JP2694756B2 - 二価三価鉄塩配合化粧品 - Google Patents

二価三価鉄塩配合化粧品

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は生物活性作用,イオン化抑制作用,防腐作用
など生物学的に極めて興味ある作用を有する二価三価鉄
塩を配合した化粧品に関するものである。
〔従来の技術〕
薬事法によると、化粧品とは「人の身体を清潔にし、
美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚若しくは
毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦,散布その他こ
れに類似する方法で使用されることが目的とされている
ものであって、人体に対する作用が緩和なもの」と規定
されているように、皮膚や毛髪の状態を自然にあるいは
人工的に美しく整えるものである。そのために化粧水,
乳液、クリーム,シャンプー,リンス,ヘアトニックあ
るいは口紅,ファンデーションなど非常に多種類の商品
が市販されている。さらに、各化粧品の効果をより一層
明確化するために、各種保湿剤,油脂成分,界面活性
剤,香料,色素類など天然物,合成物原料が使用され、
それぞれの配合成分により一応の効果は得られている。
しかし、最近の環境汚染あるいは社会的なストレスの
蓄積から、皮膚本来の生理機能が衰えて、荒れ肌,乾燥
肌,敏感肌などのトラブル肌や、脱毛,白毛化など頭髪
の異常が非常に目立ってきている。このような状態にお
いて、従来の化粧品を使用すると、更に皮膚の生理機能
を衰えさせる結果となって、そのための化粧品によるト
ラブルが非常に増加してきている。
〔発明が解決しようとする課題〕 このような化粧品の実体からみて、皮膚本来の生理機
能を回復させながら、しかも前記薬事法上の化粧品の定
義を十分に満足させる化粧品の開発が望まれている。こ
の問題を解決するには、従来から研究されてきている化
粧品の個々の配合成分による直接の効果だけでは実現不
可能であった。例えば、乾燥した皮膚に水分を補給する
目的のための保湿剤ヒアルロン酸や水溶性蛋白質、また
はシミ取り、美白のためのビタミンC誘導体など、ある
程度の目的とする効果は達せられるが、実際には効果の
持続性、あるいは適用後の成分の変質による皮膚刺激性
などの点で、種々問題が残されており、皮膚本来の生理
機能の回復効果を上げるまでには至っていない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記実情からみて、荒れ肌,敏感肌など
のトラブル肌にも安心して使用でき、しかも皮膚が本来
持っている防御機能,呼吸機能,***,分泌機能などの
生理機能を正常な状態に回復させることのできる化粧品
に関して鋭意研究を重ねた。その結果、特定の二価三価
鉄塩を配合した化粧品のみが、従来の化粧品の効能効果
の上に、さらに皮膚機能の増進,再生能力の増強,環境
汚染などによる刺激物に対する抵抗力の強化,微生物汚
染の防止、有害イオン反応の阻止など、従来の化粧品に
は望むべくもなかった皮膚本来の正常な代謝機能を行わ
せることが可能になることを見出した。
即ち、本発明は上記の目的を持つ二価三価鉄塩を配合
することを特徴とする化粧品に関するものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明の化粧品に使用する二価三価鉄塩は、二価鉄塩
と三価鉄塩の中間の性質を示す鉄の塩酸塩,硫酸塩,燐
酸塩,硝酸塩などの無機塩類および蟻酸塩,酢酸塩,プ
ロピオン酸塩などの有機塩類がある。例えば、公知のも
のとしてはFe3Cl7・XH2O・Fe3Cl8・XH2Oなどの二価鉄と
三価鉄の錯塩などが上げられるが、本発明に最も好まし
い二価三価鉄塩としては、本筆頭発明者の特開昭59−19
0226号および特開昭60−196581号に記載されているFe3C
l7・XH2Oが挙げられる。
