JP2686046B2 - 車両などの昇降装置 - Google Patents

車両などの昇降装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両などの昇降装置に係
り、特に搭載体をレールに沿って上下動させる車両など
の昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の数の急速な増加に伴い、駐車空
間が相対的に不足になりつつある。それ故、多層型の駐
車装置が一段と重要視されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
駐車場に利用される車両などの昇降装置はチェーンやワ
イヤロープなどによって昇降作動を制御するものである
が、ギヤを正・逆作動できるモータがなければ、車両な
どを搭載する搭載体を昇降できない。
【0004】そのため、従来の昇降装置はチェーンやギ
ヤ、モータ等必要とするパーツが多く、しかも繁雑で組
立てにくい。
【0005】また、チェーンやワイヤロープなどが切れ
て搭載体が落下する虞があるため、好ましくない。
【0006】さらに、チェーンの伝導は長距離の伝導
で、その中間部分が垂れてしまうので、伝導時の歯飛び
やチェーンが引っ張られて切れてしまうなどの情事が起
こりやすく、安全上の配慮が必要となる。
【0007】さらにまた、メンテナンスに費用、人力が
かかり、かつモーターなどパーツ類の損害が大きい不都
合をもたらす。
【0008】そして、操作上での便利性が劣っており、
かつ、搭載体の昇降に時間がかかるので大型の駐車場に
応用された時、車両の駐車に長時間を要し、車両の交替
に影響をもたらす。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、操作が簡単であり、しかも速やかに搭載体を昇
降できる車両などの昇降装置を提供することを目的とす
る。
【0010】この発明の他の目的は、搭載体の落下を防
止した車両などの昇降装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両などの
昇降装置は、上述した課題を解決するために、請求項1
に記載したように、側面視略L字形に形成され、一体に
連結された垂直部と水平部とから構成される搭載体と、
上記垂直部両側に直立配置されたレールと、上記垂直部
両側に上下に離間して設けられ、上記レールの内側に滑
走可能に嵌入された上下一対のローラーと、上端が上記
レールに、下端が上記搭載体の水平部に枢着された二節
式リンクと、一端が上記レールに、他端が上記二節式リ
ンクの上節に枢着されたシリンダーとから構成され、上
記シリンダーの駆動で上記二節式リンクを連動させ、上
記搭載体を上記レールに沿って上下動させるように構成
したものである。
【0012】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記昇降装置は上記搭載体の
落下防止機構を備え、この落下防止機構は、上記搭載体
の垂直部中央部分に設けられた長孔と、この長孔に対応
する位置に設けられた支持部材と、この支持部材に取り
付けられた軸と、上記レール上の上記長孔に対応する位
置に設けられた係合孔と、この係合孔に係合されるL字
形に形成された係合具とから構成され、この係合具は上
記軸に枢着し、かつ、常にその両側のアーム部が地面に
対し略45度になるように配置され、上記搭載体が所定
の位置に至った時、上記係合具が回動して上記係合孔に
係合するように構成したものである。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、側面視
略L字形に形成され、一体に連結された垂直部と水平部
とから構成される搭載体と、上記垂直部両側に直立配置
されたレールと、上記垂直部両側に上下に離間して設け
られ、上記レールの内側に滑走可能に嵌入された上下一
対のローラーと、上端が上記レールに、下端が上記搭載
体の水平部に枢着された二節式リンクと、一端が上記レ
ールに、他端が上記二節式リンクの上節に枢着されたシ
リンダーとから構成され、上記シリンダーの駆動で上記
二節式リンクを連動させ、上記搭載体を上記レールに沿
って上下動させるように構成したため、搭載体の昇降作
動は簡単な操作でスムーズにでき、かつ構造が従来より
簡単になるので、安価で、しかも設備の維持が容易にな
る。
【0014】また、上記昇降装置は上記搭載体の落下防
止機構を備え、この落下防止機構は、上記搭載体の垂直
部中央部分に設けられた長孔と、この長孔に対応する位
置に設けられた支持部材と、この支持部材に取り付けら
