JP2671140B2 - スピーカ用ダンパーとその製造法 - Google Patents

スピーカ用ダンパーとその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ボイスコイルへの音声信号入力用の導電
部材を備えたスピーカ用ダンパーとその製造法に関する
ものである。
[従来の技術] 従来よりボイスコイルへの配線構造を簡略化するため
に、第9図乃至第12図に示すように、織布又は不織布等
の布材からなるダンパー素材にフェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂を含浸させると共に熱成型加工により波形のコ
ルゲーション22を一体形成してなるダンパー本体21と、
このコルゲーション22の形状に沿わしめて内周部21aか
ら外周部21b方向に装着された2枚の導電部材23とから
なるスピーカ用ダンパーが提案されている。
その製造方法及び製造金型としては、 第14図(A)に示すように、織布又は不織布等の上
記布材からなるダンパー素材20に導電部材23を接着剤S
で接着したのち、溶剤にて希釈したフェノール樹脂等の
熱硬化性樹脂24を収容した処理槽30内を通過させること
によりこの熱硬化性樹脂24を含浸させ、上記溶剤を揮発
させて樹脂タック性を取り除いた状態とし、成形金型で
熱成型加工する方法 第14図(B)に示すように、上記布材からなるダン
パー素材20に溶剤にて希釈した熱硬化性樹脂24を含浸さ
せ、この溶剤を揮発させて樹脂タック性を取り除いた状
態で導電部材23を接着したのち、熱成型加工する方法 第14図(B)と同様に布材からなるダンパー素材20
に溶剤にて希釈した熱硬化性樹脂24を含浸させ、この溶
剤を揮発させて樹脂タック性を取り除いた状態で熱成形
加工して第14図(C)に示すようなダンパー本体21を
得、コルゲーション22の表面又は裏面に銅箔又は錦糸線
からなる導電部材23を接着する方法 等がある。
第15図(A)〜(D)は上記のようなダンパーを成形
するための金型の断面図であり、(A),(B)はダン
パー本体21の成形過程を示す断面図、(C),(D)は
導電部材23の装着過程を示す断面図である。また、第13
図は上記のようにして構成されたスピーカ用ダンパーの
断面図であり、コルゲーション22の幅W及び深さDは内
周部21aから外周部21bに至るまで同一形状に形成されて
いる。
上記したダンパー素材20は第15図(A),(B)に示
すように上記コルゲーション22に対応する多数の凹凸部
33,34を環状に形成した上下の金型31,32で加熱プレス成
形されるが、周知の如く、成形時には材料、即ち、ダン
パー素材20が外周部20aから内周部20b側に引き込まれな
がら成形される。従って、コルゲーション22の形状と
数、特に幅W及び深さDは成形時における材料の破損、
成形後の反り、変形等が発生しない範囲内で設定され
る。
ダンパー本体21に導電部材23を装着する手段として、
上記の方法においては、第15図(A)及び(B)に示
すように、ダンパー素材20を加熱された金型31,32でプ
レス成形することによりダンパー本体21を得、第15図
(C)及び(D)に示すように導電部材23をコルゲーシ
ョン22の形状に成形しつつ貼り合せる。また、上記及
びの方法においてはダンパー素材20に導電部材23を装
着した状態で上記加熱された金型31,32によりプレス成
形される。
[発明が解決しようとする課題] 従来より提案されている上記したスピーカ用ダンパー
にあってはダンパー本体21に導電部材23をいずれも接着
して装着するものであるため、大振幅を長時間続けると
導電部材23がコルゲーション22から剥離し、該剥離部が
ダンパーやコーン振動板の裏面に当って異音を発した
り、導電部材23が剥離したままの状態で適切な形状を保
たずに異常共振を続けると断線する欠点があり、我々も
各種の実験を行ったが、実際の製品化には不向きである
