JP2700333B2 - 7/8nrzi符号変換方法 - Google Patents

7/8nrzi符号変換方法

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JP2700333B2
JP2700333B2 JP1018243A JP1824389A JP2700333B2 JP 2700333 B2 JP2700333 B2 JP 2700333B2 JP 1018243 A JP1018243 A JP 1018243A JP 1824389 A JP1824389 A JP 1824389A JP 2700333 B2 JP2700333 B2 JP 2700333B2
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哲史 糸井
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、映像や音声のディジタル処理に適した7/
8NRZI符号変換方法(SEM変調方式)に関する。
[従来の技術] 映像信号のディジタル化によるメリットは大きく、画
質改善に止どまらず、コンピュータグラフィックスと結
び付いた複雑な画像処理を可能にするまでに至ってい
る。一方、映像信号の記録面からも、信号劣化のほとん
どないディジタル記録は注目されており、家庭用のビデ
オテープレコーダにもディジタル化の波が押し寄せつつ
ある。
一般に、家庭用に限らず業務用を含め、こうしたディ
ジタル記録方式のビデオテープレコーダでは、ビデオデ
ータを符号圧縮によりデータ長を短縮したり、画像の動
きに合わせて圧縮モードを切り替えるなどの方法により
記録帯域を圧縮する方法が用いられる。通常、1フィー
ルドの画像は、複数のブロックに分解され、各ブロック
をマトリクス状に区画して得られる複数の画素ごとに、
指定されたモードに応じた量子化ビット数をもって標本
化するのが普通である。
この種のビデオデータ処理方式では、第7図に示した
ように、1フィールドの画像を2550分割して得られるブ
ロックを、さらにマトリクス状に64サンプルの画素に区
画し、各画素ごとのビデオデータを、指定モードに応じ
た2又は4或は5の量子化ビット数をもって標本化した
りする方法が用いられる。そして、標本化化されたビデ
オデータは、適応型の符号圧縮法を用いてデータ圧縮す
るため、第0サンプルの画素については、モードのいか
んによらず7ビットで量子化し、第1ないし第63サンプ
ルの画素については、Eモードで5ビット、I1とI2モー
ドで4ビット、さらにC1とC2及びFモードで2ビットの
量子化ビットが用いられる。このため、1ブロックのビ
デオデータは、モード別に322ビット,259ビット,133ビ
ットと、いずれも7ビットの倍数からなる信号ビットに
変換される。
ところで、VTRの回転磁気ヘッドと外部との信号授受
に用いる回転トランスは、直流遮断特性を有しているた
め、映像信号のディジタル記録にさいしては、ビデオデ
ータに含まれる直流成分を抑圧し、ビットの反転間隔を
平均化することが望ましく、このため、従来は、例えば
8ビット単位でシンボル化したビデオデータを、9ビッ
トデータに変換する8/9符号変換方式等が用いられてき
た。
第8図に示す8/9符号器1は、8ビットのビデオデー
タを、変換テーブルを格納した変換ROM2に従って9ビッ
トデータに変換するものであり、9ビットデータの直流
バランスを示すDSVを積算していったときに、DSV積算値
が零に収束するよう、変換テーブルは主副2通りを用意
してあり、DSVを積算するテーブル選択回路3からの指
令に応じて、主副いずれか一方の変換テーブルが選択さ
れる。なお、DSVは、9ビットデータの信号波形の高レ
ベルを+1点,低レベルを−1点とし、9ビットデータ
の進行とともに累積される合計点数を表すものであり、
DSVの絶対値が小さいほど変換データである9ビットデ
ータの直流成分や低周波成分が少なく、前記記録条件に
適うと言える。
[発明が解決しようとする課題] 従来の8/9符号器1は、符号変換に伴う冗長ビットが
最小の1ビットで済み、しかもビット間隔をTとしたと
きに、最小符号反転間隔Tminを0.89Tまで拡張できる
が、最大符号反転間隔Tmaxが20Tとかなり大であるた
め、記録周波数帯域が広帯域化する等の課題があり、ま
た7ビットを単位に1ブロック内のデータを端数のない
形でシンボル化できるビデオデータ処理方式に則った場
合、端数が生ずる8ビット単位のシンボル化自体が相性
の悪さを露呈してしまうといった課題を抱えていた。ま
