JP2690588B2 - ジョセフソン接合素子 - Google Patents

ジョセフソン接合素子

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ジョセフソン接合素子に係り、特にブリッ
ジ型ジョセフソン接合素子に関する。本発明は、マイク
ロ波から赤外光にかけての電磁波検出、発振等に用いら
れるジョセフソン接合素子に好適に用いられるものであ
る。
[従来の技術] ジョセフソン接合の形式としては、ポイントコンタク
ト型,サンドイッチ型(SIS型),準平面型,ブリッジ
型等さまざまな形態が提案されている。中でもブリッジ
型ジョセフソン接合素子は、素子形態が単純な構造であ
るために、各種の金属超伝導膜およびBiPbBaO超伝導膜
において、さまざまな形態の検討がなされてきている。
(Japn.J.Appl.Phys.,22,544(1983)、及び特開昭59−
210678)。
これらのブリッジ型ジョセフソン接合素子は、基板全
面に超伝導膜を形成後、エッチング等によって所望のブ
リッジを形成するのが一般的であった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、近年発見されたセラミクス超伝導膜、
例えばYBa2Cu3O7−δ,ErBa2Cu3O7−δ(0<δ<1),B
iSrCaCuO系材料では、その材料組成が複雑なこともあ
り、エッチングにより、たとえばY,Ba,Cuなどのエッチ
ング速度が異なるため、超伝導体の組成がエッチングに
より変化しやすいという問題があった。このためエッチ
ングの状態により超伝導特性を示さなくなったり、パタ
ーンの結晶性,再現性,均一性も劣るという欠点があっ
た。
また、ブリッジ型粒界ジョセフソン接合のミリ波応答
性の検討はなされているものの(Japn.J.Appl.Phys.,2
7,L1110(1988))、電磁波検出器として感度向上を目
的とした素子形態の検討には、まだいたっていない。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、エッ
チング操作を必要とせず、成膜操作のみで形成すること
のできるジョセフソン接合素子を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明のジョセフソン接合素子は、基体上の所望の位
置に行間隔と列間隔とを異にして行列状に生成された複
数の核の各々を中心にして、行方向または列方向につい
て結晶どうしが接するように結晶成長させて、行間また
は列間で周期的に幅の異なる間隙をもって形成された複
数の無機材料結晶膜と、該無機材料結晶膜上及び前記基
体上に形成された超伝導材料からなる薄膜と、を備え、 前記無機材料結晶膜上の前記薄膜は非超伝導性領域を
構成し、前記無機材料結晶膜間の前記薄膜は直列に接続
された複数のジョセフソン接合部を構成してなることを
特徴とする。
ここで、「核」とは次に説明する意味である。
体積面が飛来する原子と異なる種類の材料、特に非晶
質材料である場合、飛来する原子は基板表面を自由に拡
散し、又は再蒸発(脱離)する。そして原子同志の衝突
の末、核が形成され、その自由エネルギGが最大となる
ような核(臨界核)の大きさrc(=−2σo/gv)以上に
なると、Gは減少し、核は安定に三次元的に成長を続
け、島状となる。rcを越えた大きさの核を「安定核」と
呼び、本発明の説明において、「核」と記した場合は、
この「安定核」を示すものとする。
核を形成することによって生ずる自由エネルギGは、 G=4πf(θ)(σor2+1/3・gv・r3) f(θ)=1/4(2−3cosθ+cos2θ) ただし、r :核の曲率半径 θ :核の接触角 gv :単位堆積当りの自由エネルギ σo:核と真空間の表面エネルギ と表わされる。Gの変化の様子を第7図に示す。同図に
おいて、Gが最大値であるときの安定核の曲率半径がrc
である。
本発明において、基体上の所望の位置に核を生成する
方法としては、Si,サファイア等の基体上にエッチング
ライン等の凹部を形成し、この凹部に核を生成させる方
法があり、例えばダイヤモンドをエピタキシャル成長さ
せる場合には、Si基板上にエッチングラインを縦横に形
成して凹部を形成すると、この凹部に選択的にダイヤモ
ンドの核を生起させることができる(Appl.Phys.Lett.5
3(19)7 November1988)。
また、MgO,SiO2等の基体面に核形成密度の小さい非核
形成面と、非晶質材料で構成され結晶成長して単結晶と
なる核が唯一形成し得るに充分小さい面積を有し、前記
非核形成面の核形成密度より大きい核形成密度を有する