ことが判明した。
また、上記〜で説明した従来のスピーカ用ダンパ
ーの製造法においては量産性において次のような欠点が
ある。
のようなダンパー素材20に導電部材23を装着した後
に熱硬化性樹脂を含浸させる手法では、熱硬化性樹脂24
が導電部材23に付着したまま熱成形されるため導電部材
23に付着した熱硬化性樹脂24が硬化し、これがリード線
接続のためには不適な絶縁材となってしまい、リード線
接続時には硬化した熱硬化性樹脂24を除去しなければな
らない、等工数が増加し、また、導電部材23にマスキン
グ処理をしたり導電部材23に付着した熱硬化性樹脂24が
硬化しない間にこれを除去する等の作業をすると上記し
たと同様に工数増加を招き、結果としてコストアップと
なる。
更に、使用する接着剤Sの材質検討及び接着剤塗布方
法等が複雑になり、例えば、一般的なゴム系接着剤では
所定の接着強度が出るまで時間がかかり、アクリル系等
の反応タイプのものでは硬度が出すぎてコルゲーション
22を成形できない等、接着剤Sの選定範囲が大幅に制限
される。
のようにダンパー素材20に熱硬化性樹脂を含浸させ
たのち溶剤を揮発させ、樹脂タック性を取り除いた状態
で導電部材23を接着する形式では上記のような熱硬化
性樹脂24が導電部材23に付着することに起因する欠点は
ないが、接着剤Sを使用する点ではと同様に、接着剤
Sの材質検討、接着剤塗布方法の複雑性等の欠点があ
る。
のようにダンパー本体成形後に導電部材23を接着す
る形式では上記のような欠点はないが、コルゲーシ
ョン22に沿って導電部材23を接着する必要があり、コル
ゲーション22に沿って接着材を均一に塗布する方法が複
雑になる等の欠点がある。
また、導電部材23をコルゲーション22に沿った状態で
装着する場合、従来のスピーカ用ダンパーにおいてはコ
ルゲーション22の幅W及び深さDが内周部21aから外周
部21bに至るまで同一形状に形成されているため次のよ
うな欠点がある。
即ち、一般的に導電部材23として使用される銅箔や錦
糸線等はその変形率が織布、不織布等の布材よりも低い
ため、成形時に導電部材23にクラックが発生する欠点を
有している。特に導電部材23たる材料を引き込む力が多
く作用する内周部側の第一凹部331、及び第一凸部341近
傍でクラックが発生し易い。その理由は、導電部材23の
外周部23b側は切断されて自由端となっており、材料が
移動し易くなっているが、内周部23a側は材料が繋って
いて、いわゆるソリッドの状態になっており、材料の移
動が極めてしにくい状態となっているからである。従っ
て、内周部23a側ほど材料を引き込む力が多くかかり、
この部分にクラックが多く発生する。
このような状態を避けるために導電部材23の材料を、
第15図(C)に示すように中間部23cで二分して内周部2
3a側及び外周部23b側を共にフリーにする手法やクラッ
クが発生しない程度の導電部材を配置する手法も考えら
れるが、前者においては極めて多くの工数を要し、後者
においては成形後に導電部材23に内部応力が残り、変形
し易い欠点がある。
以上のように、従来からダンパーに導電材を装着した
導電部装着型ダンパーが種々の形態で提案されている
が、実際にはいずれの形態においても実施できず、製品
化されていないのが現状である。
我々は導電部装着型ダンパーを実現するために各種の
実験検討を繰り返した結果、導電材として優れた実績の
ある錦糸線を平網状に編組して平編錦糸線とし、これを
織布、不織布等からなるダンパー素材に繊維で縫着した
後に所定のダンパー形状に成形すれば所期の目的を達成
できることを見出した。
従って、この発明の第1の目的は上記した従来のスピ
ーカ用ダンパーの欠点を解消し、ダンパー本体のコルゲ
ーションに沿って導電部材を確実に装着したスピーカ用
ダンパーを提供することにある。
この発明の第2の目的は上記のようなスピーカ用ダン
パーを量産でき、コストダウンできると共に均一な製品
