JP2696614B2 - 電気機器の検電装置 - Google Patents

電気機器の検電装置

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JP2696614B2
JP2696614B2 JP3124745A JP12474591A JP2696614B2 JP 2696614 B2 JP2696614 B2 JP 2696614B2 JP 3124745 A JP3124745 A JP 3124745A JP 12474591 A JP12474591 A JP 12474591A JP 2696614 B2 JP2696614 B2 JP 2696614B2
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wall
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core
bushing
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正美 松浦
憲治 柘植
幹夫 清水
義明 亀嶋
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は検電装置、特にケース
内に引込みブッシングの先端部が配置されている電気機
器の検電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年電力需要の多様化にともない、安定
した電力供給が必要となり、故障区間の自動切離しなど
のために配電線路に流れる電流や電圧の正確な情報を得
ることが望まれている。このため、電圧、電流の検出測
定においても、情報を安全かつ高精度に得ることが望ま
れ、従来の電気機器においても、路線の電流や電圧を測
定するため計器用変圧器や変流器を内蔵されたものが使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の例えば
区分開閉器の検電装置では、計器用変圧器と変流器とが
別個に配置されたり、これらの各部品を個々に取付けら
れているため、構造が複雑であるばかりでなく、取付作
業が非常に面倒であるという問題点があった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とすることは、変圧器や変流器を一体化するとともにユ
ニット化して構造が簡単でかつ取付容易な検電装置とす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明においては、引込みブッシングを挿入してケ
ースに取付られたユニットケースには、引込みブッシン
グの周りに内側壁と外側壁とが立設され、この内側壁と
外側壁との間に形成される環状の収納溝内に、電流測定
用のコアと、内側壁とコアとの間に電圧測定用の第1電
極板と、外側壁とコアとの間に電圧測定用の第2電極板
とを収納している。
【0006】
【作用】この発明においては、引込みブッシングがケー
スに挿通固定され、またユニットケースが引込みブッシ
ングを挿通した状態でケースに取付られる。ユニットケ
ースに設けられた中空部を引込みブッシングに嵌挿して
ケースに取付られる。また、立設された内側壁と外側壁
との間に形成された収納溝内にコアが収納されて線路電
流による磁界を測定可能とされている。また、この収納
溝内に課電側の第1電極板と接地側の第2電極板とが収
納されて線路電圧を測定可能とされている。このため、
電流測定用のコアと電圧測定用の第1電極及び第2電極
がこの収納溝内にコンパクトに取付られて、変圧器や変
流器を一体化することができる。また、このユニットケ
ースをケースに取付けるだけで、電気機器に組付けるこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を配電線路のガス封入の区分
開閉器に具体化した一実施例を詳細に説明する。
【0008】図1に示すように、ケース1の左右には引
込み口2,3がそれぞれ横方向に三個設けられ(図1に
は各1個のみを表示する。)、各相の電線に接続されて
いる引込みブッシング4,5が各引込み口2,3に挿通
固定されて気密容器とされている。この開閉器の内部に
は六弗化硫黄ガスが封入され絶縁が確保されている。ま
た、引込みブッシング4,5の先端には棒状の端子6,
7が突出固定され、その先端部が対向配置されている。
左側の端子7には円筒状の可動ブロック8が移動可能に
嵌め込まれ、ケース1の外側に設けた操作レバー9を操
作することにより駆動軸10が回動し、これに伴い駆動
レバー11が回動して可動ブロック8を右側の端子6側
に移動可能とされている。そして、この可動ブロック8
内には右側の端子6と接触嵌着可能とされた接触子12
が設けられ、駆動軸10を回動することにより、可動ブ
ロック8が両端子6,7間を接続あるいは離間して配電
線路を開閉可能とされている。
【0009】また、図1において右側の引込み口2を形
成したケース1の内側には各相検出の検電装置13が取
付けられ、一方左側の引込み口3を形成したケース1に
は零相検出の変流器ユニット14が取付けられている。
