JP2685714B2 - 粉砕乾燥装置 - Google Patents

粉砕乾燥装置

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JP2685714B2
JP2685714B2 JP6133169A JP13316994A JP2685714B2 JP 2685714 B2 JP2685714 B2 JP 2685714B2 JP 6133169 A JP6133169 A JP 6133169A JP 13316994 A JP13316994 A JP 13316994A JP 2685714 B2 JP2685714 B2 JP 2685714B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土砂および汚泥等の泥
土類を原料としてその泥土類を粉砕と同時に乾燥し粉粒
化することにより改良土を製造する粉砕乾燥装置に関す
る。なお泥土類には、例えば建設工事から発生する土
砂、浄水施設において水から分離された沈殿汚泥の脱水
ケーキ等、その他これに類するものを含む。
【0002】
【従来の技術】土砂および汚泥等の泥土類、例えば浄水
施設から出る沈殿汚泥の脱水ケーキは、従来、乾燥機に
よって乾燥したのち、ロッドミル、ボールミル等の粉砕
機によって粉砕し粉粒化することによって、グランド用
散布土、埋立土、各種園芸用土等の改良土にリサイクル
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は乾燥と粉砕が別工程で行われるので、その処理装置が
大型であり、またその処理能力も低く、処理コストが高
くついている。
【0004】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は装置のコンパ
クト化、処理能力の向上および処理コストの低減を図る
ことのできる粉砕乾燥装置を提供することにある
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ふるい筒内に格子状の格子枠が
設けられ、土砂および汚泥等の泥土類を格子枠でふるい
分け更にふるい筒でふるい分けるトロンメルと、そのト
ロンメルを回転させる回転駆動源と、前記泥土類の乾燥
用熱源とを備えるとともに、前記トロンメルの格子枠
にはそのトロンメルの回転に伴い格子枠内を不規則に移
動する解砕部材が投入されている粉砕粉砕乾燥装置であ
る。
【0006】
【作用】請求項1の発明によると、回転駆動源によって
回転するトロンメルの格子枠内に供給された泥土類は、
トロンメルの回転による粉砕効果と乾燥用熱源による乾
燥効果との相乗効果によって、格子枠内で粉粒化された
粉砕土が格子枠からふるい分けられてふるい筒内に抜け
出た後、ふるい筒内で更に粉粒化された粉砕土がふるい
筒からふるい分けられてトロンメル外へ抜け出ることに
よって、細かい粉砕土となる。また、トロンメルの格子
枠内を不規則に移動する解砕部材による補助的な粉砕効
果とその解砕部材自体が前記乾燥用熱源により加熱され
ることによる補助的な乾燥効果とによって、格子枠内に
おける泥土類の粉粒化が一層促進される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例1,2について順に説明す
る。 〔実施例1〕実施例1の粉砕乾燥装置の断面図が図1に
示され、その図1のX−X線断面図が図2に示されてい
る。図1および図2において、ほぼ箱状をした乾燥室1
を形成する鋼板製の装置本体2は図示されない装置機枠
を介して支持されている。
【0008】この装置本体2内に組み込まれるトロンメ
ル3は、円筒形状をした金網製ふるい筒4内に格子状の
格子枠5を備えている。詳しくは、ふるい筒4はその前
端面(図1において左側端面)に円板形状の端板6が取
り付けられ、またその後端面にリング形状の端板7が取
り付けられている。前側の端板6の軸心部には回転軸8
が挿着されている。また後側の端板7の外端面内周部に
はリング形状の回転リング9が取り付けられている。回
転軸8の後端部(図1において右端部)には、円板形状
の取付板10が取り付けられている。この取付板10と
前記回転リング9との間に、金属製棒材からなるロッド
11を円周上に所定間隔で架設することにより、円筒形
状の格子枠5がふるい筒4内に二重筒状をなすように設
けられている。
【0009】図1に示されるように、前記回転軸8の前
端部は装置本体2の前側板12の挿通孔(符号省略)に
遊挿されている。この回転軸8は、装置機枠に設置した
