JP2691076B2 - テーパ板ばねの圧延装置 - Google Patents

テーパ板ばねの圧延装置

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JP2691076B2
JP2691076B2 JP2408369A JP40836990A JP2691076B2 JP 2691076 B2 JP2691076 B2 JP 2691076B2 JP 2408369 A JP2408369 A JP 2408369A JP 40836990 A JP40836990 A JP 40836990A JP 2691076 B2 JP2691076 B2 JP 2691076B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H7/00Making articles not provided for in the preceding groups, e.g. agricultural tools, dinner forks, knives, spoons
    • B21H7/007Taper rolling, e.g. leaf springs

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  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の懸架用
板ばね等のテーパ板ばねを圧延する際に使用されるテー
パ板ばねの圧延装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テーパ板ばねを圧延する従来装置とし
て、図9に例示するような圧延機1が提案されている。
この圧延機1は、上下一対の圧延ロール2,3の圧下量
を、圧延すべき板ばね(ワークA)のテーパ形状に応じ
て、油圧サーボシリンダ4,5によって時々刻々と変化
させるようにしている。上ロール2と下ロール3の間隔
はマグネスケール等のセンサ6,7によって検出され、
その検出値を油圧サーボシリンダ4,5にフィードバッ
クすることで所定のロール間隔に制御される。
【0003】また、このようなテーパ圧延を行なう装置
にあっては、ワークAの長手方向位置を正確に把握する
必要があり、そのための測長手段として、図10に示す
ような接触子8が採用されている。この接触子8は、ワ
ークAの先端面A1 に当接させられ、圧延の進行に伴っ
てワークAと一緒に前進するようになっている。従って
この場合、接触子8の位置を検出することにより、ワー
クAの長手方向の位置を測長することができる。そして
その測長値に応じて、前述のロール間隔制御を行なうよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の圧延機1の場
合、油圧サーボシリンダ4,5を用いているので、油温
の変化により圧延精度が低下する。また、サーボ系が左
右に独立しているので、サーボ系の僅かな同期のずれに
よって下ロール3に対する上ロール2の平行度が損なわ
れてしまい、ワークAの板幅方向に厚みの差が生じるこ
とがあり、長尺なワークAでは反りや板幅方向の曲りが
生じる原因となる。この傾向は、圧延速度が速くなるほ
ど顕著に現われるため、圧延速度を早める上での障害と
なっている。しかも油圧サーボシリンダ4,5は油漏れ
対策に格別な配慮が必要であるばかりでなく、僅かなご
みの混入も許されないなど、作動信頼性と保守性等に難
があった。
【0005】また、前述した従来の接触子8が採用され
た場合、接触子8の厚み(上下方向の寸法)tが薄い
と、ワークAの先端面A1 から接触子8が外れやすくな
り、測長が不可能になることがある。このため接触子8
の厚みtをかなり大きくする必要があるが、接触子8を
厚くすると、圧延初期において接触子8の端面8aをロ
ール2,3間に充分に入り込ませることができなくな
る。その結果、ワークAの先端から長さL0 分は測長不
可能な不感帯となり、長さL0 の部分がテーパ圧延をす
ることができず歩留りの悪化につながる。
【0006】従って本発明の目的は、油圧サーボシリン
ダを用いずにロール間の平行度とロール間隔を正確に保
つことができるとともに、測長用の接触子を充分薄くし
てもワークの先端から外れることがなく、ワークの全長
にわたって所望のテーパ圧延が可能な圧延装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された本発明装置は、フレ−ムと、上記フレームに
設けられた上ロールおよび下ロールからなる圧延ロール
対と、上記フレームに設けられていて上ロールの左右両
端部を回転自在に支持しかつ上記フレームに対し上下方
向に移動可能な左右一対の上ロールホルダと、上記フレ
