JP2682903B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2682903B2
JP2682903B2 JP3051658A JP5165891A JP2682903B2 JP 2682903 B2 JP2682903 B2 JP 2682903B2 JP 3051658 A JP3051658 A JP 3051658A JP 5165891 A JP5165891 A JP 5165891A JP 2682903 B2 JP2682903 B2 JP 2682903B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気媒体に対してディ
ジタル映像信号を記録/再生する磁気記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル映像信号を記録/再生する従
来の磁気記録再生装置の要部を図5に概略的に示す。映
像情報の記録時において、アナログ映像信号は、A/D
変換器100でディジタル映像信号に変換される。この
ディジタル映像信号は、符号器101で符号化され、変
調器102で変調され、記録アンプ103で増幅された
後、端子R11側に接続された切り換えスイッチ104を
経て、回転ヘッド105に供給される。
【0003】一方、映像情報の通常の再生時において、
回転ヘッド105の再生出力は、端子P11側に接続され
た切り換えスイッチ104を経て、再生アンプ110に
供給される。再生アンプ110の増幅された出力は、端
子N11側に接続された切り換えスイッチ111を経て、
復調器112で復調され、復号器113で復号され、D
/A変換器114でアナログ映像信号に変換されて出力
される。
【0004】また、映像情報の特殊再生時には、切り換
えスイッチ111は端子S11側に接続され、回転ヘッド
105の再生出力は、特殊再生処理回路115に供給さ
れるようになっている。なお、特殊再生時に全体の画像
を表示できるように、ノイズを除去した映像情報をメモ
リに格納し、メモリから映像情報を読み出して再生する
方法をとることもできる。
【0005】図4に、磁気テープ106上における回転
ヘッド105の記録/再生走査パターンを示す。図示さ
れた記号Tnは記録トラックを表している。この場合、
回転ヘッド105を高速回転させることによって、1フ
ィールドの映像信号が4トラックに分割して記録され、
回転ヘッド105の小型化が図られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特殊再生時
には、磁気テープ106の走行速度を変化させることに
より、回転ヘッド105の走査パターンは、例えば複数
のトラックTnを横切るTsのようになる。
【0007】この場合、回転ヘッド105の再生出力が
供給される特殊再生処理回路115は、信号の並び換え
等の処理を行うために複雑な構成になる。特に、ディジ
タル信号に圧縮処理が施されているような場合、再生系
における信号処理は更に複雑になるので、特殊再生処理
回路115の構成は一層複雑になるという問題点を有し
ている。
【0008】さらに、上記したメモリを用いた特殊再生
では、安定した画像を得にくいという問題点も有してい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る磁
気記録再生装置は、上記の課題を解決するために、アナ
ログ映像信号をディジタル映像信号に変換する第1変換
手段およびディジタル映像信号をアナログ映像信号に変
換する第2変換手段を備え、上記ディジタル映像信号に
所定の信号処理を行って生成したディジタル記録信号の
1フィールド分を複数トラックに分割して記録するよう
になっている。
【0010】さらに、請求項1の発明に係る磁気記録再
生装置は、少なくとも以下の各手段を備えていることを
特徴としている。すなわち、上記ディジタル記録信号
を磁気媒体(例えば磁気テープ) の表層部に複数トラッ
クに分割して記録する第1磁気ヘッド(例えば第1回転
ヘッド)、上記アナログ映像信号に基づいて低域キャ
