JP2688839B2 - オーディオ出力装置 - Google Patents
オーディオ出力装置Info
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- JP2688839B2 JP2688839B2 JP6066289A JP6066289A JP2688839B2 JP 2688839 B2 JP2688839 B2 JP 2688839B2 JP 6066289 A JP6066289 A JP 6066289A JP 6066289 A JP6066289 A JP 6066289A JP 2688839 B2 JP2688839 B2 JP 2688839B2
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- acoustic reflector
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- output device
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、高忠実度立体音場（以下、ハイファイス
テレオという）の再生を可能にしたシステムに適用して
好適なオーディオ出力装置に関するものである。
テレオという）の再生を可能にしたシステムに適用して
好適なオーディオ出力装置に関するものである。
［従来の技術］ 従来よりハイファイステレオにおける理想のリスニン
グポイントは、２つのスピーカを底辺とする二等辺三角
形の頂点であり、この位置で聴くことによって、最良の
臨場感及び高忠実度が得られるようにされている。
グポイントは、２つのスピーカを底辺とする二等辺三角
形の頂点であり、この位置で聴くことによって、最良の
臨場感及び高忠実度が得られるようにされている。
このように、最適聴取範囲が限定される理由は、主に
オーディオ出力部における音響エネルギーの指向性分布
が制御されていないことにある。このために、広範囲に
おいて真のハイファイステレオ感を楽しむオーディオシ
ステムの技術は、従来確立されていなかった。
オーディオ出力部における音響エネルギーの指向性分布
が制御されていないことにある。このために、広範囲に
おいて真のハイファイステレオ感を楽しむオーディオシ
ステムの技術は、従来確立されていなかった。
しかし、近年広帯域にわたって指向性分布制御を可能
にする技術として、例えば特願昭61−75144号に示すよ
うに、オーディオミラーを用いたオーディオ出力装置が
提案されている。この装置は、スピーカの振動板に対
し、垂直方向についての出力指向性を決定する音響反射
体を対向配置し、高音質スピーカの指向性分布を音響反
射体によって無指向性仮想音源を得ようとするものであ
る。
にする技術として、例えば特願昭61−75144号に示すよ
うに、オーディオミラーを用いたオーディオ出力装置が
提案されている。この装置は、スピーカの振動板に対
し、垂直方向についての出力指向性を決定する音響反射
体を対向配置し、高音質スピーカの指向性分布を音響反
射体によって無指向性仮想音源を得ようとするものであ
る。
第５図乃至第７図は指向性分布制御を可能にした従来
のオーディオ出力装置の主要構成を示す正面図，側面図
及び平面図である。
のオーディオ出力装置の主要構成を示す正面図，側面図
及び平面図である。
密封円筒形のスピーカキャビネット１の前面には、ウ
ーハ（低温スピーカ）２が取付けられ、上面の前寄りに
はスコーカ（中音スピーカ）３が上向きに取付けられて
いる。また、スピーカキャビネット１の上面には、複数
本のサポート部材４を介して円錐形の中音用音響反射体
５が設置されている。
ーハ（低温スピーカ）２が取付けられ、上面の前寄りに
はスコーカ（中音スピーカ）３が上向きに取付けられて
いる。また、スピーカキャビネット１の上面には、複数
本のサポート部材４を介して円錐形の中音用音響反射体
５が設置されている。
さらに、中音用音響反射体５の上部には、複数本のサ
ポート部材６が立設され、このサポート部材６に支持さ
れて円錐形の高音用音響反射体７が設置されている。中
音用音響反射体５の上部には、高音用音響反射体７の側
面に向けて音波が発生するようにツィータ（高音スピー
カ）８が設置されている。また、スピーカキャビネット
１の上部には、中音用音響反射体５の側面に向けて音波
が発生するようにスコーカ３が設置されている。
ポート部材６が立設され、このサポート部材６に支持さ
れて円錐形の高音用音響反射体７が設置されている。中
音用音響反射体５の上部には、高音用音響反射体７の側
面に向けて音波が発生するようにツィータ（高音スピー
カ）８が設置されている。また、スピーカキャビネット
１の上部には、中音用音響反射体５の側面に向けて音波
が発生するようにスコーカ３が設置されている。
ウーハ2,スコーカ３及びツィータ８の駆動に際して
は、各々の再生周波数領域に合わせた周波数帯域の増幅
を行う専用のアンプを個々に接続し、あるいは単一のア
ンプを用いて低，中，高の各周波数に分離するデバイダ
を介して、各スピーカを駆動する方法がとられる。
は、各々の再生周波数領域に合わせた周波数帯域の増幅
を行う専用のアンプを個々に接続し、あるいは単一のア
ンプを用いて低，中，高の各周波数に分離するデバイダ
を介して、各スピーカを駆動する方法がとられる。