ームに設けられていて下ロールの左右両端部を回転自在
に支持する左右一対の下ロールホルダと、上記上ロール
ホルダにそれぞれ設けられていて上ロールホルダと一体
に上下方向に動くことのできる一対の加圧ラムと、上記
一対の加圧ラムをそれぞれ上下方向に駆動することの可
能な偏心軸部を有しているクランク軸と、上記クランク
軸を回転させるサーボモータを備えた駆動部と、成形す
べきテーパ板ばねのテーパ形状に応じたロール間隔とな
るように上記サーボモータの動きを制御するコントロー
ラと、を具備している。
【0008】また、測長部は、上記圧延ロール対の幅方
向中央の出口側に設けられていてワークの先端面に接触
させられるとともにワークの長手方向に沿う軸線回りに
回動可能な回転式の接触子と、上記接触子が上ロールと
下ロールとの間のギャップに入り込む位置においてはこ
の接触子を水平方向に倒すことにより接触子をワーク先
端面に沿わせ、かつワークが上記ギャップから送り出さ
れるにつれてこの接触子を上記軸線回りに起こす接触子
回転機構と、上記接触子がワークの長手方向に移動した
位置を検出する検出器とを具備している。
【0009】
【作用】成形すべきテーパ板ばねの形状に応じてサーボ
モータが回転させられる。サーボモータによってクラン
ク軸が回動させられると、クランク軸の偏心軸部の偏心
量に応じて左右一対の加圧ラムが互いに同期して上下動
し、上ロールホルダが上下方向に動かされることによっ
て、圧延ロール対のロール間隔が変化する。このロール
間隔を時々刻々と変化させることで、ワークが所望のテ
ーパ形状に圧延される。
【0010】圧延開始前は接触子が上ロールと下ロール
との間のギャップに入り込んでいる。圧延が開始する
と、ワークが圧延ロール対から出てくるにしたがって、
接触子が押されて移動してゆき、その位置が検出器によ
って検出される。この接触子は、ワークが圧延ロール対
から出てくるにつれて、ワークの長手方向に沿う軸線回
りに回動し、水平なワーク先端面に対して傾いた姿勢と
なるから、接触子先端面が薄くてもワークの先端面から
外れるようなことがなく、しかもこの接触子はワークの
幅方向中央部に確実に接触する。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図1ない
し図7を参照して説明する。本実施例の圧延装置10
は、鋼製のワーク(被圧延物としての板ばね)Aを、そ
の厚み方向に圧延することによって所望のテーパ形状に
成形するものであり、図2ないし図3に示される圧延機
本体部11と、図4ないし図6に示される測長部12を
備えて構成されている。
【0012】まず圧延機本体部11の構成について以下
に説明する。圧延機本体部11の基体としてのフレーム
15に、上ロール16と下ロール17とからなる圧延ロ
ール対18が設けられている。上ロール16と下ロール
17は、ロール駆動機構19(図1参照)によって、互
いに同期して圧延方向に回転駆動される。ロール駆動機
構19は、モータ20とパルス発生機21とを備えてい
る。
【0013】上ロール16は、フレーム15に設けられ
た左右一対の上ロールホルダ22,23によって回転自
在に支持されている。下ロール17は左右一対の下ロー
ルホルダ25,26によって、フレーム15に支持され
ている。
【0014】下ロールホルダ25,26は、ロール1
6,17の平行度を合わせるために、高さ調整機構3
0,31によって、上下方向の位置を互いに独立して微
調整できるようになっている。高さ調整機構30,31
は、水平方向に移動自在なテーパー矢32,33と、テ
ーパー矢32,33の上面側に摺接するテーパー受け材
35,36と、テーパー矢32,33を上記方向に駆動
する駆動手段37,38等を備えている。駆動手段3
7,38は、減速機付モータ41,42によって回転さ
せられるねじ棒43,44を備えており、ねじ棒43,
44の回転方向と回転量に応じて、テーパー矢32,3
3が水平方向に所望量だけ移動するようになっている。
テーパー矢32,33が水平方向に動かされると、下ロ
ールホルダ25,26の高さが変化する。
【0015】下ロールホルダ25,26に、上下方向に
作動するロールバランスシリンダ47,48が設けられ
ている。ロールバランスシリンダ47,48は、上ロー
ルホルダ22,23を上昇させる方向に付勢している。
【0016】上ロールホルダ22,23の上部に、加圧
ラム51,52が設けられている。この加圧ラム51,
52は、上ロールホルダ22,23と一体に上下動でき
るように、フレーム15に上下動自在に保持されてい
る。この加圧ラム51,52は、クランク機構53によ
って、上下方向に動かされる。
【0017】クランク機構53の構成は以下に述べる通
りである。図3に示されるように、加圧ラム51,52
の上部に、矩形状の孔の上下の水平面を利用したガイド
部55,56が設けられている。このガイド部55,5
