JP2689848B2 - 給湯器等における逆流防止装置 - Google Patents

給湯器等における逆流防止装置

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JP2689848B2 JP5096830A JP9683093A JP2689848B2 JP 2689848 B2 JP2689848 B2 JP 2689848B2 JP 5096830 A JP5096830 A JP 5096830A JP 9683093 A JP9683093 A JP 9683093A JP 2689848 B2 JP2689848 B2 JP 2689848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給湯器等において、下流
側から雑水等が逆流することを防止するための逆流防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の逆流防止装置として、例えば実
開平4−74212号公報に記載の装置が提供されてい
る。この装置は図3に示すように、浴槽Bに給湯路1か
らの水をホッパー2を介して注水するようにすると共
に、該ホッパー2に隣接して連通するオーバフロー室3
を設け、注水時には前記給湯路1から分岐する管4から
流れてくる水によって弁5を押して排水口6を閉止する
ようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の逆
流防止装置では、給湯路1を流れる水の一部だけが管4
を通ってオーバフロー室3内に入り弁5を押圧するた
め、押圧する水圧が弱くなりやすく、このため注水中に
おいても弁5が確実に排水口6を閉止することができ
ず、注水中に水がオーバフロー室3から漏れやすい問題
があった。さらに上記実開平4−74212号公報に記
載の従来の逆流防止装置では、オーバフロー室3の弁5
に圧力を加えるためには、専用の管4を別に給湯路1か
ら分岐して設備しなければならない問題もあった。
【0004】そこで、本発明は上記従来装置の欠点を解
消し、下流側給水路からの雑水の逆量を防止することが
できるのは勿論のこと、注水中において、その注水量が
少ない場合においても、確実にオーバフロー口を閉止す
ることができ、よって注水中の注水の漏出、空気の混入
を確実に防止することができる給湯器等における逆流防
止装置の提供を目的とする。また装置全体が1つのまと
まったユニットとして、取り付け簡単で、特別な配管等
を別に設備する必要のない給湯器等における逆流防止装
置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の給湯器等における逆流防止装置は、上流側
給水路U1、U2からの温水や水を開閉弁V1、V2
介して一旦受け入れる受入れ容器部10と、該受入れ容
器部10の底部中央の落とし込み口11に連通して結合
されるホッパー状の落とし込み外筒体20と、該落とし
込み外筒体20内に該外筒体20と適当な隙間を形成
して二重管状に配置されると共に前記受入れ容器部10
の落とし込み口11からの大部分の水を流入させ且つ下
端開口から装置外へ流出させる内筒体30と、前記落と
し込み外筒体20の側壁部に開口されるオーバフロー口
21と、該オーバフロー口21を開閉するための常開バ
ネ付勢ダイヤフラム弁50と、該常開バネ付勢ダイヤフ
ラム弁50を前記バネ51に抗してオーバフロー口21
側へ押圧するための加圧室60とを有し、且つ該加圧室
60への圧力導入通路61を前記受入れ容器部10から
延設して設けることで、該圧力導入通路61を含む前記
容器部10と外筒体20と内筒体30と常開バネ付勢ダ
イヤフラム弁50と加圧室60からなる装置全体を1つ
のユニットとして構成していることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明の特徴によれば、注水時、上流側給
水路U1、U2からの注水は、開かれた開閉弁V1、V
から一旦受入れ容器部10に入り、そこから底部中央
の落とし込み口11を通って外筒体20内の内筒体30
に大部分が流入し、下端開口から装置外に流出する。前
記受入れ容器部10に入った注水の一部は圧力導入通路
61を通って加圧室60に入り、常開バネ付勢ダイヤフ
ラム弁50を押圧し、付勢バネ51に抗して常開バネ付
勢ダイヤフラム弁50をオーバフロー口21へ押圧す
る。一方、前記注水は装置内の内筒体30内を主通路と
してその大部分が通るので、内筒体30と外筒体20
の間の隙間は注水の従通路となり、注水中は前記主通