ピロブロック14によって回転可能に支持されている。
また回転リング9は、装置本体2の後側板15の円形開
口孔(符号省略)に遊挿されている。この回転リング9
は、図1に二点鎖線で示される一対の受けローラー17
によって回転可能に支持されている。各受けローラー1
7は、図3に説明図で示されるように、装置機枠上に設
置された軸受台18に軸19を介して回転可能に支持さ
れている。この受けローラー17上に回転リング9が接
触回転可能に載せられている。また前側の端板6には、
図4に示されるように適数個(図は4個を示す)のオー
バーフロー用開口孔21が形成されている。
【0010】図1において、前記トロンメル3の回転軸
8の前端には、従動側チェンホイル22が取り付けられ
ている。一方、従動側チェンホイル22に隣接する装置
機枠上にはギヤモーターからなる駆動モーター23が設
置されている。この駆動モーター23は、本発明でいう
回転駆動源に相当するもので、その出力軸(符号省略)
には駆動側チェンホイル25が取り付けられている。両
チェンホイル22,25には動力伝達をなす伝動チェン
26が掛装されている。
【0011】前記装置本体2の後方における装置機枠に
は、乾燥用熱源としてのガスバーナ27が設置されてい
る。ガスバーナ27のノズル28は、装置本体2の後側
板15の挿通孔(符号省略)を通して乾燥室1内のトロ
ンメル3の下方位置に挿入されている。
【0012】図1および図2に示されるように、前記装
置本体2の後方の装置機枠には投入ホッパー29が設置
されており、その下端の供給口30は前記トロンメル3
の回転リング9の開口を通して格子枠5内に指向されて
いる。
【0013】前記装置本体2の下部には、前上がり後下
がり状に傾斜するスクリューコンベアー32が組み込ま
れている。スクリューコンベアー32は、装置本体2の
底部に相当する樋状部33と、その樋状部33内で回転
するスクリュー34とからなる。スクリュー34はスク
リュー軸35にらせん羽根36を有しており、そのスク
リュー軸35の両端が装置本体2の当該側板(符号省
略)に対し軸受37を介して回転可能に支持されてい
る。
【0014】図1に示されるように、装置本体2の前方
へ突出したスクリュー軸35の前端には、従動側チェン
ホイル38が取り付けられている。一方、従動側チェン
ホイル38に隣接する装置機枠上にはギヤモーターから
なるコンベアー用駆動モーター(コンベアー用モーター
ともいう)39が設置されている。このコンベアー用モ
ーター39の出力軸(符号省略)には駆動側チェンホイ
ル41が取り付けられている。両チェンホイル38,4
1には動力伝達をなす伝動チェン42が掛装されてい
る。なおスクリューコンベアー32のスクリュー34
は、コンベアー用モーター39の駆動をもって粉砕土を
前方(図1の左方)へ搬送する方向へ回転する。また装
置本体2の樋状部33の前端部には排出口43が開口さ
れている。前記粉砕乾燥装置は、トロンメル3の回転軸
8を水平軸に対し僅かに前下がり後上がり状(図1にお
いて左下がり右上がり状)に傾斜した状態に設置され
る。また前記トロンメル3の格子枠5内には、金属製丸
棒等からなる適数本の解砕ロッド44が投入されてい
る。この解砕ロッド44は、格子枠5を抜け出ない太さ
となっている。
【0015】前記粉砕乾燥装置において、駆動モーター
23の駆動によって伝動チェン26を主体とするチェン
伝動機構を介してトロンメル3が回転する。一方、ガス
バーナ27のノズル28からは乾燥室1内に向けて燃焼
ガスが噴射される。また、コンベアー用モータ39の駆
動によって伝動チェン42を主体とするチェン伝動機構
を介してスクリュー34が回転する。この状態におい
て、投入ホッパー29に例えば含水率60%程度の泥土
類(符号45を付す、図1の二点鎖線参照)を投入す
る。
【0016】前記泥土類45は、投入ホッパー29に供
給口30からトロンメル3の格子枠5内に供給される。
すると、ガスバーナ27の燃焼ガスによって泥土類45
が乾燥される一方、トロンメル3の回転によって泥土類
45が解きほぐすように粉砕される。このときトロンメ
ル3の回転にともない、格子枠5内でガスバーナ27の
燃焼ガスによって熱くなった解砕ロッド44が不規則に
回転し、泥土類45を押しつぶすようにして効果的に粉
砕するとともに乾燥する。このようにして泥土類45が
粗粒の粉砕土(符号46を付す、図1の二点鎖線参照)
となると、格子枠5からふるい筒4内に抜け出る。さら
に、ふるい筒4内で乾燥と粉砕が同時に行われることに
より、前記粉砕土46が細粒の粉砕土(符号47を付