を得ることができる製造法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明に係る第1のスピーカ用ダンパーは、織布又
は不織布等の布材からなるダンパー素材にフェノール樹
脂その他の熱硬化性樹脂を含浸させると共に熱成型加工
により同芯円状の複数のコルゲーションを一体形成した
ダンパー本体と、上記コルゲーションの形状に沿わしめ
て内周部から外周部方向に装着した導電部材とからなる
スピーカ用ダンパーにおいて、平網錦糸線からなる導電
部材をダンパー本体に繊維で縫着したものである。
また、第2のスピーカ用ダンパーは、コルゲーション
の幅を外周部側のコルゲーションから内周部側のコルゲ
ーションに至るに従って順次広くしたものである。
この発明に係るスピーカ用ダンパーの製造方法として
は、上記した布材からなるダンパー素材に熱硬化性樹脂
を含浸させた後、これに、平網錦糸線からなる導電部材
を繊維で縫着し、この状態で金型装置で熱成型加工した
のち、所定のダンパー形状に打ち抜き加工する。
[作用] 織布又は不織布等の布材からなるダンパー素材に溶剤
で希釈したフェノール樹脂その他の熱硬化性樹脂を含浸
させ、上記溶剤を揮発させて樹脂タック性を取り除いた
状態とした後、平編錦糸線からなる導電部材を繊維で縫
着したものを成形金型で熱成型加工して所定のコルゲー
ションを形成する。これを所定形状に打ち抜き加工して
スピーカ用ダンパーを得る。
上記のようにして平網錦糸線からなる導電部材を繊維
で縫着したスピーカ用ダンパーは、導電部材が剥離した
り剥離に伴なう断線等のおそれはない。
導電部材を逢着するに際して、導電部材として平網錦
糸線を使用するものであり、導電部材に幅があるから縫
着が容易である。
更に、通常の銅箔を縫い付けた場合には縫い付けた後
にプレス成型すると切れてしまうが、平網錦糸線におい
ては延性があるから切れずにプレス成型することができ
る。
上記コルゲーションを成形するために、上下の金型に
設けた複数の環状の凹凸部を内周部側と外周部側とでそ
の幅を異ならせた、即ち、内周部側の凹凸部の幅を外周
部側の凹凸部の幅よりも大きくした金型装置が使用され
る。そしてダンパー素材と導電部材とが縫着された状態
でこの金型装置によって加熱成形する。
この場合、導電部材の内周部側により多くの引き込み
力が作用しても外周部側よりも上記凹凸部の幅が大きい
ため、導電部材の内周部側にクラックが発生したりする
ことはない。
[実施例] この発明に係るスピーカ用ダンパーとその製造法の実
施例について第1図乃至第8図に基づいて説明する。
第1図はスピーカ用ダンパーの平面図、第2図は導電
部材を繊維で縫着した一例を示す平面図、第3図は第1
図A−A線拡大断面図、第4図は第1図B−B線断面
図、第5図は第4図におけるC部分の拡大断面図、第6
図は製造工程図、第7図(A),(B)は金型装置での
成形工程を示す断面図、第8図は第7図の成形工程で成
形されたスピーカ用ダンパーを示す断面図である。
図において、1はダンパー本体、2は該ダンパー本体
1に同心円状に形成された波形のコルゲーション、3は
上記コルゲーション2の形状に沿わしめて内周部1aから
外周部1b方向に装着した導電部材を示している。なお、
1cはコルゲーション2の外側に形成した貼り代部であ
る。
ダンパー本体1は、織布又は不織布等の布材からなる
ダンパー素材10を、第6図に示すように、溶剤にて希釈
したフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂5を貯溜した処理
槽6内を通過させることにより該熱硬化性樹脂5を含浸
させ、上記溶剤を揮発させて樹脂タック性を取り除いた
状態にし、この状態のダンパー素材10に上記導電部材3
を繊維(糸)4で縫着する。これを熱成形金型で成形し
て同心円状の波形のコルゲーション2を一体形成する。
上記導電部材3としては、対屈曲性、対振動性を必要
とするスピーカの導電部材において実績のある錦糸線を
