JP2696500B2 - エンジンのブローバイガス用油分離装置 - Google Patents

エンジンのブローバイガス用油分離装置

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JP2696500B2
JP2696500B2 JP7100153A JP10015395A JP2696500B2 JP 2696500 B2 JP2696500 B2 JP 2696500B2 JP 7100153 A JP7100153 A JP 7100153A JP 10015395 A JP10015395 A JP 10015395A JP 2696500 B2 JP2696500 B2 JP 2696500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、空調設備で
あるガスヒートポンプ用のエンジンに生じるブローバイ
ガスから油を分離するための油分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記油分離装置には、従来、例えば図
で示すように構成されたものがある。
【0003】これを図に従い説明すると、符号1は4サ
イクルエンジンで、このエンジン1はクランクケース
2、クランク軸3、シリンダ4、およびピストン5を有
し、上記クランク軸3とピストン5とは連接棒6で連結
されている。上記シリンダ4上にシリンダヘッド7が取
り付けられ、シリンダ4内でピストン5とシリンダヘッ
ド7に囲まれた空間が燃焼室9となっている。
【0004】上記シリンダヘッド7には吸気ポート10
と排気ポート11とが形成され、これらは弁(図示せ
ず)によりそれぞれ開閉自在とされている。また、この
各弁はシリンダヘッド7上に設けられる動弁機構(図示
せず)により適宜開、閉弁動作させられる。また、この
動弁機構を覆うシリンダヘッドカバー12が設けられて
いる。
【0005】上記吸気ポート10に連なる吸気通路14
が設けられ、この吸気通路14の上流端にはエアクリー
ナ15が設けられている。このエアクリーナ15はクリ
ーナケース16と、このクリーナケース16に形成され
る入口17と出口18とを仕切るエレメント19とで構
成され、上記出口18はクリーナケース16の底部に形
成されて上記吸気通路14の上流端に連通している。ま
た、上記吸気通路14の中途部にはスロットル20が設
けらている。
【0006】前記クランクケース2内の底部には油貯留
部であるオイルパン22が設けられている。このオイル
パン22内には潤滑油23が溜められており、この潤滑
油23は、シリンダ4とピストン5の摺接部などエンジ
ン1の各部を潤滑する。
【0007】上記エンジン1の作動は従来と同じであ
り、この作動時には、外気がクリーナケース16の入口
17を通って吸入され、エレメント19を通過してろ過
された後(図中矢印A)、吸気通路14を通って燃料と
共に燃焼室9に吸入され(図中矢印B)、ここで燃焼さ
せられる。そして、その燃焼ガスは排気ポート11を通
って排気される(図中矢印C)。
【0008】上記エンジン1の作動時には、シリンダ4
とピストン5との摺接部を通り抜けて燃焼室9側からク
ランクケース2内にブローバイガス24が流入する(図
中矢印D)。そこで、このブローバイガス24を回収す
る回収装置25が設けられている。
【0009】上記回収装置25は上記クランクケース2
の内部に連通するラビリンス27と、このラビリンス2
7から前記クリーナケース16内に通じる回収通路28
を有している。上記エアクリーナ15内には、上記エン
ジン1とは別体に油分離器29が設けられ、この油分離
器29はエレメント30で構成されている。そして、前
記クランクケース2内のブローバイガス24はラビリン
ス27および回収通路28を通りクリーナケース16内
に吸引される(図中矢印E)。
【0010】この場合、上記ブローバイガス24に含ま
れた油はこのブローバイガス24が上記エレメント30
を通過する際に分離される。そして、このように油が分
離された後のブローバイガス24は前記した外気と共に
吸気通路14に吸引され(図中矢印F)、かつ、燃焼室
9に導入されて、ここで燃焼させられる。また、同上エ
