JP2681261B2 - 印刷物抜き取り装置 - Google Patents

印刷物抜き取り装置

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JP2681261B2
JP2681261B2 JP29880394A JP29880394A JP2681261B2 JP 2681261 B2 JP2681261 B2 JP 2681261B2 JP 29880394 A JP29880394 A JP 29880394A JP 29880394 A JP29880394 A JP 29880394A JP 2681261 B2 JP2681261 B2 JP 2681261B2
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満 川端
公一 岡本
倍良 小川
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Forming Counted Batches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、輪転機によって印刷
され、所定のピッチでずれ重なった前傾姿勢で搬送され
る印刷物列から所定の部数の印刷物を抜き取って検査す
るための印刷物抜き取り装置に関し、より詳言すれば、
輪転機によって印刷された印刷物の中から、必要時に、
あるいは一定部数印刷ごとに印刷物をサンプルとしてと
り出し、その印刷状態を検査する場合に、一般的には、
印刷物をサンプリングするごとに逐次検査を行うのに対
して、この発明は、輪転機の性能と信頼性の向上、及
び、印刷作業の省力化に対応して、抜き取ったサンプル
を一旦貯留し、後刻一括して検査することにも適応し得
る印刷物抜き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【発明が解決しようとする課題】この発明の出願人は、
かつて、特公昭56−38499号及び特開平5−17
8522号公報で示すように、印刷物列を搬送するコン
ベヤ搬送路において、その上流側に塞き止め部材を、そ
の下流側に切り替え部材を並設し、これら双方の部材の
連係操作によって、コンベヤ搬送路で搬送される印刷物
の全てを、指定された複数の集積排出装置に分配する計
数区分方式を開発した。
【0003】この発明は、上記の計数区分方式を基礎に
し、その技術を利用して、印刷物列の中から任意の数の
印刷物をサンプルとして抜き取ること、及び、取り出さ
れたサンプルを一括検査に対応させるために必要な識別
標識を与えて貯留すること、また、従来機種に付加容易
なことなどを可能にした印刷物抜き取り装置を提供する
ものである。
【0004】ところで、印刷物列の中から印刷物を検査
用のサンプルとして取り出す装置は、例えば、特開昭5
4−3767号、特開昭56−122765号公報、特
開昭62−280157号公報、実開昭63−1782
60号公報、特公昭62−10895号公報、特公平4
−7903号公報に示されているものが公知である。
【0005】しかしながら、これらの公知の装置は、わ
ずかな印刷物を印刷物列中から取り出すごとに重量物体
の高速移動を伴なう構成、取り出される印刷物の数に過
不足が生じ易く確実性が低い構成、印刷物の抜き取りに
よって印刷物列に乱れが生じ後工程で不都合となり易い
方式、剛性の低い印刷紙の取り出しに不適当な構成、ま
たは在来機種に付加し難い特種な構成など、輪転機の性
能の向上に必ずしも適応し難い課題があった。
【0006】この発明は、比較的簡素かつ重量体の移動
不要な構成によって、コンパクトで省スペース性が高
く、既設の高速稼働の印刷物搬送路に付設容易であり、
故障修理の確率が低く、印刷物列から所望の印刷物を、
後工程で不都合となる乱れを生ずることなく、正確、確
実に抜き取ることができるとともに、抜き取った複数個
の印刷物サンプルを後刻何ら手を加えることなく識別可
能に貯留することができ、かつ、貯留された印刷物サン
プルの取り出しも容易で、印刷物サンプルの一括検査に
好適な印刷物抜き取り装置を提供することによって、前
記従来の装置が有していた諸課題を一挙に解決しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、下記の構成を設ける。すなわち、印
刷物を部分的に重なり合わせた前傾列として搬送するコ
ンベヤ搬送路中に、上流端と下流端とを有する中間搬送
路を介在させるとともに、前記コンベヤ搬送路上から印
刷物を抜き取るための抜き取り搬送路をその上流端が前
記中間搬送路の下流端と相対し、かつ、その中流及び下
流が前記中間搬送路よりも下流側の前記コンベヤ搬送路
の上方へ立ち上った状態で設け、更に、前記抜き取り搬
