JP2687202B2 - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP2687202B2
JP2687202B2 JP6024953A JP2495394A JP2687202B2 JP 2687202 B2 JP2687202 B2 JP 2687202B2 JP 6024953 A JP6024953 A JP 6024953A JP 2495394 A JP2495394 A JP 2495394A JP 2687202 B2 JP2687202 B2 JP 2687202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスセンサに関し、詳述
すると化学的なセンサにおいて電解質として有用な固体
のペルフッ素化イオン交換重合体の改良および2電極ガ
ルバーニ電池構成および3電極ポーラログラフィー構成
の両方において改良電解質で構成された改良センサに向
けられるものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、1990年4月23日に出願
された米国特許出願第513,091号に記載され19
92年11月17日に発行された本出願と同一の譲受人
に譲渡された米国特許第5,164,053号に記載の
電気化学的な検出セルおよび化学的に処理された固体
イオン交換重合体の電解質要素の改良である。この従来
技術においては、電気化学的な検出セルは数種のガスす
なわち酸素および水素のみ検出することに限定されてい
る。ppbの範囲の反応性ガスを検出できる電気化学セ
ンサに有用な電極について、1992年2月4日に発行
されそして本発明と同一の譲受人に所有されている米国
特許第5,085,760号に記載の電極は、ガスの電
気化学的な検出を行うために本発明においても同様に有
用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体および集積回路
製造プロセスの効率は、製造過程で使用される物質の品
質だけでなく製造場所の環境によっても影響を受ける。
従来技術の米国特許第5,085,760 号において、発明は、
製造過程で必要とされる不活性な封止用ガス中に存在す
るppb の範囲の非常に低レベルの酸素を検出またはモニ
ターするのに向けられていた。製造プロセスにおける類
似の問題が、ガス供給流れ中の非常に低レベルの湿分の
存在が集積回路または同様物の収率および品質の両方に
重大な影響を与え得ることである。過去において、高い
ppm レベルからppb レベルまでの範囲のガス供給流れ中
の湿分をモニターする種々の精巧な分析機器が開発され
た。ppb レベルの測定のために使用される従来技術の機
器のうちの多くのものが相当に複雑かつ高価である。ガ
ス中の水を分解または分離するため電気分解機構に基づ
く従来機器は比較的簡単かつ廉価であるが、ppb レベル
の湿分を測定するのには感度が低くそして鈍い応答と回
復時間を呈示する。これら電気分解湿度計は、Analytic
al Chemistry、第31巻、No.12 、第2043頁(1959年発
行)に所収のF.A.Keidalにより示された原理を利用し
た。このよく知られた従来技術の湿度計は五酸化二燐P2
O5などの吸湿性の電解質で被覆された一対の電極を有す
る電気分解セルを具備する。このセンサにおいて、ガス
中の水蒸気は吸湿層の面で吸収されそしてガス状の酸素
および水素に電気分解される。電気分解セルにより引き
出される電流は電気分解された水の直接的な尺度であ
る。平衡状態では、電気分解セル電流およびガス流量は
ガス流中の水の量の絶対的なそして連続的な測定値を与
える。
【0004】Keidal原理に基づく種々の物理的な構成を
有する電気分解セルが文献に開示されている。最も注目
すべきそして頻繁に使用される物理的な構成が、コンジ
ットの内壁に端から端まで平行にらせん状に配置された
一対の電極線を有する円筒状コンジットの形態または代
替え例として高い温度での電気分解による燐酸の薄い層
の脱水から誘導されるP2O5の吸湿性フィルムの薄い層で
被着された絶縁性の面に被着された交互挿入された格子
状電極の形態である。かかる構成による主たる問題は、
(1)電解質層が高い湿分レベルに長時間露呈される際
に電極から流出すること、(2)ppb レベルの湿分レベ
ルを有するガスに長時間露呈される際に電気分解層にク
ラックを生じさせることである。これらの所望されない
状態の両方が電解質層に不連続性を生じさせそして結果
的にセンサはその感度を喪失する。さらに、電解質層が
完全に脱水されると湿分量における少量の変化に対する
センサの応答は非常に鈍くなる。
【0005】Delaware州、Wilmingto
nに所在のE.I.du Pontde Nemour
s & Company社から商業的に入手可能であり
そして”Nafion”要素として識別される従来の
のペルフッ素化イオン交換重合体が電気分解センサの
電解質要素として使用されている。このイオン交換重合
体は、微量の水の検出のため一対の電極間に挟まれた薄
いフィルムの形式であり、そして、1985年4月30
日に発行された米国特許第4,514,278号に記載
されている。1990年9月4日に発行された米国特許
第4,954,238号は管状のサブストレート上の一
対の電極上のNafionタイプのイオン交換フィルム
