JP2702269B2 - 記録紙搬送方法および装置 - Google Patents

記録紙搬送方法および装置

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JP2702269B2 JP2269161A JP26916190A JP2702269B2 JP 2702269 B2 JP2702269 B2 JP 2702269B2 JP 2269161 A JP2269161 A JP 2269161A JP 26916190 A JP26916190 A JP 26916190A JP 2702269 B2 JP2702269 B2 JP 2702269B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリ装置などの記録装置に好適に
実施される記録紙搬送方法および装置に関する。
従来の技術 従来からのファクシミリ装置などの記録装置では、紙
切れなどのため記録紙を交換する場合、第28図(1)に
示すように、記録紙カバー150を開き、ロール状記録紙1
51を収納空間152に収納する。そして第28図(2)に示
すように、記録紙151の先端をセツトする。すなわち、
第28図(3)に示すように記録紙ガイド153の隙間に記
録紙151の先端を挿入し、記録紙ガイド153の終端側から
僅かに引出すようにする。
またいわゆるサブフレーム方式形の記録紙装置では、
第29図(1)に示すようにサブフレーム154を開き、ロ
ール状記録紙151をプラテンローラ155上に置き、記録紙
151の先端がサブフレーム154から引出された状態となる
よう、サブフレーム154を第29図(2)に示すようにロ
ックする。なお、カッター付の記録装置の場合には、カ
ッターガイドの隙間に記録紙151の先端を通すことが行
われる。
発明が解決しようとする課題 上述の従来技術では、記録紙交換時には、記録紙カバ
ーを開けたり、あるいはまた記録紙の先端を細い隙間に
通すなどの作業が必要なため、迅速な記録紙の交換が行
えず、不便であった。
本発明の目的は、記録紙収納カセットを記録装置本体
に装着するだけで、自動的に記録紙を記録ヘッドとプラ
テン間に搬送することができるようにした記録紙搬送方
法および装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、記録装置本体に着脱自在な記録紙収納カセ
ットが装置本体に装着されているか否かを検出し、 記録紙収納カセットの装着検出時には、記録ヘッドと
プラテンローラ間の押圧状態を解除するとともに、プラ
テンローラを駆動するモータで記録紙収納カセットを駆
動して、記録紙収納カセット内の記録紙を搬送すること
を特徴とする記録紙搬送方法である。
また本発明は、記録紙先端を記録ヘッドとプラテンロ
ーラとの間に搬送する記録紙搬送装置において、 記録紙が収納され、記録装置本体に着脱自在で、かつ
プラテンローラ駆動モータにより駆動される記録紙収納
カセットと、 記録紙収納カセットが記録装置本体に装着されている
か否かを検出する検出手段と、 検出手段からの出力に応答して、記録紙収納カセット
が記録装置本体に装着されているとき、記録ヘッドとプ
ラテンローラとの間の押圧状態を解除する解除手段と、 検出手段からの出力に応答して、記録紙収納カセット
が記録装置本体に装着されているとき、プラテンローラ
駆動モータにより記録紙収納カセットを駆動して、記録
紙収納カセット内の記録紙を搬送する搬送手段とを含む
ことを特徴とする記録紙搬送装置である。
作 用 本発明に従えば、記録紙装置本体に記録紙を収納した
記録紙収納カセットが装着されると、検出手段によって
そのことが検出される。検出されると、解除手段によっ
て、記録ヘッドとプラテンローラ間の押圧状態が解除さ
れるとともに、プラテンローラ駆動用モータによって駆
動される記録紙収納カセット内の記録紙が搬送される。
これによって、記録紙の先端を、記録ヘッドとプラテン
ローラ間に自動的に搬送することができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例のファクシミリ装置1の
電気的構成を示すブロック図である。ファクシミリ装置
1には、公衆電話回線l1に接続される回線網制御回路2
が設けられている。この回線網制御回路2は、電話回線
l1とファクシミリ装置1との回転制御動作を行う。この
回線網制御回路2には、送話器および受話器を含むハン
ドセット3が設けられた通話を行うための電話手段4が
接続される。電話手段4には、フック状態検出回路5が
設けられる。フック状態検出回路5は、マイクロコンピ
ュータなどで構成される制御回路6に接続される。
制御回路6と前記配線網制御回路2との間には、モデ
ム7が設けられる。モデム7は、前記電話回線l1を介し
てファクシミリ装置1が送信/受信する搬送信号の変復
調を行う。
また制御回路6には、ダイヤルキーおよびスタートキ
ーなどを含む操作手段8と、ファクシミリ装置1に装填
された原稿の画像を光学的に読取るための読取手段9
と、電話回線l1を介して受信された画像データを記録す
るための記録手段10とがそれぞれ接続されている。
マイクロスイッチなどで構成される原稿検出手段11
は、原稿を検出すると検出信号を制御回路6に与える。
同様に、記録手段10に関連してカムセンサ12が設けら
れ、記録紙カセットの装着を有無を検出するためのカセ
ットセンサ13が設けられる。これらのセンサ12,13は、
検出信号を制御回路6にそれぞれ与える。
記録紙センサ14は、後述の第2図に示される記録紙24