リアをFM変調し、FM変調記録信号を生成するFM変
調手段、上記FM変調記録信号を上記第1磁気ヘッド
より先行して磁気媒体の深層部に記録する第2磁気ヘッ
ド(例えば第2回転ヘッド)、記録時と同一のフレー
ムレートによる通常再生時には、上記第1磁気ヘッドか
ら再生出力が得られるように、記録時と異なるフレーム
レートによる特殊再生時には、上記第2磁気ヘッドから
再生出力が得られるように、切り換えを行うスイッチン
グ手段(例えば切り換えスイッチ)。
【0011】請求項2の発明に係る磁気記録再生装置
は、上記の課題を解決するために、さらに、少なくとも
以下の各手段を備えていることを特徴としている。すな
わち、1フィールドの映像情報に相当するディジタル
映像信号が書き込まれるフィールドメモリ、上記特殊
再生時に、上記スイッチング手段を介して供給される上
記第2磁気ヘッドの再生出力をFM復調し、アナログ映
像信号を出力するFM復調手段、記録時および特殊再
生時において、上記フィールドメモリに対する上記ディ
ジタル映像信号の書き込みビットレートおよび読み出し
ビットレートを制御する制御部。
【0012】さらに、請求項2の発明に係る上記磁気記
録再生装置は、以下の構成を特徴としている。すなわ
ち、(1) 記録時に、上記フィールドメモリおよび上記第
2変換手段を介した1フィールドの映像情報に相当する
アナログ映像信号が、上記FM変調手段に供給されるこ
と、(2) 特殊再生時に、上記FM復調手段および上記第
1変換手段を介したディジタル映像信号が、上記フィー
ルドメモリに書き込まれること、(3) 上記制御部は、記
録時には、上記フィールドメモリの書き込みビットレー
トを第1ビットレートに設定し、読み出しビットレート
を上記第1ビットレートより大きい第2ビットレートに
設定する一方、特殊再生時には、上記フィールドメモリ
の書き込みビットレートを上記第2ビットレートに設定
し、読み出しビットレートを上記第1ビットレートに設
定するように制御すること。
【0013】
【作用】請求項1の構成により、第1変換手段によって
アナログ映像信号がA/D変換されたディジタル映像信
号は、所定の信号処理を施されディジタル記録信号にな
る。上記ディジタル記録信号は、第1磁気ヘッドによっ
て磁気媒体の表層部に複数トラックに分割して記録され
る。
【0014】上記FM変調手段は、アナログ映像信号に
基づいて低域キャリアをFM変調し、FM変調記録信号
を生成する。したがって、上記FM変調記録信号は上記
ディジタル記録信号より周波数帯域が低いので、上記第
2磁気ヘッドによって、磁気媒体の深層部にまで記録さ
れる。なお、上記第2磁気ヘッドによる記録動作は、上
記第1磁気ヘッドによる記録動作より先行しているの
で、第2磁気ヘッドによる記録の表層部が第1磁気ヘッ
ドによる記録によって書き換えられる。
【0015】上記スイッチング手段は、記録時と同一の
フレームレートによる通常再生時には、上記第1磁気ヘ
ッドから再生出力が得られるように、記録時と異なるフ
レームレートによる特殊再生時には、上記第2磁気ヘッ
ドから再生出力が得られるように切り換えを行う。
【0016】以上の結果、特殊再生時には、磁気媒体の
深層部に記録されたFM変調記録信号が第2磁気ヘッド
によって読み出され、アナログ映像信号となって再生さ
れるので、ディジタル映像信号を特殊再生するための複
雑な回路構成が不要になる。
【0017】また、請求項2の構成により、記録時に、
上記フィールドメモリおよび上記第2変換手段を介した
1フィールドの映像情報に相当するアナログ映像信号
が、上記FM変調手段に供給される。ただし、フィール
ドメモリからの読み出しビットレートは、上記制御部の
制御動作により、書き込みビットレートである第1ビッ
トレートより大きい第2ビットレートに設定される。
【0018】これによって、1フィールドの映像情報に
相当するFM変調記録信号は、上記第2磁気ヘッドによ
って、幅の広い1本のトラックとして記録されるのに対
して、1フィールドの映像情報に相当するディジタル記
録信号は、上記第1磁気ヘッドによって、幅の狭い複数