平網状に編組した平網錦糸線を使用する。導電部材3の
縫着工程は工業用ミシン7にて簡単に取り付けることが
でき、この場合、導電部材3が錦糸線を平網状に編組し
た平網錦糸線であるから導電部材3に幅があり、縫着が
極めて容易である。
このようにして導電部材3を取り付けたのち、金型装
置で加熱プレス成型することにより、ダンパー本体1に
コルゲーション2が一体成形されると共に導電部材3が
コルゲーション2の形状に沿った状態で装着される。
そして、第7図(A),(B)に示すように、上記コ
ルゲーション2を成形するために上下の金型11,12に設
けた複数の環状の凹13と凸部14間の幅を内周部側と外周
部側とで異ならせた、即ち、上記内周部側の凹部13と凸
部14間の幅が外周部側のそれよりも順次大きくなるよう
にした金型装置8が使用される。
この場合、導電部材の内周部側より多くの引き込み力
が作用しても外周部側よりも上記凹凸部の幅が大きいこ
とから内周部側での材料の引き込み量が少ないため、導
電部材の内周部側にクラックが発生したりすることはな
い。
上記のようにして成形されたスピーカ用ダンパーは第
8図に示されており、内周部側のコルゲーションの幅W
が外周部のコルゲーションに至るに従って順次広くなっ
ていると共に導電部材3がこのコルゲーションに沿って
装着されている。
なお、上記した例ではコルゲーション2の幅Wだけを
変えたが、コルゲーション2の深さDが外周部側のコル
ゲーションから内周部側のコルゲーションに至るに従っ
て順次浅くなるようにすることができ、更に幅Wと深さ
Dが共に外周部側のコルゲーションから内周部側のコル
ゲーションに至るに従って順次広く、しかも浅くするこ
ともできる。
[発明の効果] この発明に係るスピーカ用ダンパーによれば、錦糸線
を平網状に編組してなる平網錦糸線を導電部材とし、こ
れがダンパー本体のコルゲーション形状に沿った形態で
繊維で縫着されているから、従来のように導電部材を接
着する形式のものと異なり接着剤層が形成されないため
しなやかさを保ち、しかも従来のものに比して極めて強
固な装着が可能となり、大振幅を長時間続けても導電部
材がコルゲーション部から剥離することはない。
このように、耐屈曲性、耐振動性を必要とするスピー
カの導電部材として実績のある錦糸線を平網状に編組し
てなる平編錦糸線を導電部材として使用したから、導電
部材に幅があり、ダンパー素材への縫着作業が容易であ
ると共に、上記したしなやかさをより発揮させることが
できて振幅の限界性能を極めて大きくとることが可能と
なる。従って、従来例に比して大幅な性能向上が可能と
なり、導電部付きダンパーが使用可能なスピーカの範囲
が広がる。
また、内周部側のコルゲーションの幅が外周部側のコ
ルゲーションの幅よりも広く形成したスピーカ用ダンパ
ーによれば、ダンパー本体内周部側の材料変形率が従来
例より少ないため、導電部材をコルゲーションの形状に
沿って装着しても、内周部側のコルゲーション近傍の導
電部材にクラックが発生することはなく、しかも生産性
が良好である。
一方、ダンパー素材の材料が成形時において外周部側
から内周部側に引き込まれる量は従来例に比して大幅に
少なくなるため、成形後のダンパーの残留内部応力が少
なくなり、変形、特に反り等を効果的に防止でき、品質
及び生産性を向上させることができる。
本発明のスピーカ用ダンパーの製造法においては、樹
脂タック性を取り除いた状態のダンパー素材に平網錦糸
線からなる導電部材を繊維で縫着したのち、これを加熱
成形して製造するものであるから、導電部材に絶縁性樹
脂が付着することはなく、従来のように導電部材に付着
した絶縁性樹脂を取り除く等の工数は不要であり、ま
た、導電部材に幅があるからミシンにで縫着で逢着して
簡単に取り付けることができる。
従って、従来例のやのように、接着剤の材質検討
や複雑な接着剤塗布方法等が不要となり、工数を低減で
きて、次工程への移行の容易性、手離れの良好性、中間