レメント30で分離された油も吸気通路14内面を伝っ
て流下し、燃焼室9に送り込まれて再度潤滑に供された
り、燃焼させられることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成において、エンジン1が特に高負荷域で長時間運転さ
れる場合には、燃焼時に酸性ガスであるNOx が多く発
生する。また、上記ブローバイガス24には水蒸気が含
まれている。
【0012】一方、前記したように、油分離器29はエ
ンジン1とは別体に設けられていて、このエンジン1に
よっては加熱されにくいため、温度は低くなりがちであ
る。このため、前記したように油分離器29にブローバ
イガス24が送り込まれると、このブローバイガス24
中の上記水蒸気が容易に結露して結露水となり、この結
露水に上記酸性ガスが溶け込んで、酸性の強いものとな
る。
【0013】そして、上記結露水は上記油分離器29に
おいて、ここで分離された油と混ざるため、これにより
酸性の強いエマルジョンスラッジが生じ、このエマルジ
ョンスラッジが吸気通路14を通り吸気と共に燃焼室9
内に吸入されて、上記エマルジョンスラッジの酸性によ
りシリンダ4とピストン5との摺接部が腐食させられる
という問題を生じる。
【0014】また、上記エマルジョンスラッジの一部
は、ブローバイガス24と共に上記摺接部を通り抜け
て、クランクケース2内下方の油貯留部であるオイルパ
ン22に戻されるため、このオイルパン22の油も酸性
となる。よって、このオイルパン22の油によって各潤
滑部が潤滑されるとき、この潤滑部が腐食させられると
いう問題も生じる。
【0015】また、上記したように、エマルジョンスラ
ッジが燃焼室9内に吸入されると、これが点火プラグに
付着してこれをリークさせ、これにより、エンジン性能
が低下させられるという問題も生じる。
【0016】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、エンジンのブローバイガス用の油分
離装置にエマルジョンスラッジが生じないようにして、
シリンダとピストンの摺接部の腐食はもとより、クラン
クケース内の油貯留部の油により各潤滑部が腐食させら
れないようにし、かつ、エンジン性能が良好に保たれる
ようにし、更に、このようにした場合でも、上記油分離
装置の構成を簡単にできるようにすることを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明は、次の如くである。
【0018】請求項1の発明は、エンジンに吸気通路を
介しエアクリーナを連通させ、外気をこれらエアクリー
ナと吸気通路とを順次通して上記エンジン内に導入させ
るようにし、一方、このエンジンから生じるブローバイ
ガスを吸入してこのブローバイガス中に含まれる油を分
離する複数の油分離器を上記エンジンとは別体に設け
と共に、互いに直列に連結し、上記油分離器のうち、最
終段の油分離器で油が分離された後のブローバイガスを
上記吸気通路に導入させるようにし、上記各油分離器で
分離されたそれぞれの油を同上エンジンのクランクケー
ス内の油貯留部に戻す油戻し通路を設け、
【0019】上記複数の油分離器のうち、少なくともい
ずれか一つの油分離器ではそのエレメントのほぼ水平と
された下面からその内部にブローバイガスが流入した
後、外部に排出されるようにし、他の油分離器ではその
エレメントのほぼ垂直とされた側面からその内部にブロ
ーバイガスが流入した後、外部に排出されるようにし、
【0020】上記各油分離器をそれぞれ加熱するヒータ
を設けたものである。
【0021】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、エンジンを収容するエンジンルームを設け、このエ
ンジンルーム内の温度を検出する室温センサーを設け、
この室温センサーの検出信号により上記エンジンルーム
内の温度が所定温度よりも低いとき、ヒータを機能さ
せるようにしたものである。
【0022】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、複数の油分離器のうち、より上流側の油分離器の温
度を検出する温度センサーを設け、この温度センサーの