のトラックとして記録されることになる。
【0019】上記特殊再生時には、上記スイッチング手
段を介して供給される上記第2磁気ヘッドの再生出力
が、上記FM復調手段によってFM復調され、アナログ
映像信号が再生される。このアナログ映像信号は、上記
第1変換手段によってA/D変換されてディジタル映像
信号となり、上記制御部の制御動作により、上記第2ビ
ットレートでフィールドメモリに書き込まれる。特殊再
生時におけるフィールドメモリからの読み出しビットレ
ートは、上記制御部の制御動作により、上記第1ビット
レートに設定される。
【0020】以上の結果、特殊再生時において、フィー
ルドメモリには、磁気媒体の深層部に記録されたFM変
調記録信号に基づく1フィールドの映像情報が格納され
るので、特殊再生時であっても、全体画像が安定して再
生される。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0022】本発明に係る磁気記録再生装置は、図1に
示すように、第1磁気ヘッドとしての第1回転ヘッド6
と第2磁気ヘッドとしての第2回転ヘッド30とを備え
ている。上記第1回転ヘッド6は、アナログ映像信号が
ディジタル映像信号に変換され、さらに所定の信号処理
を経て生成されたディジタル記録信号を、磁気媒体を有
する磁気テープ7の表層部に記録する。上記第2回転ヘ
ッド30は、アナログ映像信号に基づいて低域周波数変
調されたFM変調記録信号を磁気テープ7の深層部に、
第1回転ヘッド6より先行して記録する。なお、磁気テ
ープ7の走行方向を図中矢印A1 にて示す。
【0023】まず、上記磁気記録再生装置の記録系の構
成を説明する。上記第1回転ヘッド6に接続された記録
系は、アナログ映像信号の入力側からA/D変換器1、
符号器2、変調器3、記録アンプ4、端子R1 、および
スイッチング手段としての切り換えスイッチ5が順番に
接続され構成されている。
【0024】一方、上記第2回転ヘッド30に接続され
た記録系は、アナログ映像信号の入力側から上記A/D
変換器1、フィールドメモリ10、D/A変換器11、
FM変調器12、記録アンプ13、端子R2 、およびス
イッチング手段としての切り換えスイッチ31が順番に
接続され構成されている。また、フィールドメモリ10
の書き込み/読み出しビットレートは制御部20によっ
て制御されるようになっている。
【0025】上記A/D変換器1は、アナログ映像信号
が供給され、アナログ映像信号をディジタル映像信号に
変換する第1変換手段として機能する。上記符号器2
は、ディジタル映像信号を記録ビット数に応じてコード
化する。上記変調器3は、記録に最適な変調処理を行い
ディジタル記録信号を生成する。
【0026】また、上記第2回転ヘッド30を含む記録
系において、上記フィールドメモリ10は、1フィール
ド分の映像情報を格納して保持する。上記D/A変換器
11は、ディジタル映像信号をアナログ映像信号に変換
する第2変換手段として機能する。上記FM変調器12
は、D/A変換器11が出力するアナログ映像信号に基
づいて低域キャリアを周波数変調するFM変調手段とし
て機能する。
【0027】次に、上記第1回転ヘッド6に接続された
再生系は、第1回転ヘッド6側から、切り換えスイッチ
5、端子P1 、スイッチング手段としての切り換えスイ
ッチ32、端子N1 、再生アンプ33、復調器34、復
号器35、および第2変換手段としてのD/A変換器3
6が順番に接続され構成されている。この第1回転ヘッ
ド6に接続された再生系は、記録時のフレームレートと
同一のフレームレートで再生が行われる通常再生に用い
られる。
【0028】一方、上記第2回転ヘッド30に接続され
た再生系は、第2回転ヘッド30側から、上記切り換え
スイッチ31、端子P2 、上記切り換えスイッチ32、
端子S1 、再生アンプ40、FM復調器41、第1変換
手段としてのA/D変換器42、フィールドメモリ4
3、および上記D/A変換器36が順番に接続され構成
されている。この第2回転ヘッド30に接続された再生
系は、記録時のフレームレートと異なるフレームレート