送路の上流端にその上流端と前記中間搬送路の下流端と
の間を連係または断絶する切り替え部材と、前記中間搬
送路よりも上流側における前記コンベヤ搬送路の下流端
で印刷物を塞き止める塞き止め部材と、前記抜き取り搬
送路の上流端と下流端の間にこの搬送路で搬送される印
刷物を一時停止させ停止中の印刷物の少なくとも1つに
標識をつける標識付与機構と、この搬送路の下流端近傍
にこの搬送路で搬送される印刷物を案内して貯留する印
刷物貯留手段とを設け、前記塞き止め部材と切り替え部
材との連係操作によって、上流側の印刷物から区分され
た中間搬送路上の印刷物から所望の部数の印刷物を抜き
取り搬送路へ移送し、その印刷物に標識を付与し、その
印刷物を貯留するものである。
【0008】前記塞き止め部材は、スイッチ操作によっ
てそれを手動的に起動させ、または、この塞き止め部材
よりも上流に印刷物の部数を計数する計数装置を設け、
この計数装置が所定数の計数に達するごとに、この塞き
止め部材を自動的に起動させる。
【0009】前記切り替え部材の起動については、中間
搬送路の下流端から距離Lの長さだけ上流の位置に、塞
き止め部材による塞き止めからまぬがれた先行印刷物列
の尾端が通過したときに信号を発する検出センサーを設
けるとともに、印刷物の重なりピッチをP、印刷物の長
さをm、抜き取る印刷物の数をn、切り替え部材の作動
おくれに相当する搬送距離をαとした場合に、前記距離
Lを L=(P×(n−1))+m+α の式によって決める。
【0010】前記切り替え部材の起動に関する他の構成
は、中間搬送路駆動用のプーリーの軸に連係するロータ
リーエンコーダーを設け、このロータリーエンコーダー
から発せられるパルス信号の計数が所定の計数値に達し
たときに、この切り替え部材を起動させる。
【0011】前記中間搬送路の下流端に、この搬送路で
搬送される印刷物を塞き止める第2塞き止め部材を設け
る。
【0012】
【作用】前記構成によれば、コンベヤ搬送路で搬送中の
印刷物列から印刷物サンプルを抜き取るときには、例え
ば、押しボタンスイッチの押し下げ操作によって手動的
に、または、印刷物計数装置の所望の計数値例えば50
00部ごとに自動的に抜き取り装置起動信号を出力させ
る。すると、中間搬送路の上流側の搬送路の下流端に設
けた塞き止め部材が作動し、この搬送路で搬送される印
刷物列を、先行の印刷物列と塞き止められた後続の印刷
物列との間に所望の間隔を作るように塞き止める。
【0013】この塞き止めにより、後続の印刷物列から
分断された先行の印刷物列は、中間搬送路によって搬送
が続けられ、先行の印刷物列が搬送路によって所望の距
離、つまり、中間搬送路の長さから前記距離Lを差し引
いた長さ、または、前記ロータリーエンコーダーによる
所望のパルス信号計数値だけ搬送されると、切り替え部
材が搬送路の下流端に向けて作動し、抜き取り搬送路の
上流端を中間搬送路の下流端に連係する。
【0014】この連係によって、既に先行端が搬送路の
下流端を通過している印刷物の下流側搬送路への移動を
許す一方、この印刷物に続く後続印刷物の全てを中間搬
送路の搬送作用によって抜き取り搬送路に移送する。
【0015】続いて、標識付与機構が作動して、抜き取
り搬送路の停止によって抜き取り搬送路内の標識付与機
構作用位置に停止している印刷物に標識を付与する。そ
の後、抜き取り搬送路の駆動が再開され、印刷物は抜き
取り搬送路及び案内手段によって印刷物貯留手段に向け
て搬送案内される。
【0016】前記塞き止め部材は、印刷物列に前記所望
の間隔を作り終えた時点で塞き止めを解く。また、前記
切り替え部材は、前記印刷物列につくった間隔が中間搬
送路の下流端に達すると、抜き取り搬送路を中間搬送路
から断絶するように作動する。
【0017】第2塞き止め部材は、とりわけ、各印刷物
が切れ目先行折れ目後続の状態で一定の重なりピッチの
前傾列を組んだときにおける印刷物の抜き取りに有効に
作用する。
【0018】
【実施例】図1で示すように、一般的に、輪転機等の上
流側装置1と下流側装置2との間をベルトコンベヤによ
る搬送ライン3(以下、コンベヤ搬送路3という)で連
結し、上流側装置1で印刷折畳を完了した印刷物を順次
一定の重なりピッチの前傾列にしてコンベヤ搬送路3の
上面に乗せ、それらの印刷物列を下流側装置2に搬送
し、その下流側装置2において、例えば、印刷物を所定
の部数ごとに集積し、結束する。このような印刷物処理
システムが従来周知である。
【0019】これに対して、本発明では、上流側装置1
と下流側装置2との間に設けたコンベヤ搬送路3の更に
その中間部、つまり、上流搬送路3aと下流搬送路3c
との間に、中間搬送路3bを設ける。それらの各搬送路
は、いずれも少なくとも2つのプーリー間に架け渡され
た無端ベルトからなるそれぞれ独立したベルトコンベヤ