検出信号により上記上流側の油分離器の温度が所定温度
よりも低いとき、ヒータを機能させるようにしたもの
である。
【0023】
【作 用】請求項1の発明による作用は次の如くであ
る。
【0024】即ち、油分離器55,76で分離された油
を同上エンジン1のクランクケース2内のオイルパン
(油貯留部)22内に戻す油戻し通路43を設けてあ
め、油分離器29で分離された油は、この油分離器2
9側からシリンダ4とピストン5との摺接部を通ること
なく、上記油戻し通路43を通って、より直接的にオイ
ルパン(油貯留部)22に戻されることとなる。
【0025】よって、上記油が上記シリンダ4とピスト
ン5との摺接部を通ってオイルパン(油貯留部)22側
に向うということが未然に抑制される。
【0026】しかも、上記の場合、油分離器55,76
は複数設けられて、これらが直列に連結されたため、上
記油分離器55,76における油分離の性能が向上し、
これに伴い、上記摺接部の腐食がより確実に防止され
る。
【0027】また、上記複数の油分離器55,76のう
ち、少なくともいずれか一つの油分離器55ではそのエ
レメント73のほぼ水平とされた下面からその内部にブ
ローバイガス24が流入した後、外部に排出されること
とされ、他の油分離器76ではそのエレメント85のほ
ぼ垂直とされた側面からその内部にブローバイガス24
が流入した後、外部に排出することとされ、このため、
次の作用が生じる。
【0028】即ち、上記した一つの油分離器55では、
そのエレメント73で捕捉された油は、このエレメント
73のほぼ水平な下面の各部から滴下するが、この滴下
前の油は上記エレメント73の下面の各部にほぼ均一に
分布することとなる。このため、ブローバイガス24が
上記エレメント73の下面からその内部に流入すると
き、上記ブローバイガス24は、上記エレメント73の
下面の各部をほぼ均一に通ってその内部に流入すること
となる。
【0029】よって、上記エレメント73はその下面の
広さに応じて、油分離のために十分に利用されることと
なる。
【0030】しかし、上記した一つの油分離器55で
は、そのエレメント73内を流下する油と、このエレメ
ント73の下面からその内部に上昇しながら流入するブ
ローバイガス24とは互いに対抗するため、微小の油ミ
ストは上記ブローバイガス24と共に上記エレメント7
3から排出されるおそれがあって、これは、油分離の性
能を向上させる上で、阻害要因となる。
【0031】一方、前記した他の油分離器76では、そ
のエレメント85で捕捉された油はこのエレメント85
の下部に向って流下して、このエレメント85の上部に
比べて下部に含まれる油の量が多くなる。このため、ブ
ローバイガス24が上記エレメント85の側面からその
内部に流入するとき、上記ブローバイガス24の多く
は、上記エレメント85の上部側面を通ってその内部に
流入しがちとなる。
【0032】上記の場合、エレメント85の上部では、
油は少なく保たれ、また、油の流下の方向と、上記エレ
メント85の側面からその内部にほぼ水平方向で流入す
るブローバイガス24とは互いに対抗しないため、油分
離の性能が向上する。
【0033】しかし、上記したように、他の油分離器7
6では、そのエレメント85の上部に偏ってブローバイ
ガス24が流入するため、上記エレメント85はその側
面の広さに応じては、油分離のために十分には利用され
難くなる。
【0034】そこで、本発明では、前記した一つの油分
離器55と、他の油分離器76とを直列に連結させたの
であり、これにより、全体的に、大量の油を含んだブロ
ーバイガス24の処理と、油分離の性能の向上とが達成
される。
【0035】また、上記油分離器55,76をそれぞ
加熱するヒータ44を設けてある。
【0036】このため、上記油分離器55,76は上
記ヒータ44によってそれぞれ加熱され、ある程度高温
に保たれることから、上記油分離器29にブローバイガ
ス24が送り込まれたとき、このブローバイガス24に
含まれる油が分離される一方、このブローバイガス24
中の水蒸気が結露水になることは、上記各油分離器5
5,76で防止され、この水蒸気はガスのまま油分離
55,76を通り抜ける。
【0037】よって、上記油分離器55,76で分離
