JP2673849B2 - 力検出手段付き直線運動用案内装置 - Google Patents

力検出手段付き直線運動用案内装置

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JP2673849B2
JP2673849B2 JP4115297A JP11529792A JP2673849B2 JP 2673849 B2 JP2673849 B2 JP 2673849B2 JP 4115297 A JP4115297 A JP 4115297A JP 11529792 A JP11529792 A JP 11529792A JP 2673849 B2 JP2673849 B2 JP 2673849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば半導体製造装
置,工作機械,各種検査装置等に広く用いられる直線運
動用案内装置に関し、特に力検出手段付きの直線運動用
案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術に代表されるように微
細加工の高精度化の要求が高まっている。NC(数値制
御)が開発されて以来、位置制御により加工精度は飛躍
的に向上した。このような位置制御を高精度にするため
に、従来は工作機械の剛性を上げることに力がそそがれ
てきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし工作機械の剛性
を高めるといってもおのずと限界があり、近年の微細加
工に要求される加工精度を得るのが困難になってきてい
る。
【0004】一方、機械加工においては、力を測って機
械,工具,ワークの変形量等を知り、それによってワー
クの加工精度のみならず、ツールの形状変化や異常検
出、外乱への対処、さらには過大な力がワークあるいは
ツールにかかることの回避、加工能率等を考慮すること
も必要になる。力をモニタすると加工の状態を的確に把
握できる。
【0005】自動化の技術が進んだ今日では、工作機械
や加工システムの無人化や省力化はかなり進んでいるも
のの、24時間完全無人化運転を実際に行っているシス
テムはなかなか見当たらない。
【0006】その原因は、実際の加工での予期せぬ工具
の折損、あるいは周囲環境の変化により設定した条件と
は異なったことが起きた時に、それを検出する有効な手
段がないために対処できないからである。また、熟練加
工者が、経験から加工時のワークに与えている力を判断
し、微妙に調整して、安全にそして精密に加工する技術
が現行の工作機械には欠落しているためである。
【0007】そこで、従来の位置制御に欠けていた加工
の重要な要素である力を検出し、力情報をフィードバッ
クして工作機械を制御する必要性が生じてきている。
【0008】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、半
導体製造装置や工作機械等の直線案内部に広く用いられ
る転がり接触形の直線運動用案内装置に力検出手段を組
み込むことにより、実際に加わる力に高精度に検出して
力の情報をモニタし得る力検出手段付きの直線運動用案
内装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、軌道レールと、多数の転動体
と、前記転動体を介して軌道レールに沿って直線方向に
摺動自在に設けられる摺動台と、を備え、摺動台にはワ
ークが装着されるテーブルが取り付けられる直線運動用
案内装置において、前記テーブル側から直線運動用案内
装置に作用している力を検出可能な力検出手段を前記摺
動台に設け、 前記力検出手段は、力の作用方向に弾性変
形可能な弾性部材と、該弾性部材の荷重に応じて変化す
る変位または歪みを電気信号に変換する変位または歪み
検出とを具備しており、 前記力検出手段によって検出す
る力の方向が、軌道レールの長さ方向と、軌道レールと
摺動台間の疑似摺動面に対して直交する方向と、軌道レ
ールに対して直交しかつ疑似摺動面と平行方向の三方向
のうち、少なくとも一方向であることを特徴とする。
【0010】弾性部材を力の作用方向にのみ弾性変形可
能でかつ他の方向には剛な構造としたことを特徴とす
る。
【0011】
【0012】弾性部材は、力の作用方向に弾性変形可能
