JP2674206B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な樹脂組成物に関するものである。
詳しくは、(イ)ポリブチレンテレフタレートと
(ロ)特定の化学構造を持つポリアミド樹脂との樹脂混
合物に対し、(ハ)ビスフェノール類とエピクロルヒド
リンとの縮合物からなるビスフェノール型エポキシ樹脂
および場合によっては(ニ)α,β−不飽和カルボン酸
もしくはその誘導体で変性したオレフィン系重合体を配
合してなる樹脂組成物である。
〔従来の技術〕
ポリブチレンテレフタレートは優れた機械的性質を持
ち、有用なエンジニアリングプラスチックとして広く利
用されている。一方ポリアミド樹脂は優れた強靭性、耐
摩耗性、耐薬品性を活かしてポリエステルとは異なる成
形品分野で有用なエンジニアリングプラスチックとして
広く利用されている。
ポリブチレンテレフタレート、ポリアミドともに上記
した如く各々優れた性能を有しているが、欠点も各々併
せ持っている。
すなわちポリブチレンテレフタレートの成形品は非常
にそり易い。一方ポリアミド樹脂は吸湿による物性変
化、寸法変化が大きい。そこでこれらの欠点を改良し、
バランスのとれた材料とするべく両者を組み合わせよう
という試みが古くから行なわれてきた。
ところが両者の間には相溶性が乏しい為、組成物は成
形時に凝集による相分離が進行し機械的性質の極めて悪
い成形品しか得られないのが実情である。
そこで本発明者らはポリプチレンテレフタレートに対
する相溶性に優れ、かつ、組成物とした場合に優れた機
械的性質を発現するようなポリアミド樹脂を見い出すべ
く鋭意検討した結果、特定の化学構造を持つポリアミド
樹脂が好適であることを見い出した。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかるポリアミド樹脂を用いた場合でも、成形品の形
状によっては耐衝撃強度や伸度等が不充分であり、実用
化が困難な場合があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、かかる問題点を克服し、耐衝撃性及
び伸度の改善された新規な組成物を提供することにあ
る。更に、本発明の目的は、機械的強度、寸法安定性、
耐熱性等を兼ね備えていることから自動車部品、電子・
電気部品、機械部品等に好適な樹脂組成物を提供するこ
とにある。
すなわち本発明は、 (イ) ポリブチレンテレフタレート70〜98重量%と、 (ロ) 脂肪族ジアミンとイソフタル酸およびテレフタ
ル酸よりなるポリアミド形成成分100〜80重量部、及
び、ラクタムおよび/または脂肪族ジアミンと脂肪族ジ
カルボン酸よりなるポリアミド形成成分0〜20重量部、
とを重合または共重合してなるポリアミド樹脂30〜2重
量%、 との樹脂混合物100重量部に対して、 (ハ) ビスフェノール類とエピクロルヒドリンとの縮
合物である重合度3以上のビスフェノール型エポキシ樹
脂0.01〜30重量部、 および場合によっては、 (ニ) α,β−不飽和カルボン酸もしくはその誘導体
で変性したオレフィン系重合体1〜40重量部、 を配合してなる樹脂組成物、 に存する。
以上本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられるポリブチレンテレフタレートの分
子量は特に制限はないが、好ましくは、フェノールとテ
トラクロロエタンとの重量比1:1の混合溶媒を使用し濃
度1g/dlとし30℃で測定した極限粘度〔η〕が0.5ないし
1.3であることが望ましい。
次に本発明で用いられる(ロ)成分である特定の化学
構造を持つポリアミド樹脂とは、脂肪族ジアミンとイソ
フタル酸およびテレフタル酸よりの半芳香族ポリアミド
形成成分(a成分)100〜80重量部とラクタムおよびま
たは脂肪族ジアミンと脂肪族ジカルボン酸よりの脂肪族
ポリアミド形成成分(b成分)0〜20重量部を重合又は
共重合したものである。
本発明で使用しうる脂肪族ジアミンとは具体的にはエ
チレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、オクタメチレンジアミン、デカメチレン
ジアミン等の直鎖脂肪族ジアミンおよびそのメチル化、
エチル化、ハロゲン化物等の誘導体を含むものであり、
重合に際してはその1種ないし2種以上を用いることが
できる。
本発明で使用しうるラクタムとは具体的にはカプロラ
クタム、ラウリルラクタム等であり、重合に際してはそ
の1種ないし2種以上を用いることができる。
本発明で使用しうる脂肪族ジカルボン酸とは具体的に
はコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、ス
ペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸およびそのメチル
化、エチル化、ハロゲン化物等の誘導体を含むものであ
り、重合に際してはその1種ないし2種以上を用いるこ
とができる。
イソフタル酸とテレフタル酸は、併用して用いられる
が、その使用割合は、好ましくは、イソフタル酸:テレ
フタル酸=20;80〜80:20、更に好ましくは60:40〜80:20
である。
またa成分の半芳香族ポリアミドは、全ポリアミド成
分に対して80重量%以上である。すなわちa成分が80重
量%未満では耐熱性の低下、吸水による強度低下が著し
い。
本発明で使用されるポリアミドは通常、ジアミンとジ
カルボン酸からなるナイロン塩またはその水溶液に必要
に応じてラクタムを加えいわゆる溶融重合法によって製
造されるが、イソフタル酸とテレフタル酸の組成によっ
ては、溶液法ないし界面重合法によっても製造される。
必要に応じて重合する際に、モノカルボン酸やモノアミ
ンに代表される重合末端停止剤や、リン酸エステル等の
熱安定剤、界面活性剤、消泡剤、酸化防止剤、アンチブ
ロッキング剤、顔料等を配合することができる。
本発明で用いられるポリアミドの分子量は特に制限は
ないが、好ましくは98%濃硫酸を使用し、濃度1g/dlと
し25℃で測定した相対粘度ηrelが1.8ないし3.0である
ことが望ましい。
(イ)成分と(ロ)成分の両樹脂の配合比はポリブチ
レンテレフタレート70〜98重量%、好ましくは80〜95重
量%、ポリアミド樹脂30〜2重量%である。好ましく
は、20〜5重量%である。
ここでポリアミド樹脂の比率が2重量%未満では、組
成物はそりが発生し易く、また30重量%超えると吸水に
よる物性低下が著しく、いずれの場合も組成物とした利
点が発揮されない。
本発明組成物においては、その耐衝撃性や伸度を向上
させるために、(ハ)成分としてビスフェノール型エポ
キシ樹脂及び場合によっては(ニ)成分としてオレフィ
ン系重合体が配合される。前記(ハ)成分のビスフェノ
ール型エポキシ化合物は、ビスフェノール類とエピクロ
ルヒドリンとの縮合物から成り、かつ重合度が3以上、
好ましくは11以上、更に好ましくは15以上の高分子量の
ものである。
このビスフェノール型エポキシ化合物は、例えばビス
フェノール類がビシフェノールAである場合、次の一般
式で表わすことができる。
(式中のnは2以上、好ましくは11以上、更に好ましく
は15以上の数である) 該ビスフェノール類としては、例えばビスフェノール
A、ビスフェノールF、ビスフェノールC、ビスフェノ
ールE、テトラメチルビスフェノールA、テトラメチル
ビスフェノールF、ジイソプロピルビスフェノールA、
ジ−sec−ブチルビスフェノールA、テトラ−tert−ブ
チルビスフェノールA、テトラ−tert−ブチルビスフェ
ノールF、テトラ−tert−ブチルビスフェノールE、1,
1−エチリデンビスフェノール、1,1−イソブチリデンビ
スフェノール、メチル−エチル−メチレンビスフェノー
ル、メチル−イソブチル−メチレンビスフェノール、メ
チル−ヘキシル−メチレンビスフェノール、メチル−フ
ェニル−メチレンビスフェノール、ビスフェノールZ、
p,p′−ビスフェノール、メチレンビス(2,4−ジ−tert
−ブチル−3−クレゾール)、o,p′−ビスフェノール
A、メチルプロピオネイトジフェノール、エチルプロピ
オネイトジフェノール、テトラメチルビスフェノールS
などを挙げることができる。
本発明組成物においては、前記(ハ)成分のビスフェ
ノール型エポキシ樹脂の配合量は、前記(ロ)成分と
(イ)成分との混合物100重量部に対して、0.01〜30重
量部、好ましくは0.1〜15重量部、更に好ましくは1〜1
0重量部の範囲で選ばれる。この量が0.01重量部未満で
は耐衝撃性や伸度の改良効果が期待できないし、30重量
部を超えるとポリアミド樹脂とポリブチレンテレフタレ
ートとの混合物樹脂本来の物性が損なわれるようにな
る。
前記(ニ)成分のオレフィン系重合体は、α,β−不
飽和カルボン酸若しくはその誘導体で変性したものであ
って、該α,β−不飽和カルボン酸若しくはその誘導体
としては、(1)炭素数3〜12のエチレン性不飽和モノ
又はジカルボン酸、(2)炭素数1〜29のアルコールと
モノカルボン酸とのエステル、該アルコールとジカルボ
ン酸とのモノエステル及びジエステル、(3)炭素数1
〜12のエチレン性不飽和ジカルボン酸の無水物などを挙
げることができる。
このようなものの具体例としては、メチルメタクリレ
ート、ブチルアクリレート、エチルアクリレート、アク
リル酸及びメタクリル酸のアルキルエステル、マレイン
酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノエチルエステル、
フマル酸、フマル酸モノエチルエステル、マレイン酸、
フマル酸の炭素数29までのアルキルモノエステル、グリ
シジルメタクリレート、グリシジルアクリレートなどが
挙げられる。
該オレフィン系重合体は、これらのα,β−不飽和カ
ルボン酸又はその誘導体がエチレン、プロピレン、ブテ
ンなどのオレフィン重合体にグラフト重合又はグラフト
反応したものである。具体的には、エチレン/プロピレ
ン/g−無水マレイン酸:エチレン/ブテン/g−無水マレ
イン酸:エチレン/メチルアクリレート/メタクリル:
エチレン/酢酸ビニル/メタクリル酸:エチレン/プロ
ピレン/1,4−ヘキサジエン/g−無水マレイン酸:エチレ
ン/プロピレン/ノルボルナジエン/g−無水マレイン
酸:エチレン/プロピレン/テトラヒドロインデン/g−
フマル酸:エチレン/グリシジルメタクリレート:エチ
レン/酢酸ビニル/クリシジルメタクリレート:エチレ
ン/プロピレン/g−テトラヒドロフルフリルメタクリレ
ート:エチレン/ブチン/g−テトラヒドロフルフリルメ
タクリレート:エチレン/プロピレン/g−無水マレイン
酸/g−テオラヒドロフルフリルメタクリレート:エチレ
ン/ブテン/g−無水マレイン酸/g−テトラヒドロフルフ
リルメタクリレート(gはグラフトを意味する)などの
グラフト物を挙げることができる。この中で好ましいの
は、オレフィン重合体に無水マレイン酸をグラフトさせ
たものであり、更に好ましくは、エチレンとプロピレン
又はブテンとの共重合体に無水マレイン酸をグラフトさ
せたものである。
α,β−不飽和カルボン酸又はその誘導体の量は全成
分の合計重量に対して0.01〜2重量%の範囲が好まし
い。
本発明で用いるオレフィン系重合体としては、ある程
度柔軟性の良好なものが耐衝撃性改良効果が著しく、し
たがって曲げ弾性率が100〜15000Kg/cm2、好ましくは20
0〜8000Kg/cm2の範囲のものが望ましい。
前記(ニ)成分のオレフィン系重合体の配合量は、
(イ)成分と(ロ)成分との混合物100重量部に対し、
1〜40重量部、好ましくは1.5〜25重量部、更に好まし
くは1.5〜20重量部の範囲で選ばれる。この量が1重量
部未満では該組成物の耐衝撃性や電気特性の改良効果が
十分に発揮されないし、40重量部を超えるとポリアミド
樹脂とポリブチレンテレフタレートとの混合樹脂本来の
物性が損なわれるおそれがある。
本発明組成物には、前記の各成分以外に、所望に応
じ、公知の各種添加剤、例えばガラス繊維、炭素繊維、
金属ウイスカーのような補強剤、シリカ、アルミナ、シ
リカ−アルミナ系粘土鉱物、シリカ−マグネシウム系粘
土鉱物、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、アスベス
ト、カーボンブラックのような充填剤、その他滑剤、核
剤、酸化防止剤、難燃剤、帯電防止剤、耐候付与剤など
を添加してもよい。
本発明組成物は、前記の(イ)成分、(ロ)成分、
(ハ)成分及び場合によっては(ニ)成分、さらに必要
に応じて用いられる各種添加剤を、通常用いられている
方法により溶融混練することによって調製することがで
きる。混練機としては、例えばエクストルーダー、バン
バリーミキサー、スーパーミキサー、ロール、ニーダー
などが用いられるが、なかでもエクストルーダーを用
い、樹脂温度220〜300℃の範囲の温度において溶融混練
する方法が有利である。
混合の順序としては、はじめに(ロ)成分と(ハ)成
分および/または(ニ)成分を混練し得られた組成物と
(イ)成分を混合する方法、(イ)成分、(ロ)成分、
(ハ)成分および/または(ニ)成分を一括して混練す
る方法等任意の方法をとることができる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて更に詳しく説明するが、本発明
はその要旨を逸脱しない限りこれに限定されるものでは
ない。
なお実施例および比較例に記した樹脂および組成物の
特性評価は次の方法により実施した。
(1) ポリアミドの相対粘度 98%濃硫酸を使用し濃度1g/dlとし25℃で測定 (2) ポリブチレンテレフタレートの極限粘度 フェノールとテトラクロロエタンとの重量比1:1の混
合溶媒を使用し濃度1g/dlとし30℃で測定 (3) 引張特性 ASTM D638に準拠 (4) 曲げ特性 ASTM D790に準拠 (5) アイゾット衝撃強度 ASTM D256に準拠 (6) 熱変形温度 ASTM D648に準拠 参考例1<ポリアミド樹脂の製造> ヘキサメチレンジアミン90%水溶液 2.28Kg 水 9.0 Kg イソフタル酸 2.10Kg テレフタル酸 0.84Kg からなるナイロン塩水溶液に酢酸11.0gを添加後、撹拌
