JP2676545B2 - 浮揚体及び浮揚構造物 - Google Patents

浮揚体及び浮揚構造物

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JP2676545B2 JP1033849A JP3384989A JP2676545B2 JP 2676545 B2 JP2676545 B2 JP 2676545B2 JP 1033849 A JP1033849 A JP 1033849A JP 3384989 A JP3384989 A JP 3384989A JP 2676545 B2 JP2676545 B2 JP 2676545B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、浮揚型レジャーランド(浮島)、浮き桟橋
等に使用される浮揚構造物とそれを組立てるための浮揚
体に関する。
(従来技術とその問題点) 従来の水面に浮べる浮揚構造物には大型で一体のもの
と、小型の浮揚体を多数個連結したものとがあるが、製
造、運搬、組立て、等の便宜さからは後者の方がすぐれ
ている。浮揚体は風、波、積載物の荷重変動等によって
分離しないように又上下動ができるだけ抑制されるよう
に連結手段で結合されている。通常は各浮揚体の辺部に
アイプレートを取り付け、ボルトナット、チェイン、索
等により連結するとか、長尺の鉄棒を複数個の浮揚体に
貫通固定するとか、或いはゴムベルトで結合するとかの
手段が用いられている。しかし、アイプレート−ボルト
ナット式の連結手段は通常は浮揚体の辺部から突出して
いるため、隣り同志の浮揚体の間には相当な隙間がで
き、さらに荷重が一定でない場合に安定性が得られな
い。このため、最近では浮揚体の辺部の一部を切欠いて
凹部とし、そこにアイプレート等を取付けるなどの対策
を用いている。鉄棒で固定する方式では全体が一体化し
ているために水面から引き上げることができない問題が
あり、一旦取外すと再組立てが困難となった。またアイ
レット方式やゴムベルト方式の場合には波動や荷重の変
動で浮揚体が上下動することによりこの部分に繰返し荷
重がかかり、最後に破断する問題があった。
(発明の目的) 本発明は従来のこうした問題を解決すること、すなわ
ち、安定性が良く、連結部の疲労が少なく、組立ての容
易な浮揚構造物及びそれを組立てるためのユニット浮揚
体(フロート)を提供することを目的とする。
(発明の概要) 本発明の浮揚体の基本的な原理を第1図A及びBを参
照して説明する。第1図Aは従来の浮揚体1、1′にお
ける接合部2を示す。従来のものは例外なく浮揚体の垂
直な辺部を突き合わせて連結することを基本にしてい
る。このため上記の様々な問題を生じた。
本発明では第1図Bのように浮揚体1、1′の突き合
わされる辺部に互いに相補形となる段部を形成し、浮揚
体1の下側突縁部3と浮揚体1′の上側突縁部4が互い
に重畳され、この部分をボルト−ナット等の手段で連結
する。これにより浮揚体の上下動、水平動等の外力によ
る応力は段部の水平面6、垂直面5、7によって水平方
向にも垂直方向にも分散されることになり、連結部への
応力集中が回避でき、組立てられた浮揚構造物の安定性
が著しく高くなる。さらに連結部に若干の緩みを許容し
ておけば大波などの際に全体的にうねることができ、全
体的な応力集中も回避することができる。
上記の原理は少なくとも対向した2辺部、好ましくは
全周辺部において利用される必要がある。本発明者は次
の構造の浮揚体によってこれを実現した。すなわち、本
発明は平面形状が多角形又は異形多角形を成す浮揚性本
体と前記本体を他の本体に結合する連結手段とより成る
浮揚体において、前記本体は上側部分を下側部分に対し
て全体的に水平方向に一定寸法だけずらして形成するこ
とにより片側の辺部における前記上側部分は上側突縁部
を形成し、他側の辺部における前記下側部分は下側突縁
部を形成しており、前記連結手段として前記上側突縁部
には連結孔が形成され、前記下側突縁部には連結柱が設
けられおり、前記連結孔および連結柱は、前記辺部に隣
接して配置されるべき他の同一構造の浮揚体の浮揚性本
体の辺部に相補的に重畳しうる下側及び上側突縁部に形
成された連結柱および連結孔にそれぞれ嵌合するように
配置されていることを特徴とする浮揚体を提供する。
本発明はまた上記構成の浮揚体をその周辺部に隣接し
て配置される1個以上の浮揚体の対応した相補形状の突
縁部に重畳させ、連結手段によって結合したことを特徴
とする浮揚構造物を提供する。
(作用効果) 本発明によると、浮揚構造物は単一構造の、または若
干種のユニット浮揚体から容易に組立てることができ、
安定性が良く、連結部の寿命が長くなるという優れた作
用効果を達成できる。
(発明の構成の具体的な説明) 以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳しく説明
する。
浮揚体の構成 第2図及び第3図は本発明の浮揚体の構造を示し、第
4図はその連結方法を示し、第5図は完成された本発明
の浮揚構造物を示す。
第2図に示すように、本実施例の浮揚体は平面形状が
正方形の直方体を2個ずらして重ねたような構造の浮揚
性本体10と、隣接する同様な浮揚体に連結するための連
結手段(11〜13)とより成る。本体10は発泡性合成樹脂
成形体、ポリエチレン等から成形した中空体、或いは防
食処理した板金から成形した中空体でありうるが、本実
