次に動作について説明する。実施例8の改
質装置も実施例1の改質装置と同様に内管3aと外管3
cの間で熱伸び差を生じる。この熱伸び差を原料ガスマ
ニフォールド胴板ベローズ30と改質ガスマニフォール
ド胴板ベローズ31が分担して吸収するため改質反応管
3や原料ガスマニフォールド18、改質ガスマニフォー
ルド19の応力の発生は抑えられる。 原料ガスマニフ
ォールド胴板ベローズ30と改質ガスマニフォールド胴
板ベローズ31の肉厚を2mm程度とすれば、熱伸び差
5mmにより原料ガスマニフォールド胴板ベローズ3
0、改質ガスマニフォールド胴板ベローズ31に発生す
る応力は実施例7の改質装置の半分の35kgf/mm2程度
に抑えることができる。一方、原料ガスマニフォールド
18では原料ガスの温度は550℃以下、改質ガスマニ
フォールド19では改質ガスの温度は550℃以下であ
る。SUS304、SUS316などの一般用のステン
レス材の600℃での低サイクル疲労強度は150kgf/
mm2程度であり、原料ガスマニフォールド胴板ベローズ
材、改質ガスマニフォールド胴板ベローズ材の耐熱強度
については問題はない。その他は実施例1の改質装置と
同じである。
【0038】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0039】この発明の請求項1に係る改質装置によれ
ば、燃料と空気を燃焼させることにより高温の燃焼ガス
を発生する燃焼装置、上記燃焼ガス空間を形成するため
の改質炉、上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記
内管の外側に同心状に配設された外管と、上記内管と上
記外管との間に同心状に配設された中間管と、上記内管
と上記中間管との間に形成され原料ガスが導入される第
1の環状部と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形
成された触媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成
され上記原料ガスが上記触媒層を流通することにより生
成される改質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管
と上記外管の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設
され、上記第1の環状部と上記第2の環状部とを連通
し、上記触媒層から流出する上記改質ガスを上記第2の
環状部に流入させるためのエンドキャップとからなる改
質反応管、上記内管を支持する内管支持板と胴板から成
り上記原料ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガス
マニフォールド、上記外管を支持する外管支持板と、胴
板と、上記中間管を支持する中間管支持板とから成り上
記改質ガスを上記第2の環状部から排出する改質ガスマ
ニフォールド、上記内管と上記内管支持板とを接続する
ベローズを備えたため、内管と外管の間に温度差が生じ
ても、その熱伸び差をベローズが吸収するので、改質反
応管やマニフォールドに発生する応力を低減でき、改質
装置の長寿命化や運転条件の範囲の拡大が可能となると
いう効果を奏する。
【0040】この発明の請求項2に係る改質装置によれ
ば、燃料と空気を燃焼させることにより高温の燃焼ガス
を発生する燃焼装置、上記燃焼ガス空間を形成するため
の改質炉、上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記
内管の外側に同心状に配設された外管と、上記内管と上
記外管との間に同心状に配設された中間管と、上記内管
と上記中間管との間に形成され原料ガスが導入される第
1の環状部と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形
成された触媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成
され上記原料ガスが上記触媒層を流通することにより生
成される改質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管
と上記外管の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設
され、上記第1の環状部と上記第2の環状部とを連通
し、上記触媒層から流出する上記改質ガスを上記第2の
環状部に流入させるためのエンドキャップとからなる改
質反応管、上記内管を支持する内管支持板と胴板とから
成り上記原料ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガ
スマニフォールド、上記外管を支持する外管支持板と、
胴板と、上記中間管を支持する中間管支持板とから成り
上記改質ガスを上記第2の環状部から排出する改質ガス
マニフォールド、上記外管と上記外管支持板とを接続す
るベローズを備えたため、第1の発明の効果に加えて、
ベローズの信頼性が向上するという効果を奏する。
【0041】この発明の請求項3に係る改質装置によれ
ば、燃料と空気を燃焼させることにより高温の燃焼ガス
を発生する燃焼装置、上記燃焼ガス空間を形成するため
の改質炉、上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記
内管の外側に同心状に配設された外管と、上記内管と上
記外管との間に同心状に配設された中間管と、上記内管
と上記中間管との間に形成され原料ガスが導入される第
1の環状部と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形
成された触媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成
され上記原料ガスが上記触媒層を流通することにより生
成される改質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管
と上記外管の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設
され、上記第1の環状部と上記第2の環状部とを連通
し、上記触媒層から流出する上記改質ガスを上記第2の
環状部に流入させるため薄板の単層もしくは多層体構造
を有するエンドキャップとからなる改質反応管、上記内
管を支持する内管支持板と胴板とから成り上記原料ガス
を上記第1の環状部に供給する原料ガスマニフォール