によって構成される。中間搬送路3bは、上流搬送路3
aよりもやや低い位置に、そして下流搬送路3cよりも
やや高い位置に設置されることが、本発明による抜き取
り作業を容易ならしめる。上記各搬送路の搬送方向、搬
送速度は、いずれも同一方向(図1の実施例では左方
向)かつ同一速度を保ちつつ、輪転機の稼働速度に追随
して可変である。
【0020】コンベヤ搬送路3上から印刷物を抜き取る
ための抜き取り搬送路は、図1の符号4で示すように、
その上流端が中間搬送路3bの下流端と相対し、かつ、
その中流から下流端が下流搬送路3cの上流へ立ち上っ
た状態で設けられる。
【0021】抜き取り搬送路4は、互いに逆方向に回動
する一側のベルトコンベヤ5と他側のベルトコンベヤ6
の同一方向走行部を互いに近接して設けたものからな
り、コンベヤ搬送路3上から抜き取られた印刷物は、そ
れら一対の同一方向走行部間に挟持されつつ上方へ搬送
される。
【0022】互いに近接して作動する一側及び他側のベ
ルトコンベヤ5及び6の各中間位置にそれぞれ中継プー
リー5a及び6aを設ける。これら一対の中継プーリー
は、前記一対のベルトコンベヤの曲折機能と駆動機能を
兼ね備えている。
【0023】まず、第1の実施例で示すように、前記一
側及び他側のベルトコンベヤ5及び6は、構造上、一対
の中継プーリー5a及び6aを曲折点として、それぞ
れ、中間搬送路3bの下流端に向けて設けられた上流部
と、上方向に向けて設けられた中流及び下流部との連係
によって構成されている。
【0024】更に、図2の実施例で略示するように、一
側及び他側のベルトコンベヤ5及び6は、コンベヤ搬送
路3の駆動とは別系統の独立駆動手段7からの動力が各
中継プーリー5a及び6aを経由して伝えられることに
よって、駆動される。すなわち、その独立駆動手段7の
駆動軸7aから、一側のベルトコンベヤ5の中継プーリ
ー5aの軸に回転が伝えられ、更に、その中継プーリー
5aと同軸の歯車5bと、他側のベルトコンベヤ6の中
継プーリー6aと同軸の歯車6bとの噛合により、他側
のベルトコンベヤ6に逆方向の回動が伝えられる。
【0025】このような一対のベルトコンベヤ5及び6
からなる抜き取り搬送路4の搬送速度は、コンベヤ搬送
路3の最高搬送速度よりも高速で常時一定に保たれるよ
うに設定されている。
【0026】コンベヤ搬送路3上の印刷物列から抜き取
り搬送路4に印刷物を導入するための切り替え部材8
は、中間搬送路3bの下流端に向けて設けられた抜き取
り搬送路4の上流端に設けられる。図2に示すように、
この切り替え部材8は、先細りの自由端部と、軸8aに
固定された基端部とからなる。軸8aの両端は、図示し
ないフレームに回転自在に取り付けられ、更に、その一
端部にアーム8bを設け、そのアームの自由端部を流体
圧シリンダー8cのロッドの先端部に連結する。従っ
て、切り替え部材8は、流体圧シリンダー8cの作動に
よって軸8aを中心に揺動変位し、かくして、ロッドの
伸長が切り替え部材8を抜き取り搬送路4と中間搬送路
3bとの連係姿勢(図1及び2の二点鎖線で示す)にも
たらし、ロッドの短縮が切り替え部材8を前記双方の断
絶姿勢(図1及び2の実線で示す)にもたらす。
【0027】コンベヤ搬送路3上を運ばれる印刷物列を
分断し、後続の印刷物列の進行を一時停止させるための
塞き止め部材9は、コンベヤ搬送路3中における上流搬
送路3aの下流端に向けて作動可能な位置に設ける。こ
の塞き止め部材9の上端は、図2の実施例で示すよう
に、適宜に固定された流体圧シリンダー9aのロッドの
下端に支持されている。従って、塞き止め部材9は、ロ
ッドの伸長による塞き止め位置(図1及び2の二点鎖線
で示す)と、その短縮による待機位置(図1及び2の実
線で示す)との間を変位する。
【0028】塞き止め部材9は、手動または自動の操作
によって起動させる。手動の場合には、例えば図示しな
い押しボタンスイッチの押し下げ操作によって起動信号
が発せられる。これに対して、印刷物を所望の部数例え
ば5000部ごとの自動抜き出しをする場合には、図1
に示すように、この塞き止め部材よりも上流の前記コン
ベヤ搬送路上に、または輪転機に、印刷物を計数する計
数装置9fを設け、この計数装置が所定数の計数に達す
るごとに、この塞き止め部材9を自動的に起動させる。
【0029】塞き止め部材9の降下によって、後続印刷
物列の進行が停止させられると、停止されられた後続印
刷物はそれに付加される前進方向の力によって、塞き止
め部材に沿って上方へ立ち上ろうとする。そこで、その
立ち上りを抑えるために、塞き止め部材9の後面中間部
から後方へ向けて立ち上り抑止材9bを突設する。この
立ち上り抑止材9bは、塞き止め部材9に固定されてい
るから、塞き止め部材9の降下に伴なって下降し、上方
への変位に伴って上方へ退避する。