された油に対し結露水が混ざるということ防止され
て、エマルジョンスラッジの発生がより確実に防止され
る。
【0038】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0039】なお、こ実施例が、図で示した前記従
来例と共通する構成については、図にその符号を付して
説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
【0040】図1〜3において、前記シリンダヘッドカ
バー12内はシリンダヘッド7やシリンダ4に形成され
た連通路40を通ってクランクケース2内に連通してい
る。41はバッフルプレートである。
【0041】そして、クランクケース2内のブローバイ
ガス24は連通路40、シリンダヘッドカバー12内、
および上記回収通路28を通って油分離器29に送り込
まれるようになっている(図1中矢印D)。これによれ
ば、エンジン1から外部に出る油の量が少なく抑えられ
るという効果がある。
【0042】油分離器29は上記エンジン1とは別体に
設けられ、複数の油分離器55,76を備え、これら油
分離器55,76は直列に連結されている。
【0043】上記複数の油分離器55,76のうち、一
つの油分離器55は軸心縦向きで断面円形のケーシング
57を有し、このケーシング57の内部は、上、下仕切
板58,59によって上室60、中間室61、および下
室62に区画されている。
【0044】上記下室62にはブローバイガス24を導
入させる吸引口32を有する吸引パイプ67が取り付け
られ、この吸引パイプ67には可撓性のチューブ33が
連結され、このチューブ33で形成された回収通路28
の下流端が上記吸引口32に連通させられている。上記
吸引パイプ67の下室62側端は径細のノズル68とさ
れ、上方に向って開口している。また、このノズル68
に対向して、下方に向って開く半球状の反転板69が設
けられている。また、上記ケーシング57の底板に油戻
し通路43が取り付けられている。
【0045】上記下仕切板59は多数の孔を有するパン
チングメタルで形成されている。また、上記上仕切板5
8は平面視で円環状をなし、その内孔の孔縁から下方に
向って仕切筒体70が延び、この仕切筒体70は少数の
孔を有している。この仕切筒体70の下端開口は下仕切
板59の上方近傍で底板71により閉じられており、こ
の底板71には油孔72が形成されている。
【0046】上記ケーシング57の外周壁と、上記仕切
筒体70との間には、ジグザグ状に折り曲げられたステ
ンレス製の多数の細線で構成されたエレメント73が充
填されている。このエレメント73の下面はほぼ水平と
され、このエレメント73の下面からその内部にブロー
バイガス24が流入した後、外部に排出されるようにな
っている。また、上記上室60には、ブローバイガス2
4を旋回させる旋回羽根74が設けられ、この旋回羽根
74はケーシング57の上部板に取り付けられている。
また、このケーシング57の上部板には排出口75が形
成されている。
【0047】図1〜3において、上記複数の油分離器5
5,76のうち、最終段となる他の油分離器76は軸心
横向きで断面円形のケーシング78を有し、このケーシ
ング 78は円筒部79と、この円筒部79の軸方向の一
側開口を閉じる一側板80と、他側開口を閉じる他側板
81とで構成されている。上記ケーシング78の内部
は、仕切板82によって狭い第1室83と、広い第2室
84に区画され、上記仕切板82は多数の孔を有するパ
ンチングメタルで形成されている。上記第2室84には
前記エレメント30と同構成のエレメント85が充填さ
れている。このエレメント85の上記第1室83側の側
面はほぼ垂直とされ、このエレメント85の側面からそ
の内部にブローバイガス24が流入した後、外部に排出
されるようになっている。
【0048】上記一側板80の上部には吸引口86が形
成され、前記油分離器29の排出口75が上記吸引口8
6にチューブ87により連結されている。また、上記一
側板80、仕切板82、およびエレメント85の各中央
部を貫通する排出パイプ88が設けられ、この排出パイ
プ88の一端は他側板81とエレメント85とで囲まれ
