JP2676531B2 - 多層袋とその製造方法 - Google Patents

多層袋とその製造方法

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JP2676531B2 JP63177041A JP17704188A JP2676531B2 JP 2676531 B2 JP2676531 B2 JP 2676531B2 JP 63177041 A JP63177041 A JP 63177041A JP 17704188 A JP17704188 A JP 17704188A JP 2676531 B2 JP2676531 B2 JP 2676531B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多層袋とその製造方法に関し、より詳しくは
改良されたピンチ型多層袋とその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
複数層からなり、口、底両端部の前、後壁の一方が他
方よりそれぞれ上方及び下方に突出したフラツプ部をそ
なえ、各層の端部が両端部の口縁の前、後壁で上、下方
向に階段状に配置された筒状体の底端部のフラツ部を該
端部の口縁より筒状体中央寄りの折曲げ線に沿つて他方
の側壁に折曲げて、該壁上に貼着して底端部を閉鎖する
と共に、口端部において、該端部の口縁より筒状体中央
寄りの部分を含んで口端部のフラツプ部の内側にホツト
メルト接着剤を塗布した多層袋(第8図参照)はピンチ
袋と呼ばれ、例えば合成樹脂ペレツト又は粉末などの包
装に広く用いられている。第8図は従来の底端部を閉鎖
したピンチ袋の斜視図であり、1は袋本体、11は前壁、
12は後壁、1aはフラツプ部、2aは口縁、3aは折曲線、4
はホツトメルト接着剤(接着剤塗布域)である。このよ
うなピンチ袋を製造するには、通称ステツプカツト・チ
ユーバーと呼ばれる階段切断可能な製筒機を用いて製造
した多層筒状体の底貼工程のフローシート及びそれに対
応する筒状体又は袋体の概略平面図である第9図に示す
方法により、複数層からなり、口底両端部の前、後壁の
一方が他方よりそれぞれ上方及び下方に突出したフラツ
プ部をそなえ、各層の端部が両端部の口縁の前、後壁で
上、下方向に階段状に配置された筒状体1を形成し、そ
の長手方向と直角の方向に移動させながら(第9図
a)、筋付け装置31で底端部の口縁2bより筒状体中央寄
りに、袋幅全幅にわたる折曲げ線3bをつけ(第9図
b)、底端部の口縁2bより筒状体中央寄りの部分と底端
部のフラツプ部の内側全面とに接着剤塗布装置32で接着
剤を塗布し(第9図c)、次いで折曲げブレード33を通
過させて前記底端部を前記折曲げ線3bに沿つて、他方の
壁側に折曲げて該壁11上に貼着して底端部を閉鎖し(第
9図d)、又口端部の口縁2aより筒状体中央寄りの部分
と口端部のフラツプ部1aの内側の全面とに、ローラー式
ホツトメルト接着剤塗布装置34でホツトメルト接着剤4
を塗布した(第9図e)後、第9図eの袋体に相当する
第8図に示す袋体はその口端部の口縁が塗布されたホツ
トメルト接着剤4で袋体背面壁の内面と接着して、閉鎖
されてしまうのを防ぐために、例えば、回転吸盤35など
の手段で口端部の口縁を一旦開口させ(第9図f)、次
いで前記ホツトメルト塗布部分を冷却用ブロアー36で冷
却する(第9図g)という製造方法が一般に採用されて
いた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述した従来のピンチ袋及びその製造
方法には次のような欠点があつた。すなわち、従来は、
第8図に示すように口端部の口縁2aより筒状体中央寄り
の部分と口端部のフラツプ部1aの内側全面とに(第9図
e参照)ローラー式ホツトメルト接着剤塗布装置34でホ
ツトメルト接着剤4を塗布すると口端部の口縁2aが塗布
されたホツトメルト接着剤4で袋体後壁12の内面と接着
し閉鎖されてしまうので、これを防ぐため、ホツトメル
ト接着剤4塗布直後、第9図fの工程において例えば回
転吸盤35などの手段で口端部の口縁2aを一旦開口させて
いたが、その際、口端部の口縁に附着したホツトメルト
