JP2698982B2 - 袋詰め製品の口折り装置 - Google Patents

袋詰め製品の口折り装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コーヒー豆あるいは挽いた後のコーヒーま
たは茶葉などが袋に充填された後に、この袋の口部を折
畳むための口折り装置に関する。
〔従来の技術〕
コーヒー豆や挽いた後のコーヒーなどは、角筒状の袋
に充填され、袋の口部は熱シールなどによって密閉され
る。この口部は、第6A図の上部に示されているように、
二つ折りされた後にさらに袋の上面に沿うように折られ
る。そして口部の折畳み部分と袋本体との間にラベル91
が貼着される。
上記の袋詰め製品において、被内容物が充填された後
の袋の口部を折畳む作業を手作業によって行なうと非常
に能率が悪くなる。そこで、この袋の口部を折畳む作業
を自動化する装置の開発が望まれている。従来のこの種
の自動装置としては、3個あるいは4個などの複数の爪
を互いに関連させて動作させ、袋の口部を180度反転さ
せて折り返し、このようにして折られたものをさらに袋
の上面に沿うように折るものが考えられる。しかしなが
ら、複数の爪を関連させて動作させ上記の複雑な工程の
折畳み作業を行なう装置では、各々の爪を関連させて動
作させるための駆動機構が非常に複雑なものになり、調
整作業も困難なものになる。
そこで、袋の口部を両側から挟む一対の爪あるいは口
部の両縁部において両側から挟む二対の爪を設け、この
爪を180度以上回転させることによって袋口部を折畳む
装置が考えられる。第7A図〜第7D図はこのような装置に
おける爪の回転動作を示しているものである。これらの
図において符号1は角筒状の袋を示しており、1aは熱シ
ールされた袋の口部を示している。口部1aの折畳み作業
としては、まず第7A図に示すように、一対の爪2aと2bに
よって口部1aを両側から挟持する。そして爪2aと2bを、
両爪の中心を回転中心Oとして約180度反転させる。そ
の結果、第7B図の状態を経て、第7C図に示すように口部
1aが二つ折りとされる。さらに両爪2aと2bを同じ方向へ
回転させることによって、第7D図のように口部1aが袋の
上面に沿って折られた状態となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の第7A図〜第7D図に示す装置では、一対または二
対の爪の回転動作だけで、袋の口部を二つ折りにしさら
に袋の上面に沿うように折る動作が可能になる。しかし
ながら、この動作では次のような問題が生じる。まず、
一対の爪2aと2bの回転のみによって口部1aを二つ折りに
しさらに袋の上面に沿うように折るためには、第7A図以
下に示すように、回転中心Oを爪2aと2bの両者の中心部
分に位置させなければならなくなる。そのため、爪2aと
2bを回転させたときに、袋1の端部が爪の回転に応じて
第7B図ならびに第7D図に示すように設置中心から右方向
へ振られることになるが、このとき回転中心Oが爪の中
心に位置していると、袋1の振れは大きくなってしま
う。この振れのために安定した口部1aの折畳み動作がで
きなくなり、また袋1の内容物の重量が大きい場合に
は、袋1の振れによって爪2aと2bに作用する負荷が非常
に大きくなる。また振れのために作業完了後の袋1の設
置位置が移動しやすくなり、作業完了後の袋1の搬出作
業が均一に行なわれなくなる。またこのような袋1の振
れを強制的に押えることは困難である。さらに爪2aと2b
の回転にしたがって、第7C図と第7D図に示すように袋1
が持ち上げられることになる。よって口部1aの折畳み作
業は非常に不安定になる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、袋体
の口部を折る際に、袋体に振れ方向への力が作用するの
を抑制できるようにした袋詰め製品の口折り装置を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の袋詰め製品の口折り装置は、内容物が充填さ