6に、矩形のスライダ57,58が接している。スライ
ダ57,58の長さL1 は、ガイド部55,56の長さ
L2 よりも短く、またスライダ57,58の高さHはガ
イド部55,56の高さよりも僅かに小さい寸法として
ある。従ってこのスライダ57,58は、ガイド部5
5,56に対し水平方向(図3において左右方向)にの
み相対移動可能であり、かつ上下方向への動きは拘束さ
れる。
【0018】スライダ57,58に円形の孔61,62
が設けられている。この孔61,62に、クランク軸6
3の偏心軸部64,65が回転自在に挿通させられてい
る。クランク軸63の主軸部66,67は、フレーム1
5に回転自在に支持されている。図2に示されるよう
に、偏心軸部64,65の中心C2 は、主軸部66,6
7の回転中心C1 に対して、それぞれΔdだけ偏心して
いる。従ってクランク軸63が回転すると、偏心軸部6
4,65がΔdの半径で偏心回転する。
【0019】上記クランク軸63は、駆動部70によっ
て回動させられるようになっている。駆動部70は、サ
ーボモータ71を備えている。このサーボモータ71の
回転力は、減速機72とカップリング73を介して一次
側駆動軸74に伝達される。一次側駆動軸74は、ジョ
イント機構76を介して二次側駆動軸77に連結されて
いる。ジョイント機構76は、下記ギヤ80〜83によ
るクランク軸63への動力伝達を左右均等化するため、
駆動軸74,77の回転方向の相対位置を合わせること
ができるようになっている。
【0020】上記駆動軸74,77にそれぞれ駆動ギヤ
80,81が取付けられている。駆動ギヤ80,81
に、被動ギヤ82,83が噛合っている。被動ギヤ8
2,83は、クランク軸63の主軸部66,67に取付
けられている。従ってサーボモータ71が回転すると、
その回転方向と回転量に応じて、偏心軸部64,65が
偏心回転し、それに伴ってスライダ57,68が偏心運
動する。
【0021】すなわち、クランク軸63が回転する時の
偏心軸部64,65の上下方向の運動成分によって、加
圧ラム51,52がスライダ57,58と一緒に上下方
向に移動する。また、偏心軸部64,65の水平方向の
運動成分によって、スライダ57,58がガイド部5
5,56に対し水平方向に移動する。
【0022】サーボモータ71の回転角は、パルス発生
器等を用いたエンコーダ85によって検出することがで
きるようになっている。サーボモータ71は、コンピュ
ータ数値制御コントローラ(CNC)86によって制御
される。
【0023】次に、測長部12について説明する。図1
および図4に示されるように、圧延ロール16,17の
下流側に、接触子90が設けられている。接触子90
は、キャリッジ91の端部に支軸92を中心に回転自在
に支持されている。支軸92は、圧延ロール16,17
のギャップGの幅方向中央の延長線上に位置している。
支軸92にレバー93が設けられている。キャリッジ9
1は、ガイド部材94に沿って、水平方向すなわちワー
クAの移動方向に移動できるようにしてある。ガイド部
材94はフレーム15aに設けられている。
【0024】レバー93の先端にローラ95が回転自在
に取付けられている。このローラ95は、溝カム96に
入り込むようになっている。溝カム96は、図示しない
フレームにしっかりと固定されている。溝カム96のカ
ム面は、図5に示すようにワークAの移動方向に対し斜
めに延びている。この溝カム96は、ワークAの圧延が
開始された初期においてローラ95が溝カム96の前部
に転接している間は、接触子90が水平状態に保たれる
ようにレバー93を保持する。圧延が進んでローラ95
が溝カム96の後部に転接するにつれて、接触子90が
立ってくるようにレバ−93を動かす形状に作られてい
る。上記レバー93やローラ95、溝カム96は、接触
子90をワークAの長手方向に沿う軸線回りに回転させ
るための接触子回転機構98を構成する。
【0025】上記レバー93は、ばね100によってス
トッパ101の方向に付勢されている。このストッパ1
01は、ローラ95が溝カム96から抜ける位置まで移
動した時に、ローラ95が再び溝カム96に入り込める
ような位置にレバー93を止めておけるように設けられ
ている。そしてレバー93がストッパ101に当ってい
る状態においては、接触子90は図7に2点鎖線で示さ
れるように水平面に対して斜めに傾いた状態が維持され
るようになっている。
【0026】接触子90は、付勢機構105によってロ
ール16,17間のギャップGに向かって押圧されてい
る。付勢機構105の一例は、プーリ107,108に
巻掛けられたベルト109と、接触子90を上記ギャッ
プGに向かって押圧する力をプーリ107に与えるエア
モータ112などを備えて構成されている。
【0027】接触子90の先端面90aは、ワークAの