す、図1の二点鎖線参照)になってふるい筒4からふる
い分けられる
【0017】前記トロンメル3にてふるい分けられた細
粒の粉砕土47は装置本体2の底部へ落下する。この落
下した粉砕土47は、スクリューコンベアー32の作動
によって装置本体2の樋状部32を前方へ搬送され、排
出口43から落下排出される。
【0018】前記粉砕乾燥装置によると、駆動モーター
23の駆動によって回転するトロンメル3の格子枠5
に供給された泥土類45は、トロンメル3の回転による
粉砕効果とガスバーナ27の燃焼ガスによる乾燥効果と
の相乗効果によって、格子枠5内で粉粒化された粉砕土
が格子枠5からふるい筒4内に抜け出た後、ふるい筒4
内で更に粉粒化された粉砕土がふるい筒4からふるい分
けられてトロンメル3外へ抜け出ることによって、細か
い粉砕土となる。また、トロンメル3の格子枠5内を不
規則に移動する解砕ロッド44による補助的な粉砕効果
とその解砕部材自体が前記ガスバーナ27の燃焼ガスに
より加熱されることによる補助的な乾燥効果とによっ
て、格子枠5内における泥土類45の粉粒化が一層促進
される。
【0019】また前記ガスバーナ27だけでは乾燥熱量
が不足する場合、例えば含水率が大きい泥土類45の場
合には、例えば図5に示されるように投入ホッパー29
の近くにて装置機枠を介してガスバーナ(補助バーナと
いう)48を設置することが考えられる。この補助バー
ナ48のノズル49は、投入ホッパー29の供給口30
の挿通孔(符号省略)を通してトロンメル3の格子枠5
内に挿入する。この補助バーナ48によると、ノズル4
9から噴射される熱風がトロンメル3の格子枠5内に供
給されることによって、泥土類45がその熱風に直接さ
らさられながら乾燥される。
【0020】〔実施例2〕実施例2の粉砕乾燥装置の断
面図が図6に示され、その図6のA−A線断面図が図
7、同B−B線断面図が図8、同C−C線断面図が図9
にそれぞれ示されている。本例の粉砕乾燥装置の大要
は、トロンメル50をスクリューコンベアー51のスク
リュー筒52に内装したものである。図6および図9に
おいて、トロンメル50は、円筒形状をした金網製ふる
い筒53内に格子状の格子枠54を備えている。詳しく
は、ふるい筒53はその前後の両端面にリング形状の端
板55,56が取り付けられている。前後の55,56
内には、円筒形状をした前後の軸筒57,58が挿着さ
れている。各軸筒57,58の外周面には、リング形状
の回転リング59がそれぞれ取り付けられている。
【0021】前記両軸筒57,58の相互間に、金属製
棒材からなるロッド60を円周上に所定間隔で架設する
ことにより、円筒形状の格子枠54がふるい筒53内に
二重筒状をなすように設けられている。また後側の軸筒
58の開口端面には、内周に折曲されたフランジ61を
備えている。
【0022】図6および図8に示されるように、前側の
軸筒57内には、リング形状をした一対の支持板62,
63を介して円筒形状の熱風ガイド筒64が支持されて
いる。また前側の端板55には、適数個(図は4個を示
す)のオーバーフロー用開口孔65が形成されている。
【0023】前記トロンメル50の前後の回転リング5
9は、図6および図7にそれぞれ二点鎖線で示される一
対の受けローラー66によってそれぞれ回転可能に支持
されている。各受けローラー66は、図10に説明図で
示されるように、装置機枠(図示されない)上に設置さ
れた軸受台67に軸68を介して回転可能に支持されて
いる。この受けローラー66上に回転リング59が接触
回転可能に載せられている。
【0024】図6に示されるように、前記トロンメル5
0の前側の軸筒57の前端外周面には、従動側チェンホ
イル70が取り付けられている。一方、図7に示される
ように、従動側チェンホイル70に隣接する装置機枠上
にはギヤモーターからなる駆動モーター71が設置され
ている。この駆動モーター71は、本発明でいう回転駆
動源に相当するもので、その出力軸(符号省略)には駆
動側チェンホイル73が取り付けられている。両チェン
ホイル70,73には動力伝達をなす伝動チェン74が
掛装されている。
【0025】前記トロンメル50は、その回転軸線が水
平軸に対し僅かに前下がり後上がり状(図6において左
下がり右上がり状)に傾斜するように設置されている。
このため前記従動側チェンホイル70の前側面には、図
6に示すように装置機枠上に設置した滑り止めローラー
75が接触回転可能に当接されており、トロンメル50
の前方への移動が防止されている。なお滑り止めローラ