れた袋体の口部を開口縁部に沿って挟持可能な爪と、前
記爪を挟持方向へ動作可能に支持するベースと、前記爪
の挟持および挟持解除を切換える爪開閉手段と、袋体の
口部を挟持した爪の幅方向中心よりも袋体の底部側に回
転中心を有して前記ベースを支持する軸と、前記爪によ
り袋体の口部が挟持された後に前記軸をほぼ180度回転
させて前記爪に挟持された袋体の口部を折り畳む回転駆
動手段と、が設けられていることを特徴とするものであ
る。
また、前記爪により袋体の口部が折り畳まれた後、さ
らに前記爪をこの爪の幅方向中心よりも袋体の底部側を
回転中心として回動させて前記袋体の口部を折る駆動手
段が設けられているものである。
〔作用〕
上記手段では、袋体の口部を挟持した爪が、この爪の
幅方向の中心よりも袋体の底部側を回転中心としてほぼ
180度回転するため、前記爪により口部が折り畳まれる
際に、袋体に振れや不要な持ち上げ力が作用するのを防
止できる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を第1図〜第6図の図面によって
説明する。
第1図は本発明による口折り装置の折込み機構部分を
示す斜視図、第2図は装置全体を正面から示す断面図、
第3図と第4図は折込みベースを動作させるための移動
機構を示しており、第3図は第2図のIII−III断面図、
第4図は第2図のIV−IV断面図である。第5A図〜第5C図
は袋の口部の折畳み動作を動作別に示す拡大側面図、第
6A図は折畳まれた口部にラベルを貼着するためのラベル
貼着機構の動作を示す斜視図、第6B図は同じくラベル貼
着機構の動作を示す側面図である。
第1図に示すように、この口折り装置では、二対の折
込み爪11a,11bならびに12a,12bが設けられている。折込
み爪11a,11bと12a,12bは、左右に分かれて同じ高さ位置
に対向して配置されている。コーヒーなどの内容物が充
填された袋1は、その口部1aが熱シールなどによって密
封された後に、二対の折込み爪11a,11bならびに12a,12b
にて両縁部が挟まれる位置に送り込まれる。
上記一対の折込み爪11aと11bは、(a)−(b)方向
に移動できるように設けられている折込みベース20aの
先端に支持されている。同様に他方の折込み爪12aと12b
は、同じく(a)−(b)方向に移動できるように設け
られている対向側の折込みベース20b(第2図参照)に
支持されている。両折込みベース20aと20bにおける折込
み爪11a,11bならびに12a,12bの支持構造はほぼ同じであ
り対称に構成されている。第1図に示すように一方の折
込み爪11aと11bはそれぞれ支持部材10aと10bに固定され
ている。各々の支持部材10aと10bには軸14aと14bが固定
されており、この軸14aと14bが回転ベース13aに回動自
在に支持されている。両軸14aと14bの下端には互いに噛
み合うギヤ15が固定されており、両支持部材10aと10bは
互いに噛み合うギヤ15によって同期して各々逆方向へ回
転するようになっている。すなわち一方の支持部材10a
が回動すると、これとともに他方の支持部材10bが逆方
向に回動し、これによって一対の折込み爪11aと11bが第
1図に示すように口部1aを挟む位置と、口部1aから離れ
る位置とに開閉動作するようになる。また両支持部材10
aと10bは互いにばねによって連結されており、一対の折
込み爪11aと11bが口部1aを挟む方向へ閉じるように常に
付勢されている。折込みベース20aには爪開閉手段とし
てのアクチュエータ18が搭載されている。また前記一方
の支持部材10aの腕16にはローラ17が支持されている。
アクチュエータ18のプランジャ19が伸出すると、このプ
ランジャ19の先端によってローラ17が押され、この押し
力によって支持部材10aが反時計方向へ回動する。また
ギヤ15を介してこれと連動する他方の支持部材10bが時
計方向へ同期して回動し、このとき、一対の折込み爪11
aと11bがばねの力に対抗して互いに離れるようになる。