の有無を検出する。ジャム検出手段15は、記録紙24がプ
ラテンローラに巻付いてしまうジャムを検出する。これ
らのセンサ14,15は、反射形光センサなどで構成され、
検出したとき信号を制御回路6に与える。
制御回路6は、受信時には、受信モータ制御回路16を
介して受信時駆動用モータ17を制御し、記録紙を搬送す
る。制御回路6は、画像データを記録手段10によって印
字などの記録をした後、カッタ18を能動化して記録紙を
切断する。制御回路6は、送信時には、送信モータ制御
回路19を介して送信時駆動用モータ20を正転させて原稿
を搬送する。モータ20は、受信時にも逆転させて記録手
段10における印字のために使用される。
表示手段21は、液晶表示装置などで構成され、操作手
段8の近傍に設けられ、制御回路6によって、各種のト
ラブル表示を含む情報が表示される。
第2図は、記録手段10およびカセット22の構成を示す
斜視図である。記録手段10は、記録装置本体であるファ
クシミリ装置1のキャビネット23の一端に形成され、カ
セット22が着脱自在に取付けられる。
カセット22内には、第7図に示すように、熱によって
発色し、記録を行うことができる表面24aを有する記録
紙24がロール状になってロール状記録紙25として収納さ
れる。ロール状記録紙25は、一対のスプール26a,26bに
よって保持される。一方のスプール26aは、スプール駆
動用歯車27と同軸に結合している。記録紙24の先端は、
カセット22の開口部28から記録手段10側に引出される。
カセット22は、その上部22aで開くことができ、ロール
状記録紙25を交換することができる。ロール状記録紙25
の交換のために、他方のスプール26b側でカセット22の
側方22bを開く構成も用いることができる。
記録手段10には、ゴムなどの弾性材料によって形成さ
れ、記録紙24を搬送するためのプラテンロール29が設け
られている。記録紙24は、プラテンローラ29と、サーマ
ルヘッド30とで挟持される。サーマルヘッド30には、プ
ラテンローラ29と対向する側に、複数の発熱素子31(後
述する第3図参照)が記録紙24の幅方向に配列されてい
る。プラテンローラ29を回転させて記録紙24を搬送する
のと同期して、発熱素子31を選択的に電力付勢して加熱
することによって、記録紙24上に画像データを印字する
ことができる。
サーマルヘッド30は、ばね32によってプラテンローラ
29に対して押圧される。ばね32は、支持板33によって支
持され、押圧カム34によって押圧力が調整される。押圧
カム34は、同一形状を有する3つのカムがカム軸35によ
って結合されている。
プラテンローラ29は、受信モータ17(第1図参照)か
ら歯車36を介して、プラテンローラ29と同軸に固定され
るプラテン駆動用の歯車37が駆動されることによって回
転する。歯車37の回転は、歯車38を介してカセット22内
のスプール駆動用の歯車27に伝達される。カセット22に
は、歯車38と歯車27とを、噛合させるための開口部22c
が設けられる。カム軸35は、モータ20(第1図参照)か
ら歯車39を介してカム駆動用の歯車40が駆動されること
によって回転する。カム軸35には、歯車40がワンウェイ
クラッチ41を介して固定されている。ワンウェイクラッ
チ41は、モータ20が送信時の逆方向に回転するときのみ
駆動力をカム軸35に伝達するために用いられる。
第3図は、第2図の矢符A方向から見た断面図であ
る。カセット22をキャビネット33に取付けるためには、
下端部42をキャビネット33に設けられる突起43に枢支す
る。次にカセット22の上端部44を矢符B方向に角変位さ
せて、ロック支承45に、キャビネット33側に設けられる
ロックばね46を嵌合させて固定する。キャビネット33に
カセット22が取付けられると、マイクロスイッチによっ
て構成されるカセットセンサ13から信号が導出される。
ロール状記録紙25から取出される記録紙24の先端は、
案内部材47を介してプラテンローラ29とサーマルヘッド
30との間に導かれる。案内部材47に沿って、記録紙セン
サ14が設けられる。記録紙センサ14は、光軸48に沿って
光を放射し、反射光を検出することによって、光軸48上
に記録紙24が存在するかどうかを検出する。サーマルヘ
ッド30は、押圧用のカム34によって、支持板33およびば
ね32を介してプラテンローラ29に対して押圧される。サ
ーマルヘッド30がプラテンローラ29に押圧される部分に
は、発熱素子31が配列されている。カム軸35には、カム
34と同軸に駆動部49が設けられる。駆動部材49は、カム
34が支持板33を押圧しているとき、マイクロスイッチに
よって構成されるカムセンサ12を能動化する。プラテン
ローラ29を介してサーマルヘッド30と対向する側には、
記録紙センサ14と同様の光反射形センサから構成される
ジャム検出手段15が設けられる。
第4図は、記録手段10における、サーマルヘッド30の
押圧機構を説明するための斜視図である。歯車39は、モ
ータ20(第1図参照)に連結しており、送信時の原稿送
りの場合は、モータ20が正方向に回転し、歯車39は矢符
C方向に回転し、カム34駆動用の歯車40は矢符E方向に
回転する。このときワンウェイクラッチ41が設けられて
いるので、歯車40からカム軸35へは駆動力が伝達されな
い。すなわち、歯車40が矢符E方向に回転するとき、カ
ム軸34は回転しない。モータ20が逆方向に回転すると、
歯車39が矢符D方向、および歯車40が矢符F方向にそれ
ぞれ回転し、ワンウェイクラッチ41を介してカム軸35が
回転する。カム34の回転位置は、第3図に示す駆動部材