これら二価三価鉄塩は、水に溶解した場合、あるいは
皮膚表面など含水表面に塗擦した場合、各種イオン反応
を抑制することにより、通常の水系におけるイオン反応
とは著しく異なる反応を誘導すると思われ、本発明の二
価三価鉄塩配合の化粧品を適用すれば、生体内の正規の
非イオン反応系が回復して、生体を正常な状態に復帰さ
せることができる。
化粧品に上記二価三価鉄塩を配合する場合には、化粧
品の性状、配合剤の種類および目的効果に応じて、二価
三価鉄塩を単独で配合するばかりでなく、例えば塩化ナ
トリウム,硫酸ナトリウム,塩化アンモニウム,硫酸ア
ンモニウム,塩化マグネシウム,珪藻土,ベントナイ
ト,シリカ,アルミナなどの無機物質、および植物性繊
維,パルプ,ビタミン,ホルモン,蛋白質,脂質など有
機物質を担体として二価三価鉄塩を担持させて使用する
ことが最も好ましい。
二価三価鉄塩の配合量は、担体も含めて、化粧品基剤
100g当り10-5〜10-15gであり、好ましくは10-9〜10-12g
の範囲である。配合量がこの範囲より多くても少なくて
も二価三価鉄塩の効果は減弱される。
二価三価鉄塩を配合して本発明を実施できる化粧品と
しては、化粧水,乳液,クリーム,パック,化粧用油な
どの基礎化粧品,シャンプー,ヘアトニック,育毛剤な
どの頭髪用化粧品、及び口紅,ファンデーション,頬紅
などのメークアップ化粧品など、ほとんど全ての化粧品
について適用が可能である。ただし、化粧品の形状、均
一分散性を考慮して、水溶性あるいは水分散性の担体、
油分散性担体および粉末担体を選択して使用することが
必要である。
使用する化粧品のpHは3〜11の広範囲が適用可能であ
るが、pH5〜8が最も好ましいpH範囲である。
なお、本発明の化粧品には、通常の化粧に配合使用さ
れる溶剤,油脂類,界面活性剤,防腐剤,香料,色素な
どが配合されるが、二価三価鉄塩の配合量が極微量であ
るため、鉄塩と反応性のあるキレート剤,フェノール
類,メルカプタン類,カチオン活性剤などが原料とし
て、あるいは不純物として混在した場合には、本発明の
二価三価鉄塩の効果を化粧品に付加することが不能にな
るので事前に十分チェックする必要がある。
本発明の二価三価鉄塩によるイオン反応の阻止能力を
チェックする方法としては、バイオアッセー法など種々
の方法が考えられるが、最も簡単な方法として次の方法
が上げられる。
化粧品のイオン反応阻止テストとしては、化粧品ベー
スをそのまま、あるいは精製水で希釈するか、精製水で
抽出した水相部を試料として、試薬銅粉を適量加えて分
散させた後硝酸試液を添加すると、通常の化粧品の場合
は、当然銅粉と硝酸が反応して、H2ガスが発生し、液は
硝酸銅の生成により青色に呈色するが、二価三価鉄塩に
よりイオン反応阻止能力を持つ化粧品の場合は、液は無
色でH2ガスの発生も認められないが、これは銅粉の溶解
およびイオン反応力が進まないためと思われる。
同様に、化粧品原料の水溶液あるいは、不溶性原料で
は精製水で抽出した液に、適量の二価三価鉄塩を加えて
銅インオンの呈色反応を行わせることにより、化粧品原
料の二価三価鉄塩適合性を検査することが可能である。
以上の方法により、原料の二価三価鉄塩適合性を事前
にチェックした後、化粧品を製造し、さらに製造された
化粧品について再度銅イオン生成反応をチェックするこ
とにより得られた化粧品の二価三価鉄塩による効果を確
認することが出来る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の二価三価鉄塩配合の化粧品は、
皮膚に適用することにより、生体の機能を正常化させる
作用によって、次のような効果が認められる。
(1)皮膚機能の増進 皮膚組織が本来持っている生理機能、すなわち表皮の
正常な角化代謝,皮膚分泌、および水分蒸散作用の正常
化による皮膚表面の状態のコントロール、さらには毛母
細胞および色素細胞の正常な代謝による毛髪の正常な発
育、色素の適正な分布など、本来生体が備えている皮膚
の正常化をそのまま促進させることができる。
