JP2669675B2 - フツ素樹脂系着色フイルム積層体 - Google Patents

フツ素樹脂系着色フイルム積層体

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フツ化ビニリデン系樹脂とメタクリル酸エ
ステル系樹脂とを樹脂成分とし隠ぺい力を高めた2層フ
イルムを熱可塑性樹脂層に積層してなる耐候性、耐汚染
性、および耐薬品性にすぐれたフツ素樹脂系着色フイル
ム積層体で、建材用内外装材、高速道路防音壁、車輛の
内外装材、看板、標識等に使用される積層体に関するも
のである。
(従来の技術) 従来屋外用等に使用されるプラスチツク板や、金属
板、その他の各種基材は、耐久性の向上や装飾を目的と
して、その表面を塗装したり、塩化ビニール等、熱可塑
性フイルムをラミネートしたりして使用されている。し
かしながらこれらのものは、屋外で使用した場合、紫外
線のために塗装面や熱可塑性フイルム面が劣化し、色が
あせたりして長期の使用が困難である。また一般に積層
体の劣化を防止する方法としては、表面層フイルム自身
に光を遮断する機能を付与する事が考えられるが,フイ
ルムの厚さが薄い場合には、光の隠ぺい力、フイルムの
物理的強度等、性能バランスの優れたフイルムの製造が
技術的にむずかしく、おのずと厚いフイルムで使用され
ている。
このため早期に前記の性能を満足する耐久性フイルム
を、熱可塑性樹脂に積層したものの開発が望まれてい
る。特開昭57−142359号公報には、表面層にフツ化ビニ
リデン樹脂、中間層にメタアクリル酸エステル系樹脂、
裏面層に熱可塑性樹脂基材をもつ積層体の記述がある
が、この積層体を屋外で使用した場合(1)表面層と中
間層のフイルム界面の物理的接着力が弱いために剥離現
象が発生する(2)表面層フイルムの紫外線遮蔽効果が
不充分なため熱可塑性樹脂層に紫外線が達し、中間層と
熱可塑性樹脂層の界面剥離現象がおこる等の欠点があ
る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は耐候性、耐汚染性、耐薬品性等に優れ
たフツ素樹脂系着色フイルム積層体を提供する事にあ
る。本発明者らは上記の課題を解決すべく、従来使用さ
れている素材、及びフイルムにとらわれる事なく研究を
重ねてきたところ特定樹脂成分とするフツ化ビニリデン
系樹脂とメタクリル酸エステル系樹脂との複合フイルム
に特定された顔料を用いることにより、熱可塑性樹脂層
との積層体とした際に接着耐久性にすぐれ、しかも耐汚
染性、耐候性および耐薬品性にすぐれたフツ素樹脂系着
色フイルム積層体を見い出し本発明を完成するに至つ
た。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明は、表面層としてフツ化ビニリデン系
樹脂100〜50重量部とメタクリル酸エステル系樹脂0〜5
0重量部とを主成分とするフイルム(A)、中間層とし
てフツ化ビニリデン系樹脂0〜50重量部とメタクリル酸
エステル系樹脂100〜50重量部とを主成分とするフイル
ム(B)および裏面層として熱可塑性樹脂層からなる積
層体であつて、前記フイルム(A)及び/又はフイルム
(B)は、無機系顔料で着色され、しかもJIS K−7105
で測定した値に基づいて下式に示すコントラスト比(Co
ntrast ratio)法で求めた隠蔽力が95%以上であること
を特徴とするフツ素樹脂系着色フイルム積層体を特徴と
する。
コントラスト比=YB/YW×100(%) 但しYB:黒素地上で測定した反射板 YW:白素地上で測定した反射板 本発明の表面層フイルム(A)(以下フイルム(A)
という)及び中間層フイルム(B)(以下フイルム
(B)という)で使用するフツ化ビニリデン系樹脂(以
下PVDFという)とは、フツ化ビニリデンのホモポリマ
