JP2688206B2 - 巻取り過程の監視および/または制御方法およびこの方法を実施するための巻取り機構部 - Google Patents

巻取り過程の監視および/または制御方法およびこの方法を実施するための巻取り機構部

Info

Publication number
JP2688206B2
JP2688206B2 JP63024096A JP2409688A JP2688206B2 JP 2688206 B2 JP2688206 B2 JP 2688206B2 JP 63024096 A JP63024096 A JP 63024096A JP 2409688 A JP2409688 A JP 2409688A JP 2688206 B2 JP2688206 B2 JP 2688206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
friction drum
package
target value
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63024096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63196465A (ja
Inventor
フエルデイナント−ヨーゼフ・ヘルマンス
ロルフ・ハーゼン
Original Assignee
ヴエー・ライネルス・フエルヴアルツングス−ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヴエー・ライネルス・フエルヴアルツングス−ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング filed Critical ヴエー・ライネルス・フエルヴアルツングス−ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
Publication of JPS63196465A publication Critical patent/JPS63196465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2688206B2 publication Critical patent/JP2688206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/40Arrangements for rotating packages
    • B65H54/42Arrangements for rotating packages in which the package, core, or former is rotated by frictional contact of its periphery with a driving surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H59/00Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators
    • B65H59/38Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by regulating speed of driving mechanism of unwinding, paying-out, forwarding, winding, or depositing devices, e.g. automatically in response to variations in tension
    • B65H59/384Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by regulating speed of driving mechanism of unwinding, paying-out, forwarding, winding, or depositing devices, e.g. automatically in response to variations in tension using electronic means
    • B65H59/385Regulating winding speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H63/00Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
    • B65H63/003Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to winding of yarns around rotating cylinders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H63/00Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
    • B65H63/08Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to delivery of a measured length of material, completion of winding of a package, or filling of a receptacle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H63/00Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
    • B65H63/08Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to delivery of a measured length of material, completion of winding of a package, or filling of a receptacle
    • B65H63/082Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package responsive to delivery of a measured length of material, completion of winding of a package, or filling of a receptacle responsive to a predetermined size or diameter of the package
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/50Occurence
    • B65H2511/52Defective operating conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、巻取りパッケージがその周面において摩擦
ドラムにより駆動され、該摩擦ドラムの回転時間がほぼ
連続的に変えられ、前記巻取りパッケージの回転時間と
前記摩擦ドラムの回転時間が連続的に測定されて、連続
的にまたは前記巻取りパッケージが少なくともほぼスリ
ップなく走行している時点で断続的に互いに比較され、
該比較結果が目標値または目標値経過特性曲線と比較さ
れるように構成されている、織機の巻取り機構部におけ
る巻取りパッケージ形成時の巻取り過程を監視および/
または制御するための方法、ならびにこの方法を実施す
るための装置に関する。
従来の技術 この種の巻取り機構部はたとえば、コップあるいはそ
の他のパッケージから繰り出される糸をあや巻きパッケ
ージになるように巻回する、あや巻き機または自動あや
巻き機に設けられる。摩擦ドラムはこの場合、たとえば
糸案内ドラムとして構成され、巻取り過程中、糸をあや
巻きパッケージの前方で連続的にトラバース運動をさせ
てあや巻きを形成させる。
しかし摩擦ドラムとしても用いられる糸案内ドラムを
用いないで、糸を別個の糸案内装置を用いてあや巻きパ
ッケージの前方で連続的にトラバース運動をさせるよう
にし、そのため摩擦ドラムに糸案内溝を設けないように
した構成も、公知である。
しかしこの種の巻取り機構は別の織機にもたとえばOE
−ドラム直接駆動式紡績機、摩擦駆動式紡績機または非
摩擦駆動式紡績機にも、あや巻きパッケージに巻回でき
るようにするために、たとえば紡績機構部と接続して設
けることができる。この場合は糸サプライとしてコップ
または繰り出しパッケージではなく、当該の紡績機構部
ないし動作機構部の当該の紡績装置が用いられる。
巻取り機構部に対して、現在の織機においては、監視
機構部が設けられている。この監視機構部は、巻取り過
程および織機の動作を監視し表示し、場合により巻取り
機構部を停止させる。この種の監視機構部はたとえば糸
監視器ないし糸クリヤラであり、これは糸切れまたは糸
エラーが発生すると巻取り機構部を停止し、エラーを除
去するために特別の装置を作動する。別の監視機構部の
場合は、巻取られた糸の長さを監視し所定の糸の長さに
達した場合に巻取り機構部を停止する。しかし巻取り機
構部は、巻取りパッケージが所定の直径ないし重量に達
した場合も停止することができる。
別の監視機構はいわゆるエラー巻回を、これがたとえ
ばいわゆるエラー障害除去装置を投入接続または遮断す
ることにより阻止するために用いられる。さらに駆動ド
ラム上への糸巻き付きをいわゆるドラム巻き付きを検出
する監視装置もある。このドラム巻き付きは次の場合に
生ずる、すなわち糸が駆動ドラムと巻取りパッケージと
の間を走行しているときに糸切れが生ずると糸の端が、
巻取りパッケージにより連行されずに駆動ドラムにより
連行されてしまって駆動ドラム上に巻き付いてしまうと
きに生ずる。
巻取り機構部における種々の監視装置のために、相応
のデータ検出装置が必要とされるだけでなく、測定値を
表示しさらに所定の測定値が生じた場合は遮断装置を制
御するかまたは切り換え過程を作動させるようにした特
別なデータ処理装置も必要とされる。