接着剤が糸を引き、これが冷却・固化すると簡単に折れ
て袋内に落込み、内容物に混入してしまうという問題が
あつた。
内容物中に、異物が混入すると、食品包装の場合はい
うに及ばず、合成樹脂原料を包装する場合においても、
これら合成樹脂原料から製造されるフイルム、板、成形
品などの品質に致命的な影響を与えることがしばしばあ
り、効果的な解決が望まれていた。
本発明は上記した問題点を解決し、特にペレツト状の
合成樹脂原料等の包装に適する、異物混入の恐れのな
い、改良されたピンチ袋及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記した問題点を解決するため、本発明の多層袋は、
複数層からなり、口、底両端部の前、後壁の一方が他方
よりそれぞれ上方及び下方に突出したいわゆるフラツプ
部をそなえ、各層の先端部が両端部の口縁の前、後壁で
上、下方向に階段状に配置された筒状体の底端部を該端
部の口縁より筒状体中央寄りの折曲げ線に沿つて他方の
側壁に折曲げて、該壁上に貼着して底端部を閉鎖すると
共に、口端部も内容物充填後に前記底端部と同様に、該
端部口縁より筒状体中央寄りで折曲げて貼着閉鎖するた
め、該端部の口縁より筒状体中央寄りの部分と口端部の
前記フラツプ部の内側とにホツトメルト接着剤を塗布し
た多層袋において、前記口端部のホツトメルト接着剤塗
布域内で口縁をはさんでその両側に渉る所定幅のホツト
メルト接着剤を塗布しない帯状域を袋幅全幅にわたつて
設けたことを特徴とする。
又、上記の多層袋を製造するため、本発明の多層袋の
製造方法は、複数層からなり、口、底端部の前、後壁の
一方が他方よりそれぞれ上方及び下方に突出したいわゆ
るフラツプ部をそなえ、各層の先端部が両端部の口縁の
前、後壁で上、下方向に階段状に配置された筒状体をそ
の長手方向と直角の方向に移動させながら、底端部の口
縁より筒状体中央寄りに、袋幅全幅にわたる折曲げ線を
つける筋付け工程と、底端部の口縁より筒状体中央寄り
の部分と底部フラツプ部の内側全面とに接着剤を塗布す
る工程と、前記底端部を前記折曲げ線に沿つて、他方の
壁側に折曲げて該壁上に貼着して底端部を閉鎖する工程
と、口端部の口縁より筒状体中央寄りの部分と口端部の
フラツプ部の内側とにホツトメルト接着剤を塗布する工
程と、前記工程で塗布したホツトメルト接着剤を冷却す
る工程とを含む多層袋の製造方法にあつて、前記口端部
のホツトメルト接着剤塗布域内で口縁をはさんでその両
側に渉る所定幅のホツトメルト接着剤を塗布しない帯状
域に対応する部位を閉塞したスロツト・ノズルを用いて
前記口端部の口縁より筒状体中央寄りの部分と口部フラ
ツプ部の内側とにホツトメルト接着剤を塗布することを
特徴とする。
〔作 用〕
上記したように、本発明のピンチ型多層袋では、口端
部のホツトメルト接着剤塗布領域内で口縁をはさんでそ
の両側に渉る所定幅のホツトメルト接着剤を塗布しない
帯状域が袋幅全幅にわたつて設けられている、すなわち
口縁に沿つて若干の幅で該接着剤が塗布されていないの
で、口端部の口縁がホツトメルト接着剤で袋体後壁の内
面と接着して閉鎖されてしまうことがなく、従つて、ホ
ツトメルト接着剤塗布直後、例えば、回転吸盤などの手
段を用いて口端部の口縁を一旦開口させる必要がなくな
り、ホツトメルト接着剤の糸状体も発生しないので、固
化したホツトメルト接着剤が内容物に混入することを未
然に防止できるという作用が達成される。
又、本発明の多層袋の製造方法によれば、従来のロー
ラー式塗布装置でなく、口端部の口縁をはさんでその両
側に渉る帯状域に対応する部位を閉塞したスロツトノズ
ルを用いて、前記口端部の口縁より筒状体中央寄りの部
分と口部フラツプ部の内側とにホツトメルト接着剤を塗
布するので、前記口端部の口縁をはさんでその両側に渉
つて、正確にかつ必要最小幅で、確実にホツトメルト接
着剤を塗布しない帯状域を設けることができるという作
用が達成される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本発明の実施例について詳細
に説明するが、本発明はこれによつて限定されるもので
はない。
第1図は本発明の一実施例の多層袋を形成する筒状体
