JP2674048B2 - 画像出力装置における階調表示方法 - Google Patents

画像出力装置における階調表示方法

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JP2674048B2 JP63008840A JP884088A JP2674048B2 JP 2674048 B2 JP2674048 B2 JP 2674048B2 JP 63008840 A JP63008840 A JP 63008840A JP 884088 A JP884088 A JP 884088A JP 2674048 B2 JP2674048 B2 JP 2674048B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は画像出力装置における階調表示方法に関し、
特に、再現する画像を微小面積の画素に分割し、その画
素をさらに微小な面積の微画素に分割し、前記画素内に
おいて網点を形成する着色微画素の全微画素に対する割
合によって階調を表示するようにした階調表示方法に関
する。
(2) 従来の技術 従来、印刷機、プリンタまたはデジタル式複写機等の
画像出力装置において、階調をもった画像を作成する
際、擬似的に階調を表示する方法が採用されている。
前記擬似的な階調表示方法では、階調は、画像を微小
な単位画素に分割し、その単位画素内における微小要素
(たとえば、点または線等の着色部分)の占める面積の
大小により、連続調に類似した濃淡が表示される。
そして、前記単位画素内の微小要素として、規制正し
く配列された大小の網点を用いる方法が多く採用されて
いる。
前記網点を用いる方法として、濃度パターン法(すな
わち、面積階調法)が知られている。この濃度パターン
法は、原画の1画素に対応する表示側(画像出力装置
側)の1画素を複数の微画素に分割し、その微画素の中
から画素の階調に対応する所定数の微画素を選択し、そ
の選択した微画素を所定の色(たとえば、黒色)に着色
して表示する方法である。この方法では、前記階調に対
応する所定数の着色微画素から網点が形成されている。
前記濃度パターン法では、前記表示側の1画素を形成
する微画素数に応じた数の階調表示を行うことができ
る。
たとえば、前記1画素を形成する前記微画素の数を、
第5図に示すように4×4=16とし、各微画素Sで2値
表示を行うとすれば、前記1画素は全部で(4×4)+
1=17の階調数で再現することができる。すなわち、各
微画素Sが全て無着色のときを第0階調、16個の微画素
Sの中の1個だけが着色したときを第1階調、16個の微
画素Sの中の2個だけが着色したときを第2階調、…、
16個の微画素Sの中の16個全てが着色したときを第16階
調、とすることにより、前記画素を合計17の階調数で表
示することができる。
一般に前記1画素を形成する微画素数をm個とすれ
ば、表現できる階調数はm+1となる。
そして、各階調でどの微画素を着色するかによって、
網点形状が異なるので、表示される画像の品質に差が生
じる。
そこで、前記1画素を構成する微画素の中で各階調に
おいてどの微画素を着色するかについては、従来から種
々提案されている。
たとえば、着色微画素の定め方は、「画像処理ハンド
ブック」(画像処理ハンドブック編集委員会編、株式会
社昭晃堂、昭和62年6月8日発行、75〜76頁)に記載さ
れている。そこには、第6−A図に示す渦巻形、第6−
B図に示すベイヤー(Bayer)形または第6−C図に示
す網点形、等の着色微画素の定め方が記載されている。
なお、この第6図において、1つの画素は複数の微画素
Si(i=1,2,…,16)から構成されており、各微画素の
添字は微画素を着色していく順序を示している。
ところで、前記画素を形成する各微画素で多値表示を
行うことにより、前記1画素内の微画素数を同一としな
がら階調数を増加させることが提案されている。
次に、このような多値表示による階調表示方法の1例
を第7図に基づいて説明する。
この第7図(A)は16個の微画素S11〜S44から形成さ
れた画素を示しており、前記第6−A図に示した各微画
素を渦巻型に着色していく濃度パターン法および多値表
示が適用される。
したがって、第7図(A)の微画素S11〜S44は、前記
第6図について説明した微画素S1〜S16と同様に16個の
微画素S11〜S44が渦巻形の順序で着色され、その着色順
序は各微画素S11〜S44の左上の角の数字によって示され
ている。そして、各微画素S11〜S44の着色面積は3段階
(たとえば、レベルL0、L5、およびL10)に設定されて
いる。前記レベルL0の表示は無着色表示であり、レベル
L5は微画素の面積の5割が着色される表示であり、レベ