ー、又はフツ化ビニリデンと共重合可能な単量体との共
重合体をいう。共重合可能な単量体としては例えば4フ
ツ化エチレン、6フツ化プロピレン、3フツ化塩化エチ
レン、フツ化ビニルなどがある。
次にメタクリル酸エステル系樹脂(以下PMMAという)
とは、メタクリル酸メチルのホモポリマー又はメタクリ
ル酸メチルと共重合可能な単量体との共重合体、例えば
ポリメタクリル酸メチルとアクリル系ゴムとのブレンド
物等をいう。共重合可能な単量体としては、炭素数2〜
4のメタクリル酸エステル、アクリル酸ブチルをはじめ
とする炭素数1〜8のアクリル酸エステル、スチレン、
α−メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリル酸、
他のエチレン性不飽和モノマー等がある。
本発明のフイルム(A)は、PVDF100〜50重量部、好
ましくは95〜60重量部とPMMA0〜50重量部、好ましくは
5〜40重量部であり、PVDFが50重量部未満では耐候性、
耐汚染性および耐薬品が低下する。またフイルム(B)
は、PVDF0〜50重量部、好ましくは10〜40重量部とPMMA1
00〜50重量部、好ましくは90〜60重量部であり、PMMAが
50重量部未満では他の材質との接着耐久性が低下する。
本発明のフイルム(A)およびフイルム(B)の総肉
厚は、5μm以上、好ましくは10〜150μmの範囲であ
り、肉厚が5μm未満ではコントラスト比の値を95%以
上の隠蔽力とするために多量の無機系顔料を添加する必
要があり、顔料の分散不良、フイルム強度の低下および
他材質とのラミネート適性の低下の原因となる。また肉
厚が150μmを超えるとコスト高となり経済的でない。
またフイルム(A)および(B)は、平滑性を有する
か、エンボスを有するかのいずれでもよい。
本発明における裏面層の熱可塑性樹脂層を形成する熱
可塑性樹脂としては、公知の熱可塑性樹脂が用いられ、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル(硬
質、軟質)、塩ビ−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレ
ン、耐衝撃ポリスチレン、ABS樹脂、メタクリル酸エス
テル樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネ
ート、ポリカーボネート−ABSアロイ、ポリカーボネー
トAESアロイ、変性PPE、ポリエステル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコール、AES,AAS,塩化ビニル−変
性PMMAアロイ、フエニルマレイミド系ABS、ポリフエニ
レンサルフアイド、ポリアリレート、ポリエーテルサル
ホン、ポリイミド、ポリスルホン等の樹脂が用いられ
る。
またこれら熱可塑性樹脂は、ガラス繊維、炭素繊維、
チタン酸カリウム繊維、充填剤(例えば炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー等)、加工助剤、熱安定剤、等を併
用することができる。
さらに本発明のフイルム(A)および(B)の着色に
使用する着色剤は、耐候性の点から2種以上の金属酸化
物が焼成により新しい結晶構造を形成し、結晶場***に
より発色するといわれる複合酸化物系無機顔料およびそ
の他の無機系顔料が使用できる。複合酸化物系無機顔料
としては、例えばTiO2・Sb2O3・BaO・NiO・Cr2O3を主成
分とするルチル型やブリデライト型結晶のチタンイエロ
ー系、ZnO・Fe2O3・Cr2O3を主成分とするスピネル型結
晶の亜鉛−鉄系ブラウン、CoO・Al2O3・Cr2O3を主成分
とするスピネル型結晶のコバルトブルー系、TiO2・CoO