核形成面とを隣接した基体に結晶成長処理を施し、該核
形成面に結晶を生成させる方法があり、例えば、Siを成
長させる場合には、非核形成面となるSiO2基体上に予め
結晶成長して単結晶となる核が唯一形成し得るに充分小
さい非晶質材料からなる核形成面を形成すると、この非
晶質窒化シリコン膜にSiの核を生起させることができる
(特開昭63−107016号公報)。なお、非核形成面の構成
材料の種類、形状等は、基体上に選択的に成長させる無
機物の種類及び成長法により適宜設定すればよい。
なお、無機材料結晶は上述した方法を用いて形成され
るが、結晶成長は核を中心として成長した結晶同志が接
するまで行われる。結晶同志は直径の1/5〜1/2程度まで
接することが望ましい。
なお、選択的に結晶を形成させる方法は、上述したも
のに限定されるものではなく、例えば選択デポジション
法、SEG(Selective Epitaxial Growth)法等を用いる
ことができる。
本発明に用いる無機材料は、その上に超伝導材料を堆
積した場合、該堆積膜は超伝導性を示さなくなるような
無機材料であり、例えば、ダイヤモンドSi,W,Ga,As,InP
等である。
本発明に用いる基体材料としては、その上に超伝導材
料を堆積した場合、該堆積膜が超伝導性を示すような基
体材料であり、例えば、MgO,サファイア、SrTiO3,YSZ,L
aGaO等である。なお、後述する実施例においては基体材
料の面方位を規定しているが(実施例1ではサファイア
(100)面、実施例2ではMgO(100)面を用いてい
る)、かかる面方位以外のものも用いることができる。
また成膜する超伝導膜は、粒界ジョセフソン接合を形
成しうる超伝導物質の薄膜であればいずれも用いること
ができるが、その化合物組成をA−B−C−Dと表わす
とき、AがLa,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Sc,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,T
m,Yb,Lu,Bi,TlおよびYよりなる群より選ばれた一種以
上の元素;BがBa,Ca,SrおよびPbよりなる群から選ばれた
一種以上の元素;CがV,Ti,Cr,Mn,Fe,Ni,Co,Ag,CdおよびC
uよりなる群から選ばれた一種以上の元素;DがSおよび
Oよりなる群から選ばれた一種以上の元素である超伝導
体が好ましく、これを用いた超伝導膜は選択的結晶成長
された無機材料上で良好に形成される。
基体上への超伝導膜の成膜方法としては、通常のスパ
ッタ法,電子ビーム加熱法,抵抗加熱法,MEB法,CVD法,
イオンビーム法などが適用できる。又該超伝導膜の厚さ
は適宜所望により設定すればよい。
この様にして作成された超伝導膜は、必要に応じて熱
処理されるが、単結晶基板は超伝導膜との熱膨張係数の
近いものを選ぶことでさらにその耐久性を向上させるこ
ともできる。
[作用] 本発明は、基体上の所望の位置に核を生成させ、この
核を中心として、その上に超伝導材料を堆積した場合に
その堆積膜が超伝導性を示さなくなるような無機材料の
結晶を成長させ、この無機材料の結晶を有する前記基体
上に超伝導材料を堆積することで、無機材料の結晶の形
成されない基体上のみに超伝導性を示す超伝導膜を形成
するものである。
基体上に結晶化された無機材料のパターンは超伝導膜
のパターンのネガパターンとなり、無機材料のパターン
が所望の位置に生起させた核を中心として無機材料の結
晶を成長させることで任意の位置に形成可能なため、超
伝導膜のパターンも任意の位置に形成可能となる。従っ
て、たて,横の巾を変えてマス目状に凹部を形成する方
法,たて,横の巾を変えて核形成面を配列させて形成す
る方法等により選択的に核を生起させ、この核を中心と
して結晶を成長させることで、無機材料のネガパターン
を形成し、次に超伝導薄膜を形成することで、簡単にジ
ョセフソン接合アレイを形成することができる。このよ
うに、ジョセフソン接合アレイにすることによってノー
マル抵抗RN、および超伝導臨界電流値ICが大きくなり、
素子に印加できる電圧V=ICRNを上げることができ、電
磁波の応答周波数 を上げることが可能となる。
また、前述した基体状の凹部及び核形成面は、EB露光
パターニング等により1μm以下のパターニングが可能
であるので各ジョセフソン接合間距離を極めて小さくす
ることができ接合数を大きくすることが可能で、電磁波
検出器として高感度発振器として高出力のものを得るこ
とが可能である。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を用いて、より具