れた軸と、上記レール上の上記長孔に対応する位置に設
けられた係合孔と、この係合孔に係合されるL字形に形
成された係合具とから構成され、この係合具は上記軸に
枢着し、かつ、常にその両側のアーム部が地面に対し略
45度になるように配置され、上記搭載体が所定の位置
に至った時、上記係合具が回動して上記係合孔に係合す
るように構成したため、搭載体の落下が防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は、この発明を適用した車両などの昇
降装置の一例を示す斜視図である。また、図2はこの昇
降装置の側面図、そして、図3は図2のIII−III
線に沿う断面図である。
【0017】図1〜図3に示すように、この昇降装置1
は搭載体2を有する。この搭載体2は、側面視略L字形
に形成され、一体に連結された垂直部3と水平部4とか
ら構成される。また、垂直部3と水平部4との間には支
持アーム5が架設され、水平部4が垂直部3に加わった
荷重を分担するように構成される。
【0018】一方、搭載体2の垂直部3両側には断面が
例えばH字形に形成されたレール6がそれぞれ直立して
配置される。また、搭載体2の垂直部3両側にはそれぞ
れ一対のローラー7が上下に離間して設けられる。ロー
ラー7内にはベアリングやボール体8などが設けられ、
ローラー7が回動可能に構成される。さらに、図3に示
すように、ローラー7は直接レール6のH形断面の内側
に滑走可能に嵌入され、上下のローラー7が上下二個の
支点になる。
【0019】それぞれのレール6上部の適所には枢着部
9が設けられ、この枢着部9に二節式リンク10の上端
部が枢着される。また、二節式リンク10の下端部も搭
載体2の水平部4の適所に枢着される。
【0020】さらに、レール6の下半部にも枢着部11
が設けられ、液圧シリンダー12の一端、例えば基部が
この枢着部11に枢着する。また、液圧シリンダー12
の他端、例えばピストンロッド12a端は二節式リンク
10の上節10aの適所に枢着され、液圧シリンダー1
2のピストンロッド12aの伸縮で搭載体2の昇降を制
御する。
【0021】なお、力学上の観点によれば、図2中、R
は支点でPは力作用点、Wは荷重支点であり、Rを回転
軸とし、Pにおける力の作用によってWを持ち上げ、そ
して、WはW1を連動させ、搭載体2を持ち上げるよう
になる。また、搭載体2の垂直部3の両側にあるローラ
ー7がレール6の内部を滑走することができるので、搭
載体2のレール6に沿う移動のスムーズさを確保する。
【0022】ところで、車両などを駐車する時駐車位置
の定着性を確保するため、また、液圧シリンダー12や
配管(図示せず)から油が漏れることによって搭載体2
が急速に滑り落ちないように、本発明の昇降装置1には
落下防止機構13およびこの落下防止機構13の解除装
置14が設けられる。
【0023】落下防止機構13は、図4および図5に示
すように、搭載体2の垂直部3中央部分にそれぞれ設け
られた長孔15と、この長孔15に対応する位置に設け
られた支持部材16と、この支持部材16に取り付けら
れた軸17と、レール6上の長孔15に対応する位置に
設けられた係合孔18と、この係合孔18に係合される
L字形に形成された係合具19とから構成される。この
係合具19は軸17に枢着し、かつ、常にその両側のア
ーム部19aが地面に対し略45度になるように配置さ
れる。
【0024】一方、落下防止機構13の解除装置14
は、図4および図6に示すように、搭載体2の垂直部3
間にX状に架設されたクロスメンバ20の交点に回動自
在に枢着された枢着具21と、この枢着具21の両端と
各係合具19のアーム部19aとを連結するレバー22
と、枢着具21の一端に連結され、この枢着具21を回
動させる駆動装置、例えば電磁石23とから構成され
る。
【0025】係合具19は、図4の二点鎖線で示すよう
に、通常そのアーム部19aがレール6の中央部に接触
した状態で逆L字形となっており、搭載体2がレール6
上に設けてある係合孔18の位置に上昇した時、液圧シ
リンダー12がその作動を停止する一方、係合具19の
一方のアーム部19aが係合孔18に進入してアーム部
19aが地面に対し略45度となって係合孔18に係合
し、駐車期間における搭載体2が滑り落ちるのを防止す
る。
【0026】また、搭載体2を下方へ移動させようとす
る時、つまり、搭載体2上の車両を下ろしたい時は落下
防止機構13の係合具19の係合状態を解除し、また、
液圧シリンダー12のピストンロッド12aを収縮する
ことにより、搭載体2を下ろすことが可能となる。
【0027】そして、係合具19の係合状態を解除する