圧延が始まる前の状態において、ワークの先端面A1 に
沿う水平な姿勢をとっており、図4に示されるようにロ
ール16,17間のギャップG内の基準位置まで入り込
むことができる。ここでいう基準位置とは、一例として
ロール16,17の中心を結ぶ線分上である。接触子9
0は、ワークAが圧延される直前までその先端面90a
が上記基準位置に待機させられる。
【0028】接触子90はエアモータ112または図示
しないエアシリンダや電動モータ、あるいはパウダーク
ラッチ等のように力のリリーフ機構を備えていればよ
い。この力のリリーフ機構によってワークAの移動方向
とは逆方向に付勢されているが、その付勢力はワークA
が移動する力に比べて小さいため、圧延が開始されたの
ちは、ロール16,17から出てくるワークAの先端面
A1 によって押戻されるようになる。従って、接触子9
0の端面90aは、ワークAの端面A1 に常時接した状
態に保持され、ワークAと一緒に移動する。
【0029】接触子90の移動量を検出するための検出
手段120は、プーリ121,122に巻掛けられた索
条体123と、この索条体123に接触子90を連結す
るジョイント部材125と、プーリ121の回転量を検
出するロータリエンコーダ等の検出器126を備えて構
成されている。なお、エンコーダの代りにマグネスケー
ル等のような直線運動検出器が採用されてもよい。
【0030】上記検出器126の出力信号は、コントロ
ーラ86に入力される。このコントローラ86には、成
形すべきテーパ板ばねの形状に関する情報、すなわちテ
ーパ板ばねの長手方向各部の位置とその位置における板
厚に関するデータが予めインプットされている。
【0031】次に上記実施例装置10の作用について説
明する。熱間状態に加熱されたワークAは、ロール1
6,17によって圧延が開始されると、それまでロール
16,17間のギャップGのところに待機していた接触
子90の先端面90aが、ロール16,17から送り出
されてくるワーク先端面A1 に押されながら移動してゆ
く。ワーク先端面A1 が接触子90を押しながら移動す
ると、接触子90のローラ95が溝カム96に沿って移
動する。ローラ95の移動は、レバー93を介して接触
子90の回転運動に変換され、図7に示すように接触子
90の先端面90aが徐々に水平状態から立ち上がる方
向に傾いてゆく。
【0032】溝カム96の形状は、接触子90が上記の
ように移動しながら回転しても接触子90がロール1
6,17に接触しないように設定されており、しかもこ
の接触子90はワ−クAの板厚よりも薄くしてあるか
ら、接触子90をロール16,17間のギャップGの所
定位置まで充分入り込ませることができる。そしてこの
接触子90は、圧延開始後はワ−ク先端面A1 に対して
斜めに傾いた状態となるから、ワークAに押されながら
移動する過程でワーク先端面A1 の位置が上下方向にず
れても、接触子90の先端面90aがワーク先端面A1
から外れることがなくなり、しかも接触子90はワーク
Aの幅方向中央部に接触することができる。このため、
この接触子90を使って、ワークAの全長にわたる正確
な測長が可能である。
【0033】接触子90の移動量は検出器126によっ
て検出され、コントローラ86に入力される。そして、
予めコントローラ86に入力されていた板ばねのテーパ
形状に関するデータに基づいて、サーボモータ71が駆
動されることによってロール16,17の間隔が時々刻
々と変化させられる。
【0034】すなわち、サーボモータ71の回転力は駆
動ギヤ80,81と被動ギヤ82,83を介してクラン
ク軸63に伝達され、偏心軸部64,65が偏心運動す
るとともに、その偏心運動がスライダ57,58に伝達
される。そして偏心軸部64,65の上下方向の運動成
分によって、スライダ57,58と加圧ラム51,52
が一体となって上下方向に互いに同期して同じ量だけ移
動する。
【0035】加圧ラム51,52が上下方向に移動する
と、その移動量に応じて、上ロールホルダ22,23が
互いに同じ量だけ同期して上下方向に移動する。従って
上ロール16が下ロール17に対して平行度が保たれた
状態で上下方向に動き、これによってロール間隔が時々
刻々と変化し、ロール間隔の変化に応じて所望のテーパ
板ばねが成形される。こうして1枚分のワークAが所定
のテーパ形状に圧延されたのちに、新たなワークAがロ
ール16,17の入口側に運ばれてくるとともに、接触
子90が再びロール16,17間のギャップのところに
戻り、新たな圧延サイクルが繰返される。
【0036】なお、図8に示されるようにロ−ル16,
17の下流側にサポ−トローラ130,131を設ける
ことによって、圧延後のワークAの先端部が上下方向に
変位することを防止するようにしてもよい。サポートロ
ーラ130,131は、ばね132,133によってワ