体的に説明する。なお、以下に説明する実施例はジョセ
フソン接合をアレイ状に形成したものである。
(実施例1) 第1図(A)〜(C),第2図に示す各工程によって
ジョセフソン接合素子を形成した。ここで、第1図
(A)〜(C)は本発明の実施例1の製造工程を説明す
るための工程図であり、第2図はジョセフソン接合素子
の縦断面図である。
まず第1図(A)に示すように、サファイア(100)
基体1上にエッチング等によって、たて13μmピッチ、
横10μmピッチでエッチングライン2をひいた。次に、
第1図(B)に示すように、基体1上にダイヤモンドを
エピタキシャル成長させラインの交点上に半球上のダイ
ヤモンド3を形成する。
次に第1図(1)に示すように、この基体1上にY−
Ba−Cu−OをICB法(クラスターイオンビーム法)で成
膜した。この時の成膜条件は、基板温度400℃,酸素分
圧3×10-4Torrで行い、蒸着材料としてY,BaO,Cuをそれ
ぞれ独立のクラスターイオンガンにより、基板上の組成
が、Y:Ba:Cu=1:2:3になるように堆積速度を調節した。
なお、Y用のクラスターイオンガンの加速電圧は1kv,イ
オン化電流は50mAとし、BaO用のクラスターイオンガン
の加速電圧は、0.5kV,イオン化電流は30mAとし、Cu用の
加速電圧は4kV,イオン化電流は200mAとした。なお堆積
速度は200Å/minで、膜厚は5000Åだった。さらにこの
基板を酸素雰囲気中で940℃,1時間の熱処理を行い超伝
導膜たるY−Ba−Cu−O膜を作成した。
このようにして作成したY−Ba−Cu−O膜にAu電極を
つけて液体Heを用いて抵抗を測定したところサファイア
上のY−Ba−Cu−O膜4aは、70kで抵抗Oとなり超伝導
性を示したが、ダイヤモンド3上のY−Ba−Cu−O膜4b
は4kでも抵抗0にならず、超伝導性を示さなかった。す
なわち本発明の方法により、粒界ジョセフソン接合が得
られたことになる。
なお、Y−Ba−Cu−O膜4aで、ダイヤモンドが近づく
ことで巾がせまくなっている部分、例えば第1図(C)
中、12(破線で図示)がジョセフソン接合部である。
(実施例2) 第3図(A)〜(C),第4図に示す各工程によって
ジョセフソン接合素子を形成した。
ここで、第3図(A)〜(C)は本発明の実施例2の
製造工程を説明するための工程図であり、第4図はジョ
セフソン接合素子の縦断面図である。
まず第3図(A)に示すように、MgO(100)基体8上
にマスクを利用したRSスパッタ法で無機材料結晶を形成
するための核形成面となる非晶質のSi3N4膜5を20行20
列作成した。その際、Si3N4膜5の大きさは1μmφと
し、行間距離Aを8μmに固定し、列間距離Bを10〜13
μmと変化させた。
この基体上にCVD法でSiをエピタキシャル成長させた
ところ核5を中心にSi6が成長した。たて方向にある程
度(直径の1/5〜1/2程度)接するまで成長させた。この
時の成膜条件は、原料ガスとしてHLCとH2とSiH2Cl2,SiC
l4,SiHCl3,SiF4もしくはSiH4との混合ガスを用いて、基
体温度700〜1100℃,圧力は約100Torrとした。
この様にして作成した基体上にBi−Sr−Ca−Cu−O焼
結体ターゲットを用いてRFスパッタ法で成膜したところ
Bi−Sr−Ca−Cu−O膜が形成された。この時の成膜条件
は、基体温度100℃以下,Arガス圧力0.50a,スパッタパワ
ー100Wで、堆積速度50Å/min,膜厚は4000Åであった。
さらにこの基体を酸素雰囲気中で850℃1時間の熱処理
を行い、Tc=70kとなる超伝導薄膜たるBi−Sr−Ca−Cu
−O膜を作製した。
このようにして作製したBi−Sr−Ca−Cu−O膜は実施
例1と同様にMgO基体上のBi−Sr−Ca−Cu−O膜7aは超
伝導性を示したが、Si単結晶6上のBi−Sr−Ca−Cu−O
膜7bは超伝導性を示さなかった。
表1に得られた粒界ジョセフソン接合における列間距
離Bの変化による各特性の変化を示す。本発明の方法に
より得られたジョセフソン接合は特にIcが大きく、ICRN
積が大きいものであった。
なお、測定はMgO上のBi−Sr−Ca−Cu−O膜7aの端
(第3図(C)の上部と下部)に電極をつけ、4端子法
で測定した。
なお、第5図に示すような2μm×2μmのウィーク
ジャンクション部1個を持つ粒界ジョセフソン接合で
は、IC=0.2mA,RN=0.9ΩでICRN=0.18mVであった。
第5図中、13はBi−Sr−Ca−Cu−O膜、15は基体、14
(図中、破線で図示)はウィークジャンクション部であ
る。
(実施例3) 実施例2と同様の工程でジョセフソン接合素子を形成
した。ただし、S3N4膜5を3行3列とし、行間距離を8