49を介してカムセンサ12によって検出される。
第5図は、プラテンローラ29およびロール状記録紙25
を回転駆動する機構を示す斜視図である。歯車36は、モ
ータ17(第1図参照)に連結される。歯車36からは、プ
ラテン駆動用の歯車37、歯車38およびスプール駆動用の
歯車27にモータ17からの正方向および逆方向の回転力が
伝達される。歯車37は、回転軸に固定されている。その
回転軸にはプラテンローラ29が結合されている。歯車27
にはスプール26aを介して、ロール状記録紙25が固定さ
れている。したがって、モータ17の正逆回転に伴い、プ
ラテンローラ29およびロール状記録紙25が回転する。
第6図は、本実施例における動作の手順を説明するた
めの図である。
第6図(1)は、モータ20(第1図参照)が歯車39を
矢符G方向に駆動し、歯車40を矢符H方向に駆動し、ワ
ンウェイクラッチ41を介してカム34を角変位させ、支持
板33への押圧を解除する状態を示す。このとき、ロール
状記録紙25は静止状態である。
第6図(2)は、モータ20を停止し、プラテンローラ
29に対するサーマルヘッド30の押圧を解除した状態で、
モータ17(第1図参照)を正方向に回転駆動し、歯車36
〜38および27を、それぞれ矢符I,J,K,Lの方向に回転駆
動し、ロール状記録紙25を矢符M方向に回転させて、記
録紙24をプラテンローラ29の方に送る状態を示す。サー
マルヘッド30の押圧が解除されているので、記録紙24が
プラテンローラ29に到達しないときであっても、サーマ
ルヘッド30と接触したままプラテンローラ29を回転させ
ることができる。スプール26aとロール状記録紙25とは
摩擦力によって結合されている。したがってスプール26
aが回転駆動されると、ロール状記録紙25も回転駆動さ
れ、記録紙24がプラテンローラ29の方に送られる。記録
紙24がプラテンローラ29に到達した後では、記録紙24は
プラテンローラによって搬送される。
第6図(3)は、記録紙24がサーマルヘッド30とプラ
テンローラ29とによって挟持されて所定の位置に達し、
モータ17が停止され、モータ20が逆転されてカム34が角
変位され、プラテンローラ29に対してサーマルヘッド30
が押圧される状態を示す。このようにして、記録紙24に
対して画像データを印字するための準備が完了する。
第6図(4)は、ロール状記録紙25の径が大きいとき
の印字状態を示す。プラテンローラ29とスプール26aと
は歯車によって結合されているので、その回転数は一定
の関係を有する。この回転数の関係は、ロール状記録紙
25の直径が大きいときにその周速がプラテンローラ29の
周速とほぼ等しいように設定される。したがって、この
ときに記録紙24に加わる張力は小さい。
第6図(5)は、記録紙24が使用され、ロール状記録
紙25の直径が小さくなっている状態を示す。このときの
ロール状記録紙25の周速は、大直径時よりも小さくな
る。したがって、プラテンローラ29によって記録紙24が
引張され、ロール状記録紙25とスプール26aとの間の摩
擦力によって張力が大きく発生される。ロール状記録紙
25の直径が小さいときは、記録紙24はカールしやすいけ
れども、このように張力を強くかけることができると、
そのカールを矯正することができる。
第6図(6)は、印字を終了する状態を示す。記録紙
24は、プラテンローラ29とサーマルヘッド30との間で印
字が終了した後で搬送され、カッタ18によって切断され
る。この切断後にモータ20が逆転され、サーマルヘッド
30のプラテンローラ29に対する押圧が解除される。記録
紙センサ14によって、第7図に示す記録紙24の裏面24b
に設けられる記録紙終了を示すマーク24cが検出された
ときには、モータ17が逆転され、記録紙24はロール状記
録紙25に巻取られて、カセット22内に収納される。
本実施例においては、記録紙24に画像データを印字す
べきときに第6図(3)のようにサーマルヘッド30がプ
ラテンローラ29に対して押圧され、第6図(4)および
第6図(5)に示すようにして印字が行われる。印字終
了後は、第6図(6)に示すようにして、サーマルヘッ
ド30によるプラテンローラ29に対して押圧が解除され
る。このような押圧の解除は、本実施例におけるような
押圧力の減少のみではなく、サーマルヘッド30がプラテ
ンローラ29から離反するようにしてもよいことは勿論で
ある。
第8図はロール状記録紙25、スプール26aおよび歯車2
7の関係を示す断面図、第9図はスプール26aの斜視図で
ある。ロール状記録紙25の内周側には、円筒状の芯25a
が用いられている。スプール26aから芯25aへの回転力の
伝達は、スプール26aに設けられる摩擦結合部26cを介し
て行われる。摩擦結合部26cは、芯25aの内周面に当接す
るようにばね性が付与されている。このようにすること
によって、ロール状記録紙25の直径に対応して、第10図
の実線l aに示すように、張力を大きく変化させて作用
させることができる。第10図の破線l bに示すのは、歯
車27を用いず、ロール状記録紙25を単にスプール26a,26
bによって回転可能に保持する場合の張力の変化であ
る。本実施例においては張力は変化が大きく、記録紙の
カールの補正が容易である。
第11図は、記録紙24を印字可能な状態にセットするま
での過程を説明するためのフローチャートである。この
フローチャートは、第6図(1)〜第6図(3)に対応
する。制御回路6は、ステップm1からステップm2におい
て、カセットセンサ13の出力によってカセット22の装着
の有無を判断する。カセット22が装着されると、ステッ