【0030】塞き止め部材9の降下によって、後続印刷
物列の先端がその進行を抑止されても、依然として、上
流搬送路3aの走行変位が継続中であるから、その搬送
作用によって後続印刷物列の重なりピッチの短縮、つま
り、前詰まりが生じ、極端な場合には追い越しが生じて
列が乱れる。一方、塞き止め部材9の上昇に伴なう立ち
上り抑止板9bの解放時に、それに連動して、後続印刷
物列の先端の立ち上り現象が再起する。そこで、そのよ
うな後続印刷物列の列の乱れや先端立ち上り現象が生じ
る弊害を予防するために、第1に、後続印刷物列姿勢制
御材9cを、上流搬送路3aの下流端でその搬送路3a
に最も近接し、そこから、上流端へ向けて徐々に高くな
るように傾斜した姿勢を保つ位置に適宜に固定設置する
とともに、第2に、上流搬送路3aの下方に沿って後続
印刷物列持ち上げ材9dを流体圧シリンダー9eのロッ
ドで支持する状態で設置し、塞き止め部材9の降下に連
動させて、流体圧シリンダー9eのロッドの伸長により
後続印刷物持ち上げ材9dを上流搬送路3aの走行レベ
ルより上方へ突出変位させて、進行を阻止された後続印
刷物列を上流搬送路3aから離し、それを持ち上げて支
持する。後続印刷物列持ち上げ材9dは、塞き止め部材
9の上昇変位と連動して、流体圧シリンダー9eのロッ
ドの短縮により、上流搬送路3aの下方(図1の実線位
置)に退去する。
【0031】塞き止め部材9が印刷物列中に降下するこ
とによってその降下位置より上流の印刷物列は進行を阻
止される一方、その降下位置より下流の印刷物列は中間
搬送路3b上に進行して搬送が続行される。仮りに、塞
き止め部材9の降下と同時に切り替え部材8を作動させ
て中間搬送路3bの下流端に対して連係姿勢をもたらす
とすれば、中間搬送路3b上の印刷物列すべてを抜き取
り搬送路4へ流入させることが可能である。しかしなが
ら、通常、一回当りの抜き取り検査に必要な印刷物列の
数量は、1乃至3部で充分であるから、切り替え部材8
は、塞き止め部材9の降下時よりも所定の時間遅れて作
動するように調整制御される。この時間的調整は、中間
搬送路3bの搬送速度の高低とは無関係に、その搬送距
離を検出することによって可能となる。切り替え部材8
の作動タイミングを制御するための中間搬送路3bの搬
送距離検出手段について、2つの実施例を以下に示す。
【0032】図3に示す実施例は、中間搬送路3bの下
流端、すなわち、切り替え部材8の作動位置から距離L
の長さだけ上流の位置に、切り替え部材8の起動信号発
信用検出センサー8dを設ける。この検出センサーは、
その位置を前記塞き止め部材による塞き止めからまぬが
れた先行印刷物列の後端が通過した時に、その検出セン
サーから切り替え部材8の作動信号が発せられる検出手
段である。図3において、 P:印刷物の重なりピッチ n:抜き取る印刷物の数 m:印刷物の長さ α:切り替え部材8の作動遅れに相当する搬送距離 とすれば、距離Lは L=(P×(n−1))+m+α の式によって決めることができる。
【0033】図4に示す実施例は、中間搬送路3bを駆
動するプーリーの軸に連係するロータリーエンコーダー
8eを設け、このロータリーエンコーダーから発せられ
るパルス信号による計数値を中間搬送路3bの搬送距離
に変換して求める検出手段である。この検出手段は、塞
き止め部材9の作動と同期させてパルス信号の計数を開
始させ、所望の計数に達した時に、切り替え部材8を起
動させるものである。なお、パルス信号の計数値は、切
り替え部材8の起動ごとに、それと同期してクリアーさ
れる。
【0034】本発明では、図示の実施例で示すように、
切り替え部材8が、中間搬送路3bの下流端に対し、印
刷物列の流れとは逆方向から、つまり、下流から上流に
向けて連係する姿勢で配置される。従って、これに対応
するために、コンベヤ搬送路3上に供給される印刷物の
整列状態は、各先端部が列の上面に露出する前傾状態で
一定の重なりピッチ列を形成する整列に限定され、上記
とは逆の、各後端部が列の上面に露出する後傾状態の印
刷物列の整列には不適である。
【0035】更に、各印刷物が前述した前記姿勢で整列
する場合であっても、各印刷物の前後端が、図3及び図
4で示すように、折れ目先行切れ目後続型の配列と、図
5で示すように、切れ目先行折れ目後続型の配列の2つ
の様式で搬送される。そして、後者、つまり、切れ目先
行折れ目後続型の配列様式による印刷物列の形成に対し
ては、切り替え部材8による単独降下では、確実な切り
替えを期待することが困難である。なぜならば、切り替
え部材8の先行端エッジが切れ目の間に挿入されるおそ
れがあるからである。
【0036】そこで、図5で示すように、切れ目先行折
れ目後続型の印刷物配列様式の場合に備えて、中間搬送
路3bの下流端に向けて作動可能な、前記切り替え部材
8の直前の位置に第2塞き止め部材10を設ける。この