キャストの形式の湿分検出用吸湿部材が記載されてい
る。これらのNafion素子はKeidel型五酸化
二燐のフィルムに特有の不利益よりも不利益が少ないと
考えられる。ところで、これらのNafionをベース
にした湿度センサは、同一の物理的な構成でP
使用するものと比較して2けた以上の大きさだけ感度が
低くそしてより低い検出限界に対し見合った効果を有す
る。ペルフッ素化重合体電解質(Nafion)の低感
度は低レベルの湿分の存在下におけるNafion重合
体の低いイオン伝導性に主として起因するものである。
イオン伝導がNafionメンブレン内で生ずるために
Nafion重合体のスルホン酸基の水素イオンを溶媒
和させるのに水が重要であることがよく知られている。
これは、非常に乾燥した環境あるいは湿っていないガス
およびNafion重合体への水の供給手段なく100
℃以上の温度において電解質要素としてのイオン交換重
合体の使用を排除すると考えられる。
【0006】上述の従来技術の米国特許第5,164,
053号において、固体のペルフッ素化イオン交換重合
体(PFIEP)要素をセンサの電解質要素として使用
する改良された電気化学的な検出セルが記載されてい
る。上記米国特許による従来技術により教示される電解
質要素は、180℃の桁の温度まで重合体のイオン伝導
性を維持するために燐酸で処理された固体の重合体電解
質を使用する。この従来技術の米国特許は、イオン交換
重合体に水を付加する必要なしに重合体のイオン伝導性
を維持するために水素結合を提供する燐酸によるイオン
交換重合体のスルホン酸基の水素イオンの溶媒和を教示
する。この一般的な構造は以下のごとく表現される。
【0007】
【化1】 −CF2 −SO3H + H3PO4 → −CF2 −SO3 -(H4PO4)+ PFIEP 要素の酸基 H+を溶媒和 酸により溶媒和された させる酸 PFIEP
【0008】電気分解湿度センサのためにNafion
物質の溶液に燐酸を組み込むことが相当に乾燥した環境
で従来よりも良好な感度で機能することが文献において
報告されていることがごく最近知られるに至った。これ
はHuangらによるAnalytical Chem
istry、第63巻、No.15、1991年8月1
日発行、p.1570〜1573に記載されている。p
pmの湿分レベルを検出するための知られている湿度セ
ンサは標準的には30〜100ボルトで賦活される。か
かる電気的な動作条件の下で燐酸は五酸化二燐P
の脱水された形態へ容易に変換される。これは電解質層
をしてその連続性を失わせそのことにより感度を喪失せ
しめる。我々は、2つの電極間電圧が標準的な1.23
ボルト(1.23ボルトは水素電極および酸素電極間の
熱力学的電位差である)よりも低い場合に、電気化学セ
ンサのために使用される燐酸により処理されたペルフッ
素化イオン交換重合体電解質において、燐酸は脱水され
た形態へ変換されず、かくして電解質要素の伝導性が維
持されることを見出した。電位差が標準的に30〜10
0ボルトの間であり、延長された時間にわたりそして非
常に乾燥した環境(湿分レベルがppbレベルの下の方
にある)の場合に、燐酸で処理された固体のペルフッ
化イオン交換重合体電解質要素を使用する湿度センサに
おいて、燐酸は部分的にPの形態に変換されそれ
によりセンサの感度の低下を招くことも認定した。
【0009】従来技術の別の様相が「サーフェス型マイ
クロエレクトロニクスガス・蒸気センサ」について19
90年2月13日発行の米国特許第4,900,405
号に記載されている。この従来技術は主にイオンマイグ
レーションが迅速であるようサブストレート面の活性領
域の同じ側に互いに接近して被着された2つ、3つまた
はそれ以上の電極構造体を具備する種々の微細な検出構
造体を開示する。サブストレートは電気絶縁物質または
半導体材料から構成可能である。これらの構造体は、N
afion型のイオン交換重合体を含む固体の電解質を
使用し、そしてかかる重合体の疎水性という性質を利用
する。ところが、これらNafion型イオン交換要素
を使用する構造体の全ては、電解質媒体が乾燥しないよ
うにそしてマイクロセンサを不作動にしないよう
る、固体の電解質媒体と接触状態にある水溜めの使用を
必要とする。この問題は上述の米国特許第5,164,
053号によって解決されそして本発明により別途改良
されている。
【0010】三電極で水性の電解質を使用し周囲の空気
中の種々の不純物が明確に検出されそして測定されるよ
うにする手段を開示する別の従来技術が米国特許第3,77
6,832 号に記載されている。ガス状の有害な雰囲気汚染
物が空気中の一酸化炭素、一酸化窒素、炭化水素、エタ
ノールおよびメタノールからなる群から選択された。こ
れは、それぞれのセルが単一の不純物のみ検出するよう
構成されそして定められている状態で同様の空気サンプ
ルを一連の個別のセルに流すことにより達成される。こ
の従来技術の米国特許は、三電極センサのアノードまた
は検出電極と基準電極との間に検出されるガス種に従っ
て選択される一定のまたは固定した相対的な電位差を維
持するのにポテンショスタット回路の使用を記載してい
る。
【0011】これらの現在知られそして商業的に使用さ
れているものよりも安定性が高くそして応答が迅速でそ
して回復時間が速く、連続的な使用中に乾燥しない相当
に廉価な改良された電気化学的/電気分解センサに対す
