JP2682664B2 - 飲料容器 - Google Patents

飲料容器

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JP2682664B2
JP2682664B2 JP63263646A JP26364688A JP2682664B2 JP 2682664 B2 JP2682664 B2 JP 2682664B2 JP 63263646 A JP63263646 A JP 63263646A JP 26364688 A JP26364688 A JP 26364688A JP 2682664 B2 JP2682664 B2 JP 2682664B2
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聡 目加多
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株式会社大阪造船所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は飲料容器に関する。さらに詳しくは、何回か
に分けて飲料を取り出しても、飲料の味覚などが変わら
ない飲料容器に関する。
〔従来の技術〕
従来はビンや缶入りの飲料を何回かに分けて取り出す
ばあいは、使用するたびにネジ式または弾力性を利用し
たキャップで栓または蓋をし、そのまま冷蔵庫などで収
容している。
〔発明が解決しようとする課題〕 飲料が炭酸系のものであるばあいは、長時間(たとえ
ば半日〜1日)放置しておけばいわゆる気が抜けた状態
になってしまう。また炭酸系以外の飲料でも、飲料の一
部を取り出すときに空気が流入し、それと共に雑菌が侵
入したり内容物が酸化したりするため、品質が劣化し、
味覚がおちるおそれがある。
本発明は前記従来の容器の問題を解消し、何回かに分
けて飲料を取り出しても気が抜けたり品質が劣化しない
飲料容器を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の飲料容器は、 (a)その蓋部にプルトップ式の開口部材が設けられて
なる、飲料を収容するための耐圧性の本体と、 (b)該本体の蓋部に設けられており、当該本体の内部
と外部を連通する開閉自在のバルブと、 (c)前記本体内に飲料と共に充填される加圧ガス とからなり、前記バルブは、前記本体外部部分に着脱自
在に取り付けられる飲料液の吐出口を備えたスパウトを
有し、かつ、該スパウトを押し下げることによりバルブ
が開放され、前記バルブの前記本体内側に接続されたデ
ィップチューブの先端開口から前記スパウトの吐出口に
向けて飲料液が吐出可能となる ことを特徴としている。
〔作用〕
本体内には加圧ガスが充填されているので内圧が高
く、バルブを開いて飲料を取り出すときは飲料が噴出し
てくる状態となる。したがって内部には空気が入り込ま
ず、雑菌が入り込んだり飲料が酸化して品質が劣化した
りすることがない。
またバルブが本体の内外を気密に遮断するので、炭酸
系飲料のばあいでも気が抜けたりしない。
加圧ガスとしては炭酸系飲料のばあいは炭酸ガスガ用
いられるが、あわせて窒素ガスなどの不活性ガスを用い
るのが好ましい。炭酸系以外の飲料のばあいは窒素ガス
のような不活性ガスが加圧ガスとして用いられる。
容器の本体の蓋部にプルトップ式の開口部を設けてお
くと、全量を一度に使いきるとき、あるいはバルブから
全部出し切れないとき、とくに誤って加圧ガスだけを放
出して内圧が少なくなったときなどにプルトップを開け
て飲料を取り出せる利点がある。
〔実施例〕
つぎに図面を参照しながら本発明の飲料容器を説明す
る。
第1図は本発明の飲料容器の一実施例を示す一部切欠
斜視図、第2図は第1図に示す容器の要部拡大断面図、
第3図は第2図に示すバルブの組み立てられた状態を示
す断面図、第4図は本発明にかかわるバルブの他の実施
例を示す断面図、第5図は本発明にかかわるバルブの他
の実施例を示す断面図である。
第1図に示す容器は有底筒状の缶体(1)とその上端
開口部に取りつけられる蓋体(2)とからなる本体
(3)を有している。蓋体(2)には第2図に示すよう
なバルブ(4)と、プルトップ式の開口部材(P)とが
設けられている。
さらに本体(3)内には飲料(D)と加圧ガス(G)
とが充填されている。
前記本体(3)としてはアルミニウム製の衝撃押出缶
や、ブリキ製のDI缶などの缶体(1)を用いたり、スリ
ーピース缶を用いるなど従来公知の種々の缶が用いられ
る。
前記バルブ(4)は第2〜3図に示すように、蓋体
(2)の裏面側にシール用パッキン(6)を介して取り
つけられるハウジング(7)を有している。ハウジング
(7)は蓋体(2)の表面側に設けられ、蓋体(2)を
貫通する脚部(8)を有する押え部材(9)により蓋体
(2)に固着される。ハウジング(7)の空所(7a)に
は軸方向に摺動自在に動く弁座(10)と、弁座(10)を
上方に付勢するためのバネ(11)とが収容されている。
バルブ(4)はさらにスパウト(15)を有しており、
スパウト(15)の軸部(16)は押え部材(9)、蓋体
(2)およびパッキン(6)の各孔を貫通して弁座(1
0)の上面の凹部(10a)に着脱自在に取りつけられる。
前記パッキン(6)は蓋体(2)とハウジング(7)
との間をシールすると共に、スパウト(15)の軸部(1
6)の外周と密接してシールしており、しかも弁座(1
0)の上端面の環状突起(17)と当接してシールしてい
る。
ハウジング(7)の下端には缶体(1)の底部に達す
るディップチューブ(18)が装着されている。またスパ
ウト(15)は下方を向く吐出口(19)を有する。