た第2室84の一部空間に開口し、他端は上記ケーシン
グ78の外部に向って開口する排出口34となってい
る。また、上記一側板80の下部には油戻し通路43が
取り付けられている。上記排出口34は、エアクリーナ
15よりも下流側でスロットル20よりも上流側の吸気
通路14に可撓性のチューブ35により連通させられて
いる。
【0049】図1、2において、矢印Eで示すように、
上記ブローバイガス24が吸引パイプ67を通り下室6
2に吸入されるとき、上記ブローバイガス24はノズル
68で加速されて噴出する。すると、このブローバイガ
ス24は前記反転板69で案内されて下方に向い急反転
する。このとき、ブローバイガス24内の油は上記反転
板69の内面に付着して上記ブローバイガス24から分
離され、この油は油戻し通路43を通り排出される。
【0050】一方、上記反転板69で反転させられた後
のブローバイガス24は、下仕切板59、エレメント7
3、および仕切筒体70を順次通過し、この仕切筒体7
0の内部を通って上室60に達し、ここで旋回羽根74
により、縦軸回りに旋回させ られた後、排出口75を通
り排出され、上記油分離器76の吸引口86を通し第1
室83に吸入される。
【0051】そして、上記油分離器55では、ブローバ
イガス24がエレメント73を通過したり、旋回羽根7
4で旋回させられるときに、このブローバイガス24内
の油が分離され、この油は下仕切板59の油孔72を通
過して下室62に達し、その後、油戻し通路43から排
出され、オイルパン22に戻される(図1、2中矢印
I)。
【0052】また、前記主油分離器55の排出口75か
ら副油分離器76の吸引口86を通し第1室83に吸入
されたブローバイガス24は、上記仕切板82、エレメ
ント85、および排出パイプ88を順次通過し、排出口
34から排出されて、チューブ35を介し前記吸気通路
14内に戻される(図1〜3中矢印F)。
【0053】上記の場合、ブローバイガス24がエレメ
ント85を通過するときに、このブローバイガス24内
の油が分離され、この油は仕切板82を通過して第1室
83に達した後、油戻し通路43から排出され、オイル
パン22に戻される(図1〜3中矢印I)。
【0054】図1において、油分離器55,76には
それぞれヒータ44が取り付けられている。一方、エン
ジン1はハウジング45のエンジンルーム46内に収容
されている。このハウジング45の下部には換気出口4
5aが形成され、上部には換気入口45bが形成され、
上記換気出口45aにはハウジング45内を換気する換
気ファン47が取り付けられている。上記エンジンルー
ム46内の「エンジンルーム内温度」を検出する室温セ
ンサー48が設けられている。上記エンジン1には冷却
用の水ジャケット49が形成されており、この水ジャケ
ット49における冷却水50の水温を検出する水温セン
サー51が設けられている。
【0055】そして、上記室温センサー48と水温セン
サー51の各検出信号により電子的な制御手段53を介
し上記ヒータ44と換気ファン47とが作動させられる
ようになっている。その他、54は断熱材で、この断熱
材54は回収装置25、回収通路28、チューブ35、
およびヒータ44を外方から覆ってこれらを保温する。
【0056】図と図とは上記制御手段53のフロー
チャートを示し、(P‐1)から(P‐12)はプログ
ラムの各ステップを示している。
【0057】図において、前記室温センサー48の検
出信号により、「エンジンルーム内温度」が所定温度で
ある設定温度TA よりも低いと判断されれば(P‐
1)、ヒータ44が機能させられて(P‐2)、油分離
器29が加熱され、この油分離器29において、ブロー
バイガス24に含まれる水蒸気により結露水の生じるこ
とが防止され、つまり、エマルジョンスラッジの発生が
防止される。
【0058】次に、「エンジンルーム内温度」がある設
定温度TB 以上であると判断されれば(P‐3)、ヒー
タ44の機能が停止させられて(P‐4)、油分離器2
9の過度の加熱が防止される。
【0059】以下、上記ステップが順次繰り返される。
【0060】なお、上記設定温度は、TA <TB の関係
にある。
【0061】図において、(P‐5)で水温センサー