る需要がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、長時間にわた
りイオン伝導性を維持するセンサの電解質要素として、
燐酸または硼酸または燐酸および硼酸の所定の混合物で
処理された固体のペルフッ素化イオン交換重合体(Na
fion)から構成された改善された廉価な固体の電解
質要素を提供する。酸で処理された固体のペルフッ素化
イオン交換重合体の上記タイプのものは、反応体または
生成物が上述のイオン交換重合体と化学的に反応せず重
合体のイオン伝導性が失われない場合、ガス中の任意の
電子活性種を検出するための任意の電気分解セルにおい
て電解質要素として使用できる。
【0013】改良された電解質要素を組み込んだ検出セ
ルについて、電気分解センサはガルバーニ電池またはポ
ーラログラフィー形式の形態で電気分解作用を達成する
適当な伝導性物質からなる所定の数の電極の装着により
作られる。改良された電解質要素を使用する電気化学的
なセルが、上述の米国特許第5,164,053 号に記載される
ごときガルバーノ電池構成で一対のガス透過性またはガ
ス拡散性の電極間に改良電解質要素を挟むことにより、
または、ポーラログラフィータイプにおいて改良電解質
要素の同様の側に2つまたは3つの電極を付加すること
により作られる。改良電解質は、一定の電子活性ガス種
を検出するために2つまたは3つの電極からなる電気化
学セルでも使用できる。
【0014】広範な構造的見地からみると、改良電解質
要素は、180℃の温度までイオン電導性を維持するた
めに酸で処理されたペルフッ素化イオン交換重合体要素
の薄いメンブレンまたは薄いフィルムの形式としてもよ
い。重合体の酸処理は硼酸単独または硼酸および燐酸の
所定の混合物によってである。
【0015】センサの観点から見ると、三電極構造体が
使用されるとき、ガス中の湿分または一定のガス種を検
出するために複数の電極をマウントしたサブストレート
の上に処理されたイオン交換重合体の薄いフィルムの被
着によって電気分解センサが作成可能である。メンブレ
ンの形式の同様の処理された電解質要素が2電極構成ま
たは3電極構成において、選択されたガスを検出するた
めの電気化学センサとして使用可能である。3電極構成
において、ポテンショスタット回路が、検出したいガス
種に応じた検出電極および基準電極間の固定電位を維持
するのに使用される。
【0016】
【実施例】図面を参照すると、本発明の電解質要素EL
(図1)が任意の電気化学センサで使用可能な形式で詳
細に記述されている。使用される基本的な物質は、固体
のペルフッ素化イオン交換重合体のスルホン酸基の水素
イオンを溶媒和させ水の付加なしに重合体の伝導性を維
持する水素結合網を重合体に提供する酸または酸混合物
で処理されたイオン交換重合体である。重合体の水素イ
オンの溶媒和は、上記米国特許第5,164,053号
において燐酸について記載されたのと同様のプロセスに
より、燐酸ではなく硼酸などの比較的弱い酸によっても
達成できることを我々は発見した。電気分解湿度センサ
において、硼酸の無水硼酸への変換は、同一の動作条件
の下での無水P形式への燐酸の変換と比較して無
視できる。それゆえ、結果的に生ずる硼酸処理された重
合体のメンブレンELは、長期間にわたりそのイオン伝
導性を維持する。硼酸平衡重合体の電解質要素ELのイ
オン伝導性は、燐酸と比較される硼酸により提供される
それほど広範囲にわたらない水素結合網により燐酸平衡
重合体と比較して有意に低い。硼酸が小割合の燐酸を包
含している状態での重合体平衡は重合体のイオン伝導性
を改善しそして伝導性は非常に乾燥した環境の下で長時
間すなわち数カ月にわたり維持される。硼酸および燐酸
の混合物で処理されるときの重合体のイオン伝導性の増
大は、上述の酸のグループの水素イオンがすべて燐酸に
より溶媒和せられるまでは混合物中の燐酸の濃度に直接
関係付けられる。それゆえ、検出されるガスに応じたガ
スセンサに必要とされるイオン伝導性および安定性の程
度に依存し、重合体は図1に示される如く硼酸単独また
は硼酸および燐酸の一定の予め選択された混合物で処理
れる。
【0017】Nafionタイプの酸で処理されたペル
フッ素化されたイオン交換重合体電解質は、反応体また
は生成物が重合体電解質ELと化学的に反応せず、電解
質のイオン電導性が失われない場合に、電気化学的に酸
化または還元される任意ガスの分析を含め任意の電気分
解反応のための任意の電気分解セルで使用できる。電気
分解セルが、ガルバーノ電池タイプまたはポーラログラ
フィータイプの2つまたはそれ以上の不活性金属または
金属合金電極から構成可能である。任意の適当な電極材
料および動作電圧または検出電極が所望される電気化学
反応を起こすのに選択可能である。
【0018】電気分解セルが、薄いメンブレンまたは薄
いフィルムの形式で図1の電解質要素を使用することに
より構成され得る。薄いフィルムが選択されるとき、電
解質ELは、酸化および還元に対して抵抗性の適当な絶
縁性サブストレート上で、2つまたはそれ以上の電極に
わたる薄いフィルムのキャスティングの間にまたはその
後に処理れ得る。
【0019】電解質ELの薄いフィルムが選択されると
き、電解質ELの薄いフィルムを用意するための好まし
い混合物について述べる。アルコール中の2.5%ペル
フッ素化イオン交換重合体Nafionおよび10%の
燐酸水溶液ならびに2.5%硼酸水溶液の2.5:1:
1の割合の混合物である。この用意された混合物は、絶
縁性のサブストレート上に配置された2つまたはそれ以
上の電極上で所定の厚さの薄いフィルムをキャスティン
グするのに使用される。このアセンブリのサブストレー
ト、電極および用意された混合物全体が100℃以上に
加熱され、溶媒を蒸発させ、固体のコーティングEFが
サブストレート上の電極にわたり形成され組立を完了す
る。
【0020】上記電解質層ELの準備について理解した
上で、キャストの電解質層を使用する湿度センサの詳細
を図2〜図10について検証する。電極の好ましい構成
は、電解質層ELが電極の上に形成される前は、図9に
最も良好に図示されるごとく、電気的に伝導性のライン
からなる(組んだ指のごとき)交互挿入形態である。電
気伝導性ラインの交互挿入形態は適当なサブストレート
上の被着の方法としてよく知られている。図9に図示の
サブストレート上の構成は2電極の電気分解湿度センサ
で使用するためのものである。サブストレートSはアル
ミナなどの湿分を吸収しない物質から構成される。アノ
ード電極Aおよびカソード電極Cのための2つの電極端
子が、サブストレートSの一端部近傍(図9に図示され
るごとく右側の端部)に画定され、サブストレートS上
の電気伝導性ラインと良好な電気的接触を行いそして
(図9で図示しない)外部リード線と電気的に接続す
る。電気伝導性ラインALはアノード端子Aで終端する
とともにサブストレートの一方の側部から近傍の他方の
側部へ向かう複数の平行な電気伝導性ラインにおいてサ
ブストレート上面を横切って延長するアノード電極線で
ある(図9参照)。
【0021】アノードラインALは、図9を見ると明ら
かなようにカソード端子Cで終端するカソードラインC
Lと相互はめ合い形態にて上記の態様で構成される。カ
ソードラインCLは、アノードラインと同様の平行配列
で構成されるが、アノードラインALと離間される。ラ
インALおよびCL間の間隔は、湿度センサのための動
作条件に従って任意の所望の間隔とし得る。伝導性ライ
ンALおよびCL間の標準的な間隔は0.003インチ
(約0.00762cm)である。2つの電極は、電解
質ELがラインを実質的に被覆するとき、端子部分Aお
よびCからラインALおよびCLの全部の長さによって
画定されることに注意されたい。2電極構成において、
検出されるガス(湿分)の電気分解による分解について
所望される感度に従って選択される適当な電圧が10な
いし70ボルトの間から選択される。この固定電圧Vは
図10に図解されているごとくアノード端子Aおよびカ
ソード端子Cに結合される。ガス中の湿分を検出するた
めの湿度センサを構成するために、アノードおよびカソ
ード電極は白金族の金属による金属合金または純粋な金
属から構成される。この電極構成で、上述したごとく用
意された電解質ELの混合物が相互にはめ合わされた伝
導性ラインALおよびCLの上にキャスティングされ、
固体の電解質コーティングELをその上に形成する(図
2参照)。この電解質層ELは、伝導性ラインALおよ
びCLの上でキャスティング(注型)するとき、伝導性
ラインをしてその上に被着される電解質層ELと密接な
接触状態を生じさせる。さらに、電解質ELはラインA
CおよびCL間の隙間を埋める。よく知られるごとく、
Nafion物質から構成される電解質ELは本来的に
吸湿性でありそして上述したごとく酸で処理されたあと
そのままにとどまるので、湿分を含むガス流に露呈され
るとき湿分を吸収する。層ELによる湿分の吸収および
アノード電極Aとカソード電極Cとの間の10〜70ボ
ルトの範囲の電位差の付加(図8参照)で、ガス流は電
気化学的に分解される。湿分を含む空気流の場合におい
て、電解質に入る空気流の中の湿分すなわち水分H
は水分をして水素と酸素とに分離せられる。この作用
は、電流がそれぞれのラインALおよびCL間をそして
端子AおよびCへ流れるようにし、電流の大きさが電解
質ELに露呈される周囲空気中の水分すなわち湿分量の
尺度として使用される。硼酸または硼酸と燐酸の所定の
混合物で処理される電解質ELの使用は、従来可能であ
ると考えられていたものよりも高い安定性と迅速な応答
と回復時間を有する電気分解ガスセンサを作ることが分
かった。
【0022】サブストレートSが伝導ラインALおよび
CLを覆う電解質フィルムELで構成されると(図2参
照)、端子AおよびBには、端子AおよびBに電気接続
されそしてそこから外側に延長する薄いリード線AWお
よびSWが設けられる(図2参照)。サブストレートS
の後方には、サブストレートSの四隅近傍に固定されそ
してサブストレートSの後方から所定の距離だけ延長す
る4本の離間された支持ポストPが設けられる。図2で
は3本のポストがみえる。このような電気分解センサが
(図2〜図5から分かるように)中央開口部EHAを有
する円柱状電極保持部材EHに装着される。図2に示さ
れるごとく、中央開口部EHAは、内部に非伝導性の密
封化合物キャストを有し、開口部を充填しそしてサブス
トレートSをヘッダHから離間された関係でそれゆえ保
持部材プレートEHの後方から離間された関係で保持す
る。薄いリード線AWおよびCWは一対の隣接する支持
ポストPに電気接続され、支持ポストPはヘッダHを通
じてそこから保持部材EHの頂部へと上方に延長する
(図示せず)。これはポストへの外部電気接続のために
伝導性ポストPへのアクセスを可能にする。
【0023】湿度センサアッセンブリは保持部材プレー