ド、上記外管を支持する外管支持板、胴板、上記中間管
を支持する中間管支持板から成り上記改質ガスを上記第
2の環状部から排出する改質ガスマニフォールドを備え
たため、内管と外管の間に温度差が生じても、その熱伸
び差を弾性エンドキャップが吸収するので、改質反応管
やマニフォールドに発生する応力を低減でき、改質装置
の長寿命化や運転条件の範囲の拡大が可能となるという
効果を奏する。
【0042】この発明の請求項4に係る改質装置によれ
ば、燃料と空気を燃焼させることにより高温の燃焼ガス
を発生する燃焼装置、上記燃焼ガス空間を形成するため
の改質炉、上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記
内管の外側に同心状に配設された外管と、上記内管と上
記外管との間に同心状に配設された中間管と、上記内管
と上記中間管との間に形成され原料ガスが導入される第
1の環状部と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形
成された触媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成
され上記原料ガスが上記触媒層を流通することにより生
成される改質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管
と上記外管の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設
され、上記第1の環状部と上記第2の環状部とを連通
し、上記触媒層から流出する上記改質ガスを上記第2の
環状部に流入させるためのエンドキャップとからなる改
質反応管、上記内管を支持する薄板の内管弾性支持板と
胴板とから成り上記原料ガスを上記第1の環状部に供給
する原料ガスマニフォールド、上記外管を支持する外管
支持板と、胴板と、上記中間管を支持する中間管支持板
とから成り上記改質ガスを上記第2の環状部から排出す
る改質ガスマニフォールドを備えたため、内管と外管の
間に温度差が生じても、その熱伸び差を内管弾性支持板
が吸収するので、改質反応管やマニフォールドに発生す
る応力を低減でき、改質装置の長寿命化や運転条件の範
囲の拡大が可能となるという効果を奏する。
【0043】この発明の請求項5に係る改質装置によれ
ば、燃料と空気を燃焼させることにより高温の燃焼ガス
を発生する燃焼装置、上記燃焼ガス空間を形成するため
の改質炉、上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記
内管の外側に同心状に配設された外管と、上記内管と上
記外管との間に同心状に配設された中間管と、上記内管
と上記中間管との間に形成され原料ガスが導入される第
1の環状部と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形
成された触媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成
され上記原料ガスが上記触媒層を流通することにより生
成される改質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管
と上記外管の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設
され、上記第1の環状部と上記第2の環状部とを連通
し、上記触媒層から流出する上記改質ガスを上記第2の
環状部に流入させるためのエンドキャップとからなる改
質反応管、上記内管を支持する薄板の内管弾性支持板と
胴板とから成り上記原料ガスを上記第1の環状部に供給
する原料ガスマニフォールド、上記外管を支持する薄板
の外管弾性支持板と、胴板と、上記中間管を支持する中
間管支持板とから成り上記改質ガスを上記第2の環状部
から排出する改質ガスマニフォールドを備えたため、内
管と外管の間に温度差が生じても、その熱伸び差を内管
弾性支持板と外管弾性支持板で分担して吸収するので、
第4の発明よりさらに2倍の熱伸び差を吸収でき、さら
に長寿命化と運転条件の範囲の拡大か可能となるという
効果を奏する。
【0044】この発明の請求項6に係る改質装置によれ
ば、燃料と空気を燃焼させることにより高温の燃焼ガス
を発生する燃焼装置、上記燃焼ガス空間を形成するため
の改質炉、上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記
内管の外側に同心状に配設された外管と、上記内管と上
記外管との間に同心状に配設された中間管と、上記内管
と上記中間管との間に形成され原料ガスが導入される第
1の環状部と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形
成された触媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成
され上記原料ガスが上記触媒層を流通することにより生
成される改質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管
と上記外管の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設
され、上記第1の環状部と上記第2の環状部とを連通
し、上記触媒層から流出する上記改質ガスを上記第2の
環状部に流入させるためのエンドキャップと、上記内管
と上記中間管との間および上記中間管と上記外管との間
に設けた高熱伝導材料のサーマルアンカとからなる改質
反応管、上記内管を支持する内管支持板と胴板とから成
り上記原料ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガス
マニフォールド、上記外管を支持する外管支持板と、胴
板と、上記中間管を支持する中間管支持板とから成り上
記改質ガスを上記第2の環状部から排出する改質ガスマ
ニフォールドを備えたため、内管と外管の間の温度差を
低減でき、改質反応管やマニフォールドに発生する応力
を低減でき、改質装置の長寿命化や運転条件の範囲の拡
大が可能となるという効果を奏する。
【0045】この発明の請求項7に係る改質装置によれ
ば、燃料と空気を燃焼させることにより高温の燃焼ガス
を発生する燃焼装置、上記燃焼ガス空間を形成するため
の改質炉、上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記
内管の外側に同心状に配設された外管と、上記内管と上
記外管との間に同心状に配設された中間管と、上記内管