の正面図、第2図は背面図、第3図は第1図、第2図の
筒状体の底端部を閉鎖し口端部にホツトメルト接着剤を
塗布した本実施例の多層袋の正面図、第4図はその斜視
図である。図中の記号1は筒状体、1a及び1bはそれぞれ
口、底端部のフラツプ部、2a及び2bはそれぞれ口、底端
部の口縁、3aは口部折曲予定線、3bは底部折曲線、4は
口端部のホツトメルト接着剤、5はホツトメルト接着剤
を塗布しない帯状域、11は前壁、12は後壁である。
本実施例の多層袋は第1図及び第2図に示すように3
層からなり、口端部においては後壁12が前壁12より上方
に突出し、底端部においては前壁11が後壁12より下方に
突出し、それぞれフラツプ部1a,1bを形成し、各層の端
部が口、底両端部の口縁2a,2bの前、後壁11,12で上下方
向に階段状に配置されている階段切りひだ付筒状体1か
ら形成される。前壁11側に形成される底端部は、底端部
の口縁2bより筒状体中央寄りの折曲げ線3bに沿つて後壁
12側に折曲げられ後壁12上に貼着される。(第3図及び
第4図参照)上記構成は公知のピンチ袋の構造と異なる
ところはない。
口端部においては、後壁12側に形成されているフラツ
プ部1aの内側(すなわち、口端部の口縁2aから上方に突
出している後壁12の内側)と口縁2aから下方すなわち袋
体中央寄りの前壁11の表面の部分にホツトメルト接着剤
4が塗布されているが、従来のピンチ袋のように前記し
た領域全面ではなく、口端部の口縁2aをはさんでその両
側に渉つて所定幅のホツトメルト接着剤4が塗布されな
い帯状域5が設けられている。つまり口端部の口縁2aと
その近傍にはホツトメルト接着剤4が塗布されておら
ず、該口縁2aは開口自在の状態にある。なお、前記口端
部の口縁2aをはさんでその両側に渉るホツトメルト接着
剤4を塗布しない帯状域の幅は3〜5mmとするのが好ま
しい。
次に本発明の多層袋の製造方法の一実施例について第
5図を参照して詳細に説明する。第5図は本発明方法の
実施例の各工程を示す概略図で、図中の記号1〜5は第
1図〜第4図におけるのと同じ意味を有し、4′は底端
部閉鎖用接着剤、21は筋付装置、22は底端部のホツトメ
ルト塗布装置、23は折曲げブレード、24はスロツトノズ
ル式ホツトメルト接着剤塗布装置、24a,24bはそれぞれ
上、下袋押え、25は冷却用ブロアーである。
本発明方法は通称ステツプカツト・チユーバーと呼ば
れる階段切断可能な製筒機で形成した複数層からなり
口、底端部の前、後壁11,12の一方が他方よりそれぞれ
上方及び下方に突出したいわゆるフラツプ部1a,1bをそ
なえ、各層の端部が両端部の口縁2a,2bの前、後壁11,12
で上、下方向に階段状に配置された筒状体1をその長手
方向と直角の方向に移動(第5図a)させながら、筋付
け装置21で底端部の口縁2bより筒状体中央寄りに、袋幅
全幅にわたる折曲げ線3bをつける筋付け工程(第5図
b)と、底端部の口縁2bより筒状体1の中央寄りの部分
と底端部のフラツプ部1bの内側とに接着剤塗布装置22で
接着剤4′を塗布する工程(第5図c)と、折曲げブレ
ード23を通過させて前記底部を前記折曲げ線3bに沿つ
て、他方の壁12側に折曲げて該壁上に貼着して底部を閉
鎖する工程(第5図d)と、口端部の口縁2aより筒状体
1の中央寄りの部分と口端部のフラツプ部1aの内側と
に、従来用いられていたローラー式ホツトメルト塗布装
置の代りに、該端部の口縁2aをはさんでその両側に渉る
所定幅のホツトメルト接着剤4を塗布しない帯状域5に
対応する部位を閉塞したスロツトノズル24を用いてホツ
トメルト接着剤4を塗布する工程(第5図e)と、前記
工程で塗布したホツトメルト接着剤4を冷却用ブロアー
25で冷却する工程(第5図f)から構成され、従来必要
とされていた回転吸盤などの口端部口縁を開口する手段
は省かれている。なお、本発明方法を実施するために
は、従来のピンチボトマーの口端部の口縁2aより筒状体
1の中央寄りの部分と口端部のフラツプ1aの内側全面と
にホツトメルト接着剤4を塗布するためのローラー式ホ
ツトメルト接着剤塗布装置を、本発明の多層袋の口端部
の口縁2aをはさんでその両側に渉る所定幅のホツトメル
ト接着剤を塗布しない帯状域5に対応する部位を閉塞し