機付反応槽に仕込み、充分N2置換した後系内圧力が3.0K
g/cm2になる様調節しながら昇温し続け水を留出させ
た。留出液量が8.0Kgとなったら、一旦バルブを閉じて
更に昇温を続け、系内圧力が14Kg/cm2に達したところで
再度バルプを開け、14Kg/cm2に保ったまま内温が255℃
に達するまで水を留出させた。その後放圧し、最終的に
は500mmHgとなるまで減圧し、この圧力で2時間保持し
た。その後N2加圧下、反応槽底より溶融ポリマーを抜き
出しチップ化した。このポリマーの相対粘度ηrelは2.1
8であった。
参考例2<オレフィン系樹脂の製造> 結晶化度20%、MI3.6のブテン−1含量14モル%のエ
チレン−ブテン−1共重合体100部、少量のアセトンに
溶解させたα,α′−ビス−t−ブチルパーオキシ−p
−ジイソプロピルベンゼン0.025部及び無水マレイン酸
0.5部をヘンシェルミキサー中でブレンドした。このブ
レンド物を内径40mm、L/D=28の押出機を用いて230℃で
押出し、ペレット化して、変性エチレン重合体を得た。
前記ペレットの一部を粉砕後、アセトンにて未反応無
水マレイン酸をソックスレー抽出器にて12時間抽出し
た。このものを乾燥後プレス成形し、赤外スペクトルに
て無水マレイン酸を定量したところ、0.43重量%の無水
マレイン酸がグラフト重合していることが判明した。
実施例1〜8及び比較例1〜3 ポリブチレンテレフタレートとして極限粘度〔η〕
=1.1のポリブチレテレフタレート(実施例1〜7及び
比較例1〜3)、及び〔η〕=0.85(実施例8)のポリ
ブチレンテレフタレート、 特定の構造を持つポリアミド樹脂として、参考例1
において得られたヘキサメチレンジアミン、イソフタル
酸及びテレフタル酸よりなる半芳香族ポリアミド ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、表1に示
した各種のもの、 オレフィン系重合体としては、参考例2において得
られたエチレン−ブテン共重合体の変性物、 を各々表1に示した割合で用い、二軸混練押出機(池具
鉄工(株)製PCM−30 L/D25)を用いて樹脂温度260℃
で溶融混練後ペレット化し、樹脂組成物を得た。
この組成物を2.5オンス射出成形機(東芝機械(株)
製)で設定樹脂温度250℃、金型温度80℃、射出/冷却
=10秒/10秒サイクルの条件で成形し、各種試験片を得
た。
この試験片を用いて測定した機械的性質、熱変形温度
を表1に示した。
〔発明の効果〕 実施例の結果から明らかな様に、本発明の樹脂組成物
は熱可塑性ポリエステル樹脂と特定の化学構造を持つポ
リアミド樹脂の持つ特性を失なうことなく、引張伸度や
衝撃強度において向上しており、各種自動車部品、電子
・電気部品、機構部品等に好適に用いられるので、その
産業上の意義は極めて高い。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) ポリブチレンテレフタレート70〜
    98重量%と、 (ロ) 脂肪族ジアミンとイソフタル酸およびテレフタ
    ル酸よりなるポリアミド形成成分100〜80重量部、及
    び、ラクタムおよび/または脂肪族ジアミンと脂肪族ジ
    カルボン酸よりなるポリアミド形成成分0〜20重量部を
    重合または共重合してなるポリアミド樹脂30〜2重量
    %、 との樹脂混合物100重量部に対して、 (ハ) ビスフェノール類とエピクロルヒドリンとの縮
    合物である重合度3以上のビスフェノール型エポキシ樹
    脂0.01〜30重量部、 を配合してなる樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(イ) ポリブチレンテレフタレート70〜
    95重量%と、 (ロ) 脂肪族ジアミンとイソフタル酸およびテレフタ
    ル酸よりなるポリアミド形成成分100〜80重量部、及
    び、ラクタムおよび/または脂肪族ジアミンと脂肪族ジ
    カルボン酸よりなるポリアミド形成成分0〜20重量部を
    重合または共重合してなるポリアミド樹脂30〜5重量
    %、 との樹脂混合物100重量部に対して、 (ハ) ビスフェノール類とエピクロルヒドリンとの縮
    合物である重合度3以上のビスフェノール型エポキシ樹
    脂0.01〜30重量部、 および (ニ) α,β−不飽和カルボン酸もしくはその誘導体
    で変性したオレフィン系重合体1〜40重量部、 を配合してなる樹脂組成物。
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