と上記中間管との間に形成され原料ガスが導入される第
1の環状部と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形
成された触媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成
され上記原料ガスが上記触媒層を流通することにより生
成される改質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管
と上記外管の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設
され、上記第1の環状部と上記第2の環状部とを連通
し、上記触媒層から流出する上記改質ガスを上記第2の
環状部に流入させるためのエンドキャップとからなる改
質反応管、上記内管を支持する内管支持板とベローズを
有したベローズ胴板とから成り上記原料ガスを上記第1
の環状部に供給する原料ガスマニフォールド、上記外管
を支持する外管支持板と、胴板と、上記中間管を支持す
る中間管支持板とから成り上記改質ガスを上記第2の環
状部から排出する改質ガスマニフォールドを備えたた
め、内管と外管の間に温度差が生じても、その熱伸び差
をベローズが吸収するので、改質反応管やマニフォール
ドに発生する応力を低減でき、改質装置の長寿命化や運
転条件の範囲の拡大が可能となるという効果を奏する。
【0046】この発明の請求項8に係る改質装置によれ
ば、燃料と空気を燃焼させることにより高温の燃焼ガス
を発生する燃焼装置、上記燃焼ガス空間を形成するため
の改質炉、上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記
内管の外側に同心状に配設された外管と、上記内管と上
記外管との間に同心状に配設された中間管と、上記内管
と上記中間管との間に形成され原料ガスが導入される第
1の環状部と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形
成された触媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成
され上記原料ガスが上記触媒層を流通することにより生
成される改質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管
と上記外管の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設
され、上記第1の環状部と上記第2の環状部とを連通
し、上記触媒層から流出する上記改質ガスを上記第2の
環状部に流入させるためのエンドキャップとからなる改
質反応管、上記内管を支持する内管支持板とベローズを
有したベローズ胴板とから成り上記原料ガスを上記第1
の環状部に供給する原料ガスマニフォールド、上記外管
を支持する外管支持板と上記ベローズを有したベローズ
胴板と上記中間管を支持する中間管支持板とから成り上
記改質ガスを上記第2の環状部から排出する改質ガスマ
ニフォールドを備えたため、内管と外管の間に温度差が
生じても、その熱伸び差を2つのベローズか分担して吸
収するので、たとえば、請求項7の発明に比べさらに2
倍の熱伸び差を吸収できるなど、さらに長寿命化と運転
条件の範囲の拡大が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1を示す改質装置の断面図である。
【図2】 実施例2を示す改質装置の断面図である。
【図3】 実施例3を示す改質装置の断面図である。
【図4】 実施例4を示す改質装置の断面図である。
【図5】 実施例5を示す改質装置の断面図である。
【図6】 実施例6を示す改質装置の断面図である。
【図7】 実施例7を示す改質装置の断面図である。
【図8】 実施例8を示す改質装置の断面図である。
【図9】 従来の改質装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 改質炉、2 断熱材、3 改質反応管、3a 内
管、3b 中間管、3c外管、3d エンドキャップ、
4 第1の環状部、5 触媒層 6 第2の環状部、7
燃焼装置、7a 燃料管、7b 空気噴出口、7c
火炎、8 燃焼空間、9 充填材層、10 金網、11
燃焼ガスマニフォールド、12 断熱材、13 燃料
導入口、14 空気導入口、15 原料ガス導入口、1
6 改質ガス排出口、17 燃焼ガス排出口、18 原
料ガスマニフォールド、19 改質ガスマニフォール
ド、20 燃焼管、21 内管支持板、21a 内管弾
性支持板、22 原料ガスマニフォールド胴板、23
外管支持板、23a 外管弾性支持板、24 改質ガス
マニフォールド胴板、25 中間管支持板、26 内管
用ベローズ、27 外管用ベローズ、28 弾性エンド
キャップ、29 サーマルアンカ、29a 内管−中間
管用サーマルアンカ、29b 中間管−外管用サーマル
アンカ、30 原料ガスマニフォールド胴板ベローズ、
31 改質ガスマニフォールド胴板ベローズ。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料と空気を燃焼させることにより高温
    の燃焼ガスを発生する燃焼装置と、 上記燃焼ガス空間を形成するための改質炉と、 上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記内管の外側
    に同心状に配設された外管と、上記内管と上記外管との
    間に同心状に配設された中間管と、上記内管と上記中間
    管との間に形成され原料ガスが導入される第1の環状部
    と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形成された触
    媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成され上記原
    料ガスが上記触媒層を流通することにより生成される改
    質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管と上記外管
    の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設され、上記
    第1の環状部と上記第2の環状部とを連通し、上記触媒
    層から流出する上記改質ガスを上記第2の環状部に流入
    させるためのエンドキャップとからなる改質反応管と、 上記内管を支持する内管支持板と胴板から成り上記原料
    ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガスマニフォー
    ルドと、 上記外管を支持する外管支持板、胴板、上記中間管を支
    持する中間管支持板から成り上記改質ガスを上記第2の
    環状部から排出する改質ガスマニフォールドと、 上記内管と上記内管支持板とを接続するベローズと、 を備えたことを特徴とする改質装置。
  2. 【請求項2】 燃料と空気を燃焼させることにより高温
    の燃焼ガスを発生する燃焼装置と、 上記燃焼ガス空間を形成するための改質炉と、 上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記内管の外側
    に同心状に配設された外管と、上記内管と上記外管との
    間に同心状に配設された中間管と、上記内管と上記中間
    管との間に形成され原料ガスが導入される第1の環状部
    と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形成された触
    媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成され上記原
    料ガスが上記触媒層を流通することにより生成される改
    質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管と上記外管
    の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設され、上記
    第1の環状部と上記第2の環状部とを連通し、上記触媒
    層から流出する上記改質ガスを上記第2の環状部に流入
    させるためのエンドキャップとからなる改質反応管と、 上記内管を支持する内管支持板と胴板とから成り上記原
    料ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガスマニフォ
    ールドと、 上記外管を支持する外管支持板、胴板、上記中間管を支
    持する中間管支持板から成り上記改質ガスを上記第2の
    環状部から排出する改質ガスマニフォールドと、 上記外管と上記外管支持板とを接続するベローズと、 を備えたことを特徴とする改質装置。
  3. 【請求項3】 燃料と空気を燃焼させることにより高温
    の燃焼ガスを発生する燃焼装置と、 上記燃焼ガス空間を形成するための改質炉と、 上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記内管の外側
    に同心状に配設された外管と、上記内管と上記外管との
    間に同心状に配設された中間管と、上記内管と上記中間
    管との間に形成され原料ガスが導入される第1の環状部
    と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形成された触
    媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成され上記原
    料ガスが上記触媒層を流通することにより生成される改
    質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管と上記外管
    の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設され、上記
    第1の環状部と上記第2の環状部とを連通し、上記触媒
    層から流出する上記改質ガスを上記第2の環状部に流入
    させるため薄板の単層もしくは多層体構造を有するエン
    ドキャップとからなる改質反応管と、 上記内管を支持する内管支持板と胴板とから成り上記原
    料ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガスマニフォ
    ールドと、 上記外管を支持する外管支持板、胴板、上記中間管を支
    持する中間管支持板から成り上記改質ガスを上記第2の
    環状部から排出する改質ガスマニフォールドと、 を備えたことを特徴とする改質装置。
  4. 【請求項4】 燃料と空気を燃焼させることにより高温
    の燃焼ガスを発生する燃焼装置と、 上記燃焼ガス空間を形成するための改質炉と、 上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記内管の外側
    に同心状に配設された外管と、上記内管と上記外管との
    間に同心状に配設された中間管と、上記内管と上記中間
    管との間に形成され原料ガスが導入される第1の環状部
    と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形成された触
    媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成され上記原
    料ガスが上記触媒層を流通することにより生成される改
    質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管と上記外管
    の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設され、上記
    第1の環状部と上記第2の環状部とを連通し、上記触媒
    層から流出する上記改質ガスを上記第2の環状部に流入
    させるためのエンドキャップとからなる改質反応管と、 上記内管を支持する薄板の内管弾性支持板と胴板とから
    成り上記原料ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガ
    スマニフォールドと、 上記外管を支持する外管支持板、胴板、上記中間管を支
    持する中間管支持板から成り上記改質ガスを上記第2の
    環状部から排出する改質ガスマニフォールドと、 を備えたことを特徴とする改質装置。
  5. 【請求項5】 燃料と空気を燃焼させることにより高温
    の燃焼ガスを発生する燃焼装置と、 上記燃焼ガス空間を形成するための改質炉と、 上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記内管の外側
    に同心状に配設された外管と、上記内管と上記外管との
    間に同心状に配設された中間管と、上記内管と上記中間
    管との間に形成され原料ガスが導入される第1の環状部