なお第2図の(20)は蓋体(2)に固着されるプルト
ップ式の開口部材(P)の引き手である。
前記本体(3)内に充填される飲料(D)としては、
たとえば濃縮果汁、発酵乳飲料、濃縮コーヒー液などの
ように水などで希釈して飲む飲料が好ましいが、それ以
外に果汁や炭酸系発泡飲料、ミネラルウォータなどのそ
のまま飲む飲料があげられる。
本発明に用いられる加圧ガス(G)として窒素ガスな
どの不活性ガスが好ましいが、飲料を変質させないもの
であればとくに制限なく用いられる。また炭酸系飲料の
ばあいには炭酸ガスや炭酸ガスと窒素ガスとを混合した
ものなども用いられる。加圧ガスの圧力は通常0.3〜7.0
kg f/cm2としておく。
つぎに叙上のごとく構成される飲料容器の使用方法を
説明する。
スパウト(15)を押し込むと軸部(16)が下降して弁
座(10)をパッキン(6)から離すので、軸部(16)の
孔(16a)とハウジング(7)の空所(7a)とが連通す
る。飲料(D)には加圧ガス(G)によって圧力が加わ
っているので、飲料(D)はディップチューブ(18)、
ハウジング(7)、軸部(9)およびスパウト(15)を
通って吐出口(19)から外部へ吐出される。したがって
使用者は吐出口(19)の下方でコップ(第2図の(2
1))などで受けておけばよい。
スパウト(15)を放すと弁座(10)はバネ(11)の力
で上方に戻り、内部と外部の連通が遮断される。そのと
きも本体(3)内の圧力がそれほど低下せず、外部から
本体(3)内に空気が入ったり、内部の炭酸ガスが逃げ
出すことがない。
再度、飲料を取り出すばあいは前記手順を繰り返すだ
けでよく、内部の飲料がすべて使用されるまで繰り返さ
れる。
加圧ガスの圧力はたとえば初期では0.3〜7.0kg f/cm2
であるが、最後には0.1〜2.0kg f/cm2程度となる。
なお誤って本体(3)を上下逆にしたり、横向きにし
てバルブ操作をすると、加圧ガスのみがディップチュー
ブ(18)を通して外部に逃げてしまうばあいがある。そ
のときはプルトップの引手(20)を引いて開缶し、飲料
を取り出せばよい。
またプルトップは内容物の全量を一度に使うばあいに
も用いられ、さらにバルブによって全量を出した後に、
缶体を捨てる前に中が空であることを確かめるためにも
用いられる。
第1〜2図では金属缶の本体を用いた飲料容器が示さ
れているが、本発明の飲料容器においては金属缶のほ
か、合成樹脂製やガラス製など、他の材料からなる本体
を用いることもでき、形状や容量もとくに限定されるも
のではない。
またバルブの機構についても第2図に示すもののほ
か、たとえば第4図に示すようにスパウト(15)と軸部
(16)とを分離し、ハウジング(7)をナット(21)で
蓋体(2)に締め付けたものなど、種々のタイプのもの
を採用しうる。なお第4図の(22)はハウジング(7)
と蓋体(2)の間(あるいはナット(21)と蓋体(2)
の間でもよい)に介在されるシール用のOリングであ
り、(23)はハウジング(7)の内部の空所と軸部(1
6)の中心孔(16a)との連合を遮断したり開放したりす
るためのOリングである。
さらにバルブは、第5図に示すように、スパウト(1
5)に一体に可撓性のあるカバー(31)を形成し、この
カバー(31)を缶体(1)の上端部に嵌合してもよい。
この例では、スパウト(15)を指で押せば、カバー(1
5)を撓わめてバルブ(4)を作動させることができ
る。バルブの取り付け位置は蓋体に限定されるものでは
なく、たとえばプルトップの取りはずされる部分(第1
図の(24))や容器の底部近辺など、容器の大きさや形
状によって種々選択しうる。
〔発明の効果〕
本発明の飲料容器は何回かに分けて飲料を取り出すば
あいでも、内部の飲料の品質を劣化させることがなく、
炭酸ガス系の飲料でも途中で気が抜けたりすることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の飲料容器の一実施例を示す一部切欠斜
視図、第2図は第1図に示す容器の要部拡大断面図、第
3図は第2図に示すバルブの組み立てられた状態を示す
断面図、第4図図は本発明にかかわるバルブの他の実施
例を示す断面図、第5図は本発明にかかわるバルブの他
の実施例を示す断面図である。 (図面の主要符号) (3):本体 (4):バルブ (G):加圧ガス (D):飲料 (P):開口部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)その蓋部にプルトップ式の開口部材
    が設けられてなる、飲料を収容するための耐圧性の本体
    と、 (b)該本体の蓋部に設けられており、当該本体の内部
    と外部を連通する開閉自在のバルブと、 (c)前記本体内に飲料と共に充填される加圧ガス とからなり、前記バルブは、前記本体外部部分に着脱自
    在に取り付けられる飲料液の吐出口を備えたスパウトを
    有し、かつ、該スパウトを押し下げることによりバルブ
    が開放され、前記バルブの前記本体内側に接続されたデ
    ィップチューブの先端開口から前記スパウトの吐出口に
    向けて飲料液が吐出可能となる飲料容器。
  2. 【請求項2】前記加圧ガスが炭酸系飲料に含まれる炭酸
    ガスである請求項1記載の飲料容器。
  3. 【請求項3】前記加圧ガスが窒素ガスである請求項1記
    載の飲料容器。
  4. 【請求項4】前記飲料が濃縮飲料である請求項1、2ま
    たは3記載の飲料容器。
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