プm3に移る。
ステップm3からステップm10までは第6図(1)に示
す動作に対応する。ステップm3においては、カムセンサ
12によってカム34の角変位位置が検出される。カムセン
サ12は、マイクロスイッチによって、カム34が押圧状態
であることを検出したときにのみ導通するように構成さ
れている。したがって、カムセンサ12が導通しないとき
はカム34の正確な位置が不明であるので、ステップm4に
移る。ステップm4においては、モータ20が逆転される。
モータ20としてはステッピングモーターが使用される。
モータ20を逆転させるためのパルス駆動が行われると、
ステップm5においてカムセンサ12の導通/遮断が判断さ
れる。カムセンサ12が遮断しているときは、ステップm6
に移り、モータ20を逆転させるためのモータステップ数
が750と比較される。モータステップ数が750以下のとき
にはステップm4に戻る。モータステップ数が750を越え
るとステップm7に移り、表示手段21によってトラブル表
示が行われる。このモータステップ数750は、カム軸35
が1回転するのに要するステップ数であり、この値を越
えると、なんらかの異常があったものとみなされる。ス
テップm3またはステップm5においてカムセンサ12が導通
すると、ステップm8に移り、モータ20が375ステップだ
け逆転される。この375ステップは、カム軸35を半分だ
け回転させるために必要なステップ数であり、カム34は
押圧状態から半回転される。次にステップm9においてカ
ムセンサ12が遮断していることを確認する。カムセンサ
12が導通状態のままであるときは、異常であるので、ス
テップm10においてトラブル表示が行われる。
ステップm11からステップm16までは第6図(2)に対
応する。ステップm11において、モータ17が正方向に回
転され、歯車27を介してロール状記録紙25が回転され、
記録紙24が繰出される。記録紙24が第3図示の案内部材
47に沿って記録紙センサ14の光軸48に達すると、記録紙
24の裏面24bは白色であるので、記録紙センサ14に対す
る反射光が増加し、記録紙センサ14は記録紙検出状態と
なる。ステップm12において記録紙センサ14が記録紙非
検出状態であるときは、ステップm13に移る。モータ17
もステッピングモータによって構成されるので、モータ
ステップ数が800を越えているか否かが判断される。こ
のモータステップ数の800という値は、カセット22の開
口部28から引出された状態の記録紙24が、案内部材47に
沿って光軸48に充分に達し得るステップ数である。した
がってモータステップ数がこの値を越えているときは、
ステップm14に移り、トラブル表示が行われる。ステッ
プm12において記録紙センサ14が記録紙検出状態となっ
ていることが確認されると、ステップm15に移り、モー
タ17が1829ステップだけ正方向に回転される。これによ
って、記録紙24がプラテンローラ29とサーマルヘッド30
との間に一定量だけ繰出される。
ステップm16からステップm19までは第6図(3)に対
応する。ステップm16においてモータ20が逆転され、サ
ーマルヘッド30の押圧が開始される。ステップm17にお
いてカムセンサ12の導通/遮断が判断される。カムセン
サ12が遮断のときは、カム34がサーマルヘッド30を押圧
する位置にはないときであり、ステップm18において、
モータステップ数が750と比較される。750という値は、
前述のようにカム軸35が1回転するためのステップ数で
あり、ステップ数がこの値以下であるときはステップm1
6に戻り、さらにモータ20が逆転される。ステップm18に
おいて、モータステップ数が750を越えているときは、
ステップm19においてトラブル表示が行われる。ステッ
プm17においてカムセンサ12が導通状態になれば、サー
マルヘッド30がプラテンローラ29に対して押圧状態とな
り、次のステップm20において印字が行われる。
本実施例においては、ステップm15が終了した段階で
待機状態となり、ステップm16以降は印字が行われる際
に実行される。また、モータステップ数として示した数
値は、各歯車の歯数などによって異なる値となることは
勿論である。
第12図は、本実施例における印字動作を説明するため
のフローチャートである。制御回路6は、ステップn1か
らステップn2において、第11図のフローチャートにおけ
るステップm15終了状態で待機する。第1図の公衆電話
回転l1から回線網制御回路2およびモデム7を介して画
像データが受信されるか、操作手段8においてコピーの
要求がなされるまで待機状態が継続される。ここでコピ
ーとは、原稿を読取手段9によって画像データとして読
取り、記録手段10によって記録紙24に印字することをい
う。この機能によって、原稿を送信する前にどのように
印字されるかを予め確認することができる。ステップn3
において、受信またはコピーを要求する信号が検出され
ないときは、ステップn2に戻り、待機状態が継続する。
ステップn3において受信またはコピーを要求する信号が
検出されたときには、ステップn4に移る。ステップn4に
おいては、モータ20の逆転が行われ、カム34を角変位さ
せてサーマルヘッド30をプラテンローラ29に対して押圧
する。記録紙24がサーマルヘッド30とプラテンローラ29
との間で押圧挟持される状態で、ステップn5において発
熱素子31が駆動され、印字が行われる。ステップn6にお
いては、印字終了指示の有無が判断される。印字終了の
指示がないときは、ステップn5に戻り、印字が継続され
る。ステップn6における印字終了の指示は、制御回路6
