JP2673894B2 - 自動二輪車のリアクッション支持機構 - Google Patents

自動二輪車のリアクッション支持機構

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JP2673894B2 JP63177434A JP17743488A JP2673894B2 JP 2673894 B2 JP2673894 B2 JP 2673894B2 JP 63177434 A JP63177434 A JP 63177434A JP 17743488 A JP17743488 A JP 17743488A JP 2673894 B2 JP2673894 B2 JP 2673894B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動二輪車のリアクッション支持機構に関
するものであり、リアクッションの上端と燃料タンクの
後端との支持構造を単純にして車体フレームの軽量化を
図り、またリアクッションの上端と燃料タンクの後端の
車体への取付作業を簡単にするとともに、リアクッショ
ンの上端の上下方向位置の調整を支障なく行うことがで
きるものである。
〔従来の技術〕
自動二輪車においては、車体フレームに燃料タンクが
載置され、リアクッションの上端が連結されている。そ
して、車体フレームに設けたクロスメンバに燃料タンク
後端の取付ブラケットを締付固定したものとして、例え
ば実開昭62−68884号公報に記載されたものがあり、ま
た、左右一対のメインフレームの間に架設した連結部材
から後方に延びる取付ブラケットにリアクッションの上
端を支持させるものがある(実開昭58−147822号公
報)。リアクッションの上端と燃料タンクの後端とをそ
れぞれ別の部材に取り付けるとすれば、これらの取付部
の構造は単純にはならず、軽量化を図れるものではな
い。リアクッションの上端と燃料タンクの後端とを共に
メインフレームの連結部材に取り付ければ上記の問題は
幾分解消されるのであるが、両者を上記連結部材に取り
付けるとすれば軽量化に寄与することができるが、その
取付機構が複雑になり、また、リアクッションの上端の
上下方向位置の調整を容易にするための特別な工夫が必
要になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、リアクッションの上端と燃料タンク後方の
取付ブラケットとをクロス部材に取り付けるについて、
これらの取付部の機構・構造を簡単にし、リアクッショ
ンの上端取付部材の上下方向位置の調整を簡単・容易に
行えるように、リアクッション上端と燃料タンク後方の
取付ブラケットとの支持機構を工夫することをその課題
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、左右一対のメインフレームに燃料タンクが
載置され、一つのリアクッションの上端を左右のメイン
フレーム間のクロス部材に取り付け、この一つのリアク
ッションによってリヤアームを支持する自動二輪車を前
提にして、次の要素(イ)〜(ニ)によって構成される
ものである。
(イ)上記左右のメインフレーム間に架設されたクロス
部材を、上方に突設された左右の脚部と当該左右の脚部
間の横架部とから構成したこと、 (ロ)燃料タンク後端から後方に突設した一対の取付部
を上記クロス部材の横架部左右上面に取り付けたこと、 (ハ)上記クロス部材の横架部の中央にリアクッション
取付部を設けたこと、 (ニ)上記リアクッション取付部の上下方向のネジ孔に
アジャストねじ筒を螺合させ、アジャストねじ筒の下端
を、リアクッションの上端取付部材に結合し、アジャス
トねじ筒にロックナットを螺合させてアジャストねじ筒
をクロス部材のリアクッション取付部に固定したこと。
〔作 用〕
燃料タンク後端から後方に突設した左右一対の取付部
を、上記クロス部材の横架部左右上面に取り付け、上記
クロス部材の横架部の中央にリアクッション取付部を設
け、これにリアクッションの上端取付部材を取り付けた
ことにより、燃料タンクの後端およびリアクッション上
端が簡単な機構構造によって車体フレームに架設された
クロス部材に取り付けられる。したがって、両者のメイ
ンフレームへの取付機構を簡単かつ軽量にすることがで
きる。
また、燃料タンク後端から後方に突設した左右一対の
取付部を上記クロス部材の横架部左右上面に取り付け、
上記クロス部材の横架部の中央にリアクッション取付部
を設け、さらに、リアクッション取付部の上下方向のネ
ジ孔にアジャストねじ筒を螺合させ、アジャストねじ筒
の下端をリアクッションの上端取付部材に結合し、アジ