μm,列間距離を11μmとした。
さらに、第6図に示すように、電極9としてCr−Auを
抵抗加熱法で蒸着した。電磁波検出用電圧計10、電源11
を取りつけ、電磁波検出器を作製した。
本実施例の電磁波検出器は、ジョセフソン接合間距離
を極めて小さくすることができ接合数を大きくすること
が可能で、電磁波検出器として高感度発振器であって、
高出力のものを得ることが可能であった。
[発明の効果] 以上、説明したように、本発明のジョセフソン接合素
子によれば、無機材料結晶のパターンを制御することで
超伝導膜のパターンを制御することが可能となり、粒界
ジョセフソン素子アレイを製作した場合、ICRN積を大き
くすることができ、電磁波デバイスとしての周波数上限
を高くできる。
また、超伝導膜成形後のエッチング工程を必要としな
いため素子の再現性,結晶性,均一性を向上させること
ができ、品質の良い素子にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(C)は、本発明のジョセフソン接合素
子の実施例1の製造工程を説明するための工程図であ
る。 第2図は上記実施例1のジョセフソン接合素子の縦断面
図である。 第3図(A)〜(C)は、本発明のジョセフソン接合素
子の実施例2の製造工程を説明するための工程図であ
る。 第4図は上記実施例2のジョセフソン接合素子の縦断面
図である。 第5図はウィークジャンクションをもつ粒界ジョセフソ
ン接合素子を示す概略的説明図である。 第6図は本発明のジョセフソン接合素子を用いた電磁波
検出器の概略的説明図である。 第7図は核の自由エネルギーGと曲率半径γとの関係を
示す特性図である。 1,8:基体、3:エッチングライン、3:ダイヤモンド、4a:
サファイア上のY−Ba−Cu−O薄膜、4b:ダイヤモンド
上のY−Ba−Cu−O薄膜、5:Si3N4膜、6:Si、7a:MgO上
のBi−Sr−Ca−Cu−O膜、7b:Si上のBi−Sr−Ca−Cu−
O膜、9:電極、10:電磁波検出用電圧計、11:電源、12:
ジョセフソン接合部、13:Bi−Sr−Ca−Cu−O膜、14:ウ
ィークジャンクション部、15:基体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−14977(JP,A) 特開 平1−203293(JP,A) 特開 平2−44786(JP,A) 特開 平2−208981(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体上の所望の位置に行間隔と列間隔とを
    異にして行列状に生成された複数の核の各々を中心にし
    て、行方向または列方向について結晶どうしが接するよ
    うに結晶成長させて、行間または列間で周期的に幅の異
    なる間隙をもって形成された複数の無機材料結晶膜と、
    該無機材料結晶膜上及び前記基体上に形成された超伝導
    材料からなる薄膜と、を備え、 前記無機材料結晶膜上の前記薄膜は非超伝導性領域を構
    成し、前記無機材料結晶膜間の前記薄膜は直列に接続さ
    れた複数のジョセフソン接合部を構成してなるジョセフ
    ソン接合素子。
  2. 【請求項2】基体面上の所望の位置に凹部を形成し、こ
    の凹部に前記核を生成させた請求項1記載のジョセフソ
    ン接合素子。
  3. 【請求項3】前記基体が、隣接して配された、核形成密
    度の小さい非核形成面と、単一核のみより結晶成長する
    に充分小さい面積を有し、前記非核形成面の核形成密度
    より大きい核形成密度を有する核形成面とを有し、この
    核形成面に前記核を生成させた請求項1記載のジョセフ
    ソン接合素子。
  4. 【請求項4】前記超伝導膜の化合物組成をA−B−C−
    Dと表わすとき、AがLa,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Sc,Eu,Gd,Tb,
    Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Lu,Bi,TlおよびYよりなる群より選ば
    れた一種以上の元素;BがBa,Ca,SrおよびPbよりなる群か
    ら選ばれた一種以上の元素;CがV,Ti,Cr,Mn,Fe,Ni,Co,A
    g,CdおよびCuよりなる群から選ばれた一種以上の元素;D
    がSおよびOよりなる群から選ばれた一種以上の元素で
    ある請求項1記載のジョセフソン接合素子。
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