JP2691154B2 - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

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JP2691154B2 JP23283888A JP23283888A JP2691154B2 JP 2691154 B2 JP2691154 B2 JP 2691154B2 JP 23283888 A JP23283888 A JP 23283888A JP 23283888 A JP23283888 A JP 23283888A JP 2691154 B2 JP2691154 B2 JP 2691154B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、伝熱プレートを介して2つの熱交換媒体
の間で間接的に熱交換を行わせるようにしたプレート式
熱交換器の改良構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、積層した伝熱プレートをシェル内に挿入して構
成されるいわゆるシェル・アンド・プレート式熱交換器
では、伝熱プレートが多枚数に及ぶ場合、耐圧気密検査
を行うときの伝熱プレートの取扱い及び締付け時におけ
る伝熱プレートの取扱いの便宜のため、第3図に示すよ
うに、シェル(1)内の中間に仕切り(2)を設け、伝
熱プレートを2つのグループ(3L)(3R)に分けてそれ
ぞれ、シェル(1)の両側の開口から挿入するようにす
ることがある。
ところで、熱交換器は熱交換媒体の状態によって液対
液熱交換器ならびに相変化を伴う蒸発器及び凝縮器など
に分類できる。そして、自然対流を利用した満液式の蒸
発器には、ミスト分離を目的としたミストセパレータが
必要で、また、凝縮器には、不凝縮性ガスの分離を目的
としたアフタークーラーが必要である。これらはそれぞ
れ蒸発器、凝縮器とは別に独立して設置し、配管で接続
するというのが通常であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来ミストセパレータやアフタークーラーを別途設置
するために、熱交換器(蒸発器又は凝縮器)のほかに余
分のスペースが必要であり、さらにそれらを接続するた
めの配管も必要である。
そこで、この発明の目的は、プレート式熱交換器(蒸
発器又は凝縮器)において、1台の熱交換器で伝熱プレ
ートを2分割してシェル内に挿入・締付する場合、ミス
ト分離又は不凝縮性ガスの分離をシェル内で行うことの
できる構造を得ることである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、シェル内に多数の伝熱プレートを積層状
態で収容してなるプレート式熱交換器において、シェル
の中央部に仕切室を設けてシェル内に2つの熱交換室を
形成し、伝熱プレートを2グループに分けてそれぞれ各
熱交換室に挿入するようにし、相変化をする一方の熱交
換媒体を仕切室を通じて各熱交換室へ供給し、かつ、排
出するようにした。
そして、仕切室をミスト分離又は不凝縮性ガスの分離
に利用する。すなわち、前記の相変化をする熱交換媒体
が他方の熱交換媒体たる温水との熱交換によって蒸発す
る液である場合、仕切室内の蒸気出口付近にミストセパ
レータを取り付けておくことにより、蒸気を器外に排出
する際に蒸気中に混在するミストを分離することができ
る。また、前記の相変化をする熱交換媒体が他方の熱交
換媒体たる冷却水との熱交換によって凝縮する蒸気であ
る場合、仕切室をさらに上部室と下部室とに分け、凝縮
液出口側となる下部室内に冷却コイルを取り付けておく
ことにより、アフタークーラーの作用をおこなわせるこ
とができる。
〔実施例〕
以下、図面に示したこの発明の実施例について説明す
る。
まず、第1図は蒸発器の場合を示している。伝熱プレ
ートを収容するシェル(10)は、長手方向の中央に一対
の仕切板(21L)(21R)で仕切室(20)を画成し、か
つ、その両側に熱交換室(11L)(11R)が形成されてい
る。各熱交換室(11L)(11R)にはそれぞれ一連のプレ
ート群(31L)(31R)が収容されている。各プレート群
(31L)(31R)において、伝熱プレート(30)は、シェ
ル(10)の両側の開口から挿入され、フレーム(12L)
(12R)をシェル(10)に締結することによって積層状
態で緊締される。
各熱交換室(11L)(11R)にはシェル(10)のノズル
(13L)(13R)から温水が供給され、この温水は伝熱プ
レート(30)間の通路(A)を流過してノズル(14L)