ャストねじ筒上端部にロックナットを螺合させたことに
よって、上記横架部の中央の空間を利用して容易に、上
記アジャストねじ筒を回動操作することができ、このア
ジャストねじ筒を回動させてその位置を上下に調整する
ことによって、リアクッションの上端の位置が上下に調
整される。なお、アジャストねじ筒の下端とリアクッシ
ョンの上端取付部材との結合を緩めることによってアジ
ャストねじ筒が回動可能になり、上記両者を強固に結合
することによってアジャストねじ筒の下端がリアクッシ
ョンの上端取付部材に固定されるので、リアクッション
の上端取付はアジャストねじ筒を介して、クロス部材の
横架部の中央のリアクッション取付部に固定される。
〔実 施 例〕
次いで図面を参照しつつ実施例を説明する。
自動二輪車1の車体フレーム2のヘッドパイプ3には
フロントフォーク4が回動自在に支持されていて、この
フロントフォーク4に前輪5が取り付けられている。ヘ
ッドパイプ3に固着(溶接)されている左右のメインフ
レーム6、6は斜め下方に傾斜しており、これに燃料タ
ンク7が載置され、内燃機関(エンジン)8が取り付け
られている。エンジン8の吸気系であるエアクリーナ9
と気化器10は、燃料タンク7の下方に配置されている。
また、エンジン8の前方にラジエータ11が配置されてお
り、ヘッドパイプ3の前方からエンジン8の側方にかけ
てカウリング12で覆われている。このカウリング12と燃
料タンク7との間に外気導入管13が設けられ、外気導入
管13を介して燃料タンク7の下方に配置されたエアクリ
ーナ9に空気が導入される。
メインフレーム6の後部のクロス部材21にシートフレ
ーム15が取り付けられ、このシートフレーム15にシート
16が取り付けられている。また、前記メインフレームの
後端のブラケット14の下部にリアアーム17が上下に揺動
自在に連結されており、このリアアーム17は1本のリア
クッション19で車体フレーム2に支持されている。
一対のメインフレーム6、6の後端部は、第2図に示
すように連結部材20で互いに連結されており、この連結
部材20よりも上方において左右のメインフレーム6、6
間にクロス部材21が懸架されている。このクロス部材21
は上方に突出した左右の脚部21aと、この左右の脚部21
a、21aを繋ぐ横架部21bからなる支持部材であり、横架
部21bの上面に左右一対のタンク取付部22、22が突設さ
れ、また横架部21bの後面の中央(第2図において左右
のタンク取付部22、22の中間位置)からリアクッション
取付部23が後方に突設されている。このリアクッション
取付部23にリアクッション19の上端取付部材24が調整機
構25を介して取り付けられている。この調整機構25は上
記リアクッション取付部23の上下方向のネジ孔に螺着さ
せたアジャストねじ筒26と、アジャストねじ筒26の底壁
の孔に挿入され、リアクッション19の上端取付部材24の
ネジ孔に螺着された締付ボルト27とアジャストねじ筒26
に対するロックナット28とから構成されるものである。
リアクッション19の上端取部材24は、締付ボルト27、ア
ジャストねじ筒26を介して、クロス部材21に固定される
のであるが、ロックナット28を緩め、アジャストねじ筒
26に六角レンチを挿入して締付ボルト27の六角穴に係合
させて、六角レンチによって締付ボルト27を緩めると、
アジャストねじ筒26は自由に回動できるようになる。そ
してアジャストねじ筒26を回動させてリアクッション取
付部23に対するアジャストねじ筒26の上下方向位置を調
整することができる。このアジャストねじ筒26の上下方
向位置の調整によってリアクッション19の上端取付部材
24のクロス部材21に対する上下方向位置の調整がなされ
る。
燃料タンク7から後方に突出させた取付ブラケット29
の一対の取付部29aが、ゴムダンパ30を介して締付ボル
ト31、31によりクロス部材21のタンク取付部22に締付固
定されている。また、シート16の前側取付部16aがこの
締付ボルト31により、グロメット32を介して共締めされ
ている。
燃料タンク7は第5図および第6図に示すように、ア
ルミニウム製の外板33と内板34とを接合して形成したも
のであり、底部を構成する内板34にはエアクリーナ9が
収納される上方に窪んだ凹部34aと、内側に燃料ポンプ3
5を収納するための、下方に突出した凸部34bが形成され
ている。この燃料タンク7の前端に固定したブラケット
36はボルト37でメインフレーム6の支持部6aに支持さ
れ、凸部34bの下端に沿わせた補強プレート38が、ゴム
ダンパ40を介して左右のメインフレームに架設された他
のクロス部材39に支持されている。