た、冗長ビットが1ビットの8/9符号器1に対し、冗長
ビットを2ビットとした8/10符号器(図示せず)も、最
小符号反転間隔Tminが0.8Tというように比較的小さいた
めに、どうしても最高記録周波数が高くなってしまい、
記録系の分解能を高めなければならず、高密度記録にも
適さない等の課題があった。
また、特開昭59−171243号「符号変調方式」には、8
ビットデータを10ビットデータに変換するさいに、複数
に分割された変換テーブルから一つを選択し、さらにNR
ZI変調して出力するようにした符号変換方式が開示され
ている。このものは、1024通り存在する10ビットデータ
のなかから変換符号に相応しくないデータを3つの条件
を指定して除外し、残った10ビットデータをA,B,Cの3
グループに分類し、256個の8ビットデータを、A+B
の変換テーブルか又はA+Cの変換テーブルを使って10
ビットデータに変換するようにしている。しかしなが
ら、A+Bの変換テーブルとA+Cの変換テーブルは、
変調器と復調器を構成した時点でいずれか一方だけが採
用され、他方は廃棄される。このため、8ビットデータ
に2ビットの冗長ビットを付加した形の符号変換を行う
ことの特典として、固定された変換テーブルに従って一
意的かつ単純明快に符号変換することができるが、ビッ
ト数の上で必要最小限の冗長ビットすなわち1ビットの
冗長ビットを付加した形で符号変換する場合のように、
複数の符号変換表の中から例えばDSV積算値の零収束に
配慮してテーブル選択するといった技術とは全く無縁の
ものであった。すなわち、8/10符号変換では、1024通り
のデータの中から256通りのデータを選ぶため、3/4のデ
ータを捨てることができるが、7/8符号変換のように、2
56通りのデータの中から128通りのデータを選ぶため、1
/2のデータしか捨てられず、変換範囲が狭いだけに複数
テーブルの選択的併用が要求されたり、複数テーブルの
選択条件次第で、変換器や復号器の構成或いはその動作
信頼性が左右されるといったことはないのである。ま
た、上記の8/10符号変換方式は、最大符号反転間隔Tmax
が3.2Tと小さく、またDSVも抑制されるため、記録密度
が低いときには安定した記録が可能であるが、最大符号
反転間隔Tminが0.8Tと小さく、また検出窓幅Twも0.8Tと
小さいために、高密度記録に適さない等の課題を抱える
ものであった。
さらにまた、特開昭60−109358号「2進データの符号
化装置」には、変換された符号列のDSV積算値が零に収
束するよう符号選択するようにした符号変換方式が開示
されている。しかしながら、このものは、8ビットデー
タを9ビットデータに変換し、さらに1ビットを付加し
て10ビットとすることによりDSVを低減するようにした
ものであり、実質的には8/10符号変換である。また、8/
9変換については、8ビットデータに含まれる特定ビッ
トどうしの演算値に応じて4通りの変換パターンが用意
されているが、この変換は論理「0」のビットが連続す
る最大数を3以下に押さえる目的でなされるものであ
り、DSV積算値の減少を目的とするものではなく、従っ
て8/9変換により得られた9ビットデータに1ビットの
マージンビットMを付加して10ビットデータとするとき
に、複雑な変換アルゴリズムが要求されるものであっ
た。すなわち、先行する符号化データの末尾2ビットが
「00」で、かつ後続の符号化データの先頭ビットが
「0」であるときは、マージンビットMBを「1」とし、
それ以外については、マージンビットMBを「0」とし、
後続する符号化データの9ビットのDSVを求め、直前の
変換までのDSV積算値と同極性である場合に限り、マー
ジンビットを「1」に変更するといった変換アルゴリズ
ムが必要であった。このため、8/9変換と9/10変換とを
一度に処理することはできず、変換に時間を要すること
は明らかであった。また、この変換により得られる符号
もまた、前記と同様、最大符号反転間隔Tmaxが3.2Tと小
さく、またDSVも抑制されるため、記録密度が低いとき
には安定した記録が可能であるが、最大符号反転間隔Tm
inが0.8Tと小さく、また検出窓幅Twも0.8Tと小さいため
に、高密度記録に適さない等の課題を抱えるものであっ
た。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記課題を解決したものであり、7ビッ
トデータを8ビットデータに符号変換し、かつビット
“0"が符号非反転を意味しビット“1"が符号反転を意味
するNRZI符号化して出力する7/8NRZI符号変換方法であ
って、符号変換により得られる8ビットデータを、開始