    と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形成された触
    媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成され上記原
    料ガスが上記触媒層を流通することにより生成される改
    質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管と上記外管
    の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設され、上記
    第1の環状部と上記第2の環状部とを連通し、上記触媒
    層から流出する上記改質ガスを上記第2の環状部に流入
    させるためのエンドキャップとからなる改質反応管と、 上記内管を支持する薄板の内管弾性支持板と胴板とから
    成り上記原料ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガ
    スマニフォールドと、 上記外管を支持する薄板の外管弾性支持板、胴板、上記
    中間管を支持する中間管支持板から成り上記改質ガスを
    上記第2の環状部から排出する改質ガスマニフォールド
    と、 を備えたことを特徴とする改質装置。
  6. 【請求項6】 燃料と空気を燃焼させることにより高温
    の燃焼ガスを発生する燃焼装置と、 上記燃焼ガス空間を形成するための改質炉と、 上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記内管の外側
    に同心状に配設された外管と、上記内管と上記外管との
    間に同心状に配設された中間管と、上記内管と上記中間
    管との間に形成され原料ガスが導入される第1の環状部
    と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形成された触
    媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成され上記原
    料ガスが上記触媒層を流通することにより生成される改
    質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管と上記外管
    の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設され、上記
    第1の環状部と上記第2の環状部とを連通し、上記触媒
    層から流出する上記改質ガスを上記第2の環状部に流入
    させるためのエンドキャップと、上記内管と上記中間管
    との間および上記中間管と上記外管との間に設けた高熱
    伝導材料のサーマルアンカとからなる改質反応管と、
    上記内管を支持する内管支持板と胴板とから成り上記原
    料ガスを上記第1の環状部に供給する原料ガスマニフォ
    ールドと、 上記外管を支持する外管支持板、胴板、上記中間管を支
    持する中間管支持板から成り上記改質ガスを上記第2の
    環状部から排出する改質ガスマニフォールドと、 を備えたことを特徴とする改質装置。
  7. 【請求項7】 燃料と空気を燃焼させることにより高温
    の燃焼ガスを発生する燃焼装置と、 上記燃焼ガス空間を形成するための改質炉と、 上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記内管の外側
    に同心状に配設された外管と、上記内管と上記外管との
    間に同心状に配設された中間管と、上記内管と上記中間
    管との間に形成され原料ガスが導入される第1の環状部
    と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形成された触
    媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成され上記原
    料ガスが上記触媒層を流通することにより生成される改
    質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管と上記外管
    の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設され、上記
    第1の環状部と上記第2の環状部とを連通し、上記触媒
    層から流出する上記改質ガスを上記第2の環状部に流入
    させるためのエンドキャップとからなる改質反応管と、 上記内管を支持する内管支持板とベローズを有したベロ
    ーズ胴板とから成り上記原料ガスを上記第1の環状部に
    供給する原料ガスマニフォールドと、 上記外管を支持する外管支持板、胴板、上記中間管を支
    持する中間管支持板から成り上記改質ガスを上記第2の
    環状部から排出する改質ガスマニフォールドと、 を備えたことを特徴とする改質装置。
  8. 【請求項8】 燃料と空気を燃焼させることにより高温
    の燃焼ガスを発生する燃焼装置と、 上記燃焼ガス空間を形成するための改質炉と、 上記燃焼ガスが内部を流通する内管と、上記内管の外側
    に同心状に配設された外管と、上記内管と上記外管との
    間に同心状に配設された中間管と、上記内管と上記中間
    管との間に形成され原料ガスが導入される第1の環状部
    と、上記第1の環状部に触媒が充填されて形成された触
    媒層と、上記中間管と上記外管との間に形成され上記原
    料ガスが上記触媒層を流通することにより生成される改
    質ガスが流通する第2の環状部と、上記内管と上記外管
    の上記原料ガス導入側と反対側の一端に配設され、上記
    第1の環状部と上記第2の環状部とを連通し、上記触媒
    層から流出する上記改質ガスを上記第2の環状部に流入
    させるためのエンドキャップとからなる改質反応管と、 上記内管を支持する内管支持板とベローズを有したベロ
    ーズ胴板とから成り上記原料ガスを上記第1の環状部に
    供給する原料ガスマニフォールドと、 上記外管を支持する外管支持板、上記ベローズを有した
    ベローズ胴板、上記中間管を支持する中間管支持板から
    成り上記改質ガスを上記第2の環状部から排出する改質
    ガスマニフォールドと、 を備えたことを特徴とする改質装置。
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