一対の支持部材10aと10bを支持している回動ベース13
aには水平方向に延びる軸21が固定されており、この軸2
1が折込みベース20aに回動自在に支持されている。この
軸21の中心は、前記折込み爪11a,11bの図示下縁部の中
間位置にほぼ一致している。また軸21の先端には従動側
の歯付プーリ22が固定されている。折込みベース20aの
中央部付近には駆動側の歯付プーリ23aが設けられてお
り、両歯付プーリ22と23aならびにテンションプーリ24
とに対し歯付ベルト25が掛けられている。駆動側の歯付
プーリ23aは水平方向に延びる駆動軸26aに対してスプラ
イン係合されており、駆動軸26aの回動力が歯付プーリ2
3aから歯付ベルト25を介して従動側の歯付プーリ22に伝
達され、この動力によって回転ベース13aが水平な軸21
によって回動させられるようになっている。
上記駆動軸26aの両端は第1揺動ベース30aの左右両側
板31aと32aに回動自在に支持されている。さらに第1揺
動ベース30aに支持されている駆動軸26aには第2揺動ベ
ース35が回動自在に挿通されて支持されている。第2揺
動ベース35の後端には揺動軸36が固定されている。また
前記折込みベース20aの後端には摺動スリーブ37が保持
されており、この摺動スリーブ37を介して折込みベース
20aは揺動軸36に対して摺動できるようになっている。
上記支持構造によって、まず折込みベース20aは、ス
プラインが形成されている駆動軸26aと揺動軸36に対し
て(a)−(b)方向へ摺動できるようになっている。
また第1揺動ベース30aは第2主軸40に対して(c)−
(d)方向へ揺動動作できるように挿通されている。さ
らに第1揺動ベース30a上にて、これと独立して第2揺
動ベース35が駆動軸26aを中心として揺動動作できるよ
うになっている。この揺動動作は揺動軸36によって折込
みベース20aを伴なう動作となり、折込みベース20aが駆
動軸26aを中心として(e)−(f)方向へ揺動動作す
るようになる。すなわち折込みベース20aは、(c)−
(d)方向への揺動と(e)−(f)方向への揺動との
組合せによる動作を行なうことになる。
第2図に示すように、第2主軸40の左側に前記第1揺
動ベース30aが揺動自在に挿通されて支持されている
が、第2主軸40の右側には対向側の第1揺動ベース30b
が揺動自在に挿通されて支持されている。両第1揺動ベ
ース30aと30bは連結ベース39によって連結されており、
両揺動ベース30aと30bが一体となって揺動動作するよう
になっている。また右側の第1揺動ベース30aの上端に
は、駆動軸26bが回動自在に支持されている。この駆動
軸26bは左側の駆動軸26aと同一線上に配置されている。
前記第2揺動ベース35は前記左側の駆動軸26aと右側の
駆動軸26bの両者に対して揺動自在に挿通されて支持さ
れている。そして第1図に示す右側の一対の折込み爪12
aと12bは右側の折込みベース20bに支持されており、こ
の折込みベース20bならびに歯付プーリ23bは右側の駆動
軸26bに対し(a)−(b)方向へ摺動できるようにス
プライン係合されている。また第1図に示す揺動軸36に
対し右側の折込みベース20bも摺動自在に支持されてい
る。すなわち、右側の折込みベース20bは左側の折込み
ベース20aと同じ動作を行なうようになっている。また
駆動軸26bは26aと同じ回転動作をするようになってい
る。さらに右側の一対の折込み爪12aと12bは、右側の折
込みベース20b上にて左側の折込み爪11a,11bと同じ動作
をするように同じ機構を有して支持されている。
第1図ならびに第2図に示すように、第2主軸40の左
端には駆動側の歯付プーリ41aが、左側の駆動軸26aには
従動側の歯付プーリ42aが、さらに左側の第1揺動ベー
ス30aの側面にはテンションプーリ43aが設けられてお
り、各プーリ間に歯付ベルト44aが掛けられている。同
様に第2主軸40の右側には駆動側の歯付プーリ41bが、
右側の駆動軸26bには従動側の歯付プーリ42bが設けられ