ルL10の表示は微画素の全面積が着色される表示であ
る。
そして、前記第7図に示す微画素S11〜S44は、、第0
階調では全微画素S11〜S44が無着色であり、第1階調で
は微画素S22の面積の5割が着色され、第2階調では微
画素S22の全面積が着色され、…、第5階調では微画素S
22,S32の全面積と微画素S33の面積の5割が着色され、
…、第32階調では全微画素S11〜S44が着色されるように
なっている。
前記第7図(A)の斜線部分は、第5階調の表示を行
う場合の網点形状を示しており、この第5階調において
は、網点を構成する微画素S11〜S44のうち、第1,2番目
に着色される微画素S22,S32がレベルL10で着色表示され
るとともに第3番目に着色される微画素S33がレベルL5
で着色表示されている。
このように、各微画素Sij(i,j=1,2,3,4)の表示を
多値化することにより、1画素内の微画素数を同一とし
ながらも、表現できる階調数を増加させることができ
る。
前述のような各微画素の表示を多値化する方法は、画
像出力装置の種類によって異なっており、たとえばレー
ザプリンタにおいては、レーザ光のパワーを何段階かに
設定する方法や、レーザ光の照射時間を何段階かに設定
する方法等が採用されている。
ところで、パワー変調によりレーザ光に多値化を行っ
ても、その多値化に応じた画像を電子写真装置側に忠実
に再現させることは困難であった。それは、次の理由に
よるものと考えられる。
第7図(B)は、第7図(A)のような表示を行う場
合に、静電潜像を形成する感光体上で1画素を形成する
16個の微画素S11〜S44に対して照射されるレーザ光のパ
ワーを示している。この第7図(B)から分かるよう
に、レベルL0で表示する微画素(無着色微画素)にはパ
ワーレベルR10のレーザ光が照射され、レベルL5で表示
する微画素にはパワーレベルR5のレーザ光が照射され、
レベルL10で表示する微画素にはレーザ光が照射されな
い。
また、第7図(C)は第5階調を表示する際の微画素
S11〜S44と、感光体15上の静電潜像の電位との関係を示
している。
前記第5階調を表示する際には、多値化で表示される
微画素S33の周囲には無着色表示される微画素S23,S34,S
43および着色表示される微画素S32が存在する。そし
て、前記無着色表示される微画素S23,S34,S43には強度
の大きなパワーレベルR10のレーザ光が照射され、前記
着色表示される微画素S32にはレーザ光が照射されな
い。したがって、前記微画素S33の、前記無着色表示さ
れる微画素S23,S34,S43との境界部には微画素S23,S34,S
43に照射されるパワーレベルR10のレーザ光の外周部分
が照射されることとなる。このため、微画素S33の、前
記微画素S23,S34,S43との境界部の方が、前記微画素S32
との境界部に比べて多量のレーザ光が照射されることに
なる。そして、感光体上の電荷は照射されたレーザ光量
の積分値に応じて消失するので、パワー変調による多値
表示の場合、第7図(C)から分かるように、微画素S
33の、前記無着色微画素S23,S34,S43との境界部の静電
潜像の電位が着色微画素S32との境界部の電位よりも小
さくなる。
したがって、第5階調を表示する場合の各微画素S11
〜S44の静電潜像の電位は、各ライン毎に表示すると、
第7図(C)で表せる。
このレーザ光の照射によって生じる静電潜像を現像す
ることにより画像を再現する場合、静電潜像の現像スレ
ッシュホールドレベルTH0以上の電位の部分にトナーを
転写して現像する。したがって、現像スレッシュホール
ドレベルTH0を適切に設定すことにより、微画素S33は、
面積の5割が黒色化されて多値表示される。
なお、以下の説明においては、前述のレベルL0、およ
びL10は、多値表示を行わない場合と同様であるから、
特にことわらない場合は、レベルL5を多値表示を行なう
場合とする。
(3) 発明が解決しようとする課題 第7図において、前述のように、現像スレッシュホー
ルドレベルTH0以上の電位の感光体部分にトナーが付着
して現像されるので、微画素S22,S32は着色微画素とな
り、微画素S33はレベルL5で多値表示される。
ところが、現像スレッシュホールドレベルTH0が変動
し、現像スレッシュホールドレベルTH1(第7図(C)
参照)になると、レベルL5で着色表示すべき微画素S33
はレベルL0に近い無着色微画素となり、また、現像スレ
ッシュホールドレベルTH2になるとレベルL10に近い着色
微画素となる。
このように、多値表示を行う微画素は、現像スレッシ
ュホールドレベルTH0の変動によって影響を受け易く、
安定した階調表示を行うことが困難であるという問題点