路からの流出によるエジェクタ効果によって従通路内が
負圧状態になる。これによって前記オーバフロー口21
へ外部から押圧されている常開バネ付勢ダイヤフラム弁
50は、内部からも負圧によって吸引され、その結果、
十分強くオーバフロー口21に密着して密封を行う。こ
のように本発明の装置では、注水中においては、常開バ
ネ付勢ダイヤフラム弁50は注水の一部を用いた押圧力
のみならず負圧吸引力によってもオーバフロー口21
密着するよう作用せられるので、密着力が強くなり、確
実なオーバフロー口21の閉止が行なわれる。よって注
水流量が少なくなった場合でもオーバフロー口21の密
閉が確実となる。特に本発明においては、全ての注水、
注湯を一旦受け入れる受入れ容器部10を設けて、該受
入れ容器部10から前記圧力導入通路61を加圧室60
に延設する構成としているため、第1に、受入れ容器部
10に受け入れられた水や湯の全水量による十分な水圧
を圧力導入通路61を介してダイヤフラム弁50に加え
ことができる。第2に、異なる配管からくる水と湯の
何れか一方のみが選択されて注がれるような場合でも、
圧力導入通路61が受入れ容器部10から延設されてい
るので、水、湯の何れか一方のみの注ぎ込みであっても
それによって確実にダイヤフラム弁50を押動させてオ
ーバフロー口21を閉止することができる。第3に、ダ
イヤフラム弁50を押動するための水圧を提供する圧力
導入通路61は、これを受入れ容器部10から延設して
構成しているので、該圧力導入通路61も含めて全体を
1つのユニットに構成することができ、装置の取り付け
に際して専用の配管を別に施工するといったことを無く
すことができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明実施装置の縦断面図で非注水時
を示している。図2は同じく本発明実施装置の縦断面図
で、注水として給湯をしている時を示している。
【0008】装置の上部に設けられる受入れ容器部10
は、上流側給水路U1、U2からの水と温水をそれぞれ
電磁開閉弁V1、V2を介して受け入れる。この受入れ
容器部10の底部中央には落とし込み口11を開口し、
この落とし込み口11に連通する形で落とし込み外筒体
20を結合している。落とし込み外筒体20はその下部
を細くしたホッパー状としている。この落とし込み外筒
体20の内部に該外筒体20と適当な隙間Sを形成して
二重管状に内筒体30を配置している。この内筒体30
の上部開口31は前記落とし込み口11の真下に位置し
て、落とし込み口11からの注水の大部分を内筒体30
内に流入させる。即ち、内筒体30内を注水の主通路と
している。内筒体30はその下部を細くして前記外筒体
と同芯の二重円筒管とされている。この二重円筒管に対
してホース7等の下流側給水路Lが接続される。内筒体
30の下端開口から装置外に流出した注水は下部側給水
路L内へ流れ込む。
【0009】前記外筒体20の側壁部にオーバフロー口
21が設けられる。オーバフロー口21の外側はエアー
チャージ室40とされ、エアーチャージ室40に常開バ
ネ付勢ダイヤフラム弁50が配置されている。この常開
バネ付勢ダイヤフラム弁50は付勢バネ51によって通
常時はオーバフロー口21を開放状態とされる。この常
開バネ付勢ダイヤフラム弁50の背後は加圧室60とさ
れ、この加圧室60は圧力導入通路61によって前記受
入れ容器10の側部に接続されている。
【0010】以上の構成において、この逆流防止装置は
全体が1つのユニットとしてなっており、前記受入れ容
器部10を上流側給水路U1、U2に接続し、他方をホ
ース7に接続することで、他に配管等を設備する必要な
く、取り付けが完了する。非注水時においては、図1に
示すように、開閉弁V1、V2が閉止されているので、
注水は受入れ容器部10には行われず、よって圧力導入
通路61を通って注水の一部が加圧室60内に引き込ま
れることもなく、加圧室60が加圧されないので、ダイ
ヤフラム弁50は付勢バネ51によってオーバフロー口
21を開放状態に維持する。よって、この状態で下流側
給水路Lからの逆流がある場合には、逆流してきた雑水
は確実にオーバフロー口21から排出され、それより上
位にある上流側給水路U1、U2へは逆流が到達しな
い。
【0011】一方、開閉弁V1、V2のいずれか一方、
または両方が開放され(図2においては給湯側のV2が
開放)、注水が行われると、注水が受入れ容器部10に
流れ込み、更にその大部分の注水は落とし込み口11か
ら落とし込み外筒体20内に入り、さらにその大部分は
主通路である内筒体30内に流入し、下方へ流出する。