施例では中空プラスチックが用いられている。本体10の
隣接した辺部において下側部分は一定寸法w1、w2だけ突
出した高さh1の下側突縁部14、15を有し、これらの突縁
部の反対側の辺部における上側部分は14、15にそれぞれ
対応したw1、w2だけ突出した高さh2の上側突縁部16、17
を有する。w1とw2は違っていても良いが好ましくは同一
であり、h1とh2は違っていても良いが強度的には同一が
良い。w1とw2が同一の場合には隣接浮揚体の組合せが容
易となる。
浮揚体10は稠密配列できる多角形体(三角形、長方
形、正六角形、又はそれらの異形)を上下に分割し任意
の方向へ一定寸法だけずらした形を有するように構成す
れば良い。例えば第6図A、Bのように平面形状が異形
四角形になるように構成することが可能である。
第3図に示すように、下側突縁部14、15の上面と上側
突縁部16、16の下面には連結手段が形成されている。す
なわち、本例では本体14の一体成形により下側突縁部1
4、15の上面に4本の連結柱11が形成され、その頂部内
孔にはナット18が本体の成形時に一緒に埋込まれてい
る。これらに対応して上側突縁部16、17の対応には連結
孔(バカ孔)12が形成されている。例えば第3図のよう
に(図には隣接する浮揚体10′を示すが10も同じ構造で
ある)、連結柱11にぴったりと嵌合する連結孔19を有す
る孔壁を同様な一体成形で形成する。なお嵌合はある程
度の動きを許すように遊びがあっても良い。
浮揚構造物の構成 浮揚構造物は上記の浮揚体10を2以上組合せて用い
る。この場合にユニットとなる浮揚体は1種でも良い
し、適当な寸法及び形状関係を有する2種以上のユニッ
ト浮揚体を用いても良い。第4図はそれらの若干例を示
す。同図(A)は同一構造のほぼ正方形の5個の浮揚体
10を第3図に示した結合方法により連結することを示し
ている。すなわち、すべての浮揚体を同一向きにそろ
え、矢印のように合体させそして第3図のようにボルト
13で結合するのである。
第4図(B)は同図(A)の浮揚体の倍寸法の長さと
同一幅を有する第2の浮揚体20と連結した状態を示す。
第4図(C)は結合手段の位置を適切に定めることに
より浮揚体20を半長さだけずらして結合した状態を示
し、さらに第4図(D)はこの方式にさらにずらさない
で同じ構造の浮揚体20を互いに結合した状態を示す。
第5図(A)、(B)、(C)、及び(D)は本発明
の浮揚体を用いて構成した浮揚構造物の全体図の例をそ
れぞれ示す。
以上から明らかなように、本発明では(1)波、荷重
等の変動に対し連結部への応力集中が回避され、突縁部
に応力が分散されるため、連結部が長寿命となる、
(2)波のうねり、或いは荷重変動に対して連結部であ
る程度屈撓できるので過度な応力はかからない。(3)
隙間がなく安定な平面を構成できる、という作用効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を従来例に対比した説明図で、
(A)は従来例、(B)は本発明を示す。第2図は本発
明の実施例の浮揚体の斜視図、第3図は同浮揚体の連結
部周辺の拡大断面図、第4図は本発明の浮揚構造物を構
成する連結方法の例を示し、(A)は同一構造の浮揚体
を用いる例、(B)は2種の浮揚体を用いる例、(C)
は長方形の浮揚体を用いる例及び(D)は長方形の浮揚
体の組合せ方を変える例である。第5図は本発明の浮揚
構造物を示す平面図で、(A)、(B)、(C)、及び
(D)はそれぞれ異なった構造例を示す。第6図は異形
の浮揚体の例を示す平面図である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面形状が多角形又は異形多角形を成す浮
    揚性本体と前記本体を他の本体に結合する連結手段とよ
    り成る浮揚体において、前記本体は上側部分を下側部分
    に対して全体的に水平方向に一定寸法だけずらして形成
    することにより片側の辺部における前記上側部分は上側
    突縁部を形成し、他側の辺部における前記下側部分は下
    側突縁部を形成しており、前記連結手段として前記上側
    突縁部には連結孔が形成され、前記下側突縁部には連結
    柱が設けられおり、前記連結孔および連結柱は、前記辺
    部に隣接して配置されるべき他の同一構造の浮揚体の浮
    揚性本体の辺部に相補的に重畳しうる下側及び上側突縁
    部に形成された連結柱および連結孔にそれぞれ嵌合する
    ように配置されていることを特徴とする浮揚体。
  2. 【請求項2】浮揚性本体は三角形、四角形、六角形、又
    は異形形状を有する前記第1項記載の浮揚体。
  3. 【請求項3】浮揚性本体の平面形状がほぼ四角形をな
    し、隣接する2つの辺部には上側突縁部が、他の隣接す
    る2つの辺部には下側突縁部が形成されていることを特
    徴とする前記第2項記載の浮揚体。
  4. 【請求項4】上側突縁部及び下側突縁部はすべての辺で
    同一幅を有する前記第3項記載の浮揚体。
  5. 【請求項5】前記第1〜4項記載のいずれかに記載の浮
    揚体の複数個を水平に隣接させ対応する上側及び下側突
    縁部を重畳し、前記連結柱および連結孔で結合したこと
    を特徴とする浮揚構造物。
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