第2塞き止め部材10の上端は、図2の実施例で示すよ
うに、適宜に固定された流体圧シリンダー10aのロッ
ドの下端に支持されている。従って、第2塞き止め部材
10は、ロッドの伸長による塞き止め位置(図1及び2
の二点鎖線で示す)と、その短縮による待機位置(図1
及び2の実線で示す)との間を変位する。
【0037】第2塞き止め部材10を設けた構成では、
それの降下起動信号によってタイマー(図示せず)を作
動させ、適宜の設定時間計時後に信号を出力させ、その
信号によって、切り替え部材8を作動するように設定さ
れている。
【0038】第2塞き止め部材10が降下すると、塞き
止められた後続印刷物列は、中間搬送路3bからの搬送
前進力によってその先端が第2塞き止め部材に沿って上
方へ立ち上ろうとする。そこで、その立ち上りを抑える
ために、第2塞き止め部材10の後面中間部から後方へ
向けて立ち上り抑止材10bを突設する。この立ち上り
抑止材10bは、第2塞き止め部材10に固定されてい
るから、第2塞き止め部材10の昇降に伴なって変位す
る。
【0039】第2塞き止め部材10の上昇に伴って、立
ち上り抑止材10bから印刷物列への抑止が解放される
ときに、その上昇動作に連動して、後続印刷物列の先端
が再び立ち上ろうとする。そこで、その弊害を防止する
ために、後続印刷物列姿勢制御材10cを中間搬送路3
bの下流端でその搬送路3bに最も近接し、そこから上
流へ向けて徐々に高くなるように傾斜した姿勢を保つ位
置に適宜に固定設置する。
【0040】図1に示すように、抜き取り搬送路4の上
流端と下流端の間に標識付与機構11を設ける。標識付
与機構11は、標識付与ヘッド11aと、このヘッド1
1aをロッドの先端に支持し標識付与位置と待機位置と
に移動させる流体圧シリンダー11bと、標識付与ヘッ
ド11aと対向して設けられ、標識付与位置に移動した
標識付与ヘッド11aとの間に印刷物を挟んで標識付与
の補助をする補助部材11cと、抜き取り搬送路4で搬
送される印刷物を検出し、この印刷物を抜き取り搬送路
4における前記標識付与位置に対向する位置に停止させ
るために、抜き取り搬送路4の独立駆動手段7の停止信
号を出力する検出手段11dとによって構成される。標
識付与ヘッド11aは、例えば、スタンピング作動によ
って印字数字が変更するナンバーリング装置(例えばプ
ラス(株)のナンバーリング)を使用する。流体圧シリ
ンダー11b、補助部材11c、検出手段11dは、そ
れぞれ適宜に固定される。
【0041】標識付与ヘッド11aは、前記ナンバーリ
ング装置に変えてインキジェット装置を使用することも
できる。インキジェット装置にした場合に、標識付与ヘ
ッドは、これを移動させる流体圧シリンダー11bに換
えて、印刷物に向けてインキを放出させるインキジェッ
ト装置作動用のドライバー(図示せず)と、このドライ
バー制御手段例えばCPU(図示せず)を使用する。
【0042】図1に示す検出手段11dは、抜き取り搬
送路4で搬送される印刷物を標識付与位置よりも上流側
で検出し、タイマー11eを介して前記停止信号の出力
タイミングを調節することにより印刷物の停止位置を調
節できるようにしたものである。
【0043】なお、この検出手段の他の実施例として、
図6に示すように、印刷物を標識付与位置よりも下流側
に検出手段11fを配設して、これで検出し、検出信号
を前記停止信号とすることもできる。
【0044】また、複数抜き取った印刷物のそれぞれに
一挙に標識付与を行い得るように、標識付与ヘッド(例
えばナンバリングヘッド、インキジェットヘッド)を複
数設けることも可能である。
【0045】図1で示すように、抜き取り搬送路4の下
流端の近傍であり、かつ、中間搬送路3bの上方に印刷
物貯留手段12を設ける。この印刷物貯留手段12は、
少なくとも上方が解放され四側にかこいを設けた有底部
材であり、図1の実施例では、四側のかこい及び底が全
面遮蔽状態であるが、図7の実施例で示すように、例え
ば貯留した印刷物を取り出すときの利便性を考慮して、
底からかこい上側まで連続する切欠きを設けてもよく、
また底は、印刷物が投入される側を高くした傾斜底とし
てもよい。
【0046】印刷物貯留手段12は、適宜に固定される
か、あるいは適宜に固定された支持部材(図示せず)に
よって容易に取り外し可能に支持される。従って、これ
を適宜に交換することができ、抜き取った印刷物を収納
した状態で印刷物貯留手段12を他の場所に移し置くこ
とが可能となり、長時間の連続印刷等に有効である。
【0047】抜き取り搬送路4の下降端に案内手段13
を設ける。案内手段13は、抜き取り搬送路4から解放
された印刷物の進行方向を規制し、印刷物貯留手段12
内に整然と進入し堆み重なるよう印刷物を案内する規制
部材である。この規制部材13は、図1に示すように、