ビットがハイ又はロウの一方の極性レベルであると仮定
してNRZI符号化したときのハイとロウのビット数差を、
データ個々の直流バランスを示すDSVに定め、該DSVが零
である平衡符号とそうでない不平衡符号とに分類し、前
記7ビットデータを平衡符号か前記DSVが正の不平衡符
号に変換する主変換テーブルと、前記7ビットデータを
平衡符号か前記DSVが負の不平衡符号に変換する副変換
テーブルとを用意し、該各変換テーブルにそれぞれ変換
符号ごとに前記DSVならびに前記8ビットデータの開始
ビットに対する終了ビットの極性反転の有無を示すINV
を付記しておき、前記DSVを積算して得られるDSV積算値
が零に収束するよう主副いずれか一方の変換テーブルを
選択して符号変換を実行し、そのさいに直前の符号変換
により選択された8ビットデータの前記INVから後続の
8ビットデータの開始ビットの極性を特定し、該開始ビ
ットがロウレベルであれば、DSV積算値が正のときは副
変換テーブルを負のときは主変換テーブルをそれぞれ選
択し、前記開始ビットがハイレベルであれば、DSV積算
値が正のときは主変換テーブルを負のときは副変換テー
ブルをそれぞれ選択することにより、変換のつど更新さ
れるNRZI符号のDSV積算値を零に収束させることを特徴
とするものである。
[作用] この発明は、7ビットデータを符号変換して得られる
8ビットデータを、開始ビットがハイ又はロウの一方の
極性レベルであると仮定してNRZI符号化したときのハイ
とロウのビット数差を、データ個々の直流バランスを示
すDSVに定め、該DSVが零である平衡符号とそうでない不
平衡符号とに分類し、前記7ビットデータを平衡符号か
前記DSVが正の不平衡符号に変換する主変換テーブル
と、前記7ビットデータを平衡符号か前記DSVが負の不
平衡符号に変換する副変換テーブルとを用意し、該各変
換テーブルにそれぞれ変換符号ごとに前記DSVならびに
前記8ビットデータの開始ビットに対する終了ビットの
極性反転の有無を示すINVを付記しておき、前記DSVを積
算して得られるDSV積算値が零に収束するよう主副いず
れか一方の変換テーブルを選択して符号変換を実行し、
そのさいに直前の符号変換により選択された8ビットデ
ータの前記INVから後続の8ビットデータの開始ビット
の極性を特性し、該開始ビットがロウレベルであれば、
DSV積算値が正のときは副変換テーブルを負のときは主
変換テーブルをそれぞれ選択し、前記開始ビットがハイ
レベルであれば、DSV積算値が正のときは主変換テーブ
ルを負のときは副変換テーブルをそれぞれ選択すること
により、変換のつど更新されるNRZI符号のDSV変換値を
零に収束させ、DSV積算値を一定限度枠内に保ったまま
変換データの直流成分を打ち消し、RLLC則を満たす高能
率NRZI符号を生成する。
[実施例] 以下、この発明の実施例について、第1図ないし第6
図を参照して説明する。第1,2図は、この発明の7/8NRZI
符号変換方法を適用した7/8符号器及び復号器の各一実
施例を示す回路構成図、第3図ないし第6図は、いずれ
も第1図に示した7/8符号器の符号変換に用いる主副一
対の変換テーブルを示す図である。
第1図中、7/8符号器11は、7ビットデータから8ビ
ットデータへの符号変換に、主副一対の変換テーブルを
用い、8ビットデータをNRZI符号化したときのDSV積算
値が零に収束するよう符号変換するものである。両変換
テーブルは、7ビットデータの16進数表現である(00)
〜(7F)までの128個のアドレスをもつ変換ROM内13
に格納されており、主変換テーブルでは、7ビットデー
タを、符号変換後NRZI符号化して得られる8ビットデー
タのDSVが零の平衡符号か、或は同DSVが正の不平衡符号
に変換し、副変換テーブルでは、7ビットデータを上記
のDSVが零の平衡符号か、或は同DSVが負の不平衡符号に
変換する。なお、NRZI符号では、ビット“0"は符号非反
転を意味し、ビット“1"は符号反転を意味するため、同
じ8ビットデータであっても、その開始ビット(STB)
の極性レベルのハイ又はロウに応じてDSVが異なってく
る。このため、ここでは8ビットデータの開始ビットが
ロウレベルであったと仮定したときに、8ビットデータ
をNRZI符号化したときのハイとロウのビット数差をDSV
として掲載してある。また、終了ビットのハイ又はロウ
の別が、続く符号変換におけるテーブル選択の必須条件
となるため、符号反転回数を示すINVなる項目を設け、
終了ビットが開始ビットに対して非反転であれば、INV
を“0"とし、逆に反転していればINV“1"と表すよう定