ており、この両プーリ41b,42bとテンションプーリ43bと
に歯付ベルト44bが掛けられている。第2主軸40の回転
は両歯付ベルト44aと44bとによって各駆動軸26aと26bに
伝達され、これによって両側のプーリ23aと23bとが互い
に同期して駆動されるようになる。
上記の各機構の動作は、第2図に示す第1主軸50の回
転に応じて行なわれる。第1主軸50の右側には従動プー
リ55が設けられ、メインモータ(図示せず)からの動力
が第1主軸50に伝達される。第1主軸50には第1カム5
1、第2カム52、第3カム53ならびに第4カム54が設け
られており、第1主軸50が1回転する間に各カムの相互
関連駆動により前記各機構が駆動されるようになる。
第1カム51は第2主軸40を回動させるためのものであ
る。第2図に示すように第1カム51はそのカム溝形状の
応じて揺動アーム61を駆動するようになっている。前記
第2主軸40にはキー62によって従動レバー63が固定され
ており、この従動レバー63と揺動アーム61とがロッド64
によって連結されている。第1カム51の回転に応じて従
動レバー63ならびに第2主軸40が回動するようになる。
第2カム52は第1揺動ベース30aと30bを揺動動作させ
るためのものである。第3図(第2図のIII−III断面
図)に示すように、第2カム52の側方には揺動アーム71
が設けられている。揺動アーム71に設けられたフォロワ
ー72が第2カム52のカム溝に摺動し、このカム溝の形状
に応じて揺動アーム71はA−Bの角度範囲にて揺動し、
さらにCの角度範囲まで揺動する。第1揺動ベース30a
と揺動アーム71との間はロッド73によって連結されてい
る。揺動アーム71のA−B−Cの揺動によって第1揺動
ベース30aはA1−B1−C1の角度にて揺動する。袋の口部1
aの折込み動作では、第1揺動ベース30aがA1−B1の範囲
で揺動する。また折込み完了後に、袋1を排出する動作
の妨げにならないよう、第1揺動ベース30aはC1の位置
まで駆動される。第2図における右側の第1揺動ベース
30bは連結ベース39によって上記左側の第1揺動ベース3
0aに連結されているため、両第1揺動ベース30aと30bは
両者一体となって揺動駆動される。
第3カム53は折込みベース20aを駆動軸26aならびに26
bを中心として揺動させるためのものである。第1図と
第2図に示すように、第2主軸40には揺動アーム76が回
動自在に支持されている。第4図(第2図のIV−IV断面
図)に示すように、揺動アーム76にはフォロワー75が設
けられており、このフォロワー75が第3カム53のカム溝
を摺動するようになっている。第3カムのカム溝の形状
に応じて揺動アーム76はD−Eの角度範囲にて揺動す
る。揺動アーム76はロッド77によって前記第2揺動ベー
ス35に連結されている。この揺動アーム76のD−Eの角
度範囲の揺動により、第2揺動ベース35は駆動軸26aな
らびに26bを中心としてD1−E1の角度にて揺動する。こ
の第2揺動ベース35の揺動動作は、揺動軸36を介して左
右の折込みベース30aならびに30bに作用し、折込みベー
ス30aと30bが駆動軸26aと26bを中心としてD1−E1の角度
にて(e)−(f)方向へ揺動駆動される。
上記第2カム52の動作によって、第1揺動ベース30a
が第2主軸40を中心としてA1−B1の角度にて(c)−
(d)方向へ揺動駆動され、これと同期して第3カム53
の動作により、折込みベース20aが駆動軸26aを中心とし
てD1−E1の角度にて(e)−(f)方向へ揺動駆動され
るが、この2つの揺動動作によって、折込みベース20a
に設けられたプーリ22ならびに軸21の回転中心O1(一対
の折込み爪11a,11bの回転中心)は第3図と第4図にお
いてαで示す軌跡にて移動する。第3図に示すように、
一対の折込み爪11a,11bの回転中心O1(両爪11a,11bの図
示下縁部付近が回転中心となる)から垂線を下ろし、O1
から寸法W(このWは爪11a,11bの幅寸法)だけ下った