【0010】なお、このケース1の背面には電柱の支持
アームに取付けるための吊下取付板15が取付られて電
柱に吊下げて固定可能とされている。ケース1の両引込
み口2,3の周囲には図2に示すように、厚板の座板1
6が溶接により積層接合されている。
【0011】引込みブッシング4は周縁にひだを設けた
略円筒状の磁器からなり、先端部がケース1内に挿入可
能に小径とされるとともに、中間部がガスケット17を
押圧して座板16に気密に当接している。そして引込み
ブッシング4の周縁を挟持している取付金具18が取付
ねじ19により座板16に固定されている。なお、取付
金具18が引込みブッシング4の磁器部分と接触する部
位にはクッション材20が介装されている。また引込み
ブッシング4の軸中心には一端を電線に接続する端子
(図示せず)とし、他端を端子6とする中心導体21が
挿通固定されている。また、ケース1には放圧蓋22に
より密閉されている放圧口22aが設けられていて、短
絡電流により放電アークが生じた場合に開口してケース
1内のアークガスを放出するようにしている。
【0012】各相検出の検電装置13は、図3,4に示
されるようにユニットケース23にコア24及び第1電
極板25と第2電極板26が収納されている。ユニット
ケース23は薄い円筒形状に形成されていて、引込みブ
ッシング4を嵌挿するための中空部27が内側壁28に
より形成されている。内側壁28の外側には同心状に外
側壁29が設けられ、内側壁28と外側壁29との間に
コア24を収納する環状の収納溝30が形成されてい
る。また外側壁29の左側では垂下して延長されていて
収納溝30が開放され、またその右側では下方で切り欠
かれて収納溝30の底部に連続して底板部31が延長し
て設けられている。
【0013】収納溝30内に収納された磁性体のコア2
4は断面が方形とされ、下部において間隙32を設けた
一部を切り欠いた環状に形成されている。このコア24
は収納溝30の底部に収納配置されている(図5参
照)。また、この間隙32内に磁界センサヘッド33の
図示しない検出部を内蔵した頭部が配置されて、クラン
プ34により底板部31にネジ止めされている。この磁
界センサヘッド33は、中心導体21に流れる電流によ
る磁界をその強さに比例した光信号に変換する構成とさ
れている。そして磁界センサヘッド33により検知され
た信号は光ファイバ35によりケース1の底部に取り付
けられたコネクタ36を介して図示しない測定部に伝達
可能とされている。このように、コア24は引込みブッ
シング4の軸中心に配設された中心導体21と同心状に
配設され、また磁界センサヘッド33の頭部をコア24
の間隙32内に挿入しているため、わずかな収容スペー
スに磁界センサヘッド33を収容できるとともに電流を
正確に検出可能とされている。また、他相の中心導体2
1の磁界の影響によるノイズ発生などの影響が無く正確
な線路電流信号を得ることができる構成とされている。
【0014】コア24が収納された収納溝30内には内
側壁28に沿って帯状の薄板からなる第1電極板25が
ループ状に配設され、また外側壁29に沿ってやはり帯
状の薄板からなる第2電極板26がループ状に配設され
ている。このため、第1電極板25と第2電極板26と
が内側壁28と外側壁29により定められた間隙を隔て
て対向配置されることになり、中心導体21に印加され
る電圧を分圧可能とされている。また、底板部31には
図示しないネジにより電圧センサヘッド37と容量補正
用のコンデンサ38が並列接続して取付られている。そ
して第1電極板25の接続端子39が底板部31方向に
延長され、リード線40によりコンデンサ38の一端を
介して電圧センサヘッド37に結線されている。また第
2電極板26の一端部に接続されたリード線41により
コンデンサ38の他端を介して電圧センサヘッド37に
結線されている。電圧センサヘッド37は第1電極板2
5と第2電極板26との間に形成される静電容量により
分圧される線路電圧をポッケルス素子により光信号に変
換するように構成されている。この光信号は光ファイバ
42によりケース1の底部に取り付けられたコネクタ3
6を介して図示しない測定部に伝達可能とされている。
なお、収納溝30は、前記コア24、磁界センサヘッド
33、電極板25,26、電圧センサヘッド37を上述
のように配設している状態にゴムモールド43により充
填されて開口部が封塞されている。
【0015】また、ユニットケース23の外縁には取付
フランジ44が設けられ、ネジ45によりユニットケー
ス23がケース1に取付られている。なお、図1におい
てケース1の左側の蓋5には零相電流検出のための変流
器が取付されて、地絡事故の検出を可能としている。
【0016】次に、上述したこの実施例の検電装置の作
用について説明する。
【0017】まず、このガス開閉器の引込み口2に引込
みブッシング4を組付けるには、引込み口2の外方より
引込みブッシング4の端子6側を挿入する。そして座板
16に取付ネジ19により取付金具18を締め付け固定
する。これにより引込みブッシング4は所定の部位に正
確に取付られるとともに座板16に配設されたガスケッ
ト17により気密に連結される。次に開放されている放