しかし欠点は、巻取り過程の監視および/または制御
のために種々異なるセンサ、データ検出装置、表示装
置、制御装置等が必要とされることである。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3521152号公報によ
れば、ボビンを駆動する摩擦ドラムの回転時間を変化さ
せることでリボン巻きを回避することが知られている。
また、巻取りドラムの加速および制動のための適正な時
点を求めるために、巻取りパッケージの回転時間を連続
的に測定し、連続的または断続的に各回転時間を比較す
ることも知られている。そして巻取りパッケージが少な
くとも近似的にスリップなく走行しているときには、常
に比較結果が求められるように構成されている。この場
合、それらの比較結果と目標値との比較はそれに応じて
巻取りドラムの回転数を変化させるためにしか用いられ
ておらず、比較から巻取り過程のクオリテイやボビン品
質の判定を行うことはなされていない。
発明の解決しようとする課題 したがって本発明の課題は、簡単な手段によって高い
巻取り品質のもとで著しく確実かつ効果的な監視および
/または制御を行えるようにする方法ならびに装置を提
供することにある。
課題を解決するための手段 本発明によればこの課題は、比較結果と目標値または
目標値経過特性曲線との比較の結果から、偏差が生じて
いるかまたは一致しているかに応じて巻取り機構部また
は巻取りパッケージの状態を判定し、該状態に依存して
巻取り過程に対し制御操作を加えることにより解決され
る。この場合にたとえば、前記の状態に依存して巻取り
機構部を完全に停止し、または摩擦ドラムの駆動装置を
巻取り過程の間にわたり制御または調整する。
本発明においては巻取り動作は一定にはならないよう
に構成される。すなわち巻取り速度を一定にするのでは
なく、その平均値を一定にするのである。一定にされな
い巻取り速度の時間間隔は、そのつどいっそう小さい一
定の巻取り速度の時間間隔と、たとえば巻取り速度の切
り換え点において交替される。この方法により、巻取り
過程全体にわたりあや巻き位置の良好な形成が行えるよ
うになる。巻取りパッケージおよび摩擦ドラムの回転時
間が連続的にまたは継続的に互いに比較される。そのた
め巻取り速度が一定でないにもかかわらず、巻取り過程
の品質が向上する。この場合、目標値からの偏差が生ず
ると巻取り過程に対する制御が行われる。比較結果は回
転時間の和または差としてないし積または商として求め
ることができる。
本発明の有利な実施形態によれば、摩擦ドラムの回転
と巻取りパッケージの回転から商を形成し、この商が比
較結果としてすなわち実際値として用いられるように構
成されている。巻取りパッケージが少なくとも近似的に
スリップすることなく回転する時点に比較結果を求める
ように構成するとよい。
目標値または目標値経過はじかにまえもって与えるこ
とができる。このことは電子計算機を通常のように使用
すれば問題はない。また、摩擦ドラムの駆動装置に対
し、増加された駆動エネルギおよび低減された駆動エネ
ルギを切り換えるように作用させることにより、すなわ
ち駆動エネルギを周期的に変化させて作用させることに
より、摩擦ドラムの回転時間を変化させることもでき
る。この場合、比較結果が少なくとも近似的に一定にな
った時間間隔内にこの比較結果を、摩擦ドラムの変化す
る回転時間の後続の1周期または数周期の間中は少なく
とも、目標値として用いる。
この方法の構成の場合に前提とされていることは、巻
取りパッケージは回転中に、さらにたとえば10回転から
100回転までの回転回数中は、顕著には増加しないとい
うことである。巻取り過程中に回転時間の比較結果が近
似的に一定になると、このことが、摩擦ドラムと巻取り
パッケージが近似的にスリップせずに回転することを示
す指標となる。この時点において回転時間の比較結果の
実際値から、目標値たとえば商の目標値が得られる。こ
の目標値はこの時点において比較結果の実際値にないし
商の実際値に相応する。この場合、計算時間が節約さ
れ、そのため比較的小型の計算機を使用できるようにな
る。
巻取り速度の一定のため比較結果は一定ではない。次
になされるべきことは、連続的にまたは断続的に測定さ
れた比較結果が許容範囲内だけで目標値から偏差され
る。所期の結果が生じないときは、回転時間の比較結果
は目標値の許容範囲内にある。回転時間の比較結果が再
び近似的に一定になるとただちに、この新たな比較結果
が目標値として以後は巻取り過程の終了まで用いられ
る。
本発明の有利な構成によれば、回転時間の比較結果が
少なくとも近似的に一定になりかつ同時に所定の終値に
達した時点に、巻取り機構部を停止するためのおよび巻
取りパッケージを摩擦ドラムから圧着解除するための命
令を送出するように構成されている。そのため所望のパ
ッケージ充填度ないし所望の巻取り直径が得られるよう
になる。
本発明の別の有利な構成によれば、回転時間の比較結
果が少なくとも近似的に一定になりかつ同時に最後に求
められた目標値から、もはや許容できない値だけ偏差し
た時点に、巻取り機構部を停止させるための命令を送出
するように構成されている。たとえばドラムへの巻き付
きすなわちリッキングが生ずると、迅速に巻取りパッケ
ージの回転時間が低減される。なぜならばこの場合は巻
取りパッケージがもはや摩擦ドラムの周面により駆動さ
れるのではなく、摩擦ドラム上に形成された糸の巻き付
き体の周面により駆動されるからである。本発明によれ
ば特別なドラム巻き付き検出装置等を設けなくても済
む。トラバース運動だけが故障している場合、その結果
として糸または紡績糸は常に巻取りパッケージ上の同じ
個所を走行するようになり、これによって巻取りパッケ
ージの回転速度が増加し、そのために比較結果も目標値
限界の外側へ外れて、その結果、巻取り機構部が停止さ
れる。そのため特別なトラバース運動監視装置はもやは
必要とされない。
本発明の1つの有利な実施形態によれば、回転時間の
比較結果が少なくとも近似的に一定になりかつ同時に選
択された目標値と少なくとも近似的に一致する時点に、
巻取りパッケージブレーキを投入するように構成されて
いる。この選定された目標値はたとえば試験走行により
経験的に、あるいは計算によっても、一様でないパッケ
ージ機構が顕著であるかまたは予期される場合の巻取り
直径に対して求められる。
本発明の別の有利な実施形態によれば、始動時から巻
き取りパッケージの回転時間と摩擦ドラムの回転時間と
の比較結果を摩擦ドラムの回転の回数と関係づけ、摩擦
ドラムの回転の回数を連続的に測定し、回転時間の比較
結果が少なくとも近似的に一定になりかつ同時に前記の
比較結果と測定された摩擦ドラムの回転回数との間の所
定の関係がもはや充足されなくなった時点に、巻取り機
構部を停止させるための命令が送出され、および/また
は制御信号が糸の張力を増加させる糸ブレーキへ送出さ
れ、および/または規格から偏差したパッケージ密度に
関する通報信号が送出されるように構成されている。
この構成によれば、パッケージ密度の連続的な監視
が、場合によっては制御または調整が、この目的のため
に特別な装置を付加的に必要とすることなく確実行わさ
れる。
本発明の有利な構成によれば、駆動エネルギの連続的
な交番的な印加において、摩擦ドラムの回転時間が少な
くとも近似的に一定になりかつ回転時間の比較結果が少
なくとも近似的に一定になった時点に、摩擦ドラムの回
転数低減のための措置が講じられる。摩擦ドラムの駆動
装置に低減した駆動エネルギを加えることができ、ない
しは無負荷運転への切り換えを行うことができ、さらに
所定の時間間隔の経過後にはじめて、所定の摩擦ドラム
の回転回数の経過後に、所定の最大値または所定の値だ
け達した場合に、摩擦ドラムの最小回転時間を越えた回
転時間をまたは巻取りパッケージの目標値を越えた、所
定の幅は上回わらない推定値を、または前記の回転時間
または目標値をパーセント値だけ越えた値を再び投入す
るようにし、すなわち増加した駆動エネルギを加えるよ
うにしすなわち摩擦ドラムをそのまえもって与えられた
最小回転時間に達するまで加速するように構成されてい
る。まず最初に要求されることは、摩擦ドラムの回転時
間が連続的に変化され、次に個々の構成が、この変化を
個別的に実施できるようにされている。
また、本発明の別の有利な実施形態によれば、摩擦ド
ラムの駆動装置に増加した駆動エネルギおよび低減した
駆動エネルギを連続的に切り換えるように加え、すなわ
ち投入および遮断し、この場合、このような投入すなわ
ち駆動エネルギの増加を、摩擦ドラムが所定の最大の回
転時間に達した場合に行い、遮断ないし駆動エネルギの
低減を摩擦ドラムが所定の最小の回転時間に達した場合
に行うように構成されている。この場合、摩擦ドラムの
最小回転時間ないし最大回転時間が目標値として用いら
れ、そのためにこれらの目標値を一定値としてまえもっ
て与えることができるようになる。
さらに本発明の有利な構成によれば、摩擦ドラムの停
止状態からのランニングアップを複数の回転数段階にお
いて行い、この場合、巻取りパッケージの回転時間が、
あるいは摩擦ドラムの回転時間と巻取りパッケージの回
転時間との比較結果が少なくとも近似的に一定になった
時点に、すなわち所定値に達した時点に、次の回転数段
階への移行をスタートするように構成されている。この
構成の目的とするところは、巻取りパッケージが停止後
に迅速にランニングアップされ、しかもパッケージと摩
擦ドラムとの間に許容できない大きいスリップが生じな
いようにすることである。パッケージないしパッケージ
スリーブと摩擦ドラムとの間にもはやスリップがほとん
ど存在しなくなるまで、摩擦ドラムは所定の回転回数段
階にとどまり、その後に次のより高い回転数段階へ切り
換えられる。
さらに本発明の別の実施形態によれば、糸切れの後に
糸の接続を再形成する際、最後に求めた目標値をまたは
目標値形成のために適した回転時間の比較結果の実際値
を、上糸サーチの際の巻取りパッケージの逆回転速度の
制御のために用いるように構成されている。この構成の
目的とするところは、パッケージと逆回転駆動装置との
間の不必要に大きいスリップを回避することである。パ
ッケージ逆回転は特別な装置により、または摩擦ドラム
を逆回転方向へ駆動することにより行われる。
巻取り過程中、巻取りパッケージがその周面において