めてある。
第3図ないし第6図に示した主変換テーブルは、(0
0)〜(45)の70個の7ビットデータに対し、DSVが
0の8ビットデータを対応させ、さらに(46)〜(7
D)までの56個の7ビットデータに対しては、DSVが+
2の8ビットデータを対応させ、残る2個の7ビットデ
ータ(7E)H,(7F)に対しDSVが+4の8ビットデー
タを対応させてある。また、副変換テーブルについて
は、(00)〜(45)の70個の7ビットデータに対
し、主変換テーブルで用いたのと同じビット配列をもつ
8ビットデータを対応させ、また(46)〜(7D)
での56個の7ビットデータには、DSVが−2の8ビット
データを対応させ、残る2個の7ビットデータ(7E)H,
(7F)に対しDSVが−4の8ビットデータを対応させ
てある。なお、両テーブルは、(46)以下において、
同じ7ビットデータに対する8ビットデータが、最上位
ビットだけ反転していて、それ以下のビット配列はまっ
たく同じであるといった関係にある。
実施例の場合、変換により得られる8ビットデータは
128通り存在するが、5種類のDSV0,±2,±4はいずれも
2の補数で表示され、4ビットデータのいずれも共通し
て“0"である最下位ビットを除く上位3ビットだけを、
8ビットデータの上位側に結合させてテーブル内に格納
してある。例えば、DSV−2は111であり、DSV−4は110
である。また、INVについては、DSVを付加した8ビット
データの最上位に結合してテーブル内に格納してある。
ここで、変換対象である7ビットデータは、まず初段
のDフリップフロップ回路12を経て変換ROM13に送り込
まれる。そして、変換ROM13内に格納された主副いずれ
かの一方の変換テーブルに従って12ビットデータに変換
された後、下位8ビットと上位4ビットが、それぞれ並
・直列変換回路14とテーブル選択回路15に供給される。
なお、変換テーブルの選択は、直前に行われた符号変換
の結果として得られるDSV積算値の正負と開始ビットの
ハイ又はロウを、エクスクルーシブ・ノアゲート回路16
にて論理演算し、その演算結果に従って行われる。
DSVの積算は、変換ROM13から得られるDSVの各ビット
を、開始ビットのロウ又はハイに応じて非反転又は反転
処理する3個のエクスクルーシブ・オアゲート回路17,1
8,19と、これらの回路17〜19により正負の符号付けのな
されたDSVを、それまでのDSV積算値に加算してDSV積算
値を更新する加算回路20と、加算回路20の出力をラッチ
し、ラッチデータを加算回路20の被加算入力とするDフ
リップフロップ回路21により実行される。
エクスクルーシブ・オアゲート回路17〜19の一方の入
力である開始ビットは、変換テーブルを選択したときに
決まるINVとDフリップフロップ回路22に保持された開
始ビットとを、エクスクルーシブ・オアゲート回路23に
て排他的論理和をとることで得られ、開始ビットが“0"
であれば、エクスクルーシブ・オアゲート回路17〜19は
符号反転を行わず、開始ビットが“1"であるときに符号
反転を行う。なお、この符号反転は、2の補数で表現さ
れたDSVに負号を付すことを意味しており、開始ビット
“1"は加算回路20のキャリー入力端子CIにも供給され
る。
ところで、Dフリップフロップ回路21の出力最上位ビ
ットは、DSV積算値の正負を表しており、前述したよう
に、DSV積算値の正負と開始ビットのロウ又はハイが変
換テーブルの選択条件を決定する。ここでは、Dフリッ
プフロップ回路21の出力最上位ビットと開始ビットの排
他的論理和を否定するエクスクルーシブ・ノアゲート回
路16の演算結果のロウ/ハイに応じて、主/副の変換テ
ーブルが選択されるようにしてある。すなわち、8ビッ
トデータのINVが“1"であるときは、後続の8ビットデ
ータの開始ビットが反転するため、Dフリップフロップ
回路22の出力である開始ビットを反転しておく。そし
て、開始ビットが“0"(ロウレベル)で、DSV積算値が
正であるときは、副変換テーブルを選択し、負であれば
主変換テーブルを選択し、DSVも変換表に掲載されたま
まを積算していく。一方、開始ビットが“1"(ハイレベ
ル)のときは、上記とは逆に、DSV積算値が正のときに
主変換テーブルを選択し、負のときに副変換テーブルを
選択するとともに、DSVも変換テーブルに掲載した値を
符号反転して積算する。
こうして、Dフリップフロップ回路12にラッチされた
7ビットデータは、NRZI符号化したときのDSV積算値を
零に収束させる方向で、次々に8ビットデータに符号変
換される。そして、変換により得られた8ビットデータ