(2)再生能力の強化 皮膚組織は本来代謝機能の不調や、外部環境に起因す
る角質層の損傷や、皮膚,水分の過不足異常による皮膚
表面の悪化状態を正常化回復させる能力を持っている
が、本発明の化粧品を適用することにより、この再生機
能をより速やかに強化回復させることができる。例え
ば、脱毛の再生,白毛の黒化,炎症などの予後、あるい
は、進行性指掌角化症などの角質の異常亢進の正常化,
色素沈着によるシミの除去,ヒビ,アカギレなどの皮脂
膜の不足に起因する表皮異常の回復が速やかに達成され
る。
(3)環境変化に対する適応性の増強 外部からの刺激物質,寒冷,熱暑および紫外線照射に
対する皮膚の適応力を強化して、皮膚本来の保護機能を
保持することができる。例えば、外部からの抗原物質の
浸入を抑制することにより、感作性皮膚障害を防ぐこと
ができる。また外部環境に合わせて皮脂膜の形成を促進
して、皮膚を美しい状態に保護することができる。
(4)微生物の異常増殖の阻止 外部からの付着微生物および皮膚常在菌の異常増殖に
よる炎症,化膿などの皮膚トラブルを除去,防止するこ
とができる。例えば、ニキビ,ワキガ,被髪頭皮のフ
ケ,カユミなど微生物の増殖に由来する皮膚の異常を防
止することができる。
また、二価三価鉄塩を配合することにより、化粧品に
通常配合される防腐剤も不要になり、防腐剤に起因する
感作性皮膚障害も防止することができる。
(5)有害イオン反応の阻止 外部からの化学物質による皮膚刺激反応および紫外線
照射による皮脂成分の過酸化脂質の形成など、有害イオ
ン反応および遊離基反応を抑制することにより、皮膚の
老化,脱毛,白毛化などを防ぐことができる。
また二価三価鉄塩を配合することにより、油脂類配合
化粧品の酸化変質を防止できるので、感作性皮膚障害の
原因になりやすい油脂の酸化防止剤も不要になる。
本発明にかかる化粧品は、各種配合成分による個々の
化粧品としての効能効果以外に、上記5項目の生体に対
して不可欠のメリットが見込める点において、従来の化
粧品には見られない非常に優れた効果を発揮することが
できる。
〔実施例〕
次に実施例および比較例をあげて、本発明の効果を具
体的に示すが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はない。
なお、以下の実施例における配合量は重量%である。
実施例1. 化粧水 エチルアルコール 5.0% グリセリン 5.0% ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 0.5% ニッコール ビファミン(日光ケミカル製アミノ酸混
合物) 0.2% 香料 適量 Fe2Cl5・XH2O(中性脂質担体) 10-12%(Fe2Cl5とし
て) 精製水を加えて全量100.0%とする。
製法 に〜を加えて攪拌溶解し、これを濾過して化粧
水を得る。
比較例1. 実施例1と同様の処方で、二価三価鉄塩を除いた化
粧品を作る。
実施例と比較例の化粧水を、それぞれ試料として銅
粉,硝酸を加えてイオン化反応テストを行うと、比較例
ではH2ガスが発生し、硝酸銅の青色の呈色反応がみられ
るが、実施例では反応は進行せず、二価三価鉄塩による
イオン反応阻止効果のある化粧水であることが認められ
た。
モニター50名によるこの化粧水のパネルテストを行っ
た結果では、比較例に比して保湿効果が高く、乾燥肌の
著しい改善が見られた。
実施例2. ミルキーローション 流動パラフィン 2.0% スクワラン 3.0% グリセリン 7.0% ポリオキシエチレンモノステアレート 1.0% セスキオレイン酸ソルビタン 0.3% カルボキシビニルポリマー 0.2% 水酸化カリウム 0.1% 香料 適量 Fe2Cl5・XH2O(中性脂質担体) 10-12%(Fe2Cl5とし
て) 精製水を加えて全量100.0%とする。
製法 をに分散させ、を加えて中和し、さらにを加
え均一に溶解、分散させたものを70℃に加熱し、これに
〜を70℃に加温溶解したものを添加して乳化し、ホ