たスロツトノズルを備えたホツトメルト接着剤塗布装置
と交換すればよく、このとき、前記した口端部口縁の開
口手段を作動させても別に不具合を生じない。又、第5
図cにおいて底端部に接着剤4′を塗布するための接着
剤塗布装置22として、ローラー式塗布装置が図示されて
いるが第5図eの工程におけると同様、スロツトノズル
式ホツトメルト接着剤塗布装置を用い、底端部の口縁2b
より筒状体1の中央寄りの部分と底端部のフラツプ部の
内側全面とにホツトメルト接着剤を底端部閉塞用接着剤
4′として塗布してもよい。
前述の通り、本発明方法の特徴は第5図eの工程にお
いて、袋体口端部の口縁2aをはさんでその両端に渉つて
所定幅のホツトメルト接着剤4を塗布しない帯状体5に
対応する部位を閉塞したスロツトノズルを用いて口端部
の口縁2aより筒状体の中央寄りの部分と口端部のフラツ
プ部1aの内側にホツトメルト接着剤を塗布することにあ
るが、この工程に用いるスロツトノズルの構成の一例を
第6図及び第7図に示す。
第6図は本発明方法を実施する際に用いるスロツトノ
ズルの一例を分解した状態の斜視図、第7図は第6図A
−A′線に沿つた断面図で、図中の記号41はノズルヘツ
ド、42はシム、43はシムキヤツプ、44は吐出口、45は組
立用ボルト、46はホツトメルト接着剤の取入口、47はマ
ニフオールド、48はスロツトである。なお、使用時に
は、ノズルヘツド41、シム42、シムキヤツプ43は組立用
ボルト45で一体に組立てられている。ホツトメルト接着
剤は図示されていない熔解槽で加熱・溶解され、同じく
図示されていないポンプで取入口46からノズルヘツド41
に送られ、マニフオールド47を通過して、吐出口44から
押出され、シム42の存在によつて、シムキヤツプ43とシ
ムヘツド41の間に形成されるスロツト48で所定の厚みと
幅に制御されて、対象物の上に塗布される。この際、シ
ム42に49のような突出部を設けることにより、スロツト
48を49に対応する部位のみで閉塞することができ、この
閉塞された部分の幅にほぼ正確に対応する幅で、袋体の
口端部の口縁をはさんでその両側に渉る所定幅のホツト
メルト接着剤を塗布しない帯状域を設けることができ
る。
〔発明の効果〕
上記したように、本発明のピンチ型多層袋では、口端
部の口縁をはさんでその両側に渉る所定幅のホツトメル
ト接着剤を塗布しない帯状域が袋幅全幅にわたつて設け
られているので、口端部の口縁がホツトメルト接着剤で
袋体後壁の内面と接着して閉塞されてしまうことがな
く、従つて、ホツトメルト接着塗布直後、例えば、回転
吸盤などの手段を用いて口端部の口縁を一旦開口させる
必要がなくなり、ホツトメルト接着剤の糸状体も発生し
ないので、固化したホツトメルト接着剤が内容物に混入
することを未然に防止できる。
又、本発明方法によれば、従来のローラー式塗布装置
でなく、口端部の口縁をはさんでその両側に渉る所定幅
の帯状域に対応する部位を閉塞したスロツトノズルを用
いて、前記口端部の口縁7aより筒状体の中央寄りの部分
と口端部のフラツプ部の内側にホツトメルト接着剤を塗
布するので、前記口端部の口縁をはさんで、その両側に
渉るホツトメルト接着剤を塗布しない帯状域を正確にか
つ必要最小幅で、確実に設けることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、特にペレツト
状の合成樹脂原料等の包装に適する異物混入の恐れのな
い、改良されたピンチ型多層袋とその製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の多層袋を形成する筒状体の
正面図、第2図は背面図、第3図は第1図の筒状体の底
端部を閉鎖しホツトメルト接着剤を塗布した本実施例の
多層袋の正面図、第4図はその斜視図である。第5図は
本発明の多層袋の製造方法のフローシート及び各工程順
の筒状体又は袋体の概略平面図である。第6図は本発明
方法を実施するに当り用いるスロツトノズルの機素の斜
視図であり、第7図は第6図A−A′線に沿つた断面図
である。 第8図は従来のピンチ型多層袋の斜視図であり、第9図
は従来のピンチ型多層袋の製造方法のフローシート及び