・NiO・ZnOを主成分とするグリーン系、CuO・Cr2O3やCu
O・Fe2O3・Mn2O3を成分とするスピネル型のブラツク
系、CoOやMn2O3からなるバイオレツト系等がある。また
その他の無機系顔料としては、例えばルチル型酸化チタ
ン、亜鉛華、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、その他が
使用できる。
着色された表面積フイルムの隠蔽力は、JIS K−7105
で測定した値に基づいてコントラスト比法により求めた
隠蔽力95%以上好ましくは完全隠蔽となる98%以上が望
ましい。隠蔽力の測定方法は、A.H.Pfund(色彩科学ハ
ンドブツク/日本色彩学会編、昭和55年7月31日発行よ
り引用)の方法に基づくコントラスト比(Contrast rat
io)法で下式により求められる。
コントラス比=YB/YW×100(%) YB:黒素地上で測定した反射率 YW:白素地上で測定した反射率 コントラスト比の値が95%未満の場合には着色フイル
ムを透して光が侵入し、熱可塑性樹脂層の劣化をひきお
こし、接着性や物性が低下する。
フイルム(A)および(B)への着色方法は、前記コ
ントラスト比の値が95%以上を満足すれば各層全てに着
色する方法、また一層のみに着色する方法のいずれであ
つてもよい。複合酸化物無機顔料及び無機系顔料の添加
量は、コントラスト比によつて左右されるので、特に限
定する必要もないが、色調(顔料組成)も考慮すると複
合フイルム全体の樹脂組成物100重量部に対して1〜50
重量部程度である。そしてフイルム(A)およびフイル
ム(B)への添加量は、同一量又は異つた量のいづれで
あつても差し支えない。
さらにフイルム(A)および(B)には必要に応じて
紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料分散剤およびカツプリ
ング剤等を使用することができる。次に製造法について
述べると、本発明における積層物の製法は、種々の方法
が考えられる。フイルム(A)およびフイルム(B)の
2種類のフイルムと熱可塑性樹脂層の3種類を共押成形
ダイスを用いて溶融共押出し、成形する方法が好ましい
が、他の方法としては、 (1) フイルム(A)およびフイルム(B)の2種類
のフイルムを共押出し、別に押出しによつて製造された
熱可塑性樹脂フイルム又はシートを熱ラミネーシヨンに
より積層する方法 (2) あらかじめ共押出しにより製造したフイルム
(A)およびフイルム(B)を熱可塑性樹脂の押出し時
に、押出しラミネーシヨンする方法 (3) あらかじめ共押出しにより製造したフイルム
(A)およびフイルム(B)を別にカレンダー法又はキ
ヤステイング法によつて製造されたフイルム又はシート
と熱ラミネーシヨンする方法 (4) フイルム(A)およびフイルム(B)の2種類
と裏面層の1種類を別々に押出した後、熱ラミネーシヨ
ンする方法 などがある。その他フイルムやシートを製造したのちラ
ミネーター又はプレスで積層体を作る製造方法であつて
もよい。
(実施例) 本発明を実施例および比較例にて更に詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔顔料の調整〕
チタンイエロー系、亜鉛−鉄系ブラウン、コバルトブ
ルー系、Co・Ni・Zn・Ti酸化物を主成分とするグリーン
系、Cu・CrやCu・Fe・Mn酸化物を主成分とするブラツク
系の複合酸化物系顔料更にルチル型酸化チタン、亜鉛華
から選ばれる少なくとも2種以上の無機系顔料を使用
し、JIS Z−8721の三属性による色の表示方法に基づく
7.5GY8.0/0.5(灰)、2.5G6.5/2.0(緑)の2色の顔料
混合物を調色準備した。
実施例1 〔フイルム(A)原料組成物の調整〕 ソルベイ社ポリフツ化ビニリデン商品名「ソーレフ10