モジナイザーで乳化粒子を整えた後、攪拌冷却し、40℃
でを加えた後、室温まで攪拌してミルキーローション
を得る。
比較例2. 実施例2と同様の処方、製法で二価三価鉄塩を除い
たミルキーローションを作る。
実施例、比較例のミルキーローションについて両者を
酸性にして油脂成分および遊離の樹脂成分を分離した水
相部について、銅粉,硝酸によるイオン化反応テストを
行うと、実施例のミルキーローションは銅イオンによる
呈色がなく、二価三価鉄塩によるイオン反応阻止効果の
あるミルキーローションであることが認められた。
モニター50名によるパネルテストの結果、実施例のミ
ルキーローションは乾皮症などの乾燥性皮膚に対し、刺
激がなく、湿潤効果が高く、皮膚の乾燥状態,掻痒感が
軽減された。
実施例3. 化粧クリーム ポリオキシエチレンモノステアレート 10.0% モノステアリン酸グリセリン 5.0% ミツロウ 1.0% 流動パラフィン 4.0% シリコンオイル 4.0% グリセリン 15.0% アミノメチルプロパンノール 0.2% 香料 適量 Fe2Cl7・XH2O(中性脂質担体) 10-12%(Fe2Cl5とし
て) 精製水を加えて全量100.0%とする。
製法 〜を70℃に加熱し、,,を70℃にて加熱溶
解した中に攪拌添加して乳化し、ホモジナイザーで乳化
粒子を整えた後、攪拌冷却し、40℃でを加えた後室温
まで冷却攪拌して化粧クリームを得る。
比較例3. 実施例と同様の処方、製法で二価三価鉄塩を除いた
化粧クリームを作る。
実施例と比較例のクリームについて、酸性にして油脂
成分を分離した水相について銅粉,硝酸によるイオン化
反応テストを行うと、実施例のクリームは銅イオンによ
る呈色がなく、二価三価鉄塩によるイオン反応阻止効果
のあるクリームであることが認められた。
モニター50名によるパネルテストの結果、実施例の化
粧クリームは、アトピー性皮膚炎など炎症をもつ敏感肌
に塗擦しても刺激がなく、炎症部位の治癒が促進され
た。
実施例4. 化粧用油 天然ビタミンE油 5.0% α−ビサボロール 0.1% オリブ油で全量100.0%とする。
製法 およびをに加えて、溶解し、これに二価三価鉄
塩(中性脂質担体)10-9g/水溶液10.0%を加えてよく
振蘯し、分離した水相を除去し、無水芒硝にて脱水して
化粧用油を得る。
比較例4. 実施例4と同一処理で、二価三価鉄塩で振蘯処理を行
わない化粧油を作る。
実施例、比較例ともに、同量の精製水を加えてよく振
蘯し、分離した水相部について銅粉,硝酸によるイオン
化反応テストを行うと、実施例は銅イオンの呈色がな
く、イオン反応が抑制されることが認められた。
モニター30名によるパネルテストの結果、乾皮症,掻
痒症の軽減および角質層の薄い部位、粘膜部位での微生
物に起因する異臭およびカミユ、刺激の除去効果のある
ことが認めらた。
実施例5. 化粧用パック ポリビニルアルコール 15.0% グリセリン 5.0% 水溶性ポリシロキサン共重合物 3.0% エチレングリコールモノステアレート 1.0% Fe2Cl8・XH2O(中性脂質担体) 10-12(Fe3Cl8とし
て) 香料 適量 精製水を加えて全量100.0%とする。
製法 におよびを加えて加熱溶解させ、これに〜
を加熱溶解したものを加えて均一に混和し冷却し、40℃
以下でを加えて攪拌し、室温まで冷却してパックを得
る。
比較例5. 実施例5と同一処方で、二価三価鉄塩を配合しない
パックを作る。
実施例5、比較例のパックの10%水溶液について、銅
粉,硝酸によるイオン化反応テストを行うと、実施例は
銅イオンの呈色がなく、イオン反応が抑制されることが
認められた。
モニター50名によるパネルテストの結果では乾性肌,
脂性肌の改善がみられ、炎症部,湿疹部位にも刺激がな
く治癒軽減効果が認められた。
実施例6. シャンプー アルキル硫酸トリエタノールアミン液 20.0% ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム
液 25.0% ヤシ油脂脂酸ジエタノールアミド 5.0% グリセリン 10.0% 香料 適量 Fe2Cl5・XH2O(塩化ナトリウム担体)10-12%(Fe2Cl
5として) 精製水を加えて全量100.0%とする。
製法 に〜を順次加えて加温溶解してシャンプーを得
る。
比較例6. 実施例6と同一処方で、二価三価鉄塩を除いたシャ
ンプーを作る。
両者の10%水溶液について、銅粉,硝酸によるイオン
化反応テストを行うと、実施例は銅イオンの呈色がな
く、イオン反応が抑制されることが認められた。
モニター50名による3ケ月間の継続使用テストの結
果、通常の洗髪回数で明らかにフケ,カユミの発生の軽
減が認められた。
実施例7. ヘアトニック エタノール 65.0% レゾルシン 0.1% トルガラシチンキ 5.0% l−メントール 0.5% グリセリン 5.0% ポリオキシエチレンモノステアレート 2.0% 香料 適量 Fe2Cl5・XH2O(中性脂質担体) 10-12%(Fe2Cl5とし
て) 精製水を加えて全量100.0%とする。
製法 に〜を順次加えて加温溶解し、冷却後濾過して
ヘアトニックを得る。
比較例7. 実施例7と同一処方で、二価三価鉄塩を配合しない
ヘアトニックを作る。
両者について、銅粉,硝酸によるイオン化反応テスト
を行うと、実施例では銅イオンの呈色を見ずイオン反応
が抑制されることが認められた。
モニター50名による6ケ月間の長期継続使用テストで
30名について明らかに脱毛の減少,育毛効果およびフ
ケ,カユミの軽減が認められた。
実施例8. ファンデーション 酸化チタン 5.0% マイカ 50.0% タルク 20.0% ステアリン酸アルミニウム 5.0% 無水ケイ酸 5.0% フィトステロール 2.0% ポリオキシエチレンモノステアレート 0.5% シリコンオイル 7.0% ワセリン 3.5% 無機顔料 適量 香料 適量 Fe2Cl5・XH2O(中性脂質担体) 10-12%(Fe2Cl5とし
て) 製法 〜およびを混合し、加熱溶融した〜および
、を加えて十分に混合し、これを金皿にプレスして
ファンデーションを得る。
比較例8. 実施例8と同一処方で、二価三価鉄塩を除いたファ
ンデーションを作る。
両者を精製水で抽出した水相部につき銅粉,硝酸によ
るイオン化反応テストを行うと、実施例では銅イオンの
呈色を見ず、イオン反応が抑制されることが認められ
た。
敏感肌のモニター30名によるパネルテストの結果、実
施例のファンデーションは皮膚に対する刺激性はモニタ
ー全員が感じられず、化粧の持ちも改善されることが認
められた。
実施例9. 口紅 カルナウバロウ 10.0% キャンデリラロウ 5.0% セタノール 5.0% フィトステロール 10.0% スクワラン 10.0% 顔料 適量 香料 適量 ヒマシ油を加えて全量100.0%とする。
製法 ヒマシ油をFe2Cl5・XH2O(中性脂肪担体)10-9g/水
溶液(Fe2Cl5として)10%を加えて振蘯し、分離した水
相を除去し、無水芒硝で脱水処理したヒマシ油に〜
を加えて加熱溶解し、型に流し込んで冷却固化して口紅
を得る。
比較例9. 二価三価鉄塩で処理しないヒマシ油を使用して実施例
9と同一処方で口紅を作る。
両者を同量の精製水で加熱処理後冷却した水相部につ
いて、銅粉,硝酸によるイオン化反応テストを行ったと
ころ、実施例では銅イオンの呈色がなく、イオン反応の
抑制を認めた。
女性モニター50名によるパネルテストの結果では、刺
激がなく、乾燥しがちの***表面の状態が非常に改善さ
れた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/075 A61K 7/075 33/26 ADA 33/26 ADA ADS ADS

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二価三価鉄塩を配合することを特徴とする
    化粧品。
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