各工程順の筒状体又は袋体の概略平面図である。 第1図〜第5図及び第8図及び第9図中、1……袋体体
又は筒状体、1a……口端部フラツプ部、1b……底端部フ
ラツプ部、2a……口端部の口縁、2b……底端部の口縁、
3a……口部折曲線又は口部折曲予定線、3b……底部折曲
線、4,4′……ホツトメルト接着剤(接着剤塗布域)、
5……口縁2aに沿うホツトメルト接着剤を塗布しない帯
状域、21,31……筋付け装置、22,32,34……接着剤塗布
装置、23,33……折曲げブレード、24……ホツトメルト
接着剤塗布用スロツトノズル、35……回転吸盤、25,36
……冷却用ブロアー 第6図及び第7図中、41……ノズルヘツド、42……シ
ム、43……シムキヤツプ、44……吐出口、45……組立用
ボルト、46……ホツトメルト接着剤の取入口、47……マ
ニフオールド、48……スロツト、49……シムに設けた凸
出部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数層からなり、口、底端部における各層
    の前、後壁の一方が他方よりそれぞれ上方及び下方に突
    出し、各層の先端部が前記口端部及び底端部において
    上、下方向に階段状に配置されている筒状体の前記底端
    部は、該底端部の口縁から筒状体中央寄りに設けた折曲
    線に沿つて、前壁及び後壁を筒状体中央方向後壁上に折
    り曲げ貼着して閉鎖されており、前記口端部には、内容
    物充填後に該口端部の口縁より筒状体中央寄りの折曲線
    又は折曲予定線に沿つて、後壁及び前壁を筒状体中央方
    向前壁上に折り曲げ貼着して閉鎖するために、該口端部
    の口縁に対応する位置から上方に突出している後壁の内
    側部分と、該口縁から袋体中央寄りの折曲線又は折曲予
    定線の近傍に至る筒状体の前壁外側部分とにホツトメル
    ト接着剤塗布域が設けられている多層袋において、 前記口端部のホツトメルト接着型塗布域内にあつて、前
    記口縁から折曲線又は折曲予定線方向へ所定幅の前壁外
    側領域と、前記口縁に対応する位置から先端方向へ所定
    幅の後壁内側領域とを、袋幅全幅にわたつてホツトメル
    ト接着剤を塗布していない帯状域としたことを特徴とす
    る多層袋。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の多層袋を製造
    するため、複数層からなり、口、底端部における各層の
    前、後壁の一方が他方よりそれぞれ長手方向に突出し、
    各層の先端部が前記口端部及び底端部において長手方向
    に階段状に配置されている筒状体を、その長手方向と直
    角の方向に移動させながら、底端部の口縁より筒状体中
    央寄りに、袋幅全幅にわたる折曲線をつける筋付け工程
    と、底端部の口縁より前記折曲線近傍に至る筒状体後壁
    外側部分と、底端部の口縁より突出している前壁内側部
    分にホツトメルト接着剤を塗布する工程と、前記底端部
    を前記折曲線に沿つて折り曲げて筒状体後壁外側部分に
    貼着して底端部を閉鎖する工程と、前記口端部の口縁よ
    り筒状体中央寄りの袋幅全幅にわたる折曲線又は折曲予
    定線の近傍に至る筒状体前壁外側部分と、前記口端部の
    口縁より突出している後壁内側部分にホツトメルト接着
    剤を塗布する工程と、前記工程で塗布したホツトメルト
    接着剤を冷却する工程とを含む多層袋の製造方法におい
    て、 前記口端部へのホツトメルト接着剤塗布工程は、前記口
    端部のホツトメルト接着剤塗布域内で、前記口端部口縁
    から折曲線又は折曲予定線方向へ所定幅の前壁外側領域
    及び前記口縁に対応する位置から先端方向へ所定幅の後
    壁内側領域を、該両領域に対応する部位を閉塞したスロ
    ツトノズルを用いることによつてホツトメルト接着剤が
    塗布されない帯状域となるようにホツトメルト接着剤塗
    布を行う工程であることを特徴とする、多層袋の製造方
    法。
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