で再生が行われる特殊再生に用いられる。
【0029】上記復調器34は、ディジタル記録信号を
復調する。上記復号器35は、復調されたディジタル記
録信号をコード変換し、もとのディジタル映像信号を出
力する。復号器35の出力は、D/A変換器36に供給
され、アナログ映像信号が出力されるようになってい
る。
【0030】また、第2回転ヘッド30を含む再生系に
おいて、上記FM復調器41は、再生アンプ40を介し
て適度に増幅された上記FM変調記録信号をFM復調し
てアナログ映像信号を出力する。上記フィールドメモリ
43もまた、フィールドメモリ10と同様に、A/D変
換器42から出力される映像情報の1フィールド分を格
納して保持する。フィールドメモリ43の書き込み/読
み出しビットレートも制御部20によって制御されるよ
うになっている。
【0031】上記の構成において、アナログ映像信号
は、A/D変換器1でディジタル映像信号に変換され、
符号器2に供給されると共に、1フィールド分のディジ
タル映像信号がフィールドメモリ10に書き込まれる。
符号器2に供給されたディジタル映像信号は、変調器
3、記録アンプ4、端子R1 、切り換えスイッチ5、お
よび第1回転ヘッド6を介して磁気テープ7の表層部に
記録される。
【0032】一方、フィールドメモリ10に書き込まれ
たディジタル映像信号は、制御部20の制御動作によっ
て、例えば書込みビットレートの4倍のビットレートで
読み出され、D/A変換器11を経てFM変調器12に
供給される。FM変調器12では、低域キャリアがD/
A変換器11から出力されるアナログ映像信号に基づい
てFM変調され、そのFM変調記録信号は記録アンプ1
3、端子R2 、および切り換えスイッチ31を介して第
2回転ヘッド30に供給される。第2回転ヘッド30
は、1フィールド遅れた映像情報を第1回転ヘッド6よ
り先行して磁気テープ7に記録する。
【0033】ここで、図3に、磁性層7aおよびテープ
基層7bから構成された磁気テープ7が、第1回転ヘッ
ド6および第2回転ヘッド30によって磁化されるよう
すを示す。ただし、磁気テープ7は図中の矢印A2 に沿
って走行している。第2回転ヘッド30に供給されるF
M変調記録信号は、第1回転ヘッド6に供給されるディ
ジタル記録信号より周波数が低いので、磁性層7aはF
M変調記録信号によってその深層部まで磁化される(図
中Bにて示す)。一方、上記のディジタル記録信号は周
波数が高いので、磁性層7aの表層部に重畳記録される
(図中Cにて示す)。これによって、第2回転ヘッド3
0による先行記録の表層部が第1回転ヘッド6によって
書き換えられる。
【0034】さらに、フィールドメモリ10に書き込ま
れたディジタル映像信号は、書込みビットレートの4倍
のビットレートで読み出されるので、第1回転ヘッド6
が4回転して1フィールドの映像情報をセグメント記録
するのに対し、第2回転ヘッド30は1回転で1フィー
ルドの映像情報を記録することになる。このことは、第
2回転ヘッド30に供給されるFM変調信号が1/4に
時間軸圧縮されたことに等しい。換言すると、第2回転
ヘッド30は、第1回転ヘッド6の1フィールド記録に
おける第2〜4回転に対して記録を行わない。
【0035】このようにして、図2に示すように、ディ
ジタル映像信号に基づいて生成された1フィールドのデ
ィジタル記録信号は、4本のトラックT6 によって記録
され、1フィールドのFM変調信号は、1本のトラック
30によって記録される。なお、トラックT30の幅は、
トラックT6 の幅の4倍に等しいか、若干狭く設定され
ている。
【0036】次に、磁気テープ7から映像情報をノーマ
ルに再生する場合、磁性層7aの表層部に記録されたデ
ィジタル記録信号は、第1回転ヘッド6によって読み取
られ、切り換えスイッチ5、端子P1 、切り換えスイッ
チ32、および端子N1 を介して再生アンプ33に供給
される。ディジタル記録信号は再生アンプ33で適度に
増幅され、復調器34、復号器35、およびD/A変換
器36を経てアナログ映像信号に変換され出力される。
このとき、切り換えスイッチ31は端子R2 ・P2 のど