が受信される画像データの終了信号を検出するか、コピ
ーされる画像データの終了を検出することによって行わ
れる。ステップn6において印字終了の指示が行われる
と、ステップn7に移り、モータ20が逆方向に回転され、
サーマルヘッド30のプラテンローラ29に対する押圧が解
除される。次にステップn8に移り、ステップn2と同様の
待機状態となる。
本実施例においては、カム34の角変位によって、サー
マルヘッド30のプラテンローラ29に対する押圧力が変化
するけれども、記録紙24を挟持する状態は継続される。
したがって、プラテンローラ29の回転による記録紙24の
搬送が円滑に行われる。ステップn2またはステップn8の
待機状態において、サーマルヘッド30がプラテンローラ
29から離れるように構成してもよいことは勿論である。
第13図および第14図は、カセット22を取付けるための
他の構成を示す。第13図はキャビネット23側の構成を示
す斜視図である。第14図はキャビネット23にカセット22
が取付けられる状態を示す断面図である。キャビネット
23の上部には、ロックばね46が設けられ、下部には、突
起43が一体に形成される。キャビネット23には、記録紙
24を導入するための開口部50が設けられている。装着時
に、カセット22とキャビネット23とは、平面状の側面で
接合される。接合部の下部は、カセット22の下端部42に
設けられる凹所にキャビネット23の突起43によって枢支
される。カセット22の上端部44は、ロック承部45がキャ
ビネット23に取付けられるロックばね46によって固定さ
れる。
第15図は、記録紙24の搬送のための他の構成を示す。
ロール状記録紙25からプラテンローラ29に到達する途中
に、逆V字状に屈曲されたカール補正板51が設けられ
る。このようなカール補正板51を設けることによって、
記録紙24のカールに対する矯正を充分に行うことができ
る。
本実施例においては、サーマルヘッド30の押圧のため
に、送信時に駆動するためのモータ20を逆転させて用い
ているけれども、別に専用のモータを設けたり、プラン
ジャなどを用いる他の構成であってもよいことは勿論で
ある。本実施例のように、モータ20を逆転させて用いる
ことによって、小形軽量化および製造コストの低減を図
るこおができる。また、サーマルヘッド30を固定してお
いて、プラテンローラ29をサーマルヘッド30に押しあて
るようにしてもよいことは勿論である。
キャビネット23の外部にカセット22を設けることによ
って、ロール状記録紙25の交換を手早く行うことができ
る。
さらに、複数のカセット22を用意しておけば、記録紙
24の交換に要する時間をさらに少なくすることができ、
印字すべき画像データの受信の途中で記録紙24の交換の
必要が生じたときなどにおける受信の中断時間を短くす
ることができる。さらに記録紙24をサーマルヘッド30と
プラテンローラ29で挟持した状態で移動することができ
るので、移動のための準備も簡単にすることができ、移
動後にはそのまま使用することができる。
第16図は本発明の他の記録紙搬送機構における斜視図
であり、第17図は第16図におけるプラテンローラ29の端
部付近の斜視図である。この実施例は、1つのモータに
よってサーマルヘッド30の解除およびロール状記録紙25
の搬送を行うものである。したがって、上述した実施例
における送信、受信モータ17,20に代えて、モータ60が
備えられる。また、前述の実施例における受信モータ17
に連結される歯車36は省略される。
モータ60からの駆動力は、歯車61に伝達される。この
歯車61には、ワンウェイクラッチ62を有する歯車63と噛
合う。この歯車63は、ワンウェイクラッチ41を有する歯
車40に噛合う。2つのワンウェイクラッチ62,41は、そ
の駆動方向は同方向であり、すなわちワンウェイクラッ
チ62,41は、それぞれ回転方向Eが駆動方向となり、回
転方向Fではワンウェイクラッチを介する駆動力が遮断
される。
第18図は、第16図および第17図の記録紙搬送機構のヘ
ッド解除の動作を説明するための図である。第18図
(1)はプラテンローラ29の一端側(歯車63側)から見
た図であり、第18図(2)はプラテンローラ29の他端側
から見た図である。カセット22が装置本体に装着される
と、モータ60が逆転方向に駆動され、これにより歯車61
が第18図(1)に示すように、矢符65方向に回転する。
これによって、歯車63が矢符66方向に回転する。この回
転方向66は、ワンウェイクラッチ62の駆動方向とは異な
るため、回転駆動力がプラテンローラ29に伝達されず、
プラテンローラ29は静止している。歯車63の回転によ
り、歯車40は矢符67方向に回転する。この回転方向67
は、ワンウェイクラッチ41の駆動方向と同一であるた
め、ワンウェイクラッチ41を介してカム軸35に伝達され
る。これによってカム34は角変位し、支持板33への押圧
力を解除する状態となる。
一方、プラテンローラ29は、静止しているため第18図
(2)に示すうように、歯車37も停止している。したが
って、歯車38、スプール駆動用歯車27もまた停止してお
り、記録紙25もまた静止した状態である。
第19図は、第16図および第17図の記録紙搬送機構にお
ける記録紙の搬送動作を示す図である。第19図(1)は
プラテンローラ29の一端側から見た図であり、第19図
(2)は他端側から見た図である。第18図において、サ
ーマルヘッド30の解除状態が行われた後、モータ60は正
転方向に駆動され、これにより歯車61が矢符68の方向に
駆動する。これによって、歯車63は矢符69方向に回転す