前記クロス部材21の両側脚部21aの後端の上方部と下
方部とにシートフレーム14の上取付部15aと下取付部15b
とが、締付ボルト41、42でそれぞれ固定されている。こ
の左右のシートフレーム15の後端部が連結部材43により
互いに連結されており、さらにシート16が取付部材44に
より上記連結部材43に固定されている。このシートフレ
ーム15の後端部にはリアフェンダを保持する補助レール
45が取り付けられている。
シートフレーム15の前端にはシート16を保持する支持
プレート46が設けられており、この支持プレート46の下
方位置にバッテリ47が収納されるようになっている。即
ち、板状のバッテリ取付ステー48には一対の電装品取付
用フック48a、48bが設けられ、このバッテリ取付ステー
48の電装品取付用フック48aにバッテリバンド49の取付
用フック49aが係止する。この状態で電装品取付用フッ
ク48a、48bを固定部材50に係止し、このバッテリ取付ス
テー48にバッテリ47を載置し、バッテリバンド49の取付
用フック49bをフック48cに係止する。このように、バッ
テリバンド49の取付用フック49aを電装品取付用フック4
8aに係止し、その後に電装品を差し込み、バッテリバン
ド49の外れ止めを兼用するようになっている。このよう
にすることによって構成部品を少なくし、コストを低減
し、軽量化を図ることが可能である。
以上のように、メインフレーム6に架設されたクロス
部材21に、燃料タンクの後端とリアクッション19の上端
との双方を支持するので、これらの支持部材が単一化さ
れ、構造が簡単で車体の軽量化が可能になる。
また、燃料タンク7の後端を2本の締付ボルト31で締
め付け、左右の締付ボルト31の中間の位置においてリア
クッション19を支持しているので、シート16の前側を外
せば、燃料タンクを外さなくても、リアクッション19の
上端の取り外しや、リアクッション19の上端の上下方向
位置の調整を容易に行うことが可能である。なお、符号
18は後輪である。
〔効 果〕
左右のメインフレーム6、6間にクロス部材21を架設
し、このクロス部材21に燃料タンクの後端を左右一対の
締付ボルト31、31を介して支持すると共に、このクロス
部材21の締付ボルト31、31の間においてリアクッション
の上端をクロス部材21に支持させることによって、燃料
タンク後端とリアクッション上端とを単一部材で支持す
ることができ、上記燃料タンクの後端と上記リアクッシ
ョン上端との両者の支持構造を簡単にし、その軽量化を
図ることができる。また、燃料タンクの支持とリアクッ
ションの支持が互いに独立していて、、その一方の着脱
および調整が他方の取付状態に影響することはないか
ら、メンテナンスや調整作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した自動二輪車の側面図、第2
図はリアクッションの取付を示す第1図A−A断面図、
第3図は燃料タンクの取付を示す断面図、第4図は燃料
タンクの取付状態を示す平面図、第5図は燃料タンクの
断面図、第6図は燃料タンクの平面図、第7図はバッテ
リの取付部材の斜視図である。 図中符号1は自動二輪車、6はメインフレーム、7は燃
料タンク、19はリアクッション、20は連結部材、21はク
ロス部材、21aは脚部、21bは横架部、22はタンク取付
部、23はリアクッション取付部、26はアジャストねじ
筒、27は締付ボルト、28はロックナットである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のメインフレームに燃料タンクが
    載置され、一つのリアクッションの上端を左右のメイン
    フレーム間のクロス部材に取り付け、この一つのリアク
    ッションによってリアアームを支持する自動二輪車にお
    いて、 上記左右のメインフレーム間に架設されたクロス部材
    を、上方に突設された左右の脚部と当該左右の脚部間の
    横架部とから構成し、 燃料タンク後端から後方に突設した一対の取付部を上記
    クロス部材の横架部左右上面に取り付け、 上記クロス部材の横架部の中央にリアクッション取付部
    を設け、 上記リアクッション取付部の上下方向のネジ孔にアジャ
    ストねじ筒を螺合させ、アジャストねじ筒の下端を、リ
    アクッションの上端取付部材に結合し、アジャストねじ
    筒にロックナットを螺合させてアジャストねじ筒をクロ
    ス部材のリアクッション取付部に固定した自動二輪車の
    リアクッション支持機構。
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