(14R)から器外に流出する。
仕切室(20)には液の供給用のノズル(15)と蒸気取
出し用のノズル(16)を配設してある。さらに、仕切室
(20)の上部にワイヤメッシュ等からなるミストセパレ
ータ(40)を取り付けてある。
ノズル(15)から供給された液は仕切室(20)内の所
定のレベルまで充満し、仕切板(21L)(21R)の貫通孔
(22L)(22R)を通って熱交換室(11L)(11R)へ流入
する。
熱交換室(11L)(11R)内でこの液は、通常のプレー
ト式熱交換器におけると同様に伝熱プレート(30)相互
間に形成された通路(B)を流過する間に、隣位の通路
(A)を流れる既述の温水から熱を受け取り、蒸発す
る。発生した蒸気は仕切板(21L)(21R)の上部の貫通
孔(23L)(23R)を通って仕切室(20)内に進み、そし
てさらにミストセパレータ(40)を経てノズル(16)か
ら器外へ取り出される。その際、蒸気中に混在している
ミストは、蒸気のほぼ直角な進路変更とミストセパレー
タ(40)の存在とによって蒸気から分離され、仕切室
(20)下部に充満している液相にもどされる。
次に、第2図は凝縮器の場合を示している。この場
合、仕切室にはミストセパレータがなく、代わりに隔壁
(24)が設けてあって、この隔壁(24)で仕切室が上部
室(20T)と下部室(20B)とに仕切られている点を除
き、第1図に示したものと構造上の差異はない。したが
って、実質的に同じ部分は同じ参照数字で指してある。
しかして凝縮器の場合、上部室(20T)にノズル(1
6)から蒸気が供給され、この蒸気は仕切板(21L)(21
R)の貫通孔(23L)(23R)を通って熱交換室(11L)
(11R)へ進む。熱交換室(11L)(11R)にはノズル(1
4L)(14R)からこの場合冷却水が供給される。そし
て、蒸気は伝熱プレート(30)間の通路(B)を流過す
る間に、隣位の通路(A)内を流れる冷却水に熱を与え
て凝縮し、凝縮液は下部の貫通孔(22L)(22R)から下
部室(20B)に流入し、ノズル(15)から器外に取り出
される。
その際、凝縮しきれなかった未凝縮の蒸気及び不凝縮
性ガスが下部室(20B)に溜る。下部室(B)には冷却
コイル(50)を設けてあり、未凝縮の蒸気はこれによっ
てさらに冷却されることにより凝縮する。なお、図示は
省略してあるが、下部室(20B)に溜った不凝縮性ガス
を適宜取り出すための例えばガス抜き管等の手段を設け
る。
〔発明の効果〕 以上説明したようにこの発明によれば、1台の熱交換
器に多数の伝熱プレートを2分割して挿入する場合、中
間に仕切室を設けてミスト分離又は不凝縮ガスの分離を
行うのに利用するようにしたから、従来のように別途各
用途の装置を設置する必要がなくなり、スペース及び配
管の節約を図ることができる。また、熱交換器自体も全
体としてコンパクトな設計が可能となり、メンテナンス
の面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の実施例たるプレート式熱
交換器の縦断面図で、それぞれ蒸発器及び凝縮器の場合
を示す。 第3図は従来の技術を示すプレート式熱交換器(蒸発
器)の縦断面図である。 20:仕切室 21L、21R:仕切板 24:隔壁 40:ミストセパレータ 50:冷却コイル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シェル内に多数の伝熱プレートを積層状態
    で収容してなるプレート式熱交換器において、シェルの
    中央部に仕切室を設けてシェル内に2つの熱交換室を形
    成し、伝熱プレートを2グループに分けてそれぞれ各熱
    交換室に挿入するようにし、相変化をする一方の熱交換
    媒体を仕切室を通じて各熱交換室へ供給・排出するよう
    にしたことを特徴とするプレート式熱交換器。
  2. 【請求項2】前記一方の熱交換媒体が、他方の熱交換媒
    体たる温水との熱交換によって蒸発する液であって、前
    記仕切室内の蒸気出口付近にミストセパレータを取り付
    けたことを特徴とする請求項1のプレート式熱交換器。
  3. 【請求項3】前記一方の熱交換媒体が、他方の熱交換媒
    体たる冷却水との熱交換によって凝縮する蒸気であっ
    て、前記仕切室をさらに上部室と下部室とに分け、凝縮
    液出口側となる下部室内に冷却コイルを取り付けたこと
    を特徴とする請求項1のプレート式熱交換器。
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