トEHとの装着のためのブロック部材BAの用意によっ
て完成せられる。ブロック部材BAもまた、中央キャビ
ティBACが内部に図2のサブストレートSを収容する
よう画定された円筒状構成である。ブロックBAの詳細
の良好な理解のために図2および図6〜7を参照された
い。ブロックBAは、キャビティBACの対向側部に径
方向に配置されそしてブロックBAの対向側部からキャ
ビティと連通するよう画定された半径方向に延長する一
対の開口部BAAを有する。アパーチャBAAの径は、
ここに固定されるガス輸送管を収容しかつこれを固定す
るよう構成される(図6および図8参照)。管は図2に
おいて管Iすなわちガス入口管および管Iすなわちガス
出口管として識別される。図面から明かなごとく、入口
管Iへ輸送される任意のガスまたは湿分含有空気がキャ
ビティBACと連通しそして出口管Oから退出する。ブ
ロックBAのための開口BAAへの管IおよびOの組立
でブロック組立は完了する。湿分センサの組立は保持部
材EHをブロックBAの頂面へ装着し、保持部材プレー
トEHの底面がブロックBAの頂面と接触し(図2参
照)、サブストレートS上のセンサアッセンブリがブロ
ックのキャビティBAC内に収容される。これは、入口
Iへと輸送されそして管Oから退出するガス流路内の電
解質層ELと一緒にキャビティ内にセンサアッセンブリ
を効果的に吊り下げる。このアッセンブリはプレートE
HおよびブロックBAの周囲に提供される同軸開口FA
により収容される締結部材Fにより互いに固定される
(12個の締結部材が図示されている)。単一の締結部
材Fが、プレートEHおよびブロックBAのための開口
FAと一緒に図示されている。この組立の完了で、ポス
ト部材Pは、上述したごとく、ヘッダHを後部側へと外
方向に延長し、後部側からアクセス可能である(図4お
よび図5)。図2に示されるリード線AWおよびCWと
一緒に伝導性ポストPの反対側は選択されそして固定さ
れた電圧源VにプレートEHの後部側から2つのポスト
部材の方へ接続され電気化学反応を起こしそしてライン
ALおよびCLの間に電流を発生し、この場合電流の大
きさが管Iを送られるガス中の湿分量を指示する。電流
は、電解質層ELへ電圧源Vからの所定電圧の印加で電
解質層ELを流れる電流を測定するために、ブロックM
により示される任意の適当な検出回路により測定され
る。検出回路は容易に校正でき、湿分の量は任意の現在
知られている回路により直接読み出される。
【0024】2電極電気分解センサについての現在の好
ましい実施例が上述したごとく構成されそして図2に示
されているけれども、電気分解作用を発生するための検
出セルが、電解質要素ELとして機能する上述の硼酸お
よび燐酸の混合物で処理された固体のペルフッ素化イオ
ン交換重合体のメンブレンの使用により本発明の教示に
従って作られることに注意されたい。この構成におい
て、メンブレン要素ELは米国特許第5,164,05
3号に開示されるごとく構成されそして上記米国特許第
5,085,760号に開示されるタイプの一対のガス
透過性または拡散性電極と一緒に使用される。詳述する
と、米国特許第5,085,760号に記載される電極
はマサチューセッツ州、NEWTON所在のProte
ch Company 社から商業的に入手でき、所望
の高表面積の金属触媒拡散面を有する。メンブレンEL
は米国特許第5,164,053号に記載の構成、ガル
バーノ電池構成、でアノード電極とカソード電極との間
に挟まれている。代わりに、拡散電極は所望される電気
分解作用を提供するようメンブレンELの同じ側でそし
て所定の離間された関係にあってもよい。米国特許第
5,164,053号に記載されるごとく、メンブレン
ELが使用されるとき、リング部材15、16などの接
触リングが出力リードと一緒に電極に固定される。
【0025】図11を参照すると、上述したごとく用意
されそして図9との関係で記載されるごとく伝導ライン
CLおよびWLを有するサブストレートSに被着される
電解質ELの薄いフィルムを使用するタイプのガスセン
サの3電極ポーラログラフィータイプのものが図示され
ている。違いは、図11において、第3のまたは基準電
極Rもまた図示されるごとくサブストレートSの上面に
被着されることである。図11の2つの電極は、対向
(C)および作動(W)として識別され、そして接続さ
れる電気的なラインが対応的にラインCLおよびWLと
して識別される。同様の態様で、サブストレートS上の
2つの電極の端子部分がCO端子およびW端子として識
別されそしてラインCLおよびWLから離れた縁部近傍
でサブストレートS上に互いに離間された関係で配置さ
れる。基準電極端子Rは、2つの電極COおよびWと同
様の縁部に沿って配置されそして作動端子Wと離間され
た関係で配置される。基準端子Rは、図11に示される
ごとく、伝導ラインと実質的に同一平面に広がり所定の
幅と長さを有するブロックである伝導ラインCLおよび
WLと離間関係で配置される伝導ブロックRBへ伝導ラ
インRLにより接続される。電解質層ELは、端子部分
CO、WおよびRのみ露呈された状態で上述した実施例
におけるごとく伝導ラインおよびブロックRBの上にキ
ャスティングできる(図12参照)。この3電極構成に
おいて、電極のために選択される金属は検出されるガス
に従う。酸素、水素、硫化水素および一酸化炭素ガスが
検出されるとき、全ての電極は、白金族金属による金属