摩擦ドラムにより駆動され、前記巻取りパッケージおよ
び前記摩擦ドラムの回転時間に比例する測定値を得るた
めの測定値検出器が設けられており、該測定値検出器は
電子計算機と接続されており、該電子計算機は前記回転
時間に比例する測定値のための比較器を有している、本
発明による方法を実施するための織機の巻取り機構部
は、以下のように構成されている。すなわち、前記電子
計算機には、前記摩擦ドラムの回転時間の下限値および
上限値を設定する目標値設定器と、前記摩擦ドラムの回
転時間の連続的な変化を設定する目標値設定器と、前記
摩擦ドラムの回転の回数を巻き取られた糸長に関連づけ
るための目標値設定器とが設けられており、ないしは前
記巻取りパッケージと前記摩擦ドラムの一定動作におい
てそのつど求められた商を少なくとも次の一定動作まで
記憶するための目標値発生器と、少なくとも紡績糸パラ
メータとパッケージ密度を考慮しながら前記摩擦ドラム
前記巻取りパッケージの回転時間の比較結果の関係をま
えもって与える目標値発生器とが設けられており、前記
計算機と前記摩擦ドラムの駆動装置との間に、および必
要に応じて前記計算機と前記巻取り機構部の停止装置な
らびに通報装置との間に、接続線路が設けられており、
前記比較器により求められた回転時間の比較結果に応じ
て巻取り過程に対し制御操作が加えられ、ないしは前記
摩擦ドラムの駆動装置が制御または調整され、または前
記巻取り機構が停止される。
この場合、計算機を中央計算装置から成るように構成
してもよいし、個別の計算機から成るようにしてもよ
く、あるいは計算ユニットによっても構成してもよい。
また本発明によれば、巻取り過程中、巻取りパッケー
ジがその周面において摩擦ドラムにより駆動され、前記
巻取りパッケージおよび摩擦ドラムはそれぞれ1つのパ
ルス発生器を有しており、該パルス発生器は1回転ごと
に少なくとも1つのパルスを供給し、前記の各パルス発
生器は電子計算機と接続されている、織機の巻取り機構
部において、以下のように構成されている。すなわち前
記電子計算機には、周波数発生器と、周波数発生器と接
続されており巻取りパッケージおよび摩擦ドラムのため
の周期計数器とが設けられており、前記周期計数器は、
前記巻取りパッケージないし前記摩擦ドラムの各パルス
発生器により制御され、前記計算機は、各周期計数器と
接続されている計数結果用の比較器を有しており、前記
計算機には、前記摩擦ドラム)の回転時間の下限値およ
び上限値を設定する目標値設定器と、前記摩擦ドラムの
回転時間の連続的な変化を設定する目標値設定器と、前
記摩擦ドラムの回転の回数を巻き取られた糸長に関連づ
けるための目標値設定器とが設けられており、ないしは
前記巻取りパッケージと前記摩擦ドラムの一定動作にお
いてそのつど求められた商を少なくとも次の一定動作ま
で目標値として記憶するための目標値発生器と、少なく
とも紡績糸パラメータとパッケージ密度を考慮しながら
前記摩擦ドラムと前記巻取りパッケージの回転時間の比
較結果の関係をまえもって与える目標値発生器とが設け
られており、前記計算機と前記摩擦ドラムの駆動装置と
の間に、および必要に応じて前記計算機と前記巻取り機
構部の停止装置ならびに通報装置との間に、接続線路が
設けられており、前記比較器により求められた回転時間
の比較結果に応じて巻取り過程に対し制御操作が加えら
れ、ないしは前記摩擦ドラムの駆動装置が制御または調
整され、前記通報装置が作動され、または前記巻取り機
構が停止される。
周期計数器がそのつどにたとえば1回転ごとに、この
回転により周波数発生器から発生される振動周期の回数
を計数する。その結果は比較器へ供給され、この比較器
によって比較結果が求められる。この比較結果は、前述
のように、和または差ないし積または商として形成さ
れ、特に商として形成される。この比較結果は次に、目
標値設定器ないし目標値発生器において所定の目標値と
比較されて、この比較結果に基づいて巻取り過程が制御
される。比較値発生器は、電子計算機においてたとえば
連続的に新たな目標値を求める計算回路に設けることも
できる。
この場合、比較器を加算器ないし減算器により構成す
ることができ、あるいは比較器を乗算器ないし除算器か
ら構成することができる。
また、摩擦ドラムが制御可能な駆動モータを有し、さ
らに電子計算機がモータ制御装置を介して駆動モータへ
の作用接続を行うモータ制御装置は、簡単な場合にはリ
レースイッチからまたはスターデルタ切り換えスイッチ
からまたは同様にモータ制御装置から構成される。さら
に、駆動モータは周波数制御方式のまたは位相制御方式
の非同期モータであり、モータ制御装置は周波数変換装
置または位相制御装置として構成できる。周波数変換器
または位相制御装置により独特の微調整可能な駆動制御
が実現される。非同期モータは著しく堅ろうでありかつ
低いコストの駆動部材である。
さらに、巻取りパッケージの回転可能なスリーブ支持
部材を制御可能な制動装置と結合し、さらに作用接続線
を介して電子計算機と接続することができる。巻取りパ
ッケージのパッケージスリーブは通常のようにその端部
においてこの種のパッケージスリーブ支持部材により支
持されている。このパッケージスリーブ支持部材の少な
くとも1つは制御される制動装置と接続されており、な
いしはそのような制動装置を有する。そのため巻取りパ
ッケージを良好に制動できる。
比較器により求められた比較結果に基づいて、巻取り
パッケージの制動装置が停止過程の際に投入されるか、
または摩擦ドラムの回転時間と巻取りパッケージの回転
時間とから形成される商が少なくとも近似的に一定にな
りかつ同時に選定された目標値に少なくとも近似的に一
致したときに投入される。
回転時間の所定の商の間にわたる巻取りパッケージの
制動により、一様なパッケージが形成される。停止過程
の際の制動により巻取りパッケージが迅速に停止する。
そのためパッケージ交換がより迅速に行えるようにな
る。
巻取り機構部は計算機からの作用接続線を有する停止
装置を備え、さらに手動により、ならびに摩擦ドラムの
回転時間と巻取りパッケージの回転時間との比較結果が
少なくとも近似的に一定になった時点に、かつ次の場合
に自動的に作動されるように構成できる。すなわち、 a.回転時間の比較結果が所定の終値に達したとき、 b.回転時間の比較結果が、最後に求められた目標値をま
たは所定の目標値を、許容できない値だけ偏差したと
き、 前記の自動的な作動が行われるように構成できる。
上記のa.の場合は所望のパッケージ直径が得られ、b.
の場合は何らかの障害がたとえばドラム巻き付けないし
リッキングあるいはトラバース運動に障害が生じた場合
である。これら両方の場合において、手動でこの障害を
除去できるように巻取り機構部が停止される。
さらに本発明の有利な実施形態によれば、計算機が摩
擦ドラムの回転を計数するための計数器および目標値発
生器を有し、この目標値発生器によって、特定の巻き取
り過程のために回転時間の比較結果と摩擦ドラムの回転
回数との間の巻取り過程全体に対する所定の関係が、少
なくともパラメータである紡績糸の種類、紡績糸の太さ
およびパッケージ密度を考慮しながらまえもって与えら
れ、巻取り機構部の停止装置および/または通報装置お
よび/または制御される糸伸長器が次の時点に作動され
るように構成されている。すなわち回転時間の比較結果
が少なくとも近似的に一定になり、かつ同時に該比較結
果と測定された摩擦ドラムの回転回数との間の所定の関
係がもはや充足されなくなった時点に、作動されるよう
に構成されている。これらの場合に巻き取りパッケージ
の目標値からの偏差が生ずる。そのため糸張力を制御す
ることにより密度の実際値を再び目標値へ近似させる
か、または通報装置の操作により、このパッケージにお
いて規格から偏差したパッケージ密度が指示されるよう
に、ないしは巻取り機構部が停止されるように構成でき
る。
さらに本発明の有利な実施形態によれば、糸切れ後に
糸の接続を再形成するために上糸をサーチするにあた
り、巻取り機構部は巻取りパッケージの逆回転速度を制
御するための制御装置を有し、最後に求められた目標値
に応じて、または目標値形成に適した回転時間の比較結
果の実際値に応じて、この制御装置が制御されるよう構
成されている。回転時間の比較結果はパッケージ巻取り
量ないしパッケージ直径ないしパッケージ重量と関係づ
けられ、そのため以後は巻取りパッケージの逆回転速度
がパッケージの表面の上糸サーチの目的のために設定さ
れる。この制御装置はパッケージ駆動による摩擦ドラム
の制御装置と同一にするかこれと一体化することができ
る。
実施例 次に本発明を図示の実施例につき図面を用いて詳細に
説明する。
第1図には、本発明の実施例が図示されている。ここ
においてすべての構成要素を個別に詳しくは図示してい
ない自動巻取り機の巻取り個所である巻取り機構部が1
で示されている。軸受2を用いて固定に支承されている
摩擦ドラム3は、軸4を介して、摩擦ドラム3の駆動装
置を形成する3相非同期モータ5に連結されている。導
体6を介して3相非同期モータ5は周波数変換装置の形
のモータ制御装置7に接続されている。制御線路8を介
して周波数変換装置7は電子計算機9に接続されてい
る。電圧源10から周波数変換装置7には多心線路11,12
及びリレー13を介して、このリレー13が作動接続されて
いる限りにおいて、作動電圧が供給される。ここではこ
のリレー13は同時に、巻取り個所1の停止装置である。
制御線路14を介してリレー13は電子計算機9に接続され
ている。
旋回可能に支承されているパツケージフレーム15,16
は、ワイルドワインデイング(一定の角度のワインデイ
ング)が行われる綾巻きパツケージの形の巻取りパツケ
ージ18のスリーブ17を支持している。巻取りパツケージ
18は巻取り過程の期間中、周囲が摩擦ドラム3によつて
駆動される。巻取りパツケージは所定の圧着力でもつて
摩擦ドラム3に当接する。巻取りパツケージ18には糸乃
至紡績糸19が綾振られて供給される。綾振りは、摩擦ド
ラム3におけるねじ溝20を考慮している。このねじ溝20
は糸19を、それが巻取り過程の期間中連続的に左から右
に、それから逆に綾振られるように、ガイドする。
パツケージフレーム15,16は、完成した巻取りパツケ
ージ18を取外しかつ新しいパツケージスリーブを装着す
るために開閉可能である。更にパツケージフレーム15,1