る。この回転方向69は、ワンウェイクラッチ62の駆動方
向と同一であるため、ワンウェイクラッチ62を介してプ
ラテンローラ29に回転力が伝達される。歯車63の回転に
よって、歯車40は矢符70方向に回転する。この回転方向
70は、ワンウェイクラッチ41の駆動方向とは逆方向であ
るため、回転駆動力はカム軸35に伝達されない。そのた
めカム34は静止した状態、すなわちヘッド解除状態を維
持したままである。
一方、プラテンローラ29が回転することによって第19
図(2)に示すように、歯車37が矢符71方向に回転す
る。これによって歯車38は矢符72方向に回転し、歯車27
は矢符73方向に回転する。これによって記録紙25は、紙
送りされる。
第20図は、ヘッド30を押圧する動作を示す図である。
第19図において記録紙25が搬送され、プラテンローラ29
とヘッド30との間の所定位置に達するとモータ60が停止
する。そして、モータ60は再び逆転駆動する。これによ
って歯車61は第20図(1)に示す矢符65方向に回転す
る。これによって、ローラ63は矢符66方向に回転し、こ
のとき前述したように回転方向66は、ワンウェイクラッ
チ62の駆動方向とは逆方向であるため回転駆動力はプラ
テンローラ29に伝達されず、プラテンローラ29は静止し
た状態である。一方、歯車63の回転によって歯車40が矢
符67方向に回転する。この回転方向67は、前述したよう
にワンウェイクラッチ41の駆動方向であるため、回転駆
動力がカム軸35に伝達され、カム34は角変位し、支持板
33を介してヘッド30をプラテンローラ29側に押圧する。
これによって、記録紙25はヘッド30とプラテンローラ29
間で挟持された状態となる。なおこのような状態におい
て、プラテンローラ29が回転しないため、第20図(2)
に示すように歯車37は静止したももである。したがっ
て、歯車38、歯車27も同様に静止したままである。した
がって、記録紙25は静止した状態である。このようにし
て、記録紙25の先端がヘッド30とプラテンローラ29間で
挟持され、記録紙25の搬送が静止した状態となり、画像
データを記録紙25に対して印字するための準備が完了す
る。
第21図および第22図は、第16図および第17図における
記録紙搬送機構の印字時における動作を示す図である。
第21図はロール状記録紙25の径が大きいときの印字状態
を示し、第22図はロール状記録紙25の径が小さいときの
印字状態を示す図である。第21図(1)に示すように印
字時にモータ60が正転駆動され、歯車61が矢符68方向に
回転し、プラテンローラ29は矢符69方向に回転する。な
お、このときカム軸35は回転せず、したがってヘッド押
圧状態を維持したままである。したがって、記録紙25は
ヘッド30とプラテンローラ29間に挟持されて、プラテン
ローラ29の回転に応じて搬送される。一方、第21図
(2)に示すように、プラテンローラ29とスプール26a
とは歯車によって結合されているので、その回転数は一
定の関係を有する。この回転数の関係は、ロール状記録
紙25の直径が大きいときに、その周速がプラテンローラ
29の周速とほぼ等しいように設定される。したがって、
このとき記録紙24に加わる張力は小さい。
一方記録紙24が使用され、ロール状記録紙25の直径が
小さくなっている第22図の状態では、ロール状記録紙25
の周速は大直径時よりも小さくなる。したがって、プラ
テンローラ29によって記録紙24に大きなテンションが加
わり、ロール状記録紙25とスプール26aとの間の摩擦力
によって張力が大きく発生される。ロール状記録紙25の
直径が小さいときは、記録紙24はカールしやすいけれど
も、このように張力を強くかけることができるとそのカ
ールを矯正することができる。
第23図は、記録紙25の紙長さが印字を行うことができ
る長さでないようになった場合のヘッド解除動作を示す
図である。印字が終了し、印字された記録紙がカツタ18
によって切断された後は、モータ60が逆転される。これ
によって、サーマルヘッド30のプラテンローラ29に対す
る押圧が解除される。
このようにして、1つのモータ60によって第16図およ
び第17図に示す記録紙搬送機構によってもまた、ヘッド
30とプラテンローラ29間との押圧状態を解除し、記録紙
25の先端をプラテンローラ29とヘッド30間に自動的に搬
送してその後、ヘッドを再び押圧状態にして印字準備状
態にすることができる。また、記録紙の使用によって記
録紙25が印字を行うことができる程度の長さでなくなっ
たときヘッド解除状態にすることができる。
第24図は本発明のさらに他の実施例の記録紙搬送機構
の斜視図であり、第25図はその断面図である。この実施
例は前述の実施例の類似し、対応する部分には同一の参
照符を付す。この実施例では、単一のモータ60によって
駆動される。この実施例では、前述の第2図に示す実施
例における歯車39、歯車37が省略され、歯車37に代えて
ワンウェイクラッチ80を有する歯車81が用いられる。こ
の歯車81は歯車38に噛合い、歯車38は歯車27は噛合う。
この実施例におけるスプール26aには、第25図に示すよ
うに、外方側(第25図の左方側)に延びる軸部26a1が設
けられている。この軸部26a1には、歯車27が軸部26a1に
対して回転自在に装着されている。軸部26a1の端部に
は、ラチェット歯車90が係止片91によって軸部26a1に固
定されている。ラチェット歯車90には、ラチェット爪92
が係合している。このラチェット爪92は、ばね93によっ
てラチェット歯車90と係合する方向にばね付勢されてい