合金触媒または純粋金属とし得る。二酸化硫黄、一酸化
窒素および二酸化窒素ガスが検出されるとき、作動電極
および対向電極は純粋な金は金合金触媒から作られ
る。基準電極Rには作動電極Wに関してある固定電位が
与えられる。選択される電位差は電極についての所定金
属および検出される選択されたガスに従って選択され
る。この実施例では、電解質層ELは伝導ラインCLお
よびWLおよび基準ブロックRBの上に被着される。こ
の態様で、ガスセンサは順次選択されそして電極Rにそ
して他の2つの電極に印加される電位の選択によって上
述のガスのうちの特定の一つを検出するよう「同調」さ
れる。
【0026】基準電極と作動電極との間の付加のために
選択される電位差は図15に模式的に図示されるごとき
従来のポテンショスタット回路によって実質的に一定電
位差レベルに維持される。同様に、電極Wと電極COと
の間に結合される適当な検出回路が電気化学反応により
発生される電流の大きさを検出するのに使用できそして
図12および図16のブロックMにより示されている。
【0027】図13および図14を参照すると、メンブ
レンの伝導性を維持するため燐酸で処理された薄いメン
ブレンの使用が個別のガスを検出するために3電極構成
にて図示されている。図13において、検出セルのアッ
センブリが図示されている。図示されているように、3
つのガス拡散電極S、SCおよびRは上述のそして米国
特許第5,085,760 号に記載されているタイプのものであ
る。検出ガス拡散電極Sは一方の面が電解質層ELと一
体的に接触状態に装着されそしてその面は対向面が分析
されるべきガスに露呈される状態で所望の触媒面を載置
する。電解質層ELの同じ側にはガス拡散電極Rが、そ
の触媒面が電解質層ELと緊密な接触状態でかつ対向面
が周囲の空気に露呈されるようになされた状態で装着さ
れる。第3の電極は二次ガス拡散電極SCでありそして
他の二つの電極とは要素ELの反対側に装着される。電
極SCの触媒面は電解質層ELと接触状態にありそして
反対側は空気に露呈されるようなされている。図13に
図示されるごとく、電極SCはテフロンにより構成可能
な2つの絶縁性のスペーサ部材10および11により図
示の位置に維持される。スペーサ部材10は電極SCお
よび要素ELの下部に配置されそしてスペーサ部材11
は電極SCおよび要素ELの上に配置される。スペーサ
部材10、11および電極SCのこの構成は開口が設け
られた保持部材HMにより維持される。図示のように開
口HMAは、電極端部の間の所定の領域にわたり電極S
Cを空気に露呈するよう画定される。電極SおよびRは
図示のごとく、要素ELの反対側の3つの絶縁性スペー
サ部材12、13および14と一緒に配置される。スペ
ーサ部材12は電極Sの上部に配置されそしてスペーサ
部材13はその下部に電極Rと接触状態にて配置され
る。スペーサ部材14はR電極の下方の空間を充填す
る。3スペーサ部材および電極SおよびRからなるこの
構成は、図示のごとく電極を空気に対して露呈するため
に一対の開口部HMAを具備する保持部材HMRにより
維持される。部材HMおよびHMRは図13に示される
ごとく電極およびスペーサ部材を垂直方向の向きに一緒
にクランプ保持するために浅いU字形構成を有する。
【0028】図14を参照し、図13のセルを使用する
センサアッセンブリを検証する。図13のセルは説明の
目的で電気的な出力リードを担持する伝導性リングを省
略している。図14のアッセンブリは、3つの電極の外
面と接触するよう配置されそしてこれに電気接続される
リード線を具備する米国特許第5,164,053 号に記載され
ているタイプの伝導性リングが設けられる。リード線S
Lは電極Sのために伝導性リング(図示せず)の近傍か
ら延長しそしてリード線RLおよびSCLが電極Rおよ
びSCの近傍から延長している。図13のセルはセルの
対向側部に配置された一対の絶縁性プレート15、16
間でクランプ保持される。プレート15、16はアクリ
ル材料から構成可能である。プレート15には、プレー
トを水平方向に延長し、保持部材HMのための開口部H
MAと整列せられ、電極SCを空気に対し露呈する複数
の開口部15a が設けられる。プレート16は、ここを
水平方向に延長しフレーム部材HMRのための開口HM
Aと整列するよう配置され、基準電極Rを周囲の空気に
露呈する開口部16a を有する。分析されるガスは、部
材HMRの開口部HMAと整列状態であるプレート16
のための開口部16b を伝搬せられ、分析されるガスが
電極Sの面と通ずるのを可能にする。プレート15、1
6は、その対向端部近傍でプレートを挿通する一対の締
結部材20、21によりセンサと一緒に互いに押圧する
関係に維持される(図14参照)。
【0029】分析されるガスはブロック形式で図示され
るソースから誘導されるごとく図示されている。一対の
ガス管GI、GOがプレート22により保持されるごと
く示されており、しかしてプレート22はプレート16
の外面と離間された関係にて保持される。これは、部材
22の隣接端部を延長しそしてプレート16に固定され
る一対のねじ山が切られた保持締結部材23、24によ
って実現される。保持部材26は管GIおよびGOを適
当な開口を通じて装着しそしてある長さを有し、開口部
16b の近傍に延長する。この目的のために、プレート
16には、管GIおよびGOを収容する大きな開口部1
c が設けられる。管GIは分析されるガスのソースに