6は、巻取り個所1の別の停止装置として用いられる電
磁的な吊上げ装置21に接続されている。吊上げ装置21は
制御線路22を介して電子計算機9に接続されている。
パツケージフレーム15,16に、回転可能なスリーブ支
持部材23,24が支承されている。スリーブ支持部材23,24
は、種々異なつた直径のスリーブを収容することができ
るように、パツケージスリーブ17に向かつて円錐形に形
成されている。回転可能なスリーブ支持部材23は、制御
可能な制動装置25を備えている。それは電子計算機9に
通じて制御線路の形の作用接続部26を有している。もう
1つの回転可能なスリーブ支持部材24にはパルス発生器
27が接続されている。これはスリーブ支持部材24の回転
毎に、ひいてはパツケージスリーブ17及び巻取りパツケ
ージ18の回転の都度、自動的に1つのパルスをパルス線
路29を介して電子計算機9に転送する。
摩擦ドラム3の軸4にも、軸4の回転毎に、従つて
又、摩擦ドラム3の回転の都度パルス線路30を介してパ
ルスを電気計算機9に転送するパルス発生器28が設けら
れている。
巻取り個所1はその他に、糸切れの後に糸の接続を再
形成する目的で上糸を探し求める際の巻取りパツケージ
18の逆転速度を調節するための制御装置31を有してい
る。制御線路32を介してこの制御装置31は電子計算機9
に接続されている。制御装置31は旋回可能なアーム33を
有しており、アームの端部には、可変制御可能な回転数
で回転可能な駆動ローラ34が支承されている。巻取りパ
ツケージ18に巻取られた上糸を探出す目的で吊上げ装置
21を用いて摩擦ドラム3から吊上げられた巻取りパツケ
ージ18が駆動ローラ34を用いて逆方向に回転駆動され、
その際駆動速度はパツケージの直径に応じて制御可能で
ある。
電子計算機9は、周波数発生器FG及びこの周波数発生
器FGに接続されている、巻取りパツケージ18及び摩擦ド
ラム3に対するそれぞれ1つの周期計数器Z1,Z2を有し
ている。計数器Z1及びZ2は、巻取りパツケージ18のパル
ス発生器27乃至摩擦ドラム3のパルス発生器28によつて
制御可能である。計算機9はその他に、計数器Z1,Z2に
接続されている、計数結果に対する比較器Kを有してい
る。
更に計算機9は、目標値調節器35,36及び目標値発生
器37,38を備えている。計算機9と摩擦ドラム3の駆動
装置5との間に、既述の作用接続部6,7,8が設けられて
いる。更に計算機9と巻取り個所1の停止装置13及び21
との間に、既述の作用接続部14及び22が存在している。
比較器Kによつて求められる、摩擦ドラム3乃至巻取
りパツケージ18の回転時間もしくはそれらそれぞれの回
転当たりの周波数発生器FGの周期数の比較結果に応じ
て、摩擦ドラム3の駆動装置5は制御線路8及び周波数
変換装置7を介して制御可能であるかもしくは巻取り個
所1は停止装置13及び21並びに制御線路14及び22を用い
て停止可能である。巻取り個所1の停止の際、巻取りパ
ツケージ18は摩擦ドラム3から吊上げられかつ同時に駆
動装置5はリレー13によつて無電圧状態にされる。それ
に代わつて、制御線路8を介して周波数変換装置7を停
止するようにすることもでき、これにより3相非同期モ
ータ5も無電圧状態になる。巻取り個所1の停止の際、
制御線路26を使用した制動装置25の投入接続によつて巻
取りパツケージ18を制動しかつこれにより迅速に停止状
態にすることができる。
巻取り過程の期間中に巻取り個所を出来るだけ迅速に
停止するにあたり、種々異なつた理由がある。紡績用の
紡錘状巻糸であるスピニングコツプに巻取る自動巻取り
機では巻取り個所は、コツプの巻終わりの都度停止しか
つ糸接続の形成後及び新しいコツプの装填後再び始動さ
れなければならない。クリーナ遮断を来す糸欠陥の発生
の際も、巻取り個所は停止され、糸接続が再形成されな
ければならずかつ巻取り個所は再び新たに始動されなけ
ればならない。この停止及び再始動が巻取り過程当たり
に大体50回ばかり生じることは決して珍しくないので、
停止及び再始動を出来るだけ迅速にすませることは特に
重要である。本発明はこの点にも貢献するものである。
計算機9はその他に、摩擦ドラム3の回転を計数する
ための計数器Z2.1を有する。既述の目標値発生器38は、
巻取り過程全体に対して前以て決められている、ここで
は例えば摩擦ドラム3乃至巻取りパツケージ18の回転時
間の商として存在する比較結果39と、紡績糸の種類、紡
績糸の強度及び巻取密度のパラメータの少なくとも1つ
を考慮した固有の巻取り過程に対する摩擦ドラム3の回
転数40との間の関係を発生する。第1図は、目標値発生
器38において既述の商39及び摩擦ドラム3の回転数40が
曲線経過として図示されていることを示している。横軸
に巻取り時間をとつている座標系の特性図が生じる。巻
取り個所1の停止装置13及び21及び/又は通報装置41及
び/又は制御可能な糸伸張器42は、回転時間の比較結果
が少なくとも近似的に一定にとどまりかつ同時にこの比
較結果39と摩擦ドラム3の測定された回転数40との間の
前以て決められた関係がもはや満たされていない時点に
おいて操作可能である。
例えば制御線路43を介して制御可能な糸伸張器42の電
磁駆動部45が制御されれば、停止も通報も行われる必要
がない。糸張力の調整によつて巻取りパツケージ18の必
要の密度を調整設定することができ、そこで目標商39は
比較器Kから送出される実際商と一致することになる。
他の場合又は糸伸張器42の制御乃至調整が行われない場
合には、機械の監視員が巻取りパツケージ18の密度が基
準とは異なつていることに気付くように、通報装置41が
能動化される。非常の場合にはこの機会に巻取り個所1
を停止することもできる。
第2図は、摩擦ドラム3の回転時間が連続的に変化す
ることを無視しかつ更に巻取り中断も考慮されていない
場合の巻取り過程の線図を示している。第2図の線図に
おいて、摩擦ドラムの回転時間F及び巻取りパツケージ
の回転時間Aが、横軸に巻取り時間tをとりかつ縦軸に
回転時間t/uをとつた座標系に図示されている。時点t0
において摩擦ドラム3がスタートする。スタートの際、
パツケージスリーブ17が摩擦ドラム3に当接する。巻取
りパツケージはまだ形成されていない。時点t1において
巻取りパツケージ18は既に摩擦ドラム3と同じ直径にな
つている。時点t2において巻取りパツケージ18の直径は
摩擦ドラム3の直径の1,5倍の大きさである。時点t1ま
で巻取りパツケージ18の回転時間は摩擦ドラム3の回転
時間より小さい。そこからそれは摩擦ドラムの回転時間
より大きい。
実際の操業では第6図に図示のように、先行する停止
状態乃至先行する巻取り中断の後に加速が行われる。第
6図でも、摩擦ドラム3の回転時間F及び巻取りパツケ
ージ18乃至パツケージスリーブ17の回転時間Aが、横軸
に巻取り時間t及び縦軸に回転時間t/uをとつた座標系
に図示されている。
スタートフエーズにおいて吊上げ装置21、制動装置25
及び制動装置31は非作動状態にある。リレー13は作動接
続されておりかつ周波数変換装置7は、非同期モータ5
が時点t0.1までに、作動回転数のほぼ1/3の所にある回
転数に達するように、設定調整されている。周波数発生
器FGは投入接続されており、かつ周期計数器Z1,Z2及び
比較器K(第1図)は作動状態にある。周期計数器Z1
は、スリーブ支持部材24の回転中に周波数発生器FGがい
くつの振動周期を発生したかを計数する。計数器はこの
結果をその都度比較器に転送し、それから自動的に零に
リセツトされかつ1回転長さにわたる新たな計数を開始
する。摩擦ドラム3の回転期間中周期計数器Z2も同じこ
とを実施する。回転信号はパルス発生器27及び28から到
来する。
本発明の実施例では比較器Kは、摩擦ドラム3及び巻
取りパツケージ18の回転時間から成る、以後比較結果と
して用いられる商を形成するものである。
比較器Kが時点t0.1において、比較結果、ここでは摩
擦ドラム3及び巻取りパツケージ18乃至パツケージスリ
ーブ17の回転時間の商が少なくとも近似的に一定にとど
まつていることを検出するや否や、電子計算機9は次の
ようにして続く回転数段階への移行を開始する。即ち電
子計算機は制御線路8を介して周波数変換装置7を制御
して、非同期モータ5及び従つて摩擦ドラム3が、摩擦
ドラム3の作動回転数のほぼ2/3である回転数になるよ
うにするのである。第2の加速段階への加速の際、第1
の加速段階の場合と同様に、巻取りパツケージと摩擦ド
ラムとの間に高められたすべりが発生するが、時点t0.2
においてそれは最小値に達する。このことは、比較器K
において摩擦ドラム3及び巻取りパツケージ18の回転時
間の近似的な一定として顕著になる。引続き、電子計算
機9が制御線路8を介して周波数変換装置7を制御し
て、非同期モータ、ひいては摩擦ドラム3を作動回転数
にすることによつて、次の回転数段階への移行がスター
トする。ここでも巻取りパツケージ18と摩擦ドラム3と
の間のすべりが増大して発生し、それは時点t0.3におい
て摩擦ドラム3及び巻取りパツケージ18の回転時間が再
び近似的に一定にとどまるようになるまで続く。
時点0.3において摩擦ドラム3の加速が終了する。そ
れから実際の操業では、摩擦ドラム3の連続変化が始ま
る。それは、第4図に図示の場合、目標値発生器46にお
いて設定調整可能であり、又は第5図に図示の場合、目
標値発生器47において設定調整可能である(第1図)。
第4図の線図には、第2図の時点t2を過ぎた後の巻取
り過程の極めて短い部分が図示されている。摩擦ドラム
3の測定された回転時間F及び巻取りパツケージ18の測
定された回転時間Aが、横軸に巻取り時間tをとりかつ
縦軸に回転時間t/uをとつた座標系に図示されている。
目標値発生器46を用いて、第4図に図示の摩擦ドラム3
の回転時間の連続変化が選択されたものと仮定する。時
点T1の前で摩擦ドラム3はその最大作動回転数にまで加
速され、その際巻取りパツケージ18はこの加速に追従し
たがすべりが生じた。時点T1において比較器Kは、連続
的に形成される回転時間F,Aの商が近似的に一定である
ことを検出する。巻取りパツケージ18はそこで実質的に
摩擦ドラム3によつてすべりが生じることなく駆動され
る。これは、丁度その時求められた商Q′をパツケージ
及びドラムの次の同期回転まで、目標値発生器37(第1