ひとつの部材を適宜の形状に形成しても、複数の部材を
組み合わせて構成(図示せず)してもよい。規制部材1
3は、適宜に固定される。
【0048】以上の構成による作動を次に説明する。前
記構成からなる印刷物抜き取り装置は、上流側装置1、
下流側装置2とともに、コンベヤ搬送路3中の上流搬送
路3a、中間搬送路3b、下流搬送路3cが整合して作
動している状態下において、所定のピッチでずれ重なっ
て前記3つの搬送路3a、3b、3cを搬送される印刷
物列から、あらかじめ定めた数、例えば、3部の連続し
た印刷物を抜き出すように作動する。
【0049】まず、印刷物抜き取り装置の塞き止め部材
9が、手動によりまたは自動による起動信号の出力によ
って起動する。手動の場合に、起動信号は、作業者によ
る専用の起動スイッチの操作、例えば、押しボタンスイ
ッチ(図示せず)の押し下げ操作によって出力される。
また、所定数ごとに印刷物の自動抜き取りをする場合に
は、印刷物の数を計数する計数装置9fがあらかじめ設
定した数をカウントアップしてリセットされるごとに信
号を出力する。または、計数装置9fの計数値があらか
じめ定めた数、例えば5000だけ加算されるごとに信
号を出力するように設定し、この出力信号を起動信号と
してもよい。
【0050】起動信号が出力されると、流体圧シリンダ
ー9aがそのロッドを伸ばし、そのロッド先端で支持し
た塞き止め部材9が、図1の二点鎖線で示す位置に移動
する。また、この作動といっしょに流体圧シリンダー9
eがそのロッドを伸ばし、そのロッド先端で支持する後
続印刷物列持ち上げ材9dが持ち上げ位置に移動する。
すると、上流搬送路3aから中間搬送路3bに移動中の
印刷物列の中から、その先端部が前記塞き止め作動位置
に達していない上流側の後端印刷物列の先行端が進行を
阻止され、上流搬送路3aにとどめられる。しかしなが
ら、後続の印刷物が上流搬送路3aの搬送作用によって
なおも前進を強いられるので前詰めにされその先端間ピ
ッチが小さくなろうとするが、その弊害は、後端搬送物
列姿勢制御材9cによる抑止作用によって予防されてい
るので、後続の印刷物が先行の印刷物を追い越すような
極端な乱れが発生することはない。また、前記前詰めの
発生により、先行側の印刷物に強い下向きの力が作用す
るが、それも、後続印刷物列持ち上げ材9dによって、
上流搬送路3aの搬送面との接触を断たれ、上方へ持ち
上げられているので、これらの印刷物が上流搬送路3a
にこすられて損傷することがない。
【0051】塞き止め部材9の塞き止めをまぬがれた先
行の印刷物列は、中間搬送路3bに移って搬送が続けら
れる。その結果、塞き止められた印刷物列と前記先行の
印刷物列との間に間隔が作られる(図3参照)。
【0052】図3で示すように、このようにして間隔が
作られ区分された先行の印刷物列中から、抜き取ろうと
する数だけ下流側の印刷物、例えば3部を抜き取る場合
には、その後尾から3番目の先行印刷物の先端が中間搬
送路3bの下流端に達する距離だけ上流の位置に検出セ
ンサー8dを設け、そのセンサーが印刷物列の後尾の通
過を検出すると、これを検出した信号が出力され、この
信号によって第2塞き止め部材10及び切り替え部材8
が、第2塞き止め部材10の若干の先行によって、作動
する。
【0053】この作動は、前記検出信号によって、ま
ず、流体圧シリンダー10aがそのロッドを伸ばして第
2塞き止め部材10を塞き止め位置(図1及び図2の二
点鎖線で示す)に移動するとともに、図示しないタイマ
ーが作動し、このタイマーによる所定の時間、例えば、
流体圧シリンダー10aがそのロッドを伸ばし切るのに
充分な時間の計時による出力信号によって、図2で示す
切り替え部材用の流体圧シリンダー8cがそのロッドを
伸ばし、アーム8b、軸8aを介して、切り替え部材8
を回動し、抜き取り搬送路4を中間搬送路3bと連係す
る姿勢に変位させる。また前記タイマーに換えて、第2
塞き止め部材10の塞き止め位置への変位を検出する検
出手段(図示せず)を設け、この検出手段の検出信号を
タイマーの計時による出力信号に変えてもよい。
【0054】第2塞き止め部材10は、塞き止め位置に
おいて、抜き出すべき印刷物の全部を中間搬送路3bに
とどめ、その間に、切り替え部材8によって抜き取り搬
送路4と中間搬送路3bとが連係される。
【0055】その連係を待って、流体圧シリンダー10
は、そのロッドを縮め、第2塞き止め部材10を待機位
置(図1及び2の実線で示す)に移動する。この移動に
よって、中間搬送路3bにとどめられていた印刷物は、
中間搬送路3bの搬送作用によって前進させられ、切り
替え部材8を渡って、抜き取り搬送路4に移送され、抜
き取り搬送路4で搬送される。
【0056】前記流体圧シリンダー10aのロッドを縮