位置をO2とすると、前記軌跡αは、O2を中心とした半径
Wの円弧軌跡となるように設定されている。なお、右側
の折込み爪12a,12bの回転動作も左側の折込み爪11a,11b
と同じである。
第4カム54は、左右に位置している折込みベース20a
と20bを接近方向((a)方向)ならびに離反方向
((b)方向)へ駆動するためのものである。第4カム
54の側方には揺動アーム81が設けられており、第4カム
54のカム溝の形状に応じて揺動アーム81が揺動動作す
る。一方、前記第2揺動ベース35の中央下面のブラケッ
ト83には軸84が支持されている。この軸84の一端に固定
されているアーム85と前記揺動アーム81との間がロッド
82によって連結されている。さらに軸84の他端には駆動
部材86が固定されている。この駆動部材86の180度対向
位置と各折込みベース20aならびに20bとの間はロッド87
と88とによって連結されている。第4カム54の回転によ
り揺動アーム81が駆動されると、ロッド82を介して駆動
部材86が回動駆動される。この動作がロッド87と88によ
って各折込みベース20aと20bに伝達され、折込みベース
20aと20bが(a)−(b)方向へ摺動動作する。
次に袋詰め製品の口折り動作について説明する。
袋1にコーヒーなどの内容物が充填され、口部1aが熱
シールなどによって密閉された状態にて、この袋が第1
図に示すように作業位置に供給される。袋1が作業位置
に供給されるまでは、左右の折込みベース20aと20bは
(b)方向へ移動しており、折込み爪11a,11bと折込み
爪12a,12bとが互いに離れて位置している。またこのと
きには、折込みベース20aに設けられたアクチュエータ1
8のプランジャ19が伸出して、プランジャ19の先端がロ
ーラ17を押しており、支持部材10aは反時計方向に、ま
たこれとギヤ15を介して連動している支持部材10bは時
計方向に回動し、一対の折込み爪11aと11bは第5A図にお
いて破線で示すように互いに開いた状態となっている。
同様に対向側の折込みベース20b上に設けられたアクチ
ュエータのプランジャも伸出しており、折込み爪12aと1
2bも開いた状態となっている。袋1が供給されると第4
カム54によって駆動部材86が図において時計方向へ回動
させられ、ロッド87と88とによって、左右の折込みベー
ス20aと20bが(a)方向へ引かれる。そして折込み爪11
a,11bと12a,12bとが袋1の口部1aを挟む位置に移動す
る。このときアクチュエータ18のプランジャ19が後退
し、一対の折込み爪11aと11bはばねの力によって互いに
引き合い、爪11aと11bとによって口部1aがクランプされ
る。同様に対向側においても折込み爪12aと12bによって
口部1aがクランプされる。
次に口部1aの折畳み作業が行なわれるが、左右の折込
み爪11a,11bと12a,12bとが同じ動作であるために、以下
においては、左側の爪11a,11bの動作のみ説明する。
折畳み動作開始時には、第2カム52の回転位置に応じ
て、第1揺動ベース30aが第3図においてB1で示す角度
位置にあり、また第3カム53の回転位置に応じて、第2
揺動ベース35ならびに折込みベース20aは第4図におい
てD1で示す角度位置にある。第1揺動ベース30aと折込
みベース20aとがこの角度位置にて停止しているとき
に、第1カム51によって第2主軸40が時計方向へ所定角
度回転駆動される。この回転力は駆動歯付プーリ41aか
ら従動側の歯付プーリ42aに伝達されて、駆動軸26aが回
転駆動される。よってこの駆動軸26aに対してスプライ
ン係合されている歯付プーリ23aが駆動される。この動
力は歯付ベルト25を介して、折込みベース20aに支持さ
れている歯付プーリ22に伝達され、このプーリ22が180
度の角度にて時計方向へ駆動される。この第1段階の動
作では、歯付プーリ22と一体となっている回転ベース13
aがほぼ180度反転する。このときの回転中心O1は折込み
爪11a,11bのほぼ下縁部に一致している。そのため、回