がある。
本発明は、前述の事情に鑑みなされたもので、現像ス
レッシュホールドレベルTH0が変動しても、パワー変調
による多値表示に対する影響を減少させることを目的と
する。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明の画像出力装置に
おける階調表示方法は、レーザ光の照射により形成され
た静電潜像を現像することにより画像を再現するととも
に、前記画像を微小面積の画素に分割し、その画素をさ
らに微小な面積の微画素に分割し、前記画素内において
網点を形成する着色微画素の全微画素に対する割合によ
って階調を表示し、前記レーザ光のパワーレベルを変え
ることにより着色微画素を多値表示し、表示できる階調
数を増加するようにした画像出力装置における階調表示
方法において、 着色微画素に接触している微画素を多値表示する場合
に、多値表示する微画素に接触している無着色微画素を
照射するレーザ光のパワーレベルを他の無着色微画素を
照射するレーザ光のパワーレベルよりも強くしたことを
特徴とする。
(2) 作用 前述の本発明の画像出力装置における階調表示方法
は、多値表示を行う微画素が着色微画素に接触している
微画素である場合に、その多値表示を行う微画素の周囲
に接触している無着色微画素に対するレーザ光のパワー
レベル(すなわち、強度)を他の無着色微画素に対する
パワーレベルよりも強くする。そのため、感光体上の多
値表示を行う微画素は、その周囲の無着色微画素に照射
される強度の大きなレーザ光の周辺部分が照射される。
そのため、感光体上の多値表示を行う微画素の電位は、
多値表示を行う微画素の前記着色微画素に接している部
分から、その周囲の無着色微画素に接している部分に向
かうに従い低下する。その際、多値表示を行う微画素に
対応する感光体上の電位は、第7−C図に示した従来の
階段状曲線にはならず、着色微画素に接している部分か
ら、その周囲の無着色微画素に接している部分へ向かう
に従い、滑らかに徐々に低下する。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本発明による画像出力装置にお
ける階調表示方法の一実施例について説明する。
第2図は本発明を適用したデジタル複写機Fの全体説
明図である。デジタル複写機Fは、機械本体部F1とこの
機械本体部F1の上面にヒンジ連結されたカバーF2とから
構成されている。
前記機械本体部F1は、その上面に透明ガラスから構成
されたプラテン(原稿置き台)1を備えている。このプ
ラテン1の下方には、露光用光学系2が配設されてい
る。この露光用光学系2は、移動可能なランプユニット
3を有しており、このランプユニット3は、原稿照明用
のランプ4と第1ミラー5とが一体化されて構成されて
いる。また、前記露光用光学系2は、前記ランプユニッ
ト3の移動速度の1/2の速度で移動する移動ミラーユニ
ット6を有している。この移動ミラーユニット6は、第
2ミラー7および第3ミラー8から構成されている。ま
た、前記露光用光学系2は、レンズ9、第4ミラー10等
をも有している。そして、前記ランプユニット3が原稿
に対して平行に前後方向に移動し、前記移動ミラーユニ
ット6が前記ランプユニット3の移動速度の1/2の速度
で1/2の距離だけ移動すると、原稿とレンズ9との間の
距離は一定に保たれるので、その間、前記ランプ4によ
って照明された原稿の反射光は、前記露光用光学系2を
通り画像読取部11において収束されるように構成されて
いる。画像読取部11では、前記原稿の各画素における反
射光量を電気信号に変換する。この電気信号は濃度デー
タとして後で詳述する画像処理部12に送信される。画像
処理部12では、濃度データを網点の面積率に変換すると
ともに、後述のレーザスキャナ13でラスタ画像として出
力できるように、各走査線毎の2値のデータとして変換
する。このデータにしたがってレーザスキャナ13から出
射されるレーザス光線14が変調されることにより画像が
ドラム上の感光体15に書き込まれる。
前記感光体15の周囲には、その感光体15の回転方向に
沿って帯電用チャージャ16、現像ユニット17、転写用チ
ャージャ18およびクリーナユニット19等が配設されてい
る。また、前記機械本体部F1には、転写用紙収納トレイ
20と、この転写用紙収納トレイ20内の転写用紙を前記感
光体15と前記転写用チャージャ18との間に供給する給紙
機構21が配設されるとともに、前記感光体15と転写用チ
ャージャ18との間を通過して転写の終了した転写終了紙
を感光体15から剥離させて搬送する搬送機構22も配設さ
れている。さらに、機械本体部F1には、前記搬送機構22
によって搬送された転写終了紙を定着する定着ユニット