な薄肉部を備えた構造とすることが好ましい。
【0013】また、薄肉部に歪み検出手段として歪みゲ
ージを貼着した構造とすることが効果的である。
【0014】摺動台は複数設けられていることを特徴と
する。
【0015】
【作用】上記構成の力検出手段付き直線運動用案内装置
にあっては、直線運動用案内装置に実際に作用する力を
直接検出することができる。特に、直線運動用案内装置
特有の転動体に作用する荷重を検出することができる。
たとえば、軌道レールの長さ方向にかかる力の検出は、
摺動台と軌道レール間の転動体の転がり抵抗を検出する
ことになる。転がり抵抗は転動体に作用する荷重に比例
する。また、軌道レールと摺動台間の疑似摺動面に対し
て直交する方向にかかる力あるいは軌道レールに対して
直交しかつ疑似摺動面と平行方向にかかる力の検出は、
転動体に作用する荷重そのものを検出することになる。
【0016】また、力の変化に応じて弾性変形する弾性
部材の変位または歪みを検出することによって、力を精
密に検出することができる。
【0017】さらに、弾性部材を力の作用方向に弾性変
形可能でかつ力の作用方向とは異なる方向に剛な構造と
しておくことによって、必要な剛性を得ることができ
る。
【0018】また、薄肉部に歪みゲージを貼着する構成
とすることにより、力をより感度よく検出することがで
きる。
【0019】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0020】図1(a) は本発明の力検出手段付き直線運
動用案内装置の概念的な構成を示している。この直線運
動用案内装置は、直線的に延びる軌道レール1と、この
軌道レール1に転動体としての多数のボール2を介して
組みつけられる摺動台3と、から構成されている。この
摺動台3は、例えば可動テーブル7等の被案内部材が取
付けられる取付部4と、ボール2が転動する部分を有す
るスライド部5と、取付部4とスライド部5との間に設
けられる力検出手段6とから構成される。力検出手段6
により検出された検出信号は力情報として各種コントロ
ーラ部100に送られる。
【0021】図1(b) はこのような直線運動用案内装置
の基本的な使用例を示している。すなわち、一対の軌道
レール1,1を互いに平行に敷設し、軌道レール1,1
上を摺動する左右一対づつの計4個の摺動台3,3,
3,3上に可動テーブル7が取りつけられる。この可動
テーブル7上でワーク8が加工される。加工時に工具9
からワーク8に作用する力は、可動テーブル7を通じて
直線運動用案内装置の摺動台3に伝達される。
【0022】そして、力検出手段6によって検出された
力情報はコンピュータ等を用いて記憶される。この力情
報のデータと加工に関する経験的知識を活用すること
で、加工状態をモデル化でき、将来の加工状態の予測,
予知が可能になり、予測,予知した将来の加工状態に基
づいて現在の加工状態に補正をかけるフィードフォファ
ード制御が可能となる。
【0023】すなわち、工具9に作用する力は可動テー
ブル7を通じて摺動台3に伝達されており、摺動台3に
設けられた力検出手段6によって工具9に実際に作用す
る力を検出することができる。この力を検出することに
よって、工具9の形状変化と異常検出及びワーク8の形
状認識、さらに予め設定した値以上の力がワーク8や工
具9にかかった時の対処が可能となる。
【0024】また、ワーク8に与える力を情報とするこ
とにより、加工力によるワーク8の変形のモデル化も可
能になる。
【0025】直線運動用案内装置に作用する力として
は、摺動台3に対して上下方向に作用するラジアル荷重
と、摺動台3の前後方向に作用するスラスト荷重と、摺
動台3の左右横方向に作用する横方向荷重の三方向の力
と、三方向それぞれの軸回りの回転モーメントの6つの
力がある。説明の都合上、図1(c) に示すように、軌道
レール1を下に摺動台3を上にした状態で、互いに直交
するXYZ直交座標系のY軸を摺動台3が摺動する方向
である軌道レール1の長さ方向にとり、X軸を摺動台3
と軌道レール1との疑似摺動面と平行でかつ摺動台3の
摺動する方向に対して直交する方向にとり、Z軸を軌道
レール1の疑似摺動面に対して直交する上下方向にとっ
て説明するものとすると、上記したラジアル荷重はZ軸
方向荷重に、スラスト荷重はY軸方向の荷重に、横方向
荷重がX方向荷重にそれぞれ対応する。さらに、三軸回