51により冷却水50の水温が設定温度Ta 以上である
と判断され、更に、(P‐6)で「エンジンルーム内温
度」が設定温度Tb 以上であると判断されれば、換気フ
ァン47がONされ(P‐7)、エンジン1が全体とし
て高温になり過ぎることが防止される。
【0062】次に、(P‐8)で冷却水50の水温が設
定温度Tc 以下であると判断され、もしくは、同上(P
‐8)で同上水温が設定温度Tc を越えたと判断される
と共に、(P‐9)で「エンジンルーム内温度」が設定
温度Td 以下であると判断されれば、換気ファン47が
OFFされ(P‐10)、エンジンルーム46内が所定
温度以上に保たれて、上記油分離器29にてエマルジョ
ンスラッジの生じることが防止される。
【0063】図1において、上記複数の油分離器55,
76のうち、より上流側の油分離器55の「油分離器温
度」を検出する温度センサー56が設けられている。
【0064】そして、上記温度センサー56と水温セン
サー51の各検出信号により制御手段53を介しヒータ
44と換気ファン47とが作動させられるようになって
いる。
【0065】上記制御手段53のフローチャートは、上
記図4、5およびこれについての前記説明において、
「エンジンルーム内温度」とあるを「油分離器温度」と
読み替え、室温センサー48とあるを温度センサー56
と読み替えたものと同じである。
【0066】なお、図例では、上記油戻し通路43は一
側板80から水平方向に延びているが、この油戻し通路
43は一側板80から斜め下方に向って延出させてもよ
く、このようにすれば、第1室83からの油の排出が円
滑にできる。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、エンジンに吸
気通路を介しエアクリーナを連通させ、外気をこれらエ
アクリーナと吸気通路とを順次通して上記エンジン内に
導入させるようにし、一方、このエンジンから生じるブ
ローバイガスを吸入してこのブローバイガス中に含まれ
る油を分離する複数の油分離器を上記エンジンとは別体
に設けると共に、互いに直列に連結し、上記油分離器
うち、最終段の油分離器で油が分離された後のブローバ
イガスを上記吸気通路に導入させるようにし、上記各
分離器で分離されたそれぞれの油を同上エンジンのクラ
ンクケース内の油貯留部に戻す油戻し通路を設け、
【0068】上記複数の油分離器のうち、少なくともい
ずれか一つの油分離器ではそのエレメントのほぼ水平と
された下面からその内部にブローバイガスが流入した
後、外部に排出されるようにし、他の油分離器ではその
エレメントのほぼ垂直とされた側面からその内部にブロ
ーバイガスが流入した後、外部に排出されるようにし、
【0069】上記各油分離器をそれぞれ加熱するヒータ
を設けたため、次の効果がある。
【0070】即ち、油分離器で分離された油を同上エン
ジンのクランクケース内の油貯留部に戻す油戻し通路を
設けてあるため、油分離器で分離された油は、この油分
離器側からシリンダとピストンとの摺接部を通ることな
く、上記油戻し通路を通って、より直接的に油貯留部に
戻されることとなる。
【0071】よって、上記油が上記シリンダとピストン
との摺接部を通って油貯留部側に向うということが未然
に抑制されることから、上記油が酸性であるとしても、
上記摺接部が上記油の酸性によって腐食させられるとい
うことが防止される。
【0072】しかも、上記の場合、油分離器は複数設け
られて、これらが直列に連結されたため、上記油分離器
における油分離の性能が向上し、これに伴い、上記摺接
部の腐食がより確実に防止される。
【0073】また、上記複数の油分離器のうち、少なく
ともいずれか一つの油分離器ではそのエレメントのほぼ
水平とされた下面からその内部にブローバイガスが流入
した後、外部に排出されることとされ、他の油分離器で
はそのエレメントのほぼ垂直とされた側面からその内部
にブローバイガスが流入した後、外部に排出することと
され、このため、次の効果が生じる。
【0074】即ち、上記した一つの油分離器では、その
エレメントで捕捉された油は、この エレメントのほぼ水
平な下面の各部から滴下するが、この滴下前の油は上記
エレメントの下面の各部にほぼ均一に分布することとな