次に、上記構成によるオーディオ出力装置の動作につ
いて説明する。
いて説明する。
このオーディオ出力装置は、リスナーにウーハ２の前
面が向くようにして設置される。ウーハ２が分担する周
波数域は数百ヘルツ以下の低温であり、特に指向性を持
たないため、その音響エネルギーはリスニングポイント
に向けて直接出力される。また、このように指向性を持
たないことから、ウーハ２に反射体等を設ける必要が無
い。
面が向くようにして設置される。ウーハ２が分担する周
波数域は数百ヘルツ以下の低温であり、特に指向性を持
たないため、その音響エネルギーはリスニングポイント
に向けて直接出力される。また、このように指向性を持
たないことから、ウーハ２に反射体等を設ける必要が無
い。
一方、ツィータ８及びスコーカ３により得られる音響
エネルギーは、それぞれ高音用音響反射体７及び中音用
音響反射体５の側面に反射して、リスナー方向へ放射さ
れる。周知のように、中，高音域の周波数の音響エネル
ギーは指向性を有しているため、中音用音響反射体５及
び高音用音響反射体７を用いることにより、これらによ
って反射した音波は中音用音響反射体５及び高音用音響
反射体７の円周方向に散らばるようになる。従って、反
射音は１箇所に集中することが無く、広い範囲に仮想音
源が形成される。
エネルギーは、それぞれ高音用音響反射体７及び中音用
音響反射体５の側面に反射して、リスナー方向へ放射さ
れる。周知のように、中，高音域の周波数の音響エネル
ギーは指向性を有しているため、中音用音響反射体５及
び高音用音響反射体７を用いることにより、これらによ
って反射した音波は中音用音響反射体５及び高音用音響
反射体７の円周方向に散らばるようになる。従って、反
射音は１箇所に集中することが無く、広い範囲に仮想音
源が形成される。
［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記のような従来のオーディオ出力装置で
は、第８図に示すようにリスニングポイント81では良い
定位が得られるものの、リスニングポイント82や83のよ
うに２点鎖線内から外れた場所では定位が悪くなり、理
想的なリスニングポイントにはなり得ない。
は、第８図に示すようにリスニングポイント81では良い
定位が得られるものの、リスニングポイント82や83のよ
うに２点鎖線内から外れた場所では定位が悪くなり、理
想的なリスニングポイントにはなり得ない。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたも
ので、リスニングポイントの範囲を拡大できるようにし
たオーディオ出力装置を提供することを目的とするもの
である。
ので、リスニングポイントの範囲を拡大できるようにし
たオーディオ出力装置を提供することを目的とするもの
である。
［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために、この発明はスピーカ
と、該スピーカから発せされた音波をリスニングポイン
トに向けて反射させる音響反射体とを備えたオーディオ
出力装置であって、前記音響反射体を楕円円錐形にした
ものである。
と、該スピーカから発せされた音波をリスニングポイン
トに向けて反射させる音響反射体とを備えたオーディオ
出力装置であって、前記音響反射体を楕円円錐形にした
ものである。
［作用］ 上記のように構成することによって、音響反射体より
反射する音響エネルギーについて考察すると、音響反射
体の楕円錐の楕円形の長手方向と直交する方向について
広くフラットな音圧分布レベルが得られるようになり、
最適リスニングポイントの領域が拡大する。
反射する音響エネルギーについて考察すると、音響反射
体の楕円錐の楕円形の長手方向と直交する方向について
広くフラットな音圧分布レベルが得られるようになり、
最適リスニングポイントの領域が拡大する。
［実施例］ 第１図乃至第３図はこの発明の一実施例の主要構成を
示す正面図，側面図及び平面図である。尚、本実施例に
おいては、第５図乃至第７図に示したと同一あるいは同
一機能を有するものには、同一符号を用いたので、以下
においては重複する説明を省略する。
示す正面図，側面図及び平面図である。尚、本実施例に
おいては、第５図乃至第７図に示したと同一あるいは同
一機能を有するものには、同一符号を用いたので、以下
においては重複する説明を省略する。
本実施例が従来の構成と異なるところは、第５図乃至
第７図の従来構成の中音用音響反射体５及び高音用音響
反射体７に代え、円錐かつ楕円系の中音用音響反射体10
及び高音用音響反射体11を用いたところにある。
第７図の従来構成の中音用音響反射体５及び高音用音響
反射体７に代え、円錐かつ楕円系の中音用音響反射体10
及び高音用音響反射体11を用いたところにある。
楕円形の中音用音響反射体10及び高音用音響反射体11
は楕円形の長手方向をリスニングポイント方向に合わ
せ、その中心よりややリスニングポイント寄りにスコー
カ３及びツィータ８が位置するように配設されている。
は楕円形の長手方向をリスニングポイント方向に合わ
せ、その中心よりややリスニングポイント寄りにスコー
カ３及びツィータ８が位置するように配設されている。
以上の構成により、中音用音響反射体10及び高音用音
響反射体11による中音域及び高音域の反射音は、反射体
が楕円形を成しているため、その短幅面で反射する音響