りのモーメントは、X軸,Y軸,Z軸回りのモーメント
に対応する。ここで、疑似摺動面とは左右のボール2,
2を結ぶ仮想の平面である。力検出手段6は、X軸,Y
軸,Z軸方向のすべての力を検出するように構成しても
よく、また、ある特定の方向の力のみを検出するような
構成としてもよく、図2は、力検出手段6の基本的な構
成を示す模式図である。すなわち、この力検出手段6
は、軸方向に弾性変形可能な弾性部材11と、この弾性
部材11の軸方向変位または歪みを電気信号に変換して
検出する検出手段12と、を具備しており、弾性部材1
1は固定部材13と可動部材14の間に介在され、固定
部材13と可動部材14を連結するようになっている。
そして、力の変化に応じて弾性部材11が弾性変形し、
この弾性部材11の歪みや変位が検出手段12によって
電気信号に変換されて軸力が検出される。
【0026】図3(a) 〜(e) には、上記力検出手段10
の変位または歪み検出手段12の各種変形例が示されて
いる。
【0027】図3(a) に示すものは、検出手段として歪
みゲージ等の抵抗式センサ12aを用いて弾性部材11
の歪みを検出するようにしたものである。
【0028】図3(b) に示すものは、検出手段として圧
電素子や電歪素子等を用いて変位を電圧変化として検出
する電圧式センサ12bを用いて弾性部材11の変位を
検出するようにしたものである。
【0029】図3(c) に示すものは、検出手段として差
動トランスやうず電流センサ等の電磁誘導式センサ12
cを利用して弾性部材11の変位を検出するようにした
ものである。
【0030】図3(d) に示すものは、検出手段として静
電容量式ギャップセンサ12dを用い弾性部材11の変
位を電気容量に変換して検出するようにしたものであ
る。
【0031】図3(e) に示すものは、検出手段として光
り干渉方式の光ファイバ式センサ12eを利用して弾性
部材11の変位を検出するようにしたものである。
【0032】この他、図示例のものに限られず、弾性部
材11の変位を検出するための各種センサを用いること
ができる。図4は、図2の力検出手段6を適用した場合
の直線運動用案内装置の各種構成例を示している。
【0033】図4(a) は、力検出手段6によってZ軸方
向、すなわち上下方向の力を検出する場合を示し、図4
(b) は、力検出手段6よってX軸方向、すなわち左右横
方向の力を検出する場合を示し、図4(c) は、力検出手
段6によってY軸方向、すなわち前後方向の力を検出場
合を示している。
【0034】もちろん、一方向の力だけでなく、これら
を組み合わせて2方向,3方向の力を検出する構成とす
ることもできる。
【0035】図4(d) は、X軸とZ軸の2方向の力を検
出する場合を示しており、その他図示しないが図4(b)
(c) を組み合わせてXY軸の二方向の力を検出すること
もできるし、図4(a) ,(c) を組合わせればYZ軸の二
方向の力を検出することができ、さらに図4(a) 〜(c)
を組み合わせればXXYZ軸の三方向の力を検出する構
成をとることができる。
【0036】図5は、図4(a) に示されるモデル構成を
より具体化した直線運動用案内装置を示すものである。
この直線運動用案内装置はZ軸方向の力のみを検出する
もので、基本的には図4に示す装置と同様の構成で、力
検出手段6の弾性部材11Aとして薄肉の板ばねを用
い、スライド部5および取付部4と一体構造としたもの
である。
【0037】すなわち、取付部4は環状部材で、また力
検出手段6の弾性部材11Aを薄肉の環状平板形状と
し、環状平板状の弾性部材11Aの外端を取付部4内端
に固定し、弾性部材11Aの内端をスライド部5に固定
してZ軸方向に弾性変形可能に構成したものである。
【0038】この例では、摺動台3を構成する四角形の
ブロック体を加工することによって取付部4と弾性部材
11Aとスライド部5とを一体構成としてある。すなわ
ち、摺動台3の前後左右の側面に全周的にスリット15
を形成し、一方、摺動台3の上面中央にスリット15の
奥端の直径よりも大径の円形の凹部16を形成し、凹部
16底面とスリット15の間を薄肉にして弾性部材11
Aを構成している。この摺動台3の凹部16の開口部は
蓋体17によって閉塞されている。
【0039】弾性部材11Aを環状平板構造とすること
により、弾性部材11AはZ軸方向には弾性変形可能で