ー75は、装置機枠上に立設した支軸76に回転可能に
支持されている。
【0026】前記装置本体2の前方における装置機枠に
は、乾燥用熱源としてのガスバーナ77が設置されてい
る。ガスバーナ77のノズル78は、前記トロンメル5
0の熱風ガイド筒64内に遊挿されている。このためガ
スバーナ77のノズル78から噴射される熱風が熱風ガ
イド筒64を介してトロンメル50の格子枠54内に供
給される。
【0027】図6および図9に示されるように、前記装
置本体2の後方の装置機枠には投入ホッパー80が設置
されており、その下端の供給口81は前記トロンメル5
0の後側の軸筒58の端面開口を通して格子枠54内に
指向されている。
【0028】前記トロンメル50からの粉砕土を搬送す
るスクリューコンベアー51について述べる。スクリュ
ーコンベアー51は、前記トロンメル50を遊挿状に内
装するスクリュー筒52の内周にらせん羽根82を有し
ている。なお、らせん羽根82の形状はスクリュー筒5
2の断面図を示した図11によく表されている。スクリ
ュー筒52の外周面には、リング形状をした前後一対の
回転リング83が取り付けられているとともに、両回転
リング83の相互間において補強枠84が取り付けられ
ている。
【0029】スクリュー筒52の前後の回転リング83
は、図6に二点鎖線で示される一対の受けローラー85
によってそれぞれ回転可能に支持されている。前側の受
けローラー85は、図8に説明図で示されるように装置
機枠(図示されない)上に設置された軸受台86に軸8
7を介して回転可能に支持されている。この受けローラ
ー85上に前側の回転リング85が接触回転可能に載せ
られている。これと同様に、後側の回転リング85が後
側の一対の受けローラー85上に接触回転可能に載せら
れている。このようにしてスクリュー筒52が前記トロ
ンメル50に対しほぼ同一軸線上に位置するように設け
られている。
【0030】前後に位置する受けローラー85の軸87
は、図12に斜視図で示されるように1本の軸材からな
る。この軸87に受けローラー85が固定されており、
その軸87が軸受台86に回転可能に支持されている。
なお他方の前後に位置する受けローラー85の軸87に
ついては、1本の軸材であっても個々の軸材であっても
よく、受けローラー85を軸受台86に回転可能に支持
するものであればよく、その支持構造は特定されない。
【0031】図12に示されるように、受けローラー8
5の1本の軸材からなる軸87の一端には、従動側チェ
ンホイル89が取り付けられている。一方、従動側チェ
ンホイル89に隣接する装置機枠上にはギヤモーターか
らなるコンベアー用駆動モーター(コンベアー用モータ
ーともいう)90が設置されている。このコンベアー用
モーター90の出力軸(符号省略)には、駆動側チェン
ホイル92が取り付けられている。両チェンホイル8
9,92には動力伝達をなす伝動チェン93が掛装され
ている。なおスクリューコンベアー51のスクリュー筒
52は、コンベアー用モーター90の駆動をもって粉砕
土を前方(図6の左方)へ搬送する方向へ回転する。
【0032】前記粉砕乾燥装置において、駆動モーター
71の駆動によって伝動チェン74を主体とするチェン
伝動機構を介してトロンメル50が回転する。一方、ガ
スバーナ77のノズル78からはトロンメル50の格子
枠54内に向けて燃焼ガスが噴射される。また、コンベ
アー用モーター90の駆動によって伝動チェン93を主
体とするチェン伝動機構を介して受けローラー85が回
転し、これに追従してスクリュー筒52が回転する。ま
たトロンメル50の格子枠54内には、実施例1と同様
に適数本の解砕ロッド(実施例1と同一符号44を付
す)が投入される。この状態において、投入ホッパー8
0に例えば含水率60%程度の泥土類(実施例1と同一
符号45を付す、図6の二点鎖線参照)を投入する。
【0033】前記泥土類45は、投入ホッパー80に供
給口81からトロンメル50の格子枠54内に供給され
る。すると、ガスバーナ77の燃焼ガスによって泥土類
45が乾燥される一方、トロンメル50の回転によって
泥土類45が解きほぐすように粉砕される。このときト
ロンメル50の回転にともない、格子枠54内でガスバ
ーナ77の燃焼ガスによって熱くなった解砕ロッド44
が不規則に回転し、泥土類45を押しつぶすようにして
効果的に粉砕するとともに乾燥する。このようにして
土類45が粗粒の粉砕土(実施例1と同一符号46を付
す、図6の二点鎖線参照)となると、格子枠54からふ
るい筒53内に抜け出る。さらに、ふるい筒53内で乾