める作動を行わせる信号は、流体圧シリンダー8cのロ
ッドを伸ばす作動の開始と同時に作動するタイマー(図
示せず)の所定時間、即ち流体圧シリンダー8cがその
ロッドを伸ばしきるのに十分な時間の計時終了による出
力信号、または切り替え部材8の前記連係姿勢への変位
終了を検出する検出手段(図示せず)の検出信号等任意
の手段によってよい。
【0057】切り替え部材8が連係姿勢に達したとき
に、すでに先行端が中間搬送路3bの下流端を通過して
いた印刷物は、中間搬送路3bの搬送作用によって下流
搬送路3cに移される。
【0058】抜き取られるべき印刷物が抜き取り搬送路
4で搬送され、その尾端が中間搬送路3bの下流端を通
過し終えると、流体圧シリンダー8cがそのロッドを縮
め、アーム8b、軸8aを介して、切り替え部材8を回
動し、抜き取り搬送路4を中間搬送路3bから断絶する
姿勢に変位させる。抜き取られるべき印刷物の尾端が中
間搬送路3bの下流端を通過し終えたのを検出する手段
については、図3の切り替え部材復帰用検出センサー8
fからの信号による。尚、抜き取り搬送路4による搬送
速度が一定であるので、前記流体圧シリンダー10aの
作動と同時に作動するタイマー(図示せず)を設け、適
宜の時間の計時後に信号を出力させ、この出力信号によ
って前記流体圧シリンダー8cのロッドを縮ませるよう
にしてもよい。
【0059】中間搬送路3b上に印刷物列の間隔が作ら
れたことは、例えば、切り替え部材8の作動開始タイミ
ングの検出等によって知ることができ、この間隔が作ら
れたことが検出されると、流体圧シリンダー9aと流体
圧シリンダー9eとがともにそのロッドを縮め、塞き止
め部材9と持ち上げ材9dとが、いずれも図1の実線で
示す待機位置に移動する。この移動により、上流搬送路
3aにとどめられていた印刷物列の搬送が再開される。
【0060】抜き取り搬送路4で搬送される印刷物は、
検出手段11dによって検出される。検出手段11d
は、この検出信号の出力で、タイマー11eを作動さ
せ、印刷物が標識付与機構11の標識付与位置に対応す
る位置に達するまでの時間を計時させる。タイマー11
eは、前記時間の計時終了とともに信号を出力し、抜き
取り搬送路4の独立駆動手段7(図2参照)を停止さ
せ、抜き取り搬送路4の作動を停止する。従って、抜き
取り搬送路4で搬送されていた印刷物は、標識付与ヘッ
ド11aと補助部材11cとの間であって、かつ、補助
部材11cに極めて近接した位置で停止させられる。
【0061】前記タイマー11eの出力信号によって、
流体圧シリンダー11bがそのロッドを伸ばし縮める一
往復を作動する。従って、そのロッドの先端で支持する
標識付与ヘッド11aを、そのロッドの伸ばし作動で標
識付与位置に至らせ、標識付与ヘッド11aと補助部材
11cとの間に前記停止させられた印刷物を挟み、その
印刷物に対して標識の付与、すなわち、そのつど相違す
る通しナンバーを印字し、印字後に復帰する。
【0062】インキジェット装置による標識付与におい
ては、制御手段の指示によって、より詳細な情報、例え
ば輪転機番号、ロット番号等をも標識として印字するこ
とができる。
【0063】前記流体圧シリンダー11bのロッドの作
動が完了すると、独立駆動手段7の作動が再開され、標
識が付与された印刷物が抜き取り搬送路4によってこの
搬送路4の下流端に向けて搬送が再開される。流体圧シ
リンダー11bのロッドの作動の完了は、図示しない適
宜の検出手段による。
【0064】抜き取り搬送路4の搬送作用によってその
下流端から放出された印刷物は、案内手段13に接触
し、その形状に沿って向きを変えて移動し、印刷物貯留
手段12に至り、貯留される。
【0065】以上で、一回の抜き取り作業が完了する。
【0066】印刷物貯留手段12は各回の抜き取り印刷
物を下から順次積み重ねて貯留する。
【0067】
【発明の効果】この発明は、以上に詳述した構成と作用
を有するので、比較的簡素かつ重量体の移動不要な構成
によって、コンパクトで省スペース性が高く、既設の高
速稼働の印刷物搬送路に付設容易であり、故障修理の確
率が低く、印刷物列から所望の印刷物を、後工程で不都
合となる乱れを生ずることなく、正確、確実に抜き取る
ことができるようになった。
【0068】更に、この発明は、以上に詳述した構成と
作用を有するので、抜き取った複数回の印刷物サンプル
を後刻何ら手を加えることなく識別可能に貯留すること
ができ、かつ、貯留された印刷物サンプルの取り出しも
容易で、印刷物サンプルの一括検査に好適な印刷物抜き
取り装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による印刷物抜き取り装置の全体を示
す一実施例の概略説明図、
【図2】図1の要部の駆動系を拡大して示す説明図、
【図3】抜き取り部数の検出と切り替え部材の起動との