る。このため、ブローバイガスが上記エレメントの下面
からその内部に流入するとき、上記ブローバイガスは、
上記エレメントの下面の各部をほぼ均一に通ってその内
部に流入することとなる。
【0075】よって、上記エレメントはその下面の広さ
に応じて、油分離のために十分に利用されることとなっ
て、大量の油を含んだブローバイガスの処理ができる。
【0076】しかし、上記した一つの油分離器では、そ
のエレメント内を流下する油と、このエレメントの下面
からその内部に上昇しながら流入するブローバイガスと
は互いに対抗するため、微小の油ミストは上記ブローバ
イガスと共に上記エレメントから排出されるおそれがあ
って、これは、油分離の性能を向上させる上で、阻害要
因となる。
【0077】一方、前記した他の油分離器では、そのエ
レメントで捕捉された油はこのエレメントの下部に向っ
て流下して、このエレメントの上部に比べて下部に含ま
れる油の量が多くなる。このため、ブローバイガスが上
記エレメントの側面からその内部に流入するとき、上記
ブローバイガスの多くは、上記エレメントの上部側面を
通ってその内部に流入しがちとなる。
【0078】上記の場合、エレメントの上部では、油は
少なく保たれ、また、油の流下の方向と、上記エレメン
トの側面からその内部にほぼ水平方向で流入するブロー
バイガスとは互いに対抗しないため、油分離の性能が向
上する。
【0079】しかし、上記したように、他の油分離器で
は、そのエレメントの上部に偏ってブローバイガスが流
入するため、上記エレメントはその側面の広さに応じて
は、油分離のために十分には利用され難くなって、大量
の油を含んだブローバイガスの処理はし難くなる。
【0080】そこで、本発明では、前記した特性の一つ
の油分離器と、他の油分離器とを直列に連結させたので
あり、これにより、全体的に、大量の油を含んだブロー
バイガスの処理と、油分離の性能の向上とが達成され、
これにより、上記摺接部の腐食が更に確実に防止され
る。
【0081】また、前記したように油分離器をそれぞ
加熱するヒータを設けてある。
【0082】このため、上記油分離器は上記ヒータに
よってそれぞれ加熱され、ある程度高温に保たれること
から、上記油分離器にブローバイガスが送り込まれたと
き、このブローバイガスに含まれる油が分離される一
方、このブローバイガス中の水蒸気が結露水になること
は、上記各油分離器で防止され、この水蒸気はガスのま
油分離器を通り抜ける。
【0083】よって、上記油分離器で分離された油に
対し結露水が混ざるということ防止されて、エマルジ
ョンスラッジの発生がより確実に防止される。
【0084】この結果、エマルジョンスラッジの酸性に
よって、シリンダとピストンとの摺接部が腐食させられ
るということが更に効果的に防止され、かつ、油貯留部
の油により各潤滑部が腐食させられるということも防止
される。また、エマルジョンスラッジがエンジンの点火
プラグをリークさせるということも防止されるため、始
動不良や失火が防止されて、エンジン性能が良好に保た
れる。
【0085】しかも、上記油分離器がそれぞれヒータ
により加熱されることによって、エマルジョンスラッジ
の発生が防止されるため、油分離器で分離された油
は、それぞれ上記油戻し通路を円滑に流れてクランクケ
ース内の油貯留部に戻されることとなる。
【0086】よって、上記油戻し通路を油が円滑に流れ
る分、この油戻し通路の断面積をあまりに大きくしない
で済むことから、油分離装置は上記したように、摺接
部の腐食を効果的に防止し、かつ、エンジン性能を良好
に保つという種々の効果を奏するものでありながら、そ
の構成を簡単にすることができる。
【0087】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、エンジンを収容するエンジンルームを設け、
このエンジンルーム内の温度を検出する室温センサーを
設け、この室温センサーの検出信号により上記エンジン
ルーム内の温度が所定温度よりも低いとき、ヒータを
機能させるようにしてある。
【0088】このため、油分離器の周りの温度が高い
にもかかわらず、これら油分離器を不必要に過度に加熱
させてしまうということが防止され、よって、ヒータ
における熱の無駄な消費が抑制される。