は、続く並・直列変換回路14にてパラレルデータからシ
リアルデータに変換されたのち、NRZI符号化回路24に送
り込まれる。NRZI符号化回路24は、並・直列変換回路14
から送られてくる8ビットデータを受けるエクスクルー
シブ・オアゲート回路25を、Dフリップフロップ回路26
のQ出力端子とデータ入力端子を結ぶ帰還路に設けたも
のであり、NRZ符号をNRZI符号に変換し、最終的な記録
データとして出力する。
ところで、7ビットデータのビット間隔Tに対し、8
ビットデータのビット間隔すなわち最小符号反転間隔Tm
inは、7/8・T(=0.875T)で表される。また、短いほ
どよい最大符号反転間隔Tmaxは、8ビットデータが0000
1000,00000010と続く最悪のケースを想定することで、
符号反転を示す“1"とそれに続く9個の“0"が持続する
期間、すなわち10Tmin(=8.75T)となる。
このように、上記7/8符号器11は、変換データの直流
成分の最大限度を−4〜+4に抑えることができ、しか
も最大符号反転間隔については、ビット間隔Tの10倍に
押さえ、記録最高周波数を抑制することができる。さら
に、128個のアドレスをもつ変換ROM13に格納した一対の
変換テーブルから、テーブル選択回路15の出力に応じて
8ビットデータを読み出し、さらにこれをNRZI符号化す
ることにより、最小符号反転間隔Tminが0.875T,最大符
号反転間隔Tmaxが8.75T,検出窓幅Twが0.875TであるRLLC
(Run Length Limited Code)則を満たすNRZI8ビットデ
ータが得られ、これにより小規模ROMの特徴を活かしたP
LA化と回路全体の構成の簡単化を図ることができる。特
に、ブロックごとに帯域圧縮を施すブロック内適応型差
分パルス符号変調(DPCM)による帯域圧縮処理を施すビ
デオデータでは、7ビットデータを単位とする処理に好
適であり、また出現頻度の高い7ビット差分データほど
DSVが零のNRZI8ビットデータに変換されるため、常用域
での直流成分を可及的に抑制することができる。また、
磁気記録再生系において、NRZI8ビットデータはパーシ
ャルレスポンス方式による再生ができるため、再生デー
タが符号反転していても、正確な記録データが得られる
といった利点がある。
第2図に示す復号器31は、NRZI8ビットデータをNRZ7
ビットデータに復号するものであり、上述の7/8符号器1
1と対をなすものである。この復号器31は、NRZI8ビット
データを、Dフリップフロップ回路32とエクスクルーシ
ブ・オアゲート回路33からなるNRZ符号化回路34にて、N
RZ7ビットデータに変換し、続く直・並列変換回路35に
てパラレルデータに変換する。次に、7/8変換の逆変換
を規定する8/7変換テーブルを内蔵する逆変換ROM36にて
7ビットデータに変換し、再生データとしてラッチ用の
Dフリップフロップ回路37を介して出力する。なお、逆
変換ROMによる8/7変換は一義的に行われ、テーブル選択
回路は不要である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、7ビットデータを
符号変換して得られる8ビットデータを、開始ビット又
はハイ又はロウの一方の極性レベルであると仮定してNR
ZI符号化したときのハイとロウのビット数差を、データ
個々の直流バランスを示すDSVに定め、該DSVが零である
平衡符号とそうでない不平衡符号とに分類し、前記7ビ
ットデータを平衡符号か前記DSVが正の不平衡符号に変
換する主変換テーブルと、前記7ビットデータを平衡符
号か前記DSVが負の不平衡符号に変換する副変換テーブ
ルとを用意し、該各変換テーブルにそれぞれ変換符号ご
とに前記DSVならびに前記8ビットデータの開始ビット
に対する終了ビットの極性反転の有無を示すINVを付記
しておき、前記DSVを積算して得られるDSV積算値が零に
収束するよう主副いずれか一方の変換テーブルを選択し
て符号変換を実行し、そのさいに直前の符号変換により
選択された8ビットデータの前記INVから後続の8ビッ
トデータの開始ビットの極性を特定し、該開始ビットが
ロウレベルであれば、DSV積算値が正のときは副変換テ
ーブルを負のときは主変換テーブルをそれぞれ選択し、
前記開始ビットがハイレベルであれば、DSV積算値が正
のときは主変換テーブルを負のときは副変換テーブルを
それぞれ選択することにより、変換のつど更新されるNR
ZI符号のDSV積算値を零に収束させるようにしたから、
変換符号にDSVとINVを付記した主・副一対の変換テーブ