関連を示す一実施例の説明図、
【図4】抜き取り部数の検出と切り替え部材の起動との
関連を示す他の実施例の説明図、
【図5】第2塞き止め部材の効用を示す説明図、
【図6】抜き取られた印刷物が抜き取り搬送路中の標識
付与位置に達したことを検出して停止信号を発する検出
手段の他の実施例を示す説明図、
【図7】抜き取られた印刷物の貯留手段の他の実施例を
示す斜視図、
【符号の説明】
1 上流側装置 2 下流側装置 3 コンベヤ搬送路 3a 上流搬送路 3b 中間搬送路 3c 下流搬送路 4 抜き取り搬送路 5 一方のベルトコンベヤ 5a その下端のプーリー 5b そのプーリーと同軸の歯車 6 他方のベルトコンベヤ 6a その下端のプーリー 6b そのプーリーと同軸の歯車 7 独立駆動手段 7a その駆動軸 8 切り替え部材 8a その軸 8b アーム 8c 流体圧シリンダー 8d 切り替え部材起動用検出センサー 8e 切り替え部材起動用ロータリーエンコーダー 8f 切り替え部材復帰用検出センサー 9 塞き止め部材 9a 流体圧シリンダー 9b 立ち上り抑止材 9c 後続印刷物列姿勢制御材 9d 後続印刷物列持ち上げ材 9e 流体圧シリンダー 9f 計数装置 10 第2塞き止め部材 10a 流体圧シリンダー 10b 立ち上り抑止材 10c 後続印刷物列姿勢制御材 11 標識付与機構 11a その付与ヘッド 11b 流体圧シリンダー 11c 補助部材 11d 検出手段 11e タイマー 11f 他の検出手段 12 印刷物貯留手段 13 案内手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物を部分的に重なり合わせた前傾列
    として搬送するコンベヤ搬送路中に、上流端と下流端と
    を有する中間搬送路を介在させるとともに、 前記コンベヤ搬送路上から印刷物を抜き取るための抜き
    取り搬送路を、その上流端が前記中間搬送路の下流側と
    相対し、かつ、その中流及び下流が前記中間搬送路より
    も下流側の前記コンベヤ搬送路の上方へ立ち上った状態
    で設け、 更に、前記抜き取り搬送路の上流端にその上流端と前記
    中間搬送路の下流端との間を連係または断絶する切り替
    え部材と、前記中間搬送路よりも上流側における前記コ
    ンベヤ搬送路の下流端で印刷物を塞き止める塞き止め部
    材と、前記抜き取り搬送路の上流端と下流端の間にこの
    搬送路で搬送される印刷物を一時停止させ停止中の印刷
    物の少なくとも1つに標識をつける標識付与機構と、こ
    の搬送路の下流端近傍にこの搬送路で搬送される印刷物
    を案内して貯留する印刷物貯留手段とを設け、 前記塞き止め部材と切り替え部材との連係操作によっ
    て、上流側の印刷物から区分された中間搬送路上の印刷
    物から所望の部数の印刷物を抜き取り搬送路へ移送し、
    その印刷物に標識を付与し、その印刷物を貯留する、 ことを特徴とする印刷物抜き取り装置。
  2. 【請求項2】 前記塞き止め部材の起動について、スイ
    ッチ操作によってそれを起動させる、請求項1に記載の
    印刷物抜き取り装置。
  3. 【請求項3】 前記塞き止め部材の起動について、この
    塞き止め部材よりも上流に印刷物を計数する計数装置を
    設け、この計数装置が所定数の計数に達するごとにこの
    塞き止め部材を起動させる、請求項1に記載の印刷物抜
    き取り装置。
  4. 【請求項4】 前記切り替え部材の起動について、中間
    搬送路の下流端から距離Lの長さだけ上流の位置に、塞
    き止め部材による塞き止めからまぬがれた先行印刷物列
    の尾端が通過したときに信号を発する検出センサーを設
    けるとともに、印刷物の重なりピッチをP、印刷物の長
    さをm、抜き取る印刷物の数をn、切り替え部材の作動
    遅れに相当する搬送距離をαとした場合に、前記距離L
    を L=(P×(n−1))+m+α の式によって決める、請求項1に記載の印刷物抜き取り
    装置。
  5. 【請求項5】 前記切り替え部材の起動について、中間
    搬送路駆動用のプーリーの軸に連係するロータリーエン
    コーダーを設け、このロータリーエンコーダーから発せ
    られるパルス信号の計数が所定の計数値に達したとき
    に、この切り替え部材を起動させる、請求項1に記載の
    印刷物抜き取り装置。
  6. 【請求項6】 前記中間搬送路の下流端にこの搬送路で
    搬送される印刷物を塞き止める第2塞き止め部材を設け
    た、請求項1に記載の印刷物抜き取り装置。
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