図)における目標値として固定するのに適した時点であ
る。このように連続的に経過すれば、横軸に巻取り時間
を有しかつ縦軸に商を有する第1図の目標値発生器37に
おける座標系にグラフ表示された、目標商Q′の経過が
生じる。
引続き求められた商が目標商Q′と異なつていれば、
計算機9は次のようにして巻取り過程に操作介入する。
即ち計算機は偏差の大きさに応じて停止装置13及び21を
能動化し、場合によつては付加的に制動装置25を能動化
して巻取り個所を停止するか、或は計算機9はモータ制
御装置7を介して、目標値を修正する目的で摩擦ドラム
3の制御又は調整を行う。前者は、モータ制御装置7を
介して駆動装置5に影響を及ぼすことによつても行うこ
とができる。
時点T1において駆動装置5は遮断される。このことは
リレー13の遮断か又は周波数変換装置7の目的に適した
制御かによつて行われる。それから摩擦ドラム3の回転
時間Fは上昇し、同様巻取りパツケージの回転時間A
も、選択次第で前以て決められたドラムの最大回転時間
F′又はパツケージの回転時間A′に達するまで上昇す
る。巻取りパツケージはそこまで殆どすべりが生じるこ
となく回転する。回転数が例えば10%だけ低下しかつ回
転時間F′乃至A′に達する時点T1.1において、駆動装
置5が再び接続されて、その結果それは短時間の内にそ
の定格回転数に達し、その後回転時間はほぼ一定にとど
まるようになる。巻取りパツケージ18はすべりながら、
再びほぼすべりのない状態になるまで、摩擦ドラム3の
加速に追従する。このことは、比較器Kにおいて求めら
れる、回転時間FとAから成る商の近似的な定状態維持
によつて顕れる。このことは時点T2において生じること
である。そこで新たな目標値の固定及び駆動装置5の遮
断が繰返され、その後この場合も回転時間F′乃至A′
に達した際、駆動装置5の再接続が行われかつ続いて同
じことが繰返される。求められる商が多少変化すること
がしばしばあるが、このような変化は正常時ではごく僅
かである。比較的大きな変化が生じれば即刻、停止又は
駆動制御乃至駆動調整が行われるなどして、巻取り動作
に介入が加えられる。
前以て決められた帯域幅内にあるランダム数を発生す
る、計算機9に設けられた乱数発生器Zを使用して、摩
擦ドラム3の再投入接続を生じせしめるために回転時間
A乃至Fが目標値乃至最少回転時間を上回つて達しなけ
ればならないパーセンテージの値を、時々新たに定め直
すことができる。これにより特別均一な巻取り形成が実
現される。
第4図に図示の例に代わつて、摩擦ドラム3の回転時
間を第5図に示すように連続的に変化させることもでき
る。このことは例えば、目標値発生器47において設定調
整することができる。
第5図の線図には、横軸に巻取り時間tをといりかつ
縦軸に回転時間t/uをとつた座標系において回転時間F
及びAが図示されている。摩擦ドラム3の回転時間に対
しては、目標値調節器35において回転時間Fの下側の限
界値(F″)及び上側の限界値(F)が固定して設定
調整されている。先行する無負荷回転の後に摩擦ドラム
3が回転時間Fに達するとその都度摩擦ドラム3は、
出来るだけ迅速により短い回転時間F″に達するよう
に、比較的大きな駆動モーメントでもつて加速される。
回転時間F″になるや否や、摩擦ドラムが再び回転時
間Fになるまで、摩擦ドラム3の駆動部は遮断され、
それから同じことが繰返される。
巻取りパツケージ18はすべりながら、摩擦ドラム3が
その回転の際に受けるこの交互に生じる加速及び減速に
追従する。例えば時点T4において摩擦ドラム3の無負荷
回転が始まつた後、2つの回転時間から成る商は時点T5
において既に一定の値を有し、その結果そのとき測定さ
れた商は目標値発生器37に目標値Qとして転送すること
ができたものである。摩擦ドラム3の回転時間の最大値
Fに達した時点T6において商は常にまだ一定であり、
そこで有利には目標値Qとして比較器Kに送出される。
同時に駆動装置5が再び投入接続されて、摩擦ドラム3
の回転数は迅速に上昇する。巻取りパツケージ18はこの
ドラムの加速にすべりをもつて追従する。摩擦ドラムの
回転時間の下側限界値F″に新たに達した後の駆動装置
5の新たな遮断の後も、又新たな無負荷回転の開始時に
おいて、巻取りパツケージ18は依然すべりつつ一緒に回
転する。すべりがなくなるのはようやく時点T7において
である。第5図は、次にすべりのない状態に再び近付く
のはようやく時点9になつてからであることを示してい
る。時点T8及びT10においてその都度新たに目標商が求
められかつ目標値発生器37に送出される。
巻取り個所1の停止は、制御線路48を介して電子計算
機9に転送される停止パルスによつて開始することがで
きる。この種のパルスは例えば次のようにして発生する
ことができる。即ちここには図示されていない糸クリー
ナが回転する糸をその存在及び糸欠陥について走査し、
その結果クリーニング部切り離しをトリガする糸欠陥の
場合、繰出しパツケージの無負荷回転の場合及び別の理
由から糸が存在しない場合に、糸クリーナの側から停止
パルスが発せられる。
糸切れは例えば自動糸継機または自動ノツタによつて
自動的に取り除くことができる。その後別の制御線路49
を介してスタートパルスが計算機9に達し、計算機はこ
れに基づいて上述のスタート過程をトリガしかつ制御す
る。
装置には、巻取りパツケージ18の巻取りの完成に基い
た巻取り個所1の停止のために多数の可能性がある。
計数器Z2.1は摩擦ドラム3の回転を計数するので、摩
擦ドラム3の回転数は巻取られた糸の長さに少なくとも
おおざつぱに関連付けられることができる。このことは
別の目標値発生器50によつて行われる。計数器Z2.1が目
標値発生器50において設定調整された回転数を計数する
と、計算機9は駆動装置5を遮断し、吊上げ装置21を操
作しかつ場合に応じて制動装置25も操作することによつ
て、巻取り個所1を停止するようにする。
しかし他方で、第3図の線図から明らかであるよう
に、比較器Kを用いて求められる、2つの回転時間の比
較結果の経過も、達成されたパツケージ直径を直接指示
しているのである。第3図には、和S,商Q及び差Dの形
の比較結果が、横軸に巻取り時間tをとりかつ縦軸に比
較結果の計算値をとつている座標系に図示されている。
比較結果が所定の値に達すると、巻取りパツケージ18は
同時に所定の直径に達している。それ故に計算機9をし
て、目標値発生器37において以前に固定された商が実際
商と一致するや否や、巻取り個所1を停止状態にするよ
うにすることができる。
3番目の可能性は次の形式で実現することができる。
即ち2つの回転時間の比較結果が少なくとも近似的に一
定にとどまりかつ同時に目標値発生器38によつて前以て
決められた、上記比較結果と摩擦ドラム3の測定された
回転数との関係が予め決められた固定値に達した時点
で、巻取り個所1の非作動制御を行うのである。そこで
は巻取りパツケージは前以て決められた巻取り量に達し
ているはずである。
別の目標値発生器51において複数の目標商を固定に前
以て決めることができ、その結果2つの回転時間の商が
少なくとも近似的に一定にとどまりかつ同時に近似的に
一定に前以て決められた目標値と一致する時点において
巻取りパツケージ制動装置25を一時的に連続制動装置ま
たは間欠制動装置として作動接続することで、一層均一
な巻取り形成が実現されるようにすることができる。
2つの回転時間の比較結果が少なくとも近似的に一定
にとどまりかつ同時に目標値発生器38によつて前以て決
められる、上述の比較結果と計数器Z2.1によつて測定さ
れる、摩擦ドラム3の回転数との間の関係がもはや満た
されていない時点において、巻取り個所1を停止させる
命令及び/又は制御線路44を介して通報信号41を送出し
て、パツケージの密度が不十分であることを知らしめる
ことができるか、又はこの場合ただ単に、パツケージの
密度を再び目標値にするために糸制動装置45に制御信号
が送られる。
モータ制御装置7として二者択一的に位相制御装置を
使用することもできる。
発明の効果 本発明により、巻取り品質の高い織機を巻取りのため
の構成が、巻取り過程の監視および/または制御のため
の種々異なるセンサ、データ検出装置、表示装置、制御
装置の必要とされない簡単な手段で提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の概略を示すブロツク図であ
り、第2図は、摩擦ドラムが一定の回転数で回転すると
いう理論上の摩擦ドラム及び巻取りパツケージの回転時
間を示す線図であり、第3図は、第2図の巻取り過程の
期間中の摩擦ドラム及び巻取りパツケージの回転時間の
和,商及び差を示す線図であり、第4図及び第5図は、
巻取りの短い部分期間の間の巻取りパツケージ及び摩擦
ドラムの回転時間を時間伸長して示す線図であり、第6
図は、摩擦ドラムの加速期間中の摩擦ドラム及び巻取り
パツケージの回転時間を示す線図である。 1……巻取り機構部ないし巻取り個所、3……摩擦ドラ
ム、5……駆動装置、9……電子計算機、13,21……停
止装置、18……巻取りパツケージ、25……制動装置、2
7,Z1;28,Z2……測定値検出器、35,36……目標値調節
器、37,38,46,47,50,51……目標値発生器、41……通報
装置、K……比較器、F……巻取りパツケージの回転時
間、A……摩擦ドラムの回転時間、FG……周波数発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−152763(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取りパッケージ(18)がその周面におい
    て摩擦ドラム(3)により駆動され、該摩擦ドラム
    (3)の回転時間がほぼ連続的に変えられ、前記巻取り
    パッケージ(18)の回転時間と前記摩擦ドラム(3)の
    回転時間が連続的に測定されて、連続的にまたは前記巻
    取りパッケージ(18)が少なくともほぼスリップなく走
    行している時点で断続的に互いに比較され、該比較結果
    が目標値または目標値経過特性曲線と比較されるように
    構成されている、 織機の巻取り機構部(1)における巻取りパッケージ
    (18)形成時の巻取り過程を監視および/または制御す