ークAに押圧されている。サポートローラ132,13
3にエアシリンダまたは油圧シリンダが適用されてもよ
い。このようなサポ−トローラ130,131を用いる
ことによって、接触子90がワークAから外れることを
更に確実に防止できる。
【0037】
【発明の効果】本発明装置によれば、圧延機本体部に油
圧サーボシリンダを用いることなく上ロールと下ロ−ル
の平行度とロール間隔を正確に制御できる。本発明では
メカニカルなクランク機構を用いているのでメインテナ
ンス等も容易である。測長部においては、回転式の接触
子を採用したことにより接触子がワーク先端面から外れ
なくなり、ロール間ギャップに充分入り込ませることの
できる薄い接触子を採用できるので、ワークを圧延開始
直後から全長にわたって正確に測長することができ、テ
ーパ板ばねを正確な形状に成形する上で大きな効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による圧延装置の全体を概略
的に示す図。
【図2】図1に示された圧延装置における圧延機本体部
を一部断面で示す正面図。
【図3】図1に示された圧延装置における圧延機本体部
を一部断面で示す側面図。
【図4】図1に示された圧延装置の測長部を一部断面で
示す側面図。
【図5】図4に示された測長部の平面図。
【図6】図4中のVI−VI線方向から見た測長部の背
面図。
【図7】図4に示された測長部における接触子とワーク
との関係を示す図。
【図8】サポートローラを備えた圧延装置の一部の側面
図。
【図9】従来の圧延装置の断面図。
【図10】従来の圧延装置の測長部の一部を示す側面
図。
【符号の説明】
A…ワーク、10…圧延装置、11…圧延機本体部、1
2…測長部、16…上ロール,17…下ロール、18…
圧延ロール対、22,23…上ロールホルダ、25,2
6…下ロールホルダ、30,31…高さ調整機構、5
1,52…加圧ラム、53…クランク機構、63…クラ
ンク軸、64,65…偏心軸部、70…駆動部、71…
サーボモータ、80,81…駆動ギヤ、82,83…被
動ギヤ、86…コントローラ、90…接触子、126…
検出器。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレ−ムと、 上記フレームに設けられた上ロールおよび下ロールから
    なる圧延ロール対と、 上記フレームに設けられていて上ロールの左右両端部を
    回転自在に支持しかつ上記フレームに対し上下方向に移
    動可能な左右一対の上ロールホルダと、 上記フレームに設けられていて下ロールの左右両端部を
    回転自在に支持する左右一対の下ロールホルダと、 上記上ロールホルダにそれぞれ設けられていて上ロール
    ホルダと一体に上下方向に動くことのできる一対の加圧
    ラムと、 上記一対の加圧ラムをそれぞれ上下方向に駆動すること
    の可能な偏心軸部を有しているクランク軸と、 上記クランク軸を回転させるサーボモータを備えた駆動
    部と、 成形すべきテーパ板ばねのテーパ形状に応じたロール間
    隔となるように上記サーボモータの動きを制御するコン
    トローラと、上記圧延ロール対の幅方向中央の出口側に設けられてい
    てワークの先端面に接触させられるとともにワークの長
    手方向に沿う軸線回りに回動可能な回転式の接触子と、 上記接触子が上ロールと下ロールとの間のギャップに入
    り込む位置においてはこの接触子を水平な姿勢に倒すこ
    とにより接触子をワーク先端面に沿わせ、かつワークが
    上記ギャップから送り出されるにつれてこの接触子を上
    記軸線回りに動かして接触子を起こす接触子回転機構
    と、 上記接触子がワークの長手方向に移動した位置を検出す
    る検出器と 、 を具備したことを特徴とするテーパ板ばねの圧延装置。
  2. 【請求項2】上記加圧ラムに水平方向のガイド部が設け
    られており、このガイド部にスライダが水平方向に摺動
    自在に接しており、上記スライダに上記クランク軸の偏
    心軸部が回転自在に嵌合させられている請求項1記載の
    圧延装置。
  3. 【請求項3】上記一対の下ロールホルダは、水平方向に
    移動可能なテーパー矢を有する高さ調整機構によって、
    各々昇降可能に支持されている請求項1記載の圧延装
    置。
  4. 【請求項4】上記圧延ロール対の出口側に、圧延後のワ
    ークを支えるサポートローラが設けられている請求項1
    記載の圧延装置。
JP2408369A 1990-12-27 1990-12-27 テーパ板ばねの圧延装置 Expired - Lifetime JP2691076B2 (ja)

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