仕掛品の減少等によりコストダウンが可能となる。しか
も接着剤を使用していないことから加熱成形時における
金型へのダンパー本体の付着はなく、脱型作業が容易で
ある等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明に係るスピーカ用ダンパーと
その製造法の実施例を示し、第1図はスピーカ用ダンパ
ーの平面図、第2図は導電部材を繊維で縫着した一例を
示す平面図、第3図は第1図A−A線拡大断面図、第4
図は第1図B−B線断面図、第5図は第4図におけるC
部分の拡大断面図、第6図は製造工程図、第7図
(A),(B)は金型装置での成形工程を示す断面図、
第8図は第7図の成形工程で成形されたスピーカ用ダン
パーを示す断面図である。 第9図乃至第15図は従来より提案されている導電部材配
置型のスピーカ用ダンパーとその製造法及び製造金型を
説明するための図であり、第9図はスピーカ用ダンパー
の平面図、第10図は第9図A−A線断面図、第11図は第
9図B−B線断面図、第12図は第11図C部分の拡大断面
図、第13図はコルゲーションの幅及び深さが均一である
ことを示すダンパーの断面図、第14図(A)〜(C)は
製造工程図、第15図(A),(B)はダンパー本体成形
工程を示す金型の断面図、第15図(C),(D)は導電
部材装着工程を示す金型の断面図である。 1:ダンパー本体、1a:内周部、1b:外周部、2:コルゲーシ
ョン、3:導電部材 4:繊維、5:熱硬化性樹脂、8:金型装置、10:ダンパー素
材11,12:金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳賀 昭彦 山形県最上郡真室川町大字新町字塩野 954番の1 最上電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−21899(JP,A) 実開 昭61−107298(JP,U) 実開 昭58−138495(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布又は不織布等の布材からなるダンパー
    素材にフェノール樹脂その他の熱硬化性樹脂を含浸させ
    ると共に熱成型加工により同芯円状の複数のコルゲーシ
    ョンを一体形成したダンパー本体と、上記コルゲーショ
    ンの形状に沿わしめて内周部から外周部方向に装着した
    導電部材とからなるスピーカ用ダンパーにおいて、 上記導電部材が平網錦糸線であり、該導電部材がダンパ
    ー本体に繊維で縫着されていることを特徴とするスピー
    カ用ダンパー。
  2. 【請求項2】コルゲーションの幅が外周部側のコルゲー
    ションから内周部側のコルゲーションに至るに従って順
    次広くなっていることを特徴とする請求項1記載のスピ
    ーカ用ダンパー。
  3. 【請求項3】織布又は不織布等の布材からなるダンパー
    素材にフェノール樹脂その他の熱硬化性樹脂を含浸させ
    ると共に熱成型加工により同芯円状の複数のコルゲーシ
    ョンを一体形成したダンパー本体と、上記コルゲーショ
    ンの形状に沿わしめて内周部から外周部方向に装着した
    導電部材とからなるスピーカ用ダンパーを製造する方法
    において、布材からなるダンパー素材に熱硬化性樹脂を
    含浸させた後、これに平網錦糸線からなる導電部材を繊
    維で縫着し、この状態で熱成型加工することにより導電
    部材を装着した複数のコルゲーションを一体形成するこ
    とを特徴とするスピーカ用ダンパーの製造法。
JP63286679A 1988-11-15 1988-11-15 スピーカ用ダンパーとその製造法 Expired - Lifetime JP2671140B2 (ja)

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