ルを用意し、変換のつどINVを参照して後続8ビットデ
ータの開始ビットの極性を特定するとともに、この極性
とそれまでのDSV積算値の正負の極性とに応じて適当な
変換テーブルを選択するだけで、7ビットデータをNRZI
符号化に向けた8ビットデータに変換することができ、
符号変換に必要なテーブル選択の基準テーブルに付記さ
れたDSVとINVに基づくものであり、しかもその選択基準
が明確であるため、変換データの直流成分を確実に±4
以内に抑えることができ、またNRZI8ビットデータの最
大符号反転間隔については、同種ビットが10ビット連続
する場合に発生するので、ビット間隔の11倍に押さえる
ことができ、これにより記録最高周波数の抑制が可能で
あり、また128個のアドレスをもつ変換ROM内に主副一対
の変換テーブルを格納し、これにテーブル選択回路を付
加することで、RLLC則を満たす8ビットデータが得られ
るので、小規模ROMの特徴を活かしたPLA化と回路全体の
構成の簡単化を図ることができ、特にブロックごとに圧
縮を行うブロック内適応型DPCMによる帯域圧縮処理を施
すビデオデータには、7ビットデータを単位とする処理
に適したものがあり、出現頻度の高い7ビット差分デー
タほどDSVが零のNRZI8ビットデータに変換することで、
常用域での変換データの直流成分を可及的に抑制するこ
とができ、また磁気記録再生系においてNRZI8ビットデ
ータはパーシャルレスポンス方式による再生が可能であ
り、再生データが符号反転していても、正確な記録デー
タが得られる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は、本発明の7/8NRZI符号変換方法を適用した7/
8符号器及び復号器の各一実施例を示す回路構成図、第
3図ないし第6図は、いずれも第1図に示した7/8符号
器の符号変換に用いる主副一対の変換テーブルを示す
図、第7図は、ビデオデータの画素配列を示す図、第8
図は、従来の8/9符号器の一例を示す回路構成図であ
る。 11……7/8符号器 13……変換ROM 14……並・直列変換回路 15……テーブル選択回路 24……NRZI符号化回路 31……復号器 34……NRZ符号化回路 35……直・並列変換回路 36……逆変換ROM

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】7ビットデータを8ビットデータに符号変
    換し、かつビット“0"が符号非反転を意味しビット“1"
    が符号反転を意味するNRZI符号化して出力する7/8NRZI
    符号変換方法であって、符号変換により得られる8ビッ
    トデータを、開始ビットがハイ又はロウの一方の極性レ
    ベルであると仮定してNRZI符号化したときのハイとロウ
    のビット数差を、データ個々の直流バランスを示すDSV
    に定め、該DSVが零である平衡符号とそうでない不平衡
    符号とに分類し、前記7ビットデータを平衡符号か前記
    DSVが性の不平衡符号に変換する主変換テーブルと、前
    記7ビットデータを平衡符号か前記DSVが負の不平衡符
    号に変換する副変換テーブルとを用意し、該各変換テー
    ブルにそれぞれ変換符号ごとに前記DSVならびに前記8
    ビットデータの開始ビットに対する終了ビットの極性反
    転の有無を示すINVを付記しておき、前記DSVを積算して
    得られるDSV積算値が零に収束するよう主副いずれか一
    方の変換テーブルを選択して符号変換を実行し、そのさ
    いに直前の符号変換により選択された8ビットデータの
    前記INVから後続の8ビットデータの開始ビットの極性
    を特定し、該開始ビットがロウレベルであれば、DSV積
    算値が正のときは副変換テーブルを負のときは主変換テ
    ーブルをそれぞれ選択し、前記開始ビットがハイレベル
    であれば、DSV積算値が正のときは主変換テーブルを負
    のときは副変換テーブルをそれぞれ選択することによ
    り、変換のつど更新されるNRZI符号のDSV積算値を零に
    収束させることを特徴とする7/8NRZI符号変換方法。
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JPS60109358A (ja) * 1983-11-17 1985-06-14 Mitsubishi Electric Corp 2進デ−タの符号化装置

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