エネルギーと長幅面で反射する音響エネルギーとに差異
が生じる。即ち、第４図に示すように、楕円形の中音用
音響反射体10及び高音用音響反射体11の長手方向に直交
する方向の音圧レベル分布が大きくなる。これにより、
中央部のリスニングポイント42の左右のリスニングポイ
ント41及び43を、左右のスピーカシステムの音圧分布が
カバーするようになり、最良の高忠実度，高立体音場再
生の得られるリスニングポイント領域を拡大することが
できる。
響反射体11による中音域及び高音域の反射音は、反射体
が楕円形を成しているため、その短幅面で反射する音響
エネルギーと長幅面で反射する音響エネルギーとに差異
が生じる。即ち、第４図に示すように、楕円形の中音用
音響反射体10及び高音用音響反射体11の長手方向に直交
する方向の音圧レベル分布が大きくなる。これにより、
中央部のリスニングポイント42の左右のリスニングポイ
ント41及び43を、左右のスピーカシステムの音圧分布が
カバーするようになり、最良の高忠実度，高立体音場再
生の得られるリスニングポイント領域を拡大することが
できる。
［発明の効果］ 以上説明したとおり、この発明によれば音響反射体を
楕円円錐形にしたので、最適リスニングポイントの領域
を拡大することができる。
楕円円錐形にしたので、最適リスニングポイントの領域
を拡大することができる。
第１図乃至第３図はこの発明の一実施例の主要構成を示
す正面図，側面図及び平面図、第４図はこの発明の実施
例による指向特性を示す特性図、第５図乃至第７図は従
来のオーディオ出力装置の主要構成を示す正面図，側面
図及び平面図、第８図は従来のオーディオ出力装置の指
向特性を示す特性図である。 図中． 1:スピーカキャビネット 2:ウーハ 3:スコーカ 4,6:サポート部材 8:ツィータ 10:中音用音響反射体 11:高音用音響反射体
す正面図，側面図及び平面図、第４図はこの発明の実施
例による指向特性を示す特性図、第５図乃至第７図は従
来のオーディオ出力装置の主要構成を示す正面図，側面
図及び平面図、第８図は従来のオーディオ出力装置の指
向特性を示す特性図である。 図中． 1:スピーカキャビネット 2:ウーハ 3:スコーカ 4,6:サポート部材 8:ツィータ 10:中音用音響反射体 11:高音用音響反射体
Claims (1)
- 【請求項１】スピーカと、該スピーカから発せられた音
波をリスニングポイントに向けて反射させる音響反射体
とを備えたオーディオ出力装置であって、前記音響反射
体を、楕円錐形にしたことを特徴とするオーディオ出力
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6066289A JP2688839B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | オーディオ出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6066289A JP2688839B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | オーディオ出力装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02241196A JPH02241196A (ja) | 1990-09-25 |
| JP2688839B2 true JP2688839B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=13148776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6066289A Expired - Fee Related JP2688839B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | オーディオ出力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2688839B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4524963B2 (ja) * | 2001-07-09 | 2010-08-18 | ソニー株式会社 | スピーカ装置 |
| EP3735781A1 (en) * | 2018-01-03 | 2020-11-11 | Arçelik Anonim Sirketi | System for converting unidirectional sound systems to multidirectional sound systems |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP6066289A patent/JP2688839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02241196A (ja) | 1990-09-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070829 Year of fee payment: 10 |
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