接続され、管を通じて輸送され、吐出されそして電極S
に入れられ検出される。開口部16c には封止密封部材
が設けられ、その開放端部を封止する。ガスは引き続き
開口部16c から管GOを通じて退出する。電極R、S
はそれぞれのリード線RLおよびSLにより、検出され
るガスにしたがって電極管に一定の電位差を提供する
(図15に図示されるごとき)適当なポテンショスタッ
ト回路に結合される。このセンサにより検出され得るガ
スは電気化学的に酸化または還元される任意のガスであ
る。たとえば、酸素、水素、硫化水素および一酸化炭素
を検出することが所望されれば、3つの電極が、検出電
極および基準電極との間の適当な電位差の選択で白金族
の金属による金属合金触媒または純粋金属から作られ得
る。同様に、亜硫酸ガス、一酸化窒素および二酸化窒素
を検出するために、検出電極Sおよび二次電極SCは、
電気化学反応を起こすため3つの電極に結合される適当
な電圧の印加で純粋な金または金合金触媒から構成可能
である。
【0030】電気化学反応により発生される電流は検出
電極Sと二次電極SCとの間を流れ、そして任意の従来
の検出回路により外部的に検出され、測定されそして指
示可能である。これはブロックMにより図15に図示さ
れている。
【0031】本発明は、センサの電解質としての使用の
ために、硼酸または硼酸および燐酸の混合物によるペル
フッ素化イオン交換重合体の改善された処理を教示し、
そして比較的廉価な態様でより大きな安定性および迅速
な応答および回復時間を有するガスセンサの構成を可能
にすることを理解されたい。電解質はサブストレート上
の薄いフィルムキャストまたは固体のメンブレンの形式
にて使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気分解検出セルまたは電気化学検出セルに有
用な本発明による改良電解質要素の概要を示す図であ
る。
【図2】一部分が破断されそして一部分がブロック形式
で図示された図1の電解質要素を使用する電気分解湿分
検出セルアセンブリの拡大図である。
【図3】図2のセンサ保持部材の取り外された状態の正
面立面図である。
【図4】図3のセンサ保持部材の取り外された状態の後
方立面図である。
【図5】図4のライン5−5に沿って取られたセンサ保
持部材の断面図である。
【図6】図2のセンサブロックの取り外された状態の底
部正面図である。
【図7】図6のセンサブロックの取り外された状態の底
部正面図である。
【図8】図7のライン8−8に沿って取られたセンサブ
ロックの断面図である。
【図9】図2の2電極検出セルのための上部に被着され
た相互にはめ合わされた伝導性ラインを具備する図2の
サブストレートの取り外された状態の上部正面図であ
る。
【図10】図9の電極端子についてこれに印加される電
位差と電流検出回路を図示する模式図である。
【図11】図2の3電極センサにおいて使用するため
に、3電極のために上部に被着される相互にはめ合わさ
れた伝導性ラインを具備する図9のサブストレートの取
り外された状態の上部正面図である。
【図12】作動電極と基準電極との間の固定電位差の接
続および検出電極とカウンタ電極との間に接続されるブ
ロック形式の検出回路を図示する図11の3電極構成の
模式図である。
【図13】図1の電解質を使用する3電極電気化学的検
出セルの部分的な前方断面組立図である。
【図14】一定のガス種の電気化学的な検出を行うため
の図13のセンサのアッセンブリの一部分が正面図であ
る前方断面図である。
【図15】図14の3つの電極に接続される検出回路お
よびポテンショスタット回路のブロック形式における模
式図である。
【符号の説明】
10、11 スペーサ部材 12、13および14 絶縁性スペーサ部材 15、16 絶縁性プレート 16b 開口部 16c 開口部 20、21 締結部材 23、24 保持締結部材 26 保持部材 EL 電解質層 GI、GO ガス管 HMA 開口 HMR 保持部材 R 基準電極 RLおよびSCL リード線 S、CおよびR ガス拡散電極 SC 二次ガス拡散電極

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス混合物中の電気化学的に活性である
    ガスまたは電気化学的に分解するガスのための濃度を検
    出するための検出セルで使用するための電解質であっ
    て、 燐酸および硼酸の所定の混合物または硼酸単独で処理さ
    れたペルフッ素化イオン交換重合体物質から構成され、
    当該電解質材料を使用するセンサは長い時間にわたり維
    持される改良されたイオン伝導性とそして大きな安定性
    とそして迅速な応答および回復時間の検出セルを作る前
    記電解質。
  2. 【請求項2】 絶縁性の湿分を吸収しないサブストレー
    トを提供し、 複数の電極を当該サブストレートに装着し、 アルコール中の2.5%イオン交換重合体、10%の燐
    酸水溶液および2.5%硼酸水溶液の2.5:1:1の
    混合物を製造し、 前記の製造された混合物からなる所定の厚さの薄いフィ
    ルムを前記サブストレート上の電極にわたりキャスティ
    ングを行い、 サブストレートアッセンブリを100℃以上に加熱し、
    前記イオン交換重合体のコーティングが電極の上に形成
    されるまで溶媒を蒸発させ、結果的に生ずる電解質が約