ちらにも接続されず、OFFになっている。
【0037】磁気テープ7から映像情報を特殊再生する
場合、今度は切り換えスイッチ5がOFFとなり、切り
換えスイッチ31が端子P2 に接続される。磁性層7a
の深層部に記録されたFM変調記録信号は、第2回転ヘ
ッド30によって読み取られ、切り換えスイッチ31、
端子P2 、切り換えスイッチ32、および端子S1 を介
して再生アンプ40に供給される。FM変調記録信号は
再生アンプ40で適度に増幅され、FM復調器41で復
調されアナログ映像信号になる。
【0038】このアナログ映像信号は、A/D変換器4
2でディジタル映像信号に変換され、1フィールドのデ
ィジタル映像信号がフィールドメモリ43に書き込まれ
る。
【0039】フィールドメモリ43からのディジタル映
像信号の読み出しは、フィールドメモリ10の場合とは
逆に、制御部20の制御動作によって書き込みビットレ
ートの1/4のビットレートで行われる。フィールドメ
モリ43から読み出された1フィールドのディジタル映
像信号がD/A変換器36によってアナログ映像信号に
変換される。
【0040】したがって、フィールドメモリ43に格納
された1フィールドの映像情報を次々に読み出すことに
よって特殊再生を行うことができると共に、安定した全
体画像も得られる。これにより、ディジタル映像信号を
特殊再生する場合に必要な複雑な回路構成が不要とな
る。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明に係る磁気記録再生装置
は、以上のように、上記ディジタル記録信号を磁気媒体
の表層部に複数トラックに分割して記録する第1磁気ヘ
ッドと、上記アナログ映像信号に基づいて低域キャリア
をFM変調し、FM変調記録信号を生成するFM変調手
段と、上記FM変調記録信号を上記第1磁気ヘッドより
先行して磁気媒体の深層部に記録する第2磁気ヘッド
と、記録時と同一のフレームレートによる通常再生時に
は、上記第1磁気ヘッドから再生出力が得られるよう
に、記録時と異なるフレームレートによる特殊再生時に
は、上記第2磁気ヘッドから再生出力が得られるよう
に、切り換えを行うスイッチング手段とを備えている構
成である。
【0042】それゆえ、特殊再生時には、磁気媒体の深
層部に記録されたFM変調記録信号が第2磁気ヘッドに
よって読み出され、アナログ映像信号となって再生され
るので、ディジタル映像信号を特殊再生するための複雑
な回路構成が不要になるという効果を奏する。
【0043】請求項2の発明に係る磁気記録再生装置
は、以上のように、請求項1の構成に加えて、1フィー
ルドの映像情報に相当するディジタル映像信号が書き込
まれるフィールドメモリと、上記特殊再生時に、上記ス
イッチング手段を介して供給される上記第2磁気ヘッド
の再生出力をFM復調し、アナログ映像信号を生成する
FM復調手段と、記録時および特殊再生時において、上
記フィールドメモリに対する上記ディジタル映像信号の
書き込みビットレートおよび読み出しビットレートを制
御する制御部とを備え、記録時に、上記フィールドメモ
リおよび上記第2変換手段を介した1フィールドの映像
情報に相当するアナログ映像信号が、上記FM変調手段
に供給され、特殊再生時に、上記FM復調手段および上
記第1変換手段を介したディジタル映像信号が、上記フ
ィールドメモリに書き込まれ、上記制御部は、記録時に
は、上記フィールドメモリの書き込みビットレートを第
1ビットレートに設定し、読み出しビットレートを上記
第1ビットレートより大きい第2ビットレートに設定す
る一方、特殊再生時には、上記フィールドメモリの書き
込みビットレートを上記第2ビットレートに設定し、読
み出しビットレートを上記第1ビットレートに設定する
ように制御する構成である。
【0044】それゆえ、特殊再生時において、フィール
ドメモリには、磁気媒体の深層部に記録されたFM変調
記録信号に基づく1フィールドの映像情報が格納される
ので、特殊再生時であっても、全体画像が安定して再生
されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気記録再生装置の要部の構成を