23と、この定着ユニット23から排出された転写終了紙を
受ける排紙トレイ24が配設されている。
第3図は、前述の画像処理部12の具体的構成の一例を
示すブロック図である。
前記画像読取部11(第2図参照)は、CCD等のセンサ
により構成されており、そのアナログ階調信号は、前記
画像処理部12のアナログデジタル変換器121(第3図参
照)に入力される。アナログデジタル変換器121は、前
記アナログ階調信号を例えば8ビットのデジタル階調信
号に変換する。ラインバッファ122は、前記デジタル階
調信号を1ライン分記憶できる容量を有している。コン
トローラ123は、前記画像読取部11、アナログデジタル
変換器121、およびラインバッファ122を動作させるため
のタイミング信号等を出力する。
前記ラインバッファ122に記憶されたデジタル階調信
号は、画像を形成する微画素が本実施例のように4×4
のマトリックスで構成されている場合、1ラインの画素
を出力する間に4回読出される。そして、読出された信
号は、ルックアップテーブル124により、前記8ビット
のデジタル階調信号から階調数33を表示するのに充分な
6ビットのデジタル階調信号「000000」〜「100000」に
変換される。ルックアップテーブル124は、ROM、RAM等
の記憶素子により構成され、入力信号をアドレスとし
て、そのアドレスに記憶されているデータを出力信号と
する。そのため、原稿から読取った信号を再現する間の
非直線性、例えば、画素の黒色化された面積率と濃度と
の非直線性を考慮したデータを記憶させておくことによ
り、その非直線性を補正するための階調再現補正器(To
ne Reproduction Corrector)として動作する。そし
て、ルックアップテーブル124の出力信号は、第0階調
を表示する場合には「000000」であり、第1階調を表示
する場合には「000001」であり、…、第32階調を表示す
る場合には「100000」である。
前記コントローラ123は前記レーザ光14が1微画素を
走査する周期でタイミング信号を発生しており、リング
カウンタ125は、コントローラ123のタイミング信号を計
数(カウント)し、計数値が「00」〜「11」の間を繰返
し計数するもので、その出力信号は前記微画素S11〜S44
のXアドレスを指定する。また、リングカウンタ126
は、前記感光体15(第2図参照)が1微画素分回転する
毎に前記コントローラ123から発生するタイミング信号
を計数し、計数値が「00」〜「11」の間を繰返し計数す
るものであり、その出力信号は前記微画素S11〜S44のY
アドレスを指定する。
前記ルックアップテーブル124、およびリングカウン
タ125,126の出力信号はフォントメモリ127のアドレス指
定信号として入力される。フォントメモリ127はROM等の
記憶素子で構成されており、そのデータは第4−B,C図
に示すように、レーザ光14のパワーレベル(すなわち、
強度)を4段階に特定するための2ビットのデータ「0
0」〜「11」である。この第4−B,C図に示すフォントメ
モリ127のデータは、前記ルックアップテーブル124の出
力信号によって網点P0〜P32が特定され、前記リングカ
ウンタ125,126によってX,Yアドレスが特定される。そし
て、フォントメモリ127の2ビットの出力信号をデジタ
ルアナログ変換器128でアナログ信号に変換して、この
アナログ信号によりレーザスキャナ13のレーザ変調器を
制御する。
前記レーザスキャナ13は、フォントメモリ125からの
入力信号が「11」のときレーザ光14をオフ(非照射)、
「10」のときパワーレベルR5でオン(照射)、「01」の
ときパワーレベルR10でオン、「00」のときパワーレベ
ルR11でオンとするように構成されている。
第1図(A)は、レベルL10で着色された微画素S22,S
32とレベルL5で着色された微画素S33とによって第5階
調を表示した例を示しており、斜線部分が着色部分を示
している。この第5階調および他の各階調を表示する網
点Pi(i=0,1,…,32)は前記フォントメモリ127に記憶
されたデータ(第4−B,C図参照)によって定められて
いる。
第1図(B)は前記第5階調を表示する際、各微画素
S11〜S44に照射されるレーザ光14のパワーレベルを示し
ており、パワーレベルR0は(R0=0)であり、レーザ光
の強度が0、すなわちレーザ光がオフの状態を示す。し
たがって、パワーレベルR0のレーザ光で照射された感光
体15上の微画素S22,S32は、レーザ光が照射されないこ
とになり、帯電電位が減少しないので、レベルL10で着
色されることになる。
パワーレベルR5は、微画素をレベルL5で表示するため