燥と粉砕が同時に行われることにより、前記粉砕土46
が細粒の粉砕土(実施例1と同一符号47を付す、図6
の二点鎖線参照)になってふるい筒53からふるい分け
られる
【0034】前記トロンメル50にてふるい分けられた
細粒の粉砕土47はスクリュー筒52の底部へ落下す
る。この落下した粉砕土47は、スクリューコンベアー
51の作動によってスクリュー筒52を前方へ搬送さ
れ、その前端から排出される。なお排出した粉砕土47
は、図示されないホッパーあるいは受け箱等に落下され
る。
【0035】本例の粉砕乾燥装置によっても、実施例1
と同等の作用効果が得られる。さらに、ガスバーナ77
のノズル78から噴射される熱風がトロンメル50の格
子枠54内に供給されることによって、泥土類45がそ
の熱風に直接さらさられながら乾燥され、その乾燥の大
部分が格子枠54内で行われるので、トロンメル50の
外部において熱風を供給する場合(実施例1のガスバー
ナ27参照)に比べ高い乾燥効率が得られる。
【0036】また、図13(a)に正面図で、同(b)
に断面図で示されるように、前記スクリュー筒52にメ
ンテナンス用開口穴95を形成すると、スクリュー筒5
2内のメンテナンスに便利である。なお開口穴95は、
通常、開閉蓋96によって閉じておけばよい。開閉蓋9
6は、例えばその蓋枠97をスクリュー筒52の外周に
取り付けた固定枠98にボルトナット99で締着するこ
とによって、スクリュー筒52に取り外し可能に固定さ
れる。
【0037】なお実施例1および実施例2において、ト
ロンメル50のふるい筒53を出れない粗粒の粉砕土4
6は、前側の端板6,55のオーバーフロー用開口孔2
1,65からオーバーフローするため、粉砕土46がふ
るい筒53内に溜まり過ぎることがなく、円滑な粉砕乾
燥処理が行える。
【0038】また、各実施例におけるトロンメル3,5
0の回転数は泥土類45の乾燥具合を考慮して調節され
る。また乾燥用熱源としては、ガスバーナ27,48,
77の他、オイルバーナ、電熱ヒータ、焼却炉の廃熱等
を用いることができる。またスクリューコンベアー3
2,51は排除することも可能である。またトロンメル
3,50のふるい筒4,53は、円筒形状の他、円すい
形状、多角形筒形状等でもよい。またトロンメル3,5
0を一方向の連続回転の他、間欠回転あるいは往復回転
させることも考えられる。また解砕ロッド44は本発明
でいう解砕部材に相当するもので、金属球、塊等からな
る固形物を解砕ロッド44の代用とすることもできる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、トロンメルの
回転による粉砕効果と乾燥用熱源による乾燥効果との相
乗効果によって泥土類が格子枠内で粉粒化され更にふる
い筒内で粉粒化されるのに加え、トロンメルの格子枠
を不規則に移動する解砕部材による補助的な粉砕効果と
その解砕部材自体が前記乾燥用熱源により加熱されるこ
とによる補助的な乾燥効果とによって格子枠内の泥土類
の粉粒化が一層促進されることから、装置のコンパクト
化、処理能力の向上及び処理コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】回転リングの支持構造を示す説明図である。
【図4】ふるい筒の端板を示す端面図である。
【図5】補助バーナの設置例を示す説明図である。
【図6】実施例2を示す断面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】図6のC−C線断面図である。
【図10】回転リングの支持構造を示す説明図である。
【図11】スクリュー筒の断面図である。
【図12】スクリュー筒の駆動機構を示す斜視図であ
る。
【図13】開閉蓋を示す説明図である。
【符号の説明】
3 トロンメル 4 ふるい筒 5 格子枠 23 駆動モーター(回転駆動源) 27 ガスバーナ(乾燥用熱源)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ふるい筒内に格子状の格子枠が設けら
    れ、土砂および汚泥等の泥土類を格子枠でふるい分け更
    にふるい筒でふるい分けるトロンメルと、そのトロンメ
    ルを回転させる回転駆動源と、前記泥土類の乾燥用熱源
    とを備えるとともに、前記トロンメルの格子枠内にはそ
    のトロンメルの回転に伴い格子枠内を不規則に移動する
    解砕部材が投入されている粉砕粉砕乾燥装置。
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