このとき内筒体30から流出する流量の勢いによって、
従通路である内筒体30と外筒体20との隙間Sが負圧
状態となる。また前記受入れ容器部10から注水の一部
が圧力導入通路61を経て加圧室60に引き込まれ、
入れ容器部10内の水圧が加圧室60にも加わってダイ
ヤフラム弁50を押圧し、ダイヤフラム弁50をバネ5
1に抗してオーバフロー口21方向へ押動する。この押
圧力と前記隙間Sの負圧状態による吸引力とがダイヤフ
ラム弁50に作用することで、ダイヤフラム弁50が確
実にオーバフロー口21を閉塞し、注水中のオーバフロ
ーが確実に防止される。また注水水量が少ない場合にお
いても確実なオーバフロー口21の閉止を行うことがで
きる。よって注水の漏出の防止と空気の混入が大流量か
ら小流量に至るまで確実に行える。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の給湯器等における逆流防止装置によれ
ば、注水時には、注水の一部を用いた押圧力のみなら
ず、注水を用いた負圧発生作用による吸引力をも組み合
わせて常開バネ付勢ダイヤフラム弁50によるオーバフ
ロー口21の閉止を行うようにしているので、オーバフ
ロー口21の閉止を大流量注水から小流量注水に至るま
で確実に行うことができる。注水時の漏出、空気混入を
確実に防止することができる。勿論、非注水時には確実
に常開バネ付勢ダイヤフラム弁50がオーバフロー口
を開放するので、上流側給水路U1、U2への逆流を
防止することができる。特に本発明においては、全ての
注水、注湯を一旦受け入れる受入れ容器部10を設け
て、該受入れ容器部10から前記圧力導入通路61を加
圧室60に延設する構成としているため、 第1に、受入
れ容器部10に受け入れられた水や湯の全水量による十
分な水圧を圧力導入通路61を介してダイヤフラム弁5
0に加えることができる。 第2に、異なる配管からくる
水と湯の何れか一方のみが選択されて注がれるような場
合でも、圧力導入通路61が受入れ容器部10から延設
されているので、水、湯の何れか一方のみの注ぎ込みで
あってもそれによって確実にダイヤフラム弁50を押動
させてオーバフロー口21を閉止することができる。
3に、ダイヤフラム弁50を押動するための水圧を提供
する圧力導入通路61は、これを受入れ容器部10から
延設して構成しているので、該圧力導入通路61も含め
て全体を1つのユニットに構成することができ、装置の
取り付けに際して専用の配管を別に施工するといったこ
とを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施装置の縦断面図で非注水時を示して
いる。
【図2】同じく本発明実施装置の縦断面図で、注水とし
て給湯をしている時を示している。
【図3】従来装置の断面構成図である。
【符号の説明】
10 受入れ容器部 11 落とし込み口 20 落とし込み外筒体 21 オーバフロー口 30 内筒体 50 常開バネ付勢ダイヤフラム弁 51 付勢バネ 60 加圧室 61 圧力導入通路 S 隙間 U1、U2 上流側給水路 L 下流側給水路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側給水路U1、U2からの温水や水
    を開閉弁V1、V2を介して一旦受け入れる受入れ容器
    部10と、該受入れ容器部10の底部中央の落とし込み
    11に連通して結合されるホッパー状の落とし込み外
    筒体20と、該落とし込み外筒体20内に該外筒体20
    と適当な隙間を形成して二重管状に配置されると共に
    前記受入れ容器部10の落とし込み口11からの大部分
    の水を流入させ且つ下端開口から装置外へ流出させる内
    筒体30と、前記落とし込み外筒体20の側壁部に開口
    されるオーバフロー口21と、該オーバフロー口21
    開閉するための常開バネ付勢ダイヤフラム弁50と、該
    常開バネ付勢ダイヤフラム弁50を前記バネ51に抗し
    てオーバフロー口21側へ押圧するための加圧室60と
    を有し、且つ該加圧室60への圧力導入通路61を前記
    受入れ容器部10から延設して設けることで、該圧力導
    入通路61を含む前記容器部10と外筒体20と内筒体
    30と常開バネ付勢ダイヤフラム弁50と加圧室60か
    らなる装置全体を1つのユニットとして構成している
    とを特徴とする給湯器等における逆流防止装置。
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