のレーザ光強度であり、感光体15上の帯電量の約半分を
除電する程度のレーザ光強度である。
パワーレベルR10は、微画素をレベルL0で表示(無着
色表示)するためのレーザ光強度であり、感光体15上の
帯電量を全部除電する程度のレーザ光強度である。
パワーレベルR11はパワーレベルR10よりもさらに強い
レーザ光強度であり、このパワーレベルR11のレーザ光1
4は、後で詳述するように、レベルL5で表示される微画
素(第5階調ではS33)に接触する無着色微画素(第5
階調ではS23,S34,S43)に対してのみ照射されるように
なっている。
なお、第1図(C)は、前記第1図(B)のようなパ
ワーレベルのレーザ光14を微画素S11〜S44に照射した場
合の感光体15上の静電潜像の帯電電域とスレッシュホー
ルドレベルTH0との関係を示す図である。
次に、前述の本発明による画像出力装置における階調
表示方法の実施例の作用について、主として第1図およ
び第4図により説明する。
たとえば、第1図(A)に示す第5階調の表示を行う
際には、前記ルックアップテーブル124の出力信号は、
第5階調を指示する信号「000101」となる。このとき、
フォントメモリ127に記憶された網点P0〜P32のうちの網
点P5が特定される。そして、第4−A図から分かるよう
に、Xアドレスを指定するリングカウンタ125(第3図
参照)が「00」の計数値で、Yアドレスを指定するリン
グカウンタ126が「00」の計数値のとき、微画素S11が特
定される。この微画素S11のデータ(すなわち、ルック
アップテーブル124、およびリングカウンタ125,126のこ
れらの出力信号の値をアドレスとする前記フォントメモ
リ127の記憶データ)は第4−B図に示すように「01」
である。したがって、感光体15上の微画素S11はパワー
レベルR10のレーザ光14によって照射され、その電位が
第1図(C)に示すように0(スレッシュホールドレベ
ルTH0以下)となるので、レベルL0で表示(無着色表
示)される。同様に、微画素S12,S13,S14,S21,S24,S31,
S41,S42,S44は無着色表示される。
そして、Xアドレスを指定するリングカウンタ125が
「01」の計数値で、Yアドレスを指定するリングカウン
タ126が「01」の計数値のとき、微画素S22が特定され
る。この微画素S22のデータは第4−B図に示すように
「11」となる。このとき、感光体15上の微画素S22はレ
ーザ光14によって照射されず、その電位が第1図(C)
に示すようにスレッシュホールドレベルTH0以上に保持
されるので、レベルL10で表示(着色表示)される。同
様に、微画素S32はレベルL10で着色表示される。
そして、Xアドレスを指定するリングカウンタ125が
「10」の計数値で、Yアドレスを指定するリングカウン
タ126が「01」の計数値のとき、微画素S23が特定され
る。この微画素S23のデータは第4−B図に示すように
「00」となる。このとき、感光体15上の微画素S23はパ
ワーレベルR11のレーザ光14によって照射され、その電
位が0(スレッシュホールドレベルTH0以下)となるの
で、レベルL0で表示(無着色表示)される。同様に、微
画素S24,S43は無着色表示される。
この第5階調において、前記無着色微画素S23,S34,S
43に照射されるパワーレベルR11のレーザ光14の外周部
分は、感光体15上の多値表示する微画素S33の外周部分
のうち無着色微画素S23,S34,S43との境界近傍の部分に
も照射されることになる。このため、多値表示する微画
素S33の外周部分のうち無着色微画素S23,S34,S43との境
界近傍の部分は、帯電量がかなり減少することになる。
そして、Xアドレスを指定するリングカウンタ125が
「10」の計数値で、Yアドレスを指定するリングカウン
タ126が「10」の計数値のとき、微画素S33が特定され
る。この微画素S33のデータは第4−B図に示すように
「10」となる。このとき、感光体15上の微画素S33はパ
ワーレベルR5のレーザ光14によって照射され、感光体15
上の静電潜像の電位は第1図(C)に示すようになる。
そして、微画素S33の電位はその面積の1/2の部分だけス
レッシュホールドレベルTH0以上となるので、レベルL5
で多値表示される。
なお、第1図(C)において、レベルL5で表示する微
画素S33の帯電電位が着色微画素S32側から無着色微画素
S34側に傾斜して少なくなっているのは、前記無着色微
画素S34に照射される高パワーレベルR11のレーザ光14の
外周部分によって、レベルL5で表示する微画素S33の無
着色微画素S34に近い部分が照射され、除電されるため
である。
以上、本発明の実施例の構成および作用を主として第