転ベース13aとともに回転する折込み爪11a,11bによっ
て、袋1の口部1aは第5B図に示すように180度折畳まれ
る。
上記の第1段階の動作に継続して第2段階の折り込み
動作が行なわれる。この動作では、第2カム52の動作に
応じて、第3図において揺動アーム71がAの角度まで移
動し、ロッド73によって連結されている第1揺動ベース
30aがA1で示す角度まで揺動する。これと並行して、第
3カム53の動作により、第4図において揺動アーム76が
Eの角度まで回動し、ロッド77によって連結されている
第2揺動ベース35が駆動軸26aを中心としてE1の位置に
移動し、さらに揺動軸36によって折込みベース20aが駆
動軸26aを中心としてE1の角度まで駆動される。上記の
第1揺動ベース30aの揺動動作と折込みベース20aの揺動
動作との両動作によって、回転ベース13aの回転中心
(折込み爪11a,11bの回転中心)O1はαで示す円弧軌跡
にて移動する。第3図に示すように、この移動軌跡α
は、O2(O1よりもWだけ下の位置)を中心とし且つ爪11
a,11bの幅寸法と同じWを半径とした円弧軌跡となる。O
1がαで示す軌跡を移動するのと同時に、第1カム51に
よってさらに第2主軸40が駆動され、各歯付ベルト44a
と25を経て歯付プーリ22が駆動され、回転ベース13aな
らびに各折込み爪11a,11bがO1を中心としてさらにほぼ9
0度余りの角度だけ時計方向へ駆動される。このO1のα
軌跡と、O1を中心とする爪11a,11bの時計方向への回動
との動作の総合によって、第5C図に示すように、爪11a
と11bはO2を中心としてα方向へ倒れる軌跡となる。そ
の結果、第5B図において二つ折りされた口部1aがさらに
袋1の上面にほぼ沿うように折られる。このときO1はα
の軌跡にて移動し、これと同時に爪11aと11bがO1を中心
として回動するため、この第2段階の折り動作において
袋1が振られたり持ち上げられたりすることはない。
第5C図に示す状態にて折込みが完了すると、第4カム
54の回転によって、駆動部材86が反時計方向へ駆動さ
れ、ロッド87と88とによって折込みベース20aと20bが
(b)方向へ駆動される。折込みベース20aと20bは、ス
プライン係合している駆動軸26a,26bと揺動軸36を摺動
し、折込み爪11a,11bと12a,12bが袋1の口部1aから左右
に抜き出される。そして折込み爪11a,11bならびに第1
揺動ベース30aならびに折込みベース20aが初期の位置に
復帰させられる。
次に袋の搬入、搬出ならびにラベルの貼着動作につい
て説明する。
内容物が充填され口部1aがシールされた状態の袋1
は、第1図に示す折込み作業部のさらに下方位置に順次
供給され、1個ずつが上昇テーブルによって持ち上げら
れて、第1図に示す折込み作業位置に供給される。この
上昇テーブルの高さを変えることによって、第3図にお
いて(イ)あるいは(ロ)で示すように異なる大きさの
袋1に対し同じ条件で口部1aの折畳み動作を行なうこと
ができるようになる。前述の折込み作業が完了すると、
爪11a,11bならびに12a,12bが折込み部から抜き出され、
上昇テーブルがさらに上昇し、袋1が折込み作業位置か
らさらに持ち上げられ、この上昇位置にて排出される。
このとき、第3図に示すように第2カム52の動作によっ
て揺動アーム71がCの角度位置まで移動し、これにより
第1揺動ベース30aがC1で示す角度位置まで回動して、
折込み爪11a,11bならびに12a,12bが袋1の上昇位置範囲
から大きく逃げ、袋の排出の妨げにならないようにな
る。
上記の折込み作業完了後から袋1の上昇動作の間に、
袋の折込み部にラベルが貼着される。
第6A図に示すように、折込み作業部の側方にはラベル
91の台紙92が送られ、台紙92が鋭角にて折曲げられる。
このときラベル91の端部が台紙92から剥れる。そしてラ
ベル91がエアー吸着盤などの搬送機構によって折込み作
業部に送られ、折込み爪11a,11b,12a,12bが口部の折畳
み部分から抜かれる直前に口部1aから袋1の本体の部分