圧口22aからユニットケース23を差し入れ、このユ
ニットケース23の取付フランジ44にネジ45を螺合
してケース1の内側に取付固定される。このため、ユニ
ットケース23に収納されている検電装置13は所定の
引込みブッシング4に容易かつ正確にセットできる。
【0018】この実施例の検電装置13は、ユニットケ
ース23の収納溝30内にコア24が収納されるととも
に、コア24の下部が切り欠かれて形成されている間隙
32内に磁界センサヘッド33の検知部が配置されてい
るので、三相電線路の他相の影響が磁界センサヘッド3
3に表れることがない。また、磁界センサヘッド33内
で電流信号が光信号に変換されているため、通常のリー
ド線により接続した場合のような他相によるノイズの発
生がなく、SN比の高い変流器とすることができる。ま
た、磁界センサヘッド33がコア24の間隙32内に収
容されているため、磁界センサヘッド33のための大き
な収容スペースを必要としない。
【0019】さらに、第1電極板25と第2電極板26
がそれぞれ内側壁28と外側壁29に沿って収納溝30
内に収納配置されているため、第1電極板25と第2電
極板26との対向配置される間隔を正確にセットするこ
とができ、正確な電圧を検出することができる。特に収
容溝30内をゴムモールド43により固定しているの
で、コア24、第1,第2電極板25,26がずれたり
することがない長期信頼性に優れたものとなる。また、
第1電極板25と第2電極板26とをコア24を収納し
ている収納溝30内を利用して配置されているため、こ
れらを配置するための特別の収納スペースを必要としな
い。また、容量補正用のコンデンサ38と電圧センサヘ
ッド37を底板部31に一体的に取付けるとともに、電
圧センサヘッド37による光信号が降雨などにより周囲
の電界や磁界によるノイズの発生がなく、各相毎の電圧
を正確に検出することができる。また、電圧センサヘッ
ド37として入力インピーダンスの大きいポッケルス素
子を用いることにより検出系にインピーダンスを施す必
要がなく高周波帯域まで安定した計測が可能となる。
【0020】このように、この実施例では検電装置とし
て必要とされる全ての部材がユニットケース23に一体
的に取付けられているので、取付フランジ44にネジ4
5により固定するだけでガス開閉器に取付けることがで
き、また検電装置がよりコンパクト化することができ
る。
【0021】また、この実施例では磁界センサヘッド3
3及び電圧センサヘッド37には、電気信号を光信号に
変換する光素子が内蔵されて、光信号により測定部に伝
達される構成としたため、リード線を用いた場合などの
ように電界や磁界の外部的誘導を受けることがなく、正
確な測定をすることができる。
【0022】なお、この発明は前記実施例に限定される
こと無く、この発明から逸脱しない範囲で、各部の構成
を任意に変更して具体化することができる。たとえば、
収納溝30を連続した内側壁28と外側壁29とにより
構成した例を示したが、必ずしも連続させる必要はなく
断続的な壁とするなど、コア24,第1電極板25また
は第2電極板26を係止できればよい。
【0023】
【発明の効果】この発明は中空部の外側に同心状に内側
壁と外側壁が立設されて収納溝が設けられ、この収納溝
内に電流測定用のコアと電圧測定用の第1電極板と第2
電極板とを収納して、変圧器や変流器を一体化するとと
もにユニット化しているため、構造が簡単でコンパクト
かつ取付容易な検電装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉器の断面図である。
【図2】検電装置の取付状態を示す断面図である。
【図3】検電装置の側面図である。
【図4】検電装置の分解斜視図である。
【図5】検電装置の断面図である。
【符号の説明】 1…ケース 4…引込みブッシング 5…引込みブッシング 23…ユニットケース 24…コア 25…第1電極板 26…第2電極板 27…中空部 28…内側壁 29…外側壁 30…収納溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に引込みブッシングの先端部が
    配置されている電気機器の検電装置において、 前記引込みブッシングを挿入して前記ケースに取付られ
    たユニットケースには、該引込みブッシングの周りに内
    側壁と外側壁とが立設され、この内側壁と外側壁との間
    に形成される環状の収納溝内に、電流測定用のコアと、
    該内側壁と該コアとの間に電圧測定用の第1電極板と、
    該外側壁と該コアとの間に電圧測定用の第2電極板とを
    収納したことを特徴とする電気機器の検電装置。
JP3124745A 1991-04-26 1991-04-26 電気機器の検電装置 Expired - Lifetime JP2696614B2 (ja)

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JPH0643190A (ja) 1994-02-18

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