かつZ軸以外のX,Y軸方向には剛な構成となってお
り、X軸,Y軸方向の剛性を高剛性に保つことができ
る。
【0040】そして、弾性部材11Aの表面には、弾性
部材11Aの弾性変形に対応する変位量を検出するため
の検出手段としての歪みゲージ12aが貼着されてい
る。この歪みゲージ12aはもっとも歪みの大きい弾性
部材11Aの付けね部に貼着することによって、感度が
高められている。
【0041】図示例では、歪みゲージ12aを円環状の
弾性部材11Aの外径端部に4枚等配し、一方、内径端
部に外径端側とは45度位相をずらして4枚等配し、合
計8枚の歪みゲージ12aが用いられている。
【0042】また、この実施例では、歪みゲージ12a
を弾性部材11Aの凹部16側の表面に取付け、歪みゲ
ージ12aからの信号線は取付部4に固定される接続端
子18を通じて取り出される。歪みゲージ12aからの
検出信号は、ストレインアンプ101によって増幅さ
れ、さらにA/D変換器102によってディジタル信号
に変換され、力情報としてコントローラ103で処理判
断される。
【0043】この実施例では、弾性部材11Aが円環状
となっているので、あらゆる方向に均一のばね特性でも
って傾動可能である。したがって、各歪みゲージ12a
が貼着されたそれぞれの位置の荷重に比例して弾性部材
11Aの各部が弾性変形することになり、各歪みゲージ
12aからの出力情報を読むことで摺動台3上面に作用
するZ軸方向の力の円周方向の分布がわかる。この円周
方向のZ軸方向力の分布を知ることにより、力の大きさ
だけでなくその方向性等についても精密に検出すること
ができる。
【0044】図6は弾性部材11Aの各種形状を示すも
ので、図6(a) に示すような単なる環状平板構造の他
に、図6(b) 〜(e) に示すように孔11Bを開けた形状
に成形することもできる。
【0045】図7は、取付部4とスライダ部5の間に介
在される弾性部材11Bを円筒形として、XYZ軸方向
の力を検出可能としたものである。
【0046】すなわち、図6と同様、取付部4が環状部
材であり、この環状の取付部4に円筒状の弾性部材11
Bの上端を固定し、スライダ部5に弾性部材11Bの下
端を固定している。
【0047】この円筒状の弾性部材11Bの場合、歪み
ゲージ12aを図7(a) に示すように弾性部材11Bの
上下方向中途部位に貼着すれば主としてZ軸方向の力検
出に有効であり、図7(c) に示すように弾性部材11B
の付け根部位に貼着すればXY軸方向の力検出に有効で
ある。また、せん断ゲージを弾性部材11B表面に貼着
してもXY軸方向の力検出に有効である。
【0048】なお、上記実施例では、いずれも力検出手
段6を取付部4およびスライダ部5と一体構造としてい
るが、図8に示すように力検出手段6を別体構造とする
こともできる。
【0049】この実施例は、力検出手段6とスライド部
5の間で分割して、力検出手段6と取付部4とを一体構
成したものである。すなわち、力検出手段6はスライド
部5にボルト51によって固定される固定部61と、非
案内部材を取りつけるための取付部4と、この固定部6
1と取付部4とを一体的に連結する弾性部材11Aと、
この弾性部材11A表面に貼着された変位検出手段とし
ての歪ゲージ12aと、から構成されている。この弾性
部材11Aは、図5と同様の環状平板構造で、Z軸方向
に弾性変形可能でX軸,Y軸方向には剛な構造となって
いる。
【0050】このように別体構成とすれば、力検出手段
6を複数種類用意しておいて、検出すべき力の種類に応
じて力検出手段6のみをアタッチメントとして取り替え
ることができる。
【0051】図8(b) (c) には、取り替え可能の力検出
手段の各種変形例を示している。すなわち、図8(b) は
環状平板構造の弾性部材を平行に二枚設けた平行平板構
造としたもので、このようにすれば、Z軸方向にのみ選
択的に検出することが可能である。
【0052】また、図8(c) はX軸方向にのみ弾性変形
可能な平行平板構造の弾性部材11Cと、Y軸方向にの
み弾性変形可能な平行平板構造の弾性部材11Dを組み
合わせた構造である。このようにすれば、XY軸方向の
力と、さらにZ軸回りのモーメントについて検出するこ
とが可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、直線運動用案内装置に実際に作用する力を直接