には、解除装置14の電磁石23を作動させ、枢着具2
1を回動させることにより係合具19の係合状態を解除
する。なお、解除装置14は搭載体2に設けられた図示
しないコントロールパネルに接続されて制御される。
【0028】上述したように、液圧シリンダー12の作
動により搭載体2の昇降を制御できるため、速やか、か
つ穏やかな搭載体2の昇降作動ができ、また、落下防止
機構13により高い安全性を備えることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
などの昇降装置によれば、側面視略L字形に形成され、
一体に連結された垂直部と水平部とから構成される搭載
体と、上記垂直部両側に直立配置されたレールと、上記
垂直部両側に上下に離間して設けられ、上記レールの内
側に滑走可能に嵌入された上下一対のローラーと、上端
が上記レールに、下端が上記搭載体の水平部に枢着され
た二節式リンクと、一端が上記レールに、他端が上記二
節式リンクの上節に枢着されたシリンダーとから構成さ
れ、上記シリンダーの駆動で上記二節式リンクを連動さ
せ、上記搭載体を上記レールに沿って上下動させるよう
に構成したため、搭載体の昇降作動は簡単な操作でスム
ーズにでき、かつ構造が従来より簡単になるので、安価
で、しかも設備の維持が容易になる。
【0030】また、上記昇降装置は上記搭載体の落下防
止機構を備え、この落下防止機構は、上記搭載体の垂直
部中央部分に設けられた長孔と、この長孔に対応する位
置に設けられた支持部材と、この支持部材に取り付けら
れた軸と、上記レール上の上記長孔に対応する位置に設
けられた係合孔と、この係合孔に係合されるL字形に形
成された係合具とから構成され、この係合具は上記軸に
枢着し、かつ、常にその両側のアーム部が地面に対し略
45度になるように配置され、上記搭載体が所定の位置
に至った時、上記係合具が回動して上記係合孔に係合す
るように構成したため、搭載体の落下が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両などの昇降装置の一実施例を
示す斜視図。
【図2】図1に示す昇降装置の側面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】落下防止機構の操作状態を示す図。
【図5】図4のV−V線に沿う水平断面図。
【図6】落下防止機構の解除装置を示す図。
【符号の説明】
1 昇降装置 2 搭載体 3 搭載体の垂直部 4 搭載体の水平部 6 レール 7 ローラー 10 二節式リンク 10a 二節式リンクの上節 12 液圧シリンダー 12a 液圧シリンダーのピストンロッド 13 落下防止機構 14 落下防止機構の解除装置 15 長孔 16 支持部材 17 軸 18 係合孔 19 係合具 19a 係合具のアーム部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面視略L字形に形成され、一体に連結
    された垂直部と水平部とから構成される搭載体と、上記
    垂直部両側に直立配置されたレールと、上記垂直部両側
    に上下に離間して設けられ、上記レールの内側に滑走可
    能に嵌入された上下一対のローラーと、上端が上記レー
    ルに、下端が上記搭載体の水平部に枢着された二節式リ
    ンクと、一端が上記レールに、他端が上記二節式リンク
    の上節に枢着されたシリンダーとから構成され、上記シ
    リンダーの駆動で上記二節式リンクを連動させ、上記搭
    載体を上記レールに沿って上下動させるように構成した
    ことを特徴とする車両などの昇降装置。
  2. 【請求項2】 上記昇降装置は上記搭載体の落下防止機
    構を備え、この落下防止機構は、上記搭載体の垂直部中
    央部分に設けられた長孔と、この長孔に対応する位置に
    設けられた支持部材と、この支持部材に取り付けられた
    軸と、上記レール上の上記長孔に対応する位置に設けら
    れた係合孔と、この係合孔に係合されるL字形に形成さ
    れた係合具とから構成され、この係合具は上記軸に枢着
    し、かつ、常にその両側のアーム部が地面に対し略45
    度になるように配置され、上記搭載体が所定の位置に至
    った時、上記係合具が回動して上記係合孔に係合するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の車両など
    の昇降装置。
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