る。ラチェット歯車90と歯車27間には、捩りばね96が介
在される。この捩りばね96は、軸部26a1に外装される。
したがって、歯車27の回転時には、捩りばね96を介して
回転駆動力がラチェット歯車90に伝達される。
第26図は、第24図および第25図に示す記録紙搬送機構
の動作を示す図である。第26図(1)はヘッド解除状態
を示し、第26図(2)は記録紙送り状態を示し、第26図
(3)はヘッド押圧状態を示す。第26図(1)を先ず参
照して、カセット22が装置本体に装着されると、モータ
60が逆転方向に駆動される。これによって、歯車36は矢
符100方向に回転駆動され、歯車81は矢符101方向に回転
駆動される。このとき回転方向101は、ワンウェイクラ
ッチ80の駆動方向とは逆方向であるため、プラテンロー
ラ29に回転駆動力が伝達されず、プラテンローラ29は静
止したままである。一方、歯車81の回転によって歯車40
が矢符102方向に回転する。この回転方向102は、ワンウ
ェイクラッチ41の駆動方向であるため、回転駆動力がカ
ム軸35に伝達され、これによってカム34は角変位してヘ
ッド30への押圧力が解除される。また、歯車81の回転に
よって歯車38が矢符103方向に回転する。これによっ
て、歯車27が矢符104方向に回転する。この回転方向104
では、ラチェット歯車90とラチェット爪92とがロック状
態となるためスプール26aは回転せず、したがって記録
紙25は静止した状態である。
次に、第26図(2)を参照してモータ60が停止し、そ
の後正転方向に回転駆動される。これによって、歯車36
は矢符105方向に回転する。これによって、歯車81は矢
符106方向に回転し、このとき回転方向106はワンウェイ
クラッチ80の駆動方向であるため、回転駆動力がプラテ
ンローラ29に伝達され、プラテンローラ29が回転する。
また、歯車81の回転により、歯車40が矢符107方向に回
転する。このとき回転方向107は、ワンウェイクラッチ4
1の駆動方向とは逆方向であるため、回転駆動力はカム
軸35に伝達されず、したがってヘッド解除状態を維持し
たままである。一方、歯車81の回転により歯車38が矢符
108方向に回転し、これにより歯車27が矢符109方向に回
転する。歯車27の回転によって、捩りばね96を介してラ
チェット歯車90に回転駆動力が伝達される。歯車90が矢
符109方向へ回転するときは、ラチェット歯車90とラチ
ェット爪92とは、ロック状態が解除されている。したが
って、ラチェット歯車90は、矢符109方向への回転が許
容され、そのためスプール26aは矢符109方向へ回転する
これによって、ロール状記録紙25の紙送りが達成され
る。
第26図(3)を参照して、ヘッド押圧状態を説明す
る。記録紙25の先端がヘッド30とプラテンローラ29間の
所定位置に達するとモータ60は停止し、続いて逆回転方
向に駆動される。これによって歯車81は矢符101方向に
回転し、したがってプラテンローラ29は回転するがカム
35は回転せず、ヘッド押圧状態が維持される。
一方、歯車81の回転により歯車38を介して歯車27が矢
符104方向に回転する。このとき、ラチェット歯車90と
ラチェット爪92とは、ロック状態となる。したがってス
プール26aは回転せず、記録紙25の搬送は停止する。
このようにして、第26図(1)〜(3)の動作によっ
て印字準備状態を達成することができる。第26図(4)
および第26図(5)は、印字動作を示す図である。第26
図(4)は、ロール状記録紙25の径が大きいときの状態
を示し、第26図(5)はロール状記録紙25の直径が小さ
くなっている状態を示す。前述の実施例と同様に、この
ようなラチェット歯車90およびラチェット爪92を用いた
構成においてもまたロール状記録紙25の直径が大きいと
きに、その周速がプラテンローラ29の周速とほぼ等しい
ように設定されている。したがって、このときに記録紙
24に加わる張力は小さい。
一方、記録紙24が使用されロール状記録紙25の直径が
小さくなった場合には、ロール状記録紙25の周速は大直
径時よりも小さくなる。したがって、前述の実施と同様
にロール状記録紙25の直径が小さいときに張力を強くか
けることができ、そのカールを矯正することができる。
次に、第26図(6)を参照して記録紙終了時の動作に
ついて説明する。記録紙24の記録紙終了マーク24cが検
出されると、モータ60は逆転される。これによって、歯
車81は矢符101方向に回転し、これによりプラテンロー
ラ29の回転は停止する。また、歯車81の回転により歯車
40が矢符102方向に回転する。これによってカム軸35が
回転し、カム34が角変位する。そのため、ヘッドの押圧
力が解除される。
一方、歯車81の回転により歯車38を介して歯車27が矢
符104方向に回転する。しかしながらこの場合、ラチエ
ット歯車90とラチエット爪92とは、ロック状態となって
いるためスプール26aは駆動されない。
このようにして第24図および第25図の構成によっても
また、記録紙を自動的に搬送することができる。なお、
ねじりばね96、ラチエット歯車90およびラチェット爪92
に代えて、ワンウェイクラッチを用いるようにしてもよ
い。
第28図は、記録紙搬送機構のさらに他の実施例の構成
を示す斜視図である。補助ローラ110が、装置本体側に
取付けられている。この補助ローラ110の回転軸には、
同軸に歯車111が固着されている。この歯車111は、プラ
テンローラ29に関連して設けられる歯車37に噛合う。し
たがって、プラテンローラ回転時には歯車37、歯車111
を介して駆動力が伝達され、補助ローラ110は回転す