10」80重量部、三菱レイヨン(株)社メタクリル酸エス
テル系樹脂商品名「アクリペツトMD」20重量部および顔
料混合物として調色しておいた7.5GY8.0/0.5(灰)顔料
25重量部をミキシングした後、2軸混練押出機で混練
し、コンパウンドとした。
〔フイルム(B)原料組成物の調整〕
ソルベイ社ポリフツ化ビニリデン商品名「ソーレフ10
10」30重量部、三菱レイヨン(株)社メタクリル酸エス
テル系樹脂商品名「アクリペツトMD」70重量部および顔
料混合物として調色しておいた7.5GY8.0/0.5(灰)顔料
25重量部をミキシングした後、2軸混練押出機で混練
し、コンパウンドとした。
〔裏面層用熱可塑性樹脂〕
三菱瓦斯化学(株)製ポリカーボネート商品名「ユー
ピロン7030A」を用いた。
〔積層体の作成〕
前記の方法で得た3種類の原料をもとに、65φmm押出
機1台と40φmm押出機2台、フイードブロツクダイ、ス
リツト0.4mm、幅450mmのコートハンガーダイを備えた装
置を用いて押出し成形し表に示す積層体を得た。物性の
結果を表に示す。
実施例2 フイルム(A)の組成物として、ソーレフ1010 90重
量部、アクリペツトMD10重量部を用い、フイルム(B)
の組成物として、ソーレフ1010 20重量部、アクリペツ
トMD80重量部を用い、さらに熱可塑性樹脂層として電気
化学工業(株)製商品名「デンカABS,GR−3000」を用い
た以外は実施例1と同様の操作を行い表に示す積層体を
得た。物性の結果を表に示す。
実施例3 フイルム(A)の組成物として、ソーレフ1010を65重
量部、アクリペツトMDを35重量部および顔料混合物とし
て調色しておいた2.5G6.5/2.0(緑)25重量部を用い、
フイルム(B)の組成物として、ソーレフ1010を15重量
部、アクリペツトMD85重量部および顔料混合物として調
色しておいた2.5G6.5/2.0(緑)25重量部を用い、さら
に熱可塑性樹脂層として電気化学工業(株)製、商品名
「デンカスチロールHI−E」を用いた以外は、実施例1
と同様の操作を行い表に示す積層体を得た。物性の結果
を表に示す。
実施例4 実施例3のフイルム(A),(B)と同様の組成物及
び着色剤に紫外線吸収剤として日本チバガイギー社商品
名「チヌビン−P」、(2−(5−メチル−2−ヒドロ
キシフエニル)ベンゾトリアゾール)0.2重量部を添加
した以外は実施例1と同様の操作を行い表に示す積層体
を得た。物性の結果を表に示す。
実施例5 実施例1のフイルム(A),(B)と同様の組成物お
よび着色剤を用いて40φmm押出機2台で押出し成形して
あらかじめフイルム(A)およびフイルム(B)の複合
フイルムを作成し、これに熱可塑性樹脂層として塩化ビ
ニール樹脂100重量部、可塑剤(DOP)50重量部、炭酸カ
ルシウム15重量部からなり、カレンダーフイルム製造装
置によつて作成された300μmの塩化ビニル軟質カレン
ダーフイルムを熱ラミネーシヨン装置にて180℃のロー
ル温度ラミネーシヨン速度100m/分にて積層し表に示す
積層体を得た。物性の結果を表に示す。
実施例6 実施例5のカレンダーフイルムの代わりに塩化ビニー
ル樹脂100重量部とDOP30重量部からなり、テトラヒドロ
フラン溶媒を用いたキヤステイングフイルム製造装置に
よつて作成した120μmの塩化ビニルキヤステイングフ
イルムを用いた以外は、実施例5と同様の操作を行い表
に示す積層体を得た。物性の結果を表に示す。
実施例7 実施例5のカレンダーフイルムの代わりに300μmの
厚さのガラス繊維入りABS樹脂、電気化学工業(株)
製、商品名「デンカABS,GR−10」からなるフイルムを用
いて実施例5と同様の複合フイルムとをラミネーシヨン
速度20m/分にて表に示す積層体を得た。物性の結果を表
