JP2700284B2 - 真空式集水システムの真空ポンプ起動方法 - Google Patents

真空式集水システムの真空ポンプ起動方法

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司 今村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば下水の収集シス
テム等に適用されるもので、真空ポンプの起動により集
水タンクの内部空間を負圧にして下水等の水をタンク内
に効率的に収集させるようになされている真空式集水シ
ステムの真空ポンプ起動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の真空式集水システムにおいて、
真空ポンプを起動するにあたって、従来では、吸気管が
集水タンクの負圧空間に接続されたままで真空ポンプを
起動していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の真
空ポンプ起動方法の場合は、吸気管の内圧が負圧である
から、真空ポンプの起動トルクがモータの始動トルクよ
りも大きくなる。つまり、モータの始動トルクが相対的
に小さいために、加速性が悪く、所定速度までの立上が
りがスムースでなく時間がかかるという問題があった。
特に、集水タンクの負圧値が大きれば大きいほど真空ポ
ンプの起動トルクが大きくなって、モータの始動がます
ます困難になり、極端な場合は起動不能に陥ることさえ
生じる。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、真空ポンプの起動時における加速性を良好に
して、確実でスムースな起動を行なわせることができる
真空式集水システムの真空ポンプ起動方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る真空式集水システムの真空ポンプ起動
方法は、真空ポンプの起動により集水タンク内の空気を
吸引し排出して上記集水タンクの内圧を負圧にする真空
式集水システムにおいて、上記真空ポンプの起動に先立
って、吸気管内に大気を導入して該吸気管内を大気圧と
し、その後に真空ポンプを起動させることを特徴とする
ものである。
【0006】また、上記真空ポンプからの排気管に介在
させた気水分離用セパレータ付き消音器に大気導入口を
設けて、真空ポンプの起動前に、その大気導入口と吸気
管とを連通させて吸気管内を大気圧とすることが好まし
い。
【0007】
【作用】本発明によれば、真空ポンプの起動前に吸気管
内に大気が導入されて、該吸気管が大気圧になった状態
において真空ポンプが起動されることになるので、ポン
プの起動トルクがモータの始動トルクよりも小さくな
る。したがって、確実な起動はもとより、十分な加速性
が得られて所定速度までスムースに立上げられる。
【0008】また、排気管に介在させた気水分離用セパ
レータ付き消音器に設けた大気導入口を介して吸気管内
を大気圧とすることにより、加速性に優れた起動を構成
的に簡単に実施することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例による真空式集水シス
テムの概要を示す構成図である。
【0010】図1において、1は真空ポンプで、モータ
6により起動され、その吸引口が吸気管2を介して集水
タンク3内の上部空間に接続されているとともに、その
排気口に接続させた排気管4の終端部には気水分離用セ
パレータ付き消音器5が配設されている。上記消音器5
には大気導入口5aとドレン管5bとが連通接続されて
いる。
【0011】7は上記吸気管2の途中部分と排気管4の
途中部分とを連通接続するバイパス管であり、このバイ
パス管7の途中部分にはモータ8を介して駆動開閉され
る電動ボール弁9が介装されている。上記電動ボール弁
9の開閉用モータ8および真空ポンプ1の起動用モータ
6とは、スイッチ10のON操作に基づいて作動する集
水タンク内圧判定手段11およびタイマー回路12を介
して作動制御されるように構成されている。
【0012】つぎに、上記構成の真空式集水システムに
おける真空ポンプ1の起動方向について、図2に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、スイッチ10
をON操作する(ステップS1)と、内圧判定手段11
が作動して集水タンク3の上部空間の内圧が設定負圧
値、例えば−5mmH2 O以下であるか否かが判定され
る(ステップS2)。その判定結果がNoの場合、つま
り、集水タンク3の上部空間の内圧が設定負圧値以上の
場合は、モータ6を始動させて真空ポンプ1を起動し
(ステップS3)、所定の真空収水作用を行なわせる。
【0013】一方、上記ステップS2での判定結果がY
esの場合は、モータ8を作動させて電動ボール弁9を
開放し(ステップS4)、吸気管2をバイパス管7およ
び排気管4を介してセパレータ付き消音器5の大気導入
口5aに連通接続させる。これによって、吸気管2内に
図1中の実線矢印で示すように大気が導入される。そし
て、タイマー回路12により、上記吸気管2内が大気圧
になるまでの時間に設定されている第1の設定時間t1
に達したか否かが判定された(ステップS5)のち、モ
ータ6が始動されて真空ポンプ1が起動される(ステッ
プS6)。
【0014】この真空ポンプ1の起動後に、上記タイマ
ー回路12に設定されている第2の設定時間t2に達し
たか否かが判定され(ステップS7)、その判定結果が
Yesの場合は、モータ8を介して電動ボール弁9を閉
成して(ステップS8)上記吸気管2と大気導入口5a
と連通を断ち、集水タンク3から吸気管2、ポンプ1お
よび排気管4を経てセパレータ付き消音器5に至る所定
の吸引排気作用を行なわせるのである。
【0015】以上のように、吸気管2内を大気圧にして
から真空ポンプ1を起動させることにより、その起動ト
ルクがモータ6の始動トルクよりも小さくなるために、
確実な起動はもちろん、その速度が短時間で急速に立上
がることになる。
【0016】なお、上記実施例では、電動ボール弁9を
使用したが、これに代えて、電磁弁などのいかなる開閉
弁を用いてもよい。また、上記実施例では、大気導入口
5aをセパレータ付き消音器5に設けたが、これ以外に
排気管4の途中部分に設けてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、真空ポン
プの起動前に吸気管内に大気を導入させて、大気圧下で
の真空ポンプの起動を可能としたので、ポンプの起動ト
ルクをモータの始動トルクよりも小さくすることがで
き、したがって、真空ポンプを確実に起動できるのはも
とより、十分な加速性が得られて所定速度までスムース
に立上げることができる。これによって、所定の真空集
水作用の効率化を実現できるという効果を奏する。
【0018】特に、大気導入口を排気管に介在させた気
水分離用セパレータ付き消音器に設けて実施する場合
は、上述のような加速性に優れた起動を構成的に簡単に
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による真空式集水システムの
概要を示す構成図である。
【図2】真空ポンプの起動方法を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 真空ポンプ 2 吸気管 3 集水タンク 4 排気管 5 セパレータ付き消音器 5a 大気導入口 6,8 モータ 9 電動ボール弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空ポンプの起動により集水タンク内の
    空気を吸引し排出して上記集水タンクの内圧を負圧にす
    る真空式集水システムにおいて、上記真空ポンプの起動
    に先立って、吸気管内に大気を導入して該吸気管内を大
    気圧とし、その後に真空ポンプを起動させることを特徴
    とする真空式集水システムの真空ポンプ起動方法。
  2. 【請求項2】 上記真空ポンプからの排気管に介在させ
    た気水分離用セパレータ付き消音器に大気導入口が設け
    られており、真空ポンプの起動前に、その大気導入口と
    吸気管とを連通させて吸気管内を大気圧とする請求項1
    の真空式集水システムの真空ポンプ起動方法。
JP22276792A 1992-08-21 1992-08-21 真空式集水システムの真空ポンプ起動方法 Expired - Lifetime JP2700284B2 (ja)

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