にかけてラベル91が貼られる。袋1の折込み作業位置の
上方にはローラ93が配置されており、このローラ93を支
持しているブラケット94はばね95によって下方向へ引か
れている。ラベル91が貼られ、折込み爪11a,11bならび
に12a,12bが(b)方向へ抜き出されると、上昇テーブ
ルによって袋1が持ち上げられる。このとき第6B図に示
すように、ローラ93がラベル貼着部分を転動し、ばね95
の力によってラベル91が完全に口部1aと袋1の本体に貼
り付けられる。
なお、上記実施例において、折込み爪11a,11bの回転
中心O1は、爪11a,11bの縁部に完全に一致している必要
はなく、若干のずれがあっても折込み作業に支障はな
い。また回転中心の軌跡αもO2を中心として爪幅Wを半
径とする円弧軌跡に近いものであればよく、厳密な円弧
軌跡である必要はない。
さらに折込み爪は11a〜12bで示すように必ずしも二対
設ける必要はなく、一対の折込み爪11a,11bを長いもの
にすれば、この一対の爪だけでも折込みは可能である。
また袋1は角筒形状のものに限られるものではなく、
また内容物もコーヒーに限られるものではない。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、袋体の口部を二つ折り
にする際の袋体の振れを最少限にでき、さらに袋体を折
り畳む際に、袋体が上昇して不安定になるのを防止で
き、安定した口折り作業ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6B図は本発明による口折り装置の実施例を示
すものであり、第1図は口折り作業を行なう機構部分を
示す斜視図、第2図は装置全体を正面から示す断面図、
第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は第2図のIV
−IV断面図、第5A図、第5B図、第5C図は口部の折込み作
業を順次拡大して示す側面図、第6A図は袋の搬出とラベ
ルの貼着動作を示す斜視図、第6B図はラベルを完全に貼
着するための機構の動作を示す側面図、第7A図〜第7D図
は従来の口折り装置の動作を示す側面図である。 1……袋、1a……口部、11a,11b,12a,12b……折込み
爪、13a……回転ベース、18……アクチュエータ、20a,2
0b……折込みベース、22……従動歯付プーリ、23a,23b
……駆動歯付プーリ、25……歯付ベルト、26a,26b……
駆動軸、30a,30b……第1揺動ベース、35……第2揺動
ベース、36……揺動軸、40……第2主軸、41a,41b……
駆動歯付プーリ、42a,42b……従動歯付プーリ、44a,44b
……歯付ベルト、50……第1主軸、51……爪を回転させ
るための第1カム、52……第1揺動ベースを駆動するた
めの第2カム、53……折込みベースを駆動するための第
3カム、54……折込みベースを離反動作させるための第
4カム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物が充填された袋体の口部を開口縁部
    に沿って挟持可能な爪と、前記爪を挟持方向へ動作可能
    に支持するベースと、前記爪の挟持および挟持解除を切
    換える爪開閉手段と、袋体の口部を挟持した爪の幅方向
    中心よりも袋体の底部側に回転中心を有して前記ベース
    を支持する軸と、前記爪により袋体の口部が挟持された
    後に前記軸をほぼ180度回転させて前記爪に挟持された
    袋体の口部を折り畳む回転駆動手段と、が設けられてい
    ることを特徴とする袋詰め製品の口折り装置。
  2. 【請求項2】前記爪により袋体の口部が折り畳まれた
    後、さらに前記爪をこの爪の幅方向中心よりも袋体の底
    部側を回転中心として回動させて前記袋体の口部を折る
    駆動手段が設けられている請求項1記載の袋詰め製品の
    口折り装置。
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