    180℃の温度までイオン伝導性を維持することを特徴
    とする電気分解センサを製造する方法。
  3. 【請求項3】 迅速な応答と回復時間でppbレベル以
    下のガス中の湿分量を電気化学的に検出するための方法
    であって、 硼酸または硼酸および燐酸の所定の混合物で予め処理さ
    れ、約180℃の温度まで伝導性が維持されるペルフッ
    素化イオン交換重合体電解質要素であって、その反応体
    または生成物が電解質要素と化学的に反応せず電解質要
    素のイオン伝導性が失われない場合、任意の電解質反応
    のための電気分解セルにおいて有用な前記電解質要素を
    提供し、 複数の電極を電解質要素の一方または両方の側部に装着
    し、 電解質要素に露呈される任意の湿分含有ガスから湿分を
    電気化学的に分解するために前記電極管に所定の値の電
    位を印加し、電極間の外部電流が前記ガスの検出された
    湿分量の尺度であることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 電極のために白金族の金属から金属合金
    または純粋な金属を選択し、電極間に10〜70ボルト
    間で選択される電圧を提供することを含む請求項3の方
    法。
  5. 【請求項5】 電解質要素として機能するペルフッ素化
    イオン交換重合体要素からなる薄いメンブレンを提供
    し、 当該電解質要素を硼酸から構成される酸または硼酸およ
    び燐酸の所定の混合物からなる酸で処理し、電解質要素
    のイオン伝導性を約180℃の温度まで維持し、長い時
    間にわたり維持される改良されたイオン伝導性を維持す
    ることを含む、電気分解センサにおいて使用するための
    センサのための電解質要素を製造する方法。
  6. 【請求項6】 アルコール中の液体形式のペルフッ素化
    イオン交換重合体を提供し、10%燐酸水溶液および
    2.5%硼酸水溶液を混合することを含む、電解質セン
    サにおいて使用するための薄いフィルム形式にて電解質
    要素を製造する方法。
  7. 【請求項7】 ルフッ素化イオン交換重合体電解質要
    素と、当該電解質要素を保持し電気分解される所定のガ
    スが電解質要素に露呈されるようにするため湿分を吸収
    しないタイプのサブストレート手段とを具備する湿分お
    よび同様物を検出するための電気分解検出セルであっ
    て、 前記重合体の電解質要素は、電解質要素のイオン伝導性
    を約180℃の温度まで維持しそして長い時間にわたり
    維持される改良されたイオン伝導性を維持するために硼
    酸および燐酸の所定量で予め処理されることを特徴と
    し、さらに、 前記サブストレート上で離間された場所に配置される所
    定の金属または金属合金から構成された電解質要素が被
    覆する複数の電極であって、前記電解質要素に露呈され
    る所定のガスの電気分解プロセスを駆動するため所定の
    電位を受け取るようになされた前記電極を具備する前記
    電気分解検出セル。
  8. 【請求項8】 絶縁性の湿分を吸収しないタイプのサブ
    ストレートと、 当該サブストレート上に被着された複数の電極と、 電解質として機能するよう電極の上に被着されたペルフ
    ッ素化イオン交換重合体伝導性要素の薄いフィルムとを
    具備し、 前記イオン交換重合体伝導性部材の前記フィルムは、電
    解質のイオン伝導性を約180℃の温度まで維持し、そ
    して電気分解湿分検出セルとして機能し、前記電極間の
    所定の電気分解電位の付加で湿分を吸収するために、硼
    酸で予め処理されていることを特徴とする湿度センサ。
  9. 【請求項9】 前記重合体の伝導性要素が所定の組合せ
    の硼酸および燐酸であらかじめ処理されている請求項8
    の湿度センサ。
  10. 【請求項10】 酸化および還元に対して抵抗性の絶縁
    性サブストレートと、 所定の離間された関係で前記サブストレートに装着され
    た複数の電極と、 電解質要素が約180℃の温度まで伝導性が維持される
    ように、硼酸および燐酸の所定の混合物または硼酸であ
    らかじめ処理されており前記電極にわたるペルフッ素化
    イオン交換重合体電解質要素の薄いフィルムとを具備
    し、 前記電極は、電解質要素に露呈されるガスを分解するた
    めに、これに印加されるある電位を有するようになされ
    ていることを特徴とする電気分解セル。
  11. 【請求項11】 複数の電極は、検出電極および二次電
    極と検出および二次電極と所定の離間された関係で前記
    サブストレートに配置される基準電極と前記検出電極と
    基準電極との間に所定の電位を印加するための手段を具
    備し、当該電解質要素は前記基準電極および前記複数の
    電極上にキャスティングされる請求項10の電気分解セ
    ル。
  12. 【請求項12】 電極は、減少したガス中の湿分を測定
    するために所定の距離の電極間間隔で、白金族の金属に
    よる金属合金又は純粋な金属からなる交互挿入格子にて
    構成されている請求項8の湿度センサ。
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