    るための方法において、 前記の比較結果と目標値または目標値経過特性曲線との
    比較の結果から、偏差が生じているかまたは一致してい
    るかに応じて巻取り機構部(1)または巻取りパッケー
    ジ(18)の状態を判定し、該状態に依存して巻取り過程
    に対し制御操作を加えることを特徴とする、 巻取り過程を監視および/または制御するための方法。
  2. 【請求項2】摩擦ドラム(3)の回転時間と巻取りパッ
    ケージ(18)の回転時間から商を形成し、この商を比較
    結果としてないし実際値として用いる、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】前記比較結果が少なくとも近似的に一定に
    保たれている時間間隔内では、一定に保たれている該比
    較結果を、摩擦ドラム(3)の変化する回転時間の少な
    くとも後続の1周期または数周期の間、目標値として用
    いる、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】回転時間の比較結果が少なくとも近似的に
    一定に保たれかつ実際値が終値としての所定の目標値に
    達した時点に、所望のパッケージ直径に達したことで前
    記巻取り機構部(1)を停止させて前記巻取りパッケー
    ジ(18)を摩擦ドラム(3)から圧着解除するための命
    令を送出する、請求項1〜3のいずれか1項記載の方
    法。
  5. 【請求項5】回転時間の比較結果が少なくとも近似的に
    一定に保たれかつ最後に求められた目標値からもはや許
    容できない値だけ偏差が生じている時点において、トラ
    バース運動の中止またはリッキング発生のため巻取り機
    構部(1)を停止させるための命令を送出する、請求項
    1〜3のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】回転時間の比較結果が選択された目標値と
    少なくとも近似的に一致した時点に前記巻取りパッケー
    ジ(18)の制動装置(25)を作動させ、リボン巻きを抑
    えることで均質な巻取り形成を行わせる、請求項1〜3
    のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】始動時から前記巻取りパッケージ(18)の
    回転時間と前記摩擦ドラム(3)の回転時間との比較結
    果を該摩擦ドラムの回転の回数と関係づけ、 前記摩擦ドラム(3)の回転の回数を連続的に測定し、
    前記の回転時間の比較結果が少なくとも近似的に一定に
    なりかつ同時に前記の比較結果と測定された摩擦ドラム
    (3)の回転の回転数との間の所定の関係がもはや充足
    されなくなった時点に、前記巻取り機構部(1)を停止
    させるための命令を送出させ、および/または糸の張力
    を増加させる糸ブレーキ(42)へ制御信号を送出させ、
    および/または規格から偏差したパッケージ密度に関す
    る通報信号を送出させる、請求項1〜3のいずれか1項
    記載の方法。
  8. 【請求項8】駆動エネルギの連続的な切り換え方式での
    印加において、前記摩擦ドラム(3)の回転時間が少な
    くとも近似的に一定になりかつ回転時間の比較結果が少
    なくとも近似的に一定になった時点に、前記摩擦ドラム
    (3)の回転数低減のための措置を講じ、所定の時間的
    限界値または前記摩擦ドラム(3)の回転数に関連づけ
    られた限界値または前記巻取りパッケージ(18)の回転
    数に関連づけられた限界値に達した後、リボン巻きを避
    けるため前記摩擦ドラム(3)を再び加速する、請求項
    1〜3のいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】前記摩擦ドラム(3)の駆動装置(5)に
    増加した駆動エネルギおよび低減した駆動エネルギを連
    続的に切り換えながら加え、ないし投入および遮断し、
    該投入ないしは駆動エネルギの増加を、前記摩擦ドラム
    (3)が所定の最大の回転時間に達したときに行い、前
    記の遮断ないしは駆動エネルギの低減を、前記摩擦ドラ
    ム(3)が所定の最小の回転時間に達したときに行う、
    請求項8項記載の方法。
  10. 【請求項10】前記摩擦ドラム(3)の停止状態からの
    ランニングアップを複数の回転数段階で行い、次の回転
    数段階への移行を、前記巻取りパッケージ(18)の回転
    時間または前記摩擦ドラム(3)の回転時間と前記巻取
    りパッケージ(18)の回転時間との比較結果が少なくと
    も近似的に一定になった時点ないしは所定の値に達した
    時点にスタートさせる、請求項1〜3のいずれか1項記
    載の方法。
  11. 【請求項11】糸切れの後に糸の接続を再形成するにあ
    たり、最後に求めた目標値または、目標値形成に適した
    回転時間の比較結果の実際値を、前記巻取りパッケージ
    (18)に巻き取られる糸端のサーチにおいて該巻取りパ
    ッケージ(18)の逆回転速度の制御に用いる、請求項1
    〜3のいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】巻取り過程中、巻取りパッケージ(18)
    がその周面において摩擦ドラム(3)により駆動され、
    前記巻取りパッケージ(18)および前記摩擦ドラム
    (3)の回転時間(F,A)に比例する測定値を得るため
    の測定値検出器(27,Z1,28,Z2)が設けられており、該
    測定値検出器(27,Z1,28,Z2)は電子計算機(9)と接
    続されており、該電子計算機(9)は前記回転時間(F,
    A)に比例する測定値のための比較器(K)を有してい
    る、織機の巻取り機構部(1)において、 前記電子計算機(9)には、前記摩擦ドラム(3)の回
    転時間(F)の下限値および上限値を設定する目標値設
    定器(35,36)と、前記摩擦ドラム(3)の回転時間の
    連続的な変化を設定する目標値設定器(46,47)と、前
    記摩擦ドラム(3)の回転の回数を巻き取られた糸長に
    関連づけるための目標値設定器(50,51)とが設けられ
    ており、ないしは前記巻取りパッケージ(18)と前記摩
    擦ドラム(3)の一定動作においてそのつど求められた
    商(Q′)を少なくとも次の一定動作まで記憶するため
    の目標値発生器(37)と、少なくとも紡績糸パラメータ
    とパッケージ密度を考慮しながら前記摩擦ドラム(3)
    と前記巻取りパッケージ(18)の回転時間(F,A)の比
    較結果の関係をまえもって与える目標値発生器(38)と
    が設けられており、 前記計算機(9)と前記摩擦ドラム(3)の駆動装置
    (5)との間に、および必要に応じて前記計算機(9)
    と前記巻取り機構部(1)の停止装置(13,21)ならび
    に通報装置(41)との間に、接続線路(6,7,8;14,22,4
    4)が設けられており、 前記比較器(K)により求められた回転時間(F,A)の
    比較結果に応じて巻取り過程に対し制御操作が加えら
    れ、ないしは前記摩擦ドラム(3)の駆動装置(5)が
    制御または調整され、または前記巻取り機構(1)が停
    止されることを特徴とする、 織機の巻取り機構部。
  13. 【請求項13】前記計算機(9)は、前記摩擦ドラム
    (3)の回転を計数するための計数器(Z2.1)および目
    標値発生器(38)を有しており、該目標値発生器(38)
    により、特定の巻取り過程のために回転時間(F,A)の
    比較結果と前記摩擦ドラム(3)の回転回数(40)との
    間において巻取り過程全体に対しまえもって与えられた
    関係が、少なくともパラメータである紡績糸の種類、紡
    績糸の太さおよびパッケージ密度を考慮しながら設定さ
    れ、 回転時間(F,A)の比較結果(39)が少なくとも近似的
    に一定に保たれており、かつ該比較結果(39)と前記摩
    擦ドラム(3)の測定回転回数(40)との間にまえもっ
    て与えられた関係がもはや満たされなくなった時点に、
    前記巻取り機構部(1)の停止装置(13,21)および/
    または通報装置(41)および/または制御可能な糸伸張
    器(42)が作動される、請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】糸切れ後に糸の接続を再形成するために
    上糸をサーチするときに、前記巻取りパッケージ(18)
    の逆回転速度を制御するための制御装置(31;5,7)が設
    けられており、最後に求められた目標値に基づいて、ま
    たは目標値形成に適した前記回転時間(F,A)の比較結
    果の実際値に基づいて、前記制御装置(31;5,7)が制御
    される、請求項12記載の装置。
  15. 【請求項15】巻取り過程中、巻取りパッケージ(18)
    がその周面において摩擦ドラム(3)により駆動され、
    前記巻取りパッケージ(18)および摩擦ドラム(3)は
    それぞれ1つのパルス発生器(27,28)を有しており、
    該パルス発生器は1回転ごとに少なくとも1つのパルス
    を供給し、前記の各パルス発生器(27,28)は電子計算
    機(9)と接続されている、織機の巻取り機構部(1)
    において、 前記電子計算機(9)には、周波数発生器(FG)と、周
    波数発生器(FG)と接続されており巻取りパッケージ
    (18)および摩擦ドラム(3)のための周期計数器(Z
    1,Z2)とが設けられており、 前記周期計数器(Z1,Z2)は、前記巻取りパッケージ(1
    8)ないし前記摩擦ドラム(3)の各パルス発生器(2
    7、28)により制御され、 前記計算機(9)は、各周期計数器(Z1,Z2)と接続さ
    れている計数結果用の比較器(K)を有しており、 前記計算機(9)には、前記摩擦ドラム(3)の回転時