示すブロック図である。
【図2】磁気テープ上の第1回転ヘッドおよび第2回転
ヘッドによる走査パターンを示す説明図である。
【図3】磁気テープにおける第1回転ヘッドによる表層
記録、および第2回転ヘッドによる深層記録のようすを
示す説明図である。
【図4】従来の磁気記録再生装置が備える回転ヘッドに
よる磁気テープ上の記録/再生走査パターンおよび特殊
再生走査パターンを示す説明図である。
【図5】従来の磁気記録再生装置の要部の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器(第1変換手段) 5 切り換えスイッチ(スイッチング手段) 6 第1回転ヘッド(第1磁気ヘッド) 7 磁気テープ(磁気媒体) 10 フィールドメモリ 11 D/A変換器(第2変換手段) 12 FM変調器(FM変調手段) 30 第2回転ヘッド(第2磁気ヘッド) 31 切り換えスイッチ(スイッチング手段) 32 切り換えスイッチ(スイッチング手段) 36 D/A変換器(第2変換手段) 41 FM復調器(FM復調手段) 42 A/D変換器(第1変換手段) 43 フィールドメモリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ映像信号をディジタル映像信号に
    変換する第1変換手段およびディジタル映像信号をアナ
    ログ映像信号に変換する第2変換手段を備え、上記ディ
    ジタル映像信号に所定の信号処理を行って生成したディ
    ジタル記録信号の1フィールド分を複数トラックに分割
    して記録する磁気記録再生装置において、上記ディジタ
    ル記録信号を磁気媒体の表層部に複数トラックに分割し
    て記録する第1磁気ヘッドと、上記アナログ映像信号に
    基づいて低域キャリアをFM変調し、FM変調記録信号
    を生成するFM変調手段と、上記FM変調記録信号を上
    記第1磁気ヘッドより先行して磁気媒体の深層部に記録
    する第2磁気ヘッドと、記録時と同一のフレームレート
    による通常再生時には、上記第1磁気ヘッドから再生出
    力が得られるように、記録時と異なるフレームレートに
    よる特殊再生時には、上記第2磁気ヘッドから再生出力
    が得られるように、切り換えを行うスイッチング手段と
    を備えていることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】1フィールドの映像情報に相当するディジ
    タル映像信号が書き込まれるフィールドメモリと、上記
    特殊再生時に、上記スイッチング手段を介して供給され
    る上記第2磁気ヘッドの再生出力をFM復調し、アナロ
    グ映像信号を出力するFM復調手段と、記録時および特
    殊再生時において、上記フィールドメモリに対する上記
    ディジタル映像信号の書き込みビットレートおよび読み
    出しビットレートを制御する制御部とを備え、記録時
    に、上記フィールドメモリおよび上記第2変換手段を介
    した1フィールドの映像情報に相当するアナログ映像信
    号が、上記FM変調手段に供給され、特殊再生時に、上
    記FM復調手段および上記第1変換手段を介したディジ
    タル映像信号が、上記フィールドメモリに書き込まれ、
    上記制御部は、記録時には、上記フィールドメモリの書
    き込みビットレートを第1ビットレートに設定し、読み
    出しビットレートを上記第1ビットレートより大きい第
    2ビットレートに設定する一方、特殊再生時には、上記
    フィールドメモリの書き込みビットレートを上記第2ビ
    ットレートに設定し、読み出しビットレートを上記第1
    ビットレートに設定するように制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気記録再生装置。
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