【0089】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、複数の油分離器のうち、より上流側の油分離
器の温度を検出する温度センサーを設け、この温度セン
サーの検出信号により上記上流側の油分離器の温度が所
定温度よりも低いとき、各ヒータを機能させるようにし
てある。
【0090】このため、上記油分離器の温度がより直接
的に検出されると共に、上流側の油分離器にブローバイ
ガスが流入すれば、上記油分離器の温度が直ちに検出さ
れ、つまり、この検出が迅速に行われることから、
分離器の過度の加熱が更に精度よく防止されると共に、
各油分離器におけるエマルジョンスラッジの発生もより
確実に防止される。
【0091】よって、ヒータにおける熱の無駄な消費
がより確実に防止されると共に、上記摺接部の腐食がよ
り効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】体簡略一部断面図である。
【図2】1の一部拡大断面図である。
【図3】図1の一部拡大断面図である。
【図4】ローチャート図である。
【図5】他のフローチャート図である。
【図6】従来例で、図1に相当する図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クランクケース 14 吸気通路 15 エアクリーナ 22 オイルパン(油貯留部) 23 潤滑油 24 ブローバイガス 29 油分離器 34 排出口 43 油戻し通路 44 ヒータ 46 エンジンルーム 48 室温センサー55 油分離器(一つの油分離器) 56 温度センサー73 エレメント 76 油分離器(他の油分離器) 85 エレメント
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−70824(JP,A) 実開 昭61−92708(JP,U) 実開 昭58−154809(JP,U) 実開 昭56−9904(JP,U) 実開 平4−59319(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに吸気通路を介しエアクリーナ
    を連通させ、外気をこれらエアクリーナと吸気通路とを
    順次通して上記エンジン内に導入させるようにし、一
    方、このエンジンから生じるブローバイガスを吸入して
    このブローバイガス中に含まれる油を分離する複数の
    分離器を上記エンジンとは別体に設けると共に、互いに
    直列に連結し、上記油分離器のうち、最終段の油分離器
    で油が分離された後のブローバイガスを上記吸気通路に
    導入させるようにし、上記各油分離器で分離されたそれ
    ぞれの油を同上エンジンのクランクケース内の油貯留部
    に戻す油戻し通路を設け、上記複数の油分離器のうち、少なくともいずれか一つの
    油分離器ではそのエレメントのほぼ水平とされた下面か
    らその内部にブローバイガスが流入した後、外部に排出
    されるようにし、他の油分離器ではそのエレメントのほ
    ぼ垂直とされた側面からその内部にブローバイガスが流
    入した後、外部に排出されるようにし、 上記各 油分離器
    それぞれ加熱するヒータを設けたエンジンのブローバ
    イガス用油分離装置。
  2. 【請求項2】 エンジンを収容するエンジンルームを設
    け、このエンジンルーム内の温度を検出する室温センサ
    ーを設け、この室温センサーの検出信号により上記エン
    ジンルーム内の温度が所定温度よりも低いとき、ヒー
    タを機能させるようにした請求項1に記載のエンジンの
    ブローバイガス用油分離装置。
  3. 【請求項3】 複数の油分離器のうち、より上流側の
    分離器の温度を検出する温度センサーを設け、この温度
    センサーの検出信号により上記上流側の油分離器の温度
    が所定温度よりも低いとき、ヒータを機能させるよう
    にした請求項1に記載のエンジンのブローバイガス用油
    分離装置。
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