5階調を表示する場合について詳述したが、他の階調も
同様にして表示される。
次に、前述の実施例に特有の効果を述べる。
前述の実施例によれば、ルックアップテーブル124に
より非直線性の補正を行うことができる。さらに、ルッ
クアップテーブル124をRAMで構成した場合には、その記
憶データを変更することにより、ネガポジ反転、特定の
階調の強調等の各種の画像処理を容易に行うことができ
る。
以上、本発明による画像出力装置における階調表示方
法の実施例を詳述したが、本発明は前述の実施例に限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発
明を逸脱することなく、種々の設計変更を行うことが可
能である。
たとえば、また、デジタル複写機に適用した例を示し
たが、レーザプリンタに適用することもできる。さら
に、感熱プリンタ、インクジェットプリンタ等の網点に
より階調表示が可能なものであれば、どのような画像出
力装置でも適用することができる。その場合には、レー
ザ光の照射時間を、サーマルヘッドの通電時間、インク
ミストの噴射時間等に対応させ、レーザ光のパワーをサ
ーマルヘッドの電流値、インクミストの量等に対応させ
ればよい。
また、実施例では、画素を形成する微画素を4×4の
マトリックスで、スクリーン角度を0゜に、各微画素を
4段階の多値表示で、合計32階調の表示を行なったが、
他のマトリックスサイズ、他のスクリーン角度、他の段
階の多値表示を用いてもよい。その場合には、それらの
数に対応したビット数の構成を用いればよい。さらに、
ビット数を8ビットとして、各構成を入手しやすい汎用
のものを用いて、その下位ビットまたは上位ビットのみ
を使用することも当然可能である。さらにまた、画素を
形成する微画素を、正方形、または長方形のマトリック
スとする代わりに、他の形状とすることも可能である。
また、実施例ではモノクロ表示の場合を示したが、カ
ラー表示の各色に適用することも可能である。
C.発明の効果 前述の本発明の画像処理装置における階調表示方法に
よれば、多値表示を行う微画素に対応する感光体上の電
位が着色微画素に接触している部分から無着色微画素に
接触している部分へ向かうにしたがい、徐々に低下す
る。そのため、現像スレッシュホールドレベルが変動し
ても、多値表示を行う微画素は着色微画素や無着色微画
素に変化せず、その多値表示のレベルがわずかに変動す
るだけである。したがって、現像スレッシュホールドレ
ベルの変動による影響を受け難い安定性の高い階調表示
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B),(C)図は本発明の実施例によ
る多値表示の説明図、第2図は同実施例を適用したデジ
タル複写機を示す図、第3図は同実施例の画像処理部の
構成例を示す図、第4−A図は同実施例のX,Yアドレス
と微画素の配置関係を示す図、第4−B,C図は同実施例
のフォントメモリに記憶された網点データとX,Yアドレ
スとの関係を示す図、第5〜7図は従来例の説明図で、
第5図は画素を構成する微画素の説明図、第6−A,B,C
図は従来の網点形状の説明図、第7図は多値表示の従来
技術を説明するための図、である。 P0〜P48……網点、R10,R11……パワーレベル、S1〜S16
……微画素、14……レーザ光

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光(14)の照射により形成された静
    電潜像を現像することにより画像を再現するとともに、
    前記画像を微小面積の画素に分割し、その画素をさらに
    微小な面積の微画素(S11〜S44)に分割し、前記画素内
    において網点(P0〜P32)を形成する着色微画素の全微
    画素に対する割合によって階調を表示し、前記レーザ光
    (14)のパワーレベルを変えることにより着色微画素を
    多値表示し、表示できる階調数を増加するようにした画
    像出力装置における階調表示方法において、 着色微画素(S32)に接触している微画素(S33)を多値
    表示する場合に、多値表示する微画素(S33)に接触し
    ている無着色微画素(S23,S34,S43)を照射するレーザ
    光(14)のパワーレベル(R11)を他の無着色微画素(S
    11,S12,S13,S14,S21,S24,S31,S41,S42,S44)を照射する
    レーザ光(14)のパワーレベル(R10)よりも強くした
    ことを特徴とする画像出力装置における階調表示方法。
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