に示す。また1mm厚さの亜鉛鋼板の片面に接着剤として
ソニーケミカル(株)製商品名「SC−427」を塗布し、1
20℃で2分間加熱し溶剤を除去した接着剤塗布量7g/m2
の接着剤塗布面に前記積層体を重ねて140℃に加熱して
あるオーブンに入れ2分間加熱した。その後すばやく取
り出し、140℃に加熱してあるプレス機で30秒プレスし
亜鉛鋼板付積層体を作成した。
比較例1 実施例1のフイルム(A),(B)と同様の組成物に
顔料混合物として7.5GY8.0/0.5(灰)2重量部を用いた
以外は、実施例1と同様の操作を行い表に示す積層体を
得た。物性の結果を表に示す。
比較例2 フイルム(A)の組成物としてソーレフ1010 40重量
部、アクリペツトMD60重量部を用いた以外は、実施例1
と同様の操作を行い表に示す積層体を得た。物性の結果
を表に示す。
比較例3 フイルム(B)の組成物としてソーレフ1010 65重量
部、アクリペツトMD35重量部を用いた以外は、実施例1
と同様の操作を行い表に示す積層体を得た。物性の結果
を表に示す。
試験方法及び測定方法 1)フイルム厚さ:1/1000mm目盛のピーコツク厚さ計を
使用して測定。なお2層構成の場合の上層と下層の厚さ
は各押出機の押出量比より計算した。
2)隠蔽力(C.R値):JIS K−7105に準ずる。表面層フ
イルム(A)および(B)の複合フイルムのみ 3)耐汚染性:JIS K−6902に準じて汚染の度合を肉眼で
判定した。但しアセトンを除く。
全く変化しないもの:○ 軽微な変化:△ 4)耐薬品性:フイルム上層に滴下し、室温(23℃)24
時間後の外観を肉眼で判定した。
使用薬品:10%HCl、10%H2SO4、10%CaCl2、10%NaOH 全く変化しないもの:○ 軽微な変化:△ 5)耐候性:デユーサイクルウエザーメーター法による
促進試験 ブラツクパネル63℃、スプレー有 測定は、1000時間経過時の色差(ΔEab)、及び光沢保
持率(GR)を色差計(日本電色工業(株)、測色・色差
計ND−101D)で測定した。
6)接着耐久性:基材と接着したフイルム側にゴバン目
を入れデユーサイクルウエザーメーター法で試験 1000時間経過後、ゴバン目をセロテープ剥離試験した。
剥離が全くないもの:100/100 全部剥離したもの:0/100 (発明の効果) 以上の説明からも明らかな様に、本発明によつて得ら
れるフツ素樹脂系着色フイルム積層体は、耐汚染性や耐
薬品性にすぐれ、しかもフツ化ビニリデン樹脂の有する
優れた長期耐候性をそなえ、加えて基材との接着性が長
期にわたり低下しない特徴を有している。したがつて建
築物の内外装、とりわけ直照日光の影響が厳しい外装用
途に有効に使用できる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面層としてフツ化ビニリデン系樹脂100
    〜50重量部とメタクリル酸エステル系樹脂0〜50重量部
    とを主成分とするフイルム(A)、中間層としてフツ化
    ビニリデン系樹脂0〜50重量部とメタクリル酸エステル
    系樹脂100〜50重量部とを主成分とするフイルム(B)
    および裏面層として熱可塑性樹脂層からなる積層体であ
    つて、前記フイルム(A)及び/又はフイルム(B)
    は、無機系顔料で着色され、しかもJIS K−7105で測定
    した値に基づいて下式に示すコントラスト比(Contrast
    tatio)法で求めた隠蔽力が95%以上であることを特徴
    とするフツ素樹脂系着色フイルム積層体。 コントラスト比=YB/YW×100(%) 但しYB:黒素地上で測定した反射板 YW:白素地上で測定した反射板
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