る。一方、ロール状記録紙25に搬送力を与えるための大
略的にL字状の板ばね112がカセット22に取付けられて
いる。この板ばね112は、カセット22が装置本体に装着
されたときに補助ローラ110の表面に圧接する。したが
って、プラテンローラ29が回転したとき、補助ロール11
0と板ばね112間で記録紙25に対して搬送力が与えられ、
これによって記録紙25を搬送することができる。
前述の実施例においては、記録装置としてファクシミ
リ装置の受信部に本発明を適用しているけれども、他の
各種データの記録装置であってもよいことは勿論であ
る。
発明の効果 以上のように本発明によれば、記録紙収納カセットが
装置本体に装着されたときプラテンローラと記録ヘッド
との押圧状態を解除し、プラテンローラ駆動モータの駆
動によって記録紙を自動的にプラテンローラと記録ヘッ
ド間へ搬送することが可能となる。したがって、従来に
比べて迅速かつ容易に記録紙交換作業を行うことができ
る。しかもモータを兼用するので、小型化とコストダウ
ンも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のファクシミリ装置1の電気
的構成を示すブロック図、第2図は記録手段10およびカ
セット22に関連する構成を示す斜視図、第3図は第2図
示の矢符A方向から見た断面図、第4図はサーマルヘッ
ド30の押圧機構を示す斜視図、第5図はプラテンローラ
29およびロール状記録紙25の回転駆動機構を示す斜視
図、第6図は本実施例の動作の手順を説明するための
図、第7図は記録紙24の終了マーク24cを示す斜視図、
第8図はロール状記録紙25の駆動機構を示す断面図、第
9図はスプール26aの斜視図、第10図は記録紙24に働く
張力を示すグラフ、第11図および第12図は本実施例の動
作を説明するためのフローチャート、第13図はカセット
22を装着するためのキャビネット23の他の構成を示す斜
視図、第14図は第13図示の構成によってカセット23が装
着される状態を示す断面図、第15図は記録紙24のカール
補正のための他の構成を示す図第16図はワンモータ方式
の記録紙搬送機構の一方の側面側から見た斜視図、第17
図は16図の図示の実施例における他方側から見た斜視
図、第18図は第16図および第17図示の実施例におけるヘ
ッド解除動作を示す図、第19図は第16図および第17図示
の実施例における記録紙送りの状態を示す図、第20図は
第16図および第17図示の実施例におけるヘッド押圧動作
を示す図、第21図は第16図および第17図示の実施例にお
けるロール状記録紙が大径時における印字状態を示す
図、第22図は第16図および第17図示の実施例における記
録紙が小径時における印字動作を示す図、第23図は第16
図および第17図示の実施例におけるヘッド解除動作を示
す図、第24図は記録紙搬送機構のさらに他の実施例の斜
視図、第25図は第24図の断面図、第26図は第24図示の実
施例におけるヘッド解除・記録紙送り・ヘッド押圧・印
字動作・ヘッド再解除動作の各動作を示す図、第27図は
記録紙搬送機構のさらに他の実施例の斜視図、第28図は
第1の従来例の動作を示す図、第29図は第2の従来例の
動作を示す図である。 1……ファクシミリ装置、2……回線網制御回路、6…
…制御回路、7……モデム、12……カムセンサ、13……
カセットセンサ、14……記録センサ、15……ジャム検出
手段、17,20,60……モータ、22……カセット、24……記
録紙、25……ロール状記録紙、26a,26b……スプール、2
7,37,40,61,63,111……歯車、29……プラテローラ、30
……サーマルヘッド、31……発熱素子、32……ばね、33
……支持板、34……カム、35……カム軸、41,62,80……
ワンウェイクラッチ、90……ラチェット歯車、93,96…
…コイルばね、110……補助ローラ、112……板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 514 G03G 15/00 514

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録装置本体に着脱自在な記録紙収納カセ
    ットが装置本体に装着されているか否かを検出し、 記録紙収納カセットの装着検出時には、記録ヘッドとプ
    ラテンローラ間の押圧状態を解除するとともに、プラテ
    ンローラを駆動するモータで記録紙収納カセットを駆動
    して、記録紙収納カセット内の記録紙を搬送することを
    特徴とする記録紙搬送方法。
  2. 【請求項2】記録紙先端を記録ヘッドとプラテンローラ
    との間に搬送する記録紙搬送装置において、 記録紙が収納され、記録装置本体に着脱自在で、かつプ
    ラテンローラ駆動モータにより駆動される記録紙収納カ
    セットと、 記録紙収納カセットが記録装置本体に装着されているか
    否かを検出する検出手段と、 検出手段からの出力に応答して、記録紙収納カセットが
    記録装置本体に装着されているとき、記録ヘッドとプラ
    テンローラとの間の押圧状態を解除する解除手段と、 検出手段からの出力に応答して、記録紙収納カセットが
    記録装置本体に装着されているとき、プラテンローラ駆
    動モータにより記録紙収納カセットを駆動して、記録紙
    収納カセット内の記録紙を搬送する搬送手段とを含むこ
    とを特徴とする記録紙搬送装置。
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