    間(F)の下限値および上限値を設定する目標値設定器
    (35,36)と、前記摩擦ドラム(3)の回転時間の連続
    的な変化を設定する目標値設定器(46,47)と、前記摩
    擦ドラム(3)の回転の回数を巻き取られた糸長に関連
    づけるための目標値設定器(50,51)とが設けられてお
    り、ないしは前記巻取りパッケージ(18)と前記摩擦ド
    ラム(3)の一定動作においてそのつど求められた商
    (Q′)を少なくとも次の一定動作まで目標値として記
    憶するための目標値発生器(37)と、少なくとも紡績糸
    パラメータとパッケージ密度を考慮しながら前記摩擦ド
    ラム(3)と前記巻取りパッケージ(18)の回転時間
    (F,A)の比較結果の関係をまえもって与える目標値発
    生器(38)とが設けられており、 前記計算機(9)と前記摩擦ドラム(3)の駆動装置
    (5)との間に、および必要に応じて前記計算機(9)
    と前記巻取り機構部(1)の停止装置(13,21)ならび
    に通報装置(41)との間に、接続線路(6,7,8;14,22,4
    4)が設けられており、 前記比較器(K)により求められた回転時間(F,A)の
    比較結果に応じて巻取り過程に対し制御操作が加えら
    れ、ないしは前記摩擦ドラム(3)の駆動装置(5)が
    制御または調整され、前記通報装置(41)が作動され、
    または前記巻取り機構(1)が停止されることを特徴と
    する、 織機の巻取り機構部。
  16. 【請求項16】前記計算機(9)は、前記摩擦ドラム
    (3)の回転を計数するための計数器(Z2.1)および目
    標値発生器(38)を有しており、該目標値発生器(38)
    により、特定の巻取り過程のために回転時間(F,A)の
    比較結果と前記摩擦ドラム(3)の回転回数(40)との
    間において巻取り過程全体に対しまえもって与えられた
    関係が、少なくともパラメータである紡績糸の種類、紡
    績糸の太さおよびパッケージ密度を考慮しながら設定さ
    れ、 回転時間(F,A)の比較結果(39)が少なくとも近似的
    に一定に保たれており、かつ該比較結果(39)と前記摩
    擦ドラム(3)の測定回転回数(40)との間にまえもっ
    て与えられた関係がもはや満たされなくなった時点に、
    前記巻取り機構部(1)の停止装置(13,21)および/
    または通報装置(41)および/または制御可能な糸伸張
    器(42)が作動される、 請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】色切れ後に糸の接続を再形成するために
    上糸をサーチするときに、前記巻取りパッケージ(18)
    の逆回転速度を制御するための制御装置(31;5,7)が設
    けられており、最後に求められた目標値に基づいて、ま
    たは目標値形成に適した前記回転時間(F,A)の比較結
    果の実際値に基づいて、前記制御装置(31;5,7)が制御
    される、請求項15記載の装置。
JP63024096A 1987-02-07 1988-02-05 巻取り過程の監視および/または制御方法およびこの方法を実施するための巻取り機構部 Expired - Fee Related JP2688206B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3703869A DE3703869C2 (de) 1987-02-07 1987-02-07 Verfahren zum Überwachen und/oder Steuern des Spulvorgangs und Spulstelle zum Ausführen des Verfahrens
DE3703869.9 1987-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63196465A JPS63196465A (ja) 1988-08-15
JP2688206B2 true JP2688206B2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=6320537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63024096A Expired - Fee Related JP2688206B2 (ja) 1987-02-07 1988-02-05 巻取り過程の監視および/または制御方法およびこの方法を実施するための巻取り機構部

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4805844A (ja)
JP (1) JP2688206B2 (ja)
CH (1) CH679853A5 (ja)
DE (1) DE3703869C2 (ja)
IT (1) IT1215802B (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3810365A1 (de) * 1988-03-26 1989-10-05 Schlafhorst & Co W Verfahren und vorrichtung zum ermitteln des spulenumfangs von kreuzspulen und zum verwerten des ergebnisses
IT1231742B (it) * 1988-04-11 1991-12-21 Murata Machinery Ltd Dispositivo per regolare la pressione di contatto in una roccatrice
DE3916918A1 (de) * 1989-05-24 1990-11-29 Schlafhorst & Co W Verfahren und vorrichtung zum vermeiden von bildwicklungen beim wickeln einer kreuzspule
DE3927142C2 (de) * 1989-08-17 1998-02-12 Schlafhorst & Co W Einrichtung zum Steuern des Kontaktdruckes und/oder der Relativbewegung zwischen einer Spulwalze und einer Spule
CA1330839C (en) * 1989-08-30 1994-07-19 Douglas Edward Turek Method of predicting yarn package size
DE4026581A1 (de) * 1990-08-23 1992-03-05 Saurer Allma Gmbh Integriertes steuerungssystem fuer eine textilmaschine mit einer vielzahl von separat angetriebenen spindeln
DE4034057A1 (de) * 1990-10-26 1992-04-30 Schlafhorst & Co W Verfahren und vorrichtung zur drehzahlsteuerung einer spuleinrichtung
TW258761B (ja) * 1993-10-19 1995-10-01 Barmag Barmer Maschf
DE4339217A1 (de) * 1993-11-18 1995-05-24 Schlafhorst & Co W Verfahren zum Steuern einer Spulstelle einer Spulmaschine bei Auflaufspulenwechsel und Spulstelle zur Durchführung des Verfahrens
DE19519542B4 (de) * 1994-06-29 2004-05-13 Saurer Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zur Vermeidung von Bildwicklungen
DE19548256A1 (de) * 1995-12-22 1997-06-26 Schlafhorst & Co W Verfahren zur Bestimmung des Durchmessers konischer Kreuzspulen
DE19607905B4 (de) * 1996-03-01 2006-09-14 Saurer Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Kreuzspulen in wilder Wicklung
US5727744A (en) * 1996-03-13 1998-03-17 Threlkeld; James O. Method and apparatus to control the winding pattern on a yarn package
DE19625511A1 (de) * 1996-06-26 1998-01-02 Schlafhorst & Co W Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Kreuzspulen in wilder Wicklung
DE19625512A1 (de) * 1996-06-26 1998-01-15 Schlafhorst & Co W Verfahren und Vorrichtung zum Bestimmen des Durchmessers einer Kreuzspule
DE19625510A1 (de) * 1996-06-26 1998-01-02 Schlafhorst & Co W Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen einer Spule