検出することができる。特に、軌道レールの長さ方向に
かかる力、軌道レールと摺動台間の疑似摺動面に対して
直交する方向にかかる力、軌道レールに対して直交しか
つ疑似摺動面と平行方向にかかる力のうち少なくとも一
方向の力を検出するようにすれば、直線運動用案内装置
特有の転動体に作用する荷重を検出することができる。
【0054】また、力の変化に応じて弾性変形する弾性
部材の変位または歪みを検出することによって、力を高
精度に検出することができる。
【0055】さらに、弾性部材を力の作用方向以外の方
向に剛な形状にすることにより、直線運動用案内装置の
無用の剛性低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本発明の力検出手段付き直線運動用
案内装置の概念構成を示す図、同図(b) は直線運動用案
内装置の使用例を示す概略斜視図、同図(c) は直線運動
用案内装置の荷重作用方向を説明するための斜視図であ
る。
【図2】図2は力検出手段を模式的に示す構成図であ
る。
【図3】図3(a) 〜(e) は図2の力検出手段の各種変形
例を示す構成図である。
【図4】図4(a) 〜(d) は図2の基本構成の力検出手段
を用いて表現した本発明の力検出手段付き直線運動用案
内装置の各種構成例を示す概略図である。
【図5】本発明の第1の具体例を示すもので、同図(a)
は縦断面図、同図(b) は平面図、同図(c) および(d) は
作動状態を説明するための弾性部材近傍の断面図であ
る。
【図6】図6(a) 〜(e) は図5の装置の弾性部材の各種
変形例を示す平面図である。
【図7】図7は本発明の第2の具体例を示すもので、同
図(a) は縦断面図、同図(b) は平面図、同図(c) はXY
軸方向の力検出に有効な歪みゲージの貼着位置を示す要
部断面図である。
【図8】図8(a) は本発明の第3の具体例に係る力検出
手段が分割タイプの直線運動用案内装置の概略断面図、
同図(b) ,(c) は同図(a) の分割タイプの力検出手段の
各種変形例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 軌道レール 2 ボール(転動体) 3 摺動台 4 取付部 5 スライド部 6 凹部 7 可動テーブル(被案内部材) 11,11A,11B 弾性部材 12,12a,12b,12c,12d,12e 変位
検出手段 13 固定部材 14 可動部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道レールと、多数の転動体と、前記転動
    体を介して軌道レールに沿って直線方向に摺動自在に設
    けられる摺動台と、を備え、摺動台にはワークが装着さ
    れるテーブルが取り付けられる直線運動用案内装置にお
    いて、 前記テーブル側から直線運動用案内装置に作用している
    力を検出可能な力検出手段を前記摺動台に設け、 前記力検出手段は、力の作用方向に弾性変形可能な弾性
    部材と、該弾性部材の荷重に応じて変化する変位まはた
    歪みを電気信号に変換する変位または歪み検出とを具備
    しており、 前記力検出手段によって検出する力の方向が、軌道レー
    ルの長さ方向と、軌道レールと摺動台間の疑似摺動面に
    対して直交する方向と、軌道レールに対して直交しかつ
    疑似摺動面と平行方向の三方向のうち、少なくとも一方
    向であることを特徴とする直線運動用案内装置。
  2. 【請求項2】弾性部材を力の作用方向にのみ弾性変形可
    能でかつ他の方向には剛な構造とした請求項1に記載の
    力検出手段付き直線運動用案内装置。
  3. 【請求項3】弾性部材は、力の作用方向に弾性変形可能
    な薄肉部を備えている請求項1または2に記載の力検出
    手段付き直線運動用案内装置。
  4. 【請求項4】薄肉部に歪み検出手段として歪みゲージを
    貼着してなる請求項3に記載の力検出手段付き直線運動
    用案内装置。
  5. 【請求項5】摺動台は複数設けられている請求項1,
    2,3または4のいずれか一項に記載の力検出手段付き
    直線運動用案内装置。
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