US5836532A (en) * 1996-12-05 1998-11-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company System and method for on-line missing/gained filament detection
DE19757009A1 (de) * 1997-12-20 1999-06-24 Schlafhorst & Co W Verfahren zur Überwachung des Paraffinauftrags auf einen laufenden Faden
DE19961982A1 (de) 1999-12-22 2001-07-05 Schlafhorst & Co W Verfahren zum Wickeln von Kreuzspulen
DE102005049567A1 (de) * 2005-10-17 2007-04-19 SSM Schärer Schweiter Mettler AG Verfahren und Vorrichtung zur Regelung der Spulendichte einer Garnspule
DE102007062631B4 (de) 2007-12-22 2018-07-26 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zur Überwachung einer unerwünschten Fadenwickelbildung in einer Textilmaschine
JP2014024652A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Murata Mach Ltd 糸巻取装置
DE102012023557A1 (de) * 2012-12-01 2014-06-05 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Steuern der Beschleunigung einer Spulenantriebswalze
DE102012024839A1 (de) * 2012-12-19 2014-06-26 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Bildstörung und Vorrichtung zum Wickeln einer Kreuzspule
CN103508261A (zh) * 2013-09-17 2014-01-15 吴江永固纺配有限公司 一种带有双向螺纹槽的卷绕槽筒
DE102013016644A1 (de) 2013-10-05 2015-04-09 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Betreiben einer Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine
DE102014011938A1 (de) * 2014-08-12 2016-02-18 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Vermeiden von Bildwicklungen beim Wickeln einer Kreuzspule
DE102014011937A1 (de) 2014-08-12 2016-02-18 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Detektieren einer unerwünschten Fadenwickelbildung
DE102015008166A1 (de) * 2015-06-25 2016-12-29 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Verfahren und Vorrichtung zum Optimieren der Dichte von auf Arbeitsstellen eines Kreuzspulautomaten hergestellten Kreuzspulen
JP2018065638A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 村田機械株式会社 糸巻取装置及びパッケージ減速方法
CN116424945B (zh) * 2023-04-18 2023-10-31 江苏天明机械集团有限公司 一种主动卷绕机及其卷绕方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH605272A5 (ja) * 1975-08-08 1978-09-29 Barmag Barmer Maschf
CH663402A5 (de) * 1981-12-04 1987-12-15 Loepfe Ag Geb Verfahren zum bestimmen der auf eine kreuzspule mit reibantrieb durch eine nutentrommel aufgewickelten garnlaenge.
JPS5892255U (ja) * 1981-12-14 1983-06-22 帝人株式会社 巻取機における安全装置
JPS58152763A (ja) * 1982-03-04 1983-09-10 Toray Eng Co Ltd 巻取機
US4548366A (en) * 1982-05-17 1985-10-22 Rieter Machine Works, Ltd. Chuck drive system
DE3401530A1 (de) * 1984-01-18 1985-07-25 Fritjof Dipl.-Ing. Dr.-Ing. 6233 Kelkheim Maag Praezisionsspule, sowie verfahren und vorrichtung zu deren herstellung
DE3666029D1 (en) * 1985-03-28 1989-11-09 Teijin Seiki Co Ltd Monitor of abnormality in a yarn winding apparatus
DE3521152C2 (de) * 1985-06-13 1996-05-30 Schlafhorst & Co W Verfahren und Vorrichtung zum Vermeiden von Bildwicklungen beim Wickeln einer Kreuzspule

Also Published As

Publication number Publication date
DE3703869C2 (de) 1996-12-12
DE3703869A1 (de) 1988-08-18
CH679853A5 (ja) 1992-04-30
IT8819320A0 (it) 1988-02-05
US4805844A (en) 1989-02-21
IT1215802B (it) 1990-02-22
JPS63196465A (ja) 1988-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2688206B2 (ja) 巻取り過程の監視および/または制御方法およびこの方法を実施するための巻取り機構部
US6574526B1 (en) Procedure and an apparatus for the control of a component of a textile machine possessing a plurality of similar work-stations beside one another
CN1322188C (zh) 单纺锤驱动型纤维机械
EP0985753A1 (en) Motor driving system
US5337550A (en) Method and device for stopping a spool on an open-end spinning machine
CN108290700A (zh) 在转塔式自动络纱机中精确定位锭子的方法
CN100532660C (zh) 单纺锤驱动型纤维机械
EP0265995B2 (en) Device for the regulation of the drive means in the winding of threads on textile machinery
US3358433A (en) Collection of synthetic polymeric yarns or filaments
US5462239A (en) Method and apparatus for winding a yarn onto a bobbin tube
JPH0913235A (ja) 精紡機、特にリング精紡機のための駆動システム
JPH02289127A (ja) リング精紡機及びその作動方法
JPH10338423A (ja) 紡糸巻取機
EP0908411B1 (en) Service interruption processing system for yarn winding machine
CN114182400A (zh) 纺织机以及这种纺织机的运行方法
JP4135130B2 (ja) 長手物体の巻き取り装置
EP1369371B1 (en) Power failure handling system for automatic winder
JPH07172692A (ja) 接圧ローラの駆動制御方法
JP2000289934A (ja) 機械、特に繊維機械の従動ユニットに伝達されるトルクを監視する装置
JPH0375471B2 (ja)
CN115676502A (zh) 用于操作纺织机的工位的方法以及纺织机的工位
JP3240996B2 (ja) 単錘駆動型繊維機械のモータ制御システム
JP2000053322A (ja) 糸巻き機の巻取ヘッド用電力供給装置
JP3454598B2 (ja) インバータ駆動誘導電動機